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  • NakamuraEmi
    意味なさそうな今が、何に変化するか。
    意味なさそうな今が、何に変化するか。

    NakamuraEmi

    意味なさそうな今が、何に変化するか。

     2024年5月29日に“NakamuraEmi”がオリジナルアルバム『KICKS』をリリース! 今作は、集英社「HAPPY PLUS」公式テーマソング「一目惚れ」、NakamuraEmiの新境地を開いた3部作「究極の休日」「白昼夢」「晴るく」、コラボレーション曲「祭(feat.Mummy-D)」、「雪模様(feat.さらさ&伊澤一葉)」、「Hello Hello(feat.XinU)-NakamuraEmi&MASSAN×BASHIRY」純粋に音楽を楽しむ仲間との幸せな空気感が詰め込まれた「梅田の夜」、何気ないことが今の自分に全て繋がっていると教えてくれる「一円なり」の全10曲が収録。    さて、今日のうたではそんな“NakamuraEmi”による歌詞エッセイを全4回に渡りお届け。今回が最終回です。綴っていただいたのは、収録曲「 一円なり 」にまつわるお話です。小学校の頃に通っていたそろばん教室。友だちのカナちゃん。大好きな岩崎先生。自身の大切な思い出と、そこから繋がっている今の想いを明かしてくださいました。歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。   小学生の時にそろばん教室に通っていました。特別何か目的があったわけではないけど、一緒に通う友達と先生が好きで通っていました。   私はとにかく気分屋で、わがままで、ものすごい嫌なやつだったと思います。 でもそろばんに一緒に通っていたカナちゃんはそんな私にもすごく優しくかった。面白かった。おまけに超可愛かった。 しかも私の家に変質者が入ってきた時も、カナちゃんとカナちゃんのお母さんがすぐ助けに来てくれました。 怖かったけど本当に嬉しかったなぁ。 当時は、自分の何が悪くて相手の何が素晴らしいかもわかっていなかったけど、大人になってカナちゃんの心のデカさを改めて実感しています。カナちゃんのような優しい子になりたいと今でも思います。     そろばん教室の岩崎先生はいつも笑顔で、その笑顔がまたすっごく可愛くて、優しくて、ちょっとハスキーな声。 色々な子が通いにきてたけど、それぞれの個性をすごく大事にしていたことを子どもながらに感じていました。 先生のことが大好きで数字が苦手な私も通っていたんだと思います。   そろばんをやめて約23年後、私はメジャーデビューをして地元・神奈川県厚木市の山野楽器さんでインストアライブをしました。 地元の友達や家族も見にきてくれていましたが、そのサイン会の列に現れたのが岩崎先生でした。 変わらない笑顔とちょっとハスキーな声で、「えみちゃんメジャーデビューおめでとう」と言って、『お祝い そろばん岩崎』と書いたお祝いを包んだ封筒をくれました。先生がまだ私を覚えてくれていて、ここにかけつけてくれたことが本当に嬉しかったです。   その封筒も中身もそのまま大事にしまってあったけど、2022年の年末、物を整理してた時にこの封筒を見つけ、その直後2023年1月2日、新年1発目にブワーーっと書き上げた曲です。   私の個人的な内容すぎることはわかっていましたが、どうしてもライブでやりたいと言って、ビルボードで披露させてもらいました。歌った瞬間、これは絶対音源にしようと思いました。     今いる場所、今やっていること、全く意味ないんじゃないか。時間とお金の無駄なんじゃないか。そう思うことがあると思います。 でも小学校の数年間の記憶が、今の自分の大切な曲を生み出してくれるなんて想像もしませんでした。 意味なさそうな今が、何に変化するか。 疲れることも多い毎日だけど、そんな時々起こるサプライズに人生捨てたもんじゃないなと思います。   ちなみにこれを書く数時間前に、岩崎先生のところにCDとコーヒーどら焼きを届けに行ってきました。ちょうどお出かけ中で会えませんでしたが、ご家族に預けてきました。 先生、聴いてくれたら嬉しいなぁ。 <NakamuraEmi> ◆紹介曲「 一円なり 」 作詞:NakamuraEmi 作曲:NakamuraEmi ◆オリジナルアルバム『KICKS』 2024年5月29日発売   <収録曲> 1.火をつけろ 2.梅田の夜 3.祭(feat.Mummy-D) 4.晴るく 5.白昼夢 6.雪模様(feat. さらさ&伊澤一葉) 7.一目惚れ 8.Hello Hello(feat.XinU)-NakamuraEmi&MASSAN×BASHIRY 9.究極の休日 10.一円なり

