1989年1月8日からスタートした【平成】という時代が、2019年4月30日ついに終わりを迎えます。そこで今回の特集では、新元号に突入するその前に3つのテーマでこの時代を振り返ってみました。1つ目は『歌ネットが歩んできた平成の歴史』です。2つ目は『平成を彩ってきた歴代人気曲』です。そして3つ目は、様々なアーティストの方々に訊いた『あなたにとっての平成の大スターは?』です。みなさんは【平成】を象徴するアーティストというと、どなたが想い浮かびますか…?
『歌ネットが歩んできた平成の歴史』
▶ 平成13年
5月21日:歌詞検索サイト『歌ネット』のPC版サービス開始。初年の楽曲数は約14,000曲。当初から、数多くのサイトで紹介され話題に。尚、一番最初の登録楽曲はTUBE「あー夏休み」です!
▶ 平成14年
ユーザーの皆さんのお気に入りフレーズを投稿していただく、人気コンテンツ『コトバのキモチ』がスタート(※当時は通称:ワタフレ。正式名『ワタシの好きなあのフレーズ』でした)。最初の掲載フレーズは、19「テーマソング(ボクらの)」(インストア編)です。
▶ 平成15年
プロの“作詞家”のみなさんをゲストにお招きし、毎月ご紹介していくコンテンツ『言葉の達人』がスタート。記念すべき第1回に登場いただいたのは“伊藤薫”さん。その後『言葉の達人~伝えるための作詞術』へのリニューアルを経て、2019年3月現在は、181人の“達人”にご登場いただいております。
▶ 平成16年
人気コンテンツ『コトバのキモチ』が初の書籍化。エピソードや掲載写真も、歌ネットユーザーからの投稿です。
・Yahoo主催『Web of The Year 2004』エンタメ部門4位に!(音楽サイトとしてはトップ!)
▶ 平成17年
モバイル版『歌ネット』スタート!掲載楽曲は約35,000曲
▶ 平成18年
書籍第2弾『コトバのキモチ ーワタシの好きなあのフレーズ♪ー』が発売。
▶ 平成19年
掲載楽曲の登録数が50,000曲を突破!
▶ 平成20年
書籍第3弾『コトバのおくすり ワタフレ・ザ・ベスト ~ワタシの好きなあのフレーズ♪~』発売。
・無料会員登録『マイ歌ネット』のサービス開始。自分だけの歌詞本やお気に入りアーティストの登録が可能になりました。
・過去のヒット曲の歌詞がすぐわかる、コンテンツ『タイムマシン検索』がスタート。1960年~現在までの売り上げランキングの歌詞をチェックできます。
▶ 平成21年
音楽に関するアンケートをユーザーが投稿できるコンテンツ『リサーチ天国』がスタート。ひとつのアンケートに1万人以上の参加があったことも!(2017年にサービス終了)
・ヒット曲分析コラム『臼井孝のキラ★発掘隊」スタート!2016年の最終回まで全80回。7年にわたる長期連載となりました。
▶ 平成22年
スマートフォン版『歌ネット』スタート!当時はまだまだPCサイト、ガラケーサイトの勢いがあった時代。歌詞サイトとしてどこよりも早くスマートフォンへの対応となりました。そして、楽曲の掲載数が100,000曲を突破!
▶ 平成23年
歌ネット10周年!アニバーサリー記念企画として、コンピレーションCD『ぜんぶ恋がかなう歌~歌詞伝説』を発売!特設サイトを開設し、プレゼント企画の実施や、アーティストからのお祝いメッセージの掲載を行いました。
▶ 平成24年
楽曲の登録数が150,000曲を突破!
▶ 平成25年
時代を超えて愛されている歌の魅力を伝える、ライター・小貫信昭氏によるコラム『言葉の魔法』連載スタート!初回は、松任谷由実「やさしさに包まれたなら」について。2019年3月の第81回目は、米津玄師「Lemon」を掲載中。
▶ 平成26年
“スペースシャワーTV”にて、歌ネットの週間ランキング上位曲のMVをカウントダウン形式で発表するレギュラー番組『歌える☆歌詞検索ランキング』が、放送スタート!
