浅草の肌覚えているかえ お月さん トチチリチンの 姐ちゃんを チラとなびいた デアボロの 長いマントも なつかしや 浅草の肌 若い肌 瓢箪池面(ひょうたんいけも)の お月さん わたしの好きな この月が 紅(あか)い胸当(ブラジャー)の 踊り子の なぜに涙を 誘うやら 浅草の肌 夢の肌 タンポポ色した お月さん 来て見てお呉れ 絵看板 冬が過ぎれば 六区にも 春がくるくる 二人にも 浅草の肌 春の肌 | 竹山逸郎 | 佐伯孝夫 | 清水保雄 | 清水保雄 | 覚えているかえ お月さん トチチリチンの 姐ちゃんを チラとなびいた デアボロの 長いマントも なつかしや 浅草の肌 若い肌 瓢箪池面(ひょうたんいけも)の お月さん わたしの好きな この月が 紅(あか)い胸当(ブラジャー)の 踊り子の なぜに涙を 誘うやら 浅草の肌 夢の肌 タンポポ色した お月さん 来て見てお呉れ 絵看板 冬が過ぎれば 六区にも 春がくるくる 二人にも 浅草の肌 春の肌 |
熱き泪を散りゆく花に くれないの 燃ゆる唇 おしあてて 熱き泪を 流せども ああ青春(はる)は逝く 青春は逝く 愁いを誘う 笛の音に 遠いふるさと 想い出は 熱き泪を 流せども ああ青春は逝く 青春は逝く 泪の如く ふる雨に 若きこころも 傷みきて 熱き泪を 流せども ああ青春は逝く 青春は逝く | 竹山逸郎 | 吉川静夫 | 東辰三 | 小沢直与志 | 散りゆく花に くれないの 燃ゆる唇 おしあてて 熱き泪を 流せども ああ青春(はる)は逝く 青春は逝く 愁いを誘う 笛の音に 遠いふるさと 想い出は 熱き泪を 流せども ああ青春は逝く 青春は逝く 泪の如く ふる雨に 若きこころも 傷みきて 熱き泪を 流せども ああ青春は逝く 青春は逝く |
異国に祈る雪の曠野の 空に呼ぶ 妻よわが子よ 父母よ たとへ異国に 果てるとも 届け祖国へ あゝ この一語 荒ぶ吹雪に 身も凍る 辛さ苦しさ 切なさよ ウランバートル 暁に 祈る春の日 あゝ いつ巡る 燃える熱砂の 涯にとぶ 夢よダモイよ ふるさとよ 赤いオゴニカ 色あせて 墓に夕陽が あゝ また沈む かへる潮路の 船の上 兄よ妹よ 同胞よ 嬉し泣きして 抱きあへば 若い希望が あゝ 胸に湧く | 竹山逸郎 | 吉川静夫 | 吉田正 | 小沢直与志 | 雪の曠野の 空に呼ぶ 妻よわが子よ 父母よ たとへ異国に 果てるとも 届け祖国へ あゝ この一語 荒ぶ吹雪に 身も凍る 辛さ苦しさ 切なさよ ウランバートル 暁に 祈る春の日 あゝ いつ巡る 燃える熱砂の 涯にとぶ 夢よダモイよ ふるさとよ 赤いオゴニカ 色あせて 墓に夕陽が あゝ また沈む かへる潮路の 船の上 兄よ妹よ 同胞よ 嬉し泣きして 抱きあへば 若い希望が あゝ 胸に湧く |
異国の丘今日も暮れゆく 異国の丘に 友よ辛かろ 切なかろ 我慢だ待ってろ 嵐が過ぎりゃ 帰る日もくる 春がくる 今日も更けゆく 異国の丘に 夢も寒かろ 冷たかろ 泣いて笑って 歌ってたえりゃ 望む日がくる 朝がくる 今日も昨日も 異国の丘に おもい雪空 陽がうすい 倒れちゃならない 祖国の土に 辿りつくまで その日まで | 竹山逸郎 | 増田幸治・補作詞:佐伯孝夫 | 吉田正 | 清水保雄 | 今日も暮れゆく 異国の丘に 友よ辛かろ 切なかろ 我慢だ待ってろ 嵐が過ぎりゃ 帰る日もくる 春がくる 今日も更けゆく 異国の丘に 夢も寒かろ 冷たかろ 泣いて笑って 歌ってたえりゃ 望む日がくる 朝がくる 今日も昨日も 異国の丘に おもい雪空 陽がうすい 倒れちゃならない 祖国の土に 辿りつくまで その日まで |