    2024/06/07

  • NakamuraEmi
    私の人生を変えてくれたRHYMESTER。
    私の人生を変えてくれたRHYMESTER。

    NakamuraEmi

    私の人生を変えてくれたRHYMESTER。

     2024年5月29日に“NakamuraEmi”がオリジナルアルバム『KICKS』をリリース! 今作は、集英社「HAPPY PLUS」公式テーマソング「一目惚れ」、NakamuraEmiの新境地を開いた3部作「究極の休日」「白昼夢」「晴るく」、コラボレーション曲「祭(feat.Mummy-D)」、「雪模様(feat.さらさ&伊澤一葉)」、「Hello Hello(feat.XinU)-NakamuraEmi&MASSAN×BASHIRY」純粋に音楽を楽しむ仲間との幸せな空気感が詰め込まれた「梅田の夜」、何気ないことが今の自分に全て繋がっていると教えてくれる「一円なり」の全10曲が収録。    さて、今日のうたではそんな“NakamuraEmi”による歌詞エッセイを全4回に渡りお届け。今回は第3弾です。綴っていただいたのは、収録曲「 祭 (feat.Mummy-D) 」にまつわるお話。自身の人生を変えてくれたRHYMESTER。そのRHYMESTER・Mummy-Dとともに曲を作ることになった経緯は…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。 一人弾き語りでライブをしていた20代後半、パソコンが壊れてしまったことがきっかけで、当時聴いていたiPodをお付き合いしていた彼のパソコンに同期させてもらいました。彼はDJだったので私のiPodは聴いたことのないHIPHOPだらけに。色々な音楽が流れてくる中、私にブッ刺さったのがRHYMESTERの『ONCE AGAIN』でした。通勤時間の朝に流れてきて、聴いた瞬間景色が変わったことを覚えています。   「言いたいことがあるから音楽をやっている」そう伝わってくるRHYMESTERの音楽に、当時バラードを上手く歌うことばかり考えていた私は自分が恥ずかしくなりました。そこから「まずは音楽は趣味に変えて人間を頑張ろう、仕事を頑張ろう」になり、その毎日からできた音楽がNakamuraEmiの始まりでした。     私の人生を変えてくれたRHYMESTER。「いつか一緒に音楽を」なんて考えられなかったほど自分にとっては大きすぎる存在でしたが、2023年三重県桑名市のアンバサダー「魅力みつけびと」をやってもらえないかというお話が舞い込んできて、推薦してくださったのはなんとMummy-Dさん。マネージャーからそのことを聞いた時は「…….なんて? もう一回言って。」を何度繰り返したか。断る理由は0.0001%もありませんでした。     「魅力みつけびと」として桑名の祭や文化を伝える1年間がスタートしました。こんな機会を与えてくれた桑名の皆様とMummy-Dさん。最初は期待を裏切らぬようにと思っていたけれど、実際桑名に行き祭や歴史、人や土地に触れると、その魅力にただのめり込んでいきました。   1900年前から存在する桑名宗社とともに400年続く石取祭。他にもたくさん桑名の歴史を若者たちが引き継いでいく姿をこの目で見てきました。それは私がRHYMESTERの音楽からバトンを勝手に受け取ってNakamuraEmiができたように、Mummy-Dさんが「Emiちゃんなら桑名を大事に伝えてくれるんじゃないか」と桑名のバトンを受け取ったように、目には見えない宝物のような感情に桑名で沢山気づくことができました。   昔のことを今も引き継ぐというのはとても難しい時代で、その宝物のような感情を守っていきたい、そんな想いから生まれた曲です。     憧れすぎる存在のMummy-Dさんと、音楽ではなく「桑名」という場所で繋がったことで「人間」としてMummy-Dさんを見ることができたことが、私の背中を押してくれました。そして「Dさんにこの曲に入ってもらいたい」と決意をした私とギタリスト・プロデューサーのカワムラヒロシさん。     Dさんのスタッフさんにオファーし、Dさんご本人にはまだ伝わる前のある日、なんとDさんとカワムラさんと私を「飲みにいこー」と何も知らずに誘ってくれたのがピアニスト・伊澤一葉さんでした。カ……カオス。憧れのおふたりがいるおかしな飲み会で、酒を飲んでもオファーしたことは絶対に言ってはならぬ状況、一生忘れません。そしてその数日後、Dさんはこのオファーを受けてくださり、もうこれは伊澤一葉さんに絶対にピアノを弾いてもらいたいとなり、「祭」が完成しました。     無事音源も完成し、リリース解禁日の前日、朝7時くらい。Dさんからいただいた「祭」のコメントがチームのLINEに共有されました。私は眠気眼で読んで一撃、布団のなかに潜って泣くしかないっす。   今日のコラムはそんなDさんからいただいたコメントで締めさせてください。   「コクられまち」 今一番好きな言葉です。   <Nakamura Emi>   祭 コメント〈from Mummy-D〉   Emiちゃんは憧れのパイセンとコラボしたつもりなのかも知れないが、オレの認識は違う。ありとあらゆるミュージシャンとコラボしてきた世界一尻軽なラッパーからしても、あなたの詞と歌声は尊い。最近特に!成長してる!身長伸びてる!わはははは!   要はオレの方がフィーチャリングされたかったのだ。コクられ待ちだったのである。大人はずるい。しかしファンをデビューの頃から公言してくれてたEmiちゃんを幻滅させてしまってはならぬので、メチャメチャ気合い入れた。そう見えないように心掛けたが、バレているかも知れない。   結果メチャメチャ好きな曲に仕上がった。お祭りとメッセージ性を同居させるのは中々至難の業だが、奇跡的なバランスで成り立ったと思う。カワムラヒロシ、伊澤一葉も流石であった。そして何より、オレはNakamuraEmiというアーティストを本当にリスペクトしている。そう見えないように心掛けるが、バレてしまうかも知れない。 ◆紹介曲「 祭 (feat.Mummy-D) 」 作詞:NakamuraEmi・カワムラヒロシ・Mummy-D 作曲:NakamuraEmi・カワムラヒロシ・Mummy-D  ◆オリジナルアルバム『KICKS』 2024年5月29日発売   <収録曲> 1.火をつけろ 2.梅田の夜 3.祭(feat.Mummy-D) 4.晴るく 5.白昼夢 6.雪模様(feat. さらさ&伊澤一葉) 7.一目惚れ 8.Hello Hello(feat.XinU)-NakamuraEmi&MASSAN×BASHIRY 9.究極の休日 10.一円なり

