遠ざかる日夢に見たスィートホーム あの頃 君はまだ学生で 卒業したら 迎えに来ると 約束したね 校舎のかげで 旅立つ前に 愛の意味さえも知らない頃 走り出す バスの窓から 遠ざかる 夕暮れの街並 風に揺れた 青いマフラー 今もまだ 想い出すよ 夢に見たスィートホーム あれから僕は 幾つもの愛 通り過ぎたよ アルバムの中 セーラー服の あどけない君 ただ笑ってる 変わる心さえも知らないで くり返す 悲しみの旅 遠ざかる あの頃のときめき 長いまつげ 涙に濡れた 今もまだ 想い出すよ | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 夢に見たスィートホーム あの頃 君はまだ学生で 卒業したら 迎えに来ると 約束したね 校舎のかげで 旅立つ前に 愛の意味さえも知らない頃 走り出す バスの窓から 遠ざかる 夕暮れの街並 風に揺れた 青いマフラー 今もまだ 想い出すよ 夢に見たスィートホーム あれから僕は 幾つもの愛 通り過ぎたよ アルバムの中 セーラー服の あどけない君 ただ笑ってる 変わる心さえも知らないで くり返す 悲しみの旅 遠ざかる あの頃のときめき 長いまつげ 涙に濡れた 今もまだ 想い出すよ |
とまりぎたとえばあなた最後に 帰る場所があり さまよい疲れていたなら 知らぬふりしてた だけどもあなた最後に 帰る場所もなく 倒れそうな人だから 心の窓を開けた 風吹けばあなたを 雨降ればあなたを いつの日もあなたを 想っている 昨日も 今日も そして明日も パジャマ姿ねむそうに 新聞を読んで 紅茶二杯ゆっくりと飲みほした後 ひげを剃り それから言う 今日は寒いねと テレビからは 平和そうな声が聞こえてくる 風吹けばあなたを 雨降ればあなたを いつの日もあなたを 想っていた 私ひとりの 私ひとりの 風吹けばあなたを 雨降ればあなたを いつの日もあなたを 想っている 昨日も 今日も そして明日も | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | たとえばあなた最後に 帰る場所があり さまよい疲れていたなら 知らぬふりしてた だけどもあなた最後に 帰る場所もなく 倒れそうな人だから 心の窓を開けた 風吹けばあなたを 雨降ればあなたを いつの日もあなたを 想っている 昨日も 今日も そして明日も パジャマ姿ねむそうに 新聞を読んで 紅茶二杯ゆっくりと飲みほした後 ひげを剃り それから言う 今日は寒いねと テレビからは 平和そうな声が聞こえてくる 風吹けばあなたを 雨降ればあなたを いつの日もあなたを 想っていた 私ひとりの 私ひとりの 風吹けばあなたを 雨降ればあなたを いつの日もあなたを 想っている 昨日も 今日も そして明日も |
同窓会夜汽車が走る 星を目指して 丘の上で僕は 月のウサギ見てた ハモニカ吹いて あのこ想った 気持ちをいえなくて せつなさ握りしめ 人恋しくて 一人も好きで 雨が降れば 雨に降られ 風が吹けば 風にまかれ ただひたむきに走ってた どんなときも 忘れない みんなで泣いた 青春を すぐまた会える それから五年十年 忘れない みんなで泣いた 青春を 汗かき先生 仰げば尊し 白いチョークと黒板 笑顔としかめっつら 人に勝つより 自分に克てと 夢を見れば 夢を語り 昨日よりも あしたを見て いちばん強い太陽に 焼かれたから 忘れない 一緒に泣いた 青春を すぐまた会える あれから五年十年 忘れない 一緒に泣いた 青春を 夜空の星が ほら とてもきれいだよ 今夜も ただ やるせなく生きていた どんなときも 同じ窓から見ていた未来 すぐまた会える それから五年十年 忘れない みんなで泣いた 青春を | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 須藤晃 | 夜汽車が走る 星を目指して 丘の上で僕は 月のウサギ見てた ハモニカ吹いて あのこ想った 気持ちをいえなくて せつなさ握りしめ 人恋しくて 一人も好きで 雨が降れば 雨に降られ 風が吹けば 風にまかれ ただひたむきに走ってた どんなときも 忘れない みんなで泣いた 青春を すぐまた会える それから五年十年 忘れない みんなで泣いた 青春を 汗かき先生 仰げば尊し 白いチョークと黒板 笑顔としかめっつら 人に勝つより 自分に克てと 夢を見れば 夢を語り 昨日よりも あしたを見て いちばん強い太陽に 焼かれたから 忘れない 一緒に泣いた 青春を すぐまた会える あれから五年十年 忘れない 一緒に泣いた 青春を 夜空の星が ほら とてもきれいだよ 今夜も ただ やるせなく生きていた どんなときも 同じ窓から見ていた未来 すぐまた会える それから五年十年 忘れない みんなで泣いた 青春を |
何故か初めて会った気がしない 何時か夢に見た人でもなく 何故かすぐにとけこめた貴方 今夜は何故かおかしな私ね 貴方に恋をしそう お酒のせいじゃない 甘い言葉のせいでも 今まで淋しすぎたからかも 不思議ね 今夜の私 別に変わった人じゃない 誰かに似てる訳でもないわ 何故かすぐに心から許せる 今夜は何故か胸が踊って 貴方に恋をしそう まわりのせいじゃない 焦る気持でもないわ 今まで悲しすぎたからかも 不思議ね 今夜の私 何故かすぐにとけこめた貴方 今夜は何故かおかしな私ね 貴方に恋をしそう お酒のせいじゃない 甘い言葉のせいでも 今まで淋しすぎたからかも 不思議ね 今夜の私 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 初めて会った気がしない 何時か夢に見た人でもなく 何故かすぐにとけこめた貴方 今夜は何故かおかしな私ね 貴方に恋をしそう お酒のせいじゃない 甘い言葉のせいでも 今まで淋しすぎたからかも 不思議ね 今夜の私 別に変わった人じゃない 誰かに似てる訳でもないわ 何故かすぐに心から許せる 今夜は何故か胸が踊って 貴方に恋をしそう まわりのせいじゃない 焦る気持でもないわ 今まで悲しすぎたからかも 不思議ね 今夜の私 何故かすぐにとけこめた貴方 今夜は何故かおかしな私ね 貴方に恋をしそう お酒のせいじゃない 甘い言葉のせいでも 今まで淋しすぎたからかも 不思議ね 今夜の私 |
似顔絵似ている人に会いました 笑いながら鼻をこするくせ 真面目になれると照れながら 煙草をすぐ消してしまうくせ みんな あなた いつも夢にみた 目覚めたらそばにいて 髪をなでてくれる 暖かい 手を抱いて 泣いている私に さよならの言葉を下さい 愛したあなたがそばにいて 別の人の話をしてくれた うなずきながら一人になると 鏡の中に語りかけてる みんな 私 幸せそうに肩寄せる 街角見知らぬ恋人 目の前がかすんで もう前に進めない さよならの言葉を下さい いつも夢にみた 目覚めたらそばにいて 髪をなでてくれる 暖かい 手を抱いて 泣いている私に さよならの言葉を下さい | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 似ている人に会いました 笑いながら鼻をこするくせ 真面目になれると照れながら 煙草をすぐ消してしまうくせ みんな あなた いつも夢にみた 目覚めたらそばにいて 髪をなでてくれる 暖かい 手を抱いて 泣いている私に さよならの言葉を下さい 愛したあなたがそばにいて 別の人の話をしてくれた うなずきながら一人になると 鏡の中に語りかけてる みんな 私 幸せそうに肩寄せる 街角見知らぬ恋人 目の前がかすんで もう前に進めない さよならの言葉を下さい いつも夢にみた 目覚めたらそばにいて 髪をなでてくれる 暖かい 手を抱いて 泣いている私に さよならの言葉を下さい |
西陽のあたる部屋西陽のあたる部屋で 二人愛しあっていた 夏はいつも汗かいて 眠れなかったよね おまえは好きな歌を 鼻歌でうたったよね 夜はいつか 闇に溶けて 朝日におこされていたよね 正直さだけ ただ守ってきたね 貧しさにまけそうな 暮らしのなか おまえ抱いてた日々の終わりに 始まった愛に 郵便箱に届いた 秋は薄い便箋 上を見ればきりない 下へは落ちてゆける 坂の途中 疲れきって足が動かないよ 人にたよれば終わる 自分にたよれもしない 街のひかり ぼんやりみえ 夜が沈みきっているようさ 日毎たまった 新聞のように 積み上げられてく 昨日 捨てられずに おまえ抱いてた日々の終わりに 始まった愛に 郵便箱に届いた 秋は薄い便箋 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 西陽のあたる部屋で 二人愛しあっていた 夏はいつも汗かいて 眠れなかったよね おまえは好きな歌を 鼻歌でうたったよね 夜はいつか 闇に溶けて 朝日におこされていたよね 正直さだけ ただ守ってきたね 貧しさにまけそうな 暮らしのなか おまえ抱いてた日々の終わりに 始まった愛に 郵便箱に届いた 秋は薄い便箋 上を見ればきりない 下へは落ちてゆける 坂の途中 疲れきって足が動かないよ 人にたよれば終わる 自分にたよれもしない 街のひかり ぼんやりみえ 夜が沈みきっているようさ 日毎たまった 新聞のように 積み上げられてく 昨日 捨てられずに おまえ抱いてた日々の終わりに 始まった愛に 郵便箱に届いた 秋は薄い便箋 |
