あゝそれなのに空にゃ今日も アドバルーン さぞかし会社で 今頃は おいそがしいと 思うたに ああ それなのに それなのに ねえ おこるのは おこるのは あたりまえでしょう どこで何して いるかしら なにか悲しい 日暮どき 思うは貴方の ことばかり ああ それなのに それなのに ねえ おこるのは おこるのは あたりまえでしょう ひとり出ている お月様 窓で見ている このわたし とぎれとぎれの 針仕事 ああ それなのに それなのに ねえ おこるのは おこるのは あたりまえでしょう 夜更けに聞こえる 足の音 耳をすませば 胸が鳴る 帰って来たかと 立ち上る ああ それなのに それなのに ねえ おこるのは おこるのは あたりまえでしょう | 美ち奴 | 星野貞志 | 古賀政男 | 古賀政男 | 空にゃ今日も アドバルーン さぞかし会社で 今頃は おいそがしいと 思うたに ああ それなのに それなのに ねえ おこるのは おこるのは あたりまえでしょう どこで何して いるかしら なにか悲しい 日暮どき 思うは貴方の ことばかり ああ それなのに それなのに ねえ おこるのは おこるのは あたりまえでしょう ひとり出ている お月様 窓で見ている このわたし とぎれとぎれの 針仕事 ああ それなのに それなのに ねえ おこるのは おこるのは あたりまえでしょう 夜更けに聞こえる 足の音 耳をすませば 胸が鳴る 帰って来たかと 立ち上る ああ それなのに それなのに ねえ おこるのは おこるのは あたりまえでしょう |
あのネ軍使あのネ オッサン これ支那さん 陣中風船 敵陣へ フンワリフワリと やって来た わしは軍使じゃ お前はんの へろへろ弾丸には 当たらへん へらへらへったら へらへらへ あのネ オッサン これ支那さん どうせ君達ゃ アカンのや アカンというたら アカンのや 蒋介石にも 言いなはれ 降参するなら 今のうち へらへらへったら へらへらへ あのネ オッサン これ支那さん 空の上から 見ていると あちらもこちらも 逃げ仕度 ホンマやさかいに 支那兵が こんなに弱いと 知らなんだ へらへらへったら へらへらへ あのネ オッサン これ支那さん 兜脱がねば その首を 今にちょちょんと ちょん切るぞ 支那の兵隊 弱いアル 日本の兵隊 強いアル へらへらへったら へらへらへ | 美ち奴 | 島田磬也 | 鈴木哲夫 | | あのネ オッサン これ支那さん 陣中風船 敵陣へ フンワリフワリと やって来た わしは軍使じゃ お前はんの へろへろ弾丸には 当たらへん へらへらへったら へらへらへ あのネ オッサン これ支那さん どうせ君達ゃ アカンのや アカンというたら アカンのや 蒋介石にも 言いなはれ 降参するなら 今のうち へらへらへったら へらへらへ あのネ オッサン これ支那さん 空の上から 見ていると あちらもこちらも 逃げ仕度 ホンマやさかいに 支那兵が こんなに弱いと 知らなんだ へらへらへったら へらへらへ あのネ オッサン これ支那さん 兜脱がねば その首を 今にちょちょんと ちょん切るぞ 支那の兵隊 弱いアル 日本の兵隊 強いアル へらへらへったら へらへらへ |
吉良の仁吉海道名物 数あれど 三河音頭に 打ち太鼓 ちょいと太田の仁吉どん 後ろ姿の 粋なこと 吉良の港は おぼろ月 泣けば乱れる 黒髪の 赤いてがらも 痛ましや お菊 十八 恋女房 引くに引かれぬ意地の道 止めて呉れるな名がすたる いやな渡世の 一本刀 辛い別れをなぜ切らぬ 嫁と呼ばれて 未だ三月 ほんに儚ない 夢のあと 行かせともなや荒神山へ 行けば血の雨 涙雨 | 美ち奴 | 萩原四朗 | 山下五郎 | 宮脇春夫 | 海道名物 数あれど 三河音頭に 打ち太鼓 ちょいと太田の仁吉どん 後ろ姿の 粋なこと 吉良の港は おぼろ月 泣けば乱れる 黒髪の 赤いてがらも 痛ましや お菊 十八 恋女房 引くに引かれぬ意地の道 止めて呉れるな名がすたる いやな渡世の 一本刀 辛い別れをなぜ切らぬ 嫁と呼ばれて 未だ三月 ほんに儚ない 夢のあと 行かせともなや荒神山へ 行けば血の雨 涙雨 |