    2024/06/04

  • NakamuraEmi
    今日緊張する出来事があるあなたへ。
    今日緊張する出来事があるあなたへ。

    NakamuraEmi

    今日緊張する出来事があるあなたへ。

     2024年5月29日に“NakamuraEmi”がオリジナルアルバム『KICKS』をリリース! 今作は、集英社「HAPPY PLUS」公式テーマソング「一目惚れ」、NakamuraEmiの新境地を開いた3部作「究極の休日」「白昼夢」「晴るく」、コラボレーション曲「祭(feat.Mummy-D)」、「雪模様(feat.さらさ&伊澤一葉)」、「Hello Hello(feat.XinU)-NakamuraEmi&MASSAN×BASHIRY」純粋に音楽を楽しむ仲間との幸せな空気感が詰め込まれた「梅田の夜」、何気ないことが今の自分に全て繋がっていると教えてくれる「一円なり」の全10曲が収録。    さて、今日のうたでは“NakamuraEmi”による歌詞エッセイを全4回に渡りお届け。今回は第2弾です。綴っていただいたのは、収録曲「 梅田の夜 」にまつわるお話。年齢を重ねるにつれ、緊張することや苦手なことをわざわざ選択しなくなってゆく日々。そんななか訪れた“挑戦”の日”とは…。歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。 ここ数年感じることがありました。   周りにいる方は自分のことを「アーティスト」として対応してくれて、年齢も40代になったことで「年上」として現場にいることも増えてきました。   良い環境で過ごさせてもらっていますが、自分の対応によっては「間違い」や「違和感」があっても伝えづらい存在なんだとも思います。   自分がアンテナをはらないと、誰かの違和感を見落としたまま、 ぬくぬく  ぬくぬく 生活していきます。誰かの指摘を受けて「情けない。カッコ悪い。クソーーーー今に見てろよ!」と思うことも減り、大事なことも気付かぬまま、穏やかに暮らす日々。確実に私もそんな日々が増えていました。   ちょっと恐ろしい。     また同時に「緊張」という面でも変化した部分があります。様々な現場で異常なほどに緊張していたのですが、緊張をコントロールすることや自分の気持ちを安定させることも修行の一つとして向き合っているところです。   そんな「ぬくぬく生活」と「緊張修行中」を体験中の私に、全てがぶっ飛ばされる日がやってきました。     2023年8月19日 大阪梅田シャングリラ  “COCALERO presents「SHAKE」”   叩き上げのパンチーなアーティストが出演するHIPHOP魂が宿るイベントに、女ひとり。そしてトリ。とんでもねぇ。   メンバーが発表されて、タイムテーブルがわかった瞬間から「どうしよう」の日々が始まりました。そしてこの日に向けてギタリスト&プロデューサー・カワムラヒロシさんと私の挑戦が始まりました。せっかくならHIPHOP好きのお客様にも楽しんでもらえるアレンジに挑戦してみたいじゃないか!と、カワムラさんは初めてのMPCを、私は中学生以来のサボっていたフルートを。余計緊張することを追加していました。     そして迎えた当日。ジャングルに入っていくようなドキドキ。内臓という内臓がブルブル震えていました。それくらい緊張したけど、その100倍幸せな日だったことが書かれているのがこの曲です。ライブのことはもちろん、出演者の皆とライブ後ファミマで乾杯したことも。     そしてこの日、皆とバイバイした後、あぁ今日のことを絶対に曲にしなくちゃなと思いました。   年齢を重ねて「これを選べば自分がこうなってしまう」と予測もできるし、緊張すること・自分が苦手なこと、わざわざ選択しなくなります。それは大人の特権でもあります。色々経験して得たものだから。   でも好きなことに関しては、緊張することや苦手なことから離れすぎてはいけない気がしました。   だって挑戦した後のファミマの乾杯からは、お金や、良い車や、美味しいものとは比べ物にならないほど、最高な大人の青春をもらいましたから。     今日緊張する出来事があるあなたへ、心から応援しています、ジャングルに飛び込め!   <NakamuraEmi> ◆紹介曲「 梅田の夜 」 作詞:NakamuraEmi・カワムラヒロシ 作曲:NakamuraEmi・カワムラヒロシ ◆オリジナルアルバム『KICKS』 2024年5月29日発売   <収録曲> 1.火をつけろ 2.梅田の夜 3.祭(feat.Mummy-D) 4.晴るく 5.白昼夢 6.雪模様(feat. さらさ&伊澤一葉) 7.一目惚れ 8.Hello Hello(feat.XinU)-NakamuraEmi&MASSAN×BASHIRY 9.究極の休日 10.一円なり