22才の別れあなたにさよならって言えるのは今日だけ あしたになって またあなたの温かい手に 触れたら きっと 言えなくなってしまう そんな気がして… 私には鏡に映ったあなたの姿をみつけられずに わたしの 目の前にあった幸せに すがりついてしまった… 私の誕生日に22本のろうそくを立て ひとつひとつがみんな君の人生だねって 言って 17本目からは いっしょに灯をつけたのが きのうのことのように… 今はただ5年の月日が長すぎた春と言えるだけです あなたの知らないところへ嫁いでゆく 私にとって… ひとつだけこんな私のわがまま聞いてくれるなら あなたはあなたのままでかわらずにいてください そのままで… | 村下孝蔵 | 伊勢正三 | 伊勢正三 | 経田康 | あなたにさよならって言えるのは今日だけ あしたになって またあなたの温かい手に 触れたら きっと 言えなくなってしまう そんな気がして… 私には鏡に映ったあなたの姿をみつけられずに わたしの 目の前にあった幸せに すがりついてしまった… 私の誕生日に22本のろうそくを立て ひとつひとつがみんな君の人生だねって 言って 17本目からは いっしょに灯をつけたのが きのうのことのように… 今はただ5年の月日が長すぎた春と言えるだけです あなたの知らないところへ嫁いでゆく 私にとって… ひとつだけこんな私のわがまま聞いてくれるなら あなたはあなたのままでかわらずにいてください そのままで… |
ねがいまるで雫が葉をすべり 虹がきらめく雨上がり 君を見つめているだけで 心が洗われる レモンをかじって 眉しかめ くすくす笑った天使のような声 こわれやすい素直な気持ち 無くさないで 朝焼け浴びて ほらごらん 燕が宙を切る 洗いたての髪 風にとけ 蝶が舞うように 自由に飛んでゆけ 人の色が混ざった都会に染まらないで まるで真冬の路地裏で 炎ゆらめく窓の中 黙ってそばにいるだけで 心が熱くなる 君を見つめて 黙ってそばに | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | まるで雫が葉をすべり 虹がきらめく雨上がり 君を見つめているだけで 心が洗われる レモンをかじって 眉しかめ くすくす笑った天使のような声 こわれやすい素直な気持ち 無くさないで 朝焼け浴びて ほらごらん 燕が宙を切る 洗いたての髪 風にとけ 蝶が舞うように 自由に飛んでゆけ 人の色が混ざった都会に染まらないで まるで真冬の路地裏で 炎ゆらめく窓の中 黙ってそばにいるだけで 心が熱くなる 君を見つめて 黙ってそばに |
ネコいつも 僕は おまえのこと “ネコ”と呼び捨てにしてた 細い目をし 寒がっては 眠そうに起きてた 真夜中 目が醒めると 隣で 横向きで まるまっていた 寝言の声 小さな音 泣いているように どこへ 君は消えた 訳も伝えず 道に迷って 裏町の中を走り 雨の中を一人 震える身体 ずぶぬれになり 瞳光らせ 何を探すの 怒った時は 爪をたてる 僕を睨みつけるように 髪をなでる うれしそうに 笑い声 あげた 気が強そうに 見えてたけど 本当は臆病者さ そこが ぼくと同じだから ひかれあい 暮らした どこへ 君は消えた 訳も伝えず 道に迷って 裏町の中を走り 雨の中を一人 震える身体 ずぶぬれになり 瞳光らせ 何を探すの | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | いつも 僕は おまえのこと “ネコ”と呼び捨てにしてた 細い目をし 寒がっては 眠そうに起きてた 真夜中 目が醒めると 隣で 横向きで まるまっていた 寝言の声 小さな音 泣いているように どこへ 君は消えた 訳も伝えず 道に迷って 裏町の中を走り 雨の中を一人 震える身体 ずぶぬれになり 瞳光らせ 何を探すの 怒った時は 爪をたてる 僕を睨みつけるように 髪をなでる うれしそうに 笑い声 あげた 気が強そうに 見えてたけど 本当は臆病者さ そこが ぼくと同じだから ひかれあい 暮らした どこへ 君は消えた 訳も伝えず 道に迷って 裏町の中を走り 雨の中を一人 震える身体 ずぶぬれになり 瞳光らせ 何を探すの |
野菊よ何故 彼女は 瞳を見ない 頭垂れた 日陰の花よ 誰にも知られず 雑草の中 道ばたに咲く 野菊よ 何故 彼女は 答えてくれぬ 囁きさえ 風に流され 大空見あげて 小さな生命 確かめている 野菊よ 数えきれない 煩わしさにまみれ 単純な日を 送って 眠れないで 夜をこらえた時には 朝露のような 涙する 何故 彼女は 歌を忘れた 足が乱れ 動けもしない 遠くの陽炎 追いかけ続けて 淡く色づく 野菊よ たった一度 愛に折られ傷つき 花の重みに うつむく 微笑んで 可愛い女になって 顔をあげなよ 僕がいる 雨に打たれ 深い雪に埋れて 寒い帳におおわれ 淋しくて 淋しくて たまらぬ時も 見つめ続ける 僕がいる | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 何故 彼女は 瞳を見ない 頭垂れた 日陰の花よ 誰にも知られず 雑草の中 道ばたに咲く 野菊よ 何故 彼女は 答えてくれぬ 囁きさえ 風に流され 大空見あげて 小さな生命 確かめている 野菊よ 数えきれない 煩わしさにまみれ 単純な日を 送って 眠れないで 夜をこらえた時には 朝露のような 涙する 何故 彼女は 歌を忘れた 足が乱れ 動けもしない 遠くの陽炎 追いかけ続けて 淡く色づく 野菊よ たった一度 愛に折られ傷つき 花の重みに うつむく 微笑んで 可愛い女になって 顔をあげなよ 僕がいる 雨に打たれ 深い雪に埋れて 寒い帳におおわれ 淋しくて 淋しくて たまらぬ時も 見つめ続ける 僕がいる |
初恋五月雨は緑色 悲しくさせたよ一人の午後は 恋をして淋しくて 届かぬ想いを暖めていた 好きだよと言えずに 初恋は ふりこ細工の心 放課後の校庭を走る君がいた 遠くで僕はいつでも君を探してた 浅い夢だから 胸をはなれない 夕映えはあんず色 帰り道一人口笛吹いて 名前さえ呼べなくて とらわれた心見つめていたよ 好きだよと言えずに 初恋は ふりこ細工の心 風に舞った花びらが 水面を乱すように 愛という字書いてみては ふるえてた あの頃 浅い夢だから 胸をはなれない 放課後の校庭を走る君がいた 遠くで僕はいつでも君を探してた 浅い夢だから 胸をはなれない | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 五月雨は緑色 悲しくさせたよ一人の午後は 恋をして淋しくて 届かぬ想いを暖めていた 好きだよと言えずに 初恋は ふりこ細工の心 放課後の校庭を走る君がいた 遠くで僕はいつでも君を探してた 浅い夢だから 胸をはなれない 夕映えはあんず色 帰り道一人口笛吹いて 名前さえ呼べなくて とらわれた心見つめていたよ 好きだよと言えずに 初恋は ふりこ細工の心 風に舞った花びらが 水面を乱すように 愛という字書いてみては ふるえてた あの頃 浅い夢だから 胸をはなれない 放課後の校庭を走る君がいた 遠くで僕はいつでも君を探してた 浅い夢だから 胸をはなれない |
花ざかりの森されど寂しき 鐘の音が鳴る そのくちびる悲しくて 君は 雨に濡れてる 紫陽花の花 ひとり泣いてた 砂丘には宵待草 誰を待つか ゆらゆらと揺れる 星が消えた朝焼けには 僕は月と沈む されど寂しき 鐘の音が鳴る 街はもう 花ざかり されど寂しき 鐘の音が鳴る 雲が流れ この恋はおわる よろめいた後 ひざをつく君 ひとり泣いてた 紫の名もない花 湖畔に咲き 枯れてゆく いつか 波が乱れ 岩を砕き 水をにごしてゆく されど寂しき 鐘の音が鳴る 街はもう 花ざかり 長い壁には落書き 頭をたれ 黙りこむ空に 花吹雪 美しく はらり 風に舞った されど寂しき 鐘の音が鳴る その紅き くちびるよ | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | されど寂しき 鐘の音が鳴る そのくちびる悲しくて 君は 雨に濡れてる 紫陽花の花 ひとり泣いてた 砂丘には宵待草 誰を待つか ゆらゆらと揺れる 星が消えた朝焼けには 僕は月と沈む されど寂しき 鐘の音が鳴る 街はもう 花ざかり されど寂しき 鐘の音が鳴る 雲が流れ この恋はおわる よろめいた後 ひざをつく君 ひとり泣いてた 紫の名もない花 湖畔に咲き 枯れてゆく いつか 波が乱れ 岩を砕き 水をにごしてゆく されど寂しき 鐘の音が鳴る 街はもう 花ざかり 長い壁には落書き 頭をたれ 黙りこむ空に 花吹雪 美しく はらり 風に舞った されど寂しき 鐘の音が鳴る その紅き くちびるよ |
春雨心を編んだセーター 渡す事もできず 一人 部屋で 解(ほど)く糸に想い出を辿りながら あの人が好きだった 悲しい恋の歌 いつも 一人 聞いた 古いレコードに傷をつけた くり返す声が 今も谺のように 心の中で 廻り続ける 電話の度に サヨナラ 言ったのに どうして最後は黙っていたの 悲しすぎるわ あの人を変えた都会(まち) すべて憎みたいわ 灯り消して 壁にもたれ 木枯しは愛を枯らす せめて もう少しだけ 知らずにいたかった 春の雨に 頬を濡らし 涙を隠したいから 遠く離れた事が いけなかったの それとも 夢が 私を捨てたの もう誰も 私 見ないでほしい 二度と会わないわ いつかこの街に帰って来ても 電話の度に サヨナラ 言ったのに どうして最後は黙っていたの 悲しすぎるわ | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 心を編んだセーター 渡す事もできず 一人 部屋で 解(ほど)く糸に想い出を辿りながら あの人が好きだった 悲しい恋の歌 いつも 一人 聞いた 古いレコードに傷をつけた くり返す声が 今も谺のように 心の中で 廻り続ける 電話の度に サヨナラ 言ったのに どうして最後は黙っていたの 悲しすぎるわ あの人を変えた都会(まち) すべて憎みたいわ 灯り消して 壁にもたれ 木枯しは愛を枯らす せめて もう少しだけ 知らずにいたかった 春の雨に 頬を濡らし 涙を隠したいから 遠く離れた事が いけなかったの それとも 夢が 私を捨てたの もう誰も 私 見ないでほしい 二度と会わないわ いつかこの街に帰って来ても 電話の度に サヨナラ 言ったのに どうして最後は黙っていたの 悲しすぎるわ |
