朝顔私があなたをみそめた時に 空は青く澄み渡り 風はフエの音の様にひびく このままあなたと どこまでも行きたい 風にのって丘を走り 山を越えて花の園へ ラララ…… 私があなたに寄せる思いは なにもかもすべて 思い出はこれでおしまい だからもっと いっしょにいたい あの鳥のようにツバサをひろげ 高く高く空を昇ろう カモメが飛んでる海を抜けて そこには空も海もない ふたりがとけ込む 白い光の中へ 消え去る体をみつめながら | 早川義夫 | 出来里望 | 早川義夫 | | 私があなたをみそめた時に 空は青く澄み渡り 風はフエの音の様にひびく このままあなたと どこまでも行きたい 風にのって丘を走り 山を越えて花の園へ ラララ…… 私があなたに寄せる思いは なにもかもすべて 思い出はこれでおしまい だからもっと いっしょにいたい あの鳥のようにツバサをひろげ 高く高く空を昇ろう カモメが飛んでる海を抜けて そこには空も海もない ふたりがとけ込む 白い光の中へ 消え去る体をみつめながら |
NHKに捧げる歌あゝ この広き国 日の本に 名高かきものは 富士の山 加えて 名高かき えぬ・えち・けい 多くの者に絵を送り 月々 戸口に あらわれて とりたて歩くは 絵の代金 誰が言ったか 押し売りと されど払わにゃなるまひと 渋々 さしだす その代金 おはなはんなら ありがたし りょうま来たれば ありがたし たびじあるのも ありがたし 色つき絵には高く取り 白黒絵には安く取る されど もぐりの客めらは 金を払わず絵をながめ お上はばいとを使いつつ 悪者をさぐり続けるなりけれ。 | 早川義夫 | 柏倉秀美 | 早川義夫 | | あゝ この広き国 日の本に 名高かきものは 富士の山 加えて 名高かき えぬ・えち・けい 多くの者に絵を送り 月々 戸口に あらわれて とりたて歩くは 絵の代金 誰が言ったか 押し売りと されど払わにゃなるまひと 渋々 さしだす その代金 おはなはんなら ありがたし りょうま来たれば ありがたし たびじあるのも ありがたし 色つき絵には高く取り 白黒絵には安く取る されど もぐりの客めらは 金を払わず絵をながめ お上はばいとを使いつつ 悪者をさぐり続けるなりけれ。 |
音楽声を出さなくとも 歌は歌える 音のないところに 音は降りてくる ぽっかり浮かんだ丸い月 あなたの笑顔 存在そのものが 音楽を奏でる 歌を歌うのが 歌だとは限らない 感動する心が 音楽なんだ 勇気をもらう一言 汚れを落とす涙 日常で歌うことが 何よりもステキ 言葉は自分の心を映し出すもの 何を語っても叫んでも鏡に映るだけ 本当に素晴らしいものは解説を拒絶する 音楽がめざしているのは音楽ではない 僕は何をするために 生まれて来たのだろう 何度も落ち込みながらも 僕は僕になってゆく 夜空に放つ大きな花 身体に響く音楽 何の野心もなく 終りに向かって歩く | 早川義夫 | 早川義夫 | 早川義夫 | | 声を出さなくとも 歌は歌える 音のないところに 音は降りてくる ぽっかり浮かんだ丸い月 あなたの笑顔 存在そのものが 音楽を奏でる 歌を歌うのが 歌だとは限らない 感動する心が 音楽なんだ 勇気をもらう一言 汚れを落とす涙 日常で歌うことが 何よりもステキ 言葉は自分の心を映し出すもの 何を語っても叫んでも鏡に映るだけ 本当に素晴らしいものは解説を拒絶する 音楽がめざしているのは音楽ではない 僕は何をするために 生まれて来たのだろう 何度も落ち込みながらも 僕は僕になってゆく 夜空に放つ大きな花 身体に響く音楽 何の野心もなく 終りに向かって歩く |
