あがた森魚作詞の歌詞一覧リスト  70曲中 1-70曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
アポロンの青銅器あがた森魚&はちみつぱいあがた森魚&はちみつぱいあがた森魚あがた森魚あがた森魚・はちみつぱいちぎれる 雲間から月世界 ファンファーレのひびき 消防車の勝利(だけど) 望遠鏡に 見えたのは となりのトタン屋根(なのかな) アポロンは円盤になって 月まで飛んだ ぶるぅ  風を 信じている 子どもたちのために ぶるぅ アポロンの円盤の かなたかなたに 咲く ヒアシンスとどく もの静かな未来にまでも  卒業式の お別れに見上げた ナイル川の 数マイル南 ケプラーのクレーター(だけど) 望遠鏡に 見えたのは 隣の街の灰皿(でした)  アポロンは 円盤になって 月まで飛んだ ぶるぅ リーデンブロック まだ懲りずに たたいてるのかい 鉱石 アポロンの円盤の かなたかなたに 咲く ヒアシンスとどく もの静かな未来にまでも  風に乗って 空を飛んでいく子供達と ほうき星に乗って突き進んでいくあなたと
春一番にいかなくちゃあがた森魚&はちみつぱいあがた森魚&はちみつぱいあがた森魚あがた森魚あがた森魚・はちみつぱい春一番にいかなくちゃ 春一番にいかなくちゃ まず一番にいかなくちゃ 春一番にいかなくちゃ ひと呼吸していかなくちゃ 春一番にいかなくちゃ まず一番にいかなくちゃ 春一番にいかなくちゃ 深呼吸して水平線まで 春はあけぼの おめざめかい まだ ねぼけてるかい きこえるだろう 真昼間の かげろう 揺らぐなか はじめての街へ 急ごうか およいで ひと晩中 夢の中でも 走ってた 世界の街では 誰も(何か)が 待っている いつまで 夢や冒険と 遊んでるんだい くちづさむ歌 さがす もう少し夜まで けものたちの 星々 さまよった 世界の屋根でも 待っている およいで ひと晩中 夢の中でも 走ってた 世界の街では 誰も(何か)が 待っている 春一番にいかなくちゃ まず一番にいかなくちゃ 春一番にいかなくちゃ ひと呼吸していかなくちゃ 春一番にいかなくちゃ まず一番にいかなくちゃ 春一番にいかなくちゃ 深呼吸して水平線まで およいで ひと晩中 夢の中でも 走ってた 世界の街では 誰も(何か)が 待っている 春一番にいかなくちゃ まず一番にいかなくちゃ 春一番にいかなくちゃ ひと呼吸していかなくちゃ 春一番にいかなくちゃ まず一番にいかなくちゃ 春一番にいかなくちゃ 南鳥島の 飛び交う彼方へも
もおたりぜいしょんあがた森魚&はちみつぱいあがた森魚&はちみつぱいあがた森魚あがた森魚あがた森魚・はちみつぱい暮らした地球に (motory) 笑顔で手をふる (motory) もおたりぜいしょん (motory) つかの間お別れハンケチーフ ちょっとさびついて (motory) 走り抜けて行く (motory) もおたりぜいしょん (motory) もおしょんかけてる くちびる もうこれ以上は ちかっても あのまちかどへは これ以上は なやましい キキョウ列車の 窓から キキョウの花咲く 駅へは 新函館北斗までも かえれません (もおたりぜいしょんの) 夢の跡形も (ないけれど) 三ッ日月行きの サテライト あなたが行くなら (motory) 私をさらって (Gramophone) あなたが行くなら (motory) つかの間お別れハンケチーフ ちょっとおさがりの (motory) あなたをさらって (Gramophone) もおたりぜいしょん (motory) さよなら占う はなびらも もぅこれ以上 ちぎれない あの街角に かえれても なやましい キキョウ列車の 思い出は キキョウの花咲く 駅までは 新函館北斗までも かえります (もおたりぜいしょんの) 夢の跡形も (つる草のぼれば) 三ッ日月行きの サテライト また会いましょう (motory) 別れのナンバー (Gramophone) また会いましょう (motory) 別れのナンバー (Gramophone)
大平原あがた森魚&はちみつぱいあがた森魚&はちみつぱいあがた森魚あがた森魚あがた森魚・はちみつぱい山のいただき 胸の高鳴り 彼らのすみか いかづちの とぐろまいてる 魔術のかけら どんなにか 待ちきれずに 大地をたたく Uh あいたいんだよ  あなたのこだまは いわいわに 叫び続けて 稲光また躍り出て 地図の やぶれめ  胸の高鳴り 波のいただき 一夜のつかのま 研究室の 何万倍も 荒波あばれて 今朝にはもう 愛らしい 波のきらめき Uh もどかしいんだよ  あなたのこだまは どこにもここにも こたえ続けて 稲光もまだ踊って まぼろしと 消えかかるよ  紫外線の 彼方へと 光のかけら 飛び散る Uh 会いたいんだよ  あなたのこだまは どこにもここにも 叫び続けて この岩とも この城とも また会う日まで  あなたのこだまは どこにもここにも 叫び続けて この岩とも この城とも また会う日まで
この夏リバティーあがた森魚&はちみつぱいあがた森魚&はちみつぱいあがた森魚あがた森魚あがた森魚・はちみつぱいまた来る この夏 あなたと会えるかな また来る この夏 かなえば会いたいな 夜中 波の音 抱きしめて  今宵の祈りヒメル 二人の思いよせる 家なき子のリバティー ギャラクシーに飛び出す 夜の7時ラジオあきて ベティ・ブープ歌いだして ふたりのシルエット 蹴飛ばし 跳び上がって  また来る この夏 あなたと会えるかな また来る この夏 かなえば会いたいな 夜中 波の音 抱きしめて  森の城 百合がきらり パンプキンの羅針盤 シンデレラのリバティー 別れの階段  夜の0時郵便局 ポストのまぶた 閉じかけて それでも まっすぐに あなたに 届くだろうか  また来る この夏 あなたと会えるかな また来る この夏 かなえば会いたいな 夜中 波の音 抱きしめて  ダイナーの 窓辺の さめた コーヒー 終わりかけのこの夏 波の音 抱きしめて
森から生まれた獣たちはあがた森魚&はちみつぱいあがた森魚&はちみつぱいあがた森魚あがた森魚あがた森魚・はちみつぱい海から生まれた 獣たちは 海のサバンナ 幾夜も渡る 夜はそれさえ 見せてはくれない 罪なことだね 獣 どこの子 くだものかじって 毛づくろい あいあい 見てたのさ アトランティックオーシャン 海が恋しくて 泣いてたさ あいあい 見てたのね  眠るバビロン 夜空ほしぼし 照らして海底 流れゆらいで 騙るカサノヴァ 遊ぶ バラフォン 永遠 照らす  森から生まれた 花嫁たちは 海へ流れて 月夜に浮かぶ 海はそれさえ 教えてくれない 嘘でもいいのさ 獣 どこの子 ジュゴンに ばけたり どしたのさ あいあい 見てたのさ アトランティックオーシャン 月の光を ぬすむのさ あいあい 見てたのね  ぐるりまわる 夜空ほしぼし 漂う船乗り 海のはてまで 夜のスコール なぞる グラモフォン 永遠 巡る  森から生まれた 獣たちは 海でサバンナ 幾夜も渡る
四月の雪あがた森魚&はちみつぱいあがた森魚&はちみつぱいあがた森魚本多信介あがた森魚・はちみつぱい四月の雪だなんて これから旅に出るだなんて どうしていったい そんないたずら 誰のせいかは 知ってるけど  だから君はダンディ 空の高みからシルエット 誰かさんのために 舞い降りてきたんだね 遠くで稲妻の光  少しは苦しんでるの こんなにもいじわるまでして くちびるの上にきえる つかの間の くちづけみたいに  四月の雪だなんて これで旅も終わりだなんて どこへ行くのかい いつものいたずらだろう その訳は 知ってるけど  だから君はダンディ 夏のひざしを求めて 誰かさんのために 生きていくんだね ヒコーキ雲の傷あとを  まぶしげにみつめて それでも ほほえんで くちびるの上に きえかかる つかの間さよならなんだね  DaDaDa DaDaDa DaDaDa DaDaDa...