挽歌いつまでも 海を見ている 後姿の影ひとつ 流されて 波にきらわれ 打ち上げられた 舟のようだね まわれまわれ 沈むことなく 風は必ずやむものと信じて まわれまわれ とまることなく 疲れた翼をふるわせて この道にゆくあてはない 寂しくてまた酔いしれる 引き返し やり直したい やがて寒さに 倒れる前に 歌え歌え 愛した人よ この影を ふりむかせておくれ 歌え歌え 涙流して 遠くで挽歌がきこえる まわれまわれ とまることなく 疲れた翼をふるわせて | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | いつまでも 海を見ている 後姿の影ひとつ 流されて 波にきらわれ 打ち上げられた 舟のようだね まわれまわれ 沈むことなく 風は必ずやむものと信じて まわれまわれ とまることなく 疲れた翼をふるわせて この道にゆくあてはない 寂しくてまた酔いしれる 引き返し やり直したい やがて寒さに 倒れる前に 歌え歌え 愛した人よ この影を ふりむかせておくれ 歌え歌え 涙流して 遠くで挽歌がきこえる まわれまわれ とまることなく 疲れた翼をふるわせて |
引き算新しい朝が来るたび 生まれたての風が吹く いつまでも変わらぬものが 心の奥に 赤い夕陽に向かって 君を思い きらめく星を見つめて 君を思う いつの日か雪のように 溶けて消えるならば はかなきは生きること 愛しさは生きること 一つたして増えたあとで 二つ引かれ一つ減り 少しずつやせていくのに ゼロにならない 眠れぬ夜の暑さに 君を思い 凍える街の灯りに 君を思う いつの日か雲のように 流れ消えるならば はかなきは生きること 愛しさは生きること 赤い夕陽に向かって 君を思い 流れる雲を追いかけ 君を思う いつの日か雪のように 溶けて消えるならば はかなきは生きること 愛しさは生きること | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 新しい朝が来るたび 生まれたての風が吹く いつまでも変わらぬものが 心の奥に 赤い夕陽に向かって 君を思い きらめく星を見つめて 君を思う いつの日か雪のように 溶けて消えるならば はかなきは生きること 愛しさは生きること 一つたして増えたあとで 二つ引かれ一つ減り 少しずつやせていくのに ゼロにならない 眠れぬ夜の暑さに 君を思い 凍える街の灯りに 君を思う いつの日か雲のように 流れ消えるならば はかなきは生きること 愛しさは生きること 赤い夕陽に向かって 君を思い 流れる雲を追いかけ 君を思う いつの日か雪のように 溶けて消えるならば はかなきは生きること 愛しさは生きること |
陽だまり蝉時雨 遥か すだれごしに 水を打つ夏の夕暮れ 石が川面を跳ねるように ときめいた君を想って 陽炎がゆらめく街 この場所から遠く空を見て ああ君に会いたい 今すぐに声を聴きたい きらきら 夕焼けの中 微笑みなげて 望みを祈りにかえたら 一番大事な事忘れずに 輝いていて欲しいよ 早く会いたい たった一言 心から叫びたいよ きっといつかはめぐり逢い 結ばれると信じていたと 歩きだせばこの背中を 追いかけてついてきて欲しい ああ僕は君一人のためだけのひとりぼっちさ ひらひら 花びらの舞う 春の午後には 祈りを誓いにかえるよ 二人で陽だまりの中 光あつめ やさしさを わかちあえるさ 一番大事な事忘れずに 輝いていて欲しいよ | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 蝉時雨 遥か すだれごしに 水を打つ夏の夕暮れ 石が川面を跳ねるように ときめいた君を想って 陽炎がゆらめく街 この場所から遠く空を見て ああ君に会いたい 今すぐに声を聴きたい きらきら 夕焼けの中 微笑みなげて 望みを祈りにかえたら 一番大事な事忘れずに 輝いていて欲しいよ 早く会いたい たった一言 心から叫びたいよ きっといつかはめぐり逢い 結ばれると信じていたと 歩きだせばこの背中を 追いかけてついてきて欲しい ああ僕は君一人のためだけのひとりぼっちさ ひらひら 花びらの舞う 春の午後には 祈りを誓いにかえるよ 二人で陽だまりの中 光あつめ やさしさを わかちあえるさ 一番大事な事忘れずに 輝いていて欲しいよ |
一粒の砂夜空を埋めてる星くずに ひとつひとつ名をつけた 果てなく広がる地平線 街の灯り探した 人の気持ち繋いでる 何か大切なもの見つめてた 金と銀との心を抱え 月の砂漠を一人歩いた 昼と夜との隙間を抜けて 涙の河を泳ぎ続けた ひとりぼっちで 道草している旅人に 数え切れず 恋をした 命に限りはあるけれど 愛の形さぐった 雨に濡れた夢を見て 切なく悲しい雲を引きずり 金と銀との衣装を捨てて 月の砂漠を二人歩いた 夏から冬へ季節を重ね 裸のままで流れ続けた ゆくあてもなく 炎ふたつ合わせても 大きな炎になり燃えつきる 金と銀との幻を見た 月の砂漠に浮かぶ蜃気楼 白い朝たどり着く旅路の果てに 待っている太陽の光信じて 金と銀との心を抱え 月の砂漠をみんな歩くよ 昼と夜との隙間を抜けて 一粒の砂 落ちてゆくように ひとりぼっちで | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 武澤豊 | 夜空を埋めてる星くずに ひとつひとつ名をつけた 果てなく広がる地平線 街の灯り探した 人の気持ち繋いでる 何か大切なもの見つめてた 金と銀との心を抱え 月の砂漠を一人歩いた 昼と夜との隙間を抜けて 涙の河を泳ぎ続けた ひとりぼっちで 道草している旅人に 数え切れず 恋をした 命に限りはあるけれど 愛の形さぐった 雨に濡れた夢を見て 切なく悲しい雲を引きずり 金と銀との衣装を捨てて 月の砂漠を二人歩いた 夏から冬へ季節を重ね 裸のままで流れ続けた ゆくあてもなく 炎ふたつ合わせても 大きな炎になり燃えつきる 金と銀との幻を見た 月の砂漠に浮かぶ蜃気楼 白い朝たどり着く旅路の果てに 待っている太陽の光信じて 金と銀との心を抱え 月の砂漠をみんな歩くよ 昼と夜との隙間を抜けて 一粒の砂 落ちてゆくように ひとりぼっちで |
ひとり暮らしこの街から君の街まで 電話をかける時の僕は いつもきまって一握りの 十円玉もってボックスまで こんなに遠くじゃ長く話せない 君は解ってくれるかい 手紙じゃとてもうまく書けない 言葉を探す間に今日も あの街を出て半年が過ぎ 色んな事があったけど そんな時には君の事を想い どうにか通り抜けて来たんだ できればすぐに君を呼び寄せ 安いアパート暮らしでも 今の僕には まだできそうもない だからもっと待っててほしい この街には住みなれたけど ひとり暮らしには まだなれそうもない こんなに遠くじゃ長く話せない 君は解ってくれるかい 手紙じゃとてもうまく書けない 言葉を探す間に今日も 今でも君は あの日の約束を守って 一人待っててくれるかい… | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | この街から君の街まで 電話をかける時の僕は いつもきまって一握りの 十円玉もってボックスまで こんなに遠くじゃ長く話せない 君は解ってくれるかい 手紙じゃとてもうまく書けない 言葉を探す間に今日も あの街を出て半年が過ぎ 色んな事があったけど そんな時には君の事を想い どうにか通り抜けて来たんだ できればすぐに君を呼び寄せ 安いアパート暮らしでも 今の僕には まだできそうもない だからもっと待っててほしい この街には住みなれたけど ひとり暮らしには まだなれそうもない こんなに遠くじゃ長く話せない 君は解ってくれるかい 手紙じゃとてもうまく書けない 言葉を探す間に今日も 今でも君は あの日の約束を守って 一人待っててくれるかい… |
ひとりごとかじかんだ手を じっと暖めるように あなたは優しく 僕を包んだよ 小さな花を そっと育てるように いつでも黙って 僕を見てた 一番そばにいたら 大きすぎて 大切な人を 忘れていたよ あなたがすべて 今の僕にとっては 受け止めてほしい この言葉を やり遂げられず あきらめ投げ出しても あなたは微笑み 僕をあやしてた 泣きじゃくる肩 両手でかばうように いつでも静かに 僕を支え 甘えてばかりいたよ 見失って ささやかな愛を 気づかずにいた あなたがすべて 今の僕にとっては 受け止めてほしい この言葉を 受け止めてほしい この言葉を | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | かじかんだ手を じっと暖めるように あなたは優しく 僕を包んだよ 小さな花を そっと育てるように いつでも黙って 僕を見てた 一番そばにいたら 大きすぎて 大切な人を 忘れていたよ あなたがすべて 今の僕にとっては 受け止めてほしい この言葉を やり遂げられず あきらめ投げ出しても あなたは微笑み 僕をあやしてた 泣きじゃくる肩 両手でかばうように いつでも静かに 僕を支え 甘えてばかりいたよ 見失って ささやかな愛を 気づかずにいた あなたがすべて 今の僕にとっては 受け止めてほしい この言葉を 受け止めてほしい この言葉を |
