テルテル坊主テルテル坊主を 出窓に吊るし 母子(おやこ)で出かける 約束の 次の日曜 天気になれと 指折り数える子がいます ねぇあなた それを思うと いゝ返事 出来なくなります ご免なさいね テルテル坊主は どなたの味方 女の気持にゃ 知らんぷり 今年六つの 一年生に とってもやさしいお友達 ねぇあなた 今日のへのへのもへじ顔 朝から私を睨んでいます テルテル坊主を お前の気持 十分わかっているつもり だから当分 父親替り 無理でも強面(こわもて)してみます ねぇあなた 別れたくない人だけど 会えなくなります ご免なさいね | 成世昌平 | もず唱平 | 岩上峰山 | 前田俊明 | テルテル坊主を 出窓に吊るし 母子(おやこ)で出かける 約束の 次の日曜 天気になれと 指折り数える子がいます ねぇあなた それを思うと いゝ返事 出来なくなります ご免なさいね テルテル坊主は どなたの味方 女の気持にゃ 知らんぷり 今年六つの 一年生に とってもやさしいお友達 ねぇあなた 今日のへのへのもへじ顔 朝から私を睨んでいます テルテル坊主を お前の気持 十分わかっているつもり だから当分 父親替り 無理でも強面(こわもて)してみます ねぇあなた 別れたくない人だけど 会えなくなります ご免なさいね |
遠きふるさと夏の終りの花火を見上げ 想い出すのは笑顔の君さ 巷(まち)の暮しに目処さえつけば 明日(あした)と云わず今すぐに 逢いに行く 夜汽車に乗って あゝ遠き ふるさとよ わざと零(こぼ)した徳利の酒に うかぶ姿はきまって君さ 左手酌も目処さえつけば 直ると思う そのうちに 恋しいよ 家路の灯 あゝ遠き ふるさとよ 秋の夜嵐 これ幸いに 叫ぶ名前はやっぱり君さ 夢を果たせる 目処さえつけば 一緒になろと云えるのに 儘(まま)ならず 溢れる涙 あゝ遠き ふるさとよ | 成世昌平 | もず唱平 | 水森英夫 | 前田俊明 | 夏の終りの花火を見上げ 想い出すのは笑顔の君さ 巷(まち)の暮しに目処さえつけば 明日(あした)と云わず今すぐに 逢いに行く 夜汽車に乗って あゝ遠き ふるさとよ わざと零(こぼ)した徳利の酒に うかぶ姿はきまって君さ 左手酌も目処さえつけば 直ると思う そのうちに 恋しいよ 家路の灯 あゝ遠き ふるさとよ 秋の夜嵐 これ幸いに 叫ぶ名前はやっぱり君さ 夢を果たせる 目処さえつけば 一緒になろと云えるのに 儘(まま)ならず 溢れる涙 あゝ遠き ふるさとよ |
トンカラリン春まだき 桜の蕾 まだまだ固い寒い朝 ちょうど二十歳のあのひとは 白い歯見せて出ていった 下駄を投げたらトンカラリン トンカラリン 何度投げても 裏ばかり 二年目に 届いた便り 達者でいると 書いてある 花の都の東京で まぶしい夢は掴めたか 下駄を投げたらトンカラリン トンカラリン 今日も気になる 裏ばかり 音沙汰が途絶えて二年 よくない噂 聞かされた 蒼い顔して行き暮れて 夜空を仰ぎ 吠えてたと 下駄を投げたらトンカラリン トンカラリン 気持裏切り 裏ばかり | 成世昌平 | もず唱平 | 堀慈 | 伊戸のりお | 春まだき 桜の蕾 まだまだ固い寒い朝 ちょうど二十歳のあのひとは 白い歯見せて出ていった 下駄を投げたらトンカラリン トンカラリン 何度投げても 裏ばかり 二年目に 届いた便り 達者でいると 書いてある 花の都の東京で まぶしい夢は掴めたか 下駄を投げたらトンカラリン トンカラリン 今日も気になる 裏ばかり 音沙汰が途絶えて二年 よくない噂 聞かされた 蒼い顔して行き暮れて 夜空を仰ぎ 吠えてたと 下駄を投げたらトンカラリン トンカラリン 気持裏切り 裏ばかり |
浪花なごり月老舗の味は 若旦那さんの 包丁さばきに まかせます 気ままな男が 背中を向ける 空に浪花の なごり月 うけたお情け 返せぬままに 旅をえらんだ 罰あたり アホやなぁ俺は……おかみさん、お達者で…… 船乗りこみの ざわめきよそに 包丁研いでた 野暮なやつ 板場はいくさ場 そう言い聞かす 白い前掛 堅結び おかみさんだけ わかってくれた 男一途の 胸の底 道頓堀から眺めるお月さんも、これが見納めや 俺にとっては、ほんまのなごり月やなぁ…… 一からひとり 出直し修行 包丁一本 抱いた旅 涙にうるんで あと追うような 月が誰かの 目に見えた 太左衛門橋 着流し雪駄 おもいふりきり 消える影 | 成世昌平 | 南沢純三 | 中村典正 | 池多孝春 | 老舗の味は 若旦那さんの 包丁さばきに まかせます 気ままな男が 背中を向ける 空に浪花の なごり月 うけたお情け 返せぬままに 旅をえらんだ 罰あたり アホやなぁ俺は……おかみさん、お達者で…… 船乗りこみの ざわめきよそに 包丁研いでた 野暮なやつ 板場はいくさ場 そう言い聞かす 白い前掛 堅結び おかみさんだけ わかってくれた 男一途の 胸の底 道頓堀から眺めるお月さんも、これが見納めや 俺にとっては、ほんまのなごり月やなぁ…… 一からひとり 出直し修行 包丁一本 抱いた旅 涙にうるんで あと追うような 月が誰かの 目に見えた 太左衛門橋 着流し雪駄 おもいふりきり 消える影 |
