H△G作曲の歌詞一覧リスト  33曲中 1-33曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
Don't ForgetH△GH△GH△GH△G鈍色をしてる雲が影を落としていたコンクリート。 トンネル抜けたのなら、そこには君が待っていた。  慌てていたから傘を忘れ、気づいた時はもう遅く。 はにかむ僕らのこと、紫陽花も笑ってるだろう。  梅雨入り告げる優しい雨が、 “しとしと”と ただ二人を濡らしてゆくんだ。  この世界の全ての人が、君のことを否定しても。 僕だけは味方でいること、決して忘れないでいて。  かげろうの揺れる道で、君が何か言おうとした。 蒸し暑かったあの夏の日、今でもはっきり覚えている。  この世界に生まれたことを、君がいつか誇れるように。 僕だけは味方でいるから、心を失くさないでいて。  ひぐらしの鳴き声に、耳すましたあの夏と。 暮れゆく空を切り裂いてく、飛行機雲を忘れないよ。
ContrailH△GH△GH△GH△G白く掠れたまま消えかけてく空を、 僕らは見上げていた。拍手の中。  マスクをしたままうつむいて、 なんにも出来ずにあきらめた。  そんな僕らを見て夏の魔物は言う、 このままでいいのか?と。  鳴り止まぬ歓声は聴こえはしないけれど。  夏の始まり告げてるような 青春のファンファーレが、 夢で滲んだまま曇りがちな空と、 僕らの胸に響く。  失くしたものと奪われたもの。 あの夏の日のコントレイルが、 白く掠れたまま消えかけてく空を、 僕らは見上げていた。拍手の中。  勝者と敗者に分けたなら、 僕らは確かに後者だろう。  でもそこに残った思い出の数には、 差なんてないのだから。 鳴り止まぬ歓声が僕には聴こえている。  夏の終わりを迎えた時に 青春のファンファーレを、 人生の讃歌に変えてゆけるように、 必死で奏でてゆく。  “失くしたもの” を奪い返した この夏の日のコントレイルを、 この先も僕らは忘れはしないだろう。 勝ち負けじゃ決めれない大切なもの。
AlleeH△GH△GH△GH△G秋風 吹いた朝は、 銀杏の木を見上げ 深呼吸してみる。  秋色 染まる空に、 時を止める魔法 かけれたらいいのに。  足早に過ぎる暮らし。忙しい毎日。 慣れない仕事に追われてしまうこともある。 でも この町が大好きだよ。  赤い三角屋根をした駅と 大学通り並木道。 あの歩道橋の上、見てた花の記憶も。  星町の短い秋が終わる頃に、 私の道しるべになるでしょう。きっと。  冬の気配が迫る 風の匂いが、 なんだか懐かしい気持ちにさせる夜には、 いいことが起こる気がした。  淡いイルミネーションの灯りを まとった街路樹たちが、 どこか誇らしそうに 葉音を奏で始める。  チョコレート色した秋のパレードで賑わう、 町並み ただ見ていた。ずっと。
Basket GoalH△GH△GH△GH△G向日葵の咲くあの坂道を越えたら、 蝉の鳴き声、聴こえてくる。  10分あれば辿り着けるつもりだった。 あと少しがやけに遠くて。  汗ばむ制服の白、始業の鐘が鳴り響く。  あの夏の日の校舎の陰で、 君に秘密を打ち明けた。  空の蒼さとプールの匂い、 遠く聴こえたピアノの音。  いま僕ら、何が出来る? 何が出来るのだろうか?  夕立ち色の夏っぽい風景の中、 渡り廊下で雨宿り。  いっそ心の奥の “モヤモヤ” さえも、 洗い流してくれるといいな。  うまく飛べない蝉に、 どこかシンパシーを感じてた。  むせかえるような体育館で、 バスケットゴール見上げながら。 寂しくなんかないよ。と言った、 君の言葉が胸に響く。 何ひとつ伝えられず、 ただ夏が終わってゆく。
