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  • ミセカイ
    僕は夏が苦手だ。
    僕は夏が苦手だ。

    ミセカイ

    僕は夏が苦手だ。

     2024年8月30日に“ミセカイ”が新曲「泡沫少女」をリリースしました。今回のイラストは“熊谷のの”自身が2021年に発表したオリジナル小説『夏の呪いー透吾の日記ー』がもとになって描かれたもので、2枚のイラストを並べることでそこに描かれた少年少女それぞれの時の経過が表現されております。色彩豊かな情景が浮かんでは消えていく、夏の爽やかさと儚さを感じるサマーバラード。    さて、今日のうたではそんな“ミセカイ”のアマアラシによる歌詞エッセイをお届け! 綴っていただいたのは、新曲「 泡沫少女 」にまつわるお話。夏は苦手、だけど、夏の空気感は好き。そんな自身が今作で真正面から“夏らしさ”と向き合い、ぶつかった壁とは…。また今回は音声版もございます。ぜひ本人の朗読でもエッセイをお楽しみください。 僕は夏が苦手だ。   嫌な思い出があるとかではなく、 単純に暑いこと、街中に人が増えること、湿気や汗、それを覆い被せるような香水の匂いが空気に入り混じること。 元々眼も肌も、長く陽の下にはいられない体質なので体と心の相性がたまたま合って良かったな。とは思う。   けれど、夏の空気感はとても好きだ。   暑いからこそ、まるで冬の澄んだ空気のように感じられる時折の涼さ 吹き抜けた風に乗った磯や緑の匂い 時間の流れがコマ送りのように感じられる木漏れ日 分厚く表面の陰影がより立体的に見える雲 龍が現れることを期待してしまうような、深くも薄明るい空の色を連れてくる突然の豪雨 相容れない筈の、かまびすしい蝉の鳴き声と静かに響く風鈴の音が綺麗に交わる田舎町   数分考えただけでこれだけの夏の景色を思いつくことができた。   今回、8月にリリースすることが先に決まった後、熊谷ののさんの夏にぴったりのイラストを元ビジュアルとして使わせていただけることとなり、 曲ごとに世界観を表現してきた僕たちにとって時期・イラスト共に夏の空気を纏わせないという選択肢はなかった。 そして去年「藍を見つけて」という、同じ夏をテーマにしている中で、秋口や夏の夜にフォーカスした曲をリリースしていたこともあり、 今回はいよいよ“夏らしさ”と向き合うしかないという状況だった。   しかし、冒頭でもお伝えした通り、僕は夏が苦手だ。 苦手を克服する為には先ず相手を知る所から始めないといけない。 それに何事も自分の色を出したいのならば誰よりもインプットをすることが大切だと思っているので、所謂夏曲と呼ばれる音楽を聴き漁った。 作曲者本人が夏の曲と謳っているものは勿論。リスナーが夏に聴きたくなる曲として作ったプレイリスト等も片っ端から調べて再生し続けた。   結果、自分の中でなんとなく想像していただけの“夏らしさ”に繋がる楽器や構成、ビート感を改めて認識して種類分けすることができた。 それと同時に、自分の表現したい方向の夏曲が特段少ないことに気がついた。 