浪速の四季春のあそびは 門に門松 しめ飾り 羽根や手鞠で 拍子よく 笑う門には 七福神のお礼者 頼もう 通れ 夏の涼みは 出船入船 屋形船 音に名高い 天神祭り 櫓太鼓に どろつくどんの花火 上げてしゅーっ ぽん 秋の夜長は 月のお顔も 世の中も まんまるまるく おさまりて 稲も十分 穂に穂が咲いて 踊れ やっとな よいよい 冬の寒さに 障子開くれば 銀世界 子供喜ぶ 雪遊び うさぎだるまさんに たどんの目鼻 おー つめた | 成世昌平 | 大阪府民謡 | 大阪府民謡 | | 春のあそびは 門に門松 しめ飾り 羽根や手鞠で 拍子よく 笑う門には 七福神のお礼者 頼もう 通れ 夏の涼みは 出船入船 屋形船 音に名高い 天神祭り 櫓太鼓に どろつくどんの花火 上げてしゅーっ ぽん 秋の夜長は 月のお顔も 世の中も まんまるまるく おさまりて 稲も十分 穂に穂が咲いて 踊れ やっとな よいよい 冬の寒さに 障子開くれば 銀世界 子供喜ぶ 雪遊び うさぎだるまさんに たどんの目鼻 おー つめた |
南部風鈴故郷おもえば 店先の 風鈴鳴らし 風がゆく チリリンリンリン チリリンリン 南部風鈴 おまえの涙 男が夢を 叶えるための 旅の俺さえ 泣いていた 花と咲けない こんな時 深いところに 根を伸ばす チリリンリンリン チリリンリン 南部風鈴 心にひびく 死ぬまで生きる 人生ならば 恋も苦労も 受け止めて 路地に浮かんだ 十六夜に おまえを偲ぶ 逢いたくて チリリンリンリン チリリンリン 南部風鈴 もう秋の風 帰ってこいよ まだ帰れない 山や小川が 呼ぶけれど | 成世昌平 | 久仁京介 | 四方章人 | 前田俊明 | 故郷おもえば 店先の 風鈴鳴らし 風がゆく チリリンリンリン チリリンリン 南部風鈴 おまえの涙 男が夢を 叶えるための 旅の俺さえ 泣いていた 花と咲けない こんな時 深いところに 根を伸ばす チリリンリンリン チリリンリン 南部風鈴 心にひびく 死ぬまで生きる 人生ならば 恋も苦労も 受け止めて 路地に浮かんだ 十六夜に おまえを偲ぶ 逢いたくて チリリンリンリン チリリンリン 南部風鈴 もう秋の風 帰ってこいよ まだ帰れない 山や小川が 呼ぶけれど |
ノスタルジア椎葉朝靄(あさもや)はるか 深山(みやま)の里の 薄紅色の山桜 他郷にありても 忘れまじ 恋しや春の あぁ椎葉(しいば) 月の出遅い 蛍の晩に 似ている夜空 十字星 この地はブラジル サンパウロ 恋しや夏の あぁ椎葉 鶴富姫と 大八さまを 稗つき節に詠んだ頃 ピンガを呑むたび 想い出す 恋しや秋の あぁ椎葉 夜神楽(よかぐら)待った 祭の宵の 肩寄せ合った 囲炉裏端 どうしているだろ あの友よ 恋しや冬の あぁ椎葉 恋しや故郷 あぁ椎葉 | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | 石倉重信 | 朝靄(あさもや)はるか 深山(みやま)の里の 薄紅色の山桜 他郷にありても 忘れまじ 恋しや春の あぁ椎葉(しいば) 月の出遅い 蛍の晩に 似ている夜空 十字星 この地はブラジル サンパウロ 恋しや夏の あぁ椎葉 鶴富姫と 大八さまを 稗つき節に詠んだ頃 ピンガを呑むたび 想い出す 恋しや秋の あぁ椎葉 夜神楽(よかぐら)待った 祭の宵の 肩寄せ合った 囲炉裏端 どうしているだろ あの友よ 恋しや冬の あぁ椎葉 恋しや故郷 あぁ椎葉 |
博多節博多帯締め 筑前絞り 筑前博多の帯を締め 歩む姿が 柳 アリャ ドッコイショ 腰 お月さんが チョイと出て 松の陰 ハイ 今晩は | 成世昌平 | 福岡県民謡 | 福岡県民謡 | | 博多帯締め 筑前絞り 筑前博多の帯を締め 歩む姿が 柳 アリャ ドッコイショ 腰 お月さんが チョイと出て 松の陰 ハイ 今晩は |
博多節百万石の知行(ちぎょう)取るより あなたの側で 竹の柱に 萱の屋根 手鍋下げても 厭(いと)や アリャドッコイショ せぬ 世の中は 好いた同志で 暮らしゃんせ ハイ 今晩わ | 成世昌平 | 福岡県民謡 | 福岡県民謡 | | 百万石の知行(ちぎょう)取るより あなたの側で 竹の柱に 萱の屋根 手鍋下げても 厭(いと)や アリャドッコイショ せぬ 世の中は 好いた同志で 暮らしゃんせ ハイ 今晩わ |
はぐれ川なみだ酌むよな わかれ酒 酔うて切れない 未練の糸が すすり泣くよに ほろほろと であいと別れ 繰り返し 行きも帰りも おんな坂 恋の大阪(北新地) 女坂 おくれ髪哀し わかれ雨 酔うて焦がれて 情念が燃える 赤い命灯 めらめらと であいと別れ 重ねても 通り過ぎれば わすれ橋 かすむ長堀 忘れ橋 背中さみしい わかれ影 酔うてすがれば 袂が揺れる 夢も運命も ゆらゆらと であいと別れ 数えては 明日に流れる はぐれ川 くれる堂島 離暮川 | 成世昌平 | 亜蘭忍 | 安藤実親 | | なみだ酌むよな わかれ酒 酔うて切れない 未練の糸が すすり泣くよに ほろほろと であいと別れ 繰り返し 行きも帰りも おんな坂 恋の大阪(北新地) 女坂 おくれ髪哀し わかれ雨 酔うて焦がれて 情念が燃える 赤い命灯 めらめらと であいと別れ 重ねても 通り過ぎれば わすれ橋 かすむ長堀 忘れ橋 背中さみしい わかれ影 酔うてすがれば 袂が揺れる 夢も運命も ゆらゆらと であいと別れ 数えては 明日に流れる はぐれ川 くれる堂島 離暮川 |
