今走り出せばいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 西川進 | 僕達(ら)が出逢った限られた日々の中で 何を手にしたんだろう? 何を見つけたんだろう? 描いた言葉をこの胸に書き記そう それは次の毎日の「始まり」という予感 どこでつまずいたって構わないけど 出来る全ての事を探してくんだよ あの日交わした約束がね 今日の僕等を繋いで ほら今風になる 飛び出して 明日のね扉をね 開ける旅に出んだって 今だから行ける未来がある いつからか 「解ってた」本当のね 自分を確かめんだって 信じ合うその先の答えを そう僕等きっと見つけ出すんだ この場所を踏み出して 輝く毎日はまるで夢のように過ぎて 気付けば今いる場所がかけがえのない場所 例えば僕達が離ればなれになっても 分かち合ったものがある 「オモイデ」という時間 そこに明日が見えなくても いつの日かの君は言うの「ほらまだ道がある」 抜け出して 心のね不安をね 越える僕になんだって いつの日か見てた未来はある 届くかな 迷ってた自分とね もう一度向き合うんだって 見慣れてるその街の景色が いつもより少し輝いたんだ この胸に瞬いて 飛び出して 明日のね扉をね 開ける旅に出んだって 今だから行ける未来がある いつからか 「解ってた」本当のね 自分を確かめんだって 信じ合うその先の答えを そう僕等きっと見つけ出すんだ この場所を踏み出して |
風と未来いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 近藤隆史・田中ユウスケ・湯浅篤 | 都会を抜け出して風を探したよ 「少しだけ疲れたね」なんて苦笑(わら)うけど見たい景色がある ほどけた足跡をもう一度辿れば いつか見た夢の続き書き直してまた始められるよ 「簡単なこと」がさ 難しすぎちゃって一人迷い込む土曜日 明るい空の下 手を伸ばしました 隠さずね 素直にね 望むこの道を 今描いた未来に向かって どこまでも僕ら駆けてゆくよ 届いたその地図握りしめて 乾いた靴音を響かせて ほらまたあの風を追って いつまでも君と共にゆくよ 朝焼けの大地に瞳を凝らして 目映い光の渦も越えて 見慣れた街角に花を咲かせたら 春と夏 秋と冬 季節が巡って彩る風は吹く 「純粋なこと」がさ 見えなくなっちゃって何故か思い込む夜明け ふいに見上げたら まぁるい月でした 蒼白くささやいた言葉を探して 今そよいだ風に乗って明日の僕らに逢いにゆくよ 繋いだ掌を確かめて胸いっぱい息を吸い込んで 遠くの空に広がった星降る夜空を抱きしめるよ 小さな涙星は流れて 祈りが夜風の波を舞うよ 今始まる未来はきっと素敵な光を身に纏って 鮮やかな彩りは確かに僕らの明日を照らし出すよ 今描いた未来に向かって どこまでも僕ら駆けてゆくよ 届いたその地図握りしめて 乾いた靴音を響かせて ほらまたあの風を追って いつまでも君と共にゆくよ 朝焼けの大地に瞳を凝らして 目映い光の渦も越えて |
ハジマリノウタ~遠い空澄んで~いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 島田昌典 | 遠くに見えた街並み いつの日にか誓った景色と同じ 怯えて立てなくなっても 涙に滲む明日を教えてくれる 君からもらった言葉 僕の生きる意味を照らしてくれた 「もう少し強くなれたら…」なんて思ってみても仕方ないよ 「夢の途中」そう気付いたら なんだかちょっと楽になって 答えなど無くていいんだよ 僕の頬は少し朱に染まる 遠く見えた空は澄んでいて 泡沫の日々に迷わんとした 揺るぎないこの胸の真ん中の想いを託して 想いを信じて 僕はただ明日を見て歩こう たとえそこに願い届かずとも 変わらないあの日の言葉だけを この手に抱えて この手に抱えて 君とね 出逢ったことが見えなくなった場所を示してくれた そうして解り合えたよ 僕も君も同じ弱さを持ってる どうしてなんだ?みんな抱えてる怖さや不安を隠したりして 「強くない」ってそう言い切ったら 暗く濁った闇に灯り灯る 伝えたいことが溢れてきて あの空の向こうへ流れてゆく ぎこちない言葉でしかないけど 今伝えたくて 今届けたくて 連綿とゆく時間の中で 僕は確かにここで呼吸(いき)をする 柔らかい陽の光を浴びれば また目を覚まして また歩き出せる 僕が生きた「証」を残そう それをいつの日か「夢」と名付けよう つつましくも意味の在る「証」を 意味在る「夢」だと 確かな「夢」だと 僕は「今」を信じて歩こう たとえそこに祈り叶わずとも 生まれゆく全ての言葉たちを この手に抱えて この手に抱えて |
夢見台いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 湯浅篤 | 「変わらず歩ける」と君のメッセージが聞こえた時に僕は何をしよう 今までの言葉じゃ持ちきれないほど大きな夢と共に今日も眠る 降り注ぐ雨が僕の傘を曇らせても 痛いほどの声で残した明日をこの手に抱き寄せた 力強くまだ走って 目一杯また走って 遠くなる明日を捕まえにいくよ ひたすらにまだ走って がむしゃらにまた走って ありふれた答えを探しに出かけようか いつか見てた未来へと 例えばその先が見えなくなっても凍えた胸を温めていよう 喜びや悲しみ散らばる世界で小さな声をどうか絶やさずに 広い道の上に人それぞれ道はあって 澄み渡る空に失くした自分の行方を探してる もう一回そこに立って 背一杯息を吸って 早くなる鼓動を確かめていくよ 「失敗していい」って簡単なことって知って 目の前の扉を開いて始めようか いつも見てた未来へと 力強くまだ走って 目一杯また走って 遠くなる明日を捕まえにいくよ ひたすらにまだ走って がむしゃらにまた走って 揺るがない答えを探しに出かけようか いつか見てた未来へと |
真昼の月いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 本間昭光 | 真昼の月の光を浴びても 言の葉の如く消えてく幻 伝う涙は今宵も綺麗で とめどなく溢れては消える調べ 想い馳せて焦がる人 君ぞそれを願えど待ち人 巡る四季の中誰を恋ふて 一人夕凪に指を這わす 黄昏の風吹き止まぬよう 瞼の裏側に祈りをして 一抹の夢に身を委ね 白々光る 真昼の月の光を浴びても 言の葉の如く消えてく幻 伝う涙は今宵も綺麗で とめどなく溢れては消える調べ 燃ゆる花のひらにとて やがてそれも朽ち果てる定め 霞む君の手よいつぞ消えて かくも虚し気にまた時間を食む 数多の光色褪せぬよう 揺蕩う星々をはた見上げて 永遠の夢を胸に綴じ 静かに浮かぶ 滾る生命の岸辺を渡れど 君に辿り付かずしては眼醒める 放つ願いは今宵も綺麗で 届かずとも溢れる淡き調べ 真昼の月の光を浴びても 言の葉の如く消えてく幻 伝う涙は今宵も綺麗で とめどなく溢れては消える調べ とめどなく溢れては消える調べ |