勿論世間的に求められている夏曲と僕の好きな夏曲が離れているという点もとても大きいと思う。 そして夏に“合う”音楽を作ること自体は種類分けされたパーツを組み合わせていけばそれらしくはなるけれど、 先ほど僕が挙げたような夏の空気感を“表現”することは実はとても難しいのではないかと大きな不安が過ぎった。   そして制作を初めてみて、その不安は的中した。   どれだけ作っても“それらしい”ものしか出来ず、 元ビジュアルとして作品を使わせていただいている身としてはとても世に放つには失礼な、自分の色・個性の足りないものばかりできては壊してをくり返した。   ミセカイを始めた当初は自分の中で作品の良し悪しが分からない状態でもメインボーカルである千鎖の声を乗せた途端化けるなんてこともあったけれど、 1年半一緒に音楽をやってきて誰より彼女の声を聴いている今では、大きな諦めと少しの淡い期待の乗った自信のない曲の仮歌を頼んでも、化学変化は起きず想像の中に収まることばかりだった。 没案が増えれば増える程、心から自信を持っている相方の声も活かしてあげられない、元イラストの熱量と空気感を表現しきれないという現実が、 自分の才能が無くなっている感覚と繋がり何度も逃げ出したくなった。 死にたいとかではなく、消えたくなった。   そういった感情はミセカイの音楽を創る場面においては正直珍しくはない。逃げ出さず向き合う為に、僕はピアノ単体の音楽を聴いて自分を落ち着かせることが多い。 そしてその時ふと、久石譲のSummerが脳裏に浮かんだ。 直ぐにネットで楽譜を買い弾いてみることにした。 ただ弾くだけならば決して難しい訳ではないけれど、ピアノの音一つ一つに意味があって本当の意味で弾ける様になるのはとても難しい音楽。   生ピアノではない、DTM上のピアノの音を気持ち良く聴こえるように微調整し続け、 原曲の空気感を少しでも表現しようと楽譜と向き合った時間が、自分の表現できる夏はなにかを再認識するのにとても大切だった。 そうして改めて楽曲制作と向き合い、泡沫少女のイントロが出来上がってからはあっという間だった。   「泡沫少女」という真っ直ぐな表題をつけることも、季節をそのままの意味として歌詞に入れることも、僕にはとても勇気のいることだった。 けれどその一歩を自ら進んで踏みしめられるくらいには、シンプルな中に想いも工夫も織り交ぜられたと思っている。 サカナクションに「ミュージック」というタイトルの楽曲があるが、山口さんほど音楽に対して想いの強い方が自分の楽曲にその名前をつけた覚悟は計り知れない。 自分もそんな覚悟が持てる音楽が描けたらなと、この曲が完成した時に改めて強く思った。   いつか“これ以上に良い曲は作れない”と思える曲が描けるまで、この曲のように自分の可能性を少しずつ広げて音楽と向き合っていきたいと思う。   それぞれの時間の経過が表現された二枚の対イラストだったからこそ生まれたこの曲が、あなたの綺麗で儚い夏の記憶をきっと彩ってくれると信じている。   <ミセカイ・アマアラシ> ◆紹介曲「 泡沫少女 」 作詞:アマアラシ 作曲:アマアラシ 

