須田景凪作詞の歌詞一覧リスト  48曲中 1-48曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
ホロウシユイシユイ須田景凪須田景凪須田景凪長い夢を見てた 冷たい闇の中で 君が居ないから こんなにも胸が痛いのだろう  世界が終わる音がする 罪には罰がよく似合う 穢れの中、もがいていた 誰かに気付いて欲しくて  光の雨が降り注いで 闇を喰らって 哀しい苦しい愛しいが溢れたみたいだ 叫びが届くなら 次はきっと 誰より早く貴方を奪ってみせるよ  甘い夢を見てた 酷く寝苦しかったんだ 君が居ないから こんなにも朝が怖いのだろう  世界はいびつな姿で 変わらず笑みを浮かべている 穢れはいつか歌になった あなたの為だけの讃美歌  光の雨が降り注いで 闇を喰らって 哀しい苦しい愛しいが溢れたみたいだ 叫びが届くなら 次はきっと 誰より早く貴方を奪ってみせるよ
ユーエンミー須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪ウォーアイニーさ  幸せってなんかもどかしい 憎らしいくらいが丁度良いんだって 斜に構えては空っぽになっていた  未来なんて実は無いらしい それなら今を生きていたいんだって 傷が付いても雨に濡れても  何十回、何百回と また恋に恋をして  ウォーアイニーさ 今夜は何処にも行かないで ウォーアイニーさ あんたは少しも分かってない! 何度だって何度だって 心と心のマリアージュ ウォーアイニーさ すれ違いばっかのユーエンミー  必ずってなんか馬鹿らしい 有り得ないくらいが丁度良いんだって 心躍るような夢を語ってやろう  誰もあんたにはなれやしない お願い 信じて欲しいんだ あ、試しにアバンチュールでもどうですか  何十回、何百回と また恋に恋をして  ウォーアイニーさ 今夜は何処にも行かないで ウォーアイニーさ あんたは少しも分かってない! 何度だって何度だって 心と心のマリアージュ ウォーアイニーさ 騙し合いばっかのユーエンミー  愛は盲目 じわじわ心を蝕んで 消えないな 私だけの孤独が  ウォーアイニーさ 今夜は何処にも行かないで ウォーアイニーさ あんたは少しも分かってない! 何度だって何度だって 心と心のマリアージュ ウォーアイニーさ すれ違いばっかのユーエンミー ウォーアイニーさ 惹かれ合うばっかのユーエンミー
エイプリル須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪・赤山コウあてもない景色を 君と共に描いていた 今でもずっと鮮明だ 花香る風が頬を撫でる 笑い声 黄昏 そんな永遠を  光るのは夜の結晶 何処かで会えるさ 悪夢の続きも君となら怖くないな  春が僕らを手招いて 花曇りの中 身体を寄せ合う 嵐の様なざわめきが 今、心を満たしていた!  不確かな憂いもいずれ晴れる 季節が巡るたび ずっと曖昧に 迷いを重ねた日々の先で 願うのは 幸せ そんな憧憬を  睨むのは過去の亡霊 祈りを嗤うのさ 悪夢も辿れば愛おしいドラマだった  春が僕らを手招いて 花降る 逆巻く 言葉が途切れる 嵐の様なざわめきが 今、心を満たしていた!  まだ君は覚えていますか 初めて会った日のことを いつか遠い未来の彼方で 変わらないものがありますように  春が僕らを手招いて 花曇りの中 身体を寄せ合う 嵐の様なざわめきが 今、心を満たしていた! 嵐の様なときめきが 今、心を満たしていた!
ユートピア須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪すべて最低だと笑えたら  君に傷がつかぬように この手を離せずにいた 痛みを知らない奴の言葉なんて  弱さを隠すから 孤独が募っていく 穴の空いた心で何処へと  すべて最低だと笑えたら どんなに子供じみた 言葉でも愛したいんだ  ここは 桃源郷では無いから 何も満たされなくて 考えたって仕方のない 未来に焦がれていた  真っ赤っ赤に腫れた目が 悲しいに染まる前に たったひとつの言葉でも言えたら  これは僕らのラブコールだ どうか届いてくれ  月明かりを頼りに 互いを確かめる 次第に心は混ざり合った  憂いを帯びた瞳は 悲劇を抱えている 届かない想いだっていいだろう  いつか生まれ変わるとしても 何度だって君に巡り会うんだ 忘れないでくれ  すべて最低だと笑えたら どんなに子供じみた 言葉でも愛したいんだ  ここは 桃源郷では無いから 何も満たされなくて 考えたって仕方のない 未来に焦がれていた  真っ赤っ赤に腫れた目が 悲しいに染まる前に たったひとつの言葉でも言えたら  これは僕らのラブコールだ どうか届いてくれ
いびつな心 feat. むト須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪Carlos K.正解なんてひとつもなくて 不正解なんてひとつもなくて きっと君があなたが見てるもの それだけが全てだ  不幸ばっかりを思い出すんだ 幸せはパッと浮かばないんだ きっと心満たされない為に そう出来てるんだろう  好きなものは好きでいいじゃないか 嫌いが増えたっていいじゃないか きっと人生なんてそんなもんの繰り返し  涙の正体なんて知るわけないでしょう  ただ愛してると叫ばせて! 遠回しの言葉は要らない 何度でも迷わせて! この日々が輝くように  春が来て 別れが怖くて 目を伏せる 風が光る 生きているんだから歪な心  感情ばっか喚いていこうぜ 恥ばかりかいて歩いていこうぜ だって痛みのない表現なんて 息が詰まるから  好きなものは好きでいいじゃないか 嫌いが増えたっていいじゃないか きっと人生なんてそんなもんの繰り返し  あんたも後悔ばっか抱えているんでしょう  ただ愛してると叫ばせて! 遠回しの言葉じゃ足りない 何度でも想わせて! この夜が沈まぬように  朝が来て 鼓動が早くて 天を仰ぐ 視界が濁る 生きているんだから歪な心  信じたい心があるんだ 信じない言葉があるんだ どうしたって最低な暗闇を 手離せないんだな アイロニー  忘れたい心があるんだ 忘れない痛みがあるんだ どうしたって最低な暗闇を 手離せないんだな  ただ愛してると叫ばせて! 遠回しの言葉は要らない 何度でも迷わせて! この日々が輝くように  春が来て 別れが怖くて 目を伏せる 風が光る 飾りのない声を聞かせておくれ 生きているんだから歪な心
ダーリンGOLD LYLIC須田景凪GOLD LYLIC須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪私じゃ駄目ですか 誰よりもあなたを わかってるの わかってるのは きっと私だけ  私じゃ駄目ですか 心は奪えない わかってるの わかってるのは きっと私だけ  ダーリン 全部あなたにあげる お気持ちはたんと愛で頂戴  ダーリン いつか認めておくれ その日が来るのを待っているわ  ひとりじゃ意味がない 言葉は生まれない わかってるの わかってるのに ずっと空知らず  ふたりじゃ居られない 心は触れない わかってるの わかってるのに ずっと恥知らず  私じゃ駄目ですか  ダーリン 全部あなたにあげる お遊び夢中でなんて狼狽  ダーリン いっか忘れておくれ 終わりが来るのを待っているわ  ダーリン 全部あなたにあげる お気持ちはたんと愛で頂戴  ダーリン いつか認めておくれ その日が来るのを待っているわ
