少年Mr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | | 足音を忍ばせ 君の扉の前に立ち 中から漏れる声に耳を澄ましたら 驚かさないようにそっとノックをしなくちゃな ねぇそこにいるんだろう? もう入ってもいいかなぁ? 君のその内側へと 僕は手を伸ばしているよ 日焼けしたみたいに心に焼き付いて 君の姿をした跡になった ひまわりが枯れたって 熱(ほて)りがとれなくて まだ消えずにいるよ 瞼の内側で君を抱きしめると 心臓の鼓動が僕に襲い掛かってくる そいつをなだめて優しく手なずけるまで まだ時間がかかりそうなんだ できるだけリアルに君を描写したいと思う そのための時間を僕にくれないかなぁ? どんな名画よりも美しく描くから じっとしてなくてもいいんだよ 笑ってなくてもいいんだよ ただ君のまんまでこっちを向いてておくれよ 「幸せ」はいつだって 抱きしめたとたんにピントがぼやけてしまうから そうなる少し前でしっかり見続けよう なんて、できるのかなぁ? 僕の中の少年は無防備な笑顔で 自転車を飛ばして君に会いたいと急ぐ 甘えもわがままも すべてをさらけ出してくれていいよ 僕がちゃんと受け止めるよ 君のその内側へと 僕は手を伸ばしているよ 日焼けしたみたいに心に焼き付いた 君の姿をした跡になった 蝉が死んでいったって 熱りがとれなくて まだ消えずにいるよ 僕の中の少年は汗まみれになって 自転車を飛ばして君に会いたいと急ぐ 迷いも悲しみも すべてをぶちまけてくれたっていいよ 僕が全部受け止めるよ |
口がすべってMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | | 口がすべって君を怒らせた でも間違ってないから謝りたくなかった 分かってる それが悪いとこ それが僕の悪いとこ 「ゆずれぬものが僕にもある」だなんて だれも奪いに来ないのに鍵かけて守ってる 分かってる 本当は弱いことを それを認められないことも 思い通りに動かない君という物体を なだめすかして 甘い言葉かけて 持ち上げていく もう一人の僕がその姿を見て嘆いてるんだよ 育んできたのは「優しさ」だけじゃないから。。。 争い続ける 血が流れている 民族をめぐる紛争を 新聞は報じてる 分かってる 「難しいですね」で 片付くほど簡単じゃないことも 誰もがみんな大事なものを抱きしめてる 人それぞれの価値観 幸せ 生き方がある 「他人の気持ちになって考えろ」と言われてはきたけど 想像を超えて 心は理解しがたいもの 流れ星が消える 瞬く間に消える 今度同じチャンスがきたら 自分以外の誰かのために 願い事をしよう 口がすべって君を怒らせた でもいつの間にやら また笑って暮らしてる 分かったろう 僕らは許し合う力も持って産まれてるよ ひとまず そういうことにしておこう それが人間の良いとこ |
水上バスMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | | 買ったばかりのペダルを 息切らせて漕いでは桟橋へと向かう 深呼吸で吸い込んだ風は 少し石油の匂いがして その大きな川に流れてた 君を待ってる 手持ち無沙汰に ぼんやりした幸せが満ちてく 向こう岸から ゆるいスピードで 近づいてくる水飛沫は君かな? 水上バスの中から僕を見つけて 観光客に混じって笑って手を振る そんな透き通った景色を 僕の全部で守りたいと思った 君乗せて漕ぐペダルにカーラジオなんてないから 僕が歌ってた そのメロディーに忍ばせて いとしさの全部を 風に棚引かせて歌ってた 「この間偶然見つけたんだよ 新しいカフェ きっと気に入るよ」 君と過ごす日のことをいつでも シミュレートしてこの街で暮らしてるんだ 夕日が窓際の僕らに注ぎ 君は更に綺麗な影を身につける 君への思いが暴れだす 狂おしいほど抱きしめたいと思った 川の流れのように 愛は時に荒れ狂ってお互いの足をすくいはじめる 僕が悪いんじゃない でも君のせいじゃない 「さよなら」を選んだ君はおそらく正しい 悲しみが満ちてく 僕は待ってる 今日も待ってる 想い出の中に心を浸して 水上バスの中から僕を見つけて 観光客に混じって笑って手を振る そんな穏やかな景色を巻き戻すように 川の流れに沿って ひとりペダルを漕いで |
東京Mr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | | 東京を象徴しているロボットみたいなビルの街 目一杯 精一杯の 働く人で今日もごった返してる 信号待ち。足を止めて誰かが口笛を吹いてる とぎれとぎれの旋律だけど なぜかしら 少しだけ癒されてる 描いた夢 それを追い続けたって 所詮 たどり着けるのはひとにぎりの人だけだと知ってる 「それならば何のために頑張ってる?」 とか言いながら分かってる この街に大切な人がいる 東京は後戻りしない 老いてく者を置き去りにして 目一杯 手一杯の 目新しいモノを抱え込んでく 思い出がいっぱい詰まった景色だって また 破壊されるから 出来るだけ執着しないようにしてる それでも匂いと共に記憶してる 遺伝子に刻み込まれてく この胸に大切な場所がある バイパスに架かる歩道橋からよく見える ベランダに咲いた彩とりどりの花 甘い匂いがこの胸にあふれ出す あの人に手紙でも書こうかなぁ? 描いた夢、理想を追い続けたって 多分 ものにできるのはひとにぎりの人だけど あと少し頑張ってみようかな それでもいつか可能性が消える日が来ても 大切な人はいる 思い出がいっぱい詰まった景色だって また 破壊されるから 出来るだけ執着しないようにしてる それでも匂いと共に記憶してる 遺伝子に刻み込まれてく この街に大切な場所がある この街に大切な人がいる |
ロックンロールMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | | 空想にふけって一日が終わる もし違う生き方を選んでいたら。。。って 奔放に生きて 指図などさせない さすらう風に吹かれて 流れに逆らって R&Rのイメージそのまんま 酒に女に溺れて死んでいく わかってるよ わかってるよ 柄も器も僕とは違っている わかってるよ わかってるよ だけどたまらなく そいつに憧れるや 結婚などしないで孤独を愛する 後先など考えない 馬鹿と呼ばれる ロックスターも食っていくために 奔放なイメージを誇張してたりして わかってるよ わかってるよ どこの世界も楽じゃないってこと わかってるよ わかってるよ でも刺激と自由を心は探している R&Rの音に溺れて 今日もヘッドフォンのボリュームを上げる わかってるよ わかってるよ 今の暮らしが一番似合っている わかってるよ わかってるよ 決して一人じゃ人は生きていけない I LOVE YOU |
花の匂いMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | | 届けたい 届けたい 届くはずのない声だとしても あなたに届けたい 「ありがとう」「さよなら」 言葉では言い尽くせないけど この胸に溢れてる 花の匂いに導かれて 淡い木漏れ日に手を伸ばしたら その温もりに あなたが手を繋いでいてくれているような気がした 信じたい 信じたい 人の心にあるあたたかな奇跡を信じたい 信じたい 信じたい 誰の命もまた誰かを輝かす為の光 “永遠のさよなら”をしても あなたの呼吸が私には聞こえてる 別の姿で 同じ微笑で あなたはきっとまた会いに来てくれる どんな悲劇に埋もれた場所にでも 幸せの種は必ず植わってる こぼれ落ちた涙が如雨露一杯になったら その種に水を撒こう 人恋しさをメロディーにした 口笛を風が運んでいったら 遠いどこかで あなたがその目を細めて聞いている “本当のさよなら”をしても 温かい呼吸が私には聞こえてる 別の姿で 同じ愛眼差しで あなたはきっとまた会いに来てくれる |
タダダキアッテMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | 小林武史・Mr.Children | ディカプリオの出世作なら さっき僕が録画しておいたから もう少し話をしよう 眠ってしまうにはまだ早いだろう この星を見てるのは 君と僕と あと何人いるかな ある人は泣いてるだろう ある人はキスでもしてるんだろう この世界に潜む 怒りや悲しみに あと何度出会うだろう それを許せるかな? 明日 もし晴れたら広い公園へ行こう そしてブラブラ歩こう 手をつないで 犬も連れて 何も考えないで行こう 左の人 右の人 ふとした場所できっと繋がってるから 片一方を裁けないよな 僕らは連鎖する生き物だよ 子供らを被害者に 加害者にもせずに この街で暮らすため まず何をすべきだろう? でももしも被害者に 加害者になったとき 出来ることと言えば 涙を流し 瞼を腫らし 祈るほかにないのか? ただただ抱き合って 肩叩き抱き合って 手を取って抱き合って ただただただ ただただただ ただ抱き合っていこう 子供らを被害者に 加害者にもせずに この街で暮らすため まず何をすべきだろう? でももしも被害者に 加害者になったとき かろうじて出来ることは 相変わらず 性懲りもなく 愛すこと以外にない ただただ抱き合って 肩叩き抱き合って 手を取って抱き合って ただただただ ただただただ ただ抱き合っていこう 戦って 戦って 誰がため戦って 戦って 誰 勝った? 誰がためだ? 誰がためだ? 誰がため戦った? |