君のままでいいH△GH△GH△GH△GAnthurium信じられないようなお伽話の主人公は、 いつだって自分を信じることから始まった。  大人になったらそんなことも忘れちゃって、 誰かと比べては落ち込んでばかりいた。  S.N.Sを見て、過ごす独りの夜は、 自分の存在も見失いそうになるよ。  いま生きてる意味とか、生まれて来た意味とか、 誰にも言わずに努力して来たこととか。  ありふれた言葉でもかまわないから、 君のままでいい。ただそう言って欲しくって。  真っ直ぐな思いはいつも真っ直ぐ伝えなきゃ。 カッコつけたら別の何かに変わってゆくから。  大人になったらそんなことも忘れちゃって、 繕ってばかりいる自分に気づく。  S.N.Sの中、取り残されぬように、 今日もまた自分を飾って見せてばかりだ。  でも作り笑いしたその笑顔の数だけ、 大切な何かが汚れてゆく気がした。  加工した自分への“イイね”の数よりも、 君のままでいい。ただそう言って欲しくって。
卒業の唄H△GH△GH△GH△GAnthurium寂しさ含んだ凛とした空気は、 晴々しくも少し冷たく。  “また会おうね”と言ってはみたけれど、 会えないことも分かってるんだ。  独りきり教室の隅、後ろの席に座ってた。 賑やかな黒板のメッセージ眺めて。  みら、みら、みらい。まだ見ぬ未来。 今こそ別れめ、いざさらば。  きら、きら、きらり。煌めいていた。 思えばいと疾し、この年月。  果てしなく続くこの人生(みち)の先には、 まだ幾つもの“卒業”がある。  その“卒業”をひとつずつ迎えて、 僕らは強くなってゆくんだ。  逃げ込んだ保健室ではくだらない話をしてた。 そんな日々も今では懐かしくなるよ。  くる、くる、くるり。思い出くるり。 蛍の灯火、積む白雪。  めぐ、めぐ、めぐる。めぐる季節に。 忘るる間ぞなき、ゆく年月。
5センチ先の夢H△GH△GH△GH△Gもうどれくらい歩いて来ただろう。 それでもまだまだこの道は続いているんだ。  そう近道をしたこともあったけど、 いつでもそんな道の先は行き止まりだった。  あきらめないとね、決めたのなら。 あせらなくていい。ねぇ、そうでしょう?  私は5センチ先の夢をつま先立ちをしたまま、 背伸びをして見ている。ふらつきながら。  ホントは大丈夫じゃないクセに、 大丈夫なフリして見せたのは、 君の背中を押していたいから。  あきらめないなら、何回でも、 やり直せばいい。ねぇ、そうでしょう?  私が子供の頃に感じた辻褄合わせのような、 大人にはならないように今を生きてる。  いつでも挫けそうになった時、 折れてしまいそうになった時には、 君が“あの日の君”が見てるから。  私は5センチ先の夢をつま先立ちをしたまま、 背伸びをして見ている。ふらつきながら。  ホントは大丈夫じゃないクセに、 大丈夫なフリして見せたのは、 君の背中を押していたいから。
もっともっと遠くへH△GH△GH△GH△Gもっともっと遠く、 もっともっと遠く手を伸ばして探してた。 十七の目眩く(めくるめく)季節の中で。  強い人だと思い込んでた君が、不意に見せたその涙には。 どんな理由があるか分からないけど、 これからもずっと傍にいるよ。  “ガンバレ” と君に言いかけて、立ち止まった帰り道。 涙色の空と傘模様。  もっともっと遠く、もっともっと遠く手を伸ばして探してた。 かけがえのない日々の中。  青い春のようなキラキラとした今日を愛すれば、どんな日も、 最高の宝物に変えてゆける。  選んだ道が正しいかどうかなんて、 今は分かりはしないけれど。 僕は知ってる。諦めない人だけが、 そこに近づいてゆけることを。  壊れてしまいそうだけど、壊してしまいたくなくて。 胸の中にしまい込んだまま。  かっこ悪くても、例え みっともなくてもいいから、 叶えたい大切な夢があるなら。  ずっとずっと夢を、ずっとずっと夢を忘れないで。 ありふれた言葉でもそう言える人でいたい。  もっともっと遠く、もっともっと遠く手を伸ばして探してた。 かけがえのない日々の中。  青い春のようなキラキラとした今日を愛すれば、どんな日も、 最高の宝物に変えてゆける。
桜流星群H△GH△GH△GH△G何がいけなかったのかな、自問自答を繰り返して。 ふたり聴いてたこの歌を 君はひとりで聴いている。  あたたかい日がずっと続いてたから、 “東京の桜は散り始めてる” とニュースで言ってた。  去年と同じような桜の木の下で、 君はひとりきり涙をこらえて。 さよならの意味さえ 分からないまんまで、 季節だけがそっと過ぎた。  春めく桜公園は 家族連れで賑わっている。  穏やかな陽射しに包まれながら、 その胸の痛みは ふたり過ごした証になった。  桜の色をした大きなマフラーで、 君は顔かくして泣いていたんだね。 壊れそうな思いと小さなプライドを、 胸の中にそっとしまって。  去年と同じような桜の木の下で、 去年とは違う春風に吹かれて。 散ってもまた咲く桜の花のように、 強くありたいと願った。