クリーニングはエイハブあがた森魚&はちみつぱいあがた森魚&はちみつぱいあがた森魚あがた森魚あがた森魚・はちみつぱいエイハブ誰だっけ 兄貴の先輩さ ロードショーよつかど コーヒー屋の向かいさ 誰がそこにいるか 気配はエイハブ 店中うずまき まきこまれてくか ジージャンずぶぬれ 面舵いっぱい ボビーのスーツも 取舵いっぱい  モビーディックおいでよ クリーニングしましょう 恋の涙まで クリーニング エイハブ あなたの昨日も クリーニングしましょう 波の果てまで クリーニング エイハブ  エイハブどこだっけ ミナミのトリシマ ロードショーいつだっけ 床屋の2階さ 彼がそこにいると まるでエイハブ たったそれだけで 海のしおかぜ 帰らぬ恋も 面舵いっぱい こぼしたコーヒーも 取舵いっぱい  モビーディックおいでよ クリーニングしましょう 恋の涙まで クリーニング エイハブ あなたの昨日も クリーニングしましょう 波の果てまで クリーニング エイハブ  モビーディックおいでよ クリーニングしましょう 恋の涙まで クリーニング エイハブ あなたの昨日も クリーニングしましょう 波の果てまで クリーニング エイハブ
いつものようにただだまってあがた森魚&はちみつぱいあがた森魚&はちみつぱいあがた森魚あがた森魚あがた森魚・はちみつぱい銀色波を 抱きしめながら 今 海に 踊るあなたは  なんにも 見つけれなくて いつものように ただ だまって ただ だまって いつものように ただ だまって  歌ができたら あなたに会いたい 見知らぬ 船に 声も かすんで ここから海を 見つめるあなたの 見つめる海を 見つめてる僕は ここから海を 見つめるあなた ただ だまって
港の純情あがた森魚&はちみつぱいあがた森魚&はちみつぱいあがた森魚鈴木慶一あがた森魚・はちみつぱいだから 船出はさ いつも ひとり夜 あてども なんど 波も 港 めざす  だから 海ではさ 祭りさ 夜まで祝う ねり 祈る 光 きざす
真夜中を歩くあがた森魚&はちみつぱいあがた森魚&はちみつぱいあがた森魚岡田徹あがた森魚・はちみつぱい真夜中に たどりつく まだ聴こえない まだかな まだだけど あなただけと歩く  Dark Marine Space on Town  谺する 声は あなたになる 真夜中を歩く まだ 夜明けまでは遠い  Dark Marine Space on Town  夜をたたえて 波はおだやかに 光り充ちた町は もう映ってはいないけれどね  まだかな 真夜中 まだ聴こえない まだかな まだだけど あなただけと歩く  Dark Marine Space on Town  夜はよろこんで ふたりを抱きしめてる 帰り道の朝日を まだ誰もみてないけどね
べいびぃらんどばびろんあがた森魚&はちみつぱいあがた森魚&はちみつぱいあがた森魚あがた森魚あがた森魚・はちみつぱいいつものベイビーランドの いつものバビロンには いつものバベルが聳えてる  夕暮れのハイカラ ウィンドウのぞいたら 誰かといるのに 寂しいかい つかの間センチュリーに 尖ってる12階に 12時頃のてっぺん目指して 針の上のむらぐも つかの間センチュリーに 尖ってる12階に 12時ごろの てっぺん目指して 豆の木 くるんで つるくさ つるうんで ジュジュジュジュ12時頃の ジュジュジュジュ20世紀の  いつものベイビーランドの いつものバビロンには いつものバベルが聳えてる  鏡が割れてる なおさらはっきり 誰もがベイビーランド 寂しいかい つかの間センチュリーに 尖ってる12階に 12時ごろのてっぺん目指して 針の上の魑魅魍魎 つかの間センチュリーに 尖ってる12階に 12時ごろの てっぺん目指して 豆の木 くるんで つるくさ からんで  ジュジュジュジュ12時頃の ジュジュジュジュ20世紀の ジュジュジュジュ12階の ジュジュジュジュ30世紀の ジュジュジュジュ12時頃の ジュジュジュジュ40世紀の ジュジュジュジュ12階の ジュジュジュジュ50世紀の 1/2 いつものベイビーランドの いつものバビロンには いつものバベルが聳えてる  カーニバルが消えても 飾りっぱなしのウィンドウに 誰かが浮かれっぱなしで 寂しいかい つかの間センチュリーに 尖ってる12階に 12時ごろのてっぺん目指して 針の上の彼方に つかの間センチュリーに 尖ってる12階に 12時ごろの てっぺん目指して 星の明り あやしく光った  ジュジュジュジュ12時頃の ジュジュジュジュ20世紀の ジュジュジュジュ12階の ジュジュジュジュ30世紀の ジュジュジュジュ12時頃の ジュジュジュジュ40世紀の ジュジュジュジュ12階の ジュジュジュジュ50世紀の ジュジュジュジュ12時頃の ジュジュジュジュ60世紀の ジュジュジュジュ12階の ジュジュジュジュ70世紀の ジュジュジュジュ12時頃の ジュジュジュジュ80世紀の ジュジュジュジュ12階の ジュジュジュジュ90世紀の  寂しいかい 寂しいかい 寂しいかい
春の嵐の夜の手品師浜田真理子浜田真理子あがた森魚あがた森魚昔わたしはバレリーナ だから心のドレスが 今も揺れてる 今はひとり いつもあてなし 春の嵐の夜の手品師 わたしの心の誰にも見せない 青い小箱を だから今はなんにも言わず じっと抱きしめて 明日はすべてがわかるもの あなたが夢見た すべてのものが  もちろん今でもあなたが好きだわ だから胸のフリルが 今でもふるえるわ いつかは誰もが すべてのなぞあかし 春のあしたに色あせてゆくのね わたしの心の誰にも見せない 青い小箱さえ だから今はなんにも言わず わたしを許してね 明日はすべてがわかるもの あなたが夢見たすべてのものが  だから今はなんにも言わず あなたの思うままじっと抱きしめて 明日はすべてがわかるもの あなたが夢見たすべてのものが
赤色エレジー吉幾三吉幾三あがた森魚八洲秀章成田訓雄愛は愛とて 何になる 男一郎 まこととて  幸子の幸は 何処にある 男一郎 ままよとて  昭和余年は 春も宵 桜吹雪けば 蝶も舞う  さみしかったわ どうしたの おかあさまの 夢みたね  おふとんもひとつ ほしいよね いえいえ こうしていられたら  あなたの口から さよならは 言えないことと 思ってた  はだか電燈 舞踏会 おどりし日々は 走馬燈  幸子の幸は 何処にある  愛は愛とて 何になる 男一郎 まこととて  幸子の幸は 何処にある 男一郎 ままよとて  幸子と一郎の物語 お泪頂戴 ありがとう
最后のダンスステップ元ちとせ元ちとせあがた森魚あがた森魚間宮工今宵かぎりのダンスホール あなたのリードで ステップ踏めば お別れするのに夜会服が 何とか明日もくうるくると  おいらめとろのつむぢ旋風 ソフトハットをなびかせて シベリア・ケーキにお茶でも飲んで ギンザのキネマに行きたいナァ  踊ろうか 踊りましょう せめて 今宵かぎりでも  あなたなんだかおセンチね もうすぐ外地へお出征しね あたしも最後のパアマネント この髪乱して踊りたい  踊ろうか 踊りましょう せめて 今宵かぎりでも  踊ろうか 踊りましょう せめて 今宵かぎりでも  今宵かぎりのダンスホール 扉閉ざせば あすしれぬ 今風立ちぬ いざ征かん あすは 異邦のつむぢ旋風  踊ろうか 踊りましょう どうせ 今宵かぎりぢゃない
百合コレクション吉井和哉吉井和哉あがた森魚あがた森魚Kazuya Yoshii夜毎夜毎 夢に咲く百合の君 百合から百合へ ささやく花言葉 高原の停車場の汽笛ふるわせて ゆめうつつのまま 閉じたるつぼみを抱きしめて オペラホールの丸屋根の上で 視つめていましたね 砕けてしまった土星のように 淋しい星でした それでもあなたと歩いた星ですね  サヨナラは It's only モウイイノサ 百合collection それでもあなたがほほえみ咲くかと サヨナラは It's only モウイイノサ 百合collection ふりむけば 秋空に昇る星  一秒一秒毎に変わる君 一雨一雨毎にそよぐ百合 マッチ・ボックスに灯る夜の影 ゆめうつつのまま 触れたる口唇抱きしめて ラスト・シーンにくるくる踊った 北極星を視た シネマが終われば街灯りもない 淋しい星でした 旅の果てに訪ねた星ですね  サヨナラは It's only モウイイノサ 百合collection それでもあなたがほほえみ咲くかと サヨナラは It's only モウイイノサ 百合collection ふりむけば 秋空に沈む星
第七東映アワーあがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚・鈴木惣一朗「あっ!ねえねえ走ってる。ほら汽車だよ!」 「あっ!あったあそこほら、私たちの学校」 「あっ!みっちゃんちの隣のおふろ屋さんのエントツ!」 「うん。ここからだと何でも見えるね…」 「でももうすぐ引っ越しちゃうんだろう…じゃ、ここからの景色見るのも これがおしまいか…」 「でも汽車に乗ってるだけなんだけどね」  「さあ七色のロマンと虹色のスペクタクル 映画新時代を拓く第七東映、第七東映アワー」