異国の月おなじ明るく 照ればとて 異国の月の つれなさよ じっと堪えて 還るまで さみしいでしょうが お母さん 月にはるばる 行く雁を いく秋友と 数えたか じっと堪えて 戀(こい)しさを まぎらす故郷の 子守唄 月が沈めば また雪か 港の氷よ 早よ解けろ じっと堪えて 歸還船(きかんせん) 異国の丘で 春を待つ | 竹山逸郎 | 佐伯孝夫 | 吉田正 | 清水保雄 | おなじ明るく 照ればとて 異国の月の つれなさよ じっと堪えて 還るまで さみしいでしょうが お母さん 月にはるばる 行く雁を いく秋友と 数えたか じっと堪えて 戀(こい)しさを まぎらす故郷の 子守唄 月が沈めば また雪か 港の氷よ 早よ解けろ じっと堪えて 歸還船(きかんせん) 異国の丘で 春を待つ |
大江戸七変化男 落目が 大事と知れど 黄金の夢を 砕かれりゃ 影もやつれる 血の涙 えがく大江戸 えがく大江で アレサエ 七変化 好いた同士が 相合傘で はだしで 濡らす袖ならば なんの辛かろ情づく 投げたからだに 投げたからだに アレサエ 花も散る ちっちゃかろうと 隅田の育ち 白魚の目は あの黒い 意気でぶつかりゃ 柳河岸 月にくずれる 月にくずれる アレサエ 泥人形 | 竹山逸郎 | 佐伯孝夫 | 清水保雄 | 清水保雄 | 男 落目が 大事と知れど 黄金の夢を 砕かれりゃ 影もやつれる 血の涙 えがく大江戸 えがく大江で アレサエ 七変化 好いた同士が 相合傘で はだしで 濡らす袖ならば なんの辛かろ情づく 投げたからだに 投げたからだに アレサエ 花も散る ちっちゃかろうと 隅田の育ち 白魚の目は あの黒い 意気でぶつかりゃ 柳河岸 月にくずれる 月にくずれる アレサエ 泥人形 |
今日われ恋愛す夢の花房 抱きしめて 慕えば涙 あふれくる 語れよ モナ・リザ微笑(ほほえ)みの謎 きみに 今日われ恋愛す サリー 夜の名 絹の肌 秋波(ながしめ)あまき 歌姫の 銀座を離れりゃ 堅気な妻の 胸に柳が なぜすねる 泥にまみれて 暮しても ゆく手にゃのぼる 春の月 この月 モナ・リザ微笑むきみと 見つゝ 今日われ恋愛す | 竹山逸郎 | 佐伯孝夫 | 清水保雄 | 清水保雄 | 夢の花房 抱きしめて 慕えば涙 あふれくる 語れよ モナ・リザ微笑(ほほえ)みの謎 きみに 今日われ恋愛す サリー 夜の名 絹の肌 秋波(ながしめ)あまき 歌姫の 銀座を離れりゃ 堅気な妻の 胸に柳が なぜすねる 泥にまみれて 暮しても ゆく手にゃのぼる 春の月 この月 モナ・リザ微笑むきみと 見つゝ 今日われ恋愛す |