夏のまぼろし feat.ま に こH△GH△GH△GH△G夏のまぼろし。 あの頃よりも僕は強くなれてるかな。  午後の在来線は席もまばらに空いていて、 燻んだ日除けから漏れた光が影を作る。  ひとつに束ねた髪と真っ白なスニーカー。 部活帰りの笑い声、響いてる。  夏のまぼろし。 あの頃のように僕は上手く笑えてるかな。  夏のまぼろし。 あの頃よりも僕は強くなれてるかな。  駅に着くと辺りはもう薄暗くなっていて、 今年もまた夏が 夏が終わることを知った。  汚れた水溜まりが映した燈(ともしび)。 不思議なほど透明で澄んでいた。  夢はまぼろし。 あの頃よりも僕は前に進めてるかな。  夢はまぼろし。 あの頃、聴いてた歌をそっと口ずさんだ。  夏のまぼろし。 あの頃よりも僕は強くなれてるかな。
青より蒼しH△GH△GH△GH△G弓道部だろうか。大きな弓を抱えた、 少女たちの姿を夏が写すシルエット。  青より蒼き、晩夏の空色。  田圃に囲まれた住宅地を抜けると、 臙脂色のアパートが遠くに見えて来る。  ポニーテールの髪が揺れていた、 あの夏のままの君がそこにいる気がした。  陽射しが和らぎ 涼しくなる頃、 通り雨と遠雷の音。  網戸からそよぐ 生ぬるい風が、 僕の頬を撫でた。  秋の足音 聞こえ始めても、 あの夏のままの僕らそこにいる気がした。  悲しみの数を 数えてるよりも、 喜びの数を数えたい。  幸せの数は みんな同じだと、 誰かがそう言ってた。  陽射しが和らぎ 涼しくなる頃、 通り雨と遠雷の音。  網戸からそよぐ 生ぬるい風が、 僕の頬を撫でた。
赤い髪の少女H△GH△GH△GH△G教室での話題は 今日も誰かの悪口。 誰も信じれなくなった 少女は髪を赤くした。  自分まもることに必死だった。 彼女のその反抗は 周囲を驚かせた。  赤い髪の少女は ひとりぼっちになったけど、 目の前にまだ知らない世界が 広がってることに気付く。  上手くやろうとしても 上手くいかないのなら、 どうせ真っ直ぐ歩けないこの道、 遠まわりしたから見える 景色もある。  この赤色の髪は 私の正義の証し。 そう言い聞かせながら 何とかやり過ごしていた。  膝を抱えて泣いていた夜は、 もう二度と笑うことなど 出来ないと思ってた。  月明かりぼんやりと 夜空を見上げていた。 気がつけば隣に誰かがいて 同じように月を見てた。  やがてまた朝が来て同じような夜が来る。 そんなふうにしてこの世界はね、 ほら今日もまわり続けて いるんだろう。  気をつけて歩いてても、小さな石が落ちてて、 知らずに躓いてしまう こともきっとあるのだから、 転んでもまた立ち上がって 歩き始めればいい。  赤い髪の少女は 黒い髪に戻した。 でも何かが変わる訳もなくて ひとりぼっちのままだけど。  分かりあうことなんて 出来ないかもしれない。 でも信じれなかったことさえも、 信じれる時が来ると 信じたい。
僕らはみんな生きているH△GH△GH△GH△G楽しかった夏が終わり、寂しかった秋が過ぎてく。 冬になれば春を待って、僕らはただ今日も生きてる。  誰もいない無人駅。乗り捨てられた自転車は、 泣いてるように見えた。  そうさ、僕らはみんな生きてる。生きてるから夢を見る。 夢見るから傷ついたりもするけど。  傷つくことがあるから、強くなろうともする。 そんなことを繰り返して、僕らはみんな生きてる。  眩しい陽に手をかざして、暗闇など見ないふりした。 昨日のような明日を待って、僕らはまた今日を生きてる。  傷つくことを恐れて立ち止まっているなら、 傷だらけでいい。  そうさ、僕らはみんな生きてる。生きてるから夢を見る。 夢見るから笑われたりもするけど。  笑われたことがあるから、その涙の意味も知る。 そんなことを積み重ねて、僕らはみんな生きてる。