はぐれコキリコ立山に両の掌合わせ せめて便りが 噂が欲しい まだ未練たち切れないとなぜじれる 越中 雪の湯の町で おんなが歌う あゝ はぐれコキリコ 筑子竹二人で鳴らし 想い焦がした十九と二十歳 あの春を忘れた人のにくらしさ 情けの峠越しかねて おんなが歌う あゝ はぐれコキリコ 盆が過ぎ笛の音太鼓 それに鍬金きくたび想う ふるさとを見捨てた人の身の上を 茜に染る空見上げ おんなが歌う あゝ はぐれコキリコ | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | 前田俊明 | 立山に両の掌合わせ せめて便りが 噂が欲しい まだ未練たち切れないとなぜじれる 越中 雪の湯の町で おんなが歌う あゝ はぐれコキリコ 筑子竹二人で鳴らし 想い焦がした十九と二十歳 あの春を忘れた人のにくらしさ 情けの峠越しかねて おんなが歌う あゝ はぐれコキリコ 盆が過ぎ笛の音太鼓 それに鍬金きくたび想う ふるさとを見捨てた人の身の上を 茜に染る空見上げ おんなが歌う あゝ はぐれコキリコ |
春よとまれ春よとまれ この手にとまれ 紅をさす手が かじかむよ 泣いて泣かされ はぐれた恋は 秋と冬との くり返し 胸でヒュルヒュル 雪風鳴けば あんたの温みが 恋しいよ 春よとまれ この手にとまれ… 春よとまれ あんたにとまれ 蝶になったら 翔んで来い 愛をつらぬく わたしを見つけ 俺の花だと 言われたい そうよも一度 逢う日のために あんたの影抱き 眠りたい 春よとまれ あんたにとまれ… 春よとまれ この手にとまれ そしてどこへも もう行くな 夜が寒けりゃ なおらさ燃えて 赤く咲きたい 散ってもみたい ゆれてゆらゆら 涙のむこう 心があんたに 逢いに行く 春よとまれ この手にとまれ… | 成世昌平 | 原文彦 | 浜圭介 | 前田俊明 | 春よとまれ この手にとまれ 紅をさす手が かじかむよ 泣いて泣かされ はぐれた恋は 秋と冬との くり返し 胸でヒュルヒュル 雪風鳴けば あんたの温みが 恋しいよ 春よとまれ この手にとまれ… 春よとまれ あんたにとまれ 蝶になったら 翔んで来い 愛をつらぬく わたしを見つけ 俺の花だと 言われたい そうよも一度 逢う日のために あんたの影抱き 眠りたい 春よとまれ あんたにとまれ… 春よとまれ この手にとまれ そしてどこへも もう行くな 夜が寒けりゃ なおらさ燃えて 赤く咲きたい 散ってもみたい ゆれてゆらゆら 涙のむこう 心があんたに 逢いに行く 春よとまれ この手にとまれ… |
繁盛ブギ(セリフ)毎度おおきに どないだす なにわの街は ウキウキブギウギ 繁盛ブギやで ぼちぼち行こか (ウキウキウキ ぼちぼちぼちぼち) ビルがくるくる キタの空 ミナミじゃ海老が 夜空に跳ねる 蟹もがさごそ 踊りだす 繁盛ブギやで ウキウキブギウギ ウキウキブギウギ 道頓堀人形がチンドドン ゾウだ カイジュウだ ドラゴンだ 太閤はんも 目を覚ます ウキウキブギウギ ウキウキブギウギ ウキウキブギウギ ウキウキブギウギ 繁盛ブギやで ウキウキブギウギ (セリフ)毎度おおきに どないだす なにわの街は ウキウキブギウギ 繁盛ブギやで ぼちぼち行こか (ウキウキウキ ぼちぼちぼちぼち) 景気に負けたら あきまへん あきないうちは 負けてまへんで ネコが手招き おいでやす 繁盛ブギやで ウキウキブギウギ ウキウキブギウギ 道頓堀人形がチンドドン ゾウだ カイジュウだ ドラゴンだ 太閤はんも 目を覚ます ウキウキブギウギ ウキウキブギウギ ウキウキブギウギ ウキウキブギウギ 繁盛ブギやで ウキウキブギウギ 海にゃどっこい エアポート 西から東 世界はまわる フグもぷかぷか 空を飛ぶ 繁盛ブギやで ウキウキブギウギ ウキウキブギウギ 道頓堀人形がチンドドン ゾウだ カイジュウだ ドラゴンだ 太閤はんも 目を覚ます ウキウキブギウギ ウキウキブギウギ ウキウキブギウギ ウキウキブギウギ 繁盛ブギやで ウキウキブギウギ | 成世昌平 | 亜蘭忍 | 福田正 | 福田正 | (セリフ)毎度おおきに どないだす なにわの街は ウキウキブギウギ 繁盛ブギやで ぼちぼち行こか (ウキウキウキ ぼちぼちぼちぼち) ビルがくるくる キタの空 ミナミじゃ海老が 夜空に跳ねる 蟹もがさごそ 踊りだす 繁盛ブギやで ウキウキブギウギ ウキウキブギウギ 道頓堀人形がチンドドン ゾウだ カイジュウだ ドラゴンだ 太閤はんも 目を覚ます ウキウキブギウギ ウキウキブギウギ ウキウキブギウギ ウキウキブギウギ 繁盛ブギやで ウキウキブギウギ (セリフ)毎度おおきに どないだす なにわの街は ウキウキブギウギ 繁盛ブギやで ぼちぼち行こか (ウキウキウキ ぼちぼちぼちぼち) 景気に負けたら あきまへん あきないうちは 負けてまへんで ネコが手招き おいでやす 繁盛ブギやで ウキウキブギウギ ウキウキブギウギ 道頓堀人形がチンドドン ゾウだ カイジュウだ ドラゴンだ 太閤はんも 目を覚ます ウキウキブギウギ ウキウキブギウギ ウキウキブギウギ ウキウキブギウギ 繁盛ブギやで ウキウキブギウギ 海にゃどっこい エアポート 西から東 世界はまわる フグもぷかぷか 空を飛ぶ 繁盛ブギやで ウキウキブギウギ ウキウキブギウギ 道頓堀人形がチンドドン ゾウだ カイジュウだ ドラゴンだ 太閤はんも 目を覚ます ウキウキブギウギ ウキウキブギウギ ウキウキブギウギ ウキウキブギウギ 繁盛ブギやで ウキウキブギウギ |