ひとりぽっちの雨の中雨の降る街角で ひとり誰を待つのだろう 傘に隠れたあの人は どんな人だろう なんとなく声かけて話してみたい 雨の降る町で 雨の降る中で 話してみたかった 雨の降る街角で ひとりぬれて歩いてる あの人の頬を濡らしてるのは あれは雨か涙か なんとなく声かけて慰めてみたい 雨の降る町で 雨の降る中で 慰めてみたかった 雨の降る街角で いつまでも待っている あのこは別れたあの人に ちょっと横顔が似てる なんとなく声かけて話してみたい 雨の降る町で 雨の降る中で 話してみたかった 雨の降る街角で | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 雨の降る街角で ひとり誰を待つのだろう 傘に隠れたあの人は どんな人だろう なんとなく声かけて話してみたい 雨の降る町で 雨の降る中で 話してみたかった 雨の降る街角で ひとりぬれて歩いてる あの人の頬を濡らしてるのは あれは雨か涙か なんとなく声かけて慰めてみたい 雨の降る町で 雨の降る中で 慰めてみたかった 雨の降る街角で いつまでも待っている あのこは別れたあの人に ちょっと横顔が似てる なんとなく声かけて話してみたい 雨の降る町で 雨の降る中で 話してみたかった 雨の降る街角で |
二人の午後安物のブローチが胸に輝いて いつもしゃがみこむように笑いころげた 噴水を背景に写真をとってと 通りすがり人に頭をさげたね おまえのために いつか幸せになろう 望むことのすべてをかなえたい 夢にみていたことを与えたいと いつも思っていた ほんとうに ほんとうに思っていた 二人の午後 何でもしまいこんで困った顔した 捨ててしまえばいいと僕はおこった 腕を組んで歩くと うれしくなるのと 子供みたいにおどけ しがみついてた おまえのために いつか幸せになろう 約束してたことが嘘になる 僕だけを信じて生きてきたのに たとえひとりになり 泣いていても おこってやれる 僕でいたかった 望むことのすべてを叶えたい 夢にみていたことを与えたいと いつも思っていた ほんとうに ほんとうに思っていた 二人の午後 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 安物のブローチが胸に輝いて いつもしゃがみこむように笑いころげた 噴水を背景に写真をとってと 通りすがり人に頭をさげたね おまえのために いつか幸せになろう 望むことのすべてをかなえたい 夢にみていたことを与えたいと いつも思っていた ほんとうに ほんとうに思っていた 二人の午後 何でもしまいこんで困った顔した 捨ててしまえばいいと僕はおこった 腕を組んで歩くと うれしくなるのと 子供みたいにおどけ しがみついてた おまえのために いつか幸せになろう 約束してたことが嘘になる 僕だけを信じて生きてきたのに たとえひとりになり 泣いていても おこってやれる 僕でいたかった 望むことのすべてを叶えたい 夢にみていたことを与えたいと いつも思っていた ほんとうに ほんとうに思っていた 二人の午後 |
冬物語時計台の影を踏みながら歩いた 去年の秋と何も変わらない あなただけがいない この街にはいない 今年の秋を枯れ葉が埋める 小さな倖せを掴みきれないまま 迷い込んだ心 漂う街角 降り出しそうな空 震えてる小枝が 僕を映している 窓ガラスに爪を立てる それぞれの風が胸を凍らせてく 冬物語 静かに始まる やがて白い雪が 悲しみを被って 洗い流して春をむかえるよ 掴みきれないもの それが夢なんだと わかっていたならば 目かくししたまま 一人部屋の中で 生きていればいいと なだめているように 時計台が心叩く | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 時計台の影を踏みながら歩いた 去年の秋と何も変わらない あなただけがいない この街にはいない 今年の秋を枯れ葉が埋める 小さな倖せを掴みきれないまま 迷い込んだ心 漂う街角 降り出しそうな空 震えてる小枝が 僕を映している 窓ガラスに爪を立てる それぞれの風が胸を凍らせてく 冬物語 静かに始まる やがて白い雪が 悲しみを被って 洗い流して春をむかえるよ 掴みきれないもの それが夢なんだと わかっていたならば 目かくししたまま 一人部屋の中で 生きていればいいと なだめているように 時計台が心叩く |
フリーキック土煙抜け 連なって 駆ける隊列 笛の音と 午後のグラウンド 水しぶき うだる日差しに 響く号令 汗は君の夏 力の限り走った ゴール間際の芝生に 吸い込まれてく歓声と 空に流れてた校歌 われら学び舎に 輝け 若き たましい 古いタイヤを 引きずって 競い合ってた 若さだけを バスを追い掛け 群がった 入道雲と 焼けた闘志が 暮れる僕の夏 力の限り叫んだ 外したシュート悔んで 体ぶつける 金網と 滲む赤い血と涙 力の限り走った ゴール間際の芝生に 吸い込まれてく歓声と 空に流れてた校歌 空に流れてた校歌 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 土煙抜け 連なって 駆ける隊列 笛の音と 午後のグラウンド 水しぶき うだる日差しに 響く号令 汗は君の夏 力の限り走った ゴール間際の芝生に 吸い込まれてく歓声と 空に流れてた校歌 われら学び舎に 輝け 若き たましい 古いタイヤを 引きずって 競い合ってた 若さだけを バスを追い掛け 群がった 入道雲と 焼けた闘志が 暮れる僕の夏 力の限り叫んだ 外したシュート悔んで 体ぶつける 金網と 滲む赤い血と涙 力の限り走った ゴール間際の芝生に 吸い込まれてく歓声と 空に流れてた校歌 空に流れてた校歌 |
平凡踊ってるかい? いけないダンス 聞こえてるかい? あの夜想曲 満ちた香り まぶたを重くして 知識ならどこか 忘れたままで 乱れたタップ 夜明けは遠くなり 更けてゆく夜に 乾杯を 上へ下へ 動く視線は 闇を照らす 鈍いピンライト 欲しくなるかい? 豊かな恋が 探してるかい? 貧しい愛を ピアノの音に 世界が魅せられて 響き出す 妖しい大人のリズム これがそう 平凡 違うかい? 耳をつく 濁ったハーモニー 速く遅く 肩を揺らして 意味をなくす 長い告白 あせってるかい? まちがい電話 笑ってもかい? ぼやけた会話 いつも 踊ってるかい? いけないダンス 聞こえてるかい? あの夜想曲 すべてが 平凡 退屈な夜 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 踊ってるかい? いけないダンス 聞こえてるかい? あの夜想曲 満ちた香り まぶたを重くして 知識ならどこか 忘れたままで 乱れたタップ 夜明けは遠くなり 更けてゆく夜に 乾杯を 上へ下へ 動く視線は 闇を照らす 鈍いピンライト 欲しくなるかい? 豊かな恋が 探してるかい? 貧しい愛を ピアノの音に 世界が魅せられて 響き出す 妖しい大人のリズム これがそう 平凡 違うかい? 耳をつく 濁ったハーモニー 速く遅く 肩を揺らして 意味をなくす 長い告白 あせってるかい? まちがい電話 笑ってもかい? ぼやけた会話 いつも 踊ってるかい? いけないダンス 聞こえてるかい? あの夜想曲 すべてが 平凡 退屈な夜 |
北斗七星赤い屋根の家に住みたい 小高い丘に建ってる 冬の空 星座なら 君と僕が 寄りそって窓ごしに見ていたい 世界地図広げて指でさす 見知らぬ異国の舞踏会 華やかなドレス身にまとい踊る 幸せな二人を夢見て 手と手を合わせてみる 指と指をからめて 君のぬくもりと僕のぬくもりが 打ち消し合って なぜか冷たい 流れ星 願い事かけるまに 遠くへ遠くへ消えていく 闇夜なら寂しくて いとおしくて 抱き合えばもっと悲しい 眼と眼を見つめあえば たがいの顔がうつる 君の瞳と僕の瞳が 海になり波にさらわれる 赤い屋根の家に住みたい 小高い丘に建ってる 冬の空 星座なら 君と僕が 寄りそって窓ごしに見ていたい 寄りそって窓ごしに見ていたい | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 赤い屋根の家に住みたい 小高い丘に建ってる 冬の空 星座なら 君と僕が 寄りそって窓ごしに見ていたい 世界地図広げて指でさす 見知らぬ異国の舞踏会 華やかなドレス身にまとい踊る 幸せな二人を夢見て 手と手を合わせてみる 指と指をからめて 君のぬくもりと僕のぬくもりが 打ち消し合って なぜか冷たい 流れ星 願い事かけるまに 遠くへ遠くへ消えていく 闇夜なら寂しくて いとおしくて 抱き合えばもっと悲しい 眼と眼を見つめあえば たがいの顔がうつる 君の瞳と僕の瞳が 海になり波にさらわれる 赤い屋根の家に住みたい 小高い丘に建ってる 冬の空 星座なら 君と僕が 寄りそって窓ごしに見ていたい 寄りそって窓ごしに見ていたい |
帽子「あけまして おめでとう 元気ですか? 僕は 生きています」 年賀状 あなたの小さな文字 指で なぞる それぞれの春を待ち それぞれに過ごした 本当に なくしたくないものなら いつも 目を離さずに 誰よりも そばで からまるようにして つきまとい 見つめあい 暮らしてみたかった 妹のようだと チヤホヤされ 癖もまねてみたり 口元が似てると 言われたから いつも すました 口紅をつけたけど ダメだって叱られ 太陽が 強くまぶしすぎるから 外を 歩けなくて 捨てられず しまっておいた帽子も ブカブカで似合わない あの日と同じように 水色の帽子が 風で飛んで 坂道 追いかけた 「おかしいよ なんだか 子供じみて」 あなた笑っていたね 何度も ああ逢いたい | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 「あけまして おめでとう 元気ですか? 僕は 生きています」 年賀状 あなたの小さな文字 指で なぞる それぞれの春を待ち それぞれに過ごした 本当に なくしたくないものなら いつも 目を離さずに 誰よりも そばで からまるようにして つきまとい 見つめあい 暮らしてみたかった 妹のようだと チヤホヤされ 癖もまねてみたり 口元が似てると 言われたから いつも すました 口紅をつけたけど ダメだって叱られ 太陽が 強くまぶしすぎるから 外を 歩けなくて 捨てられず しまっておいた帽子も ブカブカで似合わない あの日と同じように 水色の帽子が 風で飛んで 坂道 追いかけた 「おかしいよ なんだか 子供じみて」 あなた笑っていたね 何度も ああ逢いたい |