雲を恋う須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪・PRIMAGIC何処かへ行った晴天と斑な暮らしの中 見慣れた横顔 窓を突いた雨音  言ってしまえば全ては取るに足らない 些細な言葉が尾を引いていく  抱えた痛みの数なんて 覚えてはいないけれど 確かにふたりの愛を育てた  安っぽい日々を送ろうね 下らない話をしようね 乾涸びた朝を重ねては幸せだと笑おうね きっと先のことは分からない 今はただ しなだれた貴女が涸れる事のないように歌を歌うのだ  慰め合うのは簡単だ 故に此処にあるのは くすんだ空模様 夢に飼った蜃気楼  貴女の気を惹こうとして 独りに善がっていた 幼く醜い恋心だ  迷い込む闇の行く末に 安らかな心が燈った 差し伸べた手の平はどうか離さないようにしようね 雨の這う紫陽花を見ては 共に揺れる貴女の言の葉が 褪せる事のないように空を仰ぐのだ  囁きを交わして 何でもない秘密を持った 洒涙雨のような思い出だ  瑠璃色を隔てて ぎこちなく笑い合っていた 華やかな笑顔に見惚れました  ほら  安っぽい日々を送ろうね 下らない話をしようね 乾涸びた朝を重ねては幸せだと笑おうね きっと先のことは分からない 今はただ しなだれた貴女が涸れる事のないように歌を歌うのだ 在れるままであるように君を愛すのだ
落花流水須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪心を持ち寄って重ねた日々の中に 手離してしまった景色がいくつあったろう 静かな体温が触れていた夜の隙間 変わらないものを探して歩いた  痛みを伴って並べた幸せなら 忘れる事が怖くて仕方ないよな 静かな心じゃいられない 醜くとも 変わりゆくものを今日だって見送った  いずれ来るさよならの奥で 消し去れない程の焦燥を  明日の二人が此処にいたら どんな言葉を交わすのだろう 君の姿が褪せないように 今、見た景色は手離さないで それが僕らになるから  言葉を失った季節の美しさも やがては心の最果てで乾くのだろう 煩い心に任せて夜の先へ 面倒な痛みは此処に捨てて行け  いずれ去る刹那の感情へ 恋々と残る花束を  明日の光を求めるのは あまりに酷く切なくなるの 君の心に届くように 今、見た景色は手離さないよ それが僕らの証明だ  夏の雨も冬の熱も 秋の棘も春の色も あなたのもの あなただけのもの  明日の二人が此処にいたら どんな言葉を交わすのだろう 君の姿が褪せないように 今、見た景色は手離さないで 今、居る世界を愛してみようぜ それが僕らになるから
無垢須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪眠気に身を任せる様に 空白に懲りず恋をしているのでしょう ただ ありのままを見つめていたいだけなのに  重ねた声に思いを馳せる度 遠く離れる君の温もり  愛と呼べるほど無垢じゃないから 泥の付いた明日を笑おうか 途方もない未来は要らないから これまでを分かち合おうよ その眼の奥の君を僕はきっと知ってるよ  小風が頬を撫でる様に 偶発の中 息をしているのだろう ほら こんな風にだましだまし生きてるよ  後悔のうねりにまたしても溺れる 酷くうららな君の優しさ  愛と呼べるほど無垢であれたら 傷だらけの嘘は要らないよ 夜光を喰らうのは春の残花だ これまでを笑い合おうよ その眼の奥の君を僕はきっと知ってるよ  愛に酔っている そして腐っていく 愛に縋っている 未だ彷徨っている  愛を疑っている 故に躊躇っている 愛に縋っているんだな  僕等は  愛と呼べるほど無垢じゃないから 泥の付いた明日を笑おうか 途方もない未来は要らないから これまでを分かち合おうよ その眼の奥の君を僕はきっと知ってるよ 何処までも愚かな愛が丁度良いんだよ  君となら 寂しさも優しさも 何もかも分け合えると思うんだ 絶対ね
猫被り須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪路地裏の猫が鳴く 生まれ変わるなら こんな風に呆れるほど 気儘でいたいな  身の丈に合わない 幸せは恐ろしい あなたの語る美しさを少し分けて欲しい  ごめんね あなたの心がわからないの 使う言葉も 見てる景色も似てるのに 痛いよ 素直に笑えない この姿が 強がりってことさえ言えたらな  暇で腹を満たす 愚かな暮らしだ 誰かを照らす月明りが少し羨ましい  嫌な思い出ばかり 忘れられないよな そこにあなたが居るんだから 余計憎たらしい  弱さを隠して生きるから ほらね ご覧なさい  ごめんね 私も私がわからないの 飾る言葉と 募る孤独が 裏腹で 嫌いたい 嫌えない 馬鹿らしい この弱さが私なんだから黙って受け止めて  花言葉を並べたって そんな綺麗な物じゃない 神経を尖らせてさ 互いに枯れていく  また明日と濁したって 絶対なんてないじゃない 不幸なんて求めていない 互いが知っている  あなたの語る美しさを少し分けて欲しい あなたの抱くもどかしさを少し分けて欲しい  ごめんね あなたの心がわからないの 使う言葉も 見てる景色も似てるのに 痛いよ 素直に笑えない この姿が 強がりってことさえ言えたらな 猫被るくせに 嗚呼 馬鹿みたいね
リグレット須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪渦を巻いた 茹だる夜 懐かしい夢を見ていた まだ理想像に囚われたまま  胸を占める 面影は 確かな君の姿だ 獣の様に爪を立てている  あの日の笑顔も あの日の涙も ふと思い出しては胸を締め付ける  僕達が飲み込んだ後悔の果てに 報いがあるかなんてさ 知る由もないから 当てもなく彷徨った人生の先で 愚かな罪も優しさも君が居たならば 笑い飛ばしてやれると  窓を射した朝焼けが燃える度 君の声を ただ思い出して 日々は過ぎていく  戸惑いみたいな言葉が 絶えず喉元に潜む 獣の様に爪を研いでいる  あの日の優しさも あの日の寂しさも こころは言葉に出来やしないから  僕達を抱きしめた永遠の色が 思い掛けず褪せても消えやしないから 有触れた幸せに手を伸ばすことが あまりに怖くて仕方ない その声で全て 笑い飛ばして欲しくて  消えない痛みを愛してしまう 愚かに見えるでしょう それでいいんだと  退屈な日々は君のせいだよ 愚かに映るでしょう それでいいんだと  あの日の笑顔も あの日の涙も ふと思い出しては胸を締め付ける  僕達が飲み込んだ後悔の果てに 報いがあるかなんてさ 知る由もないから 当てもなく彷徨った人生の先で 愚かな罪も優しさも君が居たならば 笑い飛ばしてやれると
veilフレデリックフレデリック須田景凪須田景凪笑えない日々を辿ったって 変わらない今を呪ったって 宙に舞った言葉じゃ あなたを救えないのだろう  届かないままの景色と 温まることない痛みと 肩を寄せ合って歩いていた 遠いところへ行けるように  あなたの言う希望だとか 夢に見た理想ならば どんなに冷たくたって愛してみせるよ  笑えない日々を辿ったって 変わらない今を呪ったって 宙に舞った言葉じゃ あなたを救えないのだろう  不甲斐ない声で叫んだって 熱を持つ夜に変わっていく この手が離れても また歩いて行けるように  分かち合うことない言葉が ふと気付く度に増えていた 今と向き合って変わっていく その姿を見ていて欲しい  あなたの言う未来は ただ、この手に収まらなくて どんなに繕ったって その笑みの奥を疑ってしまうだろう  終わらない日々の向こうだって 救えないくらいの憂だって この指がもがくほど 遠く滲んでしまうのだろう  触れない思いの色なんて 知りたくはないと思っていた あなたが居なくても夢を見ていたいのに  象ったような不幸があなたを襲うなら この手の平で触れていたいな 繕って吐いた言葉が誰かを呪うなら 口をつぐんでさ  笑えない日々を辿ったって 変わらない今を呪ったって 宙に舞った言葉じゃ あなたを救えないのだろう  不甲斐ない声で叫んだって 熱を持つ夜に変わっていく この手が離れても また歩いて行けるように さよならは言わずに 何処かでまた会えるように