播州木挽唄ヤーレー山の奥でも 三軒家でも 住めば都よ 我が里よ ヤーレー樅(もみ)は元とれ 檜(ひのき)が二番 杉は三番 松はえぼ ヤーレー木挽さん見りゃ 涙が出ます 堅い木の仲 挽き分ける | 成世昌平 | 兵庫県民謡 | 兵庫県民謡 | | ヤーレー山の奥でも 三軒家でも 住めば都よ 我が里よ ヤーレー樅(もみ)は元とれ 檜(ひのき)が二番 杉は三番 松はえぼ ヤーレー木挽さん見りゃ 涙が出ます 堅い木の仲 挽き分ける |
坂東太郎スイスイスイと 番(つがい)のつばめ 坂東太郎を 掠(かす)めて飛んだ とんぼの水無月 蝉の夏 ここでは早よ来る 祭りをみたさ 佐原ばやしが もうすぐ聴ける 帰って来いよ おーい千太 ピーヒャラピーと 高みの鳶が 坂東太郎に 合(あい)の手入れた 宵から稽古の わんぱくが 太鼓に小太鼓 ドンドコ叩く 佐原ばやしが 恋しかないか 帰って来いよ おーい千太 ヤッコラサーと 葦(よし)分け舟が 坂東太郎に 声掛け下る お前とこのオレ 袖にした あの娘も今年は 顔出すそうな 佐原ばやしで 一杯やろう 帰って来いよ おーい千太 | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | 前田俊明 | スイスイスイと 番(つがい)のつばめ 坂東太郎を 掠(かす)めて飛んだ とんぼの水無月 蝉の夏 ここでは早よ来る 祭りをみたさ 佐原ばやしが もうすぐ聴ける 帰って来いよ おーい千太 ピーヒャラピーと 高みの鳶が 坂東太郎に 合(あい)の手入れた 宵から稽古の わんぱくが 太鼓に小太鼓 ドンドコ叩く 佐原ばやしが 恋しかないか 帰って来いよ おーい千太 ヤッコラサーと 葦(よし)分け舟が 坂東太郎に 声掛け下る お前とこのオレ 袖にした あの娘も今年は 顔出すそうな 佐原ばやしで 一杯やろう 帰って来いよ おーい千太 |
ひえつき節和様平家の 公達ながれよーホイ おどま追討の 那須の末よ 那須の大八 鶴富おいてよーホイ 椎葉発つ時ゃ 目に涙よ 和様公達 今宵のふりはよーホイ もみじかざした 京姿よ | 成世昌平 | 酒井繁一 | 宮崎県民謡 | | 和様平家の 公達ながれよーホイ おどま追討の 那須の末よ 那須の大八 鶴富おいてよーホイ 椎葉発つ時ゃ 目に涙よ 和様公達 今宵のふりはよーホイ もみじかざした 京姿よ |
広島木挽唄 (木出し唄入り)木出し唄 さぁさ皆さんよ<ヨイヤショ> ハァこの木はの<ヨイヤショ> ハァ奥山の<ヨイヤショ> ハァ大木が<ヨイヤショ> ハァのえり出た<ヨイヤショ> ヤーレ朝まとうからヨイ奥山小屋で とっつあんゆずりのヨイ木挽き唄 ハァシャリンコパッサリ ヤーレ山で床とりゃヨイ木の根がまくら 落ちる木の葉がヨイ夜着となる ハァシャリンコパッサリ ヤーレ木挽きさんたちゃヨイ一升飯食ろて 松の根と木でヨイ泣いたげな ハァシャリンコパッサリ ヤーレ何の因果かヨイ木挽きを習ろた 花の盛りをヨイ山小屋に ハァシャリンコパッサリ | 成世昌平 | 広島県民謡 | 広島県民謡 | | 木出し唄 さぁさ皆さんよ<ヨイヤショ> ハァこの木はの<ヨイヤショ> ハァ奥山の<ヨイヤショ> ハァ大木が<ヨイヤショ> ハァのえり出た<ヨイヤショ> ヤーレ朝まとうからヨイ奥山小屋で とっつあんゆずりのヨイ木挽き唄 ハァシャリンコパッサリ ヤーレ山で床とりゃヨイ木の根がまくら 落ちる木の葉がヨイ夜着となる ハァシャリンコパッサリ ヤーレ木挽きさんたちゃヨイ一升飯食ろて 松の根と木でヨイ泣いたげな ハァシャリンコパッサリ ヤーレ何の因果かヨイ木挽きを習ろた 花の盛りをヨイ山小屋に ハァシャリンコパッサリ |
福知山音頭<ドッコイセ ドッコイセ チョイチョイノチョイノチョイノチョイ トコドッコイドッコイドッコイセ> 福知山出て 長田野越えて <チョイチョイ> 駒を早めて 亀山へ <ドッコイセ ドッコイセ チョイチョイノチョイノチョイノチョイ トコドッコイドッコイドッコイセ> 山家一万 綾部が二万 福知三万二千石 明智光秀 丹波をひろめ ひろめ丹波の 福知山 三 五 十五夜 音無瀬橋に 月が鳴いたか ほととぎす 盆のお月さんは 丸こて 丸て 丸て まんまるこて まだ丸い 福知山さん 葵の御紋 如何な大大名も かなやせぬ おまえ見たかや お城の庭を 今が桔梗の 花ざかり | 成世昌平 | 京都府民謡 | 京都府民謡 | | <ドッコイセ ドッコイセ チョイチョイノチョイノチョイノチョイ トコドッコイドッコイドッコイセ> 福知山出て 長田野越えて <チョイチョイ> 駒を早めて 亀山へ <ドッコイセ ドッコイセ チョイチョイノチョイノチョイノチョイ トコドッコイドッコイドッコイセ> 山家一万 綾部が二万 福知三万二千石 明智光秀 丹波をひろめ ひろめ丹波の 福知山 三 五 十五夜 音無瀬橋に 月が鳴いたか ほととぎす 盆のお月さんは 丸こて 丸て 丸て まんまるこて まだ丸い 福知山さん 葵の御紋 如何な大大名も かなやせぬ おまえ見たかや お城の庭を 今が桔梗の 花ざかり |