流星ダイアリーH△GH△GH△GH△G送信ボタンを押す手は震えていた。 独りきりになりたくなくて。  スマホの中に作られたその世界で、 生きてく強さ探してた。  いつも部屋に引きこもって、 窓から見てた同じ星空。  流星のダイアリー、僕らが生きた証し。 蒼い闇の中、遭難してた。  何も見えない夜も、うずくまってた朝も、 乗り越えたらいつかあの星になれるかな。  メッセージが届く度に不安になって、 一喜一憂して過ごした夜は。  生きてる意味なんてないと言ってみたり、 本当の思いは隠していた。  こんな暗い自分のこと、 変えてくことが出来ますように。  流星のダイアリー、この夜の向こう側。 星に手が届きそうな気がした。  雨上がりの夜空のアスファルトの匂いがした  もうすぐそこまで夏が近づいていた。  流星のダイアリー、僕らが生きた証し。 蒼い闇の中、遭難してた。  何も見えない夜も、うずくまってた朝も、 乗り越えたらいつかあの星になれるかな。
友達の詩H△GH△GH△GH△G約束をするのが好きじゃないのは、 約束をしないと会えないのは嫌だから。  写真を撮るのが好きじゃないのは、 思い出はこの胸の中にあるから。  “親友” という曖昧な言葉が嫌いだ。 言わなくても分かりあえる。そんな感じがいい。  なんとなく過ぎてゆく夏のはじっこで、 僕ら ずっと笑っていられたらいいな。  下手くそな歌を歌いあった、 何気ないこんな日を大切にしたくて。  ありふれてるメロディを何度も紡いで、 どこにもない歌に変える。そんな感じがいい。  音もなく途切れてく夜の真ん中で、 僕ら ずっと一緒にいられたらいいな。  くだらないことを語りあった、 何気ないこんな日が また夏にとけてく。
夢の轍H△GH△GH△GH△G錆びついたバスに揺られながら、 年の瀬が迫る町を眺めてた。  痛みまで時が解決して、 やがて記憶から消えてくとしても。  寂しさや希望、不安も全部。 この場所にはその全てがあった。  どうしようもない僕らをいつも、 肯定してくれた。厳しさとともに。  ため息は白くなって冬空に消えてった。 失うことの怖さやリアリティもないくらい。  夢は形を失くしたまま、 ずっとこの胸の中にあるだろう。  さよならさえも上手く言えずに、 終わりかけた思いの数だけ花束を。  流行り歌ばかり奏でないで、 夢のある歌を奏でなさい。  あなたがいつも言ってた言葉は、 今もここにある。ここにあるからね。  昨日と同じ今日を大切にしたかった。  でも今日と同じ明日を待ってる訳じゃないよ。  夢は轍を残したまま、 きっと彷徨い続けてゆくだろう。  ありがとうさえも上手く言えずに、 終わりかけた何かが僕らを締めつける。  夢は形を失くしたまま、 ずっとこの胸の中にあるだろう。  さよならさえも上手く言えずに、 終わりかけた思いの数だけ花束を。
春を待つ人H△GH△GH△GH△G春を探しに出かけようか。 寒くて長い冬にさよなら。  雪解けの凛とした朝の陽射し。 眩しくって しかめ面の君。  春を探しに出かけたとき、 生命の息吹を見つけたんだよ。  思いがけず二人 笑顔になって、 生きていることの意味を知る。  遠い遠い空に風が吹いた。 僕らが住んでる町にも。  冬の中に迷い込んだ、 そんな時は思い出すんだ。  雪はやがて解けることを、 そしてこの春の日のこと。二人で。  君と出会った春が終わり、 思い出づくりの夏も過ぎて。  泪を隠した秋の寂しさに、 また冬の訪れを知る。  白い白い雪が積もる積もる。  僕らが住んでる町にも。  春が来たらまた探そう、 名前さえも知らぬ花を。  ゆっくりでかまわないよ、 あせることはないのだから。一緒に。  冬の中に迷い込んだ、 そんな時は思い出すんだ。  雪はやがて解けることを、 そしてこの春の日のこと。二人で。