悲しい性欲僕は純情 君はO嬢 悲しい性欲 一度だけの約束で あなたに逢えたら ただそれだけのために ただそれだけのために 何のまじりっけもなく 何のまじりっけもなく 僕は純情 君はO嬢 悲しい性欲 優しさと いやらしさを ひとつに重ねて 心さすりあって 心さすりあって ぴったりすきまなく ぴったり寄り添えたら 幼い時からしてきたこと いつもひとりでしてきたこと 楽しくもあり 切なくもあり 醜くもあり 美しくもあり さみしい時 狂いそうな時 明日もきっと元気になれるさ 空しくても 空しくても 生きる力が湧いてくる 僕は純情 君はO嬢 悲しい性欲 本当は あなたを 抱きしめたいのに 見ず知らずの人や 名も知らぬ人の中に バカみたいなことだけど いまでも愛を求めてる | 早川義夫 | 早川義夫 | 早川義夫 | | 僕は純情 君はO嬢 悲しい性欲 一度だけの約束で あなたに逢えたら ただそれだけのために ただそれだけのために 何のまじりっけもなく 何のまじりっけもなく 僕は純情 君はO嬢 悲しい性欲 優しさと いやらしさを ひとつに重ねて 心さすりあって 心さすりあって ぴったりすきまなく ぴったり寄り添えたら 幼い時からしてきたこと いつもひとりでしてきたこと 楽しくもあり 切なくもあり 醜くもあり 美しくもあり さみしい時 狂いそうな時 明日もきっと元気になれるさ 空しくても 空しくても 生きる力が湧いてくる 僕は純情 君はO嬢 悲しい性欲 本当は あなたを 抱きしめたいのに 見ず知らずの人や 名も知らぬ人の中に バカみたいなことだけど いまでも愛を求めてる |
君の亭主ボクは君の亭主になりたいのさ! 部屋の中程に座わり込み アレヤ、コレヤとさしずをし 新聞を読み、大口をたたき 疲れた君にヘタな詩を読ませ そして、明け方近くまで起きている 朝になると味噌汁をこさえ 君をおくりだす ボクはじっと後姿を追いつづける そして、ボク自身につきあたり もろく、くずれる 部屋の中程に座わり込み 君の帰りをまっている | 早川義夫 | 高田渡 | 早川義夫 | | ボクは君の亭主になりたいのさ! 部屋の中程に座わり込み アレヤ、コレヤとさしずをし 新聞を読み、大口をたたき 疲れた君にヘタな詩を読ませ そして、明け方近くまで起きている 朝になると味噌汁をこさえ 君をおくりだす ボクはじっと後姿を追いつづける そして、ボク自身につきあたり もろく、くずれる 部屋の中程に座わり込み 君の帰りをまっている |
この世で一番キレイなもの弱い心が 指先に伝わって 痛々しいほど ふるえている みんなの前で 裸になって 縮こまっている みじめな僕 なぜに僕は 歌を歌うのだろう 誰に何を 伝えたいのだろう もっと強く 生まれたかった しかたがないね これが僕だもの この世で一番 キレイなものは あなたにとって 必要なもの 僕らを包む 壮大な宇宙 ひとしずくの泪 求めあう命 キレイなものは どこかに あるのではなくて あなたの中に 眠ってるものなんだ いい人はいいね 素直でいいね キレイと思う 心がキレイなのさ | 早川義夫 | 早川義夫 | 早川義夫 | | 弱い心が 指先に伝わって 痛々しいほど ふるえている みんなの前で 裸になって 縮こまっている みじめな僕 なぜに僕は 歌を歌うのだろう 誰に何を 伝えたいのだろう もっと強く 生まれたかった しかたがないね これが僕だもの この世で一番 キレイなものは あなたにとって 必要なもの 僕らを包む 壮大な宇宙 ひとしずくの泪 求めあう命 キレイなものは どこかに あるのではなくて あなたの中に 眠ってるものなんだ いい人はいいね 素直でいいね キレイと思う 心がキレイなのさ |