海底特急ミネルヴァあがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚・鈴木惣一朗なぜっていたいんだ 泡飛び跳ねる 翼のおうじろは ヴァイオレンスのつるぎ たたきつける 風のめまぐるしきに 泡飛び跳ねる 翼の魚らの オリエンタルな力 僕らを助ける  しずみてしづけき うなじをすべって みなこそゆりゆらぎ ゆらぎてゆるぎぬ みなわをあつめて 星空ゆりゆらぎ 海洋特急 海洋特急 ミネルヴァエキスプレスGO! 海底特急 海底特急 ミネルヴァエキスプレスGO!  なぜっていたいんだ 泡飛び跳ねる 翼のおうじろは 水の力 僕らの群れをしらせる  いえない言葉は きこえない面影 ネ あえないくちびるは いえないくちづけ ネ  かためをつむって 右目をまわすよ みなそら宙返り くるりともどして みぎわをまるめて すみれにすみわたり 海洋特急 海洋特急 ミネルヴァエキスプレスGO! 海底特急 海底特急 ミネルヴァエキスプレスGO!  かためをつむって 右目をまわすよ みなそら宙返り くるりともどして みぎわをまるめて すみれにすみわたり 海洋特急 海洋特急 ミネルヴァエキスプレスGO! 海底特急 海底特急 ミネルヴァエキスプレスGO!  しずみてしづけき うなじをすべって みなこそゆりゆらぎ ゆらぎてゆるぎぬ みなわをあつめて 星空ゆりゆらぎ ミネルヴァとヴィーナス ミネルヴァとヴィーナス みんなワッとはじけあい しずみてしづけき うなじをすべって みなこそゆりゆらぎ
トリカゴの街あがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚今ここにいる自分と 好きな人といた海の 町を見渡していると 急に時間は溶け出し  揺れてる島影 夏が来ると水しぶき 色リボンのムギワラで 海の町に触れていた  海の丘 すべてが見たくて 二人っきりじゃなく すべてが見たくて  丘の上 一番に登った 一人だけのときも 一番に登った  懐かしいからじゃなくて 帰りたいからでもなく そこで僕らが見ていた 今はたそがれゆく場所  もう一度街の影 夕凪ぎに陽は走る 二人だけで耳澄まし 地球の街にさわってた  海の丘 すべてが続いている 二人っきりじゃなく すべてが続いている  丘の上 一番に登った 一人だけのときも 一番に登った  もう一度街の影 夕凪ぎに陽は走る 追いかけても逃げていく 夕凪ぎに陽は走る  海の丘 すべてに続いている 二人っきりじゃなく すべてに続いている  丘の上 一番に登った 一人だけのときも 一番に登った  消えていく砂の丘 夕凪ぎに陽は走る 追いかけても逃げていく 夕凪ぎに陽は走る 消えていく砂の丘 夕凪ぎに陽は走る 二人だけで耳澄まし 地球の街にさわってた  海の丘 すべてに続いている 二人っきりじゃなく すべてに続いている  丘の上 一番に登った 一人だけのときも 一番に登った
パラレル・イヴニングあがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚ククククビックに オオオオレマガリ 飛びゆく彼方 飛びゆくアナタ  オオオオレマガル イヴイヴイヴイヴニングタイム あなたとわたし 向き合う彼方 鏡  りびんぐるーむの昼下り 宇宙の裏側のひるさがり りびんぐるーむな昼下り 宇宙の裏庭で待ちぼうけ  りびんぐるーむを地下さがり 宇宙の裏庭に抜け出して (パラレル・パール パラレル・パーラ)  キキキ キエユク アアアナタトワタシ 飛びゆく彼方 とどかぬアナタ  キキキキオクノ キキキエユク イヴイヴイヴ イヴニングタイム 彼方とどかぬ とどかぬアナタ  りびんぐるーむの昼下り 宇宙の裏窓雨上がり あなたと私とが いれちがうア あなたと彼方(と)が いきちがう りびんぐるーむな昼下り 宇宙の裏庭で待ちぼうけ こがれ ぶせる  りびんぐるーむを地下さがり 宇宙の裏庭に出る出口 宇宙の裏庭にぬけだした 宇宙の裏庭でしのびあい 宇宙の裏庭に出発つ日  スリーピング・ウォーキングタイム スリーピング・イヴニングタイム スリーピング・パラレルタイム
ノワールの唇あがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚擦りつけられて 飛び跳ねながら RADIOで わめいてる奴の  RYTHMに乗せられ 夜を飛びぬけ RAILに噛みつく 車輪の上で  ころげるままに 千切れ続けて 車窓から投げた あなたへの歌  凍りつきながら とり残されていく プラットホームだけが 見つめていた  走りだして 空を抱きしめ 千切れる街に 歌った歌  抱きしめて 追いかけて 抱きしめて 置去りにして  口ずさめ 唇さけるほどに 誰にうたう わけもなく  コートのエリで 唇かくして  口ずさめ 唇さけるほどに 誰にうたう わけもなく  コートのエリで 歌をひそめて  抱きしめて 追いかけて 抱きしめて 置去りにして  走り去って 空を抱きしめ 千切れる街に 歌った歌  口ずさめ 唇さけるほどに 誰にうたう わけもなく  コートのエリで 唇かくして  口ずさめ 唇さけるほどに 誰にうたう わけもなく  コートのエリで 歌をひそめて
霧のステーション・デパートあがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚・鈴木惣一朗街はビロードで たおれかかってる看板の映画館 フィルムのニュースは 霧のかかっているSCENE  夜行列車の停車時間に 夜毎おきてる事件 駅の地下室に人が消えていくSCENE  プラットホームの屋根に登ってごらん 鏡の海峡を機関車が突き進む イケナイヨ!!  鏡の向こうなんて《非道ヒヨ!! 非道ヒヨ!!》 アエナイヨ そんな遠くては 《ステーション・デパートをご案内いたします》  海の底には 水族館 青紫色や赤紫色の揺れる水底  彼等は戦艦 沈みかかってるフィルムの夜を見る セーラー着たまま海のさらわれるSCENE 駅長室ではカーテン隙間で 朝まで改札中 霧の麻酔で記念館の消えかかるSCENE  プラットホームの夜を走ってごらん 鏡の海峡で機関車があばれてる 逢イタイヨ!! ころげまわるほど 《入レテヨ!! 入レテヨ!!》 抱キタイヨ!! 空にぬけるほど 《ステーションデパートをご案内いたします》  海の底には海賊船 リオデジャネイロやマダガスカル沖の しかばねや宝箱 思い出してる海の域 いたずら好き達やフィロソフィアの 石ころたちの波の泡  「僕は人を傷つけたり殺したりするのは嫌だ」 「バカを言うな。おまえのおかげで風船男や影男がやられちまった。 早撃ちで勝負だ」 「あれ?これは本物の銀だ。おかげで助かった」 「おれは今までの奴とはちがうぞ」 「くそ」 「絶体絶命だな。これでもくらえ!」 「ここも回転扉だったのか。何とか助かった あれ?体が動かない」  そんな映画を観た帰りに雨と風の強い夜の…
バンブー・ジャングルあがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚・鈴木惣一朗モウソーリンボーバンブージャングル 銀座の裏にはカジノのランプ モウソーリンボーバンブージャングル 波止場の裏にもバンブージャングル  消防自動車の はしごの上から パノラマセットを 見渡してごらん パノラマセットの 誰も住んでいない ペラペラの街角で スタァは生まれる 「彼等生きる街」の働く労働者 「異国の熱血漢」の丘の上の墓地も、みんな (もちろん第七東映撮影所にございます) 「緑かぐわし夜」の路上電車の恋、 「この世の果てに発つ」の夕陽の大砂漠も、 みんな (もちろん第七東映撮影所にございます)  モウソーリンボーバンブージャングル 展望台から 理髪店のネオン テレビ塔から 映画館のネオン モウソーリンボーバンブージャングル お屋敷裏にもバンブージャングル 向う島(の)裏にもバンブージャングル  パノラマセットの通勤電車でスタァはたびする 「機関士大暴走」の深夜の大鉄橋 「ピロスマ号SOS」の龍巻の衛星基地も、 みんな (もちろん第七東映撮影所にございます)  赤ちゃんうばぐるま 哺乳瓶の中から パノラマセットを 覗いてごらん パノラマの街角で スタァは育む 「若様旅道中」の朝焼け東海道 「白鷲城下町」の真白き天守閣も、みんな (もちろん第七東映撮影所にございます) (どうぞ存分にご賞味下さい)