    2024/09/11

  • ミセカイ
    リプリカ―繰製―
    リプリカ―繰製―

    ミセカイ

    リプリカ―繰製―

     “ビジュアルからインスパイアされた曲を作る”をコンセプトにした、アマアラシと千鎖による男女混声ユニット・ミセカイが、2024年2月7日に1stアルバム『Artrium』をリリース! 今作には「アオイハル」や「104Hz」などこれまで発表してきた7曲に加え、アルバムのために書き下ろした新曲が収録。彼らの「足跡」と「未来」が詰まった作品となっております。    さて、今日のうたではそんな“ミセカイ”による歌詞エッセイを3週連続でお届け! 最終回は収録曲「 Re-plica 」にまつわるお話です。元イラストだけではなく作者本人の想いも、今まで以上に音楽に昇華したこの歌。その理由は…。また、今回も音声版がございます。本人の朗読でもエッセイをお楽しみください。 [イラストの制作において、自分は何が描きたいのか、何を表現したいのかが分からず路頭に迷った経験や、これからの進路についてどの道に進むべきか、正しい道を選べるか不安に感じた経験を複数の様々な階段で表現してみました。]   デザ魂さんとの共同で行わせていただいた<学生限定インスパイア元ビジュアル募集企画>で、最優秀賞に選ばせていただいた朱野さんがイラストに添えて下さった作品紹介。   今までは、作者の意図と言うよりはあくまでビジュアルから得られるものを元に曲を描いてきた。 しかし今回の「Re-plica」は、元イラストだけでなく作者本人の想いも目一杯受け取り音楽に昇華した、そんな感覚が大きい。   そもそも学生限定での募集企画をした意図は、色々な理由はあるけれど、とても簡単に言うならイラストレーターさんに“引っ張られている”だけでなく僕達も“引っ張る”側になりたいと思ったから。   けれど僕達はまだ何者でもなくて、人を選ばずに誰でも未来を広げられるような影響力を持ち合わせていない。その中で少しでも未来へ向けて一緒に世界を広げていける、背伸びをせず手を取り合える範囲ということで“学生限定”という形をとった。   募集期間が終わり、想像以上に沢山の応募をいただいた。しかし蓋を開けてみると、個性を感じられるものは多くなく、誰かの模造品―レプリカ―だと感じる作品が多かった。   当たり前のことだ。 自分の考えの甘さを痛感した。   ごく一部の溢れる才能を持った人を除き、個性というものは繰り返し積み重ねたその先で形作られていくものなのに“学生限定”と謳っておきながら積み上げていく真っ只中の学生に個性を求めていた。   責めるべきは自分だと言い聞かせ続けながらも、 コインロッカーベイビーの時と同じくレコーディング日は既に確定していて時間も精神的余裕もない日々だった。 というより応募締め切りが9月末まででそこからの選考開始だったので、コインロッカーベイビーと完全に同時期である。そりゃ切羽詰まるわけだ。   3作品まで候補を絞った。が、そこからがなかなか決まらない。最終的な決め手は後日デザ魂さんから届いた、このエッセイの最初に紹介した朱野さんからの作品に対する想いだった。   内容を読んで、純粋に“凄いな”と思った。 自分が同じ歳の頃そこまで何かに気持ちを込めることが、その手段があっただろうか。 自分を照らし合わせて過去を振り返っているうちに、色々な創作イメージが湧いてきた。 この時点で、結局僕は手を“引っ張る”側ではなく“引っ張られる”側になっていた。 ここから巻き返すには圧倒的な作品の力で押し切るしかないと思った。   自分の抱え続けてきた葛藤ときっと同じ色をしていると感じた朱野さんへ最大限の敬意を込めて、曝け出す様に詩を綴った。   いつのまにか独りになって、どこまで続くか分からない階段を何かに取り憑かれたかのようにひたすら登り続けて行く。 孤独と向き合いながら歩いていくと、最初から心は独りだったんだと気づく。 引き返したい気持ちと、いつか終わりが来ると信じる気持ちがひしめく。 “今までの歩みが無駄になる”なんてことは実際なんのきっかけにもならなくて、自分の努力と才能の枯渇にただ怯えながら、下を向きながらも歩みだけは少しずつ上に進み続ける。   この曲を聴く度に少し心が冷たくなるのは、こんな曲を作ってもまだ変わらず階段の途中にいると分かっているからかもしれない。   けれど朱野さんは [Re-plicaを聞くことができて、今生きていて本当に良かったなと思いました。私にとって一番の宝物です。] と言ってくれた。   あまりに十分だと思う。「Re-plica」を通して、創作家として生きている価値が互いに生まれた。 互いが培った積み重ねの掛け合いでリプリカという大きな個性が生まれた。   この先も繰り返す葛藤の中で、きっとこの作品に立ち返ることが何度もあると思う。 それが朱野さんのイラストと、そして何より命を吹き込んでくれた千鎖ちゃんの歌声で形作れた、独りでは作れなかった作品だということ。 驕りや過信といった一番の敵と戦い続ける為に最も大事なことだったと、きっと思い知らされる時が来る。少なくともその時までは、階段を登り続けていたいと思う。これを読んで、「Re-plica」を好きでいてくれるあなたも、同じように歩み続けてくれたら嬉しい。   良いものの指標が壊れかけている昨今に 突き進める価値のあるもの。   それは自分がいいと思ったもの。   他の何にも代え難い、最も大切にするべきもの。   どうか流されず、一度しかない人生、誰かのレプリカにならないように。 繰り返し悩んで失敗して縋って、そうして生まれたものを大切にできるリプリカとなれますように。   <ミセカイ・アマアラシ> ◆紹介曲「 Re-plica 」 作詞:アマアラシ 作曲:アマアラシ  ◆1stアルバム『Artrium』 2024年2月7日発売 『Artrium』特設サイト: https://misekaimusic.com/ <収録曲> 1.{ New World 2.アオイハル 3.104Hz 4.Ever 5.カラフル 6.C.A.E. 7.藍を見つけて 8.浮きこぼれ 9.催涙夜 10.コインロッカーベイビー feat.泣き虫 11.スクレ 12.Re-plica 13.唄を教えてくれたあなたへ 14.World End }