    2024/05/31

  • NakamuraEmi
    純粋に火をつけろ
    純粋に火をつけろ

    NakamuraEmi

    純粋に火をつけろ

     2024年5月29日に“NakamuraEmi”がオリジナルアルバム『KICKS』をリリース! 今作は、集英社「HAPPY PLUS」公式テーマソング「一目惚れ」、NakamuraEmiの新境地を開いた3部作「究極の休日」「白昼夢」「晴るく」、コラボレーション曲「祭(feat.Mummy-D)」、「雪模様(feat.さらさ&伊澤一葉)」、「Hello Hello(feat.XinU)-NakamuraEmi&MASSAN×BASHIRY」純粋に音楽を楽しむ仲間との幸せな空気感が詰め込まれた「梅田の夜」、何気ないことが今の自分に全て繋がっていると教えてくれる「一円なり」の全10曲が収録。    さて、今日のうたではそんな“NakamuraEmi”による歌詞エッセイを全4回に渡りお届け。今回は第1弾です。綴っていただいたのは、収録曲「 火をつけろ 」にまつわるお話。コミュニケーションツールは増えて進化していくのに、むしろ難しくなってゆく人間関係。その生きづらさに向き合ったとき、たどり着いた思いは…。ぜひ、歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 メール、SNS、リモート会議、コロナ禍で数々のコミュニケーションツールに私は助けられました。効率的で、明確で、便利で、やめられない。本当にありがたい。   あの子とも、あの方とも、あの先輩とも、会ったことがなくても連絡を取り合えて、自分の可能性も広がる気がする。やめられない。本当にありがたい。   なのに私の悩みは人間関係でした。   笑えるくらいおかしな状態です。     「コミュニケーション」の方法は数え切れないくらい増えても、結局悩みの根っこは人間関係。スマホの画面にどれだけ文章を打って伝えても、信頼関係が成立してないと、相手の本当の気持ちはわからない。もしくはお互い伝わるまで文章を送り合う根気が必要なんだとわかりました。     信じられないほど文明は進化してるし、医療もサプリも除菌も進化してるし、人間の体なんてチンパンジーから進化しつづけている。     なのに人間の心は2024年の今も柔らかいままです。   そして人間が放つ言葉は2024年の今もグサグサと人を刺す凶器にもなります。     だからこそ言葉を伝えることを大切にしたい。 そして直接会って伝え合えば、びっくりするくらい全てのモヤモヤが消えて問題が解決したりする。     と思ったら、今度はハラスメントや多様性を気にして、相手が傷つくことを気にして、本当のことを話せなくなっていたりする。     ぐるぐるぐるぐる ぐるぐるぐるぐる なんじゃこりゃというループにハマってました。       生きやすいようで めちゃくちゃ生きづらい。     そしてたどり着いたのは   「私自身の多様性は誰が主張してくれるんじゃい」   ということでした。     私の人生は誰もやってくれない。 私の心の中は私しか知らない。 伝えることは金はかからない。 ちゃんと伝えよう。 相手の目を見てちゃんと伝えよう。     自分の応援歌にもしたかったし、見えないコミュニケーションに窒息しそうなあなたへ、心が凍ってしまいそうなあなたへ、少しでも火を灯せられたら幸せです。     曲を書きながら、なんちゅー難しいテーマの曲を書き始めてしまったのだろうと思いましたが「純粋に火をつけろ」の言葉が舞い降りてきた時、今までの全部が報われた気がしました。     柔らかい心にまで届く栄養は 昔から変わらないのかもしれないです。   あなたの話し相手になれる曲を 作れる様になりたいです。   <NakamuraEmi> ◆紹介曲「 火をつけろ 」 作詞:NakamuraEmi・カワムラヒロシ 作曲:NakamuraEmi・カワムラヒロシ  ◆オリジナルアルバム『KICKS』 2024年5月29日発売   <収録曲> 1.火をつけろ 2.梅田の夜 3.祭(feat.Mummy-D) 4.晴るく 5.白昼夢 6.雪模様(feat. さらさ&伊澤一葉) 7.一目惚れ 8.Hello Hello(feat.XinU)-NakamuraEmi&MASSAN×BASHIRY 9.究極の休日 10.一円なり