焦げ茶色の国のアリスあがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚「終っちゃったね…」 「うん、終っちゃった…もっと活躍したかったろうにな…」 「でも映画良かった。『パラレルイヴニング』で二人は夫婦だったのかも しれませんねって台詞、私好きだな。」 「明日からハンマーキットシリーズが始まるんだ。時代も変わってね。」  metarica silverにまたがり cobalt空を飛ばした児 peppermint blueの声して 細長いまつげでしゃべった児  「明日からハンマーキットシリーズが始まるんだ。時代も変わってね、 VTRなんだ」 「ふーん、V、T、R?」 「さあもう寝よ。こないだのオオサンショウウオいるかな。 水族館に行く約束だろ。」 「ああ、新富町の淡水水族館。」 「たしか五郎って名前だったな。」  chocolataかおりの顔して 胸元で口笛吹いた児 beret帽かぶりの上手な 細長い影曳いて歩いた児  metarica silverにまたがり cobalt空を飛ばした児 peppermint blueの声して 細長いまつげでしゃべった児  夕繰れ時はね chocotto ほらさがしているよ chocoretto ほらあっちにも chocotto 男爵好みの chocoretto あう~お 気をつけて chocotto 気をつけないと chocoretto 誘惑されちゃうよ chocotto 月の光で働くやつ chocoretto 青白い光に chocotto あっドアが閉じてしまった
北極月報第一面の大見出しあがた森魚あがた森魚あがた森魚鈴木惣一朗「北極月報大一面の大見出し」 「北極熊は北極星に向かって吠えよ!」 「北極熊は北極星に向かって吠えたい!そう想っているはずです。 だから、北極熊には北極星を与えよ!北極の曲芸台を与えよ! そう叫びたいのです。」 それによると次のようです。 「北極月報 4コマ漫画家歌手 北極熊朗に激動の40年」 「一家離散 片耳健忘症 右肩失望 股関節凍傷 四重苦をのりこえてここに 堂々北極点踏破! 踏歌! 大踏歌!」 「続報です 悲惨北極踏破の北極熊朗北極星指向の半世紀 北極星を宙から落とす オオロラのカアテンちぎれてもげる 白熊が招く運命のイタズラか?識者は識る 右前足のせた氷山がポロリを欠けた瞬間 おとなしく多摩動物センターにしておけば良かったと思ったはずです。」  「北極星が宙からポトリと落ちた瞬間 まだしも東武動物公園にしておけばよかったと~思ったはずです」 「続報です 20世紀一コマ漫画家歌手 北極熊朗ついに瀕死と思いきや 10年凍傷に突入す 俺はクマだクマローと言い続けて 3650日 今だに 右足親指モゲたまんま」 「北極歴980年 うろつき続けた歌う北極熊の遺骸 遂に完全な氷と化す 北極観測センター所長は語ってる コホン! 真っ白な北極の一点で最後にフッと消えたとき ちょっぴり胸部ギアが空まわりした気分でしたと」 「そおいつを! 北極熊と呼ばないのか 思うんなら北極曲芸台を置いて帰れ!」
七面鳥のパパたちへあがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚・鈴木惣一朗みんな船室に住んでいる 可愛らしい船室で遊んでる  一人一人小さな船室でみんな楽しく 遊んでいるみたいだ  船はみんなを乗せてどんどん進んでいる 誰も彼も乗せて進んでいるはず  ここから先は僕らにはもう視えない ここから後もう僕らには遠いところ  船窓からは長い旅のかわあいい二十世紀の子供たち 歌は夢の中から次々と紡ぎ出されるけど  あの日摘んだ彼等の花達はどこへ行ってしまったのお!  みんな星に住んでた ちょっとつかれた星に住んでた だあれもだいすきな 歌や映画の溢れ返ってた星だったんだ  船はみんなを乗せてどんどん進んでいる 誰も彼も乗せて進んでいるはず  ここから先は僕らにはまだ視えない ここから後もう僕らには遠いところ  歌は夢の中から次々と紡ぎ出されたけど  あの日住んだ彼等の星々はどこへ行ってしまったのお!  ここから先は僕らにはもう視えない ここから後もう僕らには遠いところ  みんなみんな一人の旅は心細いのかい  みんなみんな叫びながら船室にいるだけかい  船はみんなを乗せてどんどん進んでいる 誰も彼も乗せて進んでいるけどお!
喧嘩のあとでALPHABETあがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚・鈴木惣一朗この話の続きは また明日にしよう また明日が来てしまえば 涙の意味も わかるだろう 今両腕でまるく肩をつつみ込んで まあるい胸のうちの吐息をなでれば 唇の中で少しとんがってた あなたの本当のALPHABETならんでいる  だからこの続きは また明日にしよう  泣きたいだけ泣いて気が晴れたのなら 胸のうちに望む希望をそっと告げて 二人が一つにつらなって夜をみつめ 唇からふきこぼれるるALPHABETおしえて  だからこの続きはまた明日にしよう 僕らの失敗のわけや傷つけあった意味もわかるだろう 見えなくなってしまった二人をつなげた あまくてせつなくてはげしいあの日をさがし出そう からだを空に向け望遠鏡覗こう ここから空に続くALPHABET並んで  また明日が来てしまえば 涙の意味もわかるだろ
サブマリンあがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ 茶色い星の カフェ幻しか ファンタジアが鳴り出す頃は こうもり傘のまぶたも潤む 波の朝顔 夜のグラモフォン  ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ チャイナクォーター 隠れカジノで 美女は衣を 脱いだり着たり サブマリンのウロコが踊る 天体望遠鏡のよな目で  ごらんよ いかづちの屋根の上 デコレイション ケイクの屋根の窓  ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ 黄色い煙 小瓶が舞って モロッコ模様 カクテルバーで 氷雨の紳士 ハマナス博士 艦隊分かれ 大海戦中  ごらんよ いかづちの屋根の上 デコレイション ケイクの屋根の窓  ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ 路地から屋根への 怪盗紳士 並みいる敵を 横目でチラリ スペインラザァの逆なでうけてヒステリックハンカチ震え止む  ごらんよ いかづちの屋根の上 デコレイション ケイクの屋根の窓  ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ 茶色い星のカフェ幻しか ファンタジアが鳴り止む頃は サブマリンの 連続艦隊 海底ケーブル 噛んだよな歯で  ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ
いとこ同志あがた森魚あがた森魚あがた森魚光永巌いとこ同士で 洗い晒しに波打ち際で 踊って くだけて  他人同士でも 恋人同士でもない 僕らのつながり 腕の中に抱きすくめて  握りあう 手のひら 空に透かしてみると まぶしすぎるほどぴったり  僕ら とても 似てる形の 涙と笑顔 持っている  今に なにもかにも すべて終わること 知ってる くせに くちづけしたんだね  握りあう 手のひら 窓に透かしてみると まるでいとこみたいぴったり  なぜか とても 似てる形の 涙と笑顔 持っている
弥勒あがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚日本の言葉には あえかな人々の 諸国(くにぐに)がありました と聞く  日本の弥勒さま 小夜う児の現身(うつしみ)が 百済(くだら)から降りてきた と聞く  日本の言葉には 彷徨う児の空蝉(うつせみ)の 諸国(くにぐに)がありました と聞く
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
午後4時のアメジストあがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚午後4時の アメジスト 空向いて風に咲く まだやみがたき かなたへの まだ鳴りやまぬ 胸騒ぎ 今たそがれる おもかげが 今燃え上がる かの島の うすむらさきの おくりもの  午後9時にあじさいは うつむいて雨に咲く まだやみがたき あなたへの まだ鳴りやまぬ しおざいは うすむらさきに けぶってく まだ消えがたき 思い出に さようなら さようなら  まだやみがたき あなたへの まだ鳴りやまぬ しおざいの うすむらさきの おくりもの まだたそがれぬ かの島に うすむらさきの おくりもの やがて消え行く かの島に さようなら 手を振って さようなら 手を振れば uh uh
