微熱ソーダ

みいらみさと

微熱ソーダ

作詞:おおくぼけい
作曲:おおくぼけい
発売日:2022/07/27
この曲の表示回数:2,436回

微熱ソーダ
熱くなりすぎない くらいで
ずっと下がらない 微熱が
ソーダみたい はじけて 飛んで 消えた

いつもと同じ 蝉時雨の帰り道 
今日は二人 だけで歩いた
あいつのいない ぎこちない会話だけど
平気なふりで やり過ごした

知ってるんだよ わたしはまるで透明で
薄緑の ソーダみたいな存在で
本当は 好きだって
言ってしまえば終わる
関係だから

熱くなりすぎない くらいで
ずっと下がらない 微熱が
ソーダの泡 みたいに 浮かぶ
続く微熱のせい 意識が
朦朧としてる 刹那に
飲みきれない ソーダの 泡が 撥ねた 

古い喫茶店 雨宿りの夕暮れは
なんかみたい ベタな設定
いつも通りの くだらない会話だけど
全部が違う 楽じゃないね

知ってるんだよ 君があいつを好きだって
本当は 胸の奥の奥 痛いけれど
 
全然   
悲しくなんかない わたしは
さようならが嫌い 永遠に
このままの 関係がいい

続く微熱のせい 氷が
少し溶けてきて 溢れた
ソーダ水が グラスしたたる

熱くなりすぎない くらいで
ずっと下がらない 微熱に
浮かされて はじけて 飛んで 消えた

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