    2024/05/28

  • NakamuraEmi
    自分が汚い気がして、だから綺麗なものを見たかった。
    自分が汚い気がして、だから綺麗なものを見たかった。

    NakamuraEmi

    自分が汚い気がして、だから綺麗なものを見たかった。

     2020年2月5日に“NakamuraEmi”が『NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST2』をリリースします。今日のうたコラムでは、そのリード曲として収録される新曲 「 東京タワー 」 をご紹介。みなさんには、何もかもうまくいかないとき、誰にも弱音を吐けないとき、それでもなんとか生きていくパワーがほしいとき、訪れたくなる大切な場所はありますか? 何もうまくいかなくって ドーナツが喉に詰まって なんの味もしなくって 信号がぼやけて ネガティブの地雷を踏んで 難なく消えてくハッピー なんの音もしなくって 明日がぼやけて 無駄なことなんて無い それはわかってる でも今は綺麗事に聞こえて 自分が汚い気がして だから綺麗なものを見たかった 「 東京タワー 」/NakamuraEmi  この歌の主人公はまさに今、気持ちがドン底にある模様。きっと、経験上<何もうまく>いかないときだからこそ、とにかく食べてエネルギーにしなければと<ドーナツ>を頬張ってみたりもしたのでしょう。だけど胃のもっと深いところ、心から込み上げてくる“何か”のせいで、ドーナツは喉に詰まるし、味覚も嗅覚も感じなくなっております。    また<ハッピー>なことを思い出して、自分を立て直したくとも、それを破壊する<ネガティブの地雷を踏んで>しまい“この先もずっと何もうまくいかないままなのかもしれない…”などと、想像上の負の未来に押しつぶされそう。聴覚まで鈍くなってしまうほどに。そこで、そんな“ぼやけた自分”をなんとかするため<私>は<綺麗なもの>を求めて、ある場所へと向かうのです。それが「東京タワー」です。 1人で来てる女は 私くらいだった 誰にも頼れない果てに ここに辿り着いた てっぺんに着いたら 東京中の夜景に埋もれて そうそうこれこれ これだよね なのに 板チョコみたいなビルが ビー玉みたいなヘッドライトが ぼやけて見える 東京タワー 高い空から 如何かこんな事ちっぽけに思わせて 東京タワー 夜景の様に 如何かいっそ私のことも綺麗にして  そして、たどり着いたのは「東京タワー」のてっぺん。目の前に広がるのは、求めていたはずの“<綺麗なもの>=<東京中の夜景>”でした。しかし心は<そうそうこれこれ これだよね なのに>です。求めていたはず“なのに”なんだか<板チョコみたいなビル>も<ビー玉みたいなヘッドライト>も<ちっぽけ>だったのではないでしょうか。    <私>はそういう<東京中の夜景>に圧倒されたかったのだと思います。そうすれば<綺麗なもの>によって自分の悩みなんか<ちっぽけに思わせて>もらえる気がして。<私のことも綺麗にして>もらえる気がして。でも「東京タワー」の<高い空から>いくら景色を見ても、その心が満たされることはありません。さらに歌は次のように続いてゆきます。 何周も何周も回った 東西南北何周も回った 綺麗に負けてさ 笑顔で帰れる私を探してさ でも綺麗なものを見れば見るほど ガラスに映る自分の姿がダサくて 終いには つい出た 40歳近くにもなって「お父さん助けて」って 小さな声に 笑っちゃうよ 笑っちゃうよね でも皆夜景に夢中だ 誰にも聞こえない もう涙落としちゃえ せっかくの夜景が ぼやけて見える  「東京タワー」の<てっぺん>を<何周も何周も>回れば回るほど“<綺麗なもの>=<東京中の夜景>”は“ダサい自分の姿”を際立たせ、逆効果に…。その結果<私>は、つい「お父さん助けて」と声が漏れてしまいました。涙までホロホロとこぼれ落ちてしまいました。ただし実は、これこそが正解だったのかもしれません。    冒頭からずっと<信号がぼやけて>、<明日がぼやけて>、夜景も<ぼやけて>、泣きそうになりながらも涙を落とすのを堪えてきたであろう主人公。あのとき<ドーナツが喉に詰まって>しまったのも、おそらく心から込み上げてくる“涙”を無理矢理、飲み込んだせいです。同時に、泣けない苦しさで五感も、自分も、押し殺していたのでしょう。    だけど本当に大切だったのは<綺麗に負けてさ 笑顔で帰れる私>を見つけることではなく、自分の悩みを<こんな事ちっぽけ>だと誤魔化すことでもなく、弱さにとことん向き合って、吐き出して、泣いて、その上で明日を見つめることだったのだと思います。 東京タワー ここに来たのは 変わらず変わらず綺麗だったから 東京タワー 白黒の日も 灯す光 目印みたい 強さ欲しくて 東京タワー 見上げてみたら 夜空に滲んだ朱色がまた綺麗で 東京タワー 東京タワー 今日のこと多分忘れないんだろう  こうして幕を閉じてゆく歌。<私>が求めていた<綺麗なもの>とは「東京タワー」の<てっぺん>から見える夜景ではありませんでした。ここに来たのは「東京タワー」そのものの美しさに再会するため。街や人がどんなに変わろうと、変わらず<灯す光>で在り続ける強さ。どんなときでもそこに凛と立つ<朱色>の強さ。    そんな“<綺麗なもの>=「東京タワー」”の綺麗な姿が、これからの<私>にとってのお守りのような存在になっていくのではないでしょうか。それゆえ、最後に<今日のこと多分忘れないんだろう>と歌う<私>は、どこか最初の“ぼやけた自分”よりもずっと生命力に満ちているような気がするのです。    あなたも是非、心身が弱ってきたときには、自分にとっての特別な場所で、NakamuraEmi「東京タワー」を聴いてみてください。 ◆紹介曲「 東京タワー 」 作詞:NakamuraEmi 作曲:NakamuraEmi ◆New Album『NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST2』 2020年2月5日発売 <収録曲> 1.BEST(新曲) 2.東京タワー(新曲) 3.ちっとも知らなかった 4.ふふ(新曲) 5.ばけもの 6.雨のように泣いてやれ 7.甘っちょろい私が目に染みて 8.相棒<Volkswagenコラボレーションソング> 9.Don’t 10.かかってこいよ 11.N 12.新聞<朝日新聞社 企業ラジオCM> 13.大人の言うことを聞け 14.メジャーデビュー 15.チクッ ※新録音