瞬きもせずにH△GH△GH△GH△G瞬きもできないほど儚く 通り過ぎてく日々を、 僕らは光の中に閉じ込めた。そんな気がした。  何か描こうとして 何も描けなかった。 真っ白で、でもどこか透明な白色。  何も描けなくても 何か描こうとした。 色褪せることのない青春グラフィティ。  靄がかる朝霧の中、地図にない場所 目指した。 ありふれた毎日が嫌いだった。  瞬きもできないほど儚く 通り過ぎてく日々を、 僕らは光の中に閉じ込めた。  青春が今終わりを告げても 後悔なんてないよ。 そう、そして君はくちびるを噛んだ。 木漏れ日の中。  懐かしさにも似た 落ち葉焚きの匂い。 夕闇が迫る町、冬を探していた。  誰にも言いたくはない 過去なんて僕にもある。 君だけじゃないから大丈夫だよ。  星灯り 見上げた夜空の中、白い息が消えてく。 吸い込まれそうな冬のまたたき。  透き通る まるでビー玉みたい。不器用な眼差し。 そう、そして君は少し微笑んだ。 そんな気がした。  瞬きもできないほど儚く 通り過ぎてく日々を、 僕らは光の中に閉じ込めた。  青春が今終わりを告げても 後悔なんてないよ。 そう、そして君はくちびるを噛んだ。 木漏れ日の中。
宵待ち花火H△GH△GH△GH△G人波に押されて見上げた花火とか、 赤すぎるりんご飴のこととか。  高すぎて買わなかった綿菓子とか、 金魚掬いがなくなったこととか。  手のひらの温もり、淡い浴衣の色。 喧騒を背にした駅までの帰り道。  あの夏の夜は今でも僕の中にある。 宵待ち花火と幼き恋へのあこがれ。  あの夏のように儚く消えてしまいそうな、 青いサイダーの味。  花火が終わって見上げた夜空とか、 初めて手をつないだこととか。  火薬の匂いとか、寂しさとか。 確かに僕らはあの夜にいた。  言葉には出来ずに彷徨った思いは、 宵の闇の中でざわめきにとけてった。  夏が来る度に何度も思い出すだろう。 八月の夜のきらめき、胸の高鳴り。  思い出の中に僕らの夏の忘れもの。 青く揺れる思い。  君の住む町、駅で手を振った。 遠ざかる後ろ姿をただずっと見ていた。  あの夏の夜は今でも僕の中にある。 宵待ち花火と幼き恋へのあこがれ。  あの夏のように儚く消えてしまいそうな、 青いサイダーの味。 青く揺れる思い。
アローH△GH△GH△GH△GAnthrium神社の境内 通り抜けたら、駅まで続くあの坂道。 遠くで聞こえた君の声は、踏切待ちで掻き消された。  電車が通り過ぎてく音に耳を塞いでいた。  ひとりだけマスクをして写した記念写真も。 授業中、君がそっとくれたのど飴の切ない味も。  “さよなら”思い出だけが僕らを置き去りにして、 ただ過ぎてゆく時間の中で立ち尽くしていた。  いま目に映った景色すべてが、スローモーションになってゆく。 足りない何かを見つけられたら、大人になってゆけるのかな?  電車が通り過ぎてく音が胸に響いていた。  この遮断機が上がると僕らはまた進まなきゃ。 果てしなく続く坂道を足早に駆け上がってゆく。  “さよなら”巻き戻せない時間があるってことは、 そんなことはね、分かっている。分かっているから。  近くにあることさえも気付かず見過ごしたもの。 遠くにあると思い込んでいつしか失くしていたもの。  “さよなら”思い出だけが僕らを置き去りにして、 ただ過ぎてゆく時間の中で立ち尽くしていた。
さよならガールH△GH△GH△GH△GAnthrium通い慣れた道、ほつれた制服、何気なく過ぎた時計の針。 名もなき青さは思い出という名の花束となり色付いてく。  リュックの中にクラッカーと一緒に詰めた、 夢や希望、色褪せることなき日々。  雨あがりバス停でマフラーを外した、さよならガール。 君はその目に何を映してゆくのだろう。  三月の曖昧な毎日にさよならがある。 春めいた町、桜待ち、君だけのストーリー。  汚れた自転車、すり減ったローファー、はしゃいで写した手ぶれ写真。 春が来る度に思い出すだろう。冬が終わる度に思い出すだろう。  積み木のように危うく重ねて来た日々は、 危ういまま、かけがえなき日々になる。  さよならを繰り返し、さよならを積み重ね、さよならガール。 君はその目に何を映してゆくのだろう。  三月の不確かな毎日にさよならがある。 見上げた空、虹を待つ、君だけのストーリー。
