今日のうた検索結果一覧 - 歌ネット|歌詞検索サービス「歌ネット」

  • アーティスト
  • 曲名
  • 作詞者
  • 作曲者
  • 歌詞
  • タイアップ
ユーザー登録ログイン
  • ホーム
  • 歌詞検索
    • アーティスト名インデックス検索
    • 作詞者名インデックス検索
    • 作曲者名インデックス検索
    • 編曲者名インデックス検索
    • レーベル名インデックス検索
    • 歌詞全文(フレーズ)検索
    • アニソン検索
    • アルバム検索
    • タイムマシン検索
  • 新曲歌詞情報
    • 新曲歌詞情報(総合)
    • 新曲歌詞情報(演歌・歌謡曲)
    • リクエストフォーム
  • ランキング
    • 総合ランキング
    • 演歌・歌謡曲ランキング
    • 歴代人気曲ランキング
    • 注目度ランキング
    • お気に入りアーティストランキング
    • カラオケランキング
  • コトバのキモチ
    • 新規投稿フレーズ
    • コトバのキモチ
    • コトバのキモチ検索
    • コトバのキモチBEST10
    • 歌詞フレーズ投稿
  • タイムマシン
    • タイムマシンTOP
    • 今月のスポットライト
    • 歌謡界50年史1960-2000年代
    • 年代別テレビドラマ主題歌
    • 年代別日本レコード大賞
    • 年代別アニメソング特集
    • 年代別歌詞検定
  • 音楽番組情報
    • 音楽番組情報TOP
    • TVドラマ主題歌
    • TVアニメソング
    • MUSIC STATION放送曲目リスト
    • 新・BS日本のうた放送曲目リスト
  • 動画プラス
  • 歌詞ショート
  • 今日のうた
  • インタビュー
  • アニメ
  • 特集ピックアップ
  • 言葉の魔法
  • 言葉の達人
歌詞検索サービス「歌ネット」

今日のうた

検索ボックスを開く
メニューを開く
  • アーティスト
  • 曲名
  • 作詞者
  • 作曲者
  • 歌詞
  • タイアップ

MENU

  • ホームホーム
  • 動画プラス動画プラス
  • マイ歌ネットマイ歌ネット
  • 歌詞閲覧履歴歌詞閲覧履歴
  • ランキングランキング
  • 新曲歌詞情報新曲歌詞情報
  • 今日のうた今日のうた
  • ニュースニュース
  • 歌ネットピックアップピックアップ
  • コトバのキモチコトバのキモチ
  • 言葉の達人言葉の達人
  • 言葉の魔法言葉の魔法
  • 歌詞ショート歌詞ショート
  • アニメアニメ
  • 音楽番組情報音楽番組情報
  • リクエストリクエスト
  •  
  • X
  • facebook
  • line
今日のうた
ニュース

TODAY SONGS

今日のうたニュース
  • 椎名慶治
    紡いで来た軌跡に恥じないような生き様を君に見せたい。
    紡いで来た軌跡に恥じないような生き様を君に見せたい。

    椎名慶治

    紡いで来た軌跡に恥じないような生き様を君に見せたい。

     2023年12月27日に6thフルアルバム『RABBIT-MAN II』をリリースしました。今作には、すでにライブで披露されている新曲「どうやって君を奪い去ろう」「怪盗Y」を含む12曲を収録。ハイテンションなナンバーや、じっくり聴かせるバラード、遊び心の詰まった楽曲が詰め込まれております。    さて、今日のうたコラムではそんな“椎名慶治”による歌詞エッセイを3週連続でお届け! 今回が最終回。綴っていただいたのは、アルバムタイトル曲「 RABBIT-MAN II 」にまつわるお話です。今から13年前に生まれた「 RABBIT-MAN 」からこの歌にたどり着くまでの軌跡とは…。ぜひ2曲の歌詞を読み比べて、ラビットマンの生きざまを感じてみてください! 2010年6月に自分の中で圧倒的占有率を誇った看板を下ろした。 それを埋める事なんて出来るわけはないが、それでも前に進んで行くしかない。 鉄は熱いうちに、動くなら早いうちにと同年11月に個人名義のプロジェクトを走らせる。 そして翌年2011年卯年、年男の手により「寂しいと死んでしまう」と頼りにならないヒーローが誕生させられる。 その名も「 RABBIT-MAN 」。 個人名義初のフルアルバムの表題曲だ。 占有率高めの看板の代わりに新たに看板となり得るチカラを持った曲に仕上がった。 これは当時のディレクターに感謝。 と言うのも新たな看板になればいいなぁって思って作った作品ってわけでもなかった。 もっと言えば元々は違う歌詞で書き上げて終わっていた。 それを当時のディレクターが、「この曲はお前の看板になるぐらい強い曲。今の歌詞だとアルバムの1曲でしかないけど、もっと牽引出来る曲になる」と。 そう言われたらチャレンジせざるを得ない。 既に書き上げた歌詞が悪かったわけじゃない、でも看板にする為に書き直す。 改めて0から歌詞を。 きっと俺も悪くないけどシックリ来てなかったんだろう。 そう、ここ、この時に産まれたヒーローの名前が「RABBIT-MAN」。 アルバムの1曲でしかなかった曲がアルバムの中心になり、MVのチカラも借りて更に浸透していった。 そしてライブで披露するたびに大いに会場を沸かす曲へ進化。 自分の予想以上に。 それが13年前。   そこからは本当に色々な形で音学をさせてもらった。 音を学ぶ。 個人名義になってからの方が学ばなければいけない事が多かった。 如何に温室育ちだったのかを身をもって痛感させられる日々。 だけどその経験を経て、改めてしっかり音楽、音を楽しむ事が出来るようにラビットマンは成長していった。 卯年に本格的にスタートした個人名義のプロジェクト。 有難い事に干支が一周してもまだ俺は歌っている。 そんな感謝の気持ちを、自分が音を学び、音を楽しんだこの軌跡を一つの作品に集約させた。 それが今回の「 RABBIT-MAN II 」。 自分の中での疑問や本音、そして宣誓、あの頼りにならなかったヒーローのその先を描いた。 ここから踏み出す一歩は更に責任をしっかりと感じながら、それでも誰よりも音を楽しみながらまだ見ぬ希望へと。   飛べなくたって走れなくたっていい 思いだけ切らさぬように 紡いで来た軌跡に恥じないような 生き様を君に見せたい 最後の最後までさ (RABBIT-MAN II より抜粋)   コレは俺なりの誓約書なのかも。 重苦しくならない程度に胸にシッカリと刻んで歩いて行こうと思う。   最後に、前作の「RABBIT-MAN」の歌詞と見比べてみると幾つか共通のワードも散らばっており、時の流れもワードの使い方から感じられるように工夫したつもりです。 ラビットマンが生まれたあの日から12年の中でどう戦ってきた、生きてきたのか、その辺りも注目してもらえたらと。   そしてこの先のラビットマンも是非応援してください! なんせ寂しいと死んじゃうので(笑)。   今回も歌ネットにてコラムを書かせてもらい、改めて自分の歌詞と向き合う良いキッカケになりました。 とても楽しかったです! ありがとうございました!   <椎名慶治> ◆紹介曲「 RABBIT-MAN 」 作詞:椎名慶治 作曲:椎名慶治・山口寛雄 「 RABBIT-MAN II 」 作詞:椎名慶治 作曲:椎名慶治・宮田'レフティ'リョウ ◆6thフルアルバム『RABBIT-MAN II』 2023年12月27日発売 <収録曲> 01:Shout it Out 02:Oh Yeah!! 03:どうやって君を奪い去ろう 04:BLACK or BLACK 05:そりゃないぜ 06:RABBIT-MAN II 07:Miss Regret 08:ジレル 09:予告状 10:怪盗Y 11:ただ 12:優しさなんかじゃないんだってば 13:醜態成

