かかってこいよバッドエンド
鈴木実貴子ズ
かかってこいよバッドエンド
2025年1月29日に“鈴木実貴子ズ”がメジャー1stアルバム『あばら』をリリース! 今作には、すでに配信済みの「違和感と窮屈」「暁」を含む全12曲が収録されております。アートワークは、メジャー2nd 配信シングル「暁」のMVを手掛けたクリエーターの大川直也が担当し、アルバムのコンセプトを"骨"で表現したポップで目を引くデザインに。 さて、今日のうたでは“鈴木実貴子ズ”の鈴木実貴子による歌詞エッセイを3週連続でお届け! 今回が最終回です。綴っていただいたのは、収録曲「 かかってこいよバッドエンド 」にまつわるお話。やりたいことはあるけれど、覚悟もあるけれど、あと一歩が踏み出せない…。そんなあなたへ。ぜひ楽曲と併せて、エッセイを受け取ってください。 やりたい事。 これ、やってみたい!挑戦してみたい!なんか血がうずく!とか、本能がわくわくする事って、だいたい自分だけの本能の信号やから他人にはわかんない。 どれだけ魅力的に感じるか、どれだけの決意かなんて、血族でも恋人でも友達でも100は理解出来ない。愛と関心と経験と心配があるから、だいたいが反対される。 「一応就活しときなさい」も、「卒業してからでいいでしょ」も、「東京に行かなくてもできるでしょ」も、「みんなこれぐらい我慢してるよ」も。 安全を望む、不幸せになってほしくない気持ちはわかるが、この興奮は自分にしか計れないのだ。やりたい事あったらやってみなよ!とかそんな軽い話じゃないし、本能を信じろ!って話でもない。 やりたいと思って周りの反対を押し切ってやるのなら、バッドエンドだったとしても、それをうけいれる覚悟で進め。と言いたい。 絶対成功するぞ、なんて意気込みは漫画やドラマの世界で、現実世界ではリスク管理、100%なんて絶対なんて無い(夢見がちのハッピー脳の人は知らんけど)。 無理だったらどうする? 自分に才能なかったら? だいたいの人が特別な才能なんて無いよ。 最終的にブルーシートに包まれるかもよ、それでも、やれる? うん、やる。 やらなきゃ自分の命が泣くもん。 たとえどんなバッドエンドでも、かかってこいよ、全部うけいれるから。 だから、この道を選ばせて。 そんな覚悟であってくれ。音楽も人生も、選択には結果が付く。 生半可な気持ちじゃない人ら、覚悟の決まった人ら、決めようと寸前まで来てしまった人らを、私はこの歌で後押しをしたい。崖の手前、あと一歩で落ちる、その背中をこの歌で押す。飛べるかもよ、という純度100の覚悟を持ったあんたに。 飛んでみないと飛べるか、わかんないよ。別に飛ばなくてもいいんだよ。 飛ばない選択する人だってたくさんいるから。 でも、どんな結果でも受け入れる覚悟ができて、飛んでみたいと、体の中から聞こえるんなら、飛んでみなよ。 「かかってこいよバッドエンド」 <鈴木実貴子ズ・鈴木実貴子> ◆紹介曲「 かかってこいよバッドエンド 」 作詞:鈴木実貴子 作曲:鈴木実貴子 ◆メジャー1stアルバム『あばら』 2025年1月29日発売 配信リンク: https://lnk.to/abara <収録曲> 1. かかってこいよバッドエンド 2. 暁 3. 違和感と窮屈 4. ファッキンミュージック 5. 36℃ 6. ベランダ 7. ヘイヘイユー 8. チャイム 9. あか 10. ベイベー 11. 壊してしまいたい 12. 私、天使だっけな