作詞家をはじめ、音楽プロデューサー、ミュージシャン、詩人、などなど【作詞】を行う“言葉の達人”たちが独自の作詞論・作詞術を語るこのコーナー。歌詞愛好家のあなたも、プロの作詞家を目指すあなたも、是非ご堪能あれ! 今回は、主にマネージメント、ライブ制作、音楽制作を行っており、作詞家・翻訳家としても活動している「新美香」さんをゲストにお迎え…!


作詞論
メロディーから聞こえて来る言葉の音を
一番大切にしています
曲から、浮かび上がる映像、感じるストーリー、そして何よりも、メロディーから聞こえて来る言葉の音を一番大切にしています。
[ 新美香さんに伺いました ]
歌 手
堂本光一
タイトル
+MILLION but -LOVE
この曲の歌詞を書くにあたって、曲の素晴らしさに気合が入ったのを覚えています。札幌に向かう飛行機の中で、限られたフライト時間でタイトルとサビは決めたい!と思い、、、ヘッドホンで曲を繰り返し聴き、「愛とお金」というテーマで何かものすごく変わったタイトルが無いかとサビのメロディーだけを繰り返し聞いていたところで、「お金は手に入ったけど、愛は失った」ということをタイトルに出来ないかと考えていたところ、サビの2行目のメロディーで浮かんだのが「plus million but minus love」でした。思わず飛行機の中で飛び上がるほどの興奮でこのフレーズが出て来たのが私の中では、今でも思い出すほどの想い出エピソードです。個人的にもとても好きな光一さんの曲です。
(株)キョードー東京、(株)エムエスアーティストプロダクツ、ビクターエンタテインメント(株)、(株)バッドニュースを経て独立。イベンター、マネージメント、レーベルという3種の仕事を経験した後に(株)スノーホワイトミュージックを設立。現在は(株)スノーホワイトミュージック(所属:ヒトリエ白井裕紀)と(株)LAIKA(所属:LEGO BIG MORL)の代表取締役。

主な業務内容はマネージメント、ライブ制作、音楽制作。
その傍ら、作詞家・翻訳家としても活動している。
日本とアメリカのハーフでバイリンガル。