「ぱ ぴ ぷ ぺ POP!」/Appare!
「完全放棄宣言」/ナナヲアカリ
「Dive to Blue」/アイマリン(内田彩)
「了解です」/ヒム子
「パLIFE!パLIKE!パLOUGH!パLOVE!」
/パンダドラゴン
「GOD SAVE THE MUSIC」/Wienners
楽器のひとつだという感覚です。
誰でも知っているけど誰も拾わない言葉で、メロディとタッグを組み、脳みその一番痒いところをバリバリと掻けたら最高です。
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Q1. 歌詞を書くことになった、最初のきっかけを教えてください。
自身のバンドで歌詞のバッタもんみたいなものは書いていましたが、元々言葉も楽器の一部というイメージが強くあったので、ある意味インストバンドだと思っていて『歌詞を書いている』という感覚は最初はありませんでした。
バンドの軸足をオーバーグラウンドに突っ込むにつれ、必要に迫られて仕方なく歌詞に意味を持たせるようになったのが全ての終わりと始まりでした。 -
Q2. 歌詞を書く時には、どんなところからインスピレーションを得ることが多いですか?
自分のセンサーが調子いい時は、見るもの触れるもの全てがインスピレーションに繋がります。
逆にそのセンサーが調子悪い時は、どんな奇跡を目の当たりにしたとしても何のインスピレーションも湧きません。 -
Q3. 普段、どのように歌詞を構成していきますか?
ある意味、音楽は全てインストだと思っているので、全ての楽器と並列に同時に作ります。
時と場合によりますが、言葉のイントネーションとメロディの起伏が合致してないと『歌詞』ではなく『ただメロディに乗っけただけの言葉』になっちゃうので、そこは作っていても聴いていてもめっさ気になります。 -
Q4. お気に入りの仕事道具や、作詞の際に必要な環境、場所などがあれば教えてください。
物事に感動できる感性と自分のアイディアに興奮できる心をフル稼働できていれば、月の裏側であろうとマントルのど真ん中であろうと場所は特にこだわりません。
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Q5. ご自身が手掛けた歌詞に関して、今だから言える裏話、エピソードはありますか?
初めて人様に歌詞を書いた『サクラあっぱれーしょん』(でんぱ組.inc)は、最初クソ真面目に書きすぎていて、何度も書き直しました。
職業作家ではない私にこのような機会をくれた事、とても感謝しています。 -
Q6. 自分が思う「良い歌詞」とは?
誰でも知っているけど誰も選ばない言葉で人をハッとさせられる歌詞。
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Q7. 「やられた!」と思わされた1曲を教えてください。
U.S.A. / DA PUMP 『どっちかの夜は昼間』は核心突いた顔しておきながらただのド正論でぐうの音も出ません。
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Q8. 歌詞を書く際、よく使う言葉、
または、使わないように意識している言葉はありますか?自分も含めて、歌う人が普段から使わなそうな言葉選びはできるだけ避けています。
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Q9. 言葉を届けるために、アーティスト、クリエイターに求められる資質とは?
ひらがな50音、アルファベット26文字、0~9の数字を一通り使えること。
知っているだけでは駄目です、使えることが大事です。 -
Q10. 歌詞を書きたいと思っている人へのアドバイスをお願いします。
嘘をつかずにハッタリかませ。
“銀河系パンクバンド” Wienners のメンバー。ギターボーカル、作詞・作曲を担当。 アーティスト、アイドル、歌い手などへの楽曲提供ほか、CM楽曲制作も多数行なっている。
近年はアニメ、テレビ番組のテーマソング、CMソングなども勢力的に手掛けている。無類のラーメン二郎好き。
学生時代はサッカー部で、名古屋グランパスの熱狂的なサポーターでもある。趣味はお笑い観賞。