サルビアの花いつもいつも 思ってた サルビアの花を あなたの部屋の中に 投げ入れたくて そして君のベットに サルビアの紅い花 しきつめて 僕は君を死ぬまで 抱きしめていようと なのになのに どうして他の人のところへ 僕の愛の方が すてきなのに 泣きながら 君のあとを追いかけて 花ふぶき 舞う道を 教会の鐘の音はなんてうそっぱちなのさ とびらを開けて 出てきた君は 偽りの花嫁 ほほをこわばらせ 僕をチラッと見た 泣きながら 君のあとを追いかけて 花ふぶき 舞う道を ころげながら ころげながら 走りつづけたのさ | 早川義夫 | 相沢靖子 | 早川義夫 | | いつもいつも 思ってた サルビアの花を あなたの部屋の中に 投げ入れたくて そして君のベットに サルビアの紅い花 しきつめて 僕は君を死ぬまで 抱きしめていようと なのになのに どうして他の人のところへ 僕の愛の方が すてきなのに 泣きながら 君のあとを追いかけて 花ふぶき 舞う道を 教会の鐘の音はなんてうそっぱちなのさ とびらを開けて 出てきた君は 偽りの花嫁 ほほをこわばらせ 僕をチラッと見た 泣きながら 君のあとを追いかけて 花ふぶき 舞う道を ころげながら ころげながら 走りつづけたのさ |
しだれ柳つれない貴方 もうお別れ 弟を抱いた 柳のとこへ しだれ柳のもとへ 橋のたもとは露に濡れ 水はよどんで流れない 沈んでいった貴方 | 早川義夫 | 出来里望 | 早川義夫 | | つれない貴方 もうお別れ 弟を抱いた 柳のとこへ しだれ柳のもとへ 橋のたもとは露に濡れ 水はよどんで流れない 沈んでいった貴方 |
シャンソンねえー 待ってくれるかい? ねえー ボクの友だちよ! 待ってくれるかい? ボクがシャンソンを唄うまで ボクにシャンソンが唄えるようになるまで あったかいセーターがほしい あったかいマフラーがほしい あったかいスープとコーヒーがほしい あったかい会話がほしいんだよ ボクは待つよ!君が あったかいセーターを着 マフラーをし スープを飲み コーヒーをすすり その口唇が動きだす 君がシャンソンを唄いだすまで ねえー待っておくれ! ねえーボクの友だちよ! ボクがシャンソンを唄いだすまで もうじきなんだよ | 早川義夫 | 高田渡 | 早川義夫 | | ねえー 待ってくれるかい? ねえー ボクの友だちよ! 待ってくれるかい? ボクがシャンソンを唄うまで ボクにシャンソンが唄えるようになるまで あったかいセーターがほしい あったかいマフラーがほしい あったかいスープとコーヒーがほしい あったかい会話がほしいんだよ ボクは待つよ!君が あったかいセーターを着 マフラーをし スープを飲み コーヒーをすすり その口唇が動きだす 君がシャンソンを唄いだすまで ねえー待っておくれ! ねえーボクの友だちよ! ボクがシャンソンを唄いだすまで もうじきなんだよ |
知らないでしょう知らないでしょう あなたの帰らない 私の悲しい昔のことなぞ 足でたばこをふかしながら けむりまででたのですから 死んでいるのにいつまで私を みつめているのですか もうそんなに見つめることはない 私は空を飛んでいるのですから あなたのもとにはもどりませんよ 私はきままなものですから | 早川義夫 | 出来里望 | 早川義夫 | | 知らないでしょう あなたの帰らない 私の悲しい昔のことなぞ 足でたばこをふかしながら けむりまででたのですから 死んでいるのにいつまで私を みつめているのですか もうそんなに見つめることはない 私は空を飛んでいるのですから あなたのもとにはもどりませんよ 私はきままなものですから |