銀座三四郎月が冴えれば こころも冴えて 男が今宵 たどる道 何んで知らさりょ 女の胸に 銀座三四郎よ 何処へゆく 一度誓って 封じたからは こらえこらえた 腕なれど 街の狼 咆えれば燃えて 銀座三四郎よ 何処へゆく 月よ柳よ ゆるしてくれろ 男の強い 怒り顔 情にゃもろいが 悪には負けぬ 銀座三四郎よ 何処へゆく | 竹山逸郎 | 佐伯孝夫 | 飯田信夫 | 飯田信夫 | 月が冴えれば こころも冴えて 男が今宵 たどる道 何んで知らさりょ 女の胸に 銀座三四郎よ 何処へゆく 一度誓って 封じたからは こらえこらえた 腕なれど 街の狼 咆えれば燃えて 銀座三四郎よ 何処へゆく 月よ柳よ ゆるしてくれろ 男の強い 怒り顔 情にゃもろいが 悪には負けぬ 銀座三四郎よ 何処へゆく |
恋も涙も夜の雨恋も涙も 夜の雨 泣いてみたとて 添えぬひと 赤いグラスに 燃えのこる 見果てぬ夢の 切なさよ 暗い浮世の 窓ガラス 細る夜毎の 影法師 誰もつらくは あたらぬに 泣くかお前も プラタナス 恋も涙も 夜の雨 せめて添いたや 夢なりと 雨は銀いろ 銀ぐさり つないでおくれ あのひとを | 竹山逸郎 | 佐伯孝夫 | 東辰三 | 小沢直与志 | 恋も涙も 夜の雨 泣いてみたとて 添えぬひと 赤いグラスに 燃えのこる 見果てぬ夢の 切なさよ 暗い浮世の 窓ガラス 細る夜毎の 影法師 誰もつらくは あたらぬに 泣くかお前も プラタナス 恋も涙も 夜の雨 せめて添いたや 夢なりと 雨は銀いろ 銀ぐさり つないでおくれ あのひとを |
小雨降る城ヶ島小雨降る城ヶ島 白き燈台 千鳥は波に泣き濡れて あゝ 君は帰らぬ人 三崎はけむる 小雨降る城ヶ島 遠き思い出 白帆も濡れて帰る船 あゝ 君は悲しき夢 三崎はかすむ | 竹山逸郎 | 井田誠一 | 吉田正 | 佐野鋤 | 小雨降る城ヶ島 白き燈台 千鳥は波に泣き濡れて あゝ 君は帰らぬ人 三崎はけむる 小雨降る城ヶ島 遠き思い出 白帆も濡れて帰る船 あゝ 君は悲しき夢 三崎はかすむ |
国境に咲く花鈴の音たよりに越える国境よ オゴニカ赤く沙漠に咲けど 暮れる夜空に星も見えず ランタンの暗い灯に また浮かぶ あゝゝあゝゝ 夢よ 吹く風身を切る北の国境よ 鞭(むち)音高く馬車は行けども 町の灯りがなぜか恋し 胸を灼く面影が また泣かす あゝゝあゝゝ 夢よ 荒野は果てなく続く国境よ コンロン遠く希望(のぞみ)は持てど 濡れる涙に手綱きれて ふるさとのあの空に また祈る あゝゝあゝゝ 夢よ | 竹山逸郎 | 吉川静夫 | 松井八郎 | 松井八郎 | 鈴の音たよりに越える国境よ オゴニカ赤く沙漠に咲けど 暮れる夜空に星も見えず ランタンの暗い灯に また浮かぶ あゝゝあゝゝ 夢よ 吹く風身を切る北の国境よ 鞭(むち)音高く馬車は行けども 町の灯りがなぜか恋し 胸を灼く面影が また泣かす あゝゝあゝゝ 夢よ 荒野は果てなく続く国境よ コンロン遠く希望(のぞみ)は持てど 濡れる涙に手綱きれて ふるさとのあの空に また祈る あゝゝあゝゝ 夢よ |