舟唄やんれやんれー 千鳥 葭切(よしき)り 揚げひばり 啼け啼け 春が逝(ゆ)かぬうち 人の噂じゃ雪降る頃に あの娘 堀江の新地で姿みたという 耳を塞(ふさ)いで何で泣く 櫓をこげ 急げ 若い衆よ やんれー 江口(えぐち) 天満の遠灯り チラチラ揺れる 悲しげに 京で正月 土産に買うた 銀のかんざし 川瀬に捨てて口遊(くちずさ)む 婆(ばば)の背中に掴まって 教えて貰うた やんれ節 やんれー 婀娜(あだ)な島田に 赤い着物(べべ) まだまだ初心(うぶ)な片笑窪 どぶに放(ほ)かした 情けも夢も 棉の花咲く河内の里へ帰りたや 落とす涙を春風が 盗んで暮れる 女町 | 成世昌平 | もず唱平 | 三山敏 | | やんれー 千鳥 葭切(よしき)り 揚げひばり 啼け啼け 春が逝(ゆ)かぬうち 人の噂じゃ雪降る頃に あの娘 堀江の新地で姿みたという 耳を塞(ふさ)いで何で泣く 櫓をこげ 急げ 若い衆よ やんれー 江口(えぐち) 天満の遠灯り チラチラ揺れる 悲しげに 京で正月 土産に買うた 銀のかんざし 川瀬に捨てて口遊(くちずさ)む 婆(ばば)の背中に掴まって 教えて貰うた やんれ節 やんれー 婀娜(あだ)な島田に 赤い着物(べべ) まだまだ初心(うぶ)な片笑窪 どぶに放(ほ)かした 情けも夢も 棉の花咲く河内の里へ帰りたや 落とす涙を春風が 盗んで暮れる 女町 |
ふるさと銭太鼓花の匂いと 風わたる ふるさと一番 あかね空 故郷(くに)を出るとき 描いた夢は 忘れちゃいない 心に抱きしめ ジャンジャンふるさと 銭太鼓 ジャンジャンジャンときて 夢太鼓 イロハ習って ハが抜けて 仕事もはみだし イロばかり 恋にもまれて 疲れてくれば 欲しくもなるよ 心のやすらぎ ジャンジャンふるさと 銭太鼓 ジャンジャンジャンときて 夢太鼓 夢でいいから 欲しいもの お金のなる木と いい女房 恋の惚の字を 実らせるのは 男の甲斐性と 心に刻んで ジャンジャンふるさと 銭太鼓 ジャンジャンジャンときて 夢太鼓 路地に出てみりゃ 月が照る ふるさと思えば また元気 女房もらって 子供ができて 叶えた夢なら 心をひきしめ ジャンジャンふるさと 銭太鼓 ジャンジャンジャンときて 夢太鼓 ジャンジャンふるさと 銭太鼓 ジャンジャンジャンときて 夢太鼓 | 成世昌平 | 久仁京介 | 四方章人 | 伊戸のりお | 花の匂いと 風わたる ふるさと一番 あかね空 故郷(くに)を出るとき 描いた夢は 忘れちゃいない 心に抱きしめ ジャンジャンふるさと 銭太鼓 ジャンジャンジャンときて 夢太鼓 イロハ習って ハが抜けて 仕事もはみだし イロばかり 恋にもまれて 疲れてくれば 欲しくもなるよ 心のやすらぎ ジャンジャンふるさと 銭太鼓 ジャンジャンジャンときて 夢太鼓 夢でいいから 欲しいもの お金のなる木と いい女房 恋の惚の字を 実らせるのは 男の甲斐性と 心に刻んで ジャンジャンふるさと 銭太鼓 ジャンジャンジャンときて 夢太鼓 路地に出てみりゃ 月が照る ふるさと思えば また元気 女房もらって 子供ができて 叶えた夢なら 心をひきしめ ジャンジャンふるさと 銭太鼓 ジャンジャンジャンときて 夢太鼓 ジャンジャンふるさと 銭太鼓 ジャンジャンジャンときて 夢太鼓 |
堀江盆踊唄ソレエー ソレエーエノー ヤトヤー <ヨーイ ヨイヨイ> かんてき割った すり鉢割った エーノー 叱られた <おかして たまらん> ソレ西瓜(すいか) ソレ真瓜(まっか) エーノー 焼け茄子(なすび) <食いたい 食いたい> ソレ堀江 ソレ廓(くるわ) 大江の 里げしき <名どころ 名どころ> 竹にサーエー ヤッチキドシタイナ オサ 竹に雀は 品よく止まる <ヨーイヨーイ> 止めてサーエー ヤッチキドシタイナ オサ 止めてとまらぬ こいつぁまた 色の道 <ヨーイヨーイ> 色でサーエー ヤッチキドシタイナ オサ 色で迷わす 浅漬け茄子 <ヨーイヨーイ> 春 影うつす 春の堀江は 都鳥 <この花 この花> 夏 涼しさの 四ツ橋の 川岸 糸柳 <夕風 夕風> 秋 阿弥陀池 澄み渡る 真如の 月の顔 <和光寺 和光寺> 冬 梁棟木(はりむなぎ) 松檜 咲く 雪の花 <朝市 朝市> 花にサーエー ヤッチキドシタイナ オサ 花に柳で 彩る廓 <ヨーイヨーイ> 染めてサーエー ヤッチキドシタイナ オサ 染めて染めましょ こいつぁまた 濃く浅く <ヨーイヨーイ> 月にサーエー ヤッチキドシタイナ オサ 月を鏡に こいつぁまた 夕化粧 <ヨーイヨーイ> | 成世昌平 | 大阪府民謡 | 大阪府民謡 | | ソレエー ソレエーエノー ヤトヤー <ヨーイ ヨイヨイ> かんてき割った すり鉢割った エーノー 叱られた <おかして たまらん> ソレ西瓜(すいか) ソレ真瓜(まっか) エーノー 焼け茄子(なすび) <食いたい 食いたい> ソレ堀江 ソレ廓(くるわ) 大江の 里げしき <名どころ 名どころ> 竹にサーエー ヤッチキドシタイナ オサ 竹に雀は 品よく止まる <ヨーイヨーイ> 