聖なるかな願い窓の外は太陽をもとめ あらゆる茎がまがろうとする 雨は花はそして旅は 僕をひとりつれてゆく 僕はもううしろを見ない 僕の背中はつくりものでない 僕のすべてが君にのまれようと 古い着物をぬいでゆく 君が見える君が見える ゆれうごく水の城の中に 君の君の胸に光る 聖なるかな僕の願い | 早川義夫 | 早川義夫 | 早川義夫 | | 窓の外は太陽をもとめ あらゆる茎がまがろうとする 雨は花はそして旅は 僕をひとりつれてゆく 僕はもううしろを見ない 僕の背中はつくりものでない 僕のすべてが君にのまれようと 古い着物をぬいでゆく 君が見える君が見える ゆれうごく水の城の中に 君の君の胸に光る 聖なるかな僕の願い |
躁と鬱の間でいつか僕の生命が 消えかかる時に 僕は何を思って 死んで行くのだろう 「ありがとう」なんて言えたなら いい感じで終われるけど 「バカみたい」と顔をしかめて つぶやくような気がする 一つのことばかり気になってしまい 突然すべてを壊したくなる 躁と鬱の間を行ったり来たり 後悔と嫌悪の連続 人に逢うのが怖くて 閉じこもったまま 思うように歌が 出来ないんだ 心が元気になれたなら どこまでも歩いてゆけるさ ステキなあの子に逢えるなら やさしい気持ちになれる ざわざわ心が落ち着かなくなって 突然不安が襲いかかってくる 躁と鬱の間を行ったり来たり 僕は相変わらずさ | 早川義夫 | 早川義夫 | 早川義夫 | | いつか僕の生命が 消えかかる時に 僕は何を思って 死んで行くのだろう 「ありがとう」なんて言えたなら いい感じで終われるけど 「バカみたい」と顔をしかめて つぶやくような気がする 一つのことばかり気になってしまい 突然すべてを壊したくなる 躁と鬱の間を行ったり来たり 後悔と嫌悪の連続 人に逢うのが怖くて 閉じこもったまま 思うように歌が 出来ないんだ 心が元気になれたなら どこまでも歩いてゆけるさ ステキなあの子に逢えるなら やさしい気持ちになれる ざわざわ心が落ち着かなくなって 突然不安が襲いかかってくる 躁と鬱の間を行ったり来たり 僕は相変わらずさ |
天使の遺言死ねなくて 走っているのか 死ぬために 走っていたのか 天国(そら)から堕ちて 平らな斜面(さか)を 転がる ダイスの様に 逃げたくて すがっているのか 逃げ切れず すがってみたのか 乳房の丘の サナトリウムで 心は 震えるばかり 昔天使に もらった手紙を 月の灯りで 読み返してみる 迷うことが 生きることだと 恥ずかしそうに 書いてある あの日天使は 悪魔に抱かれて 白いお尻を くねらせたらしい 迷うことが 生きることだと 汚れた羽根を 血に染めて 泣く前に 歌えばいいのか 泣き終えても まだ歌うのか アバラの檻に 閉じ込められた 心が 暴れる夜は 昔天使に もらった手紙を 月の灯りで 読み返してみる 迷うことが 生きることだと 恥ずかしそうに 書いてある | 早川義夫 | 森雪之丞 | 早川義夫 | | 死ねなくて 走っているのか 死ぬために 走っていたのか 天国(そら)から堕ちて 平らな斜面(さか)を 転がる ダイスの様に 逃げたくて すがっているのか 逃げ切れず すがってみたのか 乳房の丘の サナトリウムで 心は 震えるばかり 昔天使に もらった手紙を 月の灯りで 読み返してみる 迷うことが 生きることだと 恥ずかしそうに 書いてある あの日天使は 悪魔に抱かれて 白いお尻を くねらせたらしい 迷うことが 生きることだと 汚れた羽根を 血に染めて 泣く前に 歌えばいいのか 泣き終えても まだ歌うのか アバラの檻に 閉じ込められた 心が 暴れる夜は 昔天使に もらった手紙を 月の灯りで 読み返してみる 迷うことが 生きることだと 恥ずかしそうに 書いてある |