    2020/01/24

  • NakamuraEmi
    仕事と世間と自分と戦い、女は元気だと世界は言う。
    仕事と世間と自分と戦い、女は元気だと世界は言う。

    NakamuraEmi

    仕事と世間と自分と戦い、女は元気だと世界は言う。

     2019年5月29日に“NakamuraEmi”がニューシングル「ばけもの」をリリースしました。この歌は、先日最終回を迎えたドラマ『ミストレス~女たちの秘密~』の主題歌です。ドラマを動かしていったのは、シリアスな秘密を持つ4人の女たち。今の日本を生きる女性たちが感じている【生きづらさ】を真正面から描きながら【幸せとは?】を大テーマに展開してゆく物語が話題となりました。 この人は私を幸せにはしてくれない 世にも恐ろしいことに 自分のせいな事もわかっている 仕事と世間と自分と戦い 女は元気だと世界は言う 本当は言いたい「だって」を飲み込んで 不安はお風呂で流したつもり 顔と髪をなんとか整え チョコを片手に今日も行く 「ばけもの」/NakamuraEmi  さて、そんな女性たちの心に寄り添うのがこの歌。まず「ばけもの」とは【あるものが本来の姿を変え、別の姿で出現したものであり、ひとに恐怖をあたえるもの】を意味する言葉です。そしてこの歌では、冒頭からさっそく“2つ”のばけものが描かれております。ひとつは<この人は私を幸せにはしてくれない>という“他者への失望・諦め”でしょう。  しかしその“他者への失望・諦め”とはもともと<自分のせい>で作り出されたものであり、本来の姿は“自分自身に対する感情”なのです。さらに、もうひとつのばけものは<女は元気だ>という“世界の思い込み”です。だけど、その正体は<仕事と世間と自分と戦い>クタクタな姿。それでも<本当は言いたい「だって」を飲み込んで>不安を隠す姿。  そんな“他者への失望・諦め”と“世界の思い込み”というばけものを恐れながらも<顔と髪をなんとか整え チョコを片手に今日も行く>主人公。「だって」強くないとやっていけないじゃん。「だって」弱みは見せられないじゃん。「だって」負けてられないじゃん。…そうやって飲み込んだ本音はまた本来の姿を変え、別の姿で出現するのです。 神様が与えた 女の辛抱強さ それを時に 我慢に変えた それが時に 美徳になった 完璧がやけに美しく見えた 勘違いした私は ややこしい鍵を自分にかけた 「ばけもの」/NakamuraEmi  何度も「だって」を飲み込める<女の辛抱強さ>は、やがて“なんでも我慢で乗り越えられる、弱みを見せない完璧な女こそ美しい”という誤った<美徳>のばけものに姿を変えます。結果、そのばけものから呪いをかけられるかのように<私は ややこしい鍵を自分にかけた>のでしょう。誰かに頼ったり、甘えたり、隙を見せたりする自分が出てこないようにする<ややこしい鍵>です。 「20代終わりだどうしよー」と騒いでた頃が懐かしい レディの嗜み 恥じらい 様になってきた最近だけど 玄関開けてなだれ込む ヒール カバンも放り出し 下着 ヘアゴム外したら 解放された気がして Tシャツズボンに入れて寝たいし 野菜よりお肉が食べたい 肌荒れ隠して余計に荒れて 「だって」つって大泣きしたい 女を生き抜くために 弱さを丸めて捨てたけど 残念ながらその弱さ 私らしさでもありました 顔も髪も怠けてさ チョコもコーヒーも両手にさ 明日もちょっと頑張ってみますか やっとお風呂で流せた気がする 「ばけもの」/NakamuraEmi  とはいえ、どんなに<ややこしい鍵>をかけたって、胸の内に溜まってゆく本当の気持ち。誤った<美徳>を護るための、ヒール、カバン、下着、ヘアゴムといった“武装”から解き放たれたとき、ボロボロ本音が溢れ出します。そして<女を生き抜くために><丸めて捨てた>自らの弱さに改めて触れ、同時に、閉じ込めていた<私らしさ>を知る主人公。様々な「ばけもの」の正体に気づき、呪いが解けた瞬間でしょう。  わたしたちが「ばけもの」を恐れるのは、その正体がよくわからないからなんですよね。だけど“本来の姿”を知ったとき「なんだ、こんなものに怯えていたのか…」と気が抜けたりするものです。この歌の<私>も然り。弱い自分を愛おしく思えたとき<顔も髪も怠けてさ チョコもコーヒーも両手にさ 明日もちょっと頑張ってみますか>という心境にたどりつけたのです。 神様が与えた 女の切り替え それはまさに 魔法みたいで それはもう 答えみたいで 変わるわよ女は 一瞬一瞬 よくみておいて みておかないと 女は化け物って いうでしょう? 私を幸せにできるのは 世にも恐ろしいことに ややこしい私です 「ばけもの」/NakamuraEmi  歌の終盤。ラストでは<女は化け物>というワードがポジティブに伝わってきます。歌の冒頭で<この人は私を幸せにはしてくれない>と俯いていたけれど、1曲のうちに魔法みたいに切り替えて、自分なりに“私を幸せにできるのはややこしい私”という答えを出し。女は恐ろしいくらいに、弱くも強くも変化できる、しなやかな「ばけもの」なのです。    女性のみなさん。あなたが恐れている「ばけもの」は何ですか? その正体、実は、誰かや自分自身のちょっとした思い込みなのかもしれません。そんな「ばけもの」との戦闘中も、休戦中も、いつだってあなたがあなたらしくいられますように。チョコもコーヒーも両手に是非、NakamuraEmi「ばけもの」を聴いてみてください…! ◆紹介曲「 ばけもの 」 作詞:NakamuraEmi・カワムラヒロシ 作曲:NakamuraEmi・カワムラヒロシ