止めてサーエー ヤッチキドシタイナ オサ 止めてとまらぬ こいつぁまた 色の道 <ヨーイヨーイ> 色でサーエー ヤッチキドシタイナ オサ 色で迷わす 浅漬け茄子 <ヨーイヨーイ> 春 影うつす 春の堀江は 都鳥 <この花 この花> 夏 涼しさの 四ツ橋の 川岸 糸柳 <夕風 夕風> 秋 阿弥陀池 澄み渡る 真如の 月の顔 <和光寺 和光寺> 冬 梁棟木(はりむなぎ) 松檜 咲く 雪の花 <朝市 朝市> 花にサーエー ヤッチキドシタイナ オサ 花に柳で 彩る廓 <ヨーイヨーイ> 染めてサーエー ヤッチキドシタイナ オサ 染めて染めましょ こいつぁまた 濃く浅く <ヨーイヨーイ> 月にサーエー ヤッチキドシタイナ オサ 月を鏡に こいつぁまた 夕化粧 <ヨーイヨーイ> |
みかえり富士顧(かえり)みて想うのは 花咲く春の富士の山 頂(いただき)の雪拝み 志立てたというひとの 節榑立(ふしくれだ)った あの手と怒り肩 想い出すんだ 武骨な 我が祖父を 妻よ子よ 友輩(ともがら)よ 一度は見ろよ 富士の山 ほとばしる青春の 全て懸け生きたというひとの 時代と夢と厳しい人生を 無駄にゃしないぞ この先 いつだって 旅立ちの朝まだき みかえり仰ぐ富士の山 あの姿 鑑(かがみ)かな 日本の誉れというひとの ブラジル目指し 乗り込む移民船 何度聞いたか その名は笠戸丸(かさどまる) | 成世昌平 | もず唄平 | 船村徹 | 蔦将包 | 顧(かえり)みて想うのは 花咲く春の富士の山 頂(いただき)の雪拝み 志立てたというひとの 節榑立(ふしくれだ)った あの手と怒り肩 想い出すんだ 武骨な 我が祖父を 妻よ子よ 友輩(ともがら)よ 一度は見ろよ 富士の山 ほとばしる青春の 全て懸け生きたというひとの 時代と夢と厳しい人生を 無駄にゃしないぞ この先 いつだって 旅立ちの朝まだき みかえり仰ぐ富士の山 あの姿 鑑(かがみ)かな 日本の誉れというひとの ブラジル目指し 乗り込む移民船 何度聞いたか その名は笠戸丸(かさどまる) |
美方秋節秋はおそうてヨ 春は早よもどれヨ <ヤーレナーコーラショ> 冬のさぶさを ねてわすりょ <冬のさぶさを>ねてわすりょ 二百十日のヨ 風さョ吹かにゃヨ <ヤーレナーコーラショ> 様を浪速に やらしょまい <様を浪速に>やらしょまい | 成世昌平 | 兵庫県民謡 | 兵庫県民謡 | | 秋はおそうてヨ 春は早よもどれヨ <ヤーレナーコーラショ> 冬のさぶさを ねてわすりょ <冬のさぶさを>ねてわすりょ 二百十日のヨ 風さョ吹かにゃヨ <ヤーレナーコーラショ> 様を浪速に やらしょまい <様を浪速に>やらしょまい |
虎落の里泣け泣けと 雪が呼ぶ 伊吹のこの里に なぜ背を向けた 故郷(ふるさと)捨てた訳は何 あなたにとって恋は何 答くれない 虎落の笛よ ヒューヒューヒューヒュー 宵から鳴るばかり 東京に いるという 便りがあったきり あれから三月 女に云えぬ事は何 あなたにとって夢は何 情けあるなら 虎落の笛よ 教えておくれよ 男の道とやら 育てた絆 意味は何 あなたにとって愛は何 春を知らない 虎落の里に ヒューヒューヒューヒュー 夜っぴて風が哭く | 成世昌平 | もず唱平 | 叶弦大 | 前田俊明 | 泣け泣けと 雪が呼ぶ 伊吹のこの里に なぜ背を向けた 故郷(ふるさと)捨てた訳は何 あなたにとって恋は何 答くれない 虎落の笛よ ヒューヒューヒューヒュー 宵から鳴るばかり 東京に いるという 便りがあったきり あれから三月 女に云えぬ事は何 あなたにとって夢は何 情けあるなら 虎落の笛よ 教えておくれよ 男の道とやら 育てた絆 意味は何 あなたにとって愛は何 春を知らない 虎落の里に ヒューヒューヒューヒュー 夜っぴて風が哭く |
ヤン衆哀歌(エレジー)小首を傾(かし)げて飲む癖の お前もやっぱり 他所者(よそもの)なのか 港灯りの語り種(ぐさ) 情けの継ぎ穂 探しかね 出船の霧笛が泣いている あれは純情 ヤン衆哀歌(エレジー) 故郷で娘が待っている 惚れても精々 一ト冬限り 奨め上手とその品(しな)は 紅い燈点(とも)る巷(まち)育ち 吹雪が宵から泣いている あれは純情 ヤン衆哀歌 本気で所帯を 持つ気なら 連れて帰ってやってもいいぜ それは出来まい お前には 心の傷が疼くだろ 世外れ鴎が泣いている あれは純情 ヤン衆哀歌 | 成世昌平 | もず唱平 | 桧原さとし | 前田俊明 | 小首を傾(かし)げて飲む癖の お前もやっぱり 他所者(よそもの)なのか 港灯りの語り種(ぐさ) 情けの継ぎ穂 探しかね 出船の霧笛が泣いている あれは純情 ヤン衆哀歌(エレジー) 故郷で娘が待っている 惚れても精々 一ト冬限り 奨め上手とその品(しな)は 紅い燈点(とも)る巷(まち)育ち 吹雪が宵から泣いている あれは純情 ヤン衆哀歌 本気で所帯を 持つ気なら 連れて帰ってやってもいいぜ それは出来まい お前には 心の傷が疼くだろ 世外れ鴎が泣いている あれは純情 ヤン衆哀歌 |