Vanilla須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪余りに苦くて飲み込めない 寂しさが此処には溢れてる  間違いばかりの日々の中を 歩いては光がちらついた  酷い世界の中でさえ 君とならば笑い合える 共に生きていよう  なあ いつか二人はひとつになって 曖昧な心を愛と呼ぶのだろう 赦せない罪などひとつも無いさ 優しい言葉をただ聞かせて なあバニラ  些細な言葉に苛まれて 当てもなく夜はまた深くなる  窓の向こう側 過ぎ去る雲 遠のいた影法師 街の音  君の瞳に映るのが 花曇りの永遠であれど 共に生きていよう  なあ いつか二人はひとつになって 悩ましい痛みを恋と呼ぶのだろう 赦せない罪などひとつも無いさ 優しい言葉をただ聞かせて なあバニラ  なあ いつか二人はひとつになって 曖昧な心を愛と呼ぶのだろう 赦せない罪などひとつも無いさ 優しい言葉をただ聞かせて なあバニラ
メメント須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪違えど確かな愛の形を思い返してしまう 夜は長いから深いところへ沈みましょう ほら  ほころぶ幽かな声の揺らぎに 気付かないふりをして目を瞑っていた 痛い心を隠しましょう 今  この雨が止んだら離れ離れだね 恋模様も同様に溶けて消える 生まれ変わるのなら哀れな獣で 有りたいと願い続けていた  正しい結末は此処にないと 遠い過去を見つめて夜を噛み潰した 甘い言葉へ惑いましょう ほら  やがては全部が嘘になって 胡乱な日々の果てで息をするのだろう 酷い心を飾りましょう 今  この雨が止んだら離れ離れだね 濡れそぼつ心臓は猫を被る 分かり合えるのなら裸の心で 有りたいと願い続けていた  この雨が止んだら離れ離れだね 恋模様も同様に溶けて消える 生まれ変わるのなら哀れな獣で 有りたいと願い続けていた
迷鳥須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪「おやすみ。」 そうやって環状の毎日を 何度も巡っている 寝苦しい  忙しなく過ぎる季節の群れに 置いていかれない様に歩いている  大切なあの風景は変わらずに在るでしょうか  終わらない暮らしがあるなら 離れない過去になるのならば 下らない痛みを背負うのは もう止めよう 相応しい傷だけ世話を焼いて  「おかえり。」 こうやって燦々の生活は 正しい顔をして笑っている  今でも鮮明に繊細に覚えている 嫌でも忘れることも出来ないや 感情に従順に転げていた いつからだ 思う様に笑えなくなったのは  粧した暮らしがあるなら 変わらない暇はどうしてでしょう 下らない迷いを問うのは もう止めよう 相応しい毒だけ身に宿して  続いていく日々があって 手を離したくないけど 全て覚えていたいだなんて 傲慢だ わかってる  終わらない暮らしがあるなら 離れない過去になるのならば 下らない痛みを背負うのは もう止めよう 相応しい傷だけ世話を焼いて
風の姿須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪風が忙しなく窓を叩いた その度に秋の匂いがした 閉じた瞼に触れる 生温い熱  真夜中の羊の群れに 手を伸ばす気怠い部屋で 潤む瞳は誰を思い出していたの  長い髪が細い指が 昇る陽に溶けていた その姿に愚かなほど 見惚れていた  水面に映る姿を覗く 猛毒の様な私がいた 呼応して今を交わして生き延びている  向い風に抱きしめられて 得も言えず声を失う この心は言葉で言い表せない  晴々と語る声が 鳥の様に響いていた その音色に近付くほど 顔を伏せた  思い出せないことが ひとつひとつ増えていく 大事な温もりも 帰るべき場所も  言い出せないことが ひとつひとつ増えていく 後悔も焦燥もあなたが赦した  微笑みが 触れる指が 憎いほど優しくて 一筋のその眼差しが 胸を刺した
welp須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪いつの間にか がらんどうだ 絵具は持て余しているのに描けない  話をして牙を立てて 獣に成りきれない時間を過ごしてたね  認めたくはないけれど ぎこちない苦い記憶も  いつか 忘れてしまう棘ならば 白紙に戻そう 言葉を交わしながら 優しさも苛立ちさえも 捨てられない私を許して欲しい  日々を重ね 残る物は 他愛ない思い出の羅列だと気付いた  今夜だけは夜更かしをしよう 瞼が重たくなるまで 糸を手繰る あなたを探す  見世物の姿さえも 意味のない淡い期待も  いつか 静かな夜が訪れたら 暇に浸ろう 心は踊りながら 見透く飾りの日々さえ 疑わないあなたと話しがしたい  夜な夜な考えてしまうんだ 過去とか下らない事ばっか 笑ってくれ 笑ってくれ そして天井は回り出して 飾りすら全てを脱ぎ去って 歌ってくれ 歌ってくれ  いつか 忘れてしまう棘ならば 白紙に戻そう 言葉を交わしながら 優しさも苛立ちさえも 捨てられない私を許して欲しい
色に出ず須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪あの日去った青空は 何処か濁って映っていた  どのみち もう定かでない 頭の中の景色だから  気にも留めない 街路樹の色 共に赦した小部屋の孤独 あなたの体温が思い出せないの いつからだろうな  あなたは何処で何をしているの 何を見て 何を感じて 生きているの 嗚呼 あの季節に僕はまだ取り残されて 冷たい風を浴びている  あの日酔った人混みで あなたを未だ探している  変わってしまった街の中 変わる事がただ怖かった  心許ない 青枯の日々 確かなうつつを見過ごしては あなたの影を見失ってしまった 古い記憶みたいに  あなたは何処で何をしているの 誰を見て 誰を感じて 生きているの 嗚呼 あの日暮れに僕はまだ取り残されて 眠たい風を浴びている  この街は浴槽みたいだ すぐに流れ溢れゆくばかりだな でも何故か愛してしまうよ 冷えてゆくばかりなのに  あなたは何処で何をしているの 何を見て 何を感じて 生きているの 嗚呼 あの季節に僕はまだ取り残されて 冷たい風を浴びている しのぶれど色に出ず
刹那の渦須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪夜に潜る君の姿 帰り道は要らないのだろう 背中を照らす灯りが酷く美しかったな  言葉に迷い俯くのなら 静かにただ触れ合っていよう やがて燃ゆる群青に身を任せてみようか  足りないものは何だろうな 数えればきりがない 過ぎ去る日々は風になって 絶えず季節を揺らしている  嗚呼 いつまでも後悔と愛憎が渦を巻いて この牙の矛先を探し彷徨って歩いている 翡翠の海を眺めては君を思い出した 刹那の優しさが胸を締める 今も  風が散らす花の姿 無垢な荊棘 置き去りの熱 悦に浸る鴉を遠く眺めていたんだ  心を垂らし傷付くのなら 此処ではない何処かへ向かおう 君が想う全てになりたい そう思えたんだ  消えたい夜はどうしようか ひとりじゃ生きられない 醒めない夢は胸に棲んで 未だ命を喰らってる  嗚呼 いつまでも温もりは透明な化けの皮だ 幸せが膨らむ度 夜は爪を研ぎ笑っている にわかな雨に打たれては愛を求めている 陽炎 ひりつく日々を願う 今も  君の歌を歌うのならば どんな言葉が相応しいのだろう ひとつの言葉も要らないと君は言うんだろう  君の歌を歌うのならば どんな言葉が相応しいのだろう 下らない夜の隅っこで温い記憶を辿っている  嗚呼 いつまでも後悔と愛憎が渦を巻いて この牙の矛先を探し彷徨って歩いている 翡翠の海を眺めては君を思い出した 刹那の優しさが胸を締める ただ惑う暮らしに君を想う 今も