まだ見ぬ人へ広い空の下 何処か君がいる 水平線の果てまで 駆けて探しに行こう 雲のすき間から 春の萌える陽が 真冬の形見達を そっと消してゆくよ 愛の始まる予感に心踊り 明日 新しい出会い いつか見た夢 掴みとろう 丘はなだらかに続くどこまでも 草原はうららかな小川はきらめいている 朝の透きとおる 空気吸い込んで 駆け出せ! 振り向かないで 少年のままで 悲しみにこの街に置いて 君の微笑み求め 春風に乗って まだ見ぬ人へ 想い馳せて 愛の始まる予感に心踊り 明日 新しい出会い いつか見た夢 掴みとろう | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 広い空の下 何処か君がいる 水平線の果てまで 駆けて探しに行こう 雲のすき間から 春の萌える陽が 真冬の形見達を そっと消してゆくよ 愛の始まる予感に心踊り 明日 新しい出会い いつか見た夢 掴みとろう 丘はなだらかに続くどこまでも 草原はうららかな小川はきらめいている 朝の透きとおる 空気吸い込んで 駆け出せ! 振り向かないで 少年のままで 悲しみにこの街に置いて 君の微笑み求め 春風に乗って まだ見ぬ人へ 想い馳せて 愛の始まる予感に心踊り 明日 新しい出会い いつか見た夢 掴みとろう |
松山行フェリーこんなにつらい別れの時が 来るのを知っていたら 君を愛さず友達のままで 僕は送りたかった 「出来る事なら戻って来るわ 今は何も言わないで。 きっと貴方はこの町で私がいなくても」 港に沈む夕陽がとても悲しく見えるのは すべてを乗せた船が遠く消えるから 君が言ってた夕べの言葉 「もっとありふれた暮し……」 そんな事など今の僕に出来はしないから いつかこの町を忘れ君の倖せ見つけたら 僕の事などすぐにでも忘れてほしい 忘れてほしい | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | こんなにつらい別れの時が 来るのを知っていたら 君を愛さず友達のままで 僕は送りたかった 「出来る事なら戻って来るわ 今は何も言わないで。 きっと貴方はこの町で私がいなくても」 港に沈む夕陽がとても悲しく見えるのは すべてを乗せた船が遠く消えるから 君が言ってた夕べの言葉 「もっとありふれた暮し……」 そんな事など今の僕に出来はしないから いつかこの町を忘れ君の倖せ見つけたら 僕の事などすぐにでも忘れてほしい 忘れてほしい |
眉思いと逆のことをすれば ピクリと動いた君の眉 幼く はにかむ あどけない顔 太くて強くて つりあわない 逢えなくなった時から ボロボロになり転がる 夕日に向かって 家路たどったのは 泣きそな笑顔の 君が待ってたから 言いたいことを飲み込んだら 真っ赤に染まった君の耳 可憐で小さな 丸い耳たぶ 熱くて冷たい 触れるたびに 逢えなくなってわかった どれほど君が必要か 何にもできない うまく笑うことも 何にも見えない 自分のいる場所も 思いと逆のことをすれば ピクリと動いた君の眉 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 思いと逆のことをすれば ピクリと動いた君の眉 幼く はにかむ あどけない顔 太くて強くて つりあわない 逢えなくなった時から ボロボロになり転がる 夕日に向かって 家路たどったのは 泣きそな笑顔の 君が待ってたから 言いたいことを飲み込んだら 真っ赤に染まった君の耳 可憐で小さな 丸い耳たぶ 熱くて冷たい 触れるたびに 逢えなくなってわかった どれほど君が必要か 何にもできない うまく笑うことも 何にも見えない 自分のいる場所も 思いと逆のことをすれば ピクリと動いた君の眉 |
未成年深い嘘にうなされ 浅い夢から醒める 忘れたい事ばかり 頭の中を回る かじかんだ指先で 綴る君への手紙 大人のふりをして 自分をかくしながら 愛して嫌われて 人の愛わからない 傷つけるだけの恋ばかり つらい別れを またくり返し 憧れを少しずつ 諦めに変える 心の片隅に 想いは凍りつき 言葉にはならない 誰か溶かしてくれ 形ある倖せ 音のない倖せ 見せかけの倖せ すべて消えてゆくよ 明日の朝になったら 僕は北へと旅立つ 二度と呼ぶことのない 名前をつぶやいてみる 君の名残りあるもの 焚火の中に捨てる 立ちこめる煙の中 過去が灰になってゆく 愛して求め合い 二人きり過ごした日 与えあうことはなかったよ まるで安物の指輪のようにねじれて めぐりめぐった愛の終り | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 深い嘘にうなされ 浅い夢から醒める 忘れたい事ばかり 頭の中を回る かじかんだ指先で 綴る君への手紙 大人のふりをして 自分をかくしながら 愛して嫌われて 人の愛わからない 傷つけるだけの恋ばかり つらい別れを またくり返し 憧れを少しずつ 諦めに変える 心の片隅に 想いは凍りつき 言葉にはならない 誰か溶かしてくれ 形ある倖せ 音のない倖せ 見せかけの倖せ すべて消えてゆくよ 明日の朝になったら 僕は北へと旅立つ 二度と呼ぶことのない 名前をつぶやいてみる 君の名残りあるもの 焚火の中に捨てる 立ちこめる煙の中 過去が灰になってゆく 愛して求め合い 二人きり過ごした日 与えあうことはなかったよ まるで安物の指輪のようにねじれて めぐりめぐった愛の終り |
南十字星いつかどこかで あなたに逢って 自然に胸がときめいて 力を抜いて 自分らしさで も一度 好きになれたら そう大きな夢がある 誰にも負けない きっと叶うこと信じてる 南十字星 今のわたしじゃダメ 一人きりで できるまで 待っててほしいの 南十字星 輝く空の下 あなたの胸に 飛び込みたい せめてわたしが 自分の中に プライドや勇気をもって 愛の答えを なんとか見つけ もすこし 強くなれたら まだ小さな声だけど 誰かを呼んでる それがあなただと信じてる 南十字星 ここから始めるの 無理をせずに すこしずつ らしさをなくさず 南十字星 わたしの未来なら あなたの瞳 見つめている 南十字星 今のわたしじゃダメ 一人きりで できるまで 待っててほしいの 南十字星 輝く空の下 あなたの胸に 飛び込みたい | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | いつかどこかで あなたに逢って 自然に胸がときめいて 力を抜いて 自分らしさで も一度 好きになれたら そう大きな夢がある 誰にも負けない きっと叶うこと信じてる 南十字星 今のわたしじゃダメ 一人きりで できるまで 待っててほしいの 南十字星 輝く空の下 あなたの胸に 飛び込みたい せめてわたしが 自分の中に プライドや勇気をもって 愛の答えを なんとか見つけ もすこし 強くなれたら まだ小さな声だけど 誰かを呼んでる それがあなただと信じてる 南十字星 ここから始めるの 無理をせずに すこしずつ らしさをなくさず 南十字星 わたしの未来なら あなたの瞳 見つめている 南十字星 今のわたしじゃダメ 一人きりで できるまで 待っててほしいの 南十字星 輝く空の下 あなたの胸に 飛び込みたい |
メドレー「心の切り絵」青い蛍 今も甘い水を探して 見つけられず 迷い込んだ セロハン越し 覗いてみていた 大きな空に まだ星は輝いていますか 遠くへ飛ばそうと紙風船 叩いたら 割れました 大人になっても 夕立ちに 降られてばかりいます あはれ 恋も知らないで まつげ濡らした少女は 悲しき夕焼けの幻か 五月雨は緑色 悲しくさせたよ一人の午後は 恋をして淋しくて 届かぬ思いを暖めていた 好きだよといえずに初恋は 振り子細工の心 放課後の校庭を走る君がいた 遠くで僕はいつでも君を捜してた 浅い夢だから胸をはなれない 答えを出さずにいつまでも暮らせない バス通り裏の路地 行き止まりの恋だから どこかに行きたい林檎の花が咲いてる 暖かい場所ならどこへでも行く つま先で立ったまま 君を愛してきた 南向きの窓から 見ていた空が 躍り出す くるくると 軽いめまいのあと 写真をばらまいたように 心が乱れる 雪の中を駆ける 子犬のように 帰り道たしかめながら 遠くへ ひとつ上の愛を 求めたわけじゃない ひとつ上の恋を 探したわけじゃない かけがえのないもの なくしたあとは どんなに似たものも かわれはしない 窓越しに見ていた黒髪にまかれて 目覚める夢を見たよ 君に届けこの歌 放課後の校庭を走る君がいた 遠くで僕はいつでも君を捜してた 浅い夢だから胸を離れない | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 青い蛍 今も甘い水を探して 見つけられず 迷い込んだ セロハン越し 覗いてみていた 大きな空に まだ星は輝いていますか 遠くへ飛ばそうと紙風船 叩いたら 割れました 大人になっても 夕立ちに 降られてばかりいます あはれ 恋も知らないで まつげ濡らした少女は 悲しき夕焼けの幻か 五月雨は緑色 悲しくさせたよ一人の午後は 恋をして淋しくて 届かぬ思いを暖めていた 好きだよといえずに初恋は 振り子細工の心 放課後の校庭を走る君がいた 遠くで僕はいつでも君を捜してた 浅い夢だから胸をはなれない 答えを出さずにいつまでも暮らせない バス通り裏の路地 行き止まりの恋だから どこかに行きたい林檎の花が咲いてる 暖かい場所ならどこへでも行く つま先で立ったまま 君を愛してきた 南向きの窓から 見ていた空が 躍り出す くるくると 軽いめまいのあと 写真をばらまいたように 心が乱れる 雪の中を駆ける 子犬のように 帰り道たしかめながら 遠くへ ひとつ上の愛を 求めたわけじゃない ひとつ上の恋を 探したわけじゃない かけがえのないもの なくしたあとは どんなに似たものも かわれはしない 窓越しに見ていた黒髪にまかれて 目覚める夢を見たよ 君に届けこの歌 放課後の校庭を走る君がいた 遠くで僕はいつでも君を捜してた 浅い夢だから胸を離れない |