ミルクH△GH△GH△GH△GAnthrium君のとなりで笑って、君のとなりで息をして、 君のとなりで泣いて、君のとなりで夢を見ていた。  君がこの部屋に来たのは今夜みたいに寒くてさ。 窓の外には“しんしん”と雪の降る夜だったよね。  君はまだ幼く、僕もまだ幼く、 二人して泣いてばかりいたことを覚えてる。  凍えそうな冬の日の真っ白で静かな夜。 あの日から僕は、泣き虫な僕は、少し変われたんだ。  君がいてくれたこと、君のそばにいられたこと。 大人になっても、歳を重ねても、忘れない。 忘れはしないだろう。  君の大好きなミルクをコンビニで買った帰り道。 ふと部屋の窓を見上げたら、君もね 外を眺めてた。  別れの日が来ること、いつか会えなくなること、 出会った日から分かってはいたけど。  凍えそうな冬の日の真っ白で静かな朝。 あの日から僕は、泣き虫な僕は、強くあろうとした。  君がいてくれたこと、君のそばにいられたこと。 何年経っても、家族が出来ても、忘れない。 忘れはしないだろう。  君のとなりで笑って、君のとなりで息をして、 君のとなりで泣いて、君のとなりで夢を見ていた。
蛍案内図H△GH△GH△GH△GAnthriumかおれ街道沿い 変わりゆく季節に、 木々の囁きが聞こえてくる。  いま冬の匂いがした。  季節外れに立ってる“蛍案内図”には、 まだ誰も知らない秘密の場所がある。  樹齢千年のあの木は、時を越えた旅人が、 杖を逆さにして迷わぬように挿したんだ。  失くしてから気付く青春の面影は、 暗闇に消えた蛍みたい。  寂しさの意味にさえ、 僕らは気付くことなく。  野に咲く菫の花が菫として咲くことに、 正しさや過ち、理由なんてないように。  生きてゆくことにも理由なんてなくても、 ありのままの自分で、 ありのままにゆけばいいんだ。  澄んだ水の中にある宝物を探し続けよう。 行き先などない。  僕らの長い旅路はいま始まったばかり。  新しい季節を待ってる“蛍案内図”には、 まだ誰も知らない秘密の場所がある。  樹齢千年のあの木は、時を越えた旅人が、 杖を逆さにして迷わぬように挿したんだ。
銀河鉄道の夜を越えてH△GH△GH△GH△GAnthrium聖なる夜に独り立つ真冬のプラットホームから、 千の蛍のような灯りが遠くに見えた。  星祭りの夜にあの停車場で立ち止まったままの僕らは、 天気輪の柱、銀河ステーションを今でも探してるんだ。  銀河鉄道の夜を越えて、また君に逢える気がした。 星めぐりの歌たち、ほら聴こえるこんな夜には。  水晶細工のような銀杏の木を見上げ歩いた。 君を好きだったこと、誇りにして生きてるよ。  北へ北へと向かうあの夜汽車の中で、 君が僕に聞かせてくれた、 たった一人きりの神様の話しを今さら思い出してる。  銀河鉄道の夜を越えて、また君に逢えるといいな。 雪めぐりの歌たち、ほら響いたこんな夜には。
星町フィルムH△GH△GH△GH△GL.Petty雪解け間近の冬の終わり。移ろう季節のまどろみの中。 やがて訪れる春を思い、あなたは私にこう言ったんだ。  “君と同じ名前つけて植えた桜の木がこんなにも大きくなった”と。  今年も春が、また同じ春が待ってる。ひらひらと。 見慣れたこの町並みとささやかな暮らしを彩る、桜模様。  蛍が飛び交う梅雨の終わり。静かな月夜のおぼろげな夜。 やがて訪れる夏を思い、あなたは私にこう言ったんだ。  “君が花火の音に驚いた夏祭り、浴衣を着て嬉しそうだった”と。  今年も夏が、また同じ夏が待ってる。ゆらゆらと。 暮れゆくこの町並みとささやかな暮らしを彩る、花火模様。  今年も冬が、また同じ冬が過ぎてく。きらきらと。 大好きなこの町並みに真っ白な雪が積もってく、降り積もってく。
秋風ノスタルジック -New Version-H△GH△GH△GH△G宮田“レフティ”リョウ友達と教室と作り笑いと、昨日と同じ今日とただ暑さと。 七月の校庭のその眩しさに、僕らはいつも置いてかれてた。  流れてゆく時を、足を止めて少し眺めてた。涙はなく悲しくもなく。  今年も綺麗なままでめぐる季節の変わりめに気付かないまま。 戸惑い隠せなくて僕は秋の風の中、また鍵をかけるのでしょう。  忘れてく掠れてく君の声を、壊さないように開いてみた。 傷つけるつもりなど、きっとなかった。空はあの日より青かった。  音さえなくただ過ぎる日々が、かけがえなくなるなんて今は思えないな。  今年も綺麗なままでめぐる季節の変わりめに気付かないまま。 戸惑い隠せなくて僕は秋の風の中、立ち尽くした。立ち尽くしていた。  繰り返すことすら優しく思える今が少しだけ寂しく。 “さよなら”また今を振り返るその日まで“ありがとう”と、 “ありがとう”と嘘をつく。
