どうせ波間の 渡り鳥
啼(な)き啼き行くのが 旅ならば
呼ぶな他国の 燈台あかり
男瞼が なお濡れる
海の暗さよ 夜(よ)の寒さ
マストが揺れれば 身も揺れる
裂いて捨てよか 形見の写真
それで未練が 消えるなら
そらを仰げば 流れ星
流れて消えれば また哀し
呼ぶなよふけの 燈台あかり
思い切る気で 行くものを
啼(な)き啼き行くのが 旅ならば
呼ぶな他国の 燈台あかり
男瞼が なお濡れる
海の暗さよ 夜(よ)の寒さ
マストが揺れれば 身も揺れる
裂いて捨てよか 形見の写真
それで未練が 消えるなら
そらを仰げば 流れ星
流れて消えれば また哀し
呼ぶなよふけの 燈台あかり
思い切る気で 行くものを
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