国境のバラライカバラライカ あゝバラライカ ふるさと恋し バラライカ 胸にしむ 哀しき調べ 紅い夕陽は 沈みゆく はるかな あの空よ なつかしの あの空よ 果てもなき あゝさすらいを ともに泣けよ バラライカ バラライカ あゝバラライカ ふるさと恋し バラライカ 胸にしむ 哀しき調べ たどる広野は 花もなし はるかな あの星よ なつかしの あの星よ 越えてゆく あゝ国境に ともに泣けよ バラライカ | 竹山逸郎 | 吉川静夫 | 松井八郎 | 松井八郎 | バラライカ あゝバラライカ ふるさと恋し バラライカ 胸にしむ 哀しき調べ 紅い夕陽は 沈みゆく はるかな あの空よ なつかしの あの空よ 果てもなき あゝさすらいを ともに泣けよ バラライカ バラライカ あゝバラライカ ふるさと恋し バラライカ 胸にしむ 哀しき調べ たどる広野は 花もなし はるかな あの星よ なつかしの あの星よ 越えてゆく あゝ国境に ともに泣けよ バラライカ |
国境の船唄磯の千鳥か 身は浮舟の 夢もかなしや 荒波まくら あゝ国境の 国境の港の灯り 燃えてしみゞ 誰をまつ 月のデッキに 飛沫(しぶき)を浴びて 見れば果てない 千里の潮路 あゝふるさとの ふるさとのあの娘(こ)の便り 抱けば瞼(まぶた)が 熱くなる 暗いランタン 酒場は更けて 醉えば未練な 別れのグラス あゝ嵐よぶ 嵐よぶ男の胸に 汽笛鳴らすな警備船 | 竹山逸郎 | 吉川静夫 | 吉田正 | 小沢直与志 | 磯の千鳥か 身は浮舟の 夢もかなしや 荒波まくら あゝ国境の 国境の港の灯り 燃えてしみゞ 誰をまつ 月のデッキに 飛沫(しぶき)を浴びて 見れば果てない 千里の潮路 あゝふるさとの ふるさとのあの娘(こ)の便り 抱けば瞼(まぶた)が 熱くなる 暗いランタン 酒場は更けて 醉えば未練な 別れのグラス あゝ嵐よぶ 嵐よぶ男の胸に 汽笛鳴らすな警備船 |
シベリア定期便津軽の海の白鳥よ 心あるなら伝えてよ あゝ たゞひとり渚に立ちて待つこゝろ はるかなるシベリヤの空 今日も暮れゆく たゞよう波の渡り鳥 白き翼のかなしさよ あゝ 流れ星祈りて待ちしいくとせぞ 暮れゆけば砂山に来て 君の名を呼ぶ 津軽の海の白鳥よ 明日は去りゆく北の空 あゝ この想い伝えよせめて夢枕 露ふかき港に泣きて 今日も船待つ | 竹山逸郎 | 井田誠一 | 吉田正 | 多忠修 | 津軽の海の白鳥よ 心あるなら伝えてよ あゝ たゞひとり渚に立ちて待つこゝろ はるかなるシベリヤの空 今日も暮れゆく たゞよう波の渡り鳥 白き翼のかなしさよ あゝ 流れ星祈りて待ちしいくとせぞ 暮れゆけば砂山に来て 君の名を呼ぶ 津軽の海の白鳥よ 明日は去りゆく北の空 あゝ この想い伝えよせめて夢枕 露ふかき港に泣きて 今日も船待つ |
青春ブギウギ楽しわが青春(はる) 街のひと角 花売る店に よればわが胸 喜びあふる あの花より この花より うるわし花は やさし笑顔で 花売る乙女 楽しわが青春 口笛吹いて 花咲く丘に 行けばわが胸 さやかに晴れる あの花より この花より うるわし花は いとしひとみの 花摘む乙女 楽しわが青春 昼のひととき 緑の並木 行けばわが胸 ほのかに燃ゆる あの花より この花より うるわし花は 誰を待つやら 木かげの乙女 | 竹山逸郎 | 東辰三 | 東辰三 | 佐野鋤 | 楽しわが青春(はる) 街のひと角 花売る店に よればわが胸 喜びあふる あの花より この花より うるわし花は やさし笑顔で 花売る乙女 楽しわが青春 口笛吹いて 花咲く丘に 行けばわが胸 さやかに晴れる あの花より この花より うるわし花は いとしひとみの 花摘む乙女 楽しわが青春 昼のひととき 緑の並木 行けばわが胸 ほのかに燃ゆる あの花より この花より うるわし花は 誰を待つやら 木かげの乙女 |