飛花須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪花は散ってしまった 残るのは僕等を包む日溜まり 穴の空いた心だ  柔い風の中 あなたの瞳は木陰に隠れて 見失っていた  夏の気配が近付く度 春が遠退いていく  ねえ まだ 何一つも返せてはないのに あなたの背を目で追うことだけ 何処かで食い違った誓いの言葉も 花の香りと共に散りゆくだけ  雨は遠い過去 幸福 愛憎 胸に暮らしてる 馬鹿みたいな心だ  深い夜の底 這い寄る甘えに 溺れてしまいそう それもいいかって  あなたの声に触れる度に 僕は恥ずかしくなる  ねえ ただ その雫に見惚れてしまうのは 誰よりあなたが恐ろしいから 何処かで分かち合った互いの痛みは 花の枯れる様に酷く似ていた  色めいていく景色は二度とは戻らない 全ては等しく木陰へと 限りのある世界じゃ上手く笑えない 全てを抱えて生きていくだけ  ねえ ほら 何か一つ言葉を探すなら どんな響きに辿り着くでしょう 何処かで傷が付いた静かな気配に 今は全て委ねていたいから  ねえ まだ 何一つも返せてはないのに あなたの背を目で追うことだけ 何処かで食い違った誓いの言葉も 花の香りと共に散りゆくだけ
ゆるる須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪遠い過去の様に思えるんだ 厚い雲を目に焼き付けていた 何もかもがきっと近過ぎていた 今になって後ろめたくなった  風が揺るる 水面はうねる 瞬きと共に罪を攫う ふと切り裂く景色の奥は温もりだけ  ちゃんと目を見て言って 君の言葉で 最後の魔法は二度と解けないように 明日も君を思い出す 声が朽ちるまで その頃に魔物にでもなってたら笑えるね  緩やかに日々は焼け焦げていく 気付かないまま燃ゆる心だった ならばいっそ手離してしまうか そんな事を考えてしまう 愚かな程に  海は口遊む 翡翠の底で 陽の射す時を待ちわびている 胸を締める小さな傷も愛している  誰か夜を触って か細い痛みまで いつの日か飛行した声も届きますように 闇はやがて灯って思い出となる その前にただ隣で笑っていたいだけ  心揺れる その様を包み隠さずに 曝け出して生きていけたら幸せだ その為に魔物でも獣にもなろう 下らない話でも君と続けたいんだ  ちゃんと目を見て言って 君の言葉で 最後の魔法は二度と解けないように 明日も君を思い出す 声が朽ちるまで その頃に魔物にでもなってたら あるがまま私をその手で触れておくれ
シャルルジェルジェル須田景凪須田景凪さよならはあなたから言った  それなのに頬を濡らしてしまうの そうやって昨日の事も消してしまうなら もういいよ 笑って  花束を抱えて歩いた 意味もなくただ街を見下ろした こうやって理想の縁に心を置き去っていく もういいか 空っぽでいよう それでいつか 深い青で満たしたのならどうだろう こんな風に悩めるのかな  愛を謳って謳って雲の上 濁りきっては見えないや 嫌嫌 遠く描いてた日々を 語って語って夜の群れ いがみ合ってきりがないな 否否 笑い合ってさよなら  朝焼けとあなたの溜息 この街は僕等の夢を見てる 今日だって互いの事を忘れていくんだね ねえ そうでしょ  黙っていよう それでいつか苛まれたとしても 別に良いんだよ こんな憂いも意味があるなら  恋と飾って飾って 静かな方へ 汚れきった言葉を今 今今 「此処には誰もいない」「ええ、そうね」 混ざって混ざって二人の果て 譲り合って何もないな 否否 痛みだって教えて  きっときっとわかっていた 騙し合うなんて馬鹿らしいよな ずっとずっと迷っていた ほらね 僕等は変われない そうだろう 互いのせいで今があるのに  愛を謳って謳って雲の上 濁りきっては見えないや 嫌嫌 日に日に増えていた後悔を 語って語って夜の群れ 許し合って意味もないな 否否  愛を謳って謳って雲の上 語って語って夜の群れ  哂い合ってさよなら
Carol須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪帰路の騒がしい街 夕の朱色まで すべて染め上げていく 寄り道をした  風が連れ去る花びら 日々に灯っていく哀楽 名前はいらない  幸せを思い出すと その度あなたが隣にいて 目を瞑る笑い方も どうか忘れてしまわぬように  瞑る目の奥でさえ 今日が手招いた 明日が迫り来るまで 手は離さない  喜びも嘘も涙も あなたが育てた魔法だ 言葉はいらない  後悔に溺れても あなたがあなたでいられるように 傷跡も隠さずに 朝の光に謳いたい  わかってる あなたはいつの日にか 冷たい日々を泳ぐ事でしょう つまらない暮らしと嘆くことも美しいから  上手に笑えず眠った夜も あまりにぎこちない声の揺れも 形にならないこの心も それでいいんだと  幸せを思い出すと その度あなたが隣にいて 目を瞑る笑い方も どうか忘れてしまわぬように
Alba須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪使い捨ての毎日へ 指先で空をなぞる 例えばこの退屈も心から受け入れたら  これから何処へ流れて行くのか 瞳は雨に晒されていないか 行き場を無くして鳴いてはいないか 心の中でさえ  特別な日々は要らない 在り来たりで良いと静かに笑ってみせた 季節よ 巡って風を纏え いつか心に花が咲いて全てを愛せたなら  淀んだ夜の静けさ 理由もなく喉は渇く 例えばこの寂しさも共に生きて行けたなら  抱えた理想に怯えていないか 言葉の渦に囚われていないか 痛みを隠して笑っていないか 自由と呼んでまで  暗がりの中で生まれた光はただ あまりに綺麗で見惚れていた 季節よ 巡って夜を纏え いつか心に穴が空いて痛みが住み着こうとも  これから何処へ流れて行くのか 瞳は雨に晒されていないか 行き場を無くして鳴いてはいないか 心の中でさえ  煩いくらいに鼓動は胸を叩く 今も消えない想いばかり 季節よ 巡って糸を辿れ いつか心に朝が差して全てを赦せたなら  特別な日々は要らない 在り来たりで良いと静かに笑ってみせた 季節よ 巡って風を纏え いつか心に花が咲いて全てを愛せたなら
MUG須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪私はあなたを許せない 知った様な顔でヘラヘラ嗤う その台詞は誰のもの  煙の奥で潜んでいる 不浄を抱えた楔だけが 私をまだ縛るのだ  遠くで鳴る歌 目先でちらつく声  とても胸が痛いよ 優しい嘘だと わかっているからさ 余計に 何も聞きたくないよ どんな言葉すら 哀しい響きに聞こえてしまう  あなたは全てを隠せない 仕草のひとつでまたも綻ぶ 緩やかに広がる錆  片手間で夢を語らないで 甘えてしまいそうになるから 偽りを愛さないで  腹には落とせない それでも突き放せない  とても胸が痛いよ 苦しくなるほど ごめんね ありがとう 嘘じゃない でも憎めはしないよ 醜い私が 誰より憎いの 誰より  眠たい話をして 目が回るまで いっそ晴れやかになるまで あくびを食らう 気が遠くなる 眩暈がする  とても胸が痛いよ 優しい嘘だと わかっているからさ 余計に 何も聞きたくないよ どんな言葉すら 哀しい響きに聞こえてしまう