冬の唄 -New Version-H△GH△GH△GH△G宮田“レフティ”リョウ“しん”とした冬の朝、降り出したその雪は、 見慣れた景色を午後には白くしていた。  弱虫だったあの冬の日、強さの意味さえ知らなかった。  踏みつけられたこの雪の上にも、また新しい雪は積もるだろう。 汚れかけた僕の心さえも白く染めてく。  眩しい制服の白すぎる残像が、 藍色の冬服を少しだけ地味に見せてた。  泣き虫だった君はまだ、強さの意味さえ知らなかった。  踏みにじられたその心の中にも、また真っ白な雪が積もるだろう。 そしていつかその傷跡さえ隠してゆく。  雪解けの校舎に明かりが灯れば、見慣れぬ景色にこの胸 高鳴る。  踏みつけられたこの雪の上にも、また新しい雪は積もるだろう。 汚れかけた君の心さえも白く染めてく。  儚き雪のその無垢な白さと、うつむいたまま過ごしたあの冬を、 僕はそっと胸にしまい込んで唄にしてゆく。
イタズラなKiss と ラブソング。H△GH△GH△GH△G宮田“レフティ”リョウ願いかけた鐘の音が 響き渡るこの場所で、 揺るぎない想い 真っ直ぐ届きますように。  目を閉じれば ほら 二人だけの世界。 笑顔の君に手を引かれて 少しだけうつむいて。  私だけの君になってと 何度も何度も唱えた、 壁の向こうの君に。  願いかけた未来へと 動き出すよ 時計の針。 誰も知らない君を 私だけに見せて。 ひらひらひらり舞い散る 花が二人を鮮やかに彩る。  笑われたって平気、そんなの関係ないの。 自分の気持ちに嘘はつけない、正直でいたいだけ。  そばにいてなんて言わないから、 言葉にするのが下手な 君のそばにずっと居させて。  夢に見てた二人の日々、動き出すよ 風に吹かれ。 その冷たさで私の温度を感じて。 ゆらゆらゆらり揺れてる、 イタズラなKiss と ラブソングを贈るよ。  願いかけた未来へと 動き出すよ 時計の針。 誰も知らない君を 私だけに見せて。 ひらひらひらり舞い散る 花が二人を鮮やかに彩る。
約束のうたH△GH△GH△GH△G宮田“レフティ”リョウ約束しよう、未来の君と。  遠く響く足音。近付く度にまた 速くなる鼓動。 相変わらずな君の 無邪気な笑顔が 僕をかき乱して。  心に隠した あたたかな想い。 君に触れられて、ほら また少し色付いた。  誰かを愛せるかなんて こんな僕には分からないけど、 もう手を離さない。 高鳴るこの気持ちだけは きっと間違いなんかじゃない。 ねぇ 今、ここで 約束しよう。  下手くそな優しさが 伝わらない今日も ため息こぼして。 相変わらずな僕は 独り閉じこもり、そっと扉 閉めた。  それでもいいと 包み込むように、 君が僕にくれた言葉が 今、色付いた。  誰かを信じたい僕を 誰よりも信じてくれた君に、 この歌が届くように。 優しくなりたい僕から 優しくなれない言葉で、 ねぇ 今、ここで 約束しよう。  誰かを愛せるかじゃなく 譲れないたったひとつの光、 もう僕は見つけてた。 高鳴るこの気持ちだけは きっと間違いなんかじゃない。 ねぇ 今、ここで 約束を。  優しくなりたい僕から 優しくなれない言葉で、 ほら 今、誓う 約束の歌。二人だけの歌。 