夏が終わる ~夏の日のオマージュ~Mr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | | 夏の終わりの少し冷えた空気が 人懐かしさを運んでくる 強い日差し 蝉の声 陽炎 花火 波の音 寝苦しい夜 ビーチハウスはもう取り壊され ただの木材へと姿を変える 期待したことなど何ひとつ起きなかったな まだあきらめてないけど 夏が終わる ただそれだけのこと なのに何かを失ったような気がした 普通の日々に引き戻されることが たまらなく寂しく思えた きれいごと並べて 理想を押し付けて 異見されると無愛想になってた 君にとって何よりも一番暑苦しかったものは 僕だったんじゃないかな 夏が終わる それと似たようなもの 分かったようなこと言って誤魔化した 孤独な僕とまた向き合っていくことも 大事なステップと言い聞かせて 夏が終わる 大好きな夏が終わる まるで命が萎んでくような気がした 普通の日々に引き戻されることが たまらなく寂しく思えた 孤独な僕とまた向き合っていくことが 泣きたいほど悲しく思えた 夏が終わる |
HANABIMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | 小林武史・Mr.Children | どれくらいの値打ちがあるだろう? 僕が今生きているこの世界に すべてが無意味だって思える ちょっと疲れてんのかなぁ 手に入れたものと引き換えにして 切り捨てたいくつもの輝き いちいち憂いていれるほど 平和な世の中じゃないし 一体どんな理想を描いたらいい? どんな希望を抱き進んだらいい? 答えようもないその問いかけは 日常に葬られてく 君がいたらなんていうかなぁ 「暗い」と茶化して笑うのかなぁ その柔らかな笑顔に触れて 僕の憂鬱が吹き飛んだらいいのに 決して捕まえることの出来ない 花火のような光だとしたって もう一回 もう一回 もう一回 もう一回 僕はこの手を伸ばしたい 誰も皆 悲しみを抱いてる だけど素敵な明日を願っている 臆病風に吹かれて 波風がたった世界を どれだけ愛することができるだろう? 考えすぎで言葉に詰まる 自分の不器用さが嫌い でも妙に器用に立ち振舞う自分は それ以上に嫌い 笑っていても 泣いて過ごしても平等に時は流れる 未来が僕らを呼んでる その声は今 君にも聞こえていますか? さよならが迎えに来ることを 最初からわかっていたとしたって もう一回 もう一回 もう一回 もう一回 何度でも君に逢いたい めぐり逢えたことでこんなに 世界が美しく見えるなんて 想像さえもしていない 単純だって笑うかい? 君に心からありがとうを言うよ 滞らないように 揺れて流れて 透き通ってく水のような 心であれたら 逢いたくなったときの分まで 寂しくなったときの分まで もう一回 もう一回 もう一回 もう一回 君を強く焼き付けたい 誰も皆 問題を抱えている だけど素敵な明日を願っている 臆病風に吹かれて 波風がたった世界を どれだけ愛することができるだろう? もう一回 もう一回 もう一回 もう一回 |
GIFTMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | 小林武史・Mr.Children | 一番きれいな色ってなんだろう? 一番ひかってるものってなんだろう? 僕は探していた 最高のGIFTを 君が喜んだ姿をイメージしながら 『本当の自分』を見つけたいって言うけど 『生まれた意味』を知りたいって言うけど 僕の両手がそれを渡す時 ふと謎が解けるといいな 受け取ってくれるかな 長い間 君に渡したくて 強く握り締めていたから もうグジャグジャになって 色は変わり果て お世辞にもきれいとは言えないけど 「白か黒で答えろ」という 難題を突きつけられ ぶち当たった壁の前で 僕らはまた迷っている 迷ってるけど 白と黒のその間に 無限の色が広がってる 君に似合う色探して やさしい名前をつけたなら ほら 一番きれいな色 今 君に贈るよ 地平線の先に辿り着いても 新しい地平線が広がるだけ 「もうやめにしようか?」 自分の胸に聞くと 「まだ歩き続けたい」と返事が聞こえたよ 知らぬ間に増えていった荷物も まだなんとか背負っていけるから 君の分まで持つよ だからそばにいてよ それだけで心は軽くなる 果てしない旅路の果てに 『選ばれる者』とは誰? たとえ僕じゃなくたって それでもまた走っていく 走っていくよ 降り注ぐ日差しがあって だからこそ日陰もあって そのすべてが意味を持って 互いを讃えているのなら もうどんな場所にいても 光を感じれるよ 今 君に贈るよ 気に入るかなぁ? 受け取ってよ 君とだから探せたよ 僕の方こそありがとう 一番きれいな色ってなんだろう? 一番ひかってるものってなんだろう? 僕は抱きしめる 君がくれたGIFTを いつまでも胸の奥で ほら ひかってるんだよ ひかり続けんだよ |
横断歩道を渡る人たちMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | 小林武史・Mr.Children | 目の前を横切ろうとするその老人の背中はひどく曲がっていて 歩く姿をじっと見ていると足が不自由であることがわかる かばい続けてきた足のせいか それとも 思うように動かぬ現実にへし曲げられた心が 背中まで歪めているのだろうか? 横断歩道を渡る人たち 僕は信号が変わるのを待っている 昨日の僕が 明日の僕が 今 目の前を通り過ぎていく 目の前を颯爽と歩くその女のスカートはひどく短くて ついつい目が奪われてしまう 強い風でも吹かぬものかと そんな視線に気が付いたら きっと彼女は僕を睨みつけてくるだろう 「自分の為にしてるだけ」だと 「誰かの気を引きたいわけじゃない」と 横断歩道を渡る人たち 僕はハンドルを握り締めて見ている 昨日の僕が 明日の僕が 今 目の前を通り過ぎていく イライラした母親はもの分かりの悪い息子の手を引っ張って もう何個も持ってるでしょ!?と おもちゃ屋の前で声を上げている 欲しがっているのはおもちゃじゃなく愛情で 拒んでるのも「我慢」を教えるための愛情で 人目も気にせず泣いて怒って その親子は愛し合っているんだ 横断歩道を渡る人たち 僕はフロントガラス越しに見ている 昨日の僕が 明日の僕が 今 目の前を通り過ぎていく ギターケースを抱え歩くその少年は仲間と楽しげに話している 好きな音楽の話か それとも好きな女の子の話か? そのギターで未来を変えるつもりかい?それならいつか仲間に入れてくれ 僕だって何もかもをもの分かりよく 年老いたくはないんだ 横断歩道を渡る人たち 僕は信号が変わるのを待っている 昨日の僕が 明日の僕が 今 目の前を通り過ぎていく 昨日の僕が 明日の僕が 今 目の前を通り過ぎていく |
風と星とメビウスの輪(Single Version)Mr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | 小林武史・Mr.Children | 抱かれて 磨かれて 輝くことで また抱かれて 君と僕が そんなメビウスの輪の上を歩けたなら 時流(とき)の早さ 命の重さ 確かめるように ほら一歩ずつ 疲れたら 青空に心を泳がせて 風の唄でも聴こうか 聴こうよ 人の弱さ 心の脆さ かばいあうように また一歩ずつ 暗闇に迷うなら 心に光ってる星を頼りに進もうか 愛されて 優しくなれて その優しさ故に愛されて 君と僕が そんなメビウスの輪の上を笑いながら 寄り添って歩けたなら |
羊、吠えるMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | | 僕らの現状に取り立てた変化はない いいこと「49」 嫌なこと「51」の比率 あまり多くの期待を もう自分によせていない ときどき褒めてくれる人に出会う それで十分 服着た犬は鏡の前 何を思うのだろうか? ここ2、3日は そんなことを考えている 狼の血筋じゃないから いっそ羊の声で吠える 「馬鹿みたい」と笑う君に気付かぬ振りしながら 僕らの信条は50/50だったよね でもいつしか僕の愛情だけが膨らんでた 絡めた指に効力(ちから)はない それを分かってても 自らほどく勇気もないまま過ごしている 殴られたなら もう片一方の頬を差し出すように 潔く生きれたならどんなにか素敵だろう 誰かが開けた扉 閉まらぬそのうちに通り抜ける こんな いやらしい習性に頭を掻きながら 少し憎みながら 殴られたなら もう片一方の頬を差し出すように 潔く生きれたならどんなにか素敵だろう 狼の血筋じゃないから 今日も羊の声で吠える 「馬鹿みたい」と笑う君に気付かぬ振りしながら 少し憎みながら 深く愛しながら |