はるどなり須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪深く吸い込んだ 冷えた空気を あなたに見つけて欲しいと願った  次第に心は形を変える 誰も傷付けない事を望んで  熱を持つ白の呼吸が 幽かに射し込む光が 偽りなく届けば良い  あなたの目が泳ぐ 思わず息が止まる 花弁がひとひら窓辺で踊る 優しく手が触れる 少し唇を噛む 昨日よりも深く呼吸をしていた  互いの気配を持ち寄る程 身動きは取れず寝苦しくなった  乾いた季節に中てられては またしな垂れ 日は暮れる  擦れた記憶の眺めも 春隣を待つ期待も 今、有りのままの言葉で  あなたの背が垂れる つられて胸が詰まる 寒い夜はただ寄り添いたい 当てなく歩は進む あまりに時は過ぎる 些細な毒など覚えていられない  温い体温の隣で 酷い晴天に囚われ 確かな晩翠に見入る  甘い運命は恐ろしい 全てを優しく映してしまうから  あなたの目が泳ぐ 思わず息が止まる 花弁がひとひら窓辺で踊る 優しく手が触れる 少し唇を噛む 昨日よりも深く 誰より近くで 春を舞う姿で呼吸をしていた
夏は雨晒しりぶりぶ須田景凪須田景凪須田景凪君の声に触れたかった ただ、朝の心地良さになりたかった 僕らの言葉に付いて回る 不確かな価値は拭えないな この雨が止んだらまた笑って歩いていく  窮屈な感情は不浄にとうに育って この空の模様の様に移っていた  夏は雨晒し 君の背を目で追っていたんだ 深い青に飲まれる前に君の言葉が聞きたいな 街が曇る度 確かな心を抱いていたんだ 粗末でも笑ってくれるなら 雨に打たれよう  君の傘になりたかった ただ、夕立の匂いだけが残った 幽かに胸に黒く淀む 生温い日々は離れないな この雨が止んだらまた笑って歩いていく  煌々と灯った月明かりを背負って この夜が解けて霞んでしまう前に  夏は雨晒し 日々の隙間に潜っていたんだ 遠い過去を眺める様に君と言葉を交わしたいな 足が竦む度 君の姿を思い出すんだ その目が望んでくれるなら 雨に打たれよう  湿った空気を浴びて 淀んだ夜を歩いた 閑静な街の静けさが耳をつんざいて仕方ない これから何処へ行こうか あなたの声の聞こえる方へ 遠く離れても 胸が痛んでも  君の声に触れたかった  夏は雨晒し 君の背を目で追っていたんだ 深い青に飲まれる前に君の言葉が聞きたいな 街が曇る度 寂しさに意味を求めていたんだ 粗末でも笑ってくれるなら 雨に打たれよう
語るに落ちる須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪・横山裕章これから あなたといつまで 顔を合わせていられるか ぼんやり考えて野暮だと気付く  代わりにあなたの心を少し分けてよ 聞こえないその言葉の奥のひとひらで良い  横並ぶ影を見ていた 黄昏が伸し掛かる様だ 目に映る全てを抱いて生きて行くんだろう  愛せなくても仕方ないから 下らない世界だから 大層な意味なんて見つけようとしなくていいから ただ少しだけ 我儘でいい あなたがそう思えたら 幸福だ 皮肉だね でも願っているよ  それから あなたと多くの話をしたね その度に弱さをまた知って優しくなる  息をする 目を瞑る 嫌な夢で目が覚める 一つだって覚えてはいない 曖昧な胸の痛みだけだ  朝の獣が鳴いている 微睡みを奪い去る様に 身に余る熱に嘆いて生きて行くんだろう  愛せなくても仕方ないから 下らない世界だから 精一杯生きるのが美徳なんて甚だしいよな 離さないでね 硝子越しでも 手を伸ばしてくれたなら その時はどんな顔で何を話そう  今更 遅いかな そうだよな あなたはあなたを演じていた もどかしいなんて言葉では表せない  深い夜 為す術も無い だから あなたはあなたを殺していた 咲く心すら隠しては生きていた  愛せなくても仕方ないから 下らない世界だから 随分と考えた いつまでも遊んでいようぜ ただ少しだけ 我儘でいい あなたがそう思えたら 幸福だ 皮肉だね でも願っているよ  これから あなたといつまで 顔を合わせていられるか ぼんやり考えて野暮だと気付く
青嵐須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪青嵐が吹いて鶲は歌った 染まっていく夕凪をただ見ていた  遠くで雷が鳴った 水滴が這った こころが弾けて止まないや にわかなサイレンが空を裂き 雲が晴れる  夏の幽霊になって 星の落ちる街を見下ろしたい 笑って 晩夏に思い出して 喜雨は君の為のものだ 他の誰かに渡る日は来ないだろう 並んで比べた背丈はもう覚えてないけれど  砂上に曝した忙しない美徳は 見当のつかない所へと歩いていた  容易く朝顔は散った 炎昼は去った かすみが生まれて仕方ないや 膨らんだ天日が渦を巻き 夜風になる  暮れの背景になって 陰るしじまをまた弔いたい 笑って 涙を濁さないで 乱反射を切り裂いて 末始終に耳を傾けて欲しくて 渡した手紙は白紙の様な文字の羅列だけど  君と夏の幽霊になって 遠い逃げ水へと消え去りたい 笑って 晩夏に思い出して 全て君の為のものだ 空も熱も抱く大きな穴でさえも 並んで比べた背丈はもう覚えてないけれど
couch須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪生まれてきたから 疑わずに歩いてきた  歩いてきたから 色んな物を置いてきた  夏に潜んだ寂しさも 秋に閉ざした価値観も 多くの覚えと告げた別れがあった  鮮やかなままで焼き付いていたいと 優しい眼差しを押し退けてしまったね 今なら痛みも厭わないから 僕らの願う不様な未来に間違いはないと思う  離れてきたから 今があるとわかっている  わかっているから 余計夜が深くなる  冬に溶かした熱情も 春に生まれた浮遊感も 多くの景色を塗り潰して重ねてきたんだ  綺麗事だけなら上手く愛せるのに 相応しい退屈も同じ様に残るでしょう 拗ねた癖さえも愛せるように 僕らの願う不様な未来は美しくあると思う  この先ずっと何もかも手離せぬものが増えていって きっと馬鹿らしく映ってしまうのでしょう それならそんな下らない言葉など全部捨て去って 一瞬咲いた光でさえあればいいから  過ごせば過ごすほど足りない何かに 満たされてしまいそうで恐ろしくなるけど 確かな事など一つもないから 確かな今に花束を捧げよう  鮮やかなままで焼き付いていたいと 優しい眼差しを押し退けてしまったね 今なら痛みも厭わないから 僕らの願う不様な未来に間違いはないと思う
MOILGOLD LYLIC須田景凪GOLD LYLIC須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪・トオミヨウ思い出すのは砂を噛む様な 茹だった焦燥と幼い白昼夢の続き  今となってはあの感触も笑えるほど するり 手からこぼれてしまった  故に永遠に無垢を望み 雲間にまた目が向くのは何故  大人になった 大人になってしまったみたいだ 左様なら 違う世界に交わる 雲にでもなりたい 明日がいつか 記憶になって 些細な言葉になる前に 今、募るこの想いを あなたへと伝えたい  どんな形で どんな言葉で どんな明かりで照らせば  「あなた無しでは意味がない」 など感情は盲目だ 尚更また膨らむ欠落  生きていく度 より鮮明に 胸の底で別れが育つ様な気がした  故に懸命に腕を伸ばし 身勝手な光を追うのは何故  大人になった 大人になってしまったみたいだ 左様なら 日々の中で揺蕩う 風にでもなりたい 心がいつか 飾りになって 安い空夢になる前に 今、募るこの想いを あなたへと伝えたい  夕凪に世界が身勝手に沈んでも もう決して目を逸らしはしないだろう 輪郭は段々と曖昧に変わっていく その様すら愛していたいんだ  大人になった 大人になってしまったみたいだ 左様なら 違う世界に交わる 雲にでもなりたい 明日がいつか 記憶になって 些細な言葉になる前に 今、募るこの想いを あなたへと伝えたいんだ  どんな形で どんな言葉で どんな明かりで照らせば