    2024/01/19

  • 椎名慶治
    雌コオロギでどうかひとつお願いしたいんだけど。
    雌コオロギでどうかひとつお願いしたいんだけど。

    椎名慶治

    雌コオロギでどうかひとつお願いしたいんだけど。

     2023年12月27日に6thフルアルバム『RABBIT-MAN II』をリリースしました。今作には、すでにライブで披露されている新曲「どうやって君を奪い去ろう」「怪盗Y」を含む12曲を収録。ハイテンションなナンバーや、じっくり聴かせるバラード、遊び心の詰まった楽曲が詰め込まれております。    さて、今日のうたコラムではそんな“椎名慶治”による歌詞エッセイを3週連続でお届け! 今回は第2弾。綴っていただいたのは、収録曲「 ジレル 」にまつわるお話です。歌詞に大きな影響を与えた1ワードとは…。小学校からの友人であり、作詞家の野口圭によるコラムを交えつつ、制作秘話を明かしてくださいました。ぜひ歌詞と併せてお楽しみください。 今回の「ジレル」は最初から野口圭(以下 野口)に書いてもらうと決めていた。 と言うのも山口寛雄と共作曲したメロディーがやけにセクシーに聴こえ、ならば野口が書いた方が話が早い! と思った。 俺は彼をセクシー担当と呼んでいる。 なので、今回は野口にコラムを書いてもらう事にした。 ここから先は野口の書いたコラムである。   【ここからは野口圭の語るジレル】   椎名:「妖艶なヤツを生の牡蠣を使わずに頼む」   これが「ジレル」を書くときに椎名から言われた注文でした。 いや、ごめんて。もう「生の牡蠣」とか言い出さないって。これ一生言われるパターンじゃん。。。 生の牡蠣はもう言わないよ。   野口:「今回は、、、雌コオロギでどうかひとつお願いしたいんだけど、、。」   お待ちください。 人を「生の牡蠣」とか「雌コオロギ」という言葉にエロスを感じてる変態みたいに見るのはおやめいただきたい。 いや、感じてるんですけどね、感じてるんですけど、変態に見られるのは心外ですよってこと。   この雌コオロギ、どこから影響を受けたかと言いますと、詩人のみずかみかずよさんの「こおろぎでんわ」という児童向けの詩がありまして、もう10年くらい前になりますが、子供がそれを音読してたのです。   綺麗な月やススキの風景が描かれた後「リ リ リーン リ リ リーン めすこおろぎにでんわです」という一節がきて「うわ。なんか急にエロティックになった!(個人の感想)」と驚愕したのです。 「こんな小さい子が言っていい言葉なのか。雌コオロギって、、、」と。 それ以来自分も雌コオロギという言葉をいつか使ってみたいとずっと思っていたわけなのです。   ついてきていらっしゃますでしょうか。 1mmもわからない話を延々されてると思われてますでしょうか。 すみません、もうちょっとで終わります。   もう一つこの歌を作るにあたって影響を受けたのが井上陽水さんの「 リバーサイド ホテル 」です。 この中に<どうせ二人は途中でやめるから 夜の長さを何度も味わえる>という歌詞が出てきて、これも「なんてエロティックな歌詞なんだろう」と驚いたのです。 なんでしょう。欲深さを感じると言いますか。 結果よりも過程にエロスは宿るんだなと知りました。 「幸せ」とか「真実に向かう意志」と同じだなと。   タイトルでちょっと悩みまして、最初「焦」と1文字だけ書いて「じれる」と読むのはどうか? と、「歪」(件の生の牡蠣が出てくる歌詞)とセットっぽくて良いかと思ったのですが、椎名から「さすがに『しょう』としか読めん」と冷静な指摘をいただきまして、カタカナで「ジレル」になりました。   完成後マネージャーさんが「。。。なんて言うか、『野口さん』な歌詞ですよね。。。」と仰ったとか。 ちょ、ちょっと待って! わたしこれでも一応愛を信じる歌とか作れるんですよ! 椎名から「恥ずかしい歌を作れ! 俺が耳元で歌ってやる!(意訳)」と言われて、こっちは> <//こういう顔して作ってるわけですよ! 一人性癖暴露大会をやってるわけではないのです! そこのところどうぞよろしくお願いします。   椎名からは「破壊力が想像以上。1番人気だわこれ」と言ってもらえました。 皆様にも楽しんでもらえたらと思います。   【ここまでが野口圭のコラム】   如何ですか? 俺との共作相手。 変態でしょう? どう考えても   「リ リ リーン リ リ リーン めすこおろぎにでんわです」   でエロさを感じる人間は極稀だとワタクシは思うのです。 ただ! その表現を   <歌声に誘われ落ちていく雌コオロギ>   こうする事で何か醸し出すエロさは俺でも感じられます。 そう、変態だからこそ変換出来る変態による変態の為の変態な歌詞なのです! この冒頭で完全に掴みにきてます。 細かいディテールの部分で俺は数箇所書き直したに過ぎないので、俺は変態に含まないでいただきたい。 あくまで野口と言う人間の世界観は全てそのまま残しました。 その中で歌詞にはないセリフを入れたいと思った時にベストなセリフを数分悩んで出した答えが   「何が欲しいの?」   でした。 野口の世界観にビシッとハマっていれば幸いです。 エンディングに出てくるフレーズは当初予定に組み込まれていなく、俺が最後に付け足した部分。 なのでそこは全て集約されたリリック   <ジレル ジラス ネダル ユレル ヨル>   とさせていただきました。 コレは野口のリリックを読んで俺が出した答えです。 最初から最後までスリリングな駆け引きが続くこの世界。 アレンジも完全にリリックに影響を受け、その影響を受けた場所がどう考えても「雌コオロギ」であり、たったの1ワードだけでここまで影響を与える事が出来る言葉を導き出した野口が優勝した曲であると断言します。   是非このコラムを読んで何を言ってるんだ? と思ったなら、それすらも野口の術中に既に落ちてますので聴いてみる事をオススメします。   <椎名慶治> ◆紹介曲「 ジレル 」 作詞:椎名慶治・野口圭 作曲:椎名慶治・山口寛雄 ◆6thフルアルバム『RABBIT-MAN II』 2023年12月27日発売 <収録曲> 01:Shout it Out 02:Oh Yeah!! 03:どうやって君を奪い去ろう 04:BLACK or BLACK 05:そりゃないぜ 06:RABBIT-MAN II 07:Miss Regret 08:ジレル 09:予告状 10:怪盗Y 11:ただ 12:優しさなんかじゃないんだってば 13:醜態成

