達人たちは1曲の詞を書くために、言葉を巧みに操り、その時代を象徴する言葉を探した。その言葉は多くの老若男女の心を掴んで離さず、その歌は大ヒットした。
「孤独がつらく感じるとき」、「愛することがよくわからなくなったとき」いつも、勇気と力を与えてくれた…、作詞家は言葉の魔術師である。そんなプロの「作詞家」の皆さんをゲストにお招きして、毎月、紹介していくこのコーナー。
今回は、「三百六十五歩のマーチ」をはじめ、数多くのヒット曲を世に送り出し、現在は、日本作詩家協会会長を務め、音楽の普及・発展にご尽力されている「星野哲郎」さんをゲストにお迎え致しました。
曲が出来た時「着流しで歌っている私が、マーチなんて」と言っていたチータですが、第41回選抜高校野球の入場行進曲に選ばれました。この曲が人生の応援歌「援歌」の原点です。
本名 有近哲郎
大正14年 山口県大島郡東和町(現 周防大島町)生まれ。
昭和21年 高等商船学校(現 東京海洋大学)機関科卒業。
その後、遠洋漁業の乗組員となるが大病を患って船を下り、約4年間の闘病生活を送る。
昭和28年 雑誌の懸賞に応募した詞が入選し作詞家としてデビュー。
日本コロムビア、日本クラウンの専属作家を経て昭和58年フリーとなり、
これまでに創作した作品は4,000を超え、数々のヒット作を世に送り出している。
現在、(社)日本作詩家協会会長を務める。
賞罰
昭和46年 運輸大臣より海事功労賞
昭和60年 運輸大臣より交通文化賞
昭和61年 紫綬褒章
平成11年 第50回日本放送協会放送文化賞
平成12年 勲三等瑞宝章
CRCN-45749 ¥2,800(tax in)
2007.03.07 Release
■近況報告
・2008年4月1日朗読詩集「いろはにそらしど」が(定価¥2,500-)が発売されます。
お問い合わせは、 03-6823-9302 ユーズミュージック演歌歌謡曲事業部 迄
・2007年7月、故郷の周防大島に記念館がオープンしました。
■星野哲郎記念館
【これまで登場した作詞家さん】バックナンバー