旅路の果ての港町赤い夕日が まぶたに滲む 流れの果ての 港町 抱いたギターに 思いを寄せりゃ 捨てた故郷も 君ゆえ恋し 暮れりゃ灯影も はかなく暗く 港の風に 花が散る 泣くなギターよ 旅路は遠い 若いこの身が いとしいものを 月の細さに 天草灘の 汽笛がむせぶ 港町 抱いたギターも 切なくつらく 涙ぐんでる 俺らの影よ | 竹山逸郎 | 坂口淳 | 清水保雄 | 清水保雄 | 赤い夕日が まぶたに滲む 流れの果ての 港町 抱いたギターに 思いを寄せりゃ 捨てた故郷も 君ゆえ恋し 暮れりゃ灯影も はかなく暗く 港の風に 花が散る 泣くなギターよ 旅路は遠い 若いこの身が いとしいものを 月の細さに 天草灘の 汽笛がむせぶ 港町 抱いたギターも 切なくつらく 涙ぐんでる 俺らの影よ |
誰か夢なき思いあふれて 花摘めば 白い指さき 入日がにじむ あざみなぜなぜ 刺(とげ)持つ花か たとえ ささりょと あぁ 誰か夢なき 森の梢に 照る月も くもれ男の 切ない涙 つよくあきらめ 忘りょとすれば 声が またよぶ あぁ 誰か夢なき あわれ彼(か)の君 いま在(ま)さば 何んで離りょう 離されましょか 伊豆の紅ばら 湯槽(ぶね)にちらし すがる おもかげ あぁ 誰か夢なき 愛がまことの 愛ならば 慕うこの花 あの花二つ 結ぶ都の 優(やさ)糸柳 春よ輝け あぁ 誰か夢なき | 竹山逸郎 | 佐伯孝夫 | 清水保雄 | 清水保雄 | 思いあふれて 花摘めば 白い指さき 入日がにじむ あざみなぜなぜ 刺(とげ)持つ花か たとえ ささりょと あぁ 誰か夢なき 森の梢に 照る月も くもれ男の 切ない涙 つよくあきらめ 忘りょとすれば 声が またよぶ あぁ 誰か夢なき あわれ彼(か)の君 いま在(ま)さば 何んで離りょう 離されましょか 伊豆の紅ばら 湯槽(ぶね)にちらし すがる おもかげ あぁ 誰か夢なき 愛がまことの 愛ならば 慕うこの花 あの花二つ 結ぶ都の 優(やさ)糸柳 春よ輝け あぁ 誰か夢なき |
月よりの使者白樺ゆれる高原に 龍胆(りんどう)咲いて恋を知る 男の胸の切なさを 啼け啼け山鳩 幾声も 夜霧の駅に待つ君の おもかげ強くふり捨てて はかなや月に泣き濡れし 白衣の袖よ いつ乾く (人目も草も枯れ柳 うらみも恋も散る宵に ふとまた逢えば増す想い 未練が夜も眠られず) 幾春秋をさ迷えど まことの縁(えにし)結ぶ日は 月よりの使者思い出の 龍胆抱いて来るという ※カッコ内は唄われておりません | 竹山逸郎 | 佐伯孝夫 | 佐々木俊一 | 佐々木俊一 | 白樺ゆれる高原に 龍胆(りんどう)咲いて恋を知る 男の胸の切なさを 啼け啼け山鳩 幾声も 夜霧の駅に待つ君の おもかげ強くふり捨てて はかなや月に泣き濡れし 白衣の袖よ いつ乾く (人目も草も枯れ柳 うらみも恋も散る宵に ふとまた逢えば増す想い 未練が夜も眠られず) 幾春秋をさ迷えど まことの縁(えにし)結ぶ日は 月よりの使者思い出の 龍胆抱いて来るという ※カッコ内は唄われておりません |