▶ 平成27年
昭和を代表する音楽番組『ザ・ベストテン』にまつわるコラム『今月のスポットライト』連載スタート!当時のベストテンを再現したランキングボードから番組エピソードも交え、毎月1アーティストにスポットを当て紹介!2019年3月の最終回まで46回にわたる連載となりました。
▶ 平成28年
楽曲の登録数が200,000曲を突破!
・歌ネットスタッフがイチオシの歌詞をご紹介するコンテンツ『今日のうたコラム』スタート。コラムのみならず、ミニインタビューや対談、ライブレポートなども掲載。
▶ 平成30年
アニメ楽曲の“ニュース&リリース”や“新着歌詞”をご紹介する『アニメ歌ネット』スタート。
▶ 平成31年
楽曲の登録数が260,000曲を突破!
『平成を彩ってきた歴代人気曲』
平成ヒットソングのランキングを『売り上げ編』と『歌ネット編』で制作!
比べてみると、まったく異なるランキングとなっておりますので、それぞれのランキングをご堪能ください。
<CD売上No.1楽曲>
平成 元年 Diamonds / PRINCESS PRINCESS ▶ more
平成 2年 おどるポンポコリン / B.B.クィーンズ ▶ more
平成 3年 ラブ・ストーリーは突然に / 小田和正 ▶ more
平成 4年 君がいるだけで / 米米CLUB ▶ more
平成 5年 YAH YAH YAH / CHAGE and ASKA ▶ more
平成 6年 innocent world / Mr.Children ▶ more
平成 7年 LOVE LOVE LOVE / DREAMS COME TRUE ▶ more
平成 8年 名もなき詩 / Mr.Children ▶ more
平成 9年 CAN YOU CELEBRATE? / 安室奈美恵 ▶ more
平成 10年 夜空ノムコウ / SMAP ▶ more
平成 11年 だんご3兄弟 / 茂森あゆみ・速水けんたろう ▶ more
平成 12年 TSUNAMI / サザンオールスターズ ▶ more
平成 13年 Can You Keep A Secret? / 宇多田ヒカル ▶ more
平成 14年 independent / 浜崎あゆみ ▶ more
平成 15年 世界に一つだけの花 / SMAP ▶ more
平成 16年 瞳をとじて / 平井堅 ▶ more
平成 17年 青春アミーゴ / 修二と彰 ▶ more
平成 18年 Real Face / KAT-TUN ▶ more
平成 19年 千の風になって / 秋川雅史 ▶ more
平成 20年 truth / 嵐 ▶ more
平成 21年 Believe / 嵐 ▶ more
平成 22年 Beginner / AKB48 ▶ more
平成 23年 フライングゲット / AKB48 ▶ more
平成 24年 真夏のSounds good ! / AKB48 ▶ more
平成 25年 さよならクロール / AKB48 ▶ more
平成 26年 ラブラドール・レトリバー / AKB48 ▶ more
平成 27年 僕たちは戦わない / AKB48 ▶ more
平成 28年 翼はいらない / AKB48 ▶ more
平成 29年 願いごとの持ち腐れ / AKB48 ▶ more
平成 30年 Teacher Teacher / AKB48 ▶ more
『平成特集アーティスト編』
あなたにとっての平成の大スターは?
まだまだ醒めない
アタマん中で ロック大陸の物語が
最初ガーンとなったあのメモリーに
今も温められてる さらに育てるつもり
スピッツは私の醒めない夢です。
INFORMATION
「ハルノヒ」
4月17日Release
いつから大人になる
いつまで子供でいいの
どこから走ってきて ねえどこまで走るの
小学生の頃、テレビで浜崎あゆみさんが歌われている姿を見て衝撃的でした。なんて美しい人が、なんて強く悲しい歌を歌うんだろうと思いました。どこにも行けない人達の悲しみとかやるせなさを全て請け負って支えてくれている感じがしました。初めて自分のお小遣いで買ったのも浜崎あゆみさんです。大好きです。
INFORMATION
「君の唄(キミノウタ)/答」
5月8日Release
いつか結ばれるより
今夜一時間会いたい
色んな人間関係の図式の中で日々私たちは生きてる。やりたいことも、やらなきゃいけないこともたくさんあって、つい大切な人の優しさに甘えてしまう。だけど、今日。今日だけは逃しちゃいけないタイミングってあって。それが「Be My Last」のこのワンフレーズに凝縮されている気がします。未来のこととかどうでもいい。とにかく今夜会いたいって賭けるような、祈るようなこの歌詞。はじめて聴いた時すごいなと思いました。
INFORMATION
「Duo」
4月17日Release
どう思う?これから2人で
やっていけると思う?