veilGOLD LYLIC須田景凪GOLD LYLIC須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪笑えない日々を辿ったって 変わらない今を呪ったって 宙に舞った言葉じゃ あなたを救えないのだろう  届かないままの景色と 温まることない痛みと 肩を寄せ合って歩いていた 遠いところへ行けるように  あなたの言う希望だとか 夢に見た理想ならば どんなに冷たくたって愛してみせるよ  笑えない日々を辿ったって 変わらない今を呪ったって 宙に舞った言葉じゃ あなたを救えないのだろう  不甲斐ない声で叫んだって 熱を持つ夜に変わっていく この手が離れても また歩いて行けるように  分かち合うことない言葉が ふと気付く度に増えていた 今と向き合って変わっていく その姿を見ていて欲しい  あなたの言う未来は ただ、この手に収まらなくて どんなに繕ったって その笑みの奥を疑ってしまうだろう  終わらない日々の向こうだって 救えないくらいの憂だって この指がもがくほど 遠く滲んでしまうのだろう  触れない思いの色なんて 知りたくはないと思っていた あなたが居なくても夢を見ていたいのに  象ったような不幸があなたを襲うなら この手の平で触れていたいな 繕って吐いた言葉が誰かを呪うなら 口をつぐんでさ  笑えない日々を辿ったって 変わらない今を呪ったって 宙に舞った言葉じゃ あなたを救えないのだろう  不甲斐ない声で叫んだって 熱を持つ夜に変わっていく この手が離れても また歩いて行けるように さよならは言わずに 何処かでまた会えるように
mock須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪誰かの言葉で俯く背中に 憎たらしい程の晴天が射していた  寄る辺ない想い出は隠し事の中 悪戯な冗談で花を咲かせておくれ  君を呪う全てを壊してしまいたいな その為にどんな事が出来るかな  君を連れ去ってしまいたいと思ったんだ 呪いを穿つような瞳ですらも 何処か描いていた青い写真のような 心残りならば置き去りにしようね  誰かの痛みに惑わされないように 耳を塞いでいたら 君の声も聞こえなくて  何も言えない事 認めたくない事 悲しい歌ばかり持て余してしまった事  覚えのない罪に怯えていたくはないのに これからも何度繰り返すのだろう  君を連れ去ってしまいたいと思ったんだ 痛みを分かつような続きがあっても いつか思い出すのならこんな日々の中の 取るに足らないような幸せがいいな  もう いっそ捨ててしまおう こんな悲しみの中で 愛を貪って眠る耐え難い夜は  ああ きっといつか出会うのなら その時は前を向いていたい たとえ その姿が醜く歪んでも  ただ取り留めもない この心の底でいつまでも 不愛想に笑ってる そんな日を願ってる その為にどんな事が出来るかな  君を連れ去ってしまいたいと思ったんだ 呪いを穿つような瞳ですらも 何処か描いていた青い写真のような 心残りならば置き去りにしようね
farce須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪あなたの作り笑いはとても寂しいから 度々に僕は抱くのです ささやかな憂患を  美しい朝靄だってあなたにあげるのに それさえ疑い続ければ 暮らしは燻るな  贅沢を言わせて貰えるのならば あの日観た メロドラマの片隅に  いつの日か あなたの顔を見て話せたら その時はどんな話をしようかしら 鮮やかな 物語の末を求めたら きっと逆らえない運命に溺れてしまうかな  怖ろしい夕闇の中 ほころぶ紫蘭の葉 雲に混ざりゆく摩天楼 優しさを頂戴な  あなたの作り笑いはとても寂しいから 度々に僕は抱くのです ささやかな憂患を  飴玉を転がし 街を歩いていた 色褪せた エピローグの裏側だ  いつまでも うつろな闃を背負い続けたら 愛想のない言葉だけが響いているかしら まざまざと 熟れゆく獣の様な日々は ずっと変わらない証明と信じていたのにな  言えない 言えない 果てだとしても 逃避行もないくらいに生憎の雨だ ドーリー 見届けておくれ  癒えない 癒えない 傷だとしても どうしようもないくらいに愛に会いに行くんでしょう そんなモノローグを許してね  いつの日か あなたの顔を見て話せたら 哀感は雨模様に染まっているかしら 華々と抱えた傷も愛せたのなら こんな下らない終劇に差し出す花束が きっと他愛ない憧憬を飾ってくれるだろう  どうか笑わないで僕をその目で見ていてね
レソロジカ須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪何を言おうとしたんだっけ 喉に眠っていた言葉 どこか恥ずかしくて 笑顔で繕った  愛の全てを綴ったって 今日の想いをなぞったって どこか頼りなくて 心は彷徨った  要らない言葉 思い出して 傷に傷を重ねないで 気付けないままならいいのにね  それじゃまた後で 迎えに行くから どうか あなたの幸せを謳歌して 何度も顔を合わせていく度 別れの形も曖昧に育つのだろう 今夜、素直になって話がしたいな  宙に泳いだ黒い髪が 朝を恐れぬその心が 深く仄暗い場所へ 迷い込みませんように  涙の跡を辿ったって 何か出来る筈もなくて 等しく背負えたらいいのにね  熱病によく似た 美しい眩暈は どんな光も悪戯に奪っていく 何度も声を交わしていく度 移ろう心を思い知ってしまうのだろう 下らない空言だって笑ってほしいな  まるで恋のように胸の空白も愛しくなる 笑って嘆いて日々は過ぎて 背丈も変わって いつかさよならを告げる日が来ると分かっている その日が来るのが怖いんだ  これじゃあ いつまでも この手を離せない そんな淋しい顔をしないで  それじゃまた後で 迎えに行くから どうか あなたの幸せを謳歌して 何度も顔を合わせていく度 別れの形も曖昧に育つのだろう 今夜、素直になって話がしたいな どんな小さな哀楽だって分け合っていこうね
浮花須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪ねえ あなたの今日はどんな日でしたか 僕は平々凡々な変わらぬ日々を過ごしています ねえ あなたの声や仕草、その全ては 僕のしがない嘆きも簡単に食い潰すのだ  きっと明日もさ 会いたくて仕方なくて 綻びの隙間にあなたを探すだろう  じゃあね 胡乱な愛情 世界が終わる頃に ふたりが笑っていますように  ねえ この夕焼けをあなたに見せたいな 僕は精々爛々を瞼の裏に隠しています ねえ あなたのように無邪気に笑うのは どうも気恥ずかしいからこうやって目を伏せるのだ  きっと明日もさ ひとつだって進めなくて 鏡に手を伸ばし自らを呪うだろう  じゃあね 望んだ偶像 未来が霞む頃に ふたりが並んでいますように  きっとこれからも 簡単に笑えなくて 麗らかな空にこの手を伸ばすだろう  じゃあね 胡乱な愛情 世界が終わる頃に ふたりが笑っていますように
パレイドリア須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪揺れるカーテンと有り触れた映画が心地好かったから 消えゆくままの群青を横目に映した 募る哀情と移り気な愛慕に身体を預けては 過ぎ行くだけの生活を幸せと呼んだ  下らない理想で笑い合っていた この日々の終わりを見据えたくないもんな  不確定 深夜 変わらない関係 もっと夢を見ていたいのに ほら夜は沈んでいくんだね  目が回る様な絶え間ない堂々 ずっと此処にいてもいいかな この愛は溢れていくんだね  来たる安定と擦り切れたアイボリー 針の止まった時計 過ぎ行くだけの生活を手離せなかった  日に日に徒然暮れてく今日は 常々僕らにまとわりついて 嗚呼 つまらない毎日だ どうか救ってくれ  干涸びた希望で許し合っていた この日々の仕組みを認めたくないもんな  不関係 前夜 移り行く造形 もっと夢を見ていたいのに この夜も滲んでいくんだね  身を焦がす様な鮮やかな群青 きっと間違えてはいないよね 繋がった手に尋ねていた  これから君とふたりで 覚束ない夢を語るの それから君とふたりで 終わらない歌を歌うの  下らない理想で笑い合っていた この日々の終わりに隣にいたいもんな  不確定 今夜 変わらない関係 もっと夢を見ていたいのに ほら夜は沈んでいくんだね  目が回る様な絶え間ない堂々 ずっと此処にいて欲しいから この愛を重ねていくんだね