    2024/01/12

  • 椎名慶治
    そんな2人だからこそ描けたアオハルソング。
    そんな2人だからこそ描けたアオハルソング。

    椎名慶治

    そんな2人だからこそ描けたアオハルソング。

     2023年12月27日に6thフルアルバム『RABBIT-MAN II』をリリースしました。今作には、すでにライブで披露されている新曲「どうやって君を奪い去ろう」「怪盗Y」を含む12曲を収録。ハイテンションなナンバーや、じっくり聴かせるバラード、遊び心の詰まった楽曲が詰め込まれております。    さて、今日のうたコラムではそんな“椎名慶治”による歌詞エッセイを3週連続でお届け! 今回は第1弾。綴っていただいたのは、収録曲「 ただ 」にまつわるお話です。小学校からの友人であり、作詞家の野口圭と共作で歌詞を書いたアオハルソング。椎名慶治から野口圭へのインタビューコーナーも併せて、エッセイをお楽しみください…! 「 ただ 」   実はこの曲は難航した曲。 と言うのも、山口寛雄と共作曲をし、そのデモを元に小学校からの友人であり、同業者(作詞家)の野口圭(以下 野口)に歌詞を書いてもらっていた(1番まで)。 自分で書くより面白くなる気がしてお願いしたわけです。   が!   その歌詞の完成を待たずに作曲したメロディーが気になり出してしまい、大幅にメロディーラインを変更してしまった!(勿論野口は知らない!)   これは申し訳ない事をしたな…と、野口から預かった歌詞を上手く組み合わせてみようとしたけどぉ……   うん、コレは無理!となりました(笑)。   なので、野口の歌詞は一度ボツにされてます!(なんて酷い男なのだ椎名め! だけどその時の歌詞まだ持ってますよ? 使えるかも知れないし!)   野口に事情は説明した。 したけど、一度ボツにしといて新しく生まれたメロディーへ再度のオファーはしづらいよなぁと、とりあえず自分で書いてみる。 スラスラとなんとなく書いたわりに妙にハマりが良いアオハルソングが生まれ始める。 サビの文字数が少なかったので「好き」とか分かりやすい言葉がハマりやすく、そこから恋愛ソングへと自ずと舵を切り、気付けばアオハルになっていったんだと分析してみる。 だけどこのまんま47歳がアオハルを書き続けるのは大変だ!と、結局また野口が呼び出される(彼も当たり前だが同い年である)。 俺の歌詞を受けて、その後の世界を描く(引き受けちゃう野口の優しさよ)。   そして生まれた2番から先の世界。 色々と引っかかるワードが出てくる。 俺が書いた歌詞じゃない部分は俺も詳しくは知らない。 あまり具体的にコレはこうで!だからこうなって!つまり!とか2人ともやらない。 でもやっぱり気になる。 と言う事で今日は野口本人に俺の気になったポイントを聞いてみようかと。   椎名:はい、と言う事で本日のゲストは作詞家の野口圭さんでーす!(唐突)   野口:はい。どうも椎名慶治の小学校からの友人、作詞家の野口圭です。   椎名:幾つか気になるポイントなどをお伺いしたいので是非質問に答えてもらえたらと。 まずは、最初の歌詞を野口自身はどういった思いで書いていたのか、そしてソレがボツになった時の心情は?   野口:作詞するのに難しいメロディーって2種類あると思うんですけど、1つは字数が少ない曲。もう1つはリズムの制約が厳しい曲だと思っていて、この曲は両方を兼ね備えていたんですよね(笑)。だからとにかく難しかったです。   最初に僕がこの曲でやってみようと思った歌詞は、テーマ的にもっと字数の多い曲じゃないと成立しきれないものだっていうことが、書いてるうちに身に染みてきたので(笑)。別にボツになるのもまた良しっていうか、「このテーマでは成立しない」ってわかるのも前進だから、全然良いことなんじゃないかなと。   椎名:そこからメロディーが大幅に変更され、俺が1番を書いた後にその続きを書くと言う手法は正直書きやすいものなのか、はたまたゼロから書くより難しい?   野口:僕は八方塞がりだったので椎名からアイデアを出してくれたのは助かりました(笑)。しかもかなり肩の力が抜けたって言うとあれだけど、10代の頃みたいなテーマっだったから「あ、これぐらいのテンションでね」みたいな、一気に楽になった感じでした。何かを創作する上で一番大変なのはゼロからイチを生み出すことですから、それに比べれば続きを書くのはずっとスムーズな作業です。   椎名:その歌詞の中で<無事タヒ亡>と出てくるが、この一見表記ミスのように見える書き方にした理由はある?   野口:ネットで「死」とか「殺」とかって漢字が引っかからないように伏せたりするのに使われる表現ですけど、この歌で「死亡」だと重いんでこっちにしました。   椎名:更に最後のサビに出てくる<18センチ>。 この数字には何か意味がある?   野口:全くないですね(笑)。一応定規を見ながら決めましたけど。なんならライブで歌う度に、にじり寄って近づいていってくれても構わないです(笑)。   椎名:(笑)。この曲に限らず共作詞をする時に気をつけているポイントやこだわりなどがあれば是非。1人で書く歌詞との違いなどもあれば教えてください。   野口:自分よりも椎名の方がバランス感覚があるので、少し攻めた「ナシよりのアリ」くらいを意識して、「ダメだったら椎名がなんとかしてくれるだろう」ぐらいな気持ちで気軽に変なことを書いてます。最終判断を委ねている身ならではの気楽さがあります。   椎名:ありがとうございました! 本日のゲストは野口圭さんでした!     ってなわけで野口から話を聞けて俺もスッキリした部分もあるけど、逆にモヤっとする部分も。(18センチ意味なかったー!)   野口がやりたいようにやっても、俺がバランス保ってくれるから自由に書けてるってのは信頼関係があるからこそ成せるワザだなと。   コレからも彼は突拍子もない歌詞とは無縁なようなワードをニヤニヤしながら送りつけてきてくれる事でしょう。   「ただ」もそんな2人だからこそ描けたアオハルソングなんだと思います。   この分かりやすい歌詞と前衛的なアレンジの融合がこの曲の醍醐味かと。   是非聴いてみてくださいね。 < 椎名慶治> ◆紹介曲「 ただ 」 作詞:椎名慶治・野口圭 作曲:椎名慶治・山口寛雄 ◆6thフルアルバム『RABBIT-MAN II』 2023年12月27日発売 <収録曲> 01:Shout it Out 02:Oh Yeah!! 03:どうやって君を奪い去ろう 04:BLACK or BLACK 05:そりゃないぜ 06:RABBIT-MAN II 07:Miss Regret 08:ジレル 09:予告状 10:怪盗Y 11:ただ 12:優しさなんかじゃないんだってば 13:醜態成