父さんへの手紙昔 父さんが母さんとデイトした時 氷屋の前で父さんが言ったセリフ 私は外で待っていますから あなただけ食べて来なさい そんなおかしな父さんが 僕は困るけど好きだよ 同じ血が流れている ねえ父さん、お元気ですか あれから僕は歌を歌ってます 自分の中の手に負えぬ部分や 行き場のない悲しみや思いを 何一つわかってないけど 美しいものをつかみたくて 父さんにも聴いてもらいたくて ねえ父さん、箱根奥湯本にいい温泉があるんだ ねえ父さん、月を見ながら一緒に温まろうよ 相も変わらず僕は偏屈なので 人と同じ気持ちになれない 父さんの墓参りにも行かず ぼんやりと空を眺めてます 暗い土の中に父さんが 眠っているわけはない それぞれの心の中さ ねえ父さん、あらゆる儀式はわざとらしく無駄で滑稽なものだよね ねえ父さん、どうしたら僕は素直になれるのでしょうか ねえ父さん、もっと打ち解けてしみじみと語り笑い合いたかった ねえ父さん、また母さんと一緒に花火を見ようね | 早川義夫 | 早川義夫 | 早川義夫 | | 昔 父さんが母さんとデイトした時 氷屋の前で父さんが言ったセリフ 私は外で待っていますから あなただけ食べて来なさい そんなおかしな父さんが 僕は困るけど好きだよ 同じ血が流れている ねえ父さん、お元気ですか あれから僕は歌を歌ってます 自分の中の手に負えぬ部分や 行き場のない悲しみや思いを 何一つわかってないけど 美しいものをつかみたくて 父さんにも聴いてもらいたくて ねえ父さん、箱根奥湯本にいい温泉があるんだ ねえ父さん、月を見ながら一緒に温まろうよ 相も変わらず僕は偏屈なので 人と同じ気持ちになれない 父さんの墓参りにも行かず ぼんやりと空を眺めてます 暗い土の中に父さんが 眠っているわけはない それぞれの心の中さ ねえ父さん、あらゆる儀式はわざとらしく無駄で滑稽なものだよね ねえ父さん、どうしたら僕は素直になれるのでしょうか ねえ父さん、もっと打ち解けてしみじみと語り笑い合いたかった ねえ父さん、また母さんと一緒に花火を見ようね |
人間のバラード蟲だまだ蟲だ 人間のバラード 今度生まれるなら 人に生まれたい 人に生まれたら いい子になるんだ パパとママの腕に あったかく抱かれ 人に生まれりゃ 友達できる 気さくな友と おしゃべりできる 人に生まれりゃ 恋もできるの やさしい人が 抱きしめる けれどまだ蟲だ 人間のバラード 鳥に生まれりゃ 足がとがるし 花に生まれりゃ 雨にこがれる ネジに生まれりゃ 油まみれさ ヒルにうまれりゃ 血をすする 人に生まれりゃ 友達できる 気さくな友と おしゃべりできる 人に生まれりゃ 恋もできるの やさしい人が 抱きしめる 今度生まれたら いい子になるんだ | 早川義夫 | 大槻ケンヂ | 大槻ケンヂ・King-Show | | 蟲だまだ蟲だ 人間のバラード 今度生まれるなら 人に生まれたい 人に生まれたら いい子になるんだ パパとママの腕に あったかく抱かれ 人に生まれりゃ 友達できる 気さくな友と おしゃべりできる 人に生まれりゃ 恋もできるの やさしい人が 抱きしめる けれどまだ蟲だ 人間のバラード 鳥に生まれりゃ 足がとがるし 花に生まれりゃ 雨にこがれる ネジに生まれりゃ 油まみれさ ヒルにうまれりゃ 血をすする 人に生まれりゃ 友達できる 気さくな友と おしゃべりできる 人に生まれりゃ 恋もできるの やさしい人が 抱きしめる 今度生まれたら いい子になるんだ |