モ・ザ・イ・ク初めて君の狭い部屋を訪ねた ありあわせのコーヒーカップ こんなものねとうつむき笑っていたね 熱い予感を飲んだ二人 僕の言葉を全部覚えてきては 会うとふざけていつも真似て見せたよ めぐり逢った時には 二人子供のようだったのに 愛をなくした後では 誰も大人のふりをする 結んだ糸を僕が強くひいたら プツリと切れて目が覚めたよ 傾いたままずっと元に戻らぬ 悲しい恋の道標 夢の中でも君を見失っている 何もできないままにまた今日が終わる こわれるものは必ず 音をたてて崩れてゆくのに 言葉ひとつも残さず どこへ君は消えたのか めぐり逢った時には 二人子供のようだったのに 愛をなくした後では 誰も大人のふりをする | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 初めて君の狭い部屋を訪ねた ありあわせのコーヒーカップ こんなものねとうつむき笑っていたね 熱い予感を飲んだ二人 僕の言葉を全部覚えてきては 会うとふざけていつも真似て見せたよ めぐり逢った時には 二人子供のようだったのに 愛をなくした後では 誰も大人のふりをする 結んだ糸を僕が強くひいたら プツリと切れて目が覚めたよ 傾いたままずっと元に戻らぬ 悲しい恋の道標 夢の中でも君を見失っている 何もできないままにまた今日が終わる こわれるものは必ず 音をたてて崩れてゆくのに 言葉ひとつも残さず どこへ君は消えたのか めぐり逢った時には 二人子供のようだったのに 愛をなくした後では 誰も大人のふりをする |
約束昼下がりに 会えば 黄昏まで 長すぎる 夕闇まみれたら 夜更けまで 短い 花のように 風のように 雪のように 君を 愛してゆきたい 両手で抱きしめて とまどいなら すてようか 瞳を 見つめたら 心なら わたそうか 花のように 風のように 雪のように 君を 愛してゆきたい 髪の束を ほどき やさしさまで とどかせて 言葉に よいしれず 勇気まで たしかめあい 花のように 風のように 雪のように 君を 愛してゆきたい | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 昼下がりに 会えば 黄昏まで 長すぎる 夕闇まみれたら 夜更けまで 短い 花のように 風のように 雪のように 君を 愛してゆきたい 両手で抱きしめて とまどいなら すてようか 瞳を 見つめたら 心なら わたそうか 花のように 風のように 雪のように 君を 愛してゆきたい 髪の束を ほどき やさしさまで とどかせて 言葉に よいしれず 勇気まで たしかめあい 花のように 風のように 雪のように 君を 愛してゆきたい |
夜行列車通り過ぎていく 街を横目で見流し タバコに火をつけながら 遠いあの街へ ひとり列車に乗り込み 誰にも別れ告げずに いつも思ってた 夢を追いかけ この街を離れていくよ いつか帰るその日には きっと手みやげのひとつ 持っておまえのところへ会いに行くよ 遠く消えていく 街の明かりが何故か 今夜はいつもと違う いつも思ってた夢にすべて預け この街を離れていくよ いつか帰るその日まで ずっとこの俺のことを 今と変わらないままで 待っているかい 過ぎし思い出は 遠いあの街への あこがれとすり替えながら | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 通り過ぎていく 街を横目で見流し タバコに火をつけながら 遠いあの街へ ひとり列車に乗り込み 誰にも別れ告げずに いつも思ってた 夢を追いかけ この街を離れていくよ いつか帰るその日には きっと手みやげのひとつ 持っておまえのところへ会いに行くよ 遠く消えていく 街の明かりが何故か 今夜はいつもと違う いつも思ってた夢にすべて預け この街を離れていくよ いつか帰るその日まで ずっとこの俺のことを 今と変わらないままで 待っているかい 過ぎし思い出は 遠いあの街への あこがれとすり替えながら |
やさしい瞳花が咲いた 音もたてずに私の庭に あの人の笑顔だけ見つめている花 何気なく口ずさんでくれた あのメロディー 大好きな 片思いの唄でした 夏の風鈴ゆれて すだれの陰 私黙りこむ 白いTシャツに 汗の匂い 青い空と似合ってた やさしい気持ち伝えたい やさしい瞳になりました 草の香り 川原を包む花火の日に 目をとじて あの人をひとり待っている 目の前で 好きといってくれなくてもいい でも 今は道に迷わないでね 町の夕暮れどきは 無口な色まざりさびしくて 七色の絵の具 きっと二人 夢をいつかぬりわける やさしい気持ち伝えたい やさしい瞳になりました | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 花が咲いた 音もたてずに私の庭に あの人の笑顔だけ見つめている花 何気なく口ずさんでくれた あのメロディー 大好きな 片思いの唄でした 夏の風鈴ゆれて すだれの陰 私黙りこむ 白いTシャツに 汗の匂い 青い空と似合ってた やさしい気持ち伝えたい やさしい瞳になりました 草の香り 川原を包む花火の日に 目をとじて あの人をひとり待っている 目の前で 好きといってくれなくてもいい でも 今は道に迷わないでね 町の夕暮れどきは 無口な色まざりさびしくて 七色の絵の具 きっと二人 夢をいつかぬりわける やさしい気持ち伝えたい やさしい瞳になりました |
ゆうこ記憶の陰にぽつりと座(すわ)り 淋しげに 白い指先 ピアノを弾く女(ひと) 「ショパンが好きよ 悲しい調べ奏でれば 恋のできない私に似合い」と言った女(ひと) どんな過去が君を変えてしまったの 瞳の翳りが せつなすぎるよ 言い出せない愛は 海鳴りに似ている 遠くから 絶え間なく寄せ胸を強く揺さぶる ピアノの音はどこか冷たく あの女(ひと)は 壁に掛かったモナリザのように 子供のような僕のことなど見もせずに 真珠のように かたく心を閉ざしてる かけがえのないもの 失くしたあとは どんなに似たものも かわれはしない 窓越しに見ていた黒髪にまかれて 目覚める夢を見たよ 君に届けこの歌 言い出せない愛は 海鳴りに似ている 遠くから 絶えまなく寄せ胸を強く揺さぶる | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 記憶の陰にぽつりと座(すわ)り 淋しげに 白い指先 ピアノを弾く女(ひと) 「ショパンが好きよ 悲しい調べ奏でれば 恋のできない私に似合い」と言った女(ひと) どんな過去が君を変えてしまったの 瞳の翳りが せつなすぎるよ 言い出せない愛は 海鳴りに似ている 遠くから 絶え間なく寄せ胸を強く揺さぶる ピアノの音はどこか冷たく あの女(ひと)は 壁に掛かったモナリザのように 子供のような僕のことなど見もせずに 真珠のように かたく心を閉ざしてる かけがえのないもの 失くしたあとは どんなに似たものも かわれはしない 窓越しに見ていた黒髪にまかれて 目覚める夢を見たよ 君に届けこの歌 言い出せない愛は 海鳴りに似ている 遠くから 絶えまなく寄せ胸を強く揺さぶる |
夕日と少年ジャングルジムをくぐり抜けて 忍びこんだよ 小さな森 置き去りの自転車と野球帽 頬を撫でてく白い風と 金色の陽射し浴びながら 呼び合った仲間達のあだ名 早く早く見失わぬように 誰かの後ずっと追い掛けた 夏はいつもゆらゆら揺れ あのこが好きだよと 真っ赤に泣いていた 夕日と少年 西瓜の種を吹いて飛ばし 競い合ったね 笑いながら 打水の虹 七色屏風 悲しいほどに高い空の 群青色の帳 見つめ 数えてた 光る流れ星 早く早く大人になりたいと 背伸びして見ていた細い影 夏の夢はカラカラ枯れ 遥か地平線にぽつり一人ぼっちの 欠けてる夕月 早く早く見失わぬように 誰かの後ずっと追い掛けた 夏はいつもゆらゆら揺れ あのこが好きだよと 真っ赤に泣いていた 夕日と少年 僕を染めていた空 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | ジャングルジムをくぐり抜けて 忍びこんだよ 小さな森 置き去りの自転車と野球帽 頬を撫でてく白い風と 金色の陽射し浴びながら 呼び合った仲間達のあだ名 早く早く見失わぬように 誰かの後ずっと追い掛けた 夏はいつもゆらゆら揺れ あのこが好きだよと 真っ赤に泣いていた 夕日と少年 西瓜の種を吹いて飛ばし 競い合ったね 笑いながら 打水の虹 七色屏風 悲しいほどに高い空の 群青色の帳 見つめ 数えてた 光る流れ星 早く早く大人になりたいと 背伸びして見ていた細い影 夏の夢はカラカラ枯れ 遥か地平線にぽつり一人ぼっちの 欠けてる夕月 早く早く見失わぬように 誰かの後ずっと追い掛けた 夏はいつもゆらゆら揺れ あのこが好きだよと 真っ赤に泣いていた 夕日と少年 僕を染めていた空 |