UNO-誰か悲しみのバンドネオンクミコクミコあがた森魚M.Mores・M.Martinez・E.S.Discepolo巴里……大博覧会 大観覧車廻った その束の間のこと それは二十世紀の時計の廻りはじめた夜の出来事  イルミネーションが色彩りはじめ リンドバーグがルージュを曳いた ツェッペリンも空に葉巻をくゆらせ ニジンスキーが雲雀の様に踊った  なぜあなたとわかれわかれに 生きることになってしまったのだろう おりしも世界は不幸な戦いに みんなやつれ果てていたけど 僕らの楽団は世界中巡り それはそれでしあわせだつた 世界の街ではねずみ色の不幸をまとい 僕らは彼らと元気を出そうと 奏でたつもりだった 誰しもが同じ星の下 ひもじく歩く子供だったから  同じテーブルに座れること 同じものを食べる夢 そんな夢さえ バンドネオンを奏でたところで ひもじさすら救えず あなたともうやっていけないと 楽譜をたくさん書き バンドネオンをつれ 乞われるままに列車に乗り 街から街へ奏であるいた日々  キャンドルのあかりだけで 二人過ごしたクリスマス・イヴのこと またたく星にあなたの名を呼んだ夜 どれもこれもがかえらぬ日々の淡い夢 誰しもが傷み また歓び生きた日々  なぜあなたとわかれわかれに 生きることになってしまったのだろう 街々には平和がよみがえり 誰ともうまくやれる時が来たのに 僕らの楽団は世界中巡り それはそれでしあわせだつた それなのに僕らは二人だけの悲しみをもちはじめ 僕らは互ひに元気を出そうと 奏でたつもりだった 誰しもが同じ星の下 ひもじく歩く子供だったから  同じ屋根の下に暮らすこと 同じ夢を持ちあうこと そんな夢さえバンドネオンを奏でたところで 夢すら失いかけ あなたを忘れてしまおうと 楽譜をたくさんかき バンドネオンをつれ 乞われるままに列車に乗り 街から街へ奏であるいた日々  明りをつける気力もなく ひとりたたずんだクリスマスイヴのこと またたく星にあなたと歩いた夜 どれもこれもがいつか知る淡い夢の日々 誰しもが傷み また歓び 生きた日々
百合コレクション元ちとせ元ちとせあがた森魚あがた森魚夜毎夜毎 夢に咲く百合の君 百合から百合へ ささやく花言葉 高原の停車場の汽笛ふるわせて ゆめうつつのまま 閉じたるつぼみを抱きしめて オペラホールの丸屋根の上で 視つめていましたね 砕けてしまった土星のように 淋しい星でした それでもあなたと歩いた星ですね  サヨナラは It's only モウイイノサ 百合collection それでもあなたがほほえみ咲くかと サヨナラは It's only モウイイノサ 百合collection ふりむけば 秋空に昇る星  一秒一秒毎に変わる君 一雨一雨毎にそよぐ百合 マッチボックスに灯る夜の影 ゆめうつつのまま 触れたる口唇抱きしめて ラスト・シーンにくるくる踊る 北極星を視た シネマが終われば街灯りもない 淋しい星でした 旅の果てに訪ねた星ですね  サヨナラは It's only モウイイノサ 百合collection それでもあなたがほほえみ咲くかと サヨナラは It's only モウイイノサ 百合collection ふりむけば 秋空に沈む星
スカーフ~時代(とき)の記憶クミコクミコあがた森魚モーリス・ファノン新しい時代の モダンな名前の時の病いは 摩天楼の谷間の テラスでエロスのワルツを踊った 夜明けのことだった 別れの日のあなたの手のひらは 私の頬をつつんで 優しくスカーフを巻いてくれた ひとりで歩いてゆきなさいと そのあなたの手のひらは 未来への理想に燃えていた 時代(とき)は変わろうとしていた  どんな思い出よりも あの時代(とき)の記憶は 別れの朝の青い空 スカーフを結んでくれた あなたの手が熱すぎたのは 寒かったからじゃない あなたの手のひらは 未来への理想に燃えていたから 戦争(たたかい)の時代(とき)は始まり 理想に立ち向う者とて 生きる者は生き残り 死ぬものは死にゆく  とてもとても昔の昔の お話にもならない古いお話 遠い異国(くに)の空から あなたの便りは届いた 戦いはじき終る また二人の暮しは始まる 僕らのあたらしい時はくると 二人で生きていこうと 戦争(たたかい)の時代(とき)はやがて終り 理想に立ち向う者とて 生きる者は生き残り 死ぬものは死にゆく  もう誰も知ってなんかはいない モダンな名前の時の病は 摩天楼の谷間の テラスでエロスのワルツを踊った 夜明けのことだった あなたの優しい手のひらは 私の頬をつつんで ひとりで歩いてゆきなさいと 優しくスカーフを巻いた そのあなたの手のひらは 未来の理想に燃えて 私をひとりをとりのこして
ヂパングボーイあがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚海鳴りも雷様も怒りたけって 海を越えろ 雨も越えろ 天地 くつがえせ いつか出会った旅人たちよ よい旅 つづくように 鶏鳴臥薪の朝やけ時を 嵐でやってこい いつか出会った旅人たちの よい旅 続くように 日本の浜辺で 遠いみなさん 幸せ 祈りましょう
MEZCAL(はじめに歌ありて)あがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚この歌は はじめから あなたへの つのる思いで はち切れる歌 夜明けには 霧の中 生まれ出す 水晶のように きらめき くだけて 涙さえ 振り切って 背中には うぶ毛だつ 翼を広げ 幾とせ ちとせまで 飛び越え 歌い また飛び上がり 歌って  この歌は はじめから あなたへと 暖め続けた 愛のことです 夜道には 空じゅうの 星くずの神々が きらめき さざめき歌う 刃(やいば)さえ 振り切って 背中には うぶ毛だつ 翼を広げ 幾とせ ちとせまで 飛び越え 歌い また飛び上がり 歌って
百合コレクションあがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚夜毎夜毎 夢に咲く百合の君 百合から百合へ ささやく花言葉 高原の停車場の汽笛ふるわせて ゆめうつつのまま 閉じたるつぼみを抱きしめて オペラホールの丸屋根の上で 視つめていましたね 砕けてしまった土星のように 淋しい星でした それでもあなたと歩いた星ですね  サヨナラは It's only モウイイノサ 百合Collection それでもあなたがほほえみ咲くかと サヨナラは It's only モウイイノサ 百合Collection ふりむけば 秋空に昇る君  一秒一秒毎に変わる君 一雨一雨毎にそよぐ百合 マッチ・ボックスに灯る夜の影 ゆめうつつのまま 触れたる口唇抱きしめて ラスト・シーンにくるくる踊る 北極星を視た シネマが終われば街灯りもない 淋しい星でした 旅の果てに訪ねた星ですね  サヨナラは It's only モウイイノサ 百合Collection それでもあなたがほほえみ咲くかと サヨナラは It's only モウイイノサ 百合Collection ふりむけば 秋空に沈む君
冬のサナトリウム元ちとせ元ちとせあがた森魚あがた森魚ほんの少しだけれど 陽が射し始めた 雪明り 誘蛾燈 誰が来るもんか 独人  荒野から山径へ 邂逅はまぼろし 弄びし夏もや 何が視えんたんだろか 抱擁て  十九歳十月 窓からたびだち 壁でサビエルも ベッドで千代紙も 涕泣いた
赤色エレジーちあきなおみちあきなおみあがた森魚八洲秀章愛は愛とて 何になる 男一郎 まこととて 幸子の幸は どこにある 男一郎 ままよとて 昭和余年は 春の宵 桜吹雪けば 蝶も舞う  さみしかったわ どうしたの お母さまの 夢みたね オフトンもひとつ ほしいよね いえいえこうして いられたら あなたの口から サヨナラは 言えないことと 思ってた 裸電灯 舞踏会 踊りし日々は 走馬灯  幸子の幸は どこにある 愛は愛とて 何になる 男一郎 まこととて 幸子の幸は どこにある 男一郎 ままよとて 幸子と一郎の 物語 お涙ちょうだい ありがとう
元祖ラヂヲ焼あがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚YEA YEA YEA!! GWANSOW!! RADIO YAKI GWA DEKITA! RADIO YAKI GWA YAKETA!  AMATO NO OKATA WA TABEYANSE! KARATO NO OKATA MO TABEYANSE! TAISHO YAKI YORI OISHIYO  YEA YEA RASHE RASHE OSHEYE OSHEYE  BOY OICHAN!! RADIO YAKI 3 KO CHODAI GUY OOOH!! YAKITATE 3CHO!! BOY OH!! UMASO! MUSH CUCH MSHA!! GUY UMMM BOY ACH OKANE WA? BOY YE? OKANE DATTE OICHAN!! RADIO WA MUSEN DARO? GUY SWAMP! YEA YEA GWANSOW!!  RADIO YAKI GWA DEKITA!! RADIO YAKI GWA DEKITA!!
君はハートのクィーンだよあがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚ぽっけに石鹸一個入れ 軽石手拭頚に下げ 君のほそい影踏めば おふろあがりのさむい径 街ではどかどかチンドン屋 年末特別大バーゲン 僕らのお城は長屋裏  石炭ストーヴない夜は ラヂヲで大雪注意報 君と僕とで静かに聴けば まるで大英帝国の  僕は勲功し王子様 君は麗わし王女様  君のおつとめ喫茶店 今夜も帰りは終電車 駅までおむかえ雪の径 マフラと駆けっこ白い息 ジングルジャングル街あかり 繭玉お飾り歳の市 僕らのお城も除夜の鐘  窓べで粉雪おにごっこ 僕らのお雑煮たべたそう よい年来てねとそっと祈れば そうさ(明日は)大英帝国の  僕は勲功し王子様 君は麗わし王女様
赤色エレジーGOLD LYLICあがた森魚GOLD LYLICあがた森魚あがた森魚八洲秀章愛は愛とて何になる 男一郎 まこととて  幸子の幸は何処にある 男一郎ままよとて  昭和余年は春も宵 桜吹雪けば情も舞う  さみしかったわどうしたの おかあさまのゆめみたね  おふとんもひとつほしいよね いえいえこうしていられたら  あなたの口からさよならは 言えないことと想ってた  はだか電燈舞踏会 おどりし日々は走馬燈  幸子の幸は何処にある  愛は愛とて何になる 男一郎まこととて  幸子の幸は何処にある 男一郎ままよとて  幸子と一郎の物語 お泪頂戴ありがとう
最后のダンスステップあがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚私の名は朝子です。 齢は十八、身長は百六十三センチです。 自分では綺麗な方だと想っています。 今、髪は短いですが、ぢき長くなると想います。 お酒はまだあまりのめませんが、 ブルースとタンゴぐらいは踊れます。  今宵限りのダンスホール あなたのリードでステップ踏めば お別れするのに夜会服が 何とか明日もくうるくると  おいらめとろのつむぢ旋風 ソフトハットをなびかせて シベリア・ケーキにお茶でも飲んで ギンザのキネマに行きたいナァ  踊ろうか 踊りましょう せめて 今宵かぎりでも  あなたなんだかおセンチね もうすぐ外地へお出征しね あたしも最後のパアマネント この髪乱して踊りたい  踊ろうか 踊りましょう せめて 今宵かぎりでも  今宵かぎりのダンスホール 扉閉ざせば あすしれぬ 今風立ちぬ いざ征かん あすは 異邦のつむぢ旋風  踊ろうか 踊りましょう どうせ 今宵かぎりぢゃない
河童あがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚あやめの漂う初夏の湯は 船が浮かんで背泳ぎで 夏が来る  バミューダトライアングルなんて 知らなあいけどぉ セイントエルモスの燃える火も 知らなあいけどぉ 果てない海を泳いでいくのかな  そして湯舟は霧立ち タイルの海の彼方まで
ラム酒の大楽隊あがた森魚あがた森魚あがた森魚鈴木慶一ヒカウキ ブンブン ヒカウキ ブンブン ヘリコプ タプタプ ヘリコプ タプタプ
パタゴニア・パンタンゴ1999あがた森魚あがた森魚あがた森魚岡田徹かなりの悪党 カナロにコクトー コルトを構えて海中庭園サスペンション Patagonia Patang Patagonia Patango (MUI PICARIO!) わるいやっちゃ  かなりの悪党 カナロにコクトー コルトが沈んで海中庭園サスペンション Patagonia Patang Patagonia Patango (MUI PICART!) わるいやっちゃ ひどいやっちゃ  南へ廻る入江たそがれかけ ゆれる 密航路の窓 地図を照らす男たち 海に酔っちゃ波に口づけするシルエット マストの上で見張り番をするのは 海のノマド 海まるごと網にさらわれる 天国みたいな浮かぶ城塞(とりで)  港に入るともう暗くなって うるむ 吃水線は 霧をかきわけてやっとかえる 非道い奴らにまけてすさむ男たち 灯台守と流氷のおたけび 海のノマド 夜いっぱい波にあらわれて 海からよみがえる浮かぶ城塞(とりで)  マストの上でも煙突の上でも 酔わずには生きられないさ もう帰れないこの地の果てで バラを咲かせて 羊育てて パタゴニアで見る夢  街に入る よろい戸くたびれたか きしむ 熱帯樹の蔭で月から隠れ 遊んで 夜に酔っちゃ海にまた戻る男たち 煙突の上から帰る船を見守る 街のマノン 島まるごと波にさらわれる 天国みたいな浮かぶ城塞(とりで)  マストの上でも煙突の上でも 酔わずには生きられないさ もう帰れないこの地の果てで バラを咲かせて 羊育てて パタゴニアで見る夢 パタゴニアの見る夢 パタゴニアで見る夢
ガルトネルのブナの森あがた森魚あがた森魚あがた森魚谷口博史あの年老いたブナの木 その 枝一つ一つ落としてゆく インダスに牛草はんでる間に間  あの年老いたブナの木 その 枝一つ一つ落としてゆく サイゴンの十字架朽ちてく間に間に  悪魔は眠ったふりや 死んだふりをするはずもなく 僕らに逢いたくて 見せかけの城に今も住みながら  愛してみせて 苦しめてみせて むごいつかの間 見逃さず 愛して抱きしめて  さまよう廃墟街 廃墟の跡形もなく 月夜に城の跡 愛した跡形もなく 愛してた? 誰と 誰と 誰と  あの時ささやいた言葉の色 また一つ一つ色移りて 老いたブナの木の葉擦れ合う間に間  あの時ささやいた言葉のくさび また一つ一つ錆ついてく 朽ちた船底の夢も洗いさらう間に間に  あなたは眠ったふりや 死んだふりさえおしむことなく 誰かに逢いたくて 滅んだ夢に今も住みながら  愛してみせて 苦しんでみせて むごいつかの間 見逃さず 愛して苦しめて 愛して苦しんで
びわの実パレードあがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚・谷口博史びわの実とあじさいの頃の僕と君とは びわの実とあじさいの街で僕と君とは  ねぼけてこごえながら 夏だよって 笑ったら おどけてこごえながら 夏だねって 笑ってた  かぼそい小枝の びわの実 もいでは 窓辺の木陰で びわの実 ほおばった おぼえているだろうか  深みどりの色の 波の上でねむった日 ゆれて あなたにくちづけ なみだで 海も潮風も 不思議だな あなたの言葉だけは おぼえてる 何故だろう あなたの声だけは 潮騒の上  ねぼけてこごえながら 夏だよって 笑ったら おどけてこごえながら 夏だねって 笑ってた  まばたく路地裏 はばたくしあわせ しわくちゃ 夜明けに あじさいが首振る朝焼け おぼえているだろうか  深みどりの色の 波の上でねむった日 ゆれて あなたにくちづけ なみだで 海も潮風も 不思議だな あなたの言葉だけは おぼえてる 何故だろう あなたの声だけは 潮騒の上  夏の絵ハガキかけば あなたがそばで寝息たて 不思議だな遠い銀河(そら) びわの実パレードがゆくよ  不思議だな あなたの言葉だけは おぼえてる 何故だろう あなたの声だけは 潮騒の上  夏の絵ハガキかけば あなたがそばで寝息たて 不思議だな遠い銀河 びわの実パレードがゆくよ
シャドウレス・ア・ポカリプスあがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚Choppiring Kawwaick 0.15 Picogram dk Choppiring Kayuuick 0.15 Picogram zt 枯葉を歌えば朽ちる葉芳れり 病ら葉繁えれば若葉は萎れり Rock'nRoll は苔むす時まで  輝く理想は地球儀回して ひばりの雲間に未来を降り蒔いて 空中(そら)には中庭 彼等は一列 真昼に影をとられて並んでる.....誰もが 眠くなるまで 肩ヲクッツケテ 暗くなるまで 視ッツメアッテタ  枯葉を歌えば朽ちる葉芳れり Rock'nRoll 苔むす時まで 僕らはさあ フラミンゴ並ぶ日に 僕は君 君は僕といっしょ いつ いつ いつだっていっしょで 永遠に一緒に だったね  若さと希望は地球儀回して 嵐の雲間にはじき飛ばされて 空中(そら)では中庭 誰もが一度は 真夏に影をとられて並んでた.....誰かと 眠くなれなくて 抱キシメアッテタ 暗くなっても 視ッツメアッテタ  病ら葉繁えれば若葉はしおれり Rock'nRoll 苔むす時まで 僕らはさあ フラミンゴ踊る日に 僕は君 君は僕といっしょ  いつ いつ いつだっていっしょで 永遠は一瞬 だったね  眠くなるまで肩ヲクッツケテ 暗くなるまで視ッツメアッテタ 眠くなれなくて抱キシメアッテタ 暗くなっても視ッツメアッテタ 眠くなるまでヒトツメノ星ヲ 暗くなるまでフタツノ永遠カラ
雪男あがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚ひとりさみしい夜には 星を眺めていることもあるんだよ  星は僕に何にも教えてくれはしないけど  そして、どんなに泣こうとも