霧の四馬路霧の四馬路(スマロ)で別れた人は 無事に海峡 越えたやら 忘りゃしませぬ お国の為に 生命さゝげた 人じゃもの 胸の紅薔薇 しおれはせねど 何で泣こうぞ 泣きはせぬ たとえ異郷に 咲いてはいても 私しゃ大和の おみなえし まゝになるなら 砲火の中で 花と散りたい 心意気 せめて今宵は 四馬路の月に 君の武勲 祈りましょ | 美ち奴 | 南條歌美 | 山下五郎 | | 霧の四馬路(スマロ)で別れた人は 無事に海峡 越えたやら 忘りゃしませぬ お国の為に 生命さゝげた 人じゃもの 胸の紅薔薇 しおれはせねど 何で泣こうぞ 泣きはせぬ たとえ異郷に 咲いてはいても 私しゃ大和の おみなえし まゝになるなら 砲火の中で 花と散りたい 心意気 せめて今宵は 四馬路の月に 君の武勲 祈りましょ |
シャンラン節薫るジャスミン 誰方が呉れた パパヤ畑の 月に問え月に問え ツーツーレロレロ ツーレロ ツーレラツレトレシャン ツレラレトレシャンランラン 暗いジャングル チャンテが通う 俄雨なら よそに降れよそに降れ ツーツーレロレロ ツーレロ ツーレラツレトレシャン ツレラレトレシャンランラン 嫁にゆく日は ドリアン頼む わしは要らぬが 親達に親達に ツーツーレロレロ ツーレロ ツーレラツレトレシャン ツレラレトレシャンランラン チャンテ夜毎に 踊りがはずむ 日章旗来てから なおはずむなおはずむ ツーツーレロレロ ツーレロ ツーレラツレトレシャン | 美ち奴 | 村松秀一 | 不詳 | | 薫るジャスミン 誰方が呉れた パパヤ畑の 月に問え月に問え ツーツーレロレロ ツーレロ ツーレラツレトレシャン ツレラレトレシャンランラン 暗いジャングル チャンテが通う 俄雨なら よそに降れよそに降れ ツーツーレロレロ ツーレロ ツーレラツレトレシャン ツレラレトレシャンランラン 嫁にゆく日は ドリアン頼む わしは要らぬが 親達に親達に ツーツーレロレロ ツーレロ ツーレラツレトレシャン ツレラレトレシャンランラン チャンテ夜毎に 踊りがはずむ 日章旗来てから なおはずむなおはずむ ツーツーレロレロ ツーレロ ツーレラツレトレシャン |
赤道ぶしサアサ 咲いたよ 赤道の空によ 散らす 白バラ 落下傘 散るも 咲かすも日本男児 生命かけたる エー天降りヨー (サアサ サラリト 天降り) サアサ 進むよ 黒潮衝いてよ 船はくろがね 大和魂 腕は ためした 赤道まつり 燃えて 沈むは エー敵の艦(ふね)ヨー (サアサ 沈むは 敵の艦) サアサ なびくよ ジャングル越えてよ 正義日本の 旗じるし 仰ぐ瞳と 六千余萬 誓う アジアの エー隣組ヨー (サアサ アジアの 隣組) サアサ 讃えよ 世紀の偉業よ 海中湧き立つ この戦果 北に南に 御陵威(みいつ)の光 やがて赤道 エーーと廻りヨー (サアサ 赤道一と廻り) | 美ち奴 | 村松秀一 | 阿部武雄 | | サアサ 咲いたよ 赤道の空によ 散らす 白バラ 落下傘 散るも 咲かすも日本男児 生命かけたる エー天降りヨー (サアサ サラリト 天降り) サアサ 進むよ 黒潮衝いてよ 船はくろがね 大和魂 腕は ためした 赤道まつり 燃えて 沈むは エー敵の艦(ふね)ヨー (サアサ 沈むは 敵の艦) サアサ なびくよ ジャングル越えてよ 正義日本の 旗じるし 仰ぐ瞳と 六千余萬 誓う アジアの エー隣組ヨー (サアサ アジアの 隣組) サアサ 讃えよ 世紀の偉業よ 海中湧き立つ この戦果 北に南に 御陵威(みいつ)の光 やがて赤道 エーーと廻りヨー (サアサ 赤道一と廻り) |