    2024/01/05

  • 椎名慶治
    生きて 生きて また会おうぜ。
    生きて 生きて また会おうぜ。

    椎名慶治

    生きて 生きて また会おうぜ。

     2021年9月15日に“椎名慶治”がオリジナル5thフルアルバム『and』(よみ:あんど)をリリース!2つの世界(現在、過去)を知ることで、より深く、より強くつながる。今を生き抜くために、後ろを振り返り、【そして】前を見据える。2つの世界をありのままに感じさせる2 in 1な作品となっております。2020年11月10日にソロ活動10周年を迎え、新たなスタートを切る椎名慶治の最新作をぜひお楽しみください…!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“椎名慶治”による歌詞エッセイを2ヶ月連続でお届け。第2弾では、アルバムに収録される全11曲のセルフライナーノーツを綴っていただきました。その歌詞が生まれたきっかけ。核となるワンフレーズ。楽曲に込めた想い。是非、今作と併せてエッセイをお楽しみください! ~歌詞エッセイ第2弾~ 01:Knock and Opened 椎名ソロのアルバムは高確率で短いSE的なオープニングが収録されます。そしてその短い曲を英詞で少し歌ったりが多い。今回も英詞を用意していたんですが、歌は次曲の「アイムリアル」まで取っておいて、勿体ぶる形にしようと共同プロデューサーの宮田'レフティー'リョウと話をして結局英詞はボツに。 その英詞で言いたかった思いは、サンプリングしたドアの音で表現する形になりました。開かなかったドア、それに苛立つような舌打ち。シャウトからの鍵の解放、そしてドアが開く。一筋の光すら見えてきそうな曲ではないですか? あれ、そうでもない(笑)? 02:「 アイムリアル 」 ソロアルバム制作にあたり、2019年、2020年とSURFACEとしてフルアルバムを立て続けにリリースしていた事もあり、頭の中がソロに集中出来ていない、ソロに振り切れない感覚がありました。 今のまま歌詞を書き始めたらSURFACEとの線引きが出来ない!と、作詞家の野口圭(小学1年からの付き合いで、過去作のSURFACEや椎名慶治でも共作していますが、JET SET BOYSでは7割以上にも及ぶ作詞を担っています。以下:野口)に打診。とにかくデモを聴いて思うように歌詞を書いてみてとお願いしたのがスタートでした。 その時の野口から返ってきたタイトルが既に「アイムリアル」。1番までのラフスケッチ的なその歌詞を見て「面白い」と素直に感じ、そこから二人で微調整を繰り返しながら描き切った歌詞で、意外と大変だったのを覚えてます。大変ではない曲って書いてハイ、おしまい!って事もあるんですよ(そこまで多くないが)。 アイムリアルに関してはディテールに凄いこだわりましたね。一貫して「俺はホンモノになりたいんだ!」って想いを歌い上げる。途中でその信念がブレる事なく、だけど暑苦しくない、風通しの良い言葉達になるように心掛けていたのを思い出します。 野口と歌詞を書く時は必ずなんですけど精査するのは俺の役目で。野口は「後はご自由に」ってタイプで(笑)。そして俺が精査したモノに文句を言ってきた事は一度もないです。他の作詞家さんと共作したら多分こんなに円滑に話は進まないんだろうなって。初めからアルバムのオープニング、またはSEが1曲目なら2曲目!ってデモテープの時から疑う余地のない曲でした。そしてそれはアルバムが完成した今も変わらないです。うん、今回のアルバム1推しですね。 03:「 一旦紅茶飲む 」 リフがとにかくエンドレスで鳴り続ける曲で、展開が大幅に変わらず淡々と過ぎていく感じというか。一部分こそ展開はあるもののバッキング(ボーカル以外の楽器陣)は淡々と、その中を自由に泳ぐメロディーだけで押し切る!みたいな曲です。時が進まない感じというか、このどこまで行っても展開が変わらない無限ループ的なサウンドからインスパイアされて言葉にしてみたって感じですね。 この曲の中の主人公とヒロイン?のやり取りは、本当にこの曲の長さぐらいの話なんだろうなぁって思っています(笑)。3分ぐらい(笑)。 野口にメッセージにて「一度全部書いたんだけどなんか気になるところある?」って質問したら、「またお前は面白い歌詞を一人で書いてるなぁ」と。なんかそれを聞いたらOK!って満足してしまい書き直ししませんでした(笑)。 音楽生活23年の中でチョイチョイ顔を出す「クズ男」が居るんですけど(笑)、この曲も「クズ男」です。どうします? 過去の「クズ男」が全部同一人物だったら(笑)。ちょっと過去作品かき集めてライブで一気に歌い上げてみたいですね(笑)。ツアー名は「KUZU -時を超えて今集うクズ達-」とか無駄に長くダサいサブタイトルも付けますか(笑)。 