    2024/02/20

  • ミセカイ
    シーソーゲーム
    シーソーゲーム

    ミセカイ

    シーソーゲーム

     “ビジュアルからインスパイアされた曲を作る”をコンセプトにした、アマアラシと千鎖による男女混声ユニット・ミセカイが、2024年2月7日に1stアルバム『Artrium』をリリース! 今作には「アオイハル」や「104Hz」などこれまで発表してきた7曲に加え、アルバムのために書き下ろした新曲が収録。彼らの「足跡」と「未来」が詰まった作品となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな“ミセカイ”のアマアラシによる歌詞エッセイを3週連続でお届け! 第2弾は収録曲「 唄を教えてくれたあなたへ 」にまつわるお話です。今までの悩みとはまったく異なるものと向き合ったこの曲。曲を書く上で大切にしたことは…。また、今回も音声版がございます。本人の朗読でもエッセイをお楽しみください。 今までのミセカイは、一枚絵もしくは一枚写真をインスパイア元として曲を描いてきた。 その中で今まで1番頭を抱えてきたのが“情報量の少なさ”だった。   好きなビジュアルを一枚決めて、そのビジュアルから受け取れる感情や目に入る物・季節・温度等なんでも良いので箇条書きで書き出してみる、というのを是非あなたもやってみてほしい。   きっと両手で収まるかどうかくらいの数になったんじゃないだろうか。 それらを4分前後の楽曲にしていく。 単純に言葉の数を考えたら、せいぜい1番サビくらいまででその情報は使い切ってしまう。   イラストや写真において“情報は多ければ多いほど良い”なんて事は決してなく、特に一枚絵は情報量が少ない方が伝えたいことの質が高まる場合も多いかもしれない。けれどそれを元に音楽に変換していくという事は、内容としては情報を元に、作り手なりの寄り道を沢山しながらも、初見で聴いた時には元ビジュアルとの相互性が≒の範囲で収まるようにしなければいけないと思っている。   その範疇を超えてしまうと、“インスパイア元”ではなく“影響を受けた作品達の一つ”まで成り下がってしまう。 そのラインのせめぎ合いの中で、“この人はこの作品とちゃんと向き合ったんだな”と聴き手に思わせられる楽曲を作る事が、僕のやるべき事でありインスパイア元への最大限の敬意だと信じて曲を描いてきた。   しかし、今回1st Album『Artrium』の歌唱曲最後を締め括ってくれる「唄を教えてくれたあなたへ」は今までとは違い、インスパイア元イラストが80枚近くあるという言わば真逆に違い状態で生まれた作品だ。   アルバム制作が決まりアルバム内容の話し合いになった時、僕たちの船出の作品「アオイハル」のインスパイア元イラストレーターであるまかろんKさんと一緒に何か新しい事が出来ないかという議題が1番最初に上がった。 ミセカイ関係者総じてまかろんKさんの作品、お人柄共に大好きで、“形式として新しい挑戦をするなら最も信頼のおけるイラストレーターの方と”と皆思ってたんだと思う。 そしてまかろんKさんを含めた会議の場を設けさせていただき、ことの顛末を説明した。 “昔からずっと描きたかった物語がある” そう、まかろんKさんは話してくれた。 