おんな無情伊豆はおぼろ夜(よ)十三夜 傘はいらないこころ雨 濡れてみたさのひと夜の縁(えん)が 忘れられないひとになる いっそ縋(すが)れりゃよいものを 縋れないほど惚れました 遊び上手をよそおう裏に かくす涙のせつなさよ 明けの明星(みょうじょう)消えたのに 残る胸の火消せもせず きついこはぜの五つ目はめて 帰るうき世にしみる雨 | 草笛四郎 | さくらちさと | 船村徹 | 南郷達也 | 伊豆はおぼろ夜(よ)十三夜 傘はいらないこころ雨 濡れてみたさのひと夜の縁(えん)が 忘れられないひとになる いっそ縋(すが)れりゃよいものを 縋れないほど惚れました 遊び上手をよそおう裏に かくす涙のせつなさよ 明けの明星(みょうじょう)消えたのに 残る胸の火消せもせず きついこはぜの五つ目はめて 帰るうき世にしみる雨 |
漣情話~この宿で~淡(あわ)い着物を 選んできたの 華(はな)はないけど ひそやかに 今か今かと 忍び忍んで この日をじっと 待ちわびた あゝ 愛して命も あずけたの わたし わたし わたし この宿で お湯に黒髪 揺られるように ふたり一夜(ひとよ)の 舟にのる 焦がれ焦がれて 乱れ乱れて この身をまかせ 横たわる あゝ 女によろこび くださいね あなた あなた あなた この宿で 深い静寂(しじま)に 漣(さざなみ)の音(ね)が 耳に伝わる 腕の中 夜明けしらじら 波の間に間に 別れの涙 おしよせる あゝ このまま離れる くらいなら わたし わたし 死にたい この宿で | 草笛四郎 | 本橋夏蘭 | 岡千秋 | 伊戸のりお | 淡(あわ)い着物を 選んできたの 華(はな)はないけど ひそやかに 今か今かと 忍び忍んで この日をじっと 待ちわびた あゝ 愛して命も あずけたの わたし わたし わたし この宿で お湯に黒髪 揺られるように ふたり一夜(ひとよ)の 舟にのる 焦がれ焦がれて 乱れ乱れて この身をまかせ 横たわる あゝ 女によろこび くださいね あなた あなた あなた この宿で 深い静寂(しじま)に 漣(さざなみ)の音(ね)が 耳に伝わる 腕の中 夜明けしらじら 波の間に間に 別れの涙 おしよせる あゝ このまま離れる くらいなら わたし わたし 死にたい この宿で |
浪花ふたりづれ人の幸せ ふしあわせ 心の持ちよう ひとつやで 春まだ遠いと 云わんでも やっとここまで きたやない 今日はふたりに めぐみ雨 こみちの蕾(つぼみ)に ふりそそぐ ぬれて帰ろや 天下茶屋(てんがちゃや) 惚れたあんたの 傘になる 金(かね)がぎょうさん あったって あの世に持っては いかれへん 損得勘定 しなくても 泣いて笑ろうて 帳消しや 今日はとことん 差し向かい 通天閣さえ ほろ酔いや 登り下りの 浮世坂 命あずけた ひとやもの 裏も表も すのまんま いつもあんたが 好きやねん きっと花咲く 浪花(このまち)で うちはあんたと 生きるんや | 草笛四郎 | 本橋夏蘭 | 三原聡 | 伊戸のりお | 人の幸せ ふしあわせ 心の持ちよう ひとつやで 春まだ遠いと 云わんでも やっとここまで きたやない 今日はふたりに めぐみ雨 こみちの蕾(つぼみ)に ふりそそぐ ぬれて帰ろや 天下茶屋(てんがちゃや) 惚れたあんたの 傘になる 金(かね)がぎょうさん あったって あの世に持っては いかれへん 損得勘定 しなくても 泣いて笑ろうて 帳消しや 今日はとことん 差し向かい 通天閣さえ ほろ酔いや 登り下りの 浮世坂 命あずけた ひとやもの 裏も表も すのまんま いつもあんたが 好きやねん きっと花咲く 浪花(このまち)で うちはあんたと 生きるんや |
花ひばり花は美しく散りゆくもの 人は儚く終わるもの あぁ我れ切なくも 人と生まれし 大きな花 小さな花 愛の花 恋の花 花は咲けど散ることも知らず 愛(いと)おしや おんな悲しくもひとりでそっと 夜ごと涙にもの想う あぁ我れさすらいの おんなと生まれし 乙女の花 おんなの花 母の花 命の花 花は咲けど散ることも知らず 愛おしや 大きな花 小さな花 愛の花 恋の花 花は咲けど散ることも知らず 愛おしや | 草笛四郎 | 美空ひばり | 船村徹 | 蔦将包 | 花は美しく散りゆくもの 人は儚く終わるもの あぁ我れ切なくも 人と生まれし 大きな花 小さな花 愛の花 恋の花 花は咲けど散ることも知らず 愛(いと)おしや おんな悲しくもひとりでそっと 夜ごと涙にもの想う あぁ我れさすらいの おんなと生まれし 乙女の花 おんなの花 母の花 命の花 花は咲けど散ることも知らず 愛おしや 大きな花 小さな花 愛の花 恋の花 花は咲けど散ることも知らず 愛おしや |