04:「 DOUBT!!(Album Ver.) 」 男を翻弄する悪女と言うか、これまた椎名の歌詞の一つにある、「女に振り回される」情けない男の歌です。情けない男ではありますが、信念は貫いてますよね。それでも好きなんだからもうしゃあない(笑)。意外と椎名はこのタイプに当てはまりますぞ(どうでもいい)。 アカペラでデモを作ってる時からZERO(後輩ラッパー)にラップ入れてもらおうかなって考えてた曲でしたね。なんかラップが似合うんだろうなぁって感じで。アナザーバージョンではLUV K RAFT (ラヴクラフト)も参加してくれて、デジタルリリースバージョン(ギターレスなアレンジ)、アナザーバージョン(LUV K RAFT が自由にアレンジしたバージョン)、アルバムバージョン(「and」に収録されたバージョン)の実は3バージョンもある謎の曲でもあります。 歌詞で言いたい事は「特になく」このメロディーを邪魔しない程度の言葉が欲しかったのも覚えてますね。歌詞のストーリーに重きを置くんではない、音として捉える手法は今回が初めてでは無いですが、久々な気もします。サビの<oh baby DOUBT!>がカッコイイのでもう全部OKなのです(笑)。そうだろう? 05:「 「ここは ぶきや です」 」 タイトルに何か深い意味でもあるのかと勘繰ってくれた方も多いかも知れませんね。ないです(キッパリ)。元々「WALL」と言うタイトルで一人で歌詞を書き上げて終わっていたんですがどうもシックリこず。一旦放置して他の歌詞を書いてたりしました。俗に言う「寝かす」ってやつです。数日経って冷静に見た時に思ったより良いじゃん!?とかあるかも知れませんから。 数日後… やはりシックリこない(笑)。何がいけないでもない、でも良くもない。書き上げて終わっている「WALL」を野口にも見てもらう。特に違和感もないし野口も否定はしない。 野口:「この曲とは関係ないんだけど」 と切り出した。 野口:「ここは ぶきや です ってタイトルで歌詞を書きたくてさ」 と。 俺は直ぐその意味深なタイトルに食いついた。そして話を聞いてみると下らない冗談のような歌詞かと思いきや目指してるゴールはなかなかに深い。 椎名:「あのさ、このWALLの歌詞全ボツで良いからそのタイトルの曲で書き直せないかね?」 野口:「え(笑)」 そこからはキャッチボールを何度もして新たな歌詞が生まれたわけです。こう書いてみると意外と苦労してるぅ(笑)!!そして多分「この曲とは関係ない」って言って切り出した野口は何処かでこの曲調ならこの歌詞イケる!って思ってたんじゃないか?と勘繰ったりしてみるのである(笑)。 06:「 I and I 」 アルバム制作終盤戦に作ったデモで、アルバム名が『and』と決定した後に生まれた曲。 ならばタイトルに「and」が付くような曲があれば、更にアルバムとのリンク性を高められるなぁって思っていて。 『and』のジャケットデザインが[and]みたいに囲われてる感じが「I and I」っぽく見えなくもないなぁって野口に「I and I ってタイトルで歌詞書いて」って発注(笑)。モチーフは「I and I」であり、スラングな言葉だと言う話。意味的には運命共同体ってザックリ言えなくもないかなって感じらしい。野口からは言葉遊び的なものとはまた違ったパッと聞いて分からず、歌詞を読んでも分からずみたいなモノが届いた(笑)。 「mushroom or bamboo」 はて?となりそうだ。 それに対して俺は、 「red or green」 と返した。 9条や原発、カジノなど日本らしい政治的要素すら垣間見えたり、あまり触れないようにしたい部分を少しだけ出して来てる感が上手いなと(その辺りは野口のリリック)。とにかく一筋縄な歌詞ではないし、一筋縄な曲でもない。そんな中レフティからの案でラップまで飛び出した。お相手はBACK-ONのTEEDA。俺の地元の後輩だ。会った事ないけど(笑)。 まぁラップの上手いこと上手いこと。また彼のライムも面白く、この曲の一筋縄じゃいかない空気を更に高めて孤高の謎曲へと導いていく。そう、謎曲なのよね。ロック?ヒップホップ? ブラック? ジャンルが分からない。まさに「I and I」なのかも知れない。と、上手くまとめたつもりかも知れない。まとまってないかも知れない。 07:「 GOOD GIRL 」 昨年2曲のデジタルリリース、「KI?DO?AI?RAKU?」と「DOUBT!! w/ ZERO」の制作時に既に作っていた曲。SURFACEがアルバムリリースをする時期と被ってしまいそうだったのでリリースまで至らなかったんですが、デモテープはソログッズ購入者にプレゼントしていたので既存の曲という認識の人もいたのかも知れませんね。リリースされてなかったんですよ(笑)?