2026年1月21日に“SAKANAMON”が7th Mini Album『kodomo to otona』をリリースしました。今作には、赤ちゃん向け番組『シナぷしゅ』のつきうた「すきなきもちもち」や声優・茶風林を迎えての新曲「ありありあり」など子ども向け4曲に加え、理不尽に溢れている現代社会で自分らしさを失わないでほしいという思いを綴った攻撃的ロックナンバー「ただそれだけ」を含む大人向け4曲の合計8曲が収録されております。
さて、今日のうたではそんな“SAKANAMON”の藤森元生による歌詞エッセイを3週連続でお届け。第1弾は、アルバムタイトルでもある「こどもとおとな」をテーマに綴っていただきました。子どもの頃に抱いた3つの夢とは。そして今、その夢に対して思うことは…。
今回は、アルバムタイトルに沿って「こどもとおとな」をテーマにした過去を語りたいと思います。
僕の幼少期は頭が悪い、うるさい、言うこと聞かない、どうしようもない典型的、健康的なクソガキでした。
そんな僕は当時、大人に全く興味がありませんでした。
なりたいと思った事がないというよりも大人になると言う概念がそもそもなかったと思います。
僕から見た大人は「大きい」「お札を持っている」「お酒とタバコがOK」「ネクタイしてる」程度の印象。
がむしゃらに遊んで暮らす今に精一杯で未来に目を向ける事はありませんでした。
そんな僕も小学校高学年になると学校で書かされる「将来の夢」に、ほんの僅かなリアリティが生まれ、努力が見られます。
まず「漫画家」。
僕はクラスでもほんのちょっぴり絵がうまかったので、ちやほやされて調子に乗り漫画家を目指す時期がありました。図書館に『漫画家になるコツ21』という教則漫画があり、それを熱心に読んで手塚治虫先生の作品の模写などを取り組んでいました。漫画も沢山描きました。
「こいのぼり」の「こ」と「きんぎょちゃん」の「ちゃん」を取って命名された(??)4~8コマ漫画「こちゃん」。
地球侵略に来たけど不時着で記憶喪失になり地球を放浪する事になる宇宙人ギャグ漫画「フフフくん」。
並行異世界の個性豊かなキャラクター達が世界を救う「TIME」。
途中で飽きて全て打ち切り作品ですが。
一丁前にGペンとか買って一生懸命描いてました。
やればやるほど実力の無さをと根性の無さを思い知り、夢はいつの間にか潰えました。
もう一つの夢は「犬猫病院のお医者さん」。
急に犬に嵌って、何か犬に関わる仕事がしたいと思う時期がありました。
お父さんが犬猫病院を経営してる友達がいて、その家に泊まり込みでアドバイスをもらいに行った事があります。
先生から受け取ったのは「大変だよ、、、」と言う強かなお言葉でした。
どうやら勉強を沢山しないと駄目みたいで、、、諦めるのに時間はかかりませんでした。
犬は愛でる事にしました。
そして「ミュージシャン」。
兄が買ってきたGLAYのCD、そこから人生は大きな転機を迎えます。
兄と一緒に熱心にテレビでGLAYが出る音楽番組を観ながら、「音楽は格好良い」と言う新しい概念が生まれた僕は家にあった親のアコギを手に取り、何が何だかわからない指板を一生懸命押さえ弦を爪弾きました。
クラスのレクレーションの出し物として友達とバンドを組み、郷ひろみの「GOLDFINGER '99」を披露しました。
現場は混沌としてましたが妙な達成感があり、ライブと言うものが好きになりました。
おかげで小学校の卒業文集に「ミュージシャンになりたい」と書く事が出来ました。その時の理想の形とは大分違うけど、子どもの頃の僕が唯一叶えられた夢なので、彼から見て恥ずかしくない、格好良いミュージシャンになりたいと、大人として思います。
<SAKANAMON・藤森元生>
◆7th Mini Album『kodomo to otona』
2026年1月21日リリース
<収録曲>
1. ありありあり
2. ただそれだけ
3. すきなきもちもち
4. アオイ
5. うちゅうのかいぶつ
6. jellyfish
7. とのさまとファラオ
8.unique