旅立ちの唄Mr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | | 怖がらないで。 手当たり次第に灯り点けなくても いつか 一人ぼっちの夜は明けていくよ 転んだ日は はるか遠くに感じていた景色も 起き上がってよく見ると なんか辿り着けそうじゃん 君の大好きだった歌 街に流れる それは偶然が僕にくれた さりげない贈り物 Ah 旅立ちの唄 さぁ どこへ行こう? また どこかで出会えるね Ah とりあえず「さようなら」 自分が誰か分からなくなるとき君に語りかけるよ でも もし聞こえていたって返事はいらないから… 大切なものを失くして また手に入れて そんな繰り返しのようで その度新しくて 「もうこれ以上 涙流したり笑いあったりできない」と言ってたって やっぱり人恋しくて 今が大好きだって躊躇などしないで言える そんな風に日々を刻んでいこう どんな場所にいても Ah はじまりを祝い歌う最後の唄 僕は今手を振るよ Ah 悲しみにさようなら 疲れ果てて足が止まるとき 少しだけ振り返ってよ 手の届かない場所で背中を押してるから Ah 旅立ちの唄 さぁ どこへ行こう? また どこかで出会えるね Ah とりあえず「さようなら」 自分が誰か忘れそうなとき ぼんやり想い出してよ ほら 僕の体中 笑顔の君がいるから 背中を押してるから でも返事はいらないから |
つよがりthe pillows | the pillows | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | the pillows | 凛と構えたその姿勢には 古傷が見え 重い荷物を持つ手にも つよがりを知る 笑っていても 僕には分かっているんだよ 見えない壁が君のハートに 立ちはだかってるのを 蚊の泣くような頼りない声で 君の名前を呼んでみた 孤独な夜を越えて 真直ぐに 向き合ってよ 抱き合ってよ 早く 着かず離れずが恋の術でも 傍にいたいのよ いつ君が電話くれても いいようになってる 話す相手も 自ずと挟まってくんだよ ちっちゃな願いを いつもポケットに持ち歩いてるんだ 「優しいね」なんて 買被るなって 怒りにも似てるけど違う 悲しみを越えて 真直ぐに 向き合ってよ 抱き合ってよ 強く 愛しさのつれづれて かき鳴らす六弦に 不器用な指が絡んで 震えてる たまにはちょっと自信に満ちた声で 君の名を叫んでみんだ あせらなくていいさ 一歩ずつ僕の傍においで そしていつか僕と 真直ぐに 向き合ってよ 抱き合ってよ 早く 強く あるがままで つよがりも捨てて |
あんまり覚えてないやMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | | 朝 目を覚ますと 焦茶色のフローリングに君の抜け殻が落ちていて なのに覚えてないんだ 昨日の夜の出来事 あぁ なんてもったいない あんなに欲しがっていた 君を丸ごと この手は抱きしめてたはずなのに あんまり覚えてないや あんまり覚えてないや あんまり覚えてないや あんまり 夕べギターを弾いて ウトウトしかけた瞬間に奇跡のメロディーが降ってきて なのに覚えてないんだ 昨日の夜の魔法を あぁ なんてもったいない 世界中を幸せにするようなメロディー 確かに口ずさんでたはずなのに あんまり覚えてないや あんまり覚えてないや あんまり覚えてないや あんまり じいちゃんになったお父さん ばあちゃんになったお母さん 歩くスピードはトボトボと だけど覚えてるんだ 若かった日の二人を あぁ きっと忘れない キャッチボールをしたり 海で泳いだり アルバムにだって貼り付けてあるんだもの ちゃんと覚えてるんだ ちゃんと覚えてるんだ ちゃんと覚えてるんだ こんなに ドライブに出かけたり お小遣いをくれたり たまに口喧嘩したり すぐに仲直りしたり ちゃんと覚えてるんだ ちゃんと覚えてるんだ ちゃんと覚えてるんだ こんなに 世界中を幸せに出来はしなくたって このメロディーをもう一度繰り返す ラララ… |
通り雨Mr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | | 受け入れたつもりが どこかで拒んでる その理由すら自分でわからない 目に見えている事 その向こう側にある命の息吹 聞こえる 叶わない夢なら 捨てちゃえば身軽だよ 知ってる 分かってるんだけども もう少し抱きしめていたいや 通り雨 ほらまた降り出した 木の下で雨宿りしながら 物思いにふけっているよ 通り雨 この胸を濡らして 水溜まり いくつも作っていく いつか光が射して それが乱反射し合って キラキラ輝くといいのに 甘えるのが嫌で 寂しいのが苦手 あまのじゃくだと 君は笑うけれど 恨み続けながら とっくに許してる そんな毎日 繰り返す 生まれた瞬間から ゆっくりと死んでゆく そこからは もう逃れようがないなら 笑っていたいんだけどな… 通り雨 まだ降り続いてる 新聞をめくってる間に また陽は照りつけるだろう 通り雨 この胸を濡らして 水溜まり いくつも作っていく いつしか夜になって そこに星空が映って キラキラ輝くといいのに 雨上がりの街にある特有の匂い 透き通った空気が好きだった 何かをリセットしたみたいな気配が 新しい僕を運んでくる気がして… 通り雨 ほらまた降り出した 鼻歌を歌ってる間に また陽は照りつけるだろう 通り雨 この胸を濡らして 水溜まり いくつも作っていく いつか光が射して それが乱反射し合って キラキラ輝くといいのに 通り雨 この胸を濡らして 水溜まり いくつも作っていく いつしか夜になって そこに星空が映って キラキラ輝くといいのに キラキラ輝くといいのに |
SUNRISEMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | | フェードアウトしてゆく優しいメロディー スピーカーに耳を澄まして 乾いた部屋に余韻がこだました 目の前の扉 開けない僕をせかし続けていた時間が その間だけ静かに止まった 公園の方から笑い声 最後に笑った日 思い出そうとしてやめて... 思い切り息を吸い込んで この想いを空に放ちたい 自分の世界に閉じこもった 冴えない気分から抜け出して どんなときだってサンライズ この胸に輝かせていたいんだ 大きなもの 揺るぎないもの そう疑いもしないで過ごした 家族の愛にいつも守られて どうしてこんな 不確かなものを 無邪気に信じていれたんだ? どうしてこんな 不安定なものを... 少年の日々を回想うとき 不思議なほど幸福な気持ちが僕を包む 思い切り両手を伸ばして あの優しい空気に触りたい 僕を金縛りにする すべての迷いを引き千切って まだ分かりたくはない どうせいつか思い知らされるんだ Sunrise brightens up 誰かを愛したり 抱き合ったり 繰り返すいのちに少し今も胸が躍る 思い切り息を吸い込んで この想いを空に放ちたい 自分の世界に閉じこもった 冴えない気分から抜け出して 何度沈んだってサンライズ この胸に輝かせていたいんだ |
ポケット カスタネットMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | | ポケットに君のメロディー いつも持ち歩いている生き物 それが僕です そっと祈るように響かせる 体中に 例えばカスタネットで簡単なリズム 奏でている それが君です 気まぐれに生真面目に僕を導いてゆく つないだ手が語りかける 声になる前の優しい言葉 裏表のない次元でゆっくりと今 呼吸している お天気がすぐれない日は君の心にある雨雲を 取り除いて太陽を差し出せる存在 そうありたい 靴を汚し 踵減らし 歩いてゆく長い凸凹道 季節ごとに咲いた花の香りを僕ら踏みしめてく つないだ手が語りかける 声になる前の優しい言葉 裏表のない次元でゆっくりと今 呼吸している 靴を汚し 踵減らし 歩いてゆく長い凸凹道 季節ごとに咲いた花の香りを僕ら踏みしめてく |
やわらかい風Mr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | | やわらかい風が吹いたら ふと目を瞑って 元気で過ごしてるかな? そんなことを思うんだ 君の自転車の後をジョギングして かけてく遊歩道 それで嬉しかった 何気なく笑い合えたな 会話なんてなくたって 忙しく過ごしてるかな? 風邪なんかひいていないかな? 君が抱いてた悲しみ 寂しさ もどかしさ 何にもしてやれなかったなぁ それが悔しかった もっと大きな器で もっと優しくて そういう僕なら君を救えたろうな 世知辛い時代だとアナウンスされてるけど 君と過ごした時間があるから 僕は恵まれてるって言える 始まりも終わりも どこかあやふやで 頭の切り替えが 上手くいかないまんま 何気なく笑い合えたな 今もそうならいいな 忙しく過ごしてるかな? 誰かと出会っているかな? やわらかい風が吹いたら また目を瞑って 元気で過ごしてるかな? そんなことを思うんだ やわらかい風が吹いたら… やわらかい風が吹いたら… |
もっとMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | | 悲しみの場所に灯された裸電球に似た光 それはほら吹きに毛の生えたにわか詩人の蒼い願い 華やぐ季節がそこまで来てるのに 相変わらず心をどこかに置いたまま 暗い目をしてたって この星のリズムは 君に笑顔を降らすから きっと きっと きっと ヘッドフォンで塞いだはずの理由のない孤独な叫び やわな手足をもぎ取られたバッタみたいにもがく思い 世界は誰にでも門を開いて待っている 平等の名の下に請求書と一緒に そんな理不尽もコメディーに見えてくるまで 大きいハート持てるといいな もっと もっと もっと もっと もっと もっと 夜ごとの花火はもう上がらなくていい 心に消えない光が咲いてるから 暗い目をしてたって この星のリズムは 君に笑顔を降らすから きっと きっと きっと どんな理不尽もコメディーに見えてくるまで 大きいハート持てるといいな もっと もっと もっと もっと もっと もっと |
PIANO MANMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | | くだらぬテレビ点けっ放しで 明け方近くに思いついたのは 「やめちゃおうかどうか」で 誰にも望まれてない気がする 生き甲斐だなんて言える代物じゃねぇ これはきっと確かだ 志と理念ばっか大きな顔して 猫背気味の現実とバランス悪いみたいなんだ 郵便ポストに投げ込まれた 数多の誘惑に食いついたなら ハッピーになれるかな? 突き付けられた 締め切り ノルマ いったい誰のために生きてんだろう? 考えるのも飽きたなぁ 床の上に横になって一日中寝ていたい 自由をつかんだ空想が僕を癒してく 無限大にある きっと可能性は果てしない 転んだなら 這いつくばったって進もう 立ちすくんでいようが 歩いていようが 時計の針は進むぞ all right all right all right 言い聞かせるよ イッツ ゴナ ビー オーライ いがみ合いなんてしたくないけど 口を開く度角が立つじゃない 孤独よりはましかなぁ 政治も株価も道行く人も怪しいけれど 自分を誰より信用できないでいる 種も仕掛けも見破られた手品 見せるよ ダマされたふりしてくれる人 誰かいないかな 遠慮はいらない 思うがままに生きればいい ポテンシャルなら まだ十分に発揮していない 捨てる神あらば拾う神あり その両方と手をつないだら all right all right all right 呪文唱えるよ イッツ ゴナ ビー オーライ 遠慮はいらない 思うがままに生きればいい ポテンシャルなら まだ十分に発揮していない 無限大にある きっと可能性は果てしない 転んだなら 這いつくばったって進もう 立ちすくんでいようが 歩いていようが 時計の針は進むぞ all right all right all right 言い聞かせるよ イッツ ゴナ ビー オーライ all right all right all right 呪文唱えるよ イッツ ゴナ ビー オーライ |
Another StoryMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | | 最終のバスにはまだ間に合うかなぁ 遠くの街まで君を迎えに行く いつも笑ってた 無理してたんだな それも分かってた 自分のことばかりいつも主張して 君の言葉なら上の空で聞いて ギターを弾いてた ぼんやりといつも ギターを弾いてた ごめんねって言葉 君は聞き飽きてるんじゃないかなぁ? どんな風に言えば 優しい君は戻ってくるかなぁ? よく出かけた公園をバスは今通過中 いつかの君が横切る 記念日を携帯が知らせてくれて そんなときばかりうまく立ち回って 誇張して言えば そんな感じだろう 君にしてみれば 抱き合いながら 僕らは孤独とキスをして 分かったような台詞 ささやきながら眠りに落ちて 朝が来て日常が 僕らを叩き起こし 逃げるようにベットから這い出る 最終のバスは君にたどり着いて 恐る恐る僕は君の名を呼んだ 君は笑ってた 無理はしないでよ だけど笑ってた 夢とか理想とかおもちゃみたいにまだ思ってるかなぁ? 分かり合うなんてそう簡単じゃないのは分かってる ごめんねって言葉 君は聞き飽きてるんだろうけど 誤解がしょうじないように 簡潔に伝えられぬもんかなぁ 君と生きる毎日が なんだかんだ言って嬉しい そう君の笑顔と共に そう君の笑顔と共に |
彩りMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | | ただ目の前に並べられた仕事を手際よくこなしてく コーヒーを相棒にして いいさ 誰が褒めるでもないけど 小さなプライドをこの胸に 勲章みたいに付けて 僕のした単純作業が この世界を回り回って まだ出会ったこともない人の笑い声を作ってゆく そんな些細な生き甲斐が 日常に彩りを加える モノクロの僕の毎日に 少ないけど 赤 黄色 緑 今 社会とか世界のどこかで起きる大きな出来事を 取り上げて議論して 少し自分が高尚な人種になれた気がして 夜が明けて また小さな庶民 憧れにはほど遠くって 手を伸ばしても届かなくて カタログは付箋したまんま ゴミ箱へと捨てるのがオチ そして些細な生き甲斐は 時に馬鹿馬鹿しく思える あわてて僕は彩(いろ)を探す にじんでいても 金 銀 紫 ただいま おかえり なんてことのない作業が この世界を回り回って 何処の誰かも知らない人の笑い声を作ってゆく そんな些細な生き甲斐が 日常に彩りを加える モノクロの僕の毎日に 増やしていく 水色 オレンジ なんてことのない作業が 回り回り回り回って 今 僕の目の前の人の笑い顔を作ってゆく そんな確かな生き甲斐が 日常に彩りを加える モノクロの僕の毎日に 頬が染まる 温かなピンク 増やしていく きれいな彩り |
Wake me up!Mr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | | 水平線がおひさまとキスしながら 一日の始まりを讃える 僕は大きく背伸びをしながら あくびなんかしてそれに答える 耳を澄ましたら ほら聞こえてきそうだよ ジワジワって地球が回る音 まるでイントロみたいに Wake me up ! 今日こそ 吐き気をもよおしそうな 鏡の中の湿っぽい顔した自分に手を振るよ 凹んではひねくれていた 昨日も連れて行こう この目の前にある恐ろしくて それでいて優しい海原を 僕は泳いでく 表彰台に登った記憶なんかない それで何不自由なく暮らしてきた ひょっとしたら「あきらめろ」って僕は 僕自身を説得してきたのかも 自分らしくある事 そこに甘えずに生きていたい でもそのための一歩が踏み出せずにいるんだ Wake me up ! 祈るように ありきたりの日々を 自分自身にかけた催眠術を解いて 目を開こう 「心の闇」だなんだって 時代の所為にしてきたろう? この街中にある 満ち足りていて でも空虚な砂漠を 君と歩いてく 明日になる前に 今日が終わる前に 見出せるかな 産まれては消える命の意味を Wake me up ! 行こうよ 吐き気をもよおしそうな 鏡の中の湿っぽい顔した人よ またいつか会おう 凹んではひねくれていた 昨日も連れて行こう この目の前にある恐ろしくて それでいて優しい海原を 僕は泳いでく 君と泳いでく 革命は起きない ありきたりの日々を 祈るように生きよう Wake me up Wake me up |
フェイクMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | | 言ってしまえば僕らなんか似せて作ったマガイモノです すぐにそれと見破られぬように上げ底して暮らしています ほっぺたから横隔膜まで誰かを呪ってやるって気持ち膨らまし 「こんなんじゃ嫌だ!」って 苦肉の策を練ってなんとか今日を生きてるよ 虚しさを抱えて 夢をぶら下げ 二階建ての明日へとTAKE OFF 灰になっても 諦めちゃまた始めから出直したりして まだ自分を嫌いになれずにいるみたいだ oh oh oh 体中に染みついている嘘を信じていく どれくらいのペースで行こう? まずは何番手に着こう? あれこれって知恵を絞ったあげくが裏目にでます 「愛してる」って女が言ってきたって 誰かと取っ替えのきく代用品でしかないんだ ホック外してる途中で気付いていたって ただ腰を振り続けるよ 寂しさを背負って 恋に繋がれ 地下二階の過去からTAKE OFF ハイエナのよう つまずいて抜かれたけどびゅんと追い詰めて ちょっと自分にプライドを取り戻せたのに oh oh oh この手が掴んだものは またしてもフェイク 飛び込んでくる音 目に入る映像 暫く遮断して心を澄まして 何が見えますか? 誰の声が聞こえますか? いつまでも抱きしめていれるかな? 虚しさを抱えて 夢をぶら下げ 二階建ての明日へとTAKE OFF ハイジャンプしよう 騙されちゃまた懲りもせず信じたりして もう誰も疑わずにいれるなら oh oh oh 許し合えるなら 大切に抱きしめてた宝物がある日 急に偽物と明かされても oh oh oh 世界中にすり込まれている嘘を信じていく すべてはフェイク それすら… |