東京どろんこオペラ青いあの土手のあの娘が来たよ ワシの顔見て一目で惚れた チュウ……とこられて昼寝の夢が さめりゃワン公がなめていた どろんこ浮世も天国だ スットン どろんこ ペロペロ スットントン 金がなくともクサるなあおよし お金持でもオヘソは一つ ころげ込まれりゃ虱も身内 ままよ気儘に刺すがよい どろんこ浮世はお互いだ スットン どろんこ ペロペロ スットントン 誰がつけたかハモニカ長屋 風が吹く夜はしんから寒い そこでパイ一 三日月さんも 醉えば見えますまんまるに どろんこ浮世は面白い スットン どろんこ ペロペロ スットントン 夢だ現と気取ってみても コロリン残るはあの灰ばかり さあさ歌えよどろんこ節を 踊れスタコラヨヤサッサ どろんこ浮世は風次第 スットン どろんこ ペロペロ スットントン | 竹山逸郎 | 丹羽文雄 | 吉田正 | 小沢直与志 | 青いあの土手のあの娘が来たよ ワシの顔見て一目で惚れた チュウ……とこられて昼寝の夢が さめりゃワン公がなめていた どろんこ浮世も天国だ スットン どろんこ ペロペロ スットントン 金がなくともクサるなあおよし お金持でもオヘソは一つ ころげ込まれりゃ虱も身内 ままよ気儘に刺すがよい どろんこ浮世はお互いだ スットン どろんこ ペロペロ スットントン 誰がつけたかハモニカ長屋 風が吹く夜はしんから寒い そこでパイ一 三日月さんも 醉えば見えますまんまるに どろんこ浮世は面白い スットン どろんこ ペロペロ スットントン 夢だ現と気取ってみても コロリン残るはあの灰ばかり さあさ歌えよどろんこ節を 踊れスタコラヨヤサッサ どろんこ浮世は風次第 スットン どろんこ ペロペロ スットントン |
流れの船唄葦の葉かげに よしきり鳴いて 利根は日ぐれる 船路は遠い 波のしぶきに 帆綱も胸も 濡れて月夜の 流れ船 呼んでくれるな 潮来の灯り 一夜泊りは 情もうすい あとは白帆の 吹く風まかせ 恋の積荷が 侭ならぬ 都がよいの 船唄きいて なくな鴎よ 未練じゃないか 可愛いあの娘は 大利根そだち かよう心の 流れ船 | 竹山逸郎 | 吉川静夫 | 吉田正 | 小沢直与志 | 葦の葉かげに よしきり鳴いて 利根は日ぐれる 船路は遠い 波のしぶきに 帆綱も胸も 濡れて月夜の 流れ船 呼んでくれるな 潮来の灯り 一夜泊りは 情もうすい あとは白帆の 吹く風まかせ 恋の積荷が 侭ならぬ 都がよいの 船唄きいて なくな鴎よ 未練じゃないか 可愛いあの娘は 大利根そだち かよう心の 流れ船 |
泣くなタムタム街の灯り 街の霧 濡れて哀し わが影よ めぐる月日 旅の空 泣くな 泣くな タムタムよ 知らぬ他国 知らぬ花 あの娘(こ)いとし わが恋よ 旅に流れ 逢えぬさだめ 泣くな 泣くな タムタムよ 遠い都 遠い空 のぞみ消えし わが夢よ 花の咲くは いつの日か 泣くな 泣くな タムタムよ | 竹山逸郎 | 吉川静夫 | 松井八郎 | 松井八郎 | 街の灯り 街の霧 濡れて哀し わが影よ めぐる月日 旅の空 泣くな 泣くな タムタムよ 知らぬ他国 知らぬ花 あの娘(こ)いとし わが恋よ 旅に流れ 逢えぬさだめ 泣くな 泣くな タムタムよ 遠い都 遠い空 のぞみ消えし わが夢よ 花の咲くは いつの日か 泣くな 泣くな タムタムよ |