秋桜(コスモス)いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 本間昭光 | 星の瞬く世界にも 君の声は無力だろう 息を殺し奪う想いも 苦痛を来すだけ 張り詰めてる狂った状況 誘惑に耐えるのが日常 つぶらな瞳に惑わされる そしてまた日は沈むの 恐れるは繰り返す嫉妬 あなたには見えないでしょう 曝け出す機会を待って 見上げた空には三日月が浮かぶの 不埒な柵をほどき あたしの胸は疼き出してく 不適な笑みに埋もれた その愛は嘘だわ 離れぬまま 届かぬまま 動かぬ愛は溶けるでしょう 気付かぬなら 忘れ得ぬなら 無理に押し殺す あたしの気もそぞろ I just say「yes」. I just say「yes」. きらびやかを纏ったとして 後に何が残るでしょう 渦巻くは欲望の煽り 少し濡れた香り 世知辛いな世間と知って 見え隠れするのも無常 産なあなたの声に酔って 夜明けの空には明星が光るの よこしまな恋の果てに 行きつくべき場所など知れたもの 想いとどまれてるなら この傷も消えるわ 遍く理想 心は無想 声に出したなら砕けよう 凛としたその 心の模様 手に入れたいと願うのも無様だわ I just say「yes」. I just say「yes」. 不意に消えてしまう時間も “思い出”と呼べるなら 昨日だって 明日だって 今だって 誇れるわ 離れぬうち 届かぬうち あたしの愛を溶かしましょう 気付かぬから 忘れ得ぬから 時雨の秋桜と ともにちるのでしょう 離れぬまま 届かぬまま 動かぬ愛は溶けるでしょう 気付かぬなら 忘れ得ぬなら 無理に押し殺す あたしの気もそぞろ I just say「yes」. I just say「yes」. |
てのひらの音いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 中村タイチ | かざす掌に映る太陽は沈む心を照らすよ ずっと遠くまで 時に僕等は傷ついた 小さな声さえ届かずただ無償を探す影に押された 緩い坂道を抜けたら窓の空いた白い部屋 まだ時計の針は確かに動き続けてる 揺れていた日々今は遠くなる思い出たち 朽ちかけたこの足跡も揺れて咲く一輪の花 かざす掌に映る太陽は沈む心を照らすよ そして僕は足元を知る 道は果てしなく 時間は限りなく僕の心に続くよ ずっと遠くまで 立ち止まり空を見上げる「始まりの声は聞こえるよ」と 隣の人が微かに呟いて過ぎていく 止まらない涙 いつかきっと見たあの陽炎 やっと見つけたこの場所はもっと輝きを放って 鳴り続ける靴音届けどこまでも 道の狭間で響くよ 疲れ眠りにつくその前に 部屋の片隅で佇んだ季節ははぐれた夢と幻 今もそのままで 絡まる糸達解き 全てを掴んでゆく 砂地の暗闇歩き 陽の当たる場所を目指してく 今までもこれからもずっと… かざす掌に映る太陽は沈む心を照らすよ そして僕は足元を知る 道は果てしなく 時間は限りなく僕の心に続くよ ずっと遠くまで 繋ぐ掌は少し瞬いて肩にかかる力を溶かした もう怯む意味も無い 全てを委ねたあの頃は遠く 道の果てを探してく ずっと遠くまで もっと遠くまで |
How to make itいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | ヒダカトオル | 隠しきれない自分の姿 いったん大空へ開いてはまた消えてくけど 一人足並みを揃えるつもりで一瞬躊躇う曇り空になる 心も移ろう気だってする どーだい?気張った人生に意味などありゃしない それでも報われたいと願うならむしろ無欲だ でも 案外嫌いになった自分を待ってんだ 存分楽しむことに浸ってさ浮ついた夢を語る腐った傷 幼き日の面影が影法師より永く僕を縛る 安定への鍵と不安定への鍵に 怯え 戸惑い 未来は揺らいでく Guess! my everything is all right, it's coming through the night. I wanna go! I wanna be ambitious! and I'll find it's the best way. Call me with loud voice! Stand up! just like your heroes. I'm gonna go! I'm gonna be ambitious, and I'll know how to make it better. 実態共わずして無理して愚痴ってる 単純明快な嘘装って犠牲を翳してみる 実際本来の僕を失くしてるわけじゃない 相当こんがらがって狂ってる それがむしろ本当の理由 終わることのない「今」に一切合切の願いを叫んでみる 聞こえてくるものは何もない 歪なカタチの不安くらい 見えない 消えない 変わることもない 絶対憂いは存在 当然躊躇う意味はない その理想隠された万華鏡の中にただ潜んでる 感慨深い時代に均等の愛に酔わされる ただ理想 されど理想だと第三者の声に気付く未来 幼き日の面影が影法師より永く僕を縛る 安定への鍵と不安定への鍵に 怯え 戸惑い 未来は揺らいでく 絶対憂いは存在 当然躊躇う意味はない その理想隠された万華鏡の中にただ潜んでる 感慨深い時代に均等の愛に酔わされる ただ理想 されど理想だと第三者の声に気付け! Guess! my everything is all right, it's coming through the night. I wanna go! I wanna be ambitious! and I'll find it's the best way. Call me with loud voice! Stand up! just like your heroes. I'm gonna go! I'm gonna be ambitious, and I'll know how to make it, 絶対憂いは存在 当然躊躇う意味はない その理想隠された万華鏡の中にただ潜んでる 感慨深い時代に均等の愛に酔わされる ただ理想 されど理想だと第三者の声に気付く未来 |