コロナ禍を俺なりの思いを込めて書き上げました。 <生きて 生きて また会おうぜ> 全てはこの1節に込めてると言っても過言ではないですね。 08:「 「そんなに好きなら好きって言っちゃえば?」 」 2019年の冬のツアーで披露していたので2年ほど前の曲って事ですかね。アルバムを見据えてる時期でもなく、普通にみんなが楽しんでくれる曲、歌詞にしようと。 結末を描き切らずに終わる歌詞が昔から多いんですが、この曲の二人も結局どうなるんでしょうね?(問うな)。とにかくこの曲に限らず「二人の行方が気になる歌詞」をちょいちょい書いて来たわけですが、俺自身が毎回結末を考えず書いてるので、まず俺が結末気になってしゃあないです(笑)。 だからこそ「あの曲とあの曲は繋がってる?」とかリスナー側が憶測で歌詞を繋げてくれたりもすることもある。過去の曲にもスポットが当たったりする。過去を過去として終わりにするんではなく、新しく書いた歌詞のおかげでもう一度輝きを取り戻すなんて素敵やん? 今後も「あれ?この歌詞ってあの曲と似てない?」とか色々散りばめていきたいなぁって。 09:「 アイクルシイ 」 ヤマと曲を作った時から「めっちゃ良い曲なりそう…」って確信に近い感覚があり、そういう時って歌詞に重圧が凄いんですよ。そんな時は野口ですね(笑)!! 「禁断の愛」的な歌詞は数あれど、今回が1番苦戦したんじゃなかろうか?と。野口とのメッセージのやりとりの中で「実は俺達こう言う歌詞苦手だよね(笑)」なんて言葉も飛んできた。世間のイメージでは結構「禁断の愛」的な歌詞も書いているし、不得手とは思われてないかも知れない。でも、毎回とにかく時間のかかる歌詞はこう言った「禁断の愛」的な、それでいて美しくも儚いモノが多いのも事実。 そんな中、この「アイクルシイ」はメロディー(字数)が多いのがまた更に難しさを増長していた気がする。多いけど少ない!って分かりづらいけども、例えば2番サビでブレスも出来ないぐらいに詰め込んだメロディーに対し、2番サビ終わりは2文字ずつしか歌わないみたいな。起伏の激しい文字数で。 それでもしっかり形作れたのは、他ならぬ野口のおかげであります。出来上がって読み返した時に伝わる歌詞であり、切ないなぁって自分が思えるかどうかがとても大事。そしてこの曲のエンディングでの歌詞の先が気になって仕方がない。 <愛して…> と語尾を言わずに終わる。そこまで様々な想いを感情豊かに紡いできたのちのコレ。書いた自分も分からないのに誰が分かろうか!! 愛して いる 愛して いた 愛して ほしい 上記の中に正解はあるのだろうか? どうしよう、 愛して るっちゃ とかラムちゃんだったら。 それはそれで俺は嫌いではないが(笑)。 10:「 それだけ 」 とにかく難しい歌詞にしたくなく、如何にシンプルな歌詞出来るのか? を考えていたのを覚えてます。だけど淡白になり過ぎないように工夫もしたつもりで。二人のやり取りが想像しやすいんじゃないかな?と。 そんな中で作詞家としての遊び心として色んな意味で「それだけ」って言う言葉を使ってみる。韻を踏むとか一昔…いや、もっと前に流行った技法ではなく、同じワードを違う形で様々な場所に散りばめるって形を取りました。問題!様々な場所に散りばめられた「それだけ」の数は一体幾つでしょうか? 正解は…自分で数えてみて(笑)。 多分かなり多いよ!!(でしょうね!!) 数年前からライブでは披露されていた曲が、遂にCDに収録されるって事で、どう歌えば正解だろうか? なんて考えながら歌ったのを覚えています。「それだけ」の数だけじゃなく、その辺りにも注目して聴いてほしいですね。 11:「 KI?DO?AI?RAKU?(Album Ver.) 」 昨年の7月に急遽デジタルリリースされた曲です。コロナ禍を受けて疲弊してしまっている人が本当に多く見受けられて(自分自身もですが)日本を少しでも元気に出来る曲をって事で俺なりの応援歌を作った次第です。ですが、コロナを直接題材にはせずに、誰にでも当てはまるような日本人の忍耐みたいな部分を取り上げて突ついていく歌詞にしました。 コロナ禍で疲弊してる時に、コロナ禍を題材にしつつ応援歌って難しくないですか(笑)?日本人の忍耐力が高いのは良いんですけど、いつか破裂しちゃうんじゃ…って歌詞にも書いてますね。 俺の事を知ってくれている人がこの曲を聴いて、少しでもホッと出来るようなそんな思いを込めて。アルバムに収録にするにあたり改めてもっと元気な歌声をレコーディングしたって感じです。2021年の下半期に突入してもコロナが消える気配がなく、まだまだ心折らずにいくしか無い中で、これから先、貴方の応援歌になってくれれば良いなぁって。 <椎名慶治> ◆オリジナル5thフルアルバム『and』 2021年9月15日発売 HWCL-0046 ¥3,300(税込)