泪の乾杯酒(さけ)は呑めども 何故(なぜ)酔わぬ 満(み)たすグラスのその底(そこ)に 描く幻彼(か)の君の 紅き唇紅き唇今何処(いずこ) 暗き酒場の窓伝(つた)う 雨の滴(しずく)も想い出の 熱き泪か別れの日 君が瞳(ひとみ)に君が瞳に溢(あふ)れたる さらば酒場よ港街 空(むな)しき君の影追いて 今宵(こよい)また行く霧の中 沖に出船(でふね)の沖に出船の船が待つ | 竹山逸郎 | 東辰三 | 東辰三 | 小沢直与志 | 酒(さけ)は呑めども 何故(なぜ)酔わぬ 満(み)たすグラスのその底(そこ)に 描く幻彼(か)の君の 紅き唇紅き唇今何処(いずこ) 暗き酒場の窓伝(つた)う 雨の滴(しずく)も想い出の 熱き泪か別れの日 君が瞳(ひとみ)に君が瞳に溢(あふ)れたる さらば酒場よ港街 空(むな)しき君の影追いて 今宵(こよい)また行く霧の中 沖に出船(でふね)の沖に出船の船が待つ |
武蔵野エレジー月にひと声 「グッド・バイ」と つげて残して 武蔵野原の 青葉のかげの 川霧夜霧 消えて行く身は 夢の夢 君を命の 春の灯と したいまつりし せつない恋よ 世間も親も ゆるしてたまえ 死んで行きます この恋に 別れりょうか 離さりょか 泣いて笑うて 女の願い このひとすじに 悲しく結ぶ 体ふたつの いとしさよ あわれ浮世の いろそめて 濁りもようの 玉川水路 砂金となりて 水底清く 眠るふたりと 人の言う | 竹山逸郎 | 佐伯孝夫 | 佐々木俊一 | 小沢直与志 | 月にひと声 「グッド・バイ」と つげて残して 武蔵野原の 青葉のかげの 川霧夜霧 消えて行く身は 夢の夢 君を命の 春の灯と したいまつりし せつない恋よ 世間も親も ゆるしてたまえ 死んで行きます この恋に 別れりょうか 離さりょか 泣いて笑うて 女の願い このひとすじに 悲しく結ぶ 体ふたつの いとしさよ あわれ浮世の いろそめて 濁りもようの 玉川水路 砂金となりて 水底清く 眠るふたりと 人の言う |
別れの夜汽車送りましょうか 送られましょうか つらい別れの夜汽車の笛よ めぐり来るやら 来ないやら また逢うときが 男 泪を笑顔でかくしゃ たばこが苦い なまじ情は 泣かせるばかり 無理にすげなく別れて来たが 雨が降ってた 泣いていた ホームの隅で かえる姿が切なく浮ぶ 雨降る道を 銀のライターは あの娘(こ)のかたみ ともしゃ見えます淋しい顔よ 濡れていたいた片えくぼ まぶたが熱い 泣くなむせぶな夜汽車の笛よ 男が泣ける | 竹山逸郎 | 佐伯孝夫 | 佐々木俊一 | 小沢直与志 | 送りましょうか 送られましょうか つらい別れの夜汽車の笛よ めぐり来るやら 来ないやら また逢うときが 男 泪を笑顔でかくしゃ たばこが苦い なまじ情は 泣かせるばかり 無理にすげなく別れて来たが 雨が降ってた 泣いていた ホームの隅で かえる姿が切なく浮ぶ 雨降る道を 銀のライターは あの娘(こ)のかたみ ともしゃ見えます淋しい顔よ 濡れていたいた片えくぼ まぶたが熱い 泣くなむせぶな夜汽車の笛よ 男が泣ける |