明日へ向かう帰り道いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 住友紀人 | 夕焼け色に染まるる この街の中歩いている 言葉にすればいつも伝わらなくて胸にしまう いつか見たあの空に浮かんだ雲に似ているなぁ ふわふわ流れ行くまま 明日へ向かう帰り道 一欠片の不幸せと一欠片の幸せと 本当は二つを欲しがる 色褪せた孤独さでさえも… 伸びる影 沈む夕日に 僕等は何を願い何を祈ろうとするだろう 細く狭いこの道の行く先には変わらない温もりが僕を待ってる きらきらと瞬いてる無数の星を見上げている あのどれか一つだけでもあなたのもとに届けたいな ひとときの道のりの中 つぶやく言葉を拾う ひとひらの限られた時間 今まさに暮れてゆく街よ 伸びる影 沈む夕日に 僕等が託された日々の記憶とは何だろう 強く強く胸を打つ鼓動を信じて 今日の日とあの夕日に別れを告げよう 一つ一つ零れゆく無数の泪は 花となりいつか僕等を潤してゆくのでしょう 閉じかけた胸のしじまに差し込む 一筋の光を連れて家へと帰ろう 家へと帰ろう |
オリオンいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | いきものがかり・江口亮 | 「青空は綺麗だけど 夕焼けが好きなんだ」と 君は少しはにかんで沈む日を眺めていた 今年も冬が近づく また白い吐息が舞う 君と初めて出逢った季節がまた巡ってく 遠く見えてた空は藍と染まり 確かな輝きを胸に纏った そしてまた今年も君の隣り 瞬き始めた夜空を見つめて そっと君が指差す先 光に満ちた 光に満ちたオリオン 伝えたい事はいつもさ 言葉では足りなくってさ だからその手を握ったら 温もりが伝わるんだよ 星の降る夜のこと覚えている 初めて交わした言葉を知ってる そして見つけたのは淡い光 力強く輝く淡い光 ずっとそこで見守ってた 今年初めて君と見つけたオリオン 遠く見えてた空は藍と染まり 確かな輝きを胸に纏った そしてまた今年も君の隣り 瞬き始めた夜空を見つめて そっと君が指差す先 光に満ちた 光に満ちたオリオン |
おもいでのすきまいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 湯浅篤 | 思い出すと変わらずにいたあの頃 「気取んな」って笑って過ごしてた日々 二人してムキになっていたけど そういつだって今日だって思い出 気がつくと考えてたのはいつも 「君と二人でいられる」ってこと いつからかすれ違いが二人を包み 僕の未来にもう君はいない おもいでのすきまから 漏れてる光に誘われ 一人歩く街の中 無意識に君の姿を探す 今僕らの恋に告げるべき言葉を知って戸惑いの風に吹かれる 現実に目をそらす この僕の想いが消えるようにそっと目を閉じながら 深く永い眠りに落ちていけばいい 隣り合った瞬間目の合ったときに はにかんで見せてくれた仕草も 握った手に伝わる君の体温も 時間は経つも色褪せぬ思い出 プラス思考を盾にしても 辛い痛みや不安を忘れない もらった数知れぬ勇気が やがて僕の内の未来を創る この僕の胸に残すべき答えに気付く この恋のおもいでのすきまを埋めていけるように またどこかで偶然出逢っても 前と変わらないような顔して二人笑い合いたいな 「憂鬱なる運命」はただ嫌う 今僕らの恋に告げるべき言葉を知って切なさの雨に打たれる 現実に目を凝らす この僕の想いが消えるようにそっと目を閉じながら おもいでのすきまはもう埋まる もう埋める 今になってやっと気がついたけど そういつだって今日だって思い出 |
スパイス・マジックいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 西川進 | あのとき交わした言葉は今どこか遠い場所で誰かを待ってるのかな 想い描いた確かな未来図はいつの日から変わり始めてたんだろう あの日何故か すれ違った心が運命をノックして 本当の愛をくれたの いつもいたその場所で 触れたら消えそうなこの光にも 確かな愛の灯が灯るとして 生まれた一つの願いをあなたに いつまでもどんなときも 変わらずにいつの日にも 二人で歩いた暮れなずむ季節の帰り道が私たちを繋いだの 有り触れた出逢いだってこうして奇跡を起こして 偽らない愛を知れたよ いつか見た夢のように 今にも壊れそうなその言葉にも 切なる愛の実が宿るとして 伝えたい一つの想いをあなたに この先もどの未来も 果てのない日々を越えて 君からもらった「ありがとう」いつの日も胸の中 色褪せたりしないよ 「必ず幸せになるから…」約束した公園に吹き抜けた淡い風 触れたら消えそうなこの光にも 確かな愛の灯が灯るとして 生まれた一つの願いをあなたに 巡りゆく季節の中 いつまでもどんなときも 変わらずにいつの日にも |
かげぼうしいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 田中ユウスケ・湯浅篤 | 一筋の涙が零れた 明かりの消えた街灯と 立ち止まるあたしの影ぼうし 離れないでと今祈る あなたがくれた幸せはあの夕日の向こうに消えて せわしなく流れてく雲 あたしに向かって手を振った ありのままに描く夢 思うままにこの手でカタチに出来ればなぁ 振り絞った声があなたに いつかきっと届くなら… そんなこと考える 今止まった時を越えたら さらに一歩踏み出して あたし今 鳥になる 冬の訪れを告げたのは切なさに染まった涼風 うっすらと消えてく影ぼうし 傍にいてと願ったのにな あの日触れたあなたの手 もっと強く握り返して欲しかったなぁ 笑い合った声は確かに あの日きっと聞こえたよ もう一度… なんてほら… また潤んだ瞳拭って見上げたんだ そうしたら 満天の星が在る 紛れ込んだ闇を抜けたら晴れ渡った朝が来る いつの日かまた逢える 澄み渡った朝の光が溢れ出したその先をあたしまた歩き出す 振り絞った声があなたに いつかきっと届くなら… そんなこと考える 今止まった時を越えたら さらに一歩踏み出して あたし今 鳥になる |
くちづけいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 西川進 | 震える唇と言葉にならぬいくつもの声 頬を伝うは無数の雫 最後の言葉を口に出せずとまどうあなたに あたしができることなどないの 心強くあると信じたあたしの胸の中は壊されてしまい いつも傍にあると信じたあなたの心は今はここには無い 溜息混じりの雨があたしを叩く 扉の向こうはもう 一人の世界 肩を包む温もりが傷を抉る 今宵の涙は全て雨に変わるわ 一度だけ くちづけて 一度だけ 握る手の平はいつもよりほんの少し冷たく 掻き乱された想いは熱く 冷静な振りをするあたしをあなたは見透かす その優しさも時には罪ね 「夢の中で逢える」信じるあたしの思いは虚しさを誘うだけ いつも愛してると誓った あなたの言葉に曇りはなかった あの日の記憶も消えてしまうでしょうか 傷のない恋などないのでしょうか 壊れた恋は偽物だったでしょうか 何よりそれも一つの愛なのでしょう 一度だけ くちづけて 最後まで くちづけて あたしはあなたの胸の中に小さく埋もり 絶えることない涙を知る |
幻いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 常田真太郎 | 降り積もる雪はこの手に舞い降り 隠したはずの心の穴に溶け出した 二人が見たのはいつの日の景色 見覚え在る色彩がどこか微睡んだ 遠く揺らめいた愛をその手に抱えていたの 本当はマボロシと知りながら 羨んだ恋の意味は儚さに消えてゆくと ふいに気付いた ゆらゆら舞い散る粉雪たち 切なげに溶けて行く愛は何処へ… さらさら重なる光と影 傷つきたくないなんて本当は…嘘なのにね 夢見た明日はもう二度と来ずに 永遠という無限の彼方に溶け込んだ 切に愛し合う日々も「偽り」と呼ばれるなら 盲目の涙に泣き濡れりゃいい 歯痒くも愛しさ故 その身を焦がす想いを そっと隠した ひらひら瞬く淡き光 頼りなげに揺れては消えて何処へ… はらはら導く先を照らし 意味有りげな光を宿し今宵は誰の元へ… 悲しみの涙に染まる頃 あの人の面影(かげ)を捜すのでしょう 触れ合う度に愛を感じた 温もりにその身体を寄せた 傷つくくせに また爪を立てて吐息が滲む ゆらゆら舞い散る粉雪たち 切なげに溶けて行く愛は何処へ… さらさら重なる光と影 傷つきたくないなんて本当は 傷つきたくないなんて本当は…嘘なのにね |
心の花を咲かせよういきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 島田昌典 | 僕等が駆け抜けた時期(とき) 明日へと向かう旅 多くを語らず自らその先を見据えてく 一瞬迷うけど必ず道がある 届かない様なゴールなんて無い 遠くに見えてた舞台に待つものは何だろう 心に蒔いたその種子はいつかきっと芽吹くんだ 眠れない一人の夜巡る思考回路は悟る 「今の自分で間違いない…」ってさ 心にある花を枯らさずに咲かせよう 夢がやがて確かな輝きへ変わるように 夢見たその景色は決して色褪せずに 永遠に僕等の胸に刻まれるのだから 今日の日もここに「僕」という意味を生む 曇り無き素朴な光だ もう負けないと誓ったあの夜の泪を拭ったその時に宿った魂があって 忘れない日々を越えてやっと辿り着けた場所に 「後悔」なんてもんは必要ないってさ 心に咲く花を大切に育てよう 時に雨に打たれ 時に風に吹かれ やがて花は朽ちても生まれゆく生命がある 永久に続く連鎖に「僕」という意味を持つ あの日の僕等が笑う 咲き誇る花を慕う 今の僕等に向けるその眼差しは語る 日常の日々こそ奇跡 僕達が紡いでく奇跡 探すのは「特別」ではなく日常という名の目の前の奇跡 輝いた今日に感謝と惜しみなく続く拍手を 燃え尽きた僕等が今抱く誇りこそ持つべき必然 いつか今日が過去に変わり「今」に負けそうになっても 僕達は思い出すだろう 情熱に染まった日々を 心にある花をいつまでも咲かせよう たとえ水が尽きても たとえ闇が覆っても 終わりという始まり 始まりという名の終わり 僕達はまだ歩いてく 僕達がまだ歩いてく その先に未知なる癒えぬ痛みが待つとも ひたすらに続く未来が見たい ひとひらの淡い奇跡を見たい |
messageいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 中村タイチ | 「最近、倦怠期?」って聞かれて 仏頂面して でも「全然無問題(もーまんたい)!」なんて笑うけど 本当はちょっとばっか心配になってるんだ まだ誰にも言えないけど 「来週いつ逢お?」って送って何時間かして ほら やっと返信が来た!と思ったらママで 「もう、どんだけ待たせてんの!?」 なんつって送りたいよ でもそんな勇気はない それから悩んで また時間経って ようやく返って来たメールには 「遅くなってめんご!来週はちょっと忙し過ぎて逢えないかも…(-.-;)」 我儘なあたしを見せたくないけど 好きなのに 好きなのに また逢えないなんて 疑いの目で君を見たくないけど 「どうしてよ? どうしてよ? どうしてよ!?」なんて いつもよりもね怒ってみたなら 少しは考えてくれるかな…? 「人生絶頂期♪」って思って三ヶ月経って でもあたしの気持ちは前よりもっと強くなって もしかしたらほんのちょっとお互いすれ違ってんの?? んなこと思いたくない!! それでも迷って うらぶれた想いで もう一度練り直したメールには 「本当はもっとかまって欲しいよ…!(><)!」 ぎこちない愛を指先から… ありきたりなことしか言えないけど 逢いたくて 逢いたくて もう耐えらんないよ 不確かな愛の言葉なんていらないの それはただ それはただ 単純(シンプル)な魔法(マジック) いつも君から届いて欲しいよ 笑顔にしてくれる言葉鍵(キーワード) 鳴り始めたケータイのサブディスプレイに光るのは君の名前 胸がドキってして 受信箱に増えてく些細な会話が 恋しくて 愛しくて もうイヤんなっちゃうよ 最後に見つけた秘密の言葉が 嬉しくて保護したメッセージ |
夏色惑星いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 中村太知 | 目を覚ました太陽が 私たちを空の下連れ出した 乾ききった答えなら 破り捨ててまた別の夢を見る 砂に書いた二つの文字 少し照れて波が消した 触れて握る人差し指 夏の始まりを示してる 風を背負って 波間を掻いて 私たちは今飛び出すよ 有り触れた答えだけじゃ何も変わらないでしょ? 今を描いて 明日を蹴って 太陽にその手をかざせば 見えないはずの未来も少しだけど顔を見せるよ 立ち止まった砂の上 君の笑う横顔を覗き込む 遠く見えた君の隣 今はあたしの宝物 君に見せた秘密の文字 恋の始まりを感じてる その手をとって 空を仰いで 二人の足跡を残すよ 夏に盗まれた恋が一つのカタチなんでしょ? ただ寄り添って 二人笑って 火照ったその頬を冷ませば 出逢えた夏の世界の扉がいつの間にか開くよ 揺れて見えた二つの影 夕暮れを背に重なった キラリ光る一番星 そんな二人を見守ってる 風を背負って 波間を掻いて 私たちは今飛び出すよ 有り触れた答えだけじゃ何も変わらないでしょ? 今を描いて 明日を蹴って 太陽にその手をかざせば 見えないはずの未来も少しだけど顔を見せるよ |