あこがれそして港bあがた森魚あがた森魚あがた森魚谷口博史湧き立つ白雲にうれしさこらえて だからいたずらに だからいたずらに 笑っていれたよ  ゆらめく階段を 一人っきりでおりて 泡だつ海岸 一人泳いだ夏  キスのことも知らずに まだ僕は16のままだった 君のことも知らずに 港いっぱい果実が浮かんでいたのだから  まちきれない夏の坂を埃にまみれて だから走って 走って逃げ出して 知らんぷりしてたよ  ゆらめく鉄塔を 一人っきりでおりて 泡だつ海底 届くばかりの丘(おか)  キスのことも知らずに まだ街は16のままだった スキだとも知らずに 空いっぱい果実がうかんでいたのだから  ただただその日のことは だからだからその日のことは もう忘れてほしいよね 街はかわってしまったのだから  ただただその日のことは だからだからその日のことは もう許してほしいよね 僕もかわってしまったのだから  だから だから だから だから だから だから だから だから もう忘れてほしいよね 今は変わってしまったのだから  キスのことも知らずに まだ僕は16のままだった 君のことも知らずに 港いっぱい果実が浮かんでいたのだから  キスのことも知らずに まだ街は16のままだった スキだとも知らずに 空いっぱい果実が浮かんでいたのだから  だから だから 憧れていたん だから だから だから 大好きだったん だから だから だから だから だから
たそがれる海の城あがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚・セロニアスモンキース砂だらけの腕で抱きついて 笑ってるほおにゆらゆらゆられながら もいちど 肩に抱きついて 涙ふくほおにゆらゆらゆられながら  あの時 僕らは 屋根の上 ふたりで並んで 屋根の上 真昼に燃え出す 海の屋根 ひろがる空いっぱいの秘密さ秘密さ  誰あれも知らずに わきたつ砂の城 宇宙の秘密さ つかのまの秘密さ海の城で  たそがれる 海の城 みんな揃って波にゆらゆられながら 砂だらけの腕で抱きついて 笑ってるほおにゆらゆらゆられながら  桃色珊瑚 紅珊瑚 白い珊瑚 腕かざし 桃色珊瑚 紅珊瑚 白い珊瑚 腕かざし 腕飾り 耳飾り 桃色珊瑚 耳触り 首飾り 指輪にも 桃色珊瑚 指輪にも  あの時 僕らは 波の上 ふたりではしゃいで 波の上 真昼に燃え出す 波の船 ひろがる空いっぱいの秘密さ秘密さ  誰あれも知らずに 消えてく砂の城 宇宙の秘密さ つかのまの秘密さ海の城で 宇宙の秘密さ つかのまの秘密さ海の城で  砂だらけの腕で抱きついて 笑ってるほおにゆらゆらゆられながら もいちど 肩に抱きついて 涙ふくほおにゆらゆらゆられながら  たそがれる 海の城 みんな揃って波にゆらゆらゆられながら  砂だらけの腕で抱きついて 笑ってるほおにゆらゆらゆられながら  もいちど 肩に抱きついて 涙ふくほおにゆらゆらゆられながら
ジブラ流樽ワルツあがた森魚あがた森魚あがた森魚安達昌宣あぶくの上でうみがめ眠る キャビアのマフラーでちょうざめ踊る  航海日誌は羅針盤めぐり 七つの海底(なかにわ) 船酔う船長(キャプテン) 取舵一杯千鳥足踊り 七つの魔の海うろつきやつれてさぁ  さあ、おどりだせ 波におどりだせ さあ、おどりましょ 波におどりましょ  錨をしずめて あなたの腕で 錨をしずめて あなたの胸で  あてすらない海の果て まぁるい夕陽だぁけは あなたの笑顔になる  月夜の海でじゅごんは歌う 海へび並んで ファゴット鳴らす  交換日誌は希望峰(ケープタウン)めぐり 七つの智恵の輪 解けない船長(キャプテン) 面舵一杯面影よぎり 七つの魔の港都(おか) うろつきやつれてさぁ  さあ、おどりだせ 波におどりだせ さあ、おどりましょ 波におどりましょ  錨をしずめて あなたの腕で 錨をしずめて あなたの胸で  あてすらない海の果て まぁるい夕陽抱けば あなたの笑顔になる  さあ、おどりだせ 波におどりだせ さあ、おどりましょ 波におどりましょ
珊瑚魔術師の弟子あがた森魚あがた森魚あがた森魚谷口博史・OTO・丸尾めぐみ寝静まる サンゴの森で サンゴの魔術で サンゴ叩け ぼやぼやしてると夜が明ける サンゴの魔術で サンゴ叩け つきあげる サンゴの腕で サンゴ達よ ボンゴ叩け わきあがる サンゴの声で サンゴ達よ サンゴ建てよ  さがし続けていた 言葉がそこにあったけど 禁じられてしまった 言葉もそこにあったけど キラメク宝石に似た 言葉がそこにあったけど 静かに横たわってる 言葉もそこにあったけど  どうしても聞こえなかった サンゴ魔術師の 言葉さえ どうしても聞こえなかった 僕は君とそこにいたのに  水底 玉手箱 水夫の歌声もなく ガイコツ船長さん ただゆらめく指の骨 愛してた 誰を 何を 誰を  つきあげる サンゴの腕で サンゴ達よ ボンゴ叩け わきあがる サンゴの声で サンゴ達よ サンゴ建てよ サンゴの森の 最後の墓場 亡霊船乗り みな底に眠る サンゴの裏の 最後の金銀 ルビーの財産 サンゴ墓場に  やっと見つけだした 言葉がそこにあったけど 本当に言いたかった 言葉もそこにあったけど 君にだけ言いたかった 言葉がそこにあったけど 静かに伝えたかった 言葉もそこにあったけど  どうしても言えなかった 地の涯てまでも叫んだけど どうしても言えなかった 僕は君の前にいたのに  あのときささやいた言葉の意味 また ひとつ ひとつ おもいだして あのときささやいた言葉の意味 また ひとつ ひとつ おもいだして
港のロキシーあがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚夏の終わる頃が近づいてくると つかの間の楽しみが消えていくみたいで 笑顔は寝顔へとさざ波立って 寝顔は笑顔へとまた寄せかえし 渚づたいに誰かの笑顔と 並んで重なってどこまで歩いてく 窓辺にまどろんだ夏の寝顔さえ ゆらいでもかすんでも それでも続いてた  夏の終わる頃が近づいてくると 映画で遊んだ友達も帰るのだろう 夏雲は映画館の屋根の上から 秋風のプラットホームに手を振りながら 渚づたいに誰かの笑顔と 並んで重なってどこまで歩いてく 窓辺にはにかんだ夏の素顔さえ はなれてもかすんでも ずぅっと憶えて
いとしの第六惑星あがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚もう忘れかけた霜降る月まてば 今船が沈む刻の胸に 遥か地の星 海にうかぶ 今宵 ぼうし かしげ 少し おもいけむり はいて船は くろい森を 阿蘇へ  かえりたくない かえりたくない 同じことばをしゃべるとこへは かえりたくない かえりたくない  今 夜が巡る 双子のつばの上 光るガラスと仰ぐ 同じ星の下 そらにあそぶ もみじしだき うなじかさね あゆむ ひとり 滝に湯あむ スピカすだく 他に訪うものなく  かえりたくない かえりたくない 君の唇奪うことばをしゃべるとこへは かえりたくない かえりたくない  熊本 南熊本 水前寺 龍田口 三里木原水 肥後大津 瀬田 立野駅 のりかえ 長陽  阿蘇下田 あとは 夜峰の岳  かえりたくない かえりたくない だけど 同じことばをしゃべるとこに こんな美し処  かえりたくない かえりたくない  明けの星がふるえ ねむい船は 有明 うみの かなた  博多 ヒカリ 最終 レール あとは ネオン トオキョオ  かえりたくない かえりたくない 君の唇奪うことばをしゃべるとこへは かえりたくない かえりたくない  君を抱いていたい二人だけでいたい かえりたくない かえりたくない 君と 二人だけでいたい 君を抱きしめて
春の嵐の夜の手品師あがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚むかし私はバレリーナ だから心のドレスが今も揺れてる 今はひとりいつもあてなし 春の嵐の夜の手品師 私の心の誰にも見せない青い小筺 だから今は何も言わず 私を抱きしめて 明日は全てが変わるもの あなたが夢見た全てのものが  もちろん今でもあなたが好きだわ だから胸のフリルが今も震えるわ いつかは誰もが全ての謎明かし 春の明朝に色あせていくのね 私の心の誰にも見せない青い小筺さえ だから今は何も言わず私を許してね 明日は全てが判るもの あなたが夢見た全てのものが  だから今は何も言わず あなたの思いを じっと抱きしめて 明日は全てが判るもの あなたが夢見た全てのものが だから今は何も言わず あなたの思いを じっと抱きしめて 明日は全てが変わるもの あなたが夢見た全てのものが
水晶になりたいあがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚水晶になりたい 地面の中から顔をのぞかせて 歌をうたっていたい 時々とおる旅人たちに 歌をうたっていたい ひろがる大空いっぱい 水晶になりたい 地面の中から顔をのぞかせて  水晶になりたい 地面の中 体もぐりこませ 歌をうたっていたい 時々とおる旅人たちに 歌をうたっていたい ひろがる大空いっぱい 水晶になりたい 地面の中 体もぐりこませ  どうしてあんなに 青い空の上 ウォウォウォ ウォウォウォ
24時の惑星あがた森魚あがた森魚あがた森魚高浪敬太郎電線の切れた夜明けのビルディングに口づけをする 明けの明星 コートの襟を立ててエレベーターを下る 青い冷気 パジャマの脱げた波止場裏の酒場から聞こえる地球の裏のカーニバル そんな夜明けの景色に さっきそこにいたのかもしれない君の残り香で 言葉にならない微睡みを ありがとう  「サヨッナラ」サエアノ時 言ワナカッタノハ 「サヨッナラ」ッテ終リガ ゼッタイウソ ダカラ 誰カノ指ト誰カサンノ指ハ 離レ離レニナラナイハズダヨ  7時のニュースで目が覚めてしまって うとうとしてたらもう9時も過ぎて あなたからの電話が来ないままお昼も過ぎた 途方に暮れたまま天気予報は当たってしまって 雨の午後になる 宵の北の地平線すれすれにかかっているカシオペアも見えない そこは古代エチオピアのお姫様が住む星だけど 何故だか  「サヨッナラ」サエアノ時 言ワナカッタノハ 「サヨッナラ」ッテ終リガ ゼッタイウソ ダカラ 誰カノ指ト誰カサンノ指ハ 離レ離レニナラナイハズダヨ  勇士ペルセウスがメドウサの首を獲って その赤い血の中から高く嘶き 真っ白なペガサスは 羽撃き上がる  誰かの窓からアンドロメダ大星雲 たったさっき数百万光年の輝きを 今、見る驚き  「サヨッナラ」サエアノ時 言ワナカッタノハ 「サヨッナラ」ッテ終リガ ゼッタイウソ ダカラ 誰カノ指ト誰カサンノ指ハ 離レ離レニナラナイハズダヨ  「サヨッナラ」サエアノ時 言ワナカッタノハ 「サヨッナラ」ッテ終リガ ゼッタイウソ ダカラ 誰カノ指ト誰カサンノ指ハ 離レ離レニナラナイハズダヨ  「サヨッナラ」サエアノ時 言ワナカッタノハ 「サヨッナラ」ッテ終リガ ゼッタイウソ ダカラ 誰カノ指ト誰カサンノ指ハ 離レ離レニナラナイハズダヨ  もう「サヨッナラ」は絶対に言わない このことは終りにしたくない 君の言葉の 君の声の 君の唇の 君の言葉の 君の声の 君の唇の たった独りの夜に コダマになってまだ聞こえている たった今夜 たった独りの夜に コダマになってまだ聞こえている たった今夜
