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【ライヴレポート】 『EBiDAN THE LIVE 2018 ~Summer Party~』 2018年8月29日 at 東京国際フォーラム ホールA

2018年08月29日@

撮影:米山三郎、笹森健一、小坂茂雄/取材:田中 大

2018.08.30

恵比寿学園男子部(EBiDAN)のグループが集合して、8月28日&29日の2日間にわたって行なわれた『EBiDAN THE LIVE 2018 ~Summer Party~』(以下、『エビライ』)。最終日となった2日目は、オープニングアクトからスタート。そのオープニングアクトとして『エビライ』のステージに立つ権利を巡って8組の若手ユニットが競い合った『夢と涙のD7 ~ROAD TO EBiDAN THE LIVE 2018~』を見事に勝ち抜いたのは、BATTLE BOYS TOKYO。全力でパフォーマンスを披露した彼らを、観客は熱い声援で祝福していた。

出演する各グループの代表が自動車レースを繰り広げるテレビゲーム風のオープニング映像を経て、いよいよ本編がスタート。最初に登場したのは、前日に新メンバーが3人加わった7人組となることを電撃発表したM!LK。11月にリリースする新曲「Over The Storm」を披露した彼らの姿は、新体制に対する力強い自信に満ちあふれていた。

そして、その後もノンストップでさまざまなグループが登場。キレの良いパフォーマンスを展開し、フレッシュな存在感を際立たせていたさとり少年団。客席の通路を巡りながら歌った「Let’s EBiSSH」が、観客を大興奮させていたEBiSSH。息の合ったパフォーマンスで観客を魅了し続けて、2曲目の「yours」を歌い始めるや否や凄まじい歓声を巻き起こしていたPrizmaX。強烈なビートが鳴り響く「I’M SWAG」で会場全体を圧倒的な熱気で満たした、EBiSSH×さとり少年団によるユニット・ONE N’ ONLY。2MC+1DJという編成でステージに立ってパワフルにラップを交わし合い、観客を開放的に踊らせていたHONG\O.JP。激しい歓声に包まれながら笑顔をキラキラと輝かせて、歌って踊るダンスロックバンドとしてのオリジナリティーを堂々と示していたDISH//。前半戦は7組が登場したが、ステージから片時も目を離すことができなかった。

『エビライ』の大きな見どころとなっていたのは、各グループのメンバーたちをシャッフルして、今日のイベントのためだけに結成したユニット。2日目のステージに最初に現れたのは、SUPER★DRAGONの楽曲を歌う“生肉★ドラゴン”。メンバーは、玲於役=RYUTO(HONG\O.JP)、毅役=福本有希(PrizmaX)、ジャン役=橘 柊生(DISH//)、颯役=颯斗(さとり少年団)、壮吾役=JOE(HONG\O.JP)、洸希役=永玖(さとり少年団)、彪馬役=TETTA(EBiSSH)、和哉役=清水大樹(PrizmaX)、楽役=REI(EBiSSH)。「ワチャ-ガチャ!」を披露したメンバーたち自身も、総勢9人からあふれ出るパワフルなエネルギーを心から楽しんでいる様子だった。

続いてのシャッフルユニットは、DISH//の曲を歌う“CASH\\”。北村匠海役=洸希(SUPER★DRAGON)、矢部昌暉役=塩﨑太智(M!LK)、橘 柊生役=タカシ(超特急)、泉 大智役=玲於(SUPER★DRAGON)という布陣でステージに立ち、「FLAME」を聴かせてくれた。最初はエアーバンドに徹していた4人であったが、曲の終盤に差し掛かると、全員がステージの前方に飛び出して大はしゃぎ。この日しか見られない貴重なパフォーマンスを堪能しながら、観客は明るい喝采を送っていた。

シャッフルユニットのパフォーマンスを経て突入した後半戦も、素晴らしいライヴの連続となった。アコースティックギターの激しいストロークの交わし合いでパワフルに盛り上げた「でぃすとーしょん」、心地良いハーモニーを響かせた「朝が来る前に」、爽やかな手拍子を誘った「スタートダッシュ」――と、多彩な3曲を聴かせてくれたさくらしめじ。SUPER★DRAGONは、年長組4人によるユニット“ファイヤードラゴン”が「ゲラゲラ」を披露した後、年少組5人によるユニット“サンダードラゴン”もオリジナル曲の「リマカブロ!」を歌ったのだが、途中でファイヤードラゴンも合流するという展開が観客を大喜びさせていた。そして、2日に及ぶこのイベントのトリを華麗に飾ったのは超特急。「Feel the light」でミステリアスなサウンドを響かせた後、「Kiss Me Baby」を皮切りにアッパーなナンバーを連発。観客も腕をクロスさせるダンスを夢中になって踊っていた「Burn!」。客席で激しいダンスが沸き起こった「SAY NO」。会場全体がエネルギッシュな一体感で包まれた「越えてアバンチュール」――怒涛の勢いで駆け抜けた彼らのライヴは、実にカッコ良かった。

ステージに残った超特急のリョウガとカイが“30曲、ノンストップで駆け抜けましたが、いかがでしたでしょうか?”と観客に語りかけつつ、感想を語り合い、このイベントを盛り上げた全グループを改めてステージに呼び込んだ。そして、“EBiDAN、世界にはばたくぞ!”というリョウガの力強い言葉とともにスタートした「恋心」がラストを飾った。お揃いのオリジナルグッズの赤いTシャツを着て、肩を寄せ合って歌声を響かせるメンバーたちの笑顔が眩しく、EBiDANの仲間たちの間にある温かい絆を感じることができたエンディングであった。こうして終演を迎えた『エビライ』は、各グループが今後もさらに大活躍してくれることを確信させられるイベントであった。

撮影:米山三郎、笹森健一、小坂茂雄/取材:田中 大

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

  1. 1

    ■BATTLE BOYS TOKYO

  2. 3

    ■M!LK

  3. 6

    ■さとり少年団

  4. 8

    2.夏へダイビング(仮)

  5. 9

    ■EBiSSH

  6. 10

    1.恋はタイミング

  7. 11

    2.Let's EBiSSH!

  8. 12

    ■PrizmaX

  9. 14

    2.yours

  10. 15

    ■ONE N' ONLY

  11. 17

    ■HONG¥O.JP

  12. 18

    1.Just Do It

  13. 19

    2.SUPER BANANA

  14. 20

    ■DISH//

  15. 23

    ■生肉★ドラゴン

  16. 24

    ワチャ-ガチャ!

  17. 25

    ■CASH¥¥

  18. 26

    FLAME

  19. 27

    ■さくらしめじ

  20. 28

    1.でぃすとーしょん

  21. 29

    2.朝が来る前に

  22. 30

    3.スタートダッシュ

  23. 31

    ■SUPER★DRAGON

  24. 35

    4.リマカブロ!

  25. 37

    ■超特急

  26. 40

    3.Burn!

  27. 41

    4.SAY NO

  28. 43

    ■全員

  29. 44

    恋心

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