残り風いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 板垣祐介・湯浅篤 | 「もう二度と戻れない」と知る 涙で滲んだ道を歩いて本当は少しだけ見えていた明日を気にした 有り触れるその言葉だけどふいに何かを信じてみたいの いつかまた巡り逢うのだと秘かに誓う 気がつけばもう見えぬ面影を探す 一度無くした日々は何処?何処? 咲き誇れ命の花 凛としてこの心焦がして 吹きやまぬは残り風 あの日を惜しむように流れて明日へと 手探りで掴んでは消える毎日の儚さにも気付いて 曖昧なあたしを壊して 静かに瞳を閉じる 後悔が去り行く希望で それを知っても朝日を見たいの 今強く生きて行くのだと確かに願う ひとところに留どまる恐さを見つけて踏み出した時 君は何処?何処? 巡りゆくはこの心 小春日の息吹へと寄り添えど 流るる涙消えずにひとひらの風を纏い 流れて君へと ふわり浮かぶ風 今は見えないけど 確かに見えたの一重の風跡 君が何か伝えたの? あたしが今伝えるの? 欲しかった答えは 今 今… 時間 満ちて見えた心 今行くよ 変わらないあたしで 響き合う声 言の葉 光を放つように 届け彼方へ 咲き誇れ命の花 凛としてこの心を焦がして 吹きやまぬは残り風 あの日を惜しむように流れて明日へと |
月とあたしと冷蔵庫いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊・吉岡聖恵 | 山下穂尊 | いきものがかり・江口亮 | 真夜中に一人きり冷蔵庫を開けて 窓開けて虫の声を聞いて スプーンに乗せたアイスがゆっくりと溶けてゆく それを見つめてたら胸がキュンとした いつからあたしはあたしを作ったんだろう… 冷蔵庫の扉を閉じる勇気もない… 不安な気持ちが一つ胸ん中を巡る 代わり映えのないこの日々を傷つけよう 窓の隙間に見上げた黄色い満月は あたしに気付かないフリして雲に隠れた 君がそこに居るんならあたしは歩けるわ 「か細く漏れる光、あたしを照らしてくれ…」って 叫んだとして いつも願ったとして いつか不安定な距離も飛び越えてこうよ 一つのタメ息も残さないで あたしという輝きを放つ 真夜中の月が優しい 喧噪の火照りを静かに静かに冷ましてくれるのは君 取り出すアイスをそっと唇にあてて ゆっくり冷蔵庫の扉を閉めよう 語りかけた三日月は一段と澄んでて 当たり前のように今日も笑ってくれた 閉じかけた窓から覗いた光の粒が 少しだけ躊躇したあたしを包んでくれる 等身大となって今日に見合う距離を知って いつか出逢う優柔なあたしも越えてこうよ Yes, No と知った二つの世界に連れて行こう 月と冷蔵庫 今、叫んだとして いつも願ったとして いつか不安定な距離も飛び越えてこうよ いくつもの弱さも見捨てないで連れて行こう 月と冷蔵庫 今、叫んだとして いつも願ったとして いつか不安定な距離も飛び越えてこうよ いくつもの弱さも見捨てないで連れて行こう 月と冷蔵庫 連れて行こう 月と冷蔵庫 |
ニセモノいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 西川進 | 海外に似た素敵な街 行き交う人の群れは同じ 何かを捜してる様に見えなくもない 宵の帳に街は目覚める 不揃いの光は人を誘う そう此処は混沌に満ちた偽物の世界 そう「自分らしく…」なんていう響きに浸かって 盲目的となって 気付かぬ声上げる 毎回の口癖が心を締め付けるわ 偽らざる程の理由を探している 歩めど迷えど心の中はblue 遠巻きに自分の姿を見て嘲笑うの ぞんざいな嘘に見え隠れした自分 長くはないわ至福の時 そつ無く熟す日常覗き また愛想笑いの柵に冷たくキス 無理した振りしても世知辛い 尚更 其処にもう打つ手は無い 追憶は彼方 愛欲が此の街の常 衝動的と知って 其の誘惑を振り切って ようやく立ち止まって 偽りの身と知る 経験や数もここじゃ絵空事 そう曰く付き 小洒落たコートに此の身も溶けてfly fly 永遠も過去もただの綺麗事 遠くなる月 乱れた吐息に其の身任せてcry cry 世捨て人は言う 憂いはタブー 繰り返してる皮肉なchoice 報われないと嘆くは孤独のMr.child 妖艶な嘘を着飾る人々の目はいつも「嫌い、嫌、嫌」 体裁をまずは繕う 其の姿に今宵も出遭い 苛苛… 境界線なんぞ二の次で 目眩く魔法が今宵も此の街に散る |
ちこくしちゃうよいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊・吉岡聖恵 | 山下穂尊 | 西川進 | 鼻歌が聞こえてる 君の声に似てるね 透き通る太陽と 光のにおいがした この坂道を勢いつけて 今走る 走る ヒコウキ雲がまっすぐ空に白く描く道すじ 希望 自転車に乗って走る君の肩追いかけ 気付かないでよ 気付いてみてよ 目が合えば恋になりそうで 自転車に乗って 遅刻しちゃいそうだよ今日は 晴れた今日の日 ヒコウキ雲をのんびり見とれ走る君 追いかける 向こう岸見渡せば 君が暮らしてる街 君のことを見つけた 8:30の大橋 伝わるのかな? このドキドキの苦しさと愛しさと 聞こえるのかな? あたしのベルにひどく強く刻む 鼓動 自転車に乗った君にあたしは何もできないで 急がないでね 焦らないでね 傍にいる時間をもっと… どうしようもなくて 遅刻しちゃいそうなんだ今日は ただ君のこと ただ君のこと 後ろ姿の君をただ見つめてる 自転車に乗って 走る君の肩追いかけ 気付かないでよ 気付いてみてよ ふいに落としたそのスピード 自転車に乗って 遅刻しちゃいそうだよ今日は 揺れた木洩れ日 ヒコウキ雲をのんびり見とれ走る君 追いかける 自転車に乗って |
ソプラノいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 島田昌典 | 降り始めた通り雨が あたしの肩を冷たく濡らす 頬を伝うその雫は 涙だと知って我に返る 掛け違えた答えが 二人の愛を変えた 過去に戻る力も 無いくせに 強がりの鼓動は鳴る あの日見つけた恋の欠片は あたしの中でいつか消えたの? もう二度と届かないあなたの手を 思い出す理由さえもう無いの? 降り注ぐ雨はただ優しく こぼれ落ちてく涙をかばう 夕暮れが連れ出した雨の香り それだけが唯一優しい… 押し殺した涙声は 弱々しくもまだ震えて ウソなんだと笑いたいのに 最後の言葉はもう消えない 二人で話した夢 初めて繋いだ手も ただ全てがひたすら 胸の奥 現実を締め付ける あの日届いた恋の魔法は あなたの中できっと消えたの 出逢ったあの頃の夢を探す 意味の無いことだって分かってる もう少しだけそばにいたいと あのとき何故そう言えなかったろう… 遮るようにも聞こえた四文字 言わないでと願ったのに… 歩き出したあたしの歩幅は あの日よりも不確かだけれど 覚束ない靴音に耳をすます いつかまた笑い合い逢えるかな 巡り巡る幾重の時間は それでもあたしの宝物で 何一つ色褪せぬ思い出だけこの胸にそっとしまおう この胸にそっとしまおう |
@ miso soupいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 中村太知 | あたし「I'm at miso soup」いつも創造的でいたいの 偽らない運命が今日もその存在を示してる だから「I'm at miso soup」常に行動できてたいの 始まらない憂鬱な恋をしたってしょうがないでしょ? It's so blue!! 変わらない夢 始まりのスタイルが あたしの元を去って行ったとしても問題はないでしょ? 目の前には一日の始まりを告げる温めのミソスープ いつまでもあたしを守っていてね 冴えない現実を離れ夢見たとしても 目敏い欲望に駆られ踏み外したって今日も君はいる あたし「I'm at miso soup」いつも創造的でいたいの 偽らない運命が今日もその存在を示してる だから「I'm at miso soup」常に行動できてたいの 味気のない憂鬱な恋になんて答えは出ないでしょ? It's so Boo!!! 香り立つ湯気 お決まりのカツオ節のダシにほんのちょっと隠し味は一筋の泪 窓開いたら 溢れ出した朝の光に溺れそうなの いつだって変わらず笑っていてね 危うい感情とは何故? 知らん顔をしても歯痒い日常の中で苦しくたって今日もあたしを見る 今日も「I'm at miso soup」温め過ぎには気をつけて 火傷しないくらいの方があたしの口には合うから つまり「I'm at miso soup」いつもそっから始めたいな 混じりの無い純粋な恋をしたくてしょうがないでしょ? It's so good!! それは曖昧な苦痛 だけど一生忘れないの 見つからない「偶然」が今日もその運命を嘆いても だけど「I'm at miso soup」 今日も感動をしてたいの 見込みの無い そんな想いにだって答えは見えるでしょ? あたし「I'm at miso soup」いつも創造的でいたいの 偽らない運命が今日もその存在を示してる だから「I'm at miso soup」常に行動できてたいの 味気のない憂鬱な恋になんて答えは出ないでしょ? It's so Boo!!! That's so cool!! Just wanna do!! |
最後の放課後いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 中村太知 | 最初からわかってたこと いつかこの場所を去ること 気付いたら三年間の思い出が泪で滲む いつかのあたしたちは「今日」を目指してきたけれど こんなにも切ないなんて正直想像しなかったよ 当たり前の場所が過去になる 君と初めて出逢った ありふれた出逢い 奇跡になる この教室も あのロッカーも 君の笑顔も… 君から何か伝えてよ あたし 何も喋れないから… いつからかずっと君の背中を目で追っていたんだよ 君が気付いていないこと あたし分かってもいたけど 今日で最後の放課後にあたし 強くなるよ どうしてか捨てられずに 今日も大切に持ってる君にもらったメッセージ 今はあたしのお守りで 小さなメモの隅に走り書きされた言葉が この日までいつもずっとあたしを助けてくれたんだよ あの日何気なく君を見た 夕日に染まるバス停 声をかけられずに 佇んだ その瞬間に その一瞬に 心が爆ぜた あたしから君に伝えるよ 二度とここで逢えないから… どんな日もいつか君にその答え知って欲しかったよ 君が気付いてくれること あたし 祈ってはいたけど どうしても届かなくて 心 苦しかったの 今から君に伝えるよ どうか はぐらかさないでね 本当はいつもいつも あなたのこと 想ってたんだよ 何を言葉にすればいいのかもまだわかってないけど 今日で最後の放課後にあたしから伝えるよ あたしから伝えるよ |
月夜恋風いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 湯浅篤 | 甘い甘い恋に見捨てられた脆い感情は 遠い空の下でいつか花を咲かせるでしょう 細く狭い道は単純に僕を苦しめないし 綺麗に並べられる愛が真実とも言えない 探すのはキッカケじゃなく まして心理や理念じゃない つまるとこ答えなんて無く 嗚呼 今日も風は優しい 騒がしい未来は僕に何かを語るかな? ひたすら平凡な僕は何を感じるかな? 夢は夢で胸に包み 時に恋して泪流す 常に現実は重くとも 嗚呼 今宵の月は綺麗 ありきたりな僕等が紡ぐ 嗚呼 日々こそが美しい 淡い淡い恋は今日も様々に散らばってく 小さな幸せがそっと世界を染めていく |
心一つあるがままいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | mugen | 振り切れた針に追われてあたしはまた明日を目指す いつか見た夢の続きはまだ胸ん中に宿る 失敗もしてるもんね もう何回もだもんね そんなことで弛まぬ時間は揺らがない 閉ざされた扉の前にたたずむあたしの背中が どう見えるのか 何を語るか それすらに意味は無い 平均値を探して安心感に浸った憂うべき自分はもうここにはいない 愛するべきこの日々に寄り添って 延々と続く現実にキスをして 感情の波間をゆらゆら漂って 確かに今生きる 想像力で息をしたあの日のあたしに逢える この場所が輝きをまた放つ 勇敢なフリをした強がるあたしを捨てて 手招く唯一無二の未来へ 心一つあるがまま 差し出された椅子を蹴ってそれでもまた前を目指す 遠ざかるのは白い雲と脆弱なあたし 案外単純じゃんね 価値観なんだもんね 一頻りのあたしの要素は崩れない 煌々と光る行く先を指差して 傍にいる人々と手を取り合って 限りの無い限界をイメージして 確かに今走る 透明感に染められた輝くあたしに逢える 気付かぬうちに鼓動高まる 聡明なフリをした偽るあたしを捨てて 抱きしめ続けるこの身体と心一つあるがまま 等身大のまま閉じた 瞼の裏側にいるいつかのあたしが背中を押して 本当は知っていた 「飾らぬあたしでいい」って ただひたすら そう ただひたすらに… 想像力で息をしたあの日のあたしに逢える この場所が輝きをまた放つ 勇敢なフリをした強がるあたしを捨てて 手招く唯一無二の未来へ 心一つあるがまま そう 心一つあるがまま |