    2021/09/15

  • 椎名慶治
    ぶっちゃけちまえば「本物」になって君の愛を根こそぎ奪いたい。
    ぶっちゃけちまえば「本物」になって君の愛を根こそぎ奪いたい。

    椎名慶治

    ぶっちゃけちまえば「本物」になって君の愛を根こそぎ奪いたい。

     2021年9月15日に“椎名慶治”がオリジナル5thフルアルバム『and』(よみ:あんど)をリリース!2つの世界(現在、過去)を知ることで、より深く、より強くつながる。今を生き抜くために、後ろを振り返り、【そして】前を見据える。2つの世界をありのままに感じさせる2 in 1な作品となっております。2020年11月10日にソロ活動10周年を迎え、新たなスタートを切る椎名慶治の最新作をご堪能あれ…!  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“椎名慶治”による歌詞エッセイを2ヶ月連続でお届け。今回は第1弾。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 アイムリアル 」の制作秘話です。カッコいい原石(楽曲)を最大限に活かすための歌詞に迷っていたとき、作詞家・野口圭と交わしたやり取りとは。歌詞の裏に詰まった本音とは。是非、歌詞と併せてこのエッセイを受け取ってください。 ~歌詞エッセイ:「 アイムリアル 」~ どうも椎名慶治(しいなよしはる)です。 知らない人も多いかと思いますが今日覚えてくだされば(笑)。 椎名慶治ソロ名義としては約3年振りのアルバムから「アイムリアル」にスポットを当てて文章書いといて!とスタッフから言われました。 あまりそんな事を過去に言われた事もないなぁと思っていたらなんと!歌ネットさんが掲載してくれるみたいな流れで。 自分の歌詞をど忘れして確認の為に物凄く利用させてもらってます!毎回本当に助かってますありがとうございます!バンザイ!イェーイ! …が、一体どんなエピソードがあったかなぁ?と考え出したら、なんか他力本願な話にしか聞こえなくなりそうなエピソードしかないけど真実だしそのまま書きまーす(笑)。 では、最後までお付き合い頂けたらと。 そして少しでも椎名慶治と言う存在を気にしてもらえればと! 気になったら2021年9月15日にリリースされる『and』と言うアルバムから関係をスタートしませんか!気が早いですか!そうですね! 椎名ソロ初期から一緒に制作をしている山口寛雄(レコ大2回も取ってるすげぇ奴)と作曲した曲で、今回のアルバムに向けて最初に生まれたのが「アイムリアル」でした。自分が思うより更にカッコいい原石(まだ歌詞がないデモテープ)が生まれ(勿論山口寛雄のおかげ)俺は直ぐにペンを取る事が出来なかった。 「ひよった」って言葉が適切なのかな? どうこの曲を最大限に活かせるのか?がパッと浮かばない。間違いなくアルバムで1番の推し曲になると感じていたからこそ。個人名義では3年振りのアルバムと言えどもその間制作が止まる事は一度も無く、別の名義でリリースを続けていました。1年に1枚フルアルバムをリリースしてるんですよ(SURFACEってユニット知ってます?)。コレって結構ハイペース。だからこそなんですけど、ソロとユニットの線引きが自分の中で上手く出来ないでいたんですね。 何をもって個人、ユニット、明確な答えはきっと無いと思うんです(あるのかな?)。それでもやはり少しこだわりたい部分でもある。 じゃないと、 Q:何の為にソロをやっているの? と問われた時に、 A:なんとなく になってしまう。なんとなくやってる音楽を自信をもってみんなに届けられるわけもない。こう言った悩みは初めてではなく、毎回起きる。 ありがたい話でもあるんです。個人名義以外に、ユニットやバンドなど、様々な顔で歌を唄ってきたわけですから。恵まれてるよなって思ってはいるんです。いるけど迷うじゃん!(なんかキレた) そんな時にキッカケをくれるのが作詞家の野口圭(以下:野口)で。小学校低学年からの友人なんだけど、とにかく迷った時はいつも彼に頼ってしまう。 野口は俺に一緒に音楽をやりたいと言ってきた初めての人でもあるんですよ。 結局、実力的に裏方(表現としてあってるのかはわからないけど)として支えてくれる形になりましたが、そんな野口といまだに仕事が出来てるなんて凄い事ですよね。 そんな彼から返ってきた最初の提案を一字一句いじらず、届いたメッセージのまま添付したいと思います。 野口:まだまとまってないんだけどね。 彼女に写真写りが悪いって言われて、それって逆に言えば本物の方がかっこいいってことだよね?みたいな流れで、本物がいいよねとか本物でありたいとか本物になりてーんだよみたいなのってどうかな? ありのままで本物みたいなのもあるけど君に見せたいのはそう言うのじゃないんだよみたいな。 野口の許可は得ていないが(笑)、こんなメッセージが返ってきた。 あ、そうそう、2人のやりとりは主にメッセージだけのやり取り。電話で話すなんてしない。むしろ彼の電話番号を俺は知らない(機種変でデータ消えて以来謎)。 お互いある程度歌詞をいじったら相手に投げる。投げた歌詞を見て更に歌詞を進める(1番までの歌詞が来たら2番を書いたり)。そんなキャッチボールを数回繰り返して形にしていくのが俺と野口の歌詞の書き方。 その取っ掛かりとして、今回テーマが「本物」となったわけです。そこからは話が早かった?と言えばそうでもなく多少時間のかかった歌詞ではありました。 ふざけ過ぎず、真面目過ぎず、軽快なノリで、だけど言いたい事が伝わるギリギリのラインを狙うわけですから。 椎名:野口の歌詞だとBメロで一旦答え出ちゃった気がするんだよね。 野口:そう!Bメロなんだよね!Bメロがサビ側のチームにいるのが問題だったんだよね!俺も今日それに気づいたw ありがとうございます。その感じで進めてください。 椎名:御意。 今度は逆に野口が俺に歌詞を預ける。こうやってお互いの得意そうな部分を相手に任せる事で更に歌詞の精度を上げていける。なかなかこんな書き方をするアーティストはいないと思う。 そこから今度は2番までを書いて野口に送る。 椎名:ねぇ 逆に君ってば スマホの中じゃキラメイちゃってるけど あぁ 最近ちょっと もしかして 太ってきて…いやなんでもないです 野口:2Aいいなぁ 元々描いたテーマから大きくそれないように、何度もやり取りを繰り返して行く中でゴールを目指していく。 途中からはこの歌詞の世界観だけではなく、自分自身がもっと「本物」のアーティストになりてぇなぁなんて想いもこの曲にぶつけていた事を覚えています。 その全てをぶつけるラストサビの、専門用語で言えばオチサビなんて言われる2行に全ての想いを託しました。 ぶっちゃけちまえば 「本物」になって 君の愛を根こそぎ奪いたい 結局愛されたい!なわけです(笑)。その為にはもっと素敵な人(本物)にならないとね!ってアーティストとしても同じ事が言えるなぁと。 ミニマムな恋愛の歌詞でありながら、その裏には本音が詰まったそんな歌詞になっていますよと。 ソロで10年が経ちました。 ソロとしても様々な楽曲を歌ってきましたが、いまだにこんな凄い曲(断言します凄いです)を世に生み出せる事に安堵してるし、俺は本当に周りに恵まれているなぁと。 俺より才能溢れる右腕が何本もあります(笑)。 コレからも他力本願で素晴らしい楽曲を作り続ける所存です。← 是非一度聴いてみてくださいね。 先ずは「アイムリアル」から!  その先はフルアルバム『and』がありますからね! 気が早いですか!そうですね! <椎名慶治> ◆紹介曲「 アイムリアル 」 作詞:椎名慶治・野口圭 作曲:椎名慶治・山口寛雄 ◆オリジナル5thフルアルバム『and』 2021年9月15日発売 HWCL-0046 ¥3,300(税込)