夕焼けの町泥だらけの靴で 汽車に手を振る子供達 飛行機雲に胸を踊らせては 靴をならし たどった帰り道 山肌を樹々が飾り 織りなしてる絣模様 新道沿いに見渡す故里は いつも貧しいけれども 暖かい 小さな希望をつめこんで 人生さまよい歩いてる 口ずさんでた歌も忘れたけれど この場所には今でも愛がある 朝露に濡れた草原 夕辺には野焼きたなびく 落穂を拾う 年老いた人々 すべて貧しいけれども 美しい 流れてゆく風の色が 季節の度に変わって 心が寒くなった時はいつでも はるか遠くの空を 夢に見てる 口ずさんでた歌も忘れたけれど この場所には今でも愛がある | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 泥だらけの靴で 汽車に手を振る子供達 飛行機雲に胸を踊らせては 靴をならし たどった帰り道 山肌を樹々が飾り 織りなしてる絣模様 新道沿いに見渡す故里は いつも貧しいけれども 暖かい 小さな希望をつめこんで 人生さまよい歩いてる 口ずさんでた歌も忘れたけれど この場所には今でも愛がある 朝露に濡れた草原 夕辺には野焼きたなびく 落穂を拾う 年老いた人々 すべて貧しいけれども 美しい 流れてゆく風の色が 季節の度に変わって 心が寒くなった時はいつでも はるか遠くの空を 夢に見てる 口ずさんでた歌も忘れたけれど この場所には今でも愛がある |
雪が降る日に雪が降るよ やまずに昨日から 昨日から 窓の外は 何にも見えない 見えない 約束を信じてた 約束を信じてた 昨日の夢は 終わるよ 雪の上に 足跡続くよ 続くよ 私を連れてゆこうと あなたは 言ってたのに 足跡(約束)を追いかけて 足跡(約束)を追いかけて 昨日の夢は 終わるよ 昨日の夢は 終わるよ | 村下孝蔵 | 伊勢正三 | 南こうせつ | 経田康 | 雪が降るよ やまずに昨日から 昨日から 窓の外は 何にも見えない 見えない 約束を信じてた 約束を信じてた 昨日の夢は 終わるよ 雪の上に 足跡続くよ 続くよ 私を連れてゆこうと あなたは 言ってたのに 足跡(約束)を追いかけて 足跡(約束)を追いかけて 昨日の夢は 終わるよ 昨日の夢は 終わるよ |
夢からさめたら夢からさめたら目の前に 君が立っていた 愛ぶらさげて どんな時でも陰から見てくれてた ぬくもりがあふれた あの場所へ 帰れるものならば帰る 二人 自転車に乗り走ったね しがみついて笑った君のもとへ 寂しくなったらそばにきて もたれあうようにささえあった さむい時には肌あわせ あたためあった ちっぽけなしあわせにこだわって 道に迷ってばかりいた やっと集めた光さえも 指の間もれた 二人 自転車に乗り走ったね しがみついて笑った君よ | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 夢からさめたら目の前に 君が立っていた 愛ぶらさげて どんな時でも陰から見てくれてた ぬくもりがあふれた あの場所へ 帰れるものならば帰る 二人 自転車に乗り走ったね しがみついて笑った君のもとへ 寂しくなったらそばにきて もたれあうようにささえあった さむい時には肌あわせ あたためあった ちっぽけなしあわせにこだわって 道に迷ってばかりいた やっと集めた光さえも 指の間もれた 二人 自転車に乗り走ったね しがみついて笑った君よ |
夢の跡階段を登れば 街並が見える丘 霞立つ夕暮れの 古い都町 風の歌が遠くで 泣いているように響く 港からは 最後のフェリーが離れてゆく 1年振り訪ねたアパートの扉には 僕の知らない人の名前がかかっていた 何時までも 僕のこと忘れはしないからと 届いた手紙の訳に 今頃気づくなんて 悪いのはこの僕と 風は頬を叩いて いつも二人歩いた城跡に一人 破るために約束かわした訳じゃないと 待ち続けてそのまま 枯れた忘れな草よ 涙が虹のように月の光の中で 輝いて落ちていった あの日の君はどこに 失う愛の重さ 気付くまでの時間に すれ違った 心2つ 叶わぬ夢の跡に 音もなく流れてく 悲しい星のように すれ違った 心2つ 叶わぬ夢の跡に | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 階段を登れば 街並が見える丘 霞立つ夕暮れの 古い都町 風の歌が遠くで 泣いているように響く 港からは 最後のフェリーが離れてゆく 1年振り訪ねたアパートの扉には 僕の知らない人の名前がかかっていた 何時までも 僕のこと忘れはしないからと 届いた手紙の訳に 今頃気づくなんて 悪いのはこの僕と 風は頬を叩いて いつも二人歩いた城跡に一人 破るために約束かわした訳じゃないと 待ち続けてそのまま 枯れた忘れな草よ 涙が虹のように月の光の中で 輝いて落ちていった あの日の君はどこに 失う愛の重さ 気付くまでの時間に すれ違った 心2つ 叶わぬ夢の跡に 音もなく流れてく 悲しい星のように すれ違った 心2つ 叶わぬ夢の跡に |
夢の地図指で作った望遠鏡で ずっと見ていた遠い夜空に 二人の夢の地図を見付けて 君は大声ではしゃいだ後 溜息混じりで 銀河に背を向けたね どうしてあの頃は 星にさえも夢見たのに 二度と帰らない日々よ 投げた小石が川面を跳ねて 何度もキラリと水が光る 君は手を打ち笑い転げた 僕が見たのは夢の欠けらか あの日の陽炎 溶けていく白い風 どうしていつまでも 淡い君の蜃気楼 忘れられないんだろう どうしてあの頃は 星にさえも夢見たのに 二度と帰らない日々よ 二人の夢の地図だった | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 指で作った望遠鏡で ずっと見ていた遠い夜空に 二人の夢の地図を見付けて 君は大声ではしゃいだ後 溜息混じりで 銀河に背を向けたね どうしてあの頃は 星にさえも夢見たのに 二度と帰らない日々よ 投げた小石が川面を跳ねて 何度もキラリと水が光る 君は手を打ち笑い転げた 僕が見たのは夢の欠けらか あの日の陽炎 溶けていく白い風 どうしていつまでも 淡い君の蜃気楼 忘れられないんだろう どうしてあの頃は 星にさえも夢見たのに 二度と帰らない日々よ 二人の夢の地図だった |
夢のつづきあなたの夢を聞かせて そうしていると 幸せな気分になると 君は笑った ワイングラスをあふれた 僕達の時間 こぼれてしまった後で ふと気づく 雪の中をかける 小犬のように 帰り道 確かめながら 遠くへ ひとつ上の愛を 求めたわけじゃない ひとつ上の恋を 探したわけじゃない 貯金箱につめこんだ 小さな硬貨 取り出そうと壊したよ まるで子供さ 欲しいもの手に入れても 満たされぬ心 たった一人の自分を かばってる 僕にもたれかかり 海を見ていた 牡丹色の夏の日が 暮れてく ふたり夢のつづき 歩いていたかった ふたりこれから先 このままと信じてた 雪の中をかける 小犬のように 帰り道 確かめながら 遠くへ ひとつ上の愛を 求めたわけじゃない ひとつ上の恋を 探したわけじゃない ふたり夢のつづき 歩いていたかった ふたりこれから先 このままと信じてた | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | あなたの夢を聞かせて そうしていると 幸せな気分になると 君は笑った ワイングラスをあふれた 僕達の時間 こぼれてしまった後で ふと気づく 雪の中をかける 小犬のように 帰り道 確かめながら 遠くへ ひとつ上の愛を 求めたわけじゃない ひとつ上の恋を 探したわけじゃない 貯金箱につめこんだ 小さな硬貨 取り出そうと壊したよ まるで子供さ 欲しいもの手に入れても 満たされぬ心 たった一人の自分を かばってる 僕にもたれかかり 海を見ていた 牡丹色の夏の日が 暮れてく ふたり夢のつづき 歩いていたかった ふたりこれから先 このままと信じてた 雪の中をかける 小犬のように 帰り道 確かめながら 遠くへ ひとつ上の愛を 求めたわけじゃない ひとつ上の恋を 探したわけじゃない ふたり夢のつづき 歩いていたかった ふたりこれから先 このままと信じてた |
酔いしれて鏡に写る私は 作った夜に似合う女 心はあの日 あなたに愛されたまま 変わりはしない 知らず知らずに この街で夜の街へと足を運ぶ そんな暮らしに すっかり慣れて作り笑いも ほらこんなに 酔いしれて 酔いしれて 今日もまた 酔いしれて グラスに写る私を 今夜も口に運べば 少しは心も 少しは体も いやせるかしら こんなはずではなかった 作った夜に似あう女 心はあの日 あなたを愛したまま 変わりはしない 酔いしれて 酔いしれて 今日もまた 酔いしれて グラスに写るネオンを 今夜も口に運べば 今日もこのまま 今日もこのまま 死ねたならなんて 酔いしれて 酔いしれて 今日もまた 酔いしれて 酔いしれて 酔いしれて 酔いしれて 酔いしれて…… | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 鏡に写る私は 作った夜に似合う女 心はあの日 あなたに愛されたまま 変わりはしない 知らず知らずに この街で夜の街へと足を運ぶ そんな暮らしに すっかり慣れて作り笑いも ほらこんなに 酔いしれて 酔いしれて 今日もまた 酔いしれて グラスに写る私を 今夜も口に運べば 少しは心も 少しは体も いやせるかしら こんなはずではなかった 作った夜に似あう女 心はあの日 あなたを愛したまま 変わりはしない 酔いしれて 酔いしれて 今日もまた 酔いしれて グラスに写るネオンを 今夜も口に運べば 今日もこのまま 今日もこのまま 死ねたならなんて 酔いしれて 酔いしれて 今日もまた 酔いしれて 酔いしれて 酔いしれて 酔いしれて 酔いしれて…… |