赤色エレジーmoonridersmoonridersあがた森魚八洲秀章岡田徹・白井良明愛は愛とて何になる 男一郎 まこととて  幸子の幸は何処にある 男一郎 ままよとて  昭和余年は春も宵 桜吹雪けば情も舞う  さみしかったわどうしたの おかあさまのゆめみたね  おふとんもひとつほしいよね いえいえこうしていられたら  あなたの口からさよならは 言えないことと想ってた  はだか電燈舞踏会 おどりし日々は走馬燈  幸子の幸は何処にある  愛は愛とて何になる 男一郎まこととて  幸子の幸は何処にある 男一郎 ままよとて  幸子と一郎の物語 お泪頂戴ありがとう
太陽がいっぱいあがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚初めて 都会へ 出て来た年の夏 友達に さそわれて 海を見にいった 磯部は 若い 男や女の子達で 何もかもが 眩ぶしすぎた  友達のヨットの上で 友達の彼女が ヨットよりも白い手で 麦藁帽子を 海にむけて涼しげに 振っていたけど 俺にもやさしいひとが欲しかっただけさ その日の 海は 青く深く澄んでいたけど 俺のナイフは 海の底に沈んでいた  友達の彼女とふたりだけで泳いだ日 砂浜の上でくちづけをした  昼下りの磯辺は 風と波と砂とばかりで ふたりが離れたら 海猫が 泣いていた 彼女は微笑むけど 何んだか口惜しくなって 口びるを噛みしめて ぬぐっても ぬぐっても ナイフで裏切った 傷口が赤すぎた 俺にも やさしいひとが欲しかっただけさ  その日の 空は 白く高くぬけていたけど 俺のナイフは 海の底に錆びていただろうか
ふもれすくあがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚例えば 雨にずぶ濡れ野良犬にも 空を流れる雲を眺める木樵達の悲しみは 判らない時もあるだろう あるいは 昨日見た映画の砂漠のお月様にも 暗い御空のむこうの喜び悲しみは 判らない時もあるだろう 僕にも こんな日々に 明日におののきうめき喜びなげいてる 乙女達の胸の内はおそらく判るまい だけども この僕が どんなにおののきうめき喜びなげかい あなたを待っているかは あなたには判るまい 打ち上げられた 酔いどれ破れ船の夢の様に 明日の磯辺に 真砂と砕ける様に この僕のこのふたつの手で あなたをどんなに強く抱きしめても あなたもいつか死んで行くだろうか  崩れていった男や女達の夢のように 明日の御空にあてなくさまようように この僕のこのふたつの手で あなたをどんなに強く抱きしめても あなたもいつか帰ってゆくだろうか
一寸とそこまであがた森魚あがた森魚あがた森魚矢野誠・あがた森魚夢みる街角 少年たちの リリリと口笛吹く音色 ほら あれだよ るり色稲妻かきわけ見上げてごらん 僕らの地球でまたたくや 宇宙の窓辺にニューヨーク リオデジヤネイロ照らす月  糸すぎ萌える 丘の国 泉を渉る愛の曲 ほら素敵だよ いつか二人で歩いたよ嘘みたい みつめてごらんあなたの生まれた星がささやくよ 宇宙のラジオにエッフェル塔 微笑返すはスヒンクス  あのこは 今日も 夢みているか このこも泣かずに歌えるだろか ほらうみだよ 宇宙の朝潮波こえ つかんでみたいな 二人の生れた素適な星を わたってみたいな絹街道 お江戸の柳の日本橋
君のことすきなんだあがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚きみのこと すきだった とおくからみつめても きがつくと そばにいた 秘密のよな まばゆさに わけしらずひきづられ ゆびにさえ ふれてさえ きみのことすきだった  もしもきみがしんだなら 約束はただひとつ みずうみになきがらを だきしめて 泳いでく みずうみにかすむまで きみのこえ きいてさえ きみのことすきだった  しろい頬てをそえて みずうみになきがらを だきしめて およいでく みずうみにねむるまで だきしめて およいでく みずうみにかすむまで ゆびにさえ ふれてさえ きみのことすきなんだ
パール・デコレーションの庭あがた森魚あがた森魚あがた森魚矢野顕子父さんの絵葉書の少し読めない文字 に・じ・ん・で・る この真珠飾りの庭の都市 百合を飾った蓄音機 黒い悪魔の音の函 だだだだ だだだだ 進みます  父さんはね この海の底が大好きだ 今こちらでは大博覧会 もうすぐ二十世紀も終わるからね こちらもやたらに忙しい KUN......KUN......  つぶやくように あわ吹いて ぶあついレンズに現れて うろこの紳士も洗われて ヤッボー ヤッボーと エンジンも  父さんの絵葉書…ところどころ読めない も・う・み・え・な・い 真珠飾りのケーキの庭は サリガニ銜へた潜望鏡 黒い怪しい音の函 だだだだ だだだだ 走ったもんさ  広場ではエッフェルタワーや ケーブルカー 凱旋門をくぐりぬけ もうすぐ海の旅も終わるからね こちらもやたらに忙がしい KUN......KUN......  泪をふいたら あわ喰って ぶあついレンズで見つめあい うろこの紳士も遠ざかる ヤッボー ヤッボーと おさらばと ヤッボー ヤッボーと おさらばと
乙女の儚夢あがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚あわれ乙女よ何故歎くか お巡りさんがわけ迅えば お願いだから許してね 弟 いもうとおなかすかして 待ってるからね なくなと云えばなを泣いた かた うちふるわせて  乙女の父親人力俥夫豊八は にげたお春の日々を追い酒に歎き暮れ 弟 いもうといじらしく ジっとひもじさこらえれば 小さな胸にそっとあたためてみた あぁとりがらソップ  お姉様はね 廓街錦紗の帯にほお紅で すてきなのよと 乙女よこがれよと アコーディオン鳴りわたり 物語り泣く宵の辻よ とおりぬけれます いえ通りぬけれぬ 春をひさぐ あぁメリンスフトン
雨傘あがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚昨宵 あなたが忘れていった雨傘 水玉模様がほろほろと ぼくの晩のお使い一緒にね 斜に飾せば五月晴れ 飛んで往き来の濡れ燕 傘はきみに逢いたいよっていってるよ ぼくも少しは逢いたいよな気もするし こんど雨の日遊びに来ませんか だからどうぞ遊びに来てください でももう逢いには来ませんか もう逢いになんか来ませんよね あなたに伝えたいぼくの本当を こんな切ないペンで書き切れぬのなら いっそのこと喉掻き切れた方がどんなに 楽だろうにねと想いつつ 楽だろうにねと想いつつ  昨宵きみに書いた水色手紙 水玉泪で虹が架かり 煙草で火を付けもしてしまった こんど雨の日逢いに行きたいな 傘も逢いたいっていってるし ぼくもほんとに逢いたいし こんど逢えませんか いやもう逢えませんね もう逢うのなんてだめですよね ぼくさえあの時大人しくしていて きみを識らぬふりできていたら 五月晴れの中の夕立ちのように 束の間の雨宿りで済んでたらどんなに 楽だったろうにねと想いつつ 楽だったろうにねと想いつつ
電気ブランあがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚浅草六区に行くんだったら電気ブラン たった五十銭 神谷バアの電気ブラン 一口天国二杯で地獄 三杯呑んだらあの世行き  あの娘のようにシビレてしまうぜ 電気ブラン おさかなうまいね神谷バアの電気ブラン
冬のサナトリウムあがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚ほんの少しだけれど 陽が射し始めた 雪明り 誘蛾燈 誰が来るもんか 独人  荒野から山径へ 邂逅はまぼろし 弄びし夏もや 何が視えたんだろか 抱擁て  十九歳十月 窓からたびたち 壁でザビエルも ベッドで千代紙も 涕泣いた
清怨夜曲あがた森魚あがた森魚あがた森魚あがた森魚汝が綺髪 かき抱き 吾が綺夢 見果てぬとも 添うて踊ろ 僕と一緒 君は仕合せに眠くなれ 素敵よ夜の曲片 あなたの肩でるりるら踊れたら だから踊ろ 僕と一緒 君は仕合せに眠くなれ でも怖いの ほらあんなに 明日も淋しそキラキラお星さま はなすもんか明日こそは 大きな海を見つけに行くんだぜ きっとよ お日さま照って 遠くまで仕合せが見えるのね 泣くなよ そんな泣いたら 僕だって悲しくなっちゃうよ だから踊ろ 僕と一緒 君は仕合せに眠くなれ 海も踊ろどんどんあれろ 天の神鳴りさまも 何にもかにもこわれてしまえ もう明日なんて怖くはないし だから踊ろ僕と一緒 君は仕合せに眠くなれ
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