結いの心この家(や)の娘が 婿取るらしい 噂がこの夏ひろがった 本家の隠居が気にかけて アチコチ知る辺に声を掛け たった半月少々で 我が家の屋根が葺き替わる エンヤサ エンヤサ 日本の秋の あゝ結いの里 今どき田舎の暮らしがいいと 都会にお尻を向けた男(ひと) 見どころあるねと片親が 喜び隠さず 恵比寿顔 無縁有縁の隔てなく 御神酒(おみき)で騒ぐ皆の衆 エンヤサ エンヤサ 日本の冬の あゝ結いの里 男手出来たと 肩の荷降ろし にっこり笑顔の母をみて 今年の田植えはまだ無理と 心配するのはあげ雲雀 何の懸念があるもんか 見ておれ 村の心意気 エンヤサ エンヤサ 日本の春の あゝ結いの里 | 成世昌平 | もず唱平 | 桧原さとし | 前田俊明 | この家(や)の娘が 婿取るらしい 噂がこの夏ひろがった 本家の隠居が気にかけて アチコチ知る辺に声を掛け たった半月少々で 我が家の屋根が葺き替わる エンヤサ エンヤサ 日本の秋の あゝ結いの里 今どき田舎の暮らしがいいと 都会にお尻を向けた男(ひと) 見どころあるねと片親が 喜び隠さず 恵比寿顔 無縁有縁の隔てなく 御神酒(おみき)で騒ぐ皆の衆 エンヤサ エンヤサ 日本の冬の あゝ結いの里 男手出来たと 肩の荷降ろし にっこり笑顔の母をみて 今年の田植えはまだ無理と 心配するのはあげ雲雀 何の懸念があるもんか 見ておれ 村の心意気 エンヤサ エンヤサ 日本の春の あゝ結いの里 |
雄踏だよりふるさとの 四板が通り名 帆かけ船は 浅瀬は櫂で 潮路は櫓で行く 篝火たいて ドーマン共に追いかけた 雄踏育ちの兄弟分よ あの娘は元気か 嫁いだか 身の丈に 倍するヒゲ持つ 車海老を 喰わせてやると 便りを寄越した ガキ大将よ 浜名湖一と謳われた タキヤの名人 蔦蔵さんに 負けない漁師に なったかい 富士の山 指さし誓った志は 心の中に今でも生きてる 忘れちゃいない 遠州灘のからっ風 素人歌舞伎の 『新口村』を 何度も夢見た 今日もみた | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | | ふるさとの 四板が通り名 帆かけ船は 浅瀬は櫂で 潮路は櫓で行く 篝火たいて ドーマン共に追いかけた 雄踏育ちの兄弟分よ あの娘は元気か 嫁いだか 身の丈に 倍するヒゲ持つ 車海老を 喰わせてやると 便りを寄越した ガキ大将よ 浜名湖一と謳われた タキヤの名人 蔦蔵さんに 負けない漁師に なったかい 富士の山 指さし誓った志は 心の中に今でも生きてる 忘れちゃいない 遠州灘のからっ風 素人歌舞伎の 『新口村』を 何度も夢見た 今日もみた |
雪折れ竹竹がナー 竹が 竹がポンと鳴りゃ 夢から覚める あれは裏山 雪折れ竹よ 夜更けに浮かべる 面影は 遠い都会の あなたの姿… 北風に背中丸めて いやせぬか 人生(みち)に迷って いやせぬか オーホホイ 竹はナー 竹は 竹は一途な 女の想い つらくないのか 雪折れ竹よ 必ず迎えに 来るからと 今も聞こえる あなたの言葉… つまずいて明日を失くして いやせぬか 酒に溺れて いやせぬか オーホホイ 竹もナー 竹も 竹も泣くのか さだめの雪に 恋は哀しい 雪折れ竹よ 淋しく見送る 冬いくつ ここで春待つ 女がひとり… 華やかな街に染まって いやせぬか わたし忘れて いやせぬか オーホホイ | 成世昌平 | かず翼 | 堀慈 | 竹内弘一 | 竹がナー 竹が 竹がポンと鳴りゃ 夢から覚める あれは裏山 雪折れ竹よ 夜更けに浮かべる 面影は 遠い都会の あなたの姿… 北風に背中丸めて いやせぬか 人生(みち)に迷って いやせぬか オーホホイ 竹はナー 竹は 竹は一途な 女の想い つらくないのか 雪折れ竹よ 必ず迎えに 来るからと 今も聞こえる あなたの言葉… つまずいて明日を失くして いやせぬか 酒に溺れて いやせぬか オーホホイ 竹もナー 竹も 竹も泣くのか さだめの雪に 恋は哀しい 雪折れ竹よ 淋しく見送る 冬いくつ ここで春待つ 女がひとり… 華やかな街に染まって いやせぬか わたし忘れて いやせぬか オーホホイ |
雪しぐれ恋しぐれみちのく湯の町 育ちには しあわせ灯り どうして遠い 誰が夜更けて 歌うのだろう さとの追分 高調子 しぐれが怯えて 雪になる 恋に怯えて 雪になる 七夕祭りを 惜しむうち おんなを泣かせ 紅葉が散った 百舌の速贄 あんなに高い きっと来そうだ ドカ雪が しぐれが怯えて 雪になる 恋に怯えて 雪になる 迎えに来るから 待っていろ あなたの言葉 信じていいの 遅れがちでも この冬越せば 春は来ますか ありますか しぐれが怯えて 雪になる 恋に怯えて 雪になる | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | | みちのく湯の町 育ちには しあわせ灯り どうして遠い 誰が夜更けて 歌うのだろう さとの追分 高調子 しぐれが怯えて 雪になる 恋に怯えて 雪になる 七夕祭りを 惜しむうち おんなを泣かせ 紅葉が散った 百舌の速贄 あんなに高い きっと来そうだ ドカ雪が しぐれが怯えて 雪になる 恋に怯えて 雪になる 迎えに来るから 待っていろ あなたの言葉 信じていいの 遅れがちでも この冬越せば 春は来ますか ありますか しぐれが怯えて 雪になる 恋に怯えて 雪になる |