読み人知らず雨が降る日に 彼は生まれた だから 光り 眩しくて 弱い生き方 救い求めた 待ち人は まだ来ない 流れにのまれて 把むべきものなく 誰も彼もが 迷い込んでは 落ちる 深い嘆きの 落とし穴へと はいあがるんだ ひとりの力で 母は息子に 愛を与えて 熱い心 授けたが 強い言葉に 振り回された 読み人は まだ知らず 失くすだけ失くし 頼るべき人なく 君も彼女も とらえられては ひどい痛みの 傷をうけている 抜け出してゆけ 神の両手へ 誰も彼もが 迷い込んでは 落ちる 深い嘆きの 落とし穴へと はいあがるんだ ひとりの力で | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 雨が降る日に 彼は生まれた だから 光り 眩しくて 弱い生き方 救い求めた 待ち人は まだ来ない 流れにのまれて 把むべきものなく 誰も彼もが 迷い込んでは 落ちる 深い嘆きの 落とし穴へと はいあがるんだ ひとりの力で 母は息子に 愛を与えて 熱い心 授けたが 強い言葉に 振り回された 読み人は まだ知らず 失くすだけ失くし 頼るべき人なく 君も彼女も とらえられては ひどい痛みの 傷をうけている 抜け出してゆけ 神の両手へ 誰も彼もが 迷い込んでは 落ちる 深い嘆きの 落とし穴へと はいあがるんだ ひとりの力で |
離愁朝が来るまで二人は黙って時を見ていた 低いラジオの音だけ 遠くで犬が鳴いてた 蒼い空 哀しそうに 始発電車をむかえる 友と別れるように 手を振り笑いあえたなら 愛は愛で残してゆく 夢は夢で残されてる だけど一人になれば 涙の中で 君の姿を 追いかけるだろう はりさけそうな 想いこらえて 冬の世界に 僕は旅立つ ため息で髪をとかし 言葉なく暮らすよりも 君は強い人だから 別れることを望んだ ひとつの傘で二人は 寄り添って歩いてきた かばいきれずに互いの肩を 濡らしていたんだね 抱きあう程 君は君で 僕は僕と教えられた だからこわれてしまえ 想い出なんて ひびわれた絵は 元に戻らぬ 忘れてしまえ 僕のことなど 季節の風に吹かれるように 一人になれば 涙の中で 君の姿を追いかけるだろう はりさけそうな 想いこらえて 冬の世界に 僕は旅立つ…… | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 朝が来るまで二人は黙って時を見ていた 低いラジオの音だけ 遠くで犬が鳴いてた 蒼い空 哀しそうに 始発電車をむかえる 友と別れるように 手を振り笑いあえたなら 愛は愛で残してゆく 夢は夢で残されてる だけど一人になれば 涙の中で 君の姿を 追いかけるだろう はりさけそうな 想いこらえて 冬の世界に 僕は旅立つ ため息で髪をとかし 言葉なく暮らすよりも 君は強い人だから 別れることを望んだ ひとつの傘で二人は 寄り添って歩いてきた かばいきれずに互いの肩を 濡らしていたんだね 抱きあう程 君は君で 僕は僕と教えられた だからこわれてしまえ 想い出なんて ひびわれた絵は 元に戻らぬ 忘れてしまえ 僕のことなど 季節の風に吹かれるように 一人になれば 涙の中で 君の姿を追いかけるだろう はりさけそうな 想いこらえて 冬の世界に 僕は旅立つ…… |
りんごでもいっしょに夕焼け本当にきれい りんごでもむいてあげる 何だか疲れてるみたい 笑ってよいつもみたいに 幸せというものは落ちてるはずないよ 雨なら晴れるまで待とうよ 二人の肩 濡れないように 雨ならここに座っていようよ 虹の空が必ず来る 電話で喧嘩はよそうよ 海にでも連れていって 気持と逆ばかりしてる 聞かせてよあなたの夢を 新しい景色なら探しに出かけよう 二人で写真をもっと撮ろうよ いろんな顔つなぎ合わせて 二人でのんびり生きていこうよ あなたには私が似合う 幸せというものは落ちてるはずないよ 雨なら晴れるまで待とうよ 二人の肩 濡れないように 雨ならここに座っていようよ 虹の空が必ず来る りんごでもいっしょに食べようよ | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 夕焼け本当にきれい りんごでもむいてあげる 何だか疲れてるみたい 笑ってよいつもみたいに 幸せというものは落ちてるはずないよ 雨なら晴れるまで待とうよ 二人の肩 濡れないように 雨ならここに座っていようよ 虹の空が必ず来る 電話で喧嘩はよそうよ 海にでも連れていって 気持と逆ばかりしてる 聞かせてよあなたの夢を 新しい景色なら探しに出かけよう 二人で写真をもっと撮ろうよ いろんな顔つなぎ合わせて 二人でのんびり生きていこうよ あなたには私が似合う 幸せというものは落ちてるはずないよ 雨なら晴れるまで待とうよ 二人の肩 濡れないように 雨ならここに座っていようよ 虹の空が必ず来る りんごでもいっしょに食べようよ |
レンガ通り古いレンガ通りのなつかしいアパートの 部屋を通りすがりに背伸びして見たよ あの頃いつもあなたを迎えに行った 窓越しに見えるわ 影ふたつ 行き交う人に 気づかいながら 誰か待つふりを何度もくり返し せめて倖せなあなたの声聞けば それであきらめもつくはずと いつか新しい愛が見える日まで 少しでも悲しみ忘れたいけれど 枯葉風に吹かれて舞い落ちる速さで 想い出が眼の前を通り過ぎてく もしかしてよくない夢だったらと コートの襟立てて振り返る 唇噛んで暮らす淋しさを そんなあなたには解らないだろう 禁じられた愛の行方に今でさえ 残るあの日の別れの手紙 せめてあなたとじかに言葉つくし 飾りたかったよ 別れ話 飾りたかったよ 別れ話 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 古いレンガ通りのなつかしいアパートの 部屋を通りすがりに背伸びして見たよ あの頃いつもあなたを迎えに行った 窓越しに見えるわ 影ふたつ 行き交う人に 気づかいながら 誰か待つふりを何度もくり返し せめて倖せなあなたの声聞けば それであきらめもつくはずと いつか新しい愛が見える日まで 少しでも悲しみ忘れたいけれど 枯葉風に吹かれて舞い落ちる速さで 想い出が眼の前を通り過ぎてく もしかしてよくない夢だったらと コートの襟立てて振り返る 唇噛んで暮らす淋しさを そんなあなたには解らないだろう 禁じられた愛の行方に今でさえ 残るあの日の別れの手紙 せめてあなたとじかに言葉つくし 飾りたかったよ 別れ話 飾りたかったよ 別れ話 |
ロマンスカー愛を貯めてた 少しずつ 君を満たしていたかった 愛を食べてた ひとつずつ 君を満たしていたかった 愛情以外は何も 僕らの未来を作れない 窓の外を光る電車が 町並み抜けて走った 夢を乗せたロマンスカーを 何度も見てた 寄り添って 夏がだんだん終わってく 何か欲しくてあせってた 冬がだんだん近づいて 何か欲しくてあせってた 抱きしめあうたび何故か 僕らは過去へと逃げてった 踏み切り越し手を振る君の 隠れる姿 探して 通り過ぎるロマンスカーに 叫んだ声は 風の中 海にも山にもいつか 並んで行こうね 手をつなぎ 君の好きなロマンスカーは 二人の日々を駆け抜け 夢がにじむ遠い夜空に 名もない星が流れた 君はいない | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 愛を貯めてた 少しずつ 君を満たしていたかった 愛を食べてた ひとつずつ 君を満たしていたかった 愛情以外は何も 僕らの未来を作れない 窓の外を光る電車が 町並み抜けて走った 夢を乗せたロマンスカーを 何度も見てた 寄り添って 夏がだんだん終わってく 何か欲しくてあせってた 冬がだんだん近づいて 何か欲しくてあせってた 抱きしめあうたび何故か 僕らは過去へと逃げてった 踏み切り越し手を振る君の 隠れる姿 探して 通り過ぎるロマンスカーに 叫んだ声は 風の中 海にも山にもいつか 並んで行こうね 手をつなぎ 君の好きなロマンスカーは 二人の日々を駆け抜け 夢がにじむ遠い夜空に 名もない星が流れた 君はいない |
私一人愛する人のない冷たいこの街で 私は一人生きてゆける あなたの後を追い ここまで来てみたが もう今は逢わずにいたい 日暮れには茜雲 故郷とどこか似ている この場所で あなたの幻を追いかけ 愛されることが下手な私だけど 薄紅の朝を待っている 誰かを好きになり もし叶わなくても 私は一人生きてゆける 人ゴミ 帰り道 ドアに写る顔に ふいに悲しくなったけれど 濡れた舗道 人待ち顔で さまよい歩く寂しさ この場所で あなたの幻を追いかけ 愛する人のない 冷たいこの街で 私は一人生きてゆける 私は一人生きてゆける | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 愛する人のない冷たいこの街で 私は一人生きてゆける あなたの後を追い ここまで来てみたが もう今は逢わずにいたい 日暮れには茜雲 故郷とどこか似ている この場所で あなたの幻を追いかけ 愛されることが下手な私だけど 薄紅の朝を待っている 誰かを好きになり もし叶わなくても 私は一人生きてゆける 人ゴミ 帰り道 ドアに写る顔に ふいに悲しくなったけれど 濡れた舗道 人待ち顔で さまよい歩く寂しさ この場所で あなたの幻を追いかけ 愛する人のない 冷たいこの街で 私は一人生きてゆける 私は一人生きてゆける |