猫のミータン隣の家の猫のミータンは イリオモテヤマネコのような凛々しい顔 時々遊びに来ているうちに 僕はすっかり気に入ってしまった だってミータンいい子なんだもん お行儀がよくて文句も云わない お口からピンクの舌を出して 気がつけば一日中寝てばかり 愛という言葉も知らないのに やさしい気持ちになれるのがいいね 信じあうことなんて必要ないね そばにいるだけで幸せさ ミータン ミータンはどうしてミータンなの どうすればミータンになれるの 丸まったり背伸びをしたりして いつもどんな夢追いかけてるの 寝顔やしぐさを見ているだけで やさしい気持ちになれるのがいいね 恩を着せあうなんておかしなことだよね そばにいるだけで幸せさ ミータン | 早川義夫 | 早川義夫 | 早川義夫 | | 隣の家の猫のミータンは イリオモテヤマネコのような凛々しい顔 時々遊びに来ているうちに 僕はすっかり気に入ってしまった だってミータンいい子なんだもん お行儀がよくて文句も云わない お口からピンクの舌を出して 気がつけば一日中寝てばかり 愛という言葉も知らないのに やさしい気持ちになれるのがいいね 信じあうことなんて必要ないね そばにいるだけで幸せさ ミータン ミータンはどうしてミータンなの どうすればミータンになれるの 丸まったり背伸びをしたりして いつもどんな夢追いかけてるの 寝顔やしぐさを見ているだけで やさしい気持ちになれるのがいいね 恩を着せあうなんておかしなことだよね そばにいるだけで幸せさ ミータン |
ひまわりの花ひまわりの花 君は手に持って 涙を浮かべて 僕にくれた 僕も君のこと 好きになっていた もう一度会いたいと 思っていたよ 君の住む街まで 車を走らせ 誰もいない 真夜中の駅で 夜が明けるまで 僕らは抱き合い やわらかな口づけを そっと交わした ドキドキ 胸が鳴って この気持ち 夢のようだね ドキドキ 胸が鳴って この気持ち 忘れないよ | 早川義夫 | 早川義夫 | 早川義夫 | | ひまわりの花 君は手に持って 涙を浮かべて 僕にくれた 僕も君のこと 好きになっていた もう一度会いたいと 思っていたよ 君の住む街まで 車を走らせ 誰もいない 真夜中の駅で 夜が明けるまで 僕らは抱き合い やわらかな口づけを そっと交わした ドキドキ 胸が鳴って この気持ち 夢のようだね ドキドキ 胸が鳴って この気持ち 忘れないよ |
僕の骨僕が死んだら 葬式はせず 骨も灰にして 捨てて欲しい 僕の魂は 死と共に燃えつき 生まれる前の 0になるんだ もし、僕のことを 偲んでくれる人がいたら その人の心の中に 空の彼方から 心配ないよと 微笑むだけ 生きて行くのが ぶきっちょなのは 生きようとしていた 証拠なんだ 僕の骨は 白くて硬い 一番熱い火で 焼いて欲しい もし、僕のことを 思ってくれる人がいたら その人の心の中に 空の彼方から わかっているよと 微笑むから | 早川義夫 | 早川義夫 | 早川義夫 | | 僕が死んだら 葬式はせず 骨も灰にして 捨てて欲しい 僕の魂は 死と共に燃えつき 生まれる前の 0になるんだ もし、僕のことを 偲んでくれる人がいたら その人の心の中に 空の彼方から 心配ないよと 微笑むだけ 生きて行くのが ぶきっちょなのは 生きようとしていた 証拠なんだ 僕の骨は 白くて硬い 一番熱い火で 焼いて欲しい もし、僕のことを 思ってくれる人がいたら その人の心の中に 空の彼方から わかっているよと 微笑むから |