蒼い舟いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 湯浅篤 | 肩慣らしと笑ったこの声は秘密めいた夢 黄昏に流れし友の声が静かに染み入る 風向きを味方につけただろう蒼きこの舟は たおやかに身体を今包み静かに走り出す 艶やかに舞った一筋の泪 見ないようにしてその目を隠してしまって 私たちがここに居る意味がここに在る 探したものも 失くしたものも 見えてたはずの自分も… このまま悠久に続く時間にただ身を任せ 限りのない私の行く先をね 探そうか もう僅かな不安にさえ小さな幸せを願えるでしょう 世界は今日も確かに「今」と共に在る ささやかな祈りが夕暮れに溶け出して映し出してくように あの日の私に今 手を振ろうか ある出会いに導かれし夢の中で泳ぐとき 憂鬱の海、その先に見えた微かに光る雨 未来に散らばった数々の出会いや 避けること出来ない別れが恐くもある 大それたことなんて何も言えないけど 生まれた意味や 歩んだ道よ ここに居るのが自分だ ここから始まる全ての未来図は見えないけど その先を棚引く風が背中を押して さぁ今この風に揺られ 躊躇(ためら)いの涙に別れを告げ 果てしのない「私」見付ける旅へ出ようか 柔らかな願いが木漏れ日に溶け込んで溢れ出してくように あの日の私が今微笑み返す |
タユムコトナキナガレノナカデいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 島田昌典 | あたしの想いよ風に乗れ 今すぐに知らぬうちに 行け 届いた雲の中の言葉 うっすらと 解りかけた 自分 日々の脆さに半ば諦めかけていたのは 浮ついたあたしの心で 何かに掴まるあたしの弱さはもうたくさん 飾らない強さを纏うわ 行き交う人の流れに逆らい 今あたしは何処へと向かうのだろう 徒然なる夜には 月明かりの中で君を思い出そう 生まれた有りっ丈の声よ 一向に伸びやかに 行け 途切れた行くあての無い道 いつの間に忘れていた自分 孤独さの上に見たものとは何だったのか 気が付いた日々の重さを ある一定の距離を計ろうとしていたんだ 遠ざかる明日をめざして 行き交う人の流れを掻き分け 今あたしは何かを探すのだろう 敬虔なる祈りは 月明かりの中で何を奏でよう 弛まぬ時の流れに 今あたしは 何を思い何を見て何を感じながら生きるだろう 恐れることそれすら包み込める 全て愛し続けよう 過ぎ行く人の流れに逆らい いざあたしは明日へと踏み出すから 確かなもの一つを手に入れたら いつの日か君と分かつ 果てなき旅路の上に今あたしは君を想い 夢を歌い 日々を感じながら生きてゆこう 息づくこの歌がね、きっと届く 弛まぬ流れの中で… |
夏・コイいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 田中ユウスケ | 丸く見開いた目と決して沈まない太陽 僕の行く先を想像してみる 遠のく雨の憂いをもう薫る夏の匂いに 託して僕は夏に包まれてく 朝もやを駆け抜けて来た道は 遠く遥か続くそれは海の様に何もかもを飲み込む 目もくらむ程の太陽は僕らを 容赦なく照らし続け やがて褐色の肌になる 触れる指を解くのはまだ早いみたい ぎこちなさの残る会話をしたりして ふいに気付き夕日を見て君は何を思う 波のざわめき 風のささやき 火照った頬に染み込む 丸く見開いた目と決して沈まない太陽 僕の行く先を想像してみる 遠のく雨の憂いをもう薫る夏の匂いに 託して僕は夏に包まれてく 長く伸びるその影に静かにキスして やがて次第に訪れるだろう満天の 星空を待つ 夕凪は時として胸を打つ鼓動や微かな呼吸でさえ この耳に届かせる 簡単な言葉にだって躊躇いながらの声 確信に迫る言葉とは触れないし もどかしさに押し黙って僕は何を思う 過ぎたあの夏 これからの夏 二人を照らす月明かり いったい僕らの未来はどんくらいのスパンでもって 絡んでんだ?なんて 想像してみる この夏に生まれる恋が永遠の時間となって 二人の内に色を添えれたらいい 少し冷たい水をすくいました 泪に似た味に気付く僕は 蘇る記憶にだって何の抵抗も抱かない 季節は廻る 季節は廻る 同じ砂の上 軽く流しちゃった声もいつだって聞いていたいよ 素直な想いが脳裏をよぎる ありふれる恋の原形も形を変えてくように 二人の恋は夏に包まれてく 小さな恋よ いつしか花になれ |
いろはにほへといきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 江口亮 | 溢れる夢継ぎ足す毎日に飽きたなら いつか叶えと願う あたしここいるよ ツギハギの毎日についにしびれを切らして 飛び出すあなたも今日生きるよ 「あ~切ないわ」なんて いつも口に出してないで しこたま持った希望や不安も あたしの細胞なのです ずんぐりむっくりの絵の具を 身体中塗りたくって 出来上がったこの唄が 今日七色に染まる いろはにほへとのちりぬるが とりあえずPOPなんで 並び替えたこの声で今ね、あなたに届け とどまること知らずに歩くあなたの背中が 今日はいつもよりも少し光るよ 「もう出来ないわ」なんて やたらと落ち込んでいないで 積もり積もった不平や不満も カタチの無いものなんです 紅藍黄色のこの声を がむしゃらに混ぜてまって かき鳴らした六弦が 日々の弱さを埋める 転がり続ける石ころが とりあえずROCKなんで さらに映えたこの声で今日もあなたに届け あなたに響け |
ひなげしいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 湯浅篤 | 大体三日間でひと月の疲れを癒してる 叶わぬ恋と銘打ったこの果敢なき物語 安定の裏側に見え隠れするように暮らしてる 情熱と嘘に似せた古びた扉が嫌い 甲斐性なしと言われる程に未練は無いとしても 金輪際味わえない様な夢に溺れたわ 一切合切の記憶を消してとは言わないけど それでもチクリ痛むの その刺激がまたツライ 融通の効かない愛が世界を救うなら 「最愛なるもんは何?」なんて問いに意味など無い 「愛」だ「恋」だと嘆くは孤独の雛罌粟 心は泪色 燃えて散りゆく運命と知らずに 気付けば生まれ始める明日を見て笑う 「後悔なんてない…」ってワケもないって解ってる 混沌の海に捨てた煮え切らない言葉 自嘲癖と偽っても手にしたかったその夢は ぞんざいなウソとともにあっさりと砕け散った 夕映えの空にいっそ想いを流したら 案外簡単にフワリおぼろ月が浮かぶ 交わる術を無くしたあたしは雛罌粟 そぞろな朱の色 あえて過ぎ行く季節と言えずに気付けば溢れ始める ふた筋の泪 融通の効かない愛が世界を救うなら 「最愛なるもんは何?」なんて問いに意味など無い 「愛」だ「恋」だと嘆くは孤独の雛罌粟 心は泪色 燃えて散り行く運命と気付いたあたしは光り始める月へまだ祈る… |
雪やまぬ夜二人いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 湯浅篤 | かじかむ手のひら 指先 吐息で温めたあなたが愛しい 睫毛にかかる前髪に手を伸ばし解かしたあたしは嬉しい 街に散るイルミネーション 光は今宵の花 ただ あなたの隣にいたい 色彩の踊る真ん中で 降り積もる粉雪 響く鐘の音があたしの心に今届く 少し冷えた唇を頬に感じ 雪やまぬ夜二人 時々触れる左手を気にして歩いてた頃は二年前 今、あなたの右のポケットに誘われるあたしの左手には嫉妬ね 白い吐息が雪と混ざって 紡ぎ上げる今宵のメロディ 足音はリズムを奏で 静寂をまた色づかせる 染み渡る温もりきつく抱いたまま 色褪せぬ思い出も分かつ 言いかけた想いも胸に抱いたまま 満ちてゆく夜二人 やまぬこの雪のように深く深く深く あなたのことを思い続けたいと切に願う 廻る季節の中でただいつもいつもいつも あなたが傍にいるのを感じたい はやる気持ちを照れ笑いで 隠したあたしに気付いてあなたが笑う 降り積もる粉雪 響く鐘の音に 気付いた二人は目を閉じる 繋ぎ合わせた心のパズルがまた増えてゆく そのすべて途切れないように… |
二輪花いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 田中ユウスケ | 声が聞こえる? あの日見上げた夜空へ 同じ響きでいつかは届くかな… 君は変わらず この手温めてくれるの だからあたしは光る明日が見えたの 「不器用でもいい」って決めたあの時 胸に開く花は 見えないけど、でも確かに咲く 偽りを捨てた今 恐れは消えた 昇り始める朝日眩しいけど 咲き誇る花々 輝いて 揺らぐ歩幅覚束ないけれど 繋ぐ掌がここにあるの 重ねた夢の欠片を数えて 紡ぐ明日へ 恋は「必ず…」という言葉を嫌うの だけどあなたはそこに居てくれるの 言葉も無く ただ抱きしめたあなたの身体、触れた指が ただ愛しくて 確かめてみた この胸の奥にある唯一の光 溢れる木漏れ日の中に咲く花 色彩は違えどただ美しくて やがて枯れゆく運命と知っても 変わらずにいつまでも愛でるの ほらまたあなたの声が この胸の中に咲く 声が聞こえる? あの日流した泪は 夜空に溶けて キラリ明日へ届くの |
甘い苦い時間いきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊 | 山下穂尊 | 斎藤勇二 | 私たちはここにいて 明日のことを夢見る ひどく狭く不器用なこの歩幅で 毎日は純粋で ひたすらにきらめいて それでいて確実に日々は去く 叶わぬ恋に胸を焦がし 自分の胸の中を描く この場所を分かち合えたこと いつの日か誇れるのでしょう 悲しい魔法はいつか未来へと変わって 頼りない私たちに ささやかな愛を問いかけるでしょう 遠のく昨日も近づき続ける明日も 変わらずいつまでも ずっと抱き続けてたいな 甘い苦い時間を… 甘い苦い時間を… いつかの過去にだって「現在」があったって もっと言うなればそれも また過去の「未来」 毎日はありふれて それ故に気づかなくて 時々ヒトは何かを見失う 暮れ行く夕日が今放つ 明日へ向けた影と光 イロトリドリのセカイはただ 静かに「今日」を閉じてゆく 優しい呪文が いつか未来へと繋がって 忘れかけた私たちは ひたむきな愛を思い出せるでしょう 一瞬の躊躇いや避けられない戸惑いを超えて 変わらずいつまでも ずっと持ち続けたいんだ 甘い苦い時間を… 甘い苦い時間を… 悲しい魔法はいつか未来へと変わって 頼りない私たちに ささやかな愛を問いかけるでしょう 遠のく昨日も近づき続ける明日も 変わらずいつまでも ずっと抱き続けてたいな 甘い苦い時間を… 甘い苦い時間を… |
ホットミルクいきものがかり | いきものがかり | 山下穂尊・水野良樹 | 山下穂尊 | 亀田誠治 | 遠のく思い出をそっと 甘い砂糖溶かして 飲み干した 信じるものは この想いだけ 染み渡っていくのは いつもの ホットミルク 意味も無く迫る 不確かなもの 言葉では表せない 突き抜ける流星を 見逃しては また一人 苦笑い 「さぁほら今がチャンス」と急かされても また行方知れずのあたし 関係ないと笑って かき混ぜんのは いつものホットミルク 本当に今欲しいもの それはその理想ですか? 肝心なことはやっぱさ ひとつの答えじゃ言えないものだってある 遠のく思い出をそっと 甘い砂糖溶かして 飲み干した 微温くないから 苦くないから 薫る湯気とともにそっと めくるめく日々は確かに 変わりゆくものだけ見せました だけど消えない この熱だけが これからもあたしをずっと動かしていく 塞いだ耳に絡まんのは 人の言う理想でした 若干愛想笑って 噛み砕いたら いつものホットミルク 憂鬱な世界なんてさ 意味無いと思いますか? 辛辣な未来だってさ 有り触れた 夢の一欠片だって担う 近づく現実をちょっと 熱いミルクとともに 飲み干した 不味くないかな 渋くないかな 少しだけ迷うんだ きっと でも昨日の自分がごまかした 些細な傷も今日は飲み干すよ 心に決めたその瞬間に 染み渡っていくのは いつもの ホットミルク 本当に今欲しいもの それはその答えですか? 肝心なことはやっぱさ この胸のなかに宿るものだって気付く 遠のく思い出と一歩 近づいた現実を混ぜました 甘いけど少しほろ苦い まぎれもないあたしと知って めくるめく日々は確かに 変わらないものこそ見せました 信じるものは この想いだけ 染み渡っていくのは いつもの ホットミルク ホットミルク… あたたかな この胸に 染み渡る ホットミルク ホットミルク… あたたかな この胸に 染み渡る |