    2019/06/27

  • NakamuraEmi
    こんなダサい私、こんなダサい話、ここだけの話。
    こんなダサい私、こんなダサい話、ここだけの話。

    NakamuraEmi

    こんなダサい私、こんなダサい話、ここだけの話。

     2018年10月17日に“NakamuraEmi”が新曲「相棒」を配信リリースしました。この歌は、自動車メーカー『Volkswagen』とのコラボ曲として書き下ろされた楽曲。車好きな彼女は今作について「Volkswagenさんの車をお借りしながらツアーに回ったり仕事と家の行き来をする毎日がそのまま曲になりました」とコメントを寄せております。 髪は崩れちゃって 顔もぐしゃぐしゃで ドアを開けたら力抜けた 一番前にシートひいて ホットのコーヒーを置いて 今日も一緒に帰ろう 「相棒」/NakamuraEmi  疲れ切った主人公が愛車に乗り込むシーンから幕を開ける歌。「今日も頑張るぞ!」と気合を入れてセットした<髪は崩れ>てしまうほど全力で働いて。化粧を直す時間も、そんなことを考える余裕もなくて<顔もぐしゃぐしゃ>になって。だけど一日が終わり<ドアを開けたら>やっと自分を取り戻して<力抜けた>のでしょう。  バタンとドアを閉める音は、頑張る時間の終わりの合図です。世の中の雑音もごちゃごちゃな人間関係も、もうシャットアウト。まずは<一番前にシートひいて>、お気に入りの<ホットのコーヒー>を置いて、しっかり居心地の良い空間を整えます。そして大好きな愛車で走り出し、自宅に、本来の<私>に帰ってゆくのです。 大きなため息とともに 涙で前が見えない 相棒よワイパーを頼むよ ハンドルを強く握り 独り言が始まった 本当はあの時もっとこう言いたかったんだよね ぐちぐちぐちぐちぐちぐち 練習でもしとくか 次こそはがつんとわたしだって言えるように こんなダサい私 こんなダサい話 ここだけの話 気がすむまで 遠回り付き合って もっと君も走りたいだろう 「相棒」/NakamuraEmi  本来の<私>に帰れば、たちまちこぼれる<大きなため息>と<涙>。きっと<こんなダサい私 こんなダサい話 ここだけの話>という主人公は、どんなしんどいことがあっても、愚痴や不安や自己嫌悪を抱いていても、誰にも言わない人。恋人にも家族にも仲間にも“弱み”を見せない“強さ”を持っているのだと思います。  ただし、それは“強がり”であることも多々。ゆえに必要なのが<君>=【相棒の車】です。人じゃないけど、人じゃないからこそ、気を抜ける大事な存在なのです。また、心の曇りは簡単に拭えるものではありません。でも代わりに愛車の窓に<ワイパー>をかけて綺麗にすれば、ちょっと頭がスッキリするかもしれないですよね。  人生の操縦だって、なかなか思い通りにはいかないものです。だから愛車の<ハンドルを強く握り>ながら<次こそはがつんと>言いたいことを言う<練習>をしたりして、明日はもっと“自分の心”を上手く運転できるように、戦っているのではないでしょうか。つまり<君>との走行距離は、自分自身と向き合った時間の証なのです。 少し窓を開けよう 吐き出した言葉 あの町に置いてくの 君は得意でしょ 「相棒」/NakamuraEmi 仕事に行く私 旅に出た私 恋をした私 嬉しそうな私 ふてくされた私 勇気を出した私 振り出しにもどった私 全部ここだけの話 全部君しか知らない 何も言わずに前に進むの 君は得意でしょ 私と君の毎日 私と君の毎日 明日も一緒にあの町へ 「相棒」/NakamuraEmi  さらに歌が進むにつれ、どんどん<私と君>が一心同体であるように思えてきませんか? 毎日<私>の<ぐちぐちぐちぐちぐちぐち>の分だけ走る<君>。毎日<君>が走ってくれるから、明日も頑張ることができる<私>。