My R&R何処でもない何処からか やって来たのなら 何処でもない何処かへ 帰って行けばいいサ 身体に流れる血には どの国の色もない とりたてて何処かアジアの色なども流れてない 覚えた事は自分を知ろうとすること 事のはじまりは例えばそれは俺なら THE BEATLES... oh yeh 新し物好き 流行り物に手を出す 新し物アレルギー 流行り物に手をやく 十年二十年ごときの 世代論などぶつより 百万光年の星くずにでもなって 遥か宇宙の果てへ飛び散りたい 覚えた事は君を愛すること 事のはじまりは例えばそれは俺なら JIMI HENDRIX... oh yeh 行くあてのない 心細さ 大空に放り投げて 明日の唄口ずさんで 歓び悲しみ 憎しみ慈しみ いつの日か願わくば 祈りへと変えて 覚えた事は自由であろうとすること 事のはじまりは例えばそれは俺なら MISSISSIPPI DELTA BLUES... oh yeh 何処でも何処からか 流れて来たのなら 何処でもない何処かへ 流れて行けばいいサ | 早川義夫 | 仲井戸麗市 | 仲井戸麗市 | | 何処でもない何処からか やって来たのなら 何処でもない何処かへ 帰って行けばいいサ 身体に流れる血には どの国の色もない とりたてて何処かアジアの色なども流れてない 覚えた事は自分を知ろうとすること 事のはじまりは例えばそれは俺なら THE BEATLES... oh yeh 新し物好き 流行り物に手を出す 新し物アレルギー 流行り物に手をやく 十年二十年ごときの 世代論などぶつより 百万光年の星くずにでもなって 遥か宇宙の果てへ飛び散りたい 覚えた事は君を愛すること 事のはじまりは例えばそれは俺なら JIMI HENDRIX... oh yeh 行くあてのない 心細さ 大空に放り投げて 明日の唄口ずさんで 歓び悲しみ 憎しみ慈しみ いつの日か願わくば 祈りへと変えて 覚えた事は自由であろうとすること 事のはじまりは例えばそれは俺なら MISSISSIPPI DELTA BLUES... oh yeh 何処でも何処からか 流れて来たのなら 何処でもない何処かへ 流れて行けばいいサ |
埋葬海鳴も終った 鳥も飛ばない浜辺で 貴女の体は ムラサキのケムリ うかれる程の 貴女の笑い 過ぎ去った全てのことが 過ぎ去った全てのことが 思い出として残ります 貴女と―私は素晴らしい空の上 瞳をとじれば 日が昇り 風も吹きはせず エリを立てることもありませんでした 過ぎ去った全てのことが 静まりかえった この土地に 足アトを残した私は 飛びたくとも 飛べなくなってしまった 過ぎ去った全てのことが 暗くなった 貴女のいないこの浜に それでもともかく 帰って来ました 私の体は砂に埋もれてゆく 過ぎ去った全てのことが 過ぎ去った全てのことが 思い出として残ります 貴女と――私は素晴らしい空の上 | 早川義夫 | 出来里望 | 早川義夫 | | 海鳴も終った 鳥も飛ばない浜辺で 貴女の体は ムラサキのケムリ うかれる程の 貴女の笑い 過ぎ去った全てのことが 過ぎ去った全てのことが 思い出として残ります 貴女と―私は素晴らしい空の上 瞳をとじれば 日が昇り 風も吹きはせず エリを立てることもありませんでした 過ぎ去った全てのことが 静まりかえった この土地に 足アトを残した私は 飛びたくとも 飛べなくなってしまった 過ぎ去った全てのことが 暗くなった 貴女のいないこの浜に それでもともかく 帰って来ました 私の体は砂に埋もれてゆく 過ぎ去った全てのことが 過ぎ去った全てのことが 思い出として残ります 貴女と――私は素晴らしい空の上 |
枕歌夜露は尾花と寝たという 母親は死んだ 父親は髪をなであげ 私は胸をひろげた 尾花は夜露と寝ぬという 父親は死んだ 部屋には霧が立ちこめ 私のコートは女に | 早川義夫 | 出来里望 | 早川義夫 | | 夜露は尾花と寝たという 母親は死んだ 父親は髪をなであげ 私は胸をひろげた 尾花は夜露と寝ぬという 父親は死んだ 部屋には霧が立ちこめ 私のコートは女に |
