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Q1. 歌詞を書くことになった、最初のきっかけを教えてください。
元々シンガーソングライターを目指していましたので、作詞作曲編曲ができなければオリジナルを歌えないと思い、中学2年生あたりからピアノで曲を作って歌詞をつけるということを始めました。
事務所に所属してからは、松原憲社長に楽曲での言葉の大切さや歌詞の素晴らしさを教えていただき現在作品へ携わらせていただいています。 -
Q2. 歌詞を書く時には、どんなところからインスピレーションを得ることが多いですか?
映画を週に2~3本見ます!会話も好きですのでよくしています(笑)。その中でいい話や「おっ!」って思えることはスマホでメモを取ったりもしています!
歌詞を書くときは、頭の中で映画のようなストーリーや実際にあったシーンを思い浮かべることが多いですので、楽曲を聴いたときのイメージでどの場面が出てくるかで内容が決まってきます。 -
Q3. 普段、どのように歌詞を構成していきますか?
ほぼほぼ入り口から書いていますが、メロディ&トラックを制作している中でサビ頭を先に書くことも多々あります。楽曲の雰囲気を重視していますので、作詞作曲編曲をしているときは方向性を決めて制作しています。
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Q4. お気に入りの仕事道具や、作詞の際に必要な環境、場所などがあれば教えてください。
コーヒーとチョコレートは歌詞を書きながら結構、摂取しております(笑)。あとは体を伸ばせる環境が必須ですので、自宅が落ち着いて取り組めます。中々フレーズや言い回しが出てこないときに、ストレッチ的な感じで体を伸ばしたりしています。
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Q5. ご自身が手掛けた歌詞に関して、今だから言える裏話、エピソードはありますか?
個人プロジェクトのお話になっちゃいますが、3年前にデジタル配信限定にてリリースした「I'm not as Shady」という曲で、歌っていただいた「Suzuka」さんと出会いまして。
当時、彼女は19歳でその年代の子の日常を歌詞にしたいと思い「SNS」をテーマに作詞をしたんですが、普段彼女が使う言葉を入れようと思い色々話をしてみたら、自分が使わない言葉がたくさんあり、とても勉強になりました(笑)。
女性の観点も取り込みたく、同じ事務所の月丘りあ子さん、英語の部分を旧友であるRickyKさんと共作して仕上げました。 -
Q6. 自分が思う「良い歌詞」とは?
歌詞の内容が薄かったとしても、メロディとのハマりがバッチリな聴こえのいい歌詞や、逆にすごくリアルで楽曲から頭の中にその風景が浮かんでくるような歌詞は素敵だと思います。リアルな部分でいうと中島みゆきさんの「化粧」は、スッと入ってきて涙が出ます。
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Q7. 「やられた!」と思わされた1曲を教えてください。
世の中とても素敵な作品ばかりで、あげたい楽曲がたくさんありますが。。。平井堅さんの「even if」、とても大好きな歌詞です。
Barの中で繰り広げられる一人の男性の心の葛藤を歌った楽曲なんですが、当時18歳だった僕に突き刺さりました。この歌詞の深さまで当時は理解していなかったと思いますが、頭の中に情景が浮かび上がる、リアルな言葉で綴られた歌詞だと思います。 -
Q8. 歌詞を書く際、よく使う言葉、
または、使わないように意識している言葉はありますか?リアルな歌詞を書くのが好きですので、普段使っている言葉や言い回しを実際に歌詞に使っています。使わないようにしている言葉は特にはありません。
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Q9. 言葉を届けるために、アーティスト、クリエイターに求められる資質とは?
伝えたい言葉が聴き手にしっかり伝わるような言葉選びをしていくことは、大切だと思っています。歌っていただくアーティストさんの魅力を最大限に引き出せるようにもう絞れないというところまで言葉を妥協しないことも大切だと思います。
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Q10. 歌詞を書きたいと思っている人へのアドバイスをお願いします。
日常の中での素敵なシーンや、会話の中での面白い、おいしいと思った言葉など忘れる前にメモしておくといいと思います。
歌詞を書くときに無理に難しい言葉を使うよりも、等身大の自分の言葉を書くのもいいと思います。
沖縄にて、シンガーソングライターとして精力的に活動を行っていたが、2006年夏に休止。その後上京し、所属事務所であるSUPALOVEと出会う。
現在、作詞作曲、編曲家として数々のアーティストへの楽曲提供を行っている。また、自身がプロデュースを行う個人プロジェクトも精力的に活動中である。
「THE IDOLM@STER
MILLION THE@TER SEASON Harmony 4 You」
2021年7月28日発売
LACM-24151 ¥3,630(税込)
1. Harmony 4 You(作曲)