くるみ -for the Film- 幸福な食卓Mr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | 小林武史・Mr.Children | ねぇ くるみ この街の景色は君の目にどう映るの? 今の僕はどう見えるの? ねぇ くるみ 誰かの優しさも皮肉に聞こえてしまうんだ そんな時はどうしたらいい? 良かった事だけ思い出して やけに年老いた気持ちになる とはいえ暮らしの中で 今 動き出そうとしている 歯車のひとつにならなくてはなぁ 希望の数だけ失望は増える それでも明日に胸は震える 「どんな事が起こるんだろう?」 想像してみるんだよ ねぇ くるみ 時間が何もかも洗い連れ去ってくれれば 生きる事は実に容易い ねぇ くるみ あれからは一度も涙は流してないよ でも 本気で笑う事も少ない どこかで掛け違えてきて 気が付けば一つ余ったボタン 同じようにして誰かが 持て余したボタンホールに 出会う事で意味が出来たならいい 出会いの数だけ別れは増える それでも希望に胸は震える 十字路に出くわすたび 迷いもするだろうけど 今以上をいつも欲しがるくせに 変わらない愛を求め歌う そうして歯車は回る この必要以上の負担に ギシギシ鈍い音をたてながら 希望の数だけ失望は増える それでも明日に胸は震える 「どんな事が起こるんだろう?」 想像してみよう 出会いの数だけ別れは増える それでも希望に胸は震える 引き返しちゃいけないよね 進もう 君のいない道の上へ |
ひびきMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | 小林武史・Mr.Children | タンデムシートに座って歌っている君の声が 背中越しに小さく響いてる 調子外れの下手くそな歌だけど この声だ その響きだ 一番好きな音は 見つからなかった探し物はポケットに入ってました。と 幸せなんかおそらくそんな感じでしょ!?って 君の声は教えてくれる 去年の誕生日 クラッカーを鳴らして 破裂する喜びに酔いしれていたけど 外を歩いたら銃声が聞こえる あの場所じゃ その音は 悲しげに響くだろうな 君が好きで 君が好きで 涙がこぼれるんだよ 血生臭いニュース ひとまず引出しにしまって 風のように 川のように 君と歩いていく 時に嵐に たまに流れに 飲み込まれそうになるけど 喧嘩しても 仲直りして そうやって深まってけばいい 幸せなんか そこら中いっぱい落ちてるから 欲張らずに拾っていこう 君が好きで 君が好きで 切なさはやって来るんだよ 僕の世界はまたひとつ君と響き合って 風のように流れていく 川のように流れていく |
しるしMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | 小林武史・Mr.Children | 最初からこうなることが決まっていたみたいに 違うテンポで刻む鼓動を互いが聞いてる どんな言葉を選んでも どこか嘘っぽいんだ 左脳に書いた手紙 ぐちゃぐちゃに丸めて捨てる 心の声は君に届くのかな? 沈黙の歌に乗って... ダーリンダーリン いろんな角度から君を見てきた そのどれもが素晴しくて 僕は愛を思い知るんだ 「半信半疑=傷つかない為の予防線」を 今、微妙なニュアンスで君は示そうとしている 「おんなじ顔をしてる」と誰かが冷やかした写真 僕らは似ているのかなぁ? それとも似てきたのかなぁ? 面倒臭いって思うくらいに真面目に向き合っていた 軽はずみだった自分をうらやましくなるほどに 心の声は誰が聞くこともない それもいい その方がいい ダーリンダーリン いろんな顔を持つ君を知ってるよ 何をして過ごしていたって 思いだして苦しくなるんだ カレンダーに記入したいくつもの記念日より 小刻みに 鮮明に 僕の記憶を埋めつくす 泣いたり笑ったり 不安定な想いだけど それが君と僕のしるし ダーリンダーリン いろんな角度から君を見てきた 共に生きれない日が来たって どうせ愛してしまうと思うんだ ダーリンダーリン Oh My darling 狂おしく 鮮明に 僕の記憶を埋めつくす ダーリンダーリン |
my sweet heartMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | | 君はストロベリーソーダ 僕はスパークリングワイン 時間をかけて飲んで 楽しいおしゃべり この後どこに行こうか? それとも送ろうか? ママが心配してるよ 電話入れたらどう? 恋に落ちそうだよ 君はかわいい my sweet heart 何所の誰かも知らない友達のお話 えんえんと続ける でもそれも嬉しい 急がなくてもいいよ 大人になんのなら なるたけゆっくりがいい ほらアイスクリームはどう? 僕を振り回してくれよ 君はかわいい my sweet heart 恋に落ちそうだよ 少女のままでいい おとなにならなくていい 君は愛しい my sweet heart 恋に落ちそうだよ my sweet heart |
ほころびMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | | ほころんだ場所がこの胸にある 悲しみを跨いだ時 出来たのかな? ほつれた糸を無意識で引っ張る するりするりとほどけていった ほころびはまた広がって 何かが顔を出した そこにいたのは君だった 笑ってる君 水玉模様のスカートが揺れる 晴れた日の公園 よく覚えてる キンモクセイが植わった木陰を見つけて ビールなんか飲んで 手だけつないで 広い芝生に横になって 青い空を見ていた 気持ちがよくて ウトウトして まぶた閉じた 君の匂いが好きだった 甘い匂いがした 夢から覚めると独りぼっち 君はもういない 寝転がってる君はいない |
箒星Mr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | | 寝れない日が続いて かすれた僕の声が はしゃいでる君の気持ちを曇らせた 「別にそれほど疲れていやしない」 なるたけ優しい言葉 慌てて探してみる 君は知ってんだろう? 僕の大風呂敷を 今 そいつで未来を盗むから さぁ手伝って 古い遊園地の観覧車から見慣れた街見下ろし ほら 今日までの僕らに 小さくエールでも贈ろうか 目を瞑っても消えない光 君の心に見付けた すぅーっと 優しく淡く弧を描いて 頬を撫でてく「箒星」 教えない 知り過ぎてるから教えない 口に出すと悲しみは 次の悲しみを生むだろう 知りたい それでもまだまだ知りたい 積まれた理屈を越えて その退屈を越えて 最近ストレッチを怠ってるからかなぁ? 上手く開けないんだ、心が。ぎこちなくて でもね僕らは未来の担い手 人の形した光 暗闇と戯れ合っては眩しく煌めく「箒星」 心配事ばっかり見付けないで 慌てないで探してこう いつか必ず叶うって決め込んで路頭に迷った祈り 目を瞑っても消えない光 夜空に託した祈り 今日もどこかで光ってる 誰の目にも触れない場所で 悪いとこばっかり見付けないで 僕ら一緒に探そう ずっと 優しく淡く弧を描いて 夜を撫でてく「箒星」 光り続ける「箒星」 |
潜水Mr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | Takeshi Kobayashi・Mr.Children | バラバラに散らばったパズルが 床でふて寝している 恨めしそうだけれどどうしようもない どれが元通りの形かは もはや知りたくもない これはこれで結構芸術だ 無造作の中に潜んだ意識を知ろう 赤 白 青 黄色 そうだ 冷えたビールを飲もう 金と黒のラベル選んで 出来るだけ一息で あぁ あぁ あぁ あぁ 生きてるって感じ 調子良さそうだねって言われたら そんな気もしてくる 畳んでおいた羽が開きそうになる 「傷つきやすそうに見えるでしょ案外強いのよ」 君の言葉いじらしくて泣きそうになる ピアノ叩いても音しか出ない 君に届くはずない そうだ 明日プールに行こう 澄んだ水の中 潜水で泳いで 苦しくたって 出来るだけ 出来るだけ 遠くまで あぁ あぁ あぁ あぁ 生きてるって感じ あぁ 生きてるって感じ |
隔たりMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | Takeshi Kobayashi・Mr.Children | たった0.05ミリ 合成ゴムの隔たりを その日 君は嫌がった 僕は それに応じる 怖いのは病気じゃない 君が胸に秘めた想い だけど嫌な気分じゃない 僕は それに応じる 柔らかい体温が今 夜を包む 魔法にかかったみたいだ UFOなんて信じない 神様も僕と関係ない だけど目には見えないものを 僕ら 抱きしめる 君は美しきスパイダー 羽虫が僕 あえて飛び込んで 行くんだ 知らない方が良かったと 思うことがこの世にある だけどもっと知りたい 深くまで愛を知りたい たった0.05ミリ 合成ゴムの隔たりを その日 君は嫌がった 僕は それに応じる |