    2021/08/12

デイリーランキングDAILY RANKING

  1. IRIS OUT
    IRIS OUT
    米津玄師
  2. JANE DOE
    JANE DOE
    米津玄師, 宇多田ヒカル
  3. クリスマスソング
    クリスマスソング
    back number
  4. 革命道中
    革命道中
    アイナ・ジ・エンド
  5. シルエット
    シルエット
    KANA-BOON
もっと見る

歌ネットのアクセス数を元に作成
サムネイルはAmazonのデータを参照

新着歌詞情報NEW RELEASE

  • ビリヤニ / 乃木坂46
    【乃木坂46】初々しい恋心を歌った40thシングル「ビリヤニ」歌詞公開中!!
  • Super Luna / IS:SUE
    Super Luna / IS:SUE
  • 愛の味 / ねぐせ。
    愛の味 / ねぐせ。
  • 千切り絵のように私は / 竹原ピストル
    千切り絵のように私は / 竹原ピストル
  • 春のせい / 橋本絵莉子
    春のせい / 橋本絵莉子
  • turn right, turn left / tonun
    turn right, turn left / tonun
  • 琥珀色のロンリネス / マツヤマイカ
    琥珀色のロンリネス / マツヤマイカ
  • グレモンハンドル / 171
    グレモンハンドル / 171
  • botばっか / ファントムシータ
    botばっか / ファントムシータ
  • BINBIN / TENSONG
    BINBIN / TENSONG
もっと見る
TOP
  • アーティスト名インデックス
  • アニソン検索・索引
  • アルバム検索
  • 歌詞全文(フレーズ)検索
  • タイムマシン検索
  • 新曲歌詞情報
  • 新曲歌詞情報(演歌・歌謡曲)
  • アニメ
  • 動画プラス
  • 音楽番組情報
  • 総合ランキング
  • 演歌歌謡曲ランキング
  • カラオケランキング
  • 歴代人気曲ランキング
  • 注目度ランキング
  • 歌詞ショート
  • 今日のうた
  • ニュース
  • 特集ピックアップ
  • インタビュー
  • コトバのキモチ(ワタフレ)
  • 言葉の魔法
  • 言葉の達人
  • その他(バックナンバー)
    • 大人の歌ネット
    • ストリーミング
    • ライブレポート
    • キラ☆歌発掘隊
  • 運営会社
  • メディア掲載情報
  • 利用規約
  • プライバシーポリシー
  • お問い合わせ・リクエスト
  • コンテンツ
  • 広告掲載
  • スタッフ募集
各ページに掲載されたジャケット画像、歌詞に関する著作権は、各レコード会社、アーティストなどに帰属します。

(C)2001 PAGE ONE All Rights Reserved.

このページの先頭へ

MENU

  • ホーム
  • 動画プラス
  • マイ歌ネット
  • 歌詞閲覧履歴
  • ランキング
  • 新曲歌詞情報
  • 今日のうた
  • ニュース
  • ピックアップ
  • コトバのキモチ
  • 言葉の魔法
  • 言葉の達人
  • 歌詞ショート
  • アニメ
  • 音楽番組情報
  • その他
    • ・大人の歌ネット
    • ・ストリーミング
    • ・ライブレポート
  • 運営会社
  • メディア掲載情報
  • ご利用規約
  • お問い合わせ
  • 検索ヘルプ
  • プライバシーポリシー
(c) 2025 Copyright. PAGE ONE All Rights Reserved.()