Dolly須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪タリーランプは灯ってないから 秘密の話をしよう ぼくらずっとひとり 霞んだふたり 描けるのは此処じゃないな  悲しくても飾っていたいから 真夜中をねえどうしよう 夜を負ったドーリー 望んだ通り 奇麗なままを切り取って  淑やかな熱を持つ 瞳の奥の過去でさえ 受け止めてみたいのにな  思い出したんだ 言葉では表せないくらいの景象 酷い鼓動 諭してよ かしましくなってしまう前に 胸に飼っていた 優しさも欺きたいと思うほど 正しくはあれないよ それなのに前を向いてみたい  寄り添っても充たされないのは 確かな傷があるから 今もきっと僕が望んでた 答えは此処にはないと知った  有り触れた意味を持つ 胡乱な夜の囁きに 身を委ね 眠りにつく  思い出したんだ 心では飲み干せないくらいのメロウ 辛いこと 話してよ 傷跡になってしまう前に 重ね合っていた掌も覚束ない 眩暈の様なやましさも抱きしめて 日々の底で惑っていたい  夜は等しくなった 違えたままの関係だ 而して愛しくなった その全てを覚えている 形も忘れてしまった 煤けた日々の心像だ 而して愛しくなった その全てを覚えている  思い出したんだ 言葉では表せないくらいの景象 酷い鼓動 諭してよ かしましくなってしまう前に 胸に飼っていた 優しさも欺きたいと思うほど 正しくはあれないよ それなのに前を向いてみたい
morph須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪どうか この日常を愛してほしいんだ 変わらないものなどひとつもないから そうだ 日々は過ぎるんだ 途方もない時間だ 煩わしくも 尚 手離したくはないんだ  どうか この日常を愛してほしいんだ 変わらないものなどひとつもないから そうだ 日々は過ぎるんだ 途方もない時間だ 煩わしくも 尚 手離したくはないんだ
レドGOLD LYLIC須田景凪GOLD LYLIC須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪宙に舞った 幸せなんて 此処には今もない様だ 気付いたら色を増していく その度に思い知った  想に酔った 思い出なんて 個々では意味もない様だ 言葉は街を彷徨っているんだ  相反した瞳は ただひとつの証明だ いつまでも この日々に囚われて あなたが口にした 言葉は今頃 息をして歩くのだろう  この街は懊悩と言葉を着飾る 曖昧な夢ばかり見てる ずっと 目を閉じていた 映る朱が愛おしくて 感情とまた手を重ねて 後悔は夜を這うばかり たった 今 気付いたんだ 正解などないな  とうに散った 結末なんて 誰も望んでない様だ 気付いたら色を失った その度に思い知った  頬に寄った 優しさなんて 涸れた花を抱く様だ 言葉は街を彷徨っているんだ  肩越しのおぼろは ただひとりの情景だ どこまでも あの夜に呪われて あなたが耳にした 鈴の音は今頃 さよならと笑うのだろう  この街は迷妄な夜更けを彩る 簡単な嘘を抱き締める ずっと 背を向けていた 迫る青が恐ろしくて 生活はため息の底へ 不格好な夢を追うばかり きっと まだ 足りないな  悪戯に毎日を眺めては ずっと その姿が味気なくて 触れない愛の形が滲むなら きっと 寄り添いながら話がしたいな  あなたが口にした 言葉は今頃 息をして歩くのだろう  この街は懊悩と言葉を着飾る 曖昧な夢ばかり見てる ずっと 目を閉じていた 映る朱が愛おしくて 感情とまた手を重ねて 後悔は夜を這うばかり たった 今 気付いたんだ 正解などないな
idid須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪白い部屋 何処までも 続くように思えた 薄明り 「また嫌な夢を見た」と目をこするのだ  不幸だと嘆いては 度々にすべて恐ろしくなる 浸した その笑顔はさ 変わらないでいて  退屈な映画で溢れた部屋 その晩は綺麗な黒の底で 手招く眩暈をまた飲み干して 思い知ってしまう  誰も彼も自分次第です 幸せを乞うのはあなただけ 枯れた喉で歌を繋いで 彷徨うあなたの手を取った  酷い雨 いつまでも 続くように思えた 宵の果て 誰かに縋ることもなく 目を瞑ったんだ  下らない酒で傷んだ胸が 醜くも受け入れてしまうのは 逃げ場をなくした瞳の色だ 馬鹿みたいだよな  誰も彼も自分次第です 人並を問うのはあなただけ 願うほどに報われないな 震えるあなたの手をほどいた  誰も彼も自分次第です 幸せを乞うのはあなただけ 枯れた喉で歌を繋いで 彷徨うあなたの手を取った  底の知れた期待のせいで ぼくらは明日に怯えるのだろう 何処か足りない心を背負って また夢に落ちてしまうんだろうな
Cambell須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪ねえ 描いていた 「日々の幸せ」とは こうやって ただ 時が過ぎるのを待ってる事だっけ  ねえ あなたの言う 「人並みの生活」とは そうやって また 花を眺めては息をつく事だっけ  味気ないよ なあ 抱き合ったって 愛しいは触れられない 未だ 未だ この風景に彷徨っているんだ 何もないよ さあ 連れ去ってくれ この日々を抜け出したい 未だ 未だ この幽霊の様な毎日だ  ねえ 今夜はさ 「愛の在り方」とか 考えて 夜を深く染めるのはやめておきたいな  ねえ あなたの言う 「迷の結末」とは そうやって また 膝を抱えては微笑む事だっけ  笑えないよ なあ 寄り添ったって 恋しいは埋められない 未だ 未だ この運命に逆らっているんだ 変わらないよ さあ 患ってくれ この日々を見届けたい 未だ 未だ この偶像の様な毎日だ  やるせないよ なあ じゃれ合ったって 苦しいは捨てられない 未だ 未だ この関係にくすぶっているんだ 奪えないよ さあ 間違ってくれ この日々を色付けたい 未だ 未だ この酔生の様な毎日だ  味気ないよ なあ 抱き合ったって 愛しいは触れられない 未だ 未だ この風景に彷徨っているんだ 何もないよ さあ 連れ去ってくれ この日々を抜け出したい 未だ 未だ この幽霊の様な毎日だ
ポリアンナ須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪街に降る雨と鈍い灯り 夜光虫はまた渦となる  朱く錆びついた傘で二人 満たしていたいのは 空っぽな心  触れない愛と日々の香り その情景がまた日々となる  甘く溶けそうな言葉を吐く 満たして痛いのは  嫌いだ あなたの 態度 言葉 その仕草も 壊してしまえたなら どんなに楽だろうか  街に降る雨と鈍い灯り 夜光虫はまた渦となる  霞みゆく灰を目で追うまま その造形にまた嫌気がさす  嫌いだ あなたの恋を知った その心も 奪ってしまえたなら どんなに楽だろうか  ねえ 遠く行ってしまえ 逆さまの心と 夜の底で二人 ほら また繰り返してしまう様だ  嫌いだ あなたの 態度 言葉 その仕草も 壊してしまえたなら どんなに  嫌いだ あなたとあたしの間 その全てを 満たしてしまえたなら どんなに楽だろうか