雪大文字この幸せが いつまでも 続くといいねと 大文字の 紅い炎に 言ったひと 冬になったら また燃え上がる 白いかげろう 雪大文字 京都ああ 京都あのひと 恋おんな さよならなしで なぜ逝(い)った ふたりで歩いた この町は 独りぼっちじゃ つらすぎる 比叡の淡雪 舞う東山 白い未練の雪大文字 京都ああ 京都底冷え なみだ冷え 炎は消えて 冬枯れて あと振り向いても なにもない 上がる下がるの 京の町 あの瞳あの声 あのしぐささえ 白く浮かべる 雪大文字 京都ああ 京都まだまだ つらい町 | 成世昌平 | 関沢新一 | 伊藤雪彦 | 伊藤雪彦 | この幸せが いつまでも 続くといいねと 大文字の 紅い炎に 言ったひと 冬になったら また燃え上がる 白いかげろう 雪大文字 京都ああ 京都あのひと 恋おんな さよならなしで なぜ逝(い)った ふたりで歩いた この町は 独りぼっちじゃ つらすぎる 比叡の淡雪 舞う東山 白い未練の雪大文字 京都ああ 京都底冷え なみだ冷え 炎は消えて 冬枯れて あと振り向いても なにもない 上がる下がるの 京の町 あの瞳あの声 あのしぐささえ 白く浮かべる 雪大文字 京都ああ 京都まだまだ つらい町 |
雪の宿雪が舞う はらはら脅(おび)え あなたと これっきり逢えなくなる 女の幸せ 捨てる気で 駆け込んだ 夜汽車のガラス窓 浮かぶよ 雪の宿あかり 雪が舞う 急かせるように あなたに人生を預けてみる なんてね 本気で考えた あの日から 三年(みとせ)か この胸に 浮かぶよ 雪の宿あかり 雪が舞う あきらめ顔で あなたに期待しちゃ みじめになる 後悔しきりの日を重ね ようやっと 泪は枯れたけど 浮かぶよ 雪の宿あかり | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | 京建輔 | 雪が舞う はらはら脅(おび)え あなたと これっきり逢えなくなる 女の幸せ 捨てる気で 駆け込んだ 夜汽車のガラス窓 浮かぶよ 雪の宿あかり 雪が舞う 急かせるように あなたに人生を預けてみる なんてね 本気で考えた あの日から 三年(みとせ)か この胸に 浮かぶよ 雪の宿あかり 雪が舞う あきらめ顔で あなたに期待しちゃ みじめになる 後悔しきりの日を重ね ようやっと 泪は枯れたけど 浮かぶよ 雪の宿あかり |
世外れおけさ笠は端(つま)折り 裾からげ 時雨に追われて来た瞽女(ごぜ)よ 鬢(びん)のあたりの白いのは もしや誰かの所為(せい)なのか あゝ 今更に 親不孝 想い出させる エー 世外れおけさ 軒で爪弾く 門付けに 名乗りもしないで訊(き)いてみる 越後何町 何筋の 粋な小店のお燗番 あゝ 知らないか 達者かな 三味が哀しい エー 世外れおけさ 思い出したく ないけれど 指折り数えりゃ 二タ昔 ちょうど二十歳で飛び出して 梨の礫(つぶて)の罰あたり あゝ 泣いている 茜雲 責めてくれるな エー 世外れおけさ | 成世昌平 | もず唱平 | 桧原さとし | 前田俊明 | 笠は端(つま)折り 裾からげ 時雨に追われて来た瞽女(ごぜ)よ 鬢(びん)のあたりの白いのは もしや誰かの所為(せい)なのか あゝ 今更に 親不孝 想い出させる エー 世外れおけさ 軒で爪弾く 門付けに 名乗りもしないで訊(き)いてみる 越後何町 何筋の 粋な小店のお燗番 あゝ 知らないか 達者かな 三味が哀しい エー 世外れおけさ 思い出したく ないけれど 指折り数えりゃ 二タ昔 ちょうど二十歳で飛び出して 梨の礫(つぶて)の罰あたり あゝ 泣いている 茜雲 責めてくれるな エー 世外れおけさ |
俚奏楽 民謡七福神西も東も 五穀豊かな 喜びを 神に捧げる 笛太鼓 さても見事な大一座 弁財天の 三味の音に 毘沙門天の 琴調べ 寿老人は 尺八で 福禄布袋(ふくろほてい)の 唄添えて 大黒舞とや 恵比寿舞 先ず お恵比寿さんの 大漁舞 サアーサ 浜のナ 浜のナ 浜の賑わい 飛び交うかもめ 唄ものどかな 大漁節 ヨーイ ヨーイヤサ それ釣れたぞ釣れたぞ 大鯛が 今年ゃ世がよて 穂に穂が咲いて 桝ではからず 箕ではかる 大黒天も ほころび顔で 小槌振り振り 舞い遊ぶ めでためでたが 三つ重なりて ホンニ豊かな 出来秋や 富士の山ほど 積んだ穂を 馬で運ぼうか 担(かづ)こうか 宝の倉入り ドッコイショ 重ね上げたる 福俵 鄙(ひな)も都も 笛太鼓 七福神が 皆うち揃い 楽しうなるこそ 目出度けれ | 成世昌平 | 本條秀太郎 | 本條秀太郎 | | 西も東も 五穀豊かな 喜びを 神に捧げる 笛太鼓 さても見事な大一座 弁財天の 三味の音に 毘沙門天の 琴調べ 寿老人は 尺八で 福禄布袋(ふくろほてい)の 唄添えて 大黒舞とや 恵比寿舞 先ず お恵比寿さんの 大漁舞 サアーサ 浜のナ 浜のナ 浜の賑わい 飛び交うかもめ 唄ものどかな 大漁節 ヨーイ ヨーイヤサ それ釣れたぞ釣れたぞ 大鯛が 今年ゃ世がよて 穂に穂が咲いて 桝ではからず 箕ではかる 大黒天も ほころび顔で 小槌振り振り 舞い遊ぶ めでためでたが 三つ重なりて ホンニ豊かな 出来秋や 富士の山ほど 積んだ穂を 馬で運ぼうか 担(かづ)こうか 宝の倉入り ドッコイショ 重ね上げたる 福俵 鄙(ひな)も都も 笛太鼓 七福神が 皆うち揃い 楽しうなるこそ 目出度けれ |