それが「唄を教えてくれたあなたへ」のインスパイア元となった、イラストで物語を綴った『唄を知った灯台守』という作品である。 会議段階の時はまだ姿形なく、お互いに初めての大きな挑戦だった。   まかろんKさんからラフが届いた時の第一印象は“いやもう間違えて絵コンテに人生捧げちゃった人じゃん”だった。 マイナスな感情は少しもない、最大級の褒め言葉のつもりだ。 本当にその印象そのままの状況で、形式としてはアニメや漫画にする前段階の絵コンテと呼ばれる、言わば計画書みたいなものだった。 ただその並べられてるイラストのクオリティがよく見ると、いやよく見なくても明らかに高過ぎる。 それぞれ一枚絵で出すべきもの達だった。 さらに今回はまかろんKさんの想う物語も言葉でイラスト毎に添えられている。   “これはまずい。今までのやり方だとこのインスパイア元イラストだけでアルバム出来上がるくらいの曲数になってしまう。” と、今迄とは真逆の悩みが生まれた。   何を汲み取って、何を委ねるのか。 どの想いを言葉にして、どの景色を音に変えるのか。 定員が決まっている中で入れたり出したり、上げたり下げたりを繰り返す、まるでシーソーゲームをしているような感覚だった。   辿り着いた答えは ・清一郎側の視点で書くこと ・時間を司った言葉を紡ぐこと ・なるべくシンプルに   この3つだった。   言ってしまえば、“余計な事をしない”である。   僕たちのコンセプトの大きな強みとして、 元ビジュアルがある事によって音楽だけでは想像できない情景や空気が補填されて、 僕の描きたい世界をより広く、そして深くあなたと共有することができる部分だと思っている。   その点で言うと、この曲は真髄ではないだろうか。   無論、僕の中ですらシーソーゲームにより判断が下された表現が沢山あるのだから、この曲が全く響かない・インスパイア元との親和性を感じられない人もきっといると思う。 ただもしこれを読んでくれている人の中でこの曲が響いた人がいるのなら、 あなたにとってミセカイの未来はきっと明るい。 それくらい僕にとって大切な曲になった。   今回のエッセイは楽曲の中身には極力触れぬよう書き連ねた。 言葉ではなく、作品として受け取ってほしいから。 ここまで言うのだから、“アルバムの一曲として音源が聴ける状態”だけではきっと終わらない。と思う。 そして視点の話も然り。 片方だけでは僕たちのコンセプトとしてまだ未完成だ。 少し伝え過ぎたかな。楽しみにしていて欲しい。   「唄を教えてくれたあなたへ」 Artriumという空間の静けさを担い、未来に繋げてくれる楽曲。 不完全であることは後ろ向きなことではないと、先の未来であなたと一緒に噛み締められる日を待ち望んで。   <ミセカイ・アマアラシ> ◆紹介曲「 唄を教えてくれたあなたへ 」 作詞:アマアラシ 作曲:アマアラシ  ◆1stアルバム『Artrium』 2024年2月7日発売 『Artrium』特設サイト: https://misekaimusic.com/ <収録曲>   1.{ New World 2.アオイハル 3.104Hz 4.Ever 5.カラフル 6.C.A.E. 7.藍を見つけて 8.浮きこぼれ 9.催涙夜 10.コインロッカーベイビー feat.泣き虫 11.スクレ 12.Re-plica 13.唄を教えてくれたあなたへ 14.World End }