街灯劇須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪満たされるほどに影は伸びていく その理由だけが どうも有耶無耶に  暮らしは今日も 倦みゆくのに 癒えない傷がこうも熟れていく  あなたと過ごした 小さな部屋 隔てた透明を覚えている 不格好な絵を 拾い上げて あなたは笑った すべてを許すように  空になってしまえたらいい 朝まで踊ってむなしくなってしまえ そしたら あたし こんな思いをして 無理に笑わなくていいのかな  すれ違うたびに肩を落とした その理由だけは 今日もあやふやに  街行く姿を重ねるほど 幼く無垢なままであれたら  あなたが育てた さみしさは 猫の目のように変わりゆく 偽物になった 毎日に 別れを渡した あなたと同じように  空になってしまえたらいい ひとりを抱いて苦しくなってしまえ それなら ふたり こんな思いをして 日々に焦がれなくていいのかな  空になってしまえたらいい 朝まで奪って むなしくなってしまえ そしたら あたし こんな街を捨てて 君の横で笑っていいのかな
シックハウス須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪行き交うニュースはもう興味もないから 他愛ない話をいつまでもしたかった 明日 私がいなくても どうか あなたはそのままでいて いつも通り 笑って  沈んだシーツに身を預けたまま 消えない憂いを静かに飲み込んだ たとえ 些細な悲しみも きっと 私が奪ってみせるから いつも通り 眠って  さよなら もう会えないね いずれ離れてしまう心だ 水を差すのはよくないな それなら灰をまとって やさしく頬をなぞって欲しいから その細い指で  騒がしい街路に耳を傾けては まどろむ景色の行方に従った いつか 忘れてしまうなら どうか 今夜はこのままでいて 昨日の様に話して  さよなら もう会えないね いずれ無くしてしまう身体だ 隣なんていられないな それなら愛に惑って 不気味な今日を過ごしていたいから まだ見えぬまま  ねえ 住み着いた愛慕にかまけて ねえ 尚更に霞みゆくばかりだ ねえ 藍晶の棘を歩いて ねえ 尚更に霞みゆくばかりだ  ねえ  さよなら もう会えないね いずれ壊れてしまうふたりだ 目を閉じるのはよくないな それなら灰をまとって やさしく頬をなぞって欲しいから その細い指で
アマドール須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪今は黙っていよう 君が苦しいのならば 無理はしないで欲しいから 何も言わないよ 嘘と分かっていて 傷が付いてしまうのは どうせ変わりはしないから 憂いを飲み込むの  今は黙っていよう あたしが苦しいのなんて 君は知らなくていいから 愛しい日常を ひとり嘆いたって 何も変わりはしないのは あまりに冷たく響くから 余計に寂しいや  積み上げた 今日がいつか花を開いて 巻き付いて 離れなくなったって 逆らえないよなあ  思ってもない様なことばかり 言ってしまうんだ あたしはあたしで 君になり得ないから わかったふりをして 痛みだけ 知ってしまうんだ あなたはあなたで 優しさがあるのに  感傷は此処に残るからね 歪み続けてしまうからね そっと触れていたいんだよ  明日は笑っていよう それが正しいかなんて 誰もわかりはしないから 今日を書き置くの 想い描いていた 日々を呪ってしまうのは 既に癖になっているから 余計に面倒だ  慰めた 盲が いつか街へ注いで 寄り添って 溺れてしまうなんて 笑えないよなあ  黙って想ってても なにひとつ 待ってくれないや ふたりはふたりで ひとつになり得ないから 笑った意味ですら 深くまで 追ってしまうんだ こころがこころで 縛られてしまうのに  ほら また じゃれあって 余計に寂しくなるんだろう わかってた そんなこと はじめからさ ほら 今 強がって 余計に苦しくなるんだろう わかってた そんなこと 言われなくてもさ  思ってもない様なことばかり 言ってしまうんだ あたしはあたしで 君になり得ないから わかったふりをして 痛みだけ 知ってしまうんだ あなたはあなたで 優しさがあるのに  感傷は此処に残るからね 歪み続けてしまうからね そっと触れていたいんだよ
鳥曇り須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪ふらり 街の渦を泳いでは 落ちる灯を逆さに映した いずれ 誰も居なくなって まるで烏有に帰す様に雲に混ざって  ゆらり 風を浴びて踊るだけ 南を背に憂惧を味わった いずれ 孤独は育っていく まるで浮遊に身を任す季節の様に  上から見えた 信号灯 何処へも行けずに生きていくの それじゃ さよなら お別れね これからどうしよう あたしは懲りもせず 名残惜しいまんま あなたを目で追っていた  だってって言ったって あなたはいつもそうよ 口だけなのね 青い好天が邪魔をする また今日を肯定する 待ってって言ったって 一度も振り向きもしないあなただった 酷くぬるい風でした それが 嗚呼 大好きでした  ひらり 舞い過ぎ行く葉の色を あなたは横目に遠く飛び去った いずれ 溢した想いなんて まるで道に迷い喚く子供の様だ  ああ もう やだ やだな くらくらと 漂った ただ酔った 間違った 街だった 預かった 朝なんか 一刻も早く 手離したいな でもどうせ その度に思い出してしまうのは 自分勝手なあなたの寂しそうな横顔  去ってって行ったって あたしもいつもそうよ 口だけなのね 鈍い曇天が邪魔をする また空は回転する 降ってって行ったって 誰にも吐き出せもしない心だった 酷くぬるい雨でした その度 甘えていました  いつか 宙に舞う羽が 極彩色を味わって 歌うこと それすらを諦めてしまわぬ様に 今夜 後にする この街の角を攫って 逃げようよ 二度と戻りはしない  だってって言ったって あなたはいつもそうよ 口だけなのね 青い好天が邪魔をする また今日を肯定する 待ってって言ったって 一度も振り向きもしないあなただった 酷くぬるい風でした それが 嗚呼  勝手って苛立って ふたりはいつもそうよ 変われないのね 巡る暗転の行く末は 知らない 知らない 知りたくもない 待ってって言ったって 一度も振り向きもしないあなただった 酷くぬるい風でした それが 嗚呼 大好きでした
須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪須田景凪心に隠した言葉ひとつも 口に出せずに消えていってしまう それすら あなたに悟られぬようにと 尚更、遠く離れてしまった  夜を越えて また越えて また大嫌いな朝が来る ぼやけた街の鮮やかさなんて  今日のことを教えておくれ なにも言わず また目を伏せる 日々の隙間に潜り込んで 僕ら、さよならを誓った 今日も  僕らの仕草は互いを映して 気付けばそれが恐ろしくなっていた 「望んだ未来だ」と騙されたほうが どんなにいいか、気儘でいれたか  喜雨は已んで 待たないで また大嫌いな夏が来る 過去からくすねた優しさなんて  今日のことを教えておくれ 色褪せないまま 日は暮れる 窓をつつく雨音がいま 何処か、懐かしいと思った  日に日に増した 傷跡だけが ただ 愛しさを残して 明日、素直になれたらいいって また祈った 静かな夜は頻りに傾いて その度にふらついて 些細な故意がいまを蝕んでいた  今日のことを教えておくれ なにも言わず また目を伏せる 日々の隙間に潜り込んで 僕ら、さよならを誓った 今日も
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