跳べMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | Takeshi Kobayashi・Mr.Children | 大体 君の知っての通りだ 頑張っちゃいるんだけれど 実際はこんなスケールの 小さなボンクラ 中肉中背 ガキの頃から これといった特技はなく 褒められも 叱られも しないで来たんです 変わんなくちゃ 今日で終わりにしなくちゃなぁ 毎回誓い立てるけど 一向に標的へと進んでる気がしない 腰痛と偏頭痛 抱えてる 家庭環境も良くは無い そんなネタを楯にして逃げてばかりで この間 ヘンテコな夢を見た おばあちゃんが出てきて 弱った僕をおんぶしてくれて 悪い奴らをやっつけた その翌朝 仏壇に手を 合わせて お礼を言って そこで世界がクリアに見えた どういった理由かは分からない 実際 そうだったんだからそれでいい 跳べ! 向かい風に乗って 「どうせ出来やしない」と植え付けた自己暗示を引っこ抜いて 呪縛を解け! カーペットの上 ソファーの上 思い立った瞬間 そこは滑走路 跳べ 跳べ 通りを我が物顔して 馬鹿騒ぎしてる若人に 実際はちょっとジェラシー 感じていたりします 安定を得るために斬り捨てた 衝動が化けて出てきて 枕元で言うんだ 「跳びたい 跳びたい」と プリン体の存在を知れば 選ぶビールを変える 日本中がみんな みのもんた 生き抜く秘訣を手にしたい だけど昨日 夜が明けるまで 浴びるほど呑んで なぜかそれ以来調子いいんだ どういった理由かは分からない 実際 そうだったんだからそれでいい 跳べ! イメージの羽 ばたつかせて 失敗を前提にした言い逃れを引っこ抜いて 呪縛を解け! 滑り台の上 ベンチの上 思い立った瞬間 そこは出発点 跳べ 跳べ 自分を縛ってる命綱 そいつを離してみるんだ そして 自由を掴み取るんだ 取るんだ ワンツーのスリー GO!で走り出すんだ 目指すべき場所はなくとも いつか 辿り着くんだ 跳ぶんだ そうだ ここが出発点 そうだここが滑走路 羽を開き 呪縛を解き そうだ ここが出発点 そうだ ここが滑走路 目指すべき場所はなくとも 離陸せよ! |
DoorMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | Takeshi Kobayashi・Mr.Children | そのドアを開けてくれ そのドアを開けてくれ もう何十回もノックして ノックしてるよ 居留守をつかってんのなんて知っているよ 開けてくれ そのドアは重くて 立て付けが悪くて ギシギシと嫌な音がする それも知ってるよ でも入れてくれさえすれば そんなこと忘れさせるよ このドアを開けてください 管理人に言ったんだ でも不審者扱いで 帰れ 帰れって言うよ 鍵が見当たらないんだ あれっ 昨日何処に しまったっけ? このドアはひょっとして ひょっとしたらひょっとして 何の喩えでも象徴でもメッセージでも無くて 開いたって昨日と同じ 生活が待っていたりして そのドアを開けてくれ そのドアを開けてくれ もう何百回もノックして ノックしてるよ 居留守をつかってんのなんて 知っているよ 開けてくれ |
CANDYMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | Takeshi Kobayashi・Mr.Children | 「あきらめよ」と諭す回路に 君がそっと侵入してきて 何食わぬ顔で 夢をチラつかす 上手に包んで仕舞ったものが「飛び出したい」と疼いてる 痛い記憶を最後に寝たふりしていたくせに 柄でもないけど 会えると嬉しいよ 悩んだ末に想いを飲み込む日々 ほろ苦いキャンディーが まだ胸のポケットにあった 気付かせたのは君 多くの事を求め過ぎて 出来るだけ側に居たくて そんなことをしてる間に息が詰まる 大抵 人はこんな感じで大事なもんを失うんだろう そして凝りもせず 君を欲しがってる みっともないけど すべてが愛しいよ ふと夕暮れに孤独が爆発する 甘酸っぱいキャンディーが 僕の胸のポケットにあるんだ 君が食べておくれ 昨日の夜 いつもの偏頭痛が僕を襲って 飲み込むタブレット やけに会いたくて 声が聞きたくなって みっともないけど すべてが愛しいよ ひとり夜更けに孤独が爆発する ほろ苦いキャンディーが まだ胸のポケットにあった ただ ひとつだけ 甘酸っぱいキャンディーが まだ胸のポケットにあるんだ 君が食べておくれ |
靴ひもMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | Takeshi Kobayashi・Mr.Children | いつまでうだうだしてるんだ どうすべきかは知ってるんだ 君の絵の具で濁った僕がいい こだわってたものみんな 誰かに譲ったっていいや 失いたくない 急がなくちゃ 靴ひもも結ばずに 駆け足で飛び出して 停留所を通過してく そのバスに飛び乗って あぁ 一秒でも早く君の待つ場所へ スーパーの前の歩道に 主人を待つ雑種の犬 ガードレールに繋がれている 君に微笑んで欲しくて 吊り革握っている僕とどこか似ている そわそわして 愛しくて 苦しくて そして自分を見失って ウザッたくて 終わらして でももっと 苦しくて あぁ 一瞬でも早く君の待つ場所へ 渋滞で 停車した このバスを飛び出して 靴ひもも気にせずに 全力で駆け出して 愛しくて 切なくて 君の色で 濁っている その部分が 今一番 好きな色 僕の色 あぁ 一秒でも早く君の待つ場所へ あぁ 一瞬でも早く君の待つ場所へ |
僕らの音Mr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | Takeshi Kobayashi・Mr.Children | bye-bye bye-bye bye-bye 風の音が 鳥の声が 別れの歌に聞こえる 会いたい 会えない 会いたい そんな日には どんなふうにして 二人の距離を縮める? 不安が心を占める 君は九月の朝に吹き荒れた通り雨 叩きつけられて 虹を見たんだ そこで世界は変わった そうだ リズムやハーモニーがふっとずれてしまっても ゆっくり音を奏でよう まだ まだ まだ イントロも終わってない I like… I love… I love… 落ち葉 噴水 自転車 犬 耳をすませば聞こえる すべてが愛を歌ってる 名作と呼ばれる作品を観たり 聞いたり 読みあさったりして 大人を気取って 少し無理して暮らした だけど 君の事となると途端に分からなくなる 恋するだけの阿呆になる ただ ただ ただ 胸が苦しくなる 君は九月の朝に吹き荒れた通り雨 叩きつけられて 虹を見たんだ そこで世界は変わった そうだ理論や知識にもとづいたものじゃなくても 信じた音を奏でよう ホラ ホラ ホラ 間違ってなんかない ホラ ホラ ホラ きっと正解もない これが僕らの音 |
MonsterMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | Takeshi Kobayashi・Mr.Children | あだ名は「トビウオ」 でもお日様が嫌いで この街を潜水して泳いでいく 真向かいのビルを敵のアジトに見立てて 文明やなんかを憎んでみる セキュリティーがイヤモニして 警戒を強化しだした ラブ&ピースが与えられた使命だ だけど特に何をするでもない Knock Knock 誰かいますか? 開けてくれますか? Knock Knock ご存知ですか? 僕はモンスター 彼女は「カナリヤ」 人目に触れたがらない メモ帳の中にだけ存在している 聞かせてくれたことはまだ無いが きれいな虹色の声で歌うよ 誰ともSEXしなくても 子供だって身籠もれる 全裸でいるのは宗教上の理由だ 慈悲の御心で世界を救う Knock Knock 誰かいますか? 入れてくれますか? Knock Knock お気付きですか? あなたもモンスター さぁ どんな叫び声をあげようか? 探していました 分かり合える人を ずっと 悲しい顔して 哀れんでくれてるんですね でも 分かります そのうち分かります あなたにも 大丈夫 大丈夫 痛くもないし 怖くもないです 大丈夫 大丈夫 僕と一緒 あなたもモンスター Knock Knock 誰かいますか? 開けてくれますか? Knock Knock ご存知ですか? 僕はモンスター Knock Knock お気付きですか? あなたもモンスター さぁ どんな叫び声をあげようか? |
Worlds endMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | Takeshi Kobayashi・Mr.Children | ゆっくり旋回してきた 大型の旅客機が 僕らの真上で得意気に 太陽に覆い被さった その分厚い雲を 難なく突き破って消える まるで流れ星にするように 僕らは見上げてた 思い思いの願いをその翼に重ねて 「何に縛られるでもなく 僕らはどこへでも行ける そう どんな世界の果てへも 気ままに旅して廻って…」 行き止まりの壁の前で 何度も言い聞かせてみる 雲の合間 一筋の光が差し込んでくる映像と君を浮かべて 捨てるのに胸が痛んでとっておいたケーキを 結局腐らせて捨てる 分かってる 期限付きなんだろう 大抵は何でも 永遠が聞いて呆れる 僕らはきっと試されてる どれくらいの強さで 明日を信じていけるのかを… 多分 そうだよ 飲み込んで 吐き出すだけの 単純作業繰り返す自動販売機みたいに この街にボーっと突っ立って そこにあることで誰かが特別喜ぶでもない でも僕が放つ明かりで 君の足下を照らしてみせるよ きっと きっと 「誰が指図するでもなく 僕らはどこへでも行ける そう どんな世界の果てへも 気ままに旅して廻って…」 暗闇に包まれた時 何度も言い聞かせてみる いま僕が放つ明かりが 君の足下を照らすよ 何にも縛られちゃいない だけど僕ら繋がっている どんな世界の果てへも この確かな思いを連れて |
ヨーイドンMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | 小林武史・Mr.Children | 目をつぶってさ ブランコを思い切り漕ぐんだ いつもより幾分 大人びてる気分 空を飛んでるイメージで風を蹴るんだ どこへでも行ける いま旅立ちを告げるよ ヨーイドンの合図 待たずして僕ら大人になっていくよ どこに向かっているのかなんて分かんない でも飛び出していくよ 転がりだしていくよ 偉い教授も専門家も分かってないよなぁ 数字やデータで未来はつくれない ぽかりと空いた心の穴埋め問題は一人では解けない ねぇ 一緒に解いてよ いい手本が近くにいっぱいあんだ 幸せになってみせるよ 半ズボンもリボンも似合わなくなった 大人も悩んでいるよ 転がり続けていくよ 僕の胸に 君の胸に 輝いて見えるもの風化させないでよ 時間のタオルで磨いて 目をつぶってさ ブランコを思い切り漕ぐんだ どこへでも行ける いま旅立ちを告げるよ ヨーイドンの合図 待たずして僕ら大人になっていくよ どこに向かっているのかなんて分かんない でも飛び出していくよ いい手本が近くにいっぱいあんだ 幸せになってみせるよ 半ズボンもリボンも似合わないような 大人になっていくよ 転がり続けていくよ |
ランニングハイMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | 小林武史・Mr.Children | 甲「理論武装で攻め勝ったと思うな バカタレ!」 乙「分かってる 仕方ないだろう他に打つ手立て無くて」 甲「威勢がいいわりにちっとも前に進めてないぜっ」 乙「黙ってろ!この荷物の重さ 知らないくせして」 向こう側にいる内面とドッヂボール 威嚇して 逃げ回り 受け止めて 弾き返す 「もう疲れた誰か助けてよ!」 そんな合図出したって 誰も観ていない ましてタイムを告げる笛は鳴らねぇ なら 息絶えるまで駆けてみよう 恥をまき散らして 胸に纏う玉虫色の衣装をはためかせていこう 苛々して仕方ない日は 疲れた体を 都合のいい恋にあずけて 終われば 寝た振りして あれっ 俺ッ 何してんだろう? 忘れた 分からねぇ 太陽が照りつけるとやけに後ろめたくて 前倣え 右へ倣えの欲望 気付けば要らんもんばかり まだ間に合うかなクーリングオフ 亡霊が出るというお屋敷を キャタピラが踏みつぶして 来春ごろにマンションに変わると代理人が告げる また僕を育ててくれた景色が 呆気なく金になった 少しだけ感傷に浸った後 「まぁ それもそうだなぁ」 時代とか 社会とか 無理にでも敵に仕立てないと 味方を探せない 愉快に暮らせないよ 仕組んだのは他の誰でもない 俺だって 自首したって 誰も聞いてない まして罪が軽くなんかならねぇ なら 息絶えるまで駆けてみよう 恥をまき散らして 退きどきだと言うなかれ素人! まだ走れるんだ 息絶えるまで駆けてみよう 恥をまき散らして 胸に纏う玉虫色の衣装を見せびらかしていこう |
and I love youMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | 小林武史・Mr.Children | 飛べるよ 君にも 羽を広げてごらんよ 一緒に行こう さぁ準備を ほら 早くしておいでよ はぐれずに付いて来れるかい?僕に 君には従順を 僕には優しさを 互いに演じさせて 疲れてしまうけど それでも意味はあるかい どう思う? 今も欲しがってくれるかい?僕を 傷つけ合う為じゃなく 僕らは出会ったって言い切れるかなぁ? 今 分かる答えはひとつ ただひとつ I love you and I love you and I love you 未熟な情熱を 何の保証もない明日を 信じて 疑って 足がすくんでも まだ助走を続けるさ 今日も 一緒に超えてくれるかい 昨日を もう一人きりじゃ飛べない 君が僕を軽くしてるから 今ならきっと照れないで 歌える 歌える 歌える I love you and I love you and I love you どうしようもなく急に一人になりたい時があり 屋上で月を眺めてた 君に想いが強く向くほど 臆病になるのが分かって 素直には認められなくて でも 君が僕につき通してた 嘘をあきらめた日 それが来るのを感じたんだ 未来がまた一つ ほらまた一つ 僕らに近づいてる I love you and I love you and I love you |
未来Mr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | 小林武史・Mr.Children | 名前もない路上で ヒッチハイクしている 膝を抱えて待ってる ここは荒れ果てていて 人の気配はないし 誰もここを通らないや 進入禁止だって あらゆるもの拒絶して 追い払ったのは僕だから 誰も迎えに来ない ちゃんと分かってるって だけどもう少し待ってたい 生きてる理由なんてない だけど死にたくもない こうして今日をやり過ごしてる 生まれたての僕らの前にはただ 果てしない未来があって それを信じてれば 何も恐れずにいられた そして今僕の目の前に横たわる 先の知れた未来を 信じたくなくて 目を閉じて過ごしている 女が運転する 車が止まって 「乗せてあげる」と言った 僕は感謝を告げて 車のドアを開いて 助手席に座って また礼を言う しばらく走ると僕は 硬いシートに 居心地が悪くなって 女の話に相槌打つのも嫌になって 眠ったふりした 僕らは予定通りの コースを走ってきた 少なくとも今日まで 出会った日の僕らの前にはただ 美しい予感があって それを信じたまま 甘い恋をしていられた そして今 音もたてず忍び寄る この別れの予感を 信じたくなくて 光を探している 生まれたての僕らの前にはただ 果てしない未来があって それを信じてれば 何も恐れずにいられた そして今僕の目の前に横たわる 先の知れた未来を 信じたくなくて すこしだけあがいてみる いつかこの僕の目の前に横たわる 先の知れた未来を 変えてみせると この胸に刻みつけるよ 自分を信じたなら ほら未来が動き出す ヒッチハイクをしてる 僕を迎えに行こう |
くるみMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | 小林武史・Mr.Children | ねぇ くるみ この街の景色は君の目にどう映るの? 今の僕はどう見えるの? ねぇ くるみ 誰かの優しさも皮肉に聞こえてしまうんだ そんな時はどうしたらいい? 良かった事だけ思い出して やけに年老いた気持ちになる とはいえ暮らしの中で 今 動き出そうとしている 歯車のひとつにならなくてはなぁ 希望の数だけ失望は増える それでも明日に胸は震える 「どんな事が起こるんだろう?」 想像してみるんだよ ねぇ くるみ 時間が何もかも洗い連れ去ってくれれば 生きる事は実に容易い ねぇ くるみ あれからは一度も涙は流してないよ でも 本気で笑う事も少ない どこかで掛け違えてきて 気が付けば一つ余ったボタン 同じようにして誰かが 持て余したボタンホールに 出会う事で意味が出来たならいい 出会いの数だけ別れは増える それでも希望に胸は震える 十字路に出くわすたび 迷いもするだろうけど 今以上をいつも欲しがるくせに 変わらない愛を求め歌う そうして歯車は回る この必要以上の負担に ギシギシ鈍い音をたてながら 希望の数だけ失望は増える それでも明日に胸は震える 「どんな事が起こるんだろう?」 想像してみよう 出会いの数だけ別れは増える それでも希望に胸は震える 引き返しちゃいけないよね 進もう 君のいない道の上へ |
掌Mr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | 小林武史・Mr.Children | 掌に刻まれた歪な曲線 何らかの意味を持って生まれてきた証 僕らなら 求め合う寂しい動物 肩を寄せるようにして 愛を歌っている 抱いたはずが突き飛ばして 包むはずが切り刻んで 撫でるつもりが引っ掻いて また愛 求める 解り合えたふりしたって 僕らは違った個体で だけどひとつになりたくて 暗闇で もがいて もがいている ステッカーにして貼られた本物の印 だけど そう主張している方がニセモノに見える 僕らなら こんな風な袋小路に 今も迷い込んだまま 抜け出せずにいる 夢見てるから儚くて 探すから見つからなくて 欲しがるから手に入んなくて 途方に暮れる どこで間違ったかなんて 考えてる暇もなくて でも答えがなきゃ不安で 君は君で 僕は僕 そんな当たり前のこと 何でこんなにも簡単に 僕ら 見失ってしまえるんだろう? ALL FOR ONE FOR ALL BUT I AM ONE ALL FOR ONE FOR ALL BUT YOU ARE ONE ひとつにならなくていいよ 認め合うことができればさ もちろん投げやりじゃなくて 認め合うことができるから ひとつにならなくていいよ 価値観も 理念も 宗教もさ ひとつにならなくていいよ 認め合うことができるから それで素晴らしい キスしながら唾を吐いて 舐めるつもりが噛みついて 着せたつもりが引き裂いて また愛 求める ひとつにならなくていいよ 認め合えばそれでいいよ それだけが僕らの前の 暗闇を 優しく 散らして 光を 降らして 与えてくれる |
