2024年12月18日に“平野莉玖”がメジャー1stアルバム『Just The Way We Are』をリリース! 音楽・演技・ファッション、そしてインフルエンサーとしてマルチに活躍する平野莉玖、初のアルバムリリースとなります。アルバム「Type-A」には新曲を含めた全16曲が収録。アーティストとしての新たなスタートを切る意欲的な作品に仕上がっております。
さて、今日のうたではそんな“平野莉玖”による歌詞エッセイを3週連続でお届け! 今回は第2弾。綴っていただいたのは、収録曲「名古屋 Delight」にまつわるお話です。名古屋がテーマのドラマ『令和の三英傑』挿入歌として書き下ろしたこの曲。名古屋弁を全開で使ったラップの難しさとは…。ぜひ楽曲と併せて、エッセイをお楽しみください。
平野莉玖です。
前回「Just The Way We Are」に続いて、今回もアルバムに収録した曲のお話をさせてもらいます!
今回は「名古屋 Delight」について。
僕も“森 大空(もり そら)”役で出演させていただいた、中京テレビのドラマ『令和の三英傑』挿入歌になっています。
この曲は、最初からドラマの為に作りました。
観ていただいた方は分かると思いますが、名古屋がテーマのドラマになっていまして、台本の時点で、それはもうすごい量の名古屋弁(笑)が。
名古屋弁って、僕たちの世代だと、聞いたことはものの話すことはあんまりないんですけど、
東京弁、関西弁とはまた違った庶民感があるというか。
「みゃーみゃー」言うので猫っぽくもあり(笑)。
とにかく特徴的な、味わいのある響きの方言です。
ドラマのテーマでもある、名古屋弁を使った曲を、というリクエストをいただき、曲の制作がスタートしました。
堤監督のイメージを伺い、Trackは元気の良いファンキーな雰囲気が良さそうだなぁと思ったので、早速Nu CANdYに依頼。
デモを聴かせてもらいながらやり取り進めて、すんなりとイメージ通りのものが出来上がりました。
でもここからが大変で(汗)。。
名古屋弁を全開で使ったラップって、実はそんなに多くないんです。
どこかコミカルに、でもカッコよくしたい。
それを僕だけで実現するのは無理だと判断して、Nu CANdYのチームに、名古屋の某ラッパー(誰でしょう?笑)に参加してもらえないかオファーをすることに。
快諾してくださり(やったー!)、ディスカッションスタートです。
特に意識したのが、名古屋弁と英語の両立でした。
東京弁(標準語)と英語の組み合わせっていうのは、もはやオーソドックス。
だからこそ、名古屋弁と英語の響きを組み合わせて、聴いたことのないラップをしてみたい!という想いで書き進めていきました。
組み上がっていくラップ。
韻は「みゃぁ」などの名古屋弁が全開、クールな英語で切り返し。
予定通りの仕上がりに。
しかーし、歌ってみると、これが難しいのなんの(汗)。
日頃話さない名古屋弁と、さらに話さない(話せない(笑))英語の組み合わせのラップが簡単な訳なかった(笑)。
カッコよく聴こえるようになるまで、色々なイントネーションやニュアンスを試しまくり、
ついに完成したのが、この「名古屋 Delight」でございます(笑)
この曲が、名古屋弁ラップの代表曲、と呼ばれたら嬉しいなぁ。
そうなれるように、もっと練習して、頑張って歌っていかないとなぁ、と決意を新たにしたところで、今回のお話は終わりでーす。
さぁ次は最終回、「Re:Love」についてです。
お楽しみにー!
<平野莉玖>
◆メジャー1stアルバム『Just The Way We Are』
2024年12月18日発売
<収録曲>
Intro feat.JUN from BANTY FOOT
Stupid
Just The Way We Are
Re:Love
Not yet
Silence
君しか見えなくて
逢いたい feat.Crystal Boy
VISION
LIFE
Doubt it
名古屋 Delight
Cry Baby feat.SEAMO
細胞レベルで恋してる
逢いたい(リクOnly)
Play Ball