戦友星夕空遠く 今日もまた 戦友星が 出ているぞ ああ幻の 鉄兜 還らぬ友(きみ)は 花と散り 護国の鬼と なったのか 憶えば生死 共にして 銃剣執った 君と僕 ああ戦友は 今は亡く 男の涙 血の涙 白衣の袖を ただ濡らす 囁やきかける あの顔が 戦友星が またたくぞ ああ幻の 立ち姿 凱旋したか 英魂(たましい)も 護国の夢に 母の手に | 美ち奴 | 島田磐也 | 八洲秀章 | | 夕空遠く 今日もまた 戦友星が 出ているぞ ああ幻の 鉄兜 還らぬ友(きみ)は 花と散り 護国の鬼と なったのか 憶えば生死 共にして 銃剣執った 君と僕 ああ戦友は 今は亡く 男の涙 血の涙 白衣の袖を ただ濡らす 囁やきかける あの顔が 戦友星が またたくぞ ああ幻の 立ち姿 凱旋したか 英魂(たましい)も 護国の夢に 母の手に |
ひげの兵隊さん御覧兵隊さんは お髭が自慢 戦地なりゃこそ はえ次第 伸びる筈だよ 南支(みなみ)と北支(きた)に 立てた日の丸 自慢じゃないか 貴様チョボ髭 俺らは泥鰌 阿奴ァ天神髭 戦勝髭 交す髭面 塹壕の中じゃ 手柄話に つい陽もとろむ 今日も届いた 便りを見れば つけたその名が 髭部隊 写真かこめば 坊やが叫ぶ うちの父さん 髭武者大将 天下御免の 髭面撫でて 勇む銃剣 鉄兜 髭の兵隊さん 手柄を立てて 見せてお呉れよ 凱旋髭を | 美ち奴 | 和気徹 | 古賀政男 | | 御覧兵隊さんは お髭が自慢 戦地なりゃこそ はえ次第 伸びる筈だよ 南支(みなみ)と北支(きた)に 立てた日の丸 自慢じゃないか 貴様チョボ髭 俺らは泥鰌 阿奴ァ天神髭 戦勝髭 交す髭面 塹壕の中じゃ 手柄話に つい陽もとろむ 今日も届いた 便りを見れば つけたその名が 髭部隊 写真かこめば 坊やが叫ぶ うちの父さん 髭武者大将 天下御免の 髭面撫でて 勇む銃剣 鉄兜 髭の兵隊さん 手柄を立てて 見せてお呉れよ 凱旋髭を |
北満警備の唄ここは満州 最北の 流れは凍る 九百余里 吹雪もくらき 黒竜江 国境警備の 銃(つつ)執りて 雪にくらすも 早や三月 鷲や狐が 昼も啼く たゞ一本の 煙草でも わけて仲間と のむときは 国の話で 花が咲く 歩哨勤務も なんのその わしら男子の 本懐じゃ 国境警備の この誉れ | 美ち奴 | 佐藤惣之助 | 長津義司 | | ここは満州 最北の 流れは凍る 九百余里 吹雪もくらき 黒竜江 国境警備の 銃(つつ)執りて 雪にくらすも 早や三月 鷲や狐が 昼も啼く たゞ一本の 煙草でも わけて仲間と のむときは 国の話で 花が咲く 歩哨勤務も なんのその わしら男子の 本懐じゃ 国境警備の この誉れ |
身代わり警備雪の鴨緑江(アリナレ) 国境の空に 死ぬも生きるも 二人連れ 今宵夫の 身代わり警備 女ながらも 銃(つつ)を執る 「ほんとにすまぬ」と 声かけられて 辞める夫に 笑い顔 なんのこれしき 御国の為と 握るその手を 胸に抱く 揺らぐランプに 灯入れて 「行って来ます」と銃執れば 勤務服着た 私の傍で ポチが尾を振る いじらしさ 凍る吹雪に 曝されながら 辿る警備の 巡回船 ほめて下さい 身代わり警備 遠い故郷の お父様 | 美ち奴 | 石松秋二 | 能代八郎 | | 雪の鴨緑江(アリナレ) 国境の空に 死ぬも生きるも 二人連れ 今宵夫の 身代わり警備 女ながらも 銃(つつ)を執る 「ほんとにすまぬ」と 声かけられて 辞める夫に 笑い顔 なんのこれしき 御国の為と 握るその手を 胸に抱く 揺らぐランプに 灯入れて 「行って来ます」と銃執れば 勤務服着た 私の傍で ポチが尾を振る いじらしさ 凍る吹雪に 曝されながら 辿る警備の 巡回船 ほめて下さい 身代わり警備 遠い故郷の お父様 |