夏の在りかH△GH△GH△GH△G宮田“レフティ”リョウ色褪せたスコアボードと七月の通り雨。 凛とした入道雲はいつもより白かった。  飲み干した水筒、こだました歓声、止まったままの夏の日。 君は今も夢の続き追いかけてる。  あの金網の向こう側に見つけた“夏の在りか”を、 時が過ぎていつの日か“青春”というのならば、 その時 僕らはもう少し大人になれているのかな? 夏空に消えた校歌斉唱、君の名前 呼んでいた。  着崩したユニフォームとつば折りの野球帽。 昏れなずむグラウンドには君の影が見えた。  この夏の日がそっと終わりを告げる頃、 まるで何もなかったかのように僕ら別の道を歩いてゆく。  あの白線の向こう側に失くした“夏の在りか”を、 振り返える時が来ても“青春”といえるのなら、 その時 僕らは何を見つけ 何を探しているのかな? 忘れぬ夏が確かにあったこと、その代わりにこの歌を。  白い制服の眩しさが影を踏むコントラスト。 ノスタルジックに響くブラスバンドの音。 夏の魔法にかけられて大人になってくとしても、 この空に消えた校歌斉唱、忘れない。  あの金網の向こう側に見つけた“夏の在りか”を、 その寂しさも含めて“青春”というのならば、 きらめきの中に隠された青みがかった毎日と、 過ぎ去りし夏の想い出たちは今もここにあるだろう。
星のパンフレットH△GH△GH△GH△GAnthurium町の片すみで錆びれかけた市民プールとプラネタリウム。 夏草の路地裏 踏切を渡れば、ざわめき聞こえる駐車場。  天の川銀河の物語、アインシュタインの時空理論。 アルタイルの光、夏の大三角。うとうとしながら眺めていた。  プラネタリウムで見てた星空に、願いをかけていたあの頃。 本当の流れ星が見たいとせがんではいつも母を困らせていた。  偽物の星たちのその光が優しく僕に降り注いだ。 夢中で見ていた星のパンフレット、何かを探していた夏の午後。  あれから何年 経っただろう。僕にも守りたい人が出来て、 七夕の夜には晴れることを祈り、隣にいる君を思っていた。  プラネタリウムみたいな星空に、願いをかけている今でも。 ささやかでいいんだ。君がいる毎日、それ以上 望むものはない。  本物の星たちのその光が、変わらず僕に降り注いだ。 君と見上げてた星のパンフレット、短冊に願い込めた夏の夜。  プラネタリウムで見てた星空に、願いをかけていたあの頃。 本当の流れ星が見たいとせがんではいつも母を困らせていた。  偽物の星たちのその光が、優しく僕に降り注いだ。 夢中で見ていた星のパンフレット、何かを探していた。  プラネタリウムみたいな星空に、願いをかけている今でも。 ささやかでいいんだ。君がいる毎日、それ以上 望むものはない。  本物の星たちのその光が、変わらず僕に降り注いだ。 君と見上げてた星のパンフレット、短冊に願い込めた夏の夜。
スーベニールの花束H△GH△GH△GH△GAnthurium突然の夕立ちが 夏の始まり告げた。  何度目の夏だろう。 蒼い陽射し 伸びた影を僕ら見てた。僕ら見てた。  君の残像だけが 遠い空に消えていった。  未来だけを見つめてた僕らが迎えた記念日には、 スーベニールの花束に彩られていた過去を思う。  さよならを繰り返し 積み重ねて、 そんな風に僕ら生きる。僕ら生きる。  蒼色の唄たちが 夏の空に溶けていった。  君が好きな花の名を今では忘れてしまったけど、 スーベニールの花束を抱えて僕らは大人になる。  未来だけを見つめてた僕らが迎えた記念日には、 スーベニールの花束に彩られていた過去を思う。  君が好きな花の名を今では忘れてしまったけど、 スーベニールの花束を抱えて僕らは大人になる。
H△GH△GH△GH△G何気なく始まった僕らの旅 かたちを変えて、 人から見たらゆっくりだけど止まらずに進んで来たんだ。  未来への戸惑いとゆずれない大切な何かを、 両手いっぱい抱えたままで春色に染まってゆくけど。  キラキラしてる想い出たち、ひとつ残らず忘れぬように。 この声がほら届く頃に僕らはまた歩き出すだろう。  たくさんの人たちに称賛される歌もいいけど、 大事な人を救えるような そんな歌を歌ってゆきたい。  変わらずいたい、そう願うのは変わらなきゃと思ってるから。 この声がいま届くように僕らはまた歌い始める。  キラキラしてる想い出たち、ひとつ残らず忘れぬように。 この声がほら届く頃に僕らはまた歩き出すだろう。  変わらずいたい、そう願うのは変わらなきゃと思ってるから。 この声がいま君に届くように僕らはまた歌い始める。
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