立春、坂道にて

好きなあの子の事思って
速くなる鼓動この事で
吸う息がやけに多くなる

昨日見てた あの本の中
入りきれない気持ちこそ
ほんとのほんと

伸びた髪のせいにして

掴めない袖 グレーのパーカーの
色褪せたらはじまりさ
もう目は逸らさないよここからは
好きなあのうた きいて

息を呑んだあとの祭りは
わたしだけが騒がしくって
あるもの全部吐き出してる

なんか今日は 入りきれない
ページ捲ってもまだまだ
序章のまんま

伸びた髪を揺らして

掴めない あの子のこれっぽっちも
ここで求めてるからさ

撫でた手の感覚がきえない
好きなあのうた きいて

空耳できこえてた
叶わないものを追いかけてる
目を閉じて確かめた
わかったふりの顔で

掴めない袖 グレーのパーカーの
色褪せてからはじまる
もう目は逸らさないよここからは
好きなあのうた

掴めない あの子のこれっぽっちも
ここで求めてるからさ
もうとどめたいおもいこのままで
好きなあのうた きいて
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