I'm sorryMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | 小林武史・Mr.Children | あれは血迷ってた僕の思い過ごしでした 八割位はあなたの言った通りでした いましがた 人づてで 御様子を知りました お詫びします 心から 大好きだったあの笑顔をもう一度 大嫌いなんて なじんないで今後とも 一区切りついたら 中華でもおごるから 雨降って地固まると そのことわざ通り 歩きましょう 肩並べて また駒沢通り いたしかたないなどと 開き直る気などない お詫びします 心から 人生だってあなたがいなくちゃ味気ない 今頃になって気付いた訳では決してない もしも望むのなら 土下座でもなんでもするから するから 笑って許して あれは血迷ってた僕の思い過ごしでした 九割近くはあなたの言った通りでした 大好きだったあの笑顔をもう一度 大嫌いなんて なじんないで今後とも 人生だってあなたがいなくちゃ味気ない 今頃になって気付いた訳では決してない もしも望むのなら 土下座でもなんでもするから するから 笑って許して I'm sorry..... |
AnyMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | 小林武史・Mr.Children | 上辺ばかりを撫で回されて 急にすべてに嫌気がさした僕は 僕の中に潜んだ暗闇を 無理やりほじくり出してもがいてたようだ 真実からは嘘を 嘘からは真実を 夢中で探してきたけど 今 僕のいる場所が 探してたのと違っても 間違いじゃない きっと答えは一つじゃない 何度も手を加えた 汚れた自画像に ほら また12色の心で 好きな背景を描きたして行く いろんなことを犠牲にして 巻き添いにして 悦に浸って走った自分を時代のせいにしたんだ 「もっといいことはないか?」って言いながら 卓上の空論を振り回してばっか そして僕は知ってしまった 小手先でやりくりしたって 何一つ変えられはしない 今 僕のいる場所が 望んだものと違っても 悪くはない きっと答えは一つじゃない 「愛してる」と君が言う 口先だけだとしても たまらなく嬉しくなるから それもまた僕にとって真実 交差点 信号機 排気ガスの匂い クラクション 壁の落書き 破られたポスター 今 僕のいる場所が 探してたのと違っても 間違いじゃない いつも答えは一つじゃない 何度も手を加えた 汚れた自画像に ほら また12色の心で 好きな背景を描きたして行く また描きたして行く そのすべて真実 |
独り言Mr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | 小林武史・Mr.Children | いつも笑っていたいんだけれども 時がそれを許しはしないだろう いつだって君と居たいんだけれども 時がそれを許しはしないだろう 君が不満を抱いているものを 少しぐらいは感じとっているんだよ 妥協し合えばいいんだろうけど 僕がそれを許しはしないだろう Ah 一丁前に スケールでかい事を 言ったりして 言ったりして 誰かの呼ぶ声がするけど 今は答えなくたっていいだろう? 独り言のような唄だよ 君にだけに聞こえりゃいいんだよ もう少し前へ あと一歩前へ おいでよ おいでよ てな事を 言ったりして 言ったりして |
光の射す方へMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | 小林武史・Mr.Children | 蜘蛛の巣の様な高速の上 目的地へ5km 渋滞は続いてる 最近エアコンがいかれてきてる ポンコツに座って 心拍数が増えた 社会人になって 重荷を背負って 思い知らされてらぁ 母親がいつか愚痴る様に言った 「夏休みのある小学校時代に帰りたい」 夕食に誘った女の 笑顔が下品で 酔いばかり回った 身振り手振りが大袈裟で 東洋人の顔して 西洋人のふりしてる ストッキングを取って すっぽんぽんにしちゃえば 同じもんがついてんだ 面倒臭くなって 送るのもよして 独りきり情熱を振り回す バッティングセンター 僕らは夢見たあげく彷徨って 空振りしては骨折って リハビリしてんだ wow wow いつの日か 君に届くならいいな 心につけたプロペラ 時空を越えて 光の射す方へ 「電話してから来てちょうだい」って 慣れた言い回しで 合い鍵をくれんだ マスコミが恐いから 結局は 貯金箱の中にそいつをしまった 誰を信用して 何に奮闘して この先歩けばいい? デキレースでもって 勝敗がついたって 拍手を送るべき ウィナーは存在しない 僕らは夢見るあまり彷徨って 大海原で漂って さぶいぼたてんだ wow wow もっとこの僕を愛して欲しいんだ 月夜に歌う虫けら 羽を開いて 光の射す方へ 散らかってる点を拾い集めて 真直ぐな線で結ぶ 闇を裂いて海を泳ぎ渡って 風となり大地を這う 限りあるまたとない永遠を探して 最短距離で駆け抜けるよ 光の射す方へ |
ニシエヒガシエMr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | 小林武史・Mr.Children | また 君の中の常識が揺らいでる 知らなきゃ良かったって 思う事ばっかり そして いつしか慣れるんだ 当たり前のものとして 受け入れるんだ 片一方は天使 もう一方は悪魔で 分裂しそうなんだ 抗鬱剤をちょうだい 暗い未来を防ぐんだ 永い迷宮みたいな 青春だ 張り付けの刑になったって 明日に向かっていきてくんだって ただじゃ転びやしませんぜって 非常事態ってやつも歓迎です ニシエヒガシエ 受け売りの知識 教養などをほうばり 胸やけしそうなら この指とまれ こんな やっかいな人生だ おまえが信じてる道を 進むんだ 愛だ恋だとぬかしたって 所詮は僕等アニマルなんです 人は悲しい性をもって 破裂しそうな悩みを抱えて 必死で 猛ダッシュです 夢や理想にゃ 手が届かないが 不満ならべたって きりがないし 昨日の僕になんて バイバイ 明日を担って 風にまたがって ニシエヒガシエ 張り付けの刑になったって 明日に向かっていきてくんだって ただじゃ転びやしませんぜって 非常事態ってやつも歓迎です ニシエヒガシエ 必死で 猛ダッシュです |
Everything (It's you)Mr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | | 世間知らずだった少年時代から 自分だけを信じてきたけど 心ある人の支えの中で 何とか生きてる現在の僕で 弱音さらしたり グチをこぼしたり 他人の傷みを 見て見ないふりをして 幸せすぎて大切な事が 解りづらくなった 今だから 歌う言葉さえも見つからぬまま 時間に追われ途方に暮れる 愛すべき人よ 君も同じように 苦しみに似た 想いを抱いてるの STAY 何を犠牲にしても 守るべきものがあるとして 僕にとって今君が それにあたると思うんだよ 夢追い人は旅路の果てで 一体何を手にするんだろう 嘘や矛盾を両手に抱え 「それも人だよ」と悟れるの? 愛すべき人よ 君に会いたい 例えばこれが 恋とは違くても STAY 僕が落ちぶれたら 迷わず古い荷物を捨て 君は新しいドアを 開けて進めばいいんだよ STAY 何を犠牲にしても 手にしたいものがあるとして それを僕と思うのなら もう君の好きなようにして 自分を犠牲にしても いつでも 守るべきものは ただ一つ 君なんだよ いつでも 君なんだよ |
花 -Memento-Mori-Mr.Children | Mr.Children | Kazutoshi Sakurai | Kazutoshi Sakurai | | ため息色した 通い慣れた道 人混みの中へ 吸い込まれてく 消えてった小さな夢をなんとなくね 数えて 同年代の友人達が 家族を築いてく 人生観は様々 そう誰もが知ってる 悲しみをまた優しさに変えながら 生きてく 負けないように 枯れないように 笑って咲く花になろう ふと自分に 迷うときは 風を集めて空に放つよ今 恋愛観や感情論で 愛は語れない この想いが消えぬように そっと祈るだけ 甘えぬように 寄り添うように 孤独を分け合うように 等身大の自分だって きっと愛せるから 最大限の夢描くよ たとえ無謀だと他人が笑ってもいいや やがてすべてが散り行く運命であっても わかってるんだよ 多少リスクを背負っても 手にしたい 愛・愛 負けないように 枯れないように 笑って咲く花になろう ふと自分に 迷うときは 風を集めて空に放つよ ラララ…… 心の中に永遠なる花を咲かそう |