んんどうかなぁ でもとりあえずは
僕は君が好きだよ
素晴らしいアーティストの方で好きな曲、沢山あるのですが、私が音楽を本格的に始めたいと思っているときにback numberさんに出会い、「花束」で自分の恋愛観も変わったと思います。
お気に入りのフレーズ、決めるのが難しかったです。初めて聞いたとき、一言一言が自分に刺さった記憶が未だに残っています。情景が思い浮かんできて、自分もその生活をしてるかの様な、幸せな気持ちになりました。
自分も、情景が思い浮かびやすい曲を書くのが好きなので、いつも勉強させていただいてます。 これからもずっとファンとして音楽を楽しませていただきつつ、もっと近く、同じ土俵に立てる日が来るよう頑張っていきたいと思います。
INFORMATION
「白と色イロ」
5月29日Release
明日へ走れ
破れた翼を
胸に 抱きしめて
作詞は篠原仁志、作曲は徳永英明の平成に誇る名曲。音楽で人の背中を押すことが出来るんだと知った曲。
すっと懐に入り込み寄り添う歌詞、温もりを与えるコード進行、繊細でプリミティブなボーカル。
自分の人生においてとても影響を受けました。
僕も、新たな元号を代表するような心を揺らす曲を作っていきたい。
INFORMATION
「Koi」
2月27日Release
最後のキスは
タバコの flavor がした
十代の頃に作られた楽曲とは思えない言葉の羅列に驚きます。大好きな一曲。
INFORMATION
「CAM-ON!
~5th Anniversary Best~」
3月6日Release
この指先の温もりを誰かにも
わけたいと作られたなのなら
紙コップのコーヒーも悪くないと思えた
ワンフレーズだけを選ぶのはとても難しいですが、思いもよらない角度から、どんなものでも肯定してくれて優しさを教えてくれるこのフレーズが大好きです。私の一番好きな曲は「風は名前を名乗らずに」です。
INFORMATION
「KASUMISOU」
3月20日Release
風たちは運ぶわ カラスと人々の群れ
全国民を躍らせたあの曲の中に、凄く切実で現実的な風景がさりげなく混じりこんでいて、星野源さんの音楽が多くの人の日常に寄り添う理由がわかる気がします。星野源さんは時代を彩った人、まさに平成の大スターだと思います。
INFORMATION
「放課後ジャーニー」
3月27日Release
ライオンやヒョウに
頭下げてばかりいるハイエナ
この社会とこの社会にいる人間を、動物園と動物に例えて、可愛らしさもありながら、心の芯にささる歌詞がすごい。わかりやすさとわかりにくさのバランス感が、名曲だと思う。
INFORMATION
「TEN」
3月20日Release
無邪気に人を裏切れるほど
何もかもを欲しがっていた
分かり合えた友の愛した女でさえも
若さゆえの純粋さと、愚かさを見事に表現している。『分かり合えた友の愛した女でさえも』という歌詞は、こんなに感じ悪い言葉なのに、妙に親近感が湧いてしまう。 まさに曲名のごとく、明日自分がどうなるかなど分からない。
写真になっちゃえば
私が古くなるじゃない
音楽を始め曲をつくるようになり、自分なりに歌詞との向き合い方を覚え出した今真正面から受け止める椎名林檎さんの歌詞は、初めて聴いた時よりも遥かに衝撃的で有難いものに感じられます。

"写真になれば古くなる"
言われてみれば当たり前だけれど、だからこそ素通りしていた自分に少しだけハッとしてしまうんですよね… そういう頭に刺激を与えて下さる歌詞が本当に大好きです。好きな人がポロっとこぼした一言から知らなかった面を垣間見れたような、そんな感覚に近くて心がドキドキします。
固まった脳みそを打ち砕いてくれるような、ぐるぐるかき乱して楽しくしてくれるような、そんな "中身" に訴えかけてくる曲を私も沢山生み出していけたらと思います。いつのまにか自分の中に形成されている "不要な大人" に気づかせてくれるような曲。
平成の大スターがくれたモチベーション、無駄にしない人生を送りたいな〜
INFORMATION
「ぺっとぼとレセプション」
2月20日Release