無用ノ介明日のねぐらは誰が知ろ 追われ追われて幾千里 この世の罪を背にのせて 今日もさびしく去って行く すがる娘をふり払い 罪人なのだがまんせと 強い言葉を浴びせども 心の内には涙雨 どうかたっしゃで暮せよと 祈って静かに去って行く 娘の声を背に受けて 見せてはならぬこの涙 親の情をふりすてて 恋いしい人もあとにおき 世間の風の冷たさを くやしと思ったこともある 俺は無宿の渡りもの どこにねぐらがあるものか 人の情をしたいつつ 明日はいずこの町にやら | 早川義夫 | 柏倉秀美 | 早川義夫 | | 明日のねぐらは誰が知ろ 追われ追われて幾千里 この世の罪を背にのせて 今日もさびしく去って行く すがる娘をふり払い 罪人なのだがまんせと 強い言葉を浴びせども 心の内には涙雨 どうかたっしゃで暮せよと 祈って静かに去って行く 娘の声を背に受けて 見せてはならぬこの涙 親の情をふりすてて 恋いしい人もあとにおき 世間の風の冷たさを くやしと思ったこともある 俺は無宿の渡りもの どこにねぐらがあるものか 人の情をしたいつつ 明日はいずこの町にやら |
もてないおとこたちのうたもうすこしなんとかなると思いつつ てんをあおいで願えども なんのインガか彼女はおらず いつも男といじけたはなし おんなのバカさを口にはだせど とてもじゃないが満たされぬ こんな男に誰がしたと たがいに罪をなすりあい ちからがないかとなげきつつ のばしたカミにクシを入れ うつろな瞳をこらしつつ たれか私を愛してと叫びつづくなり (ああこの世のはかなさよ) | 早川義夫 | 柏倉秀美 | 早川義夫 | | もうすこしなんとかなると思いつつ てんをあおいで願えども なんのインガか彼女はおらず いつも男といじけたはなし おんなのバカさを口にはだせど とてもじゃないが満たされぬ こんな男に誰がしたと たがいに罪をなすりあい ちからがないかとなげきつつ のばしたカミにクシを入れ うつろな瞳をこらしつつ たれか私を愛してと叫びつづくなり (ああこの世のはかなさよ) |
わらべ唄三行連続 一行転換 三目優勢 五の3に金 一行省略 字あまりよっつ 五・六の三十 五・二の十 悲劇と喜劇に 二・七の十四 あなたと私が 私と私 男と女に犬に猫 三・八 二十四 三・五の十五 悲しいことがありました 悲しいことがありそうだ 悲しいことでいっぱいだ 四行連詩に青いバラ 私の心と 六・二の十二 涙と涙と また笑い 白の向うに黒ひとつ黒の後に白みっつ ○○は 星と絵本に すみつけて 笑いはここにも あるだろう 苦しく楽しく はたまた悲し 悲し悲しや 親子鳥 明日の ねぐらはどこへやら まっ赤に燃える夕日を せなに 一人さびしく去って行く 後姿はあの人か 恋いしい気持を心に秘めて じっと見つめる つぶらな瞳 ほほにつたわる涙のことを 誰れが知ろうか 十八娘 悲しいことで いっぱいだ 救いがないから死んでやろ 三行連続 二・七の十四 | 早川義夫 | 柏倉秀美 | 早川義夫 | | 三行連続 一行転換 三目優勢 五の3に金 一行省略 字あまりよっつ 五・六の三十 五・二の十 悲劇と喜劇に 二・七の十四 あなたと私が 私と私 男と女に犬に猫 三・八 二十四 三・五の十五 悲しいことがありました 悲しいことがありそうだ 悲しいことでいっぱいだ 四行連詩に青いバラ 私の心と 六・二の十二 涙と涙と また笑い 白の向うに黒ひとつ黒の後に白みっつ ○○は 星と絵本に すみつけて 笑いはここにも あるだろう 苦しく楽しく はたまた悲し 悲し悲しや 親子鳥 明日の ねぐらはどこへやら まっ赤に燃える夕日を せなに 一人さびしく去って行く 後姿はあの人か 恋いしい気持を心に秘めて じっと見つめる つぶらな瞳 ほほにつたわる涙のことを 誰れが知ろうか 十八娘 悲しいことで いっぱいだ 救いがないから死んでやろ 三行連続 二・七の十四 |