春の衣替えは心が躍る。

 2024年9月18日に“SARD UNDERGROUND”がデビュー5周年を迎えます。彼女たちは、令和の時代に“ZARD 永遠のスタンダード・ナンバー”を継なぐトリビュートバンド。2019年にZARDの数々の名曲が詰め込まれたトリビュートカバーアルバムでデビュー。そして現在に至るまで、数々のZARDのカバー曲と、坂井泉水の未公開詞によるオリジナル曲の他、ボーカル神野友亜によるオリジナル曲を発表し続けております。
 
 さて、今日のうたではそんなアニバーサリーに向けて“SARD UNDERGROUND”の神野友亜による歌詞エッセイを1年を通じ、12ヶ月連続でお届け!今回は第8弾です。綴っていただいたのは、春の散歩のお話。今は笑うことが難しかったり、心が上向きにならなかったりするあなたへ。暖かい日はほんの少しだけ、外を歩いてみませんか?



春の衣替えは心が躍る。
服に彩りを持たせたくなるのは、街にカラフルな花たちが咲き始めているからでしょうか。
 
外に出てみると、今日も街があたたかい。
 
秋の散歩、
冬の散歩、
今月は、春の散歩。
ただ手を繋いで、春の道を歩こう。
相手は誰でもいい、なんでもいい。
人でも、空気でも、お花でも、お気に入りのバッグでも。
 
…歩くたびに、あたたかいメロディーが生まれる。
 
時に、なんてことない道で小さな幸せを見つけることがある。
コンクリートに一輪咲いている小さなたんぽぽ。
 
“春が来たんだよ。そしてすぐ、夏が来る。”
 
今の心情が暗いオーラ放っていても、笑うことさえできなくても、小さな幸せはあなたから逃げることなく、目の前に留まっている。
考えや行動にも全て色がついているとすれば、そのたんぽぽに少し触れてみるだけで、“ふわっ”と心の一部が明るく変化するかもしれない。
ささやかな行動があなたの心を明るく染めてくれる。
 
視界が暗くなって、歩き続けることが怖くなったら、たまには立ち止まってみるのもいい。
美味しいものを沢山食べて、沢山寝たら、また一歩、勇気を出して踏み出してみよう。
 
春は旅立ち。そして新しい日々の始まり。
私には、お正月よりも、春を迎えるタイミングの方が“新しい一年を迎える”という言葉がしっくりくる。なぜだろう。
 
きっとあたたかいスタートにしたいから。
 
今年もあたたかく迎えましょう。
手を繋いで、春の道を歩き出しましょう。

SARD UNDERGROUND・神野友亜>



◆ZARDの名曲カバーを厳選収録した
究極のトリビュート・ベストセレクション
『ZARD tribute Best Selection』
2024年3月20日発売
 
<収録曲>
1. あの微笑みを忘れないで [tribute 2024]
2. DAN DAN 心魅かれてく [tribute 2024]
3. Don't you see! [tribute 2024]
4. 負けないで [tribute 2024]
5. 心を開いて [tribute 2024]
6. 眠れない夜を抱いて
7. この愛に泳ぎ疲れても
8. 永遠 [tribute 2024] 
9. 運命のルーレット廻して
10. マイ フレンド [tribute 2024]
11. 揺れる想い [tribute 2023]
12. きっと忘れない [tribute 2024]
13. Just believe in love
14. GOOD DAY