    2024/02/13

  • ミセカイ
    不自由な自由
    不自由な自由

    ミセカイ

    不自由な自由

     “ビジュアルからインスパイアされた曲を作る”をコンセプトにした、アマアラシと千鎖による男女混声ユニット・ミセカイが、2024年2月7日に1stアルバム『Artrium』をリリース! 今作には「アオイハル」や「104Hz」などこれまで発表してきた7曲に加え、アルバムのために書き下ろした新曲が収録。彼らの「足跡」と「未来」が詰まった作品となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな“ミセカイ”のアマアラシによる歌詞エッセイを3週連続でお届け! 第1弾は収録曲「コインロッカーベイビー feat.泣き虫」にまつわるお話です。この曲がどのように形になっていったのか。元イラストから何を受け取ったのか…。また、今回は音声版もございます。ぜひ本人の朗読と併せてお楽しみください。 <踊り明かそうぜ、すべて蹴飛ばして>   この曲のレコーディング予定は10月29日、この曲のインスパイア元イラストが決まったのが10月17日だった。 何も音楽が生まれていない状態でレコーディング日だけは確定している、そんな状況だった。 このサビの一節は、とんでもないスケジュールの中で制作していて早く温泉にのんびり浸かりたい一心だった自分の心情が現れたんだろうなと、無事予定通りにアルバムを発売できる今は呑気に思えている。   遡る事6月、Feat.泣き虫さんということで、尊敬する大先輩を迎え入れての楽曲制作が決まった。もちろん気合十分。 しかし元ビジュアルがなかなか決まらない。決まったと思ったら権利の問題で使用できなくなってしまったり、途中で連絡が取れなくなってしまったり。 制作途中で頓挫してしまったデモ音源も無論沢山あり、自分の感性を浪費している感覚と“自分たちにもっと影響力があれば”と嘆くことしかできない日々が募り気づけばそこから3ヶ月が経っていた。   そうした状況で巡り合った亞門弐形さんのイラストは、自分の感性にはない狂気で溢れているように感じた。けれど決して怖くはなかった。 吹き荒れた感情ではなく、例えるならサイコパスを演じる聖者のような、あくまで美しい理性が舵をとり続けているような、そんな二面性を感じてその時の自分には子供も救世主に見えた。   華奢な身体に浮浪者と呼ぶべき身形、背後には血の滴るロッカー。状況だけ見るなら圧倒的弱者であろうアルカイックスマイルをこちらに向けている彼は、あくまで“人生の主役は自分だ”と僕に訴えている。   僕にはその強さが心の根っこに張られたものだと受け取った。けれど虚勢だと、そもそも強さなんてない、と受け取る人もきっといる。 結局受け取った気でいるものは自分がそう思いたいだけなのかもしれない。 新しく創造された音楽の大半が今までのインプットの掛け合わせでしかないように、元ビジュアルが示すもの(と自分で思い込んでいるもの)=僕の人生で得た主観と俯瞰のバランスが丁度いい所なんだと思う。   そう考えると俯瞰も主観の1番外側だ。 それって恋人にするなら内面が大事か外見が大事かって論争と少し似ている気がする。   余談だけれど、僕は人と眼を見つめて話すとその人が嘘ついているかどうか分かる。と思っている。 たまたまかもしれないけど。 今までの人生でそれが外れた事は残念ながらまだ一度もなくて、だからこそ大切な話し合いの時目を合わせて人と話すのがとても怖い。疑いたくない自分と経験上確定だと脳内で叫び散らかすアラートでぐちゃぐちゃになる事が何度もあった。 なので僕は外見は内面の1番外側だと思っている。 <踊り明かそうぜ、すべて蹴飛ばして> なんて言ってみても、実際僕にそんな行動をとれる勇気はない。 どう見られるかという客観的目線で考えたのなら、それも内面の1番外側だからだ。   けれどこれは「僕が描いた音楽」であって「僕の音楽」ではない。 “当たり前のことのように聞こえる”のではなく実際当たり前のことだ。 ミセカイの掲げる“ビジュアルからインスパイアされた楽曲を作る”という、自ら窮屈さに身を置いているとも捉えられるコンセプトの行き着く先はこれが全てで、そこには自由と新たな可能性が詰まっていると思う。   音楽においての“自由”は作り手の行動力・行動原理あってのもので、さらにそこには経験・知識が伴って、そして最後は自分の感性を頼りに一つの曲にしていく。 その時点で既に自由の定義は作り手それぞれ千差万別で、結局は自分のインプットの中で納得のいく選択をし続けているだけなんだと思う。   「食材は何を使ってもいい、なんでも好きな料理作ってください」よりも 「ジャンルは中華、エビは必ず使ってなにか創作料理を作ってください」のように絞られた中での選択がある方が僕にとっては自由だと思える。 そして聞き手も楽曲の先に僕ではなくビジュアルを想像する。 それこそがミセカイのコンセプトの持つ「不自由な自由」であると僕は思う。   内面の1番外側であっても、自分の行動原理にそぐわなくても、表現することはできる。   音楽の中でなら僕は踊れて、蹴飛ばして、叫べる。   コインロッカーベイビー、今までのシングル曲に対して反撃の狼煙となるような位置付けの楽曲。 僕達らしくない、けれど明確に僕達から生まれた異端児がArtriumという空間をどこまでも大きく広げ、アルバムを引っ張っていってくれると信じている。   <ミセカイ・アマアラシ> ◆1stアルバム『Artrium』 2024年2月7日発売 『Artrium』特設サイト: https://misekaimusic.com/ <収録曲>   1.{ New World 2.アオイハル 3.104Hz 4.Ever 5.カラフル 6.C.A.E. 7.藍を見つけて 8.浮きこぼれ 9.催涙夜 10.コインロッカーベイビー feat.泣き虫 11.スクレ 12.Re-plica 13.唄を教えてくれたあなたへ 14.World End } ◆2/7(水)21時~ MV YouTubeプレミア公開! 

    2024/02/06

  • ミセカイ
    伝えたい想いが大きくなるほど、ありきたりな言葉に集約される。
    伝えたい想いが大きくなるほど、ありきたりな言葉に集約される。

    ミセカイ

    伝えたい想いが大きくなるほど、ありきたりな言葉に集約される。

     2023年7月19日に“ミセカイ”が6thデジタルシングル「藍を見つけて」をリリースしました。彼らは“ビジュアルからインスパイアされた曲を作る”をコンセプトにした男女混声ユニット。ユニット名を「未世界」「美世界」「深世界」と⾊々と表現できるように、モチーフとなったイラストや写真の持つ「未体験感」「美しさ」「深層⼼理」といった世界観をいろんな曲調で表現していきます。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“ミセカイ”のアマアラシによる歌詞エッセイをお届け! 綴っていただいたのは、新曲「藍を見つけて」にまつわるお話。自身のなかにキーワードとしてある“ありきたり”という基準と、どのように向き合ったのか。そして、元イラストの世界観を表現するために歌詞にどんなこだわりと想いを込めたのか…。また今回は音声版もございます。本人の朗読でもエッセイをお楽しみください。 「伝えたい想いが大きくなるほど、ありきたりな言葉に集約される」 歌詞を書くようになってから幾度となく思い知らされてきた。   端くれなりにも詞を綴るものとして自分なりの表現を持ちたいと足掻くことも多けれど、 喜怒哀楽の枠組みから逸脱することは到底できないままでいる。   それどころか 僕が音楽に触れずに育った世界線があるとして、 その僕が読んだのなら“稚拙だ”と吐き捨てられるのではないか。 と自分自身の物差しが分からなくなることも珍しくない。   さらにミセカイは「ビジュアルからインスパイアされた楽曲を作る」をコンセプトとしているので、あくまで元イラストに寄り添う為に 今までの自分が積み重ねてきた言葉のカタチを壊さなければいけない場面が多々あった。   そうやって今までの楽曲では自分なりの“ありきたり”という基準とどこか戦いながら詞を綴ってきた。 けれど今回の「藍を見つけて」という楽曲は今までのように戦うのではなく、 “ありきたりでなければならない”と自ら道を譲って行くような感覚が強くあった。   最初に書いた通り「伝えたい想いが大きくなるほど、ありきたりな言葉に集約される」のであれば、伝えるにはそれ以外無駄なものは必要ない筈で、 あとは聞き手それぞれの人生・生活に置き換わるその言葉の受け取り方に委ねるしかないと思った。   誰にでも別れは訪れるもので、別れによって生まれた新しい未来をどんな心持ちで迎えるかでその記憶の透明度は変化するのだと思う。   そしてそれが少しでも儚く美しいものであって欲しい。   どれだけの強がりであれ、偽善であれ、 想いそのままの言葉を遠くに響かせるようメロディに乗せられたのなら元イラストの世界観と繋がってくれると信じて <いつまでも笑っていて>というサビの一文を綴った。   しかしそれと同時に、その強がり装った一文の裏側にある感情を無碍にしてしまう気がした。   フランスの作家マンリー・パーマー・ホールが記した 「智慧とは物事を見る事ではなく、見抜く事であると言える」 という一文をなぞるのであれば、 より多くの聴き手の生活や人生に落とし込んで欲しいのなら ありきたりであるのと同時にそこに含まれた感情を見抜く術も添えなければならないと思った。   そうして生まれた<泣き顔を見せて>という対文をコーラスワークを用いて差別化し、 誰もが大切な人を前に抱えたことがある“思いやる気持ち”と“苦しみ抱える気持ち”の両側面を表現することで改めて聞き手に受け取り方を委ねられる詞となってくれたと思う。   しかしここまでのことはあくまで曲中の詞の表現の話であり、 そもそもミセカイは大前提として全体を通し元イラストに寄り添い綴っていく。   特に今回の楽曲は制作開始前からリリース時期を決めていたので、 どう足掻いても大きすぎる“夏”という枠組みを考えない訳にはいかなかった。   けれど所謂“夏らしい音楽”を作るのはインスパイアの形として適切ではない事は元イラストを見れば納得してくれることと思う。   だとするならば僕がこのイラストから表現できる“夏”はなんなのか。   自問自答し向き合い続けた結果「藍を見つけて」という表題が生まれた。     藍という色は、沈み行く夏の空の色。 藍という植物は、秋口に花を咲かせる。 花言葉は「美しく装う」     捨て去るにはあまりに大きすぎる夏の思い出を、 精一杯装いながらこの唄と共に手向けとして、 あなたなりの秋を迎えられますように。   僕にとってのこの曲が強がりを美しく装うお守りのような唄であるように、 この曲があなたの行く日々を穏やかに包んでくれることを願って。   <ミセカイ・アマアラシ>

    2023/07/19

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