それに<君は得意でしょ>と描かれていることは<私>が得意なことでもあるように感じられます。  <吐き出した言葉 あの町に置いてく>ことや<何も言わずに前に進む>ことは<私>自身の生き方なのでしょう。過去は置いて、とにかく前に進んでゆく。それが<私と君の毎日>です。まさに「相棒」という言葉がピッタリ!あなたにとっての、明日も頑張るための「相棒」は何ですか? 乗り物でも、場所でも、食べ物でも、音楽でも、自分だけのとっておきの存在が毎日そばにありますように…! ◆紹介曲「 相棒 」 作詞:NakamuraEmi 作曲:NakamuraEmi・カワムラヒロシ ◆紹介曲「相棒」 2018年10月17日配信 作詞:NakamuraEmi 作曲:NakamuraEmi・カワムラヒロシ

    2018/10/30

  • NakamuraEmi
    教室は人生みたいだった、少し目立ったり違ったもんなら終わりだった
    教室は人生みたいだった、少し目立ったり違ったもんなら終わりだった

    NakamuraEmi

    教室は人生みたいだった、少し目立ったり違ったもんなら終わりだった

    大人になると忘れるだけでさあ 子どもの頃は子どもの頃で なんかいろいろツライことあったぞ。 (ドラマ『おかしの家』より)  このセリフを受け、子どもの頃を思い出してみると「たしかになぁ」と思う大人の方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。家庭での諸々もありますが、とくに一日のほとんどを過ごす場所である【教室】での、なんかいろいろツライこと…。それは子どもだからわかるツラさです。今ならどうってことないと思えることにも、幼い自分は真剣に必死に闘っていたりするんですよね。  さて、今日のうたコラムでは、大人にはそんな子どもの頃を思い出してもらいながら、若い方には現実と未来を見つめながら、聴いていただきたい新曲をご紹介いたします。2018年3月21日に“NakamuraEmi”がリリースしたニューアルバム『NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.5』に収録されている「教室」です。まず、この歌の主人公は現在<36歳のいい大人>であり、冒頭で描かれているのは“今”の<私>の姿。 昔より綺麗になった道を 同じように家に帰る 36歳のいい大人が 未だに怒られてピーピー泣いて 情け無いさ情け無いさ それでも昔よりマシさ あの頃の私はもっともっと小さかった 「教室」/NakamuraEmi  いくら大人になったからといって、ツライことが消えるわけではありません。仕事では<未だに怒られてピーピー泣いて>帰る<情け無い>日だってあるでしょうし、年を重ねるごとに悩みは形を変えて訪れるのでしょう。しかし、今の<私>が生きている毎日は、昔より<綺麗になった道>のようであり、昔よりだいぶ<マシ>なのです。何故なら、今は“職場の私”だけが全てではないと知っているから。あの頃とは違って…。 学校が私の全てだった 教室は人生みたいだった 少し目立ったり違ったもんなら終わりだった 今では笑ってしまうけれど 少しその癖は残ってる 1限から6限 月から金までが全てだった ラララ もう忘れないさ 教室が全て クラスが全て 生きてきちゃったけど ラララ 世界はもっと  想像より広くておかしくて カラフルだって 「教室」/NakamuraEmi  本当に、学生時代って<学校が私の全て>で<教室は人生みたい>ですよね。クラスでの自分の立ち位置を考え、空気を読み、<少し目立ったり違ったもんなら終わり>だと思い込み、みんな「教室」という名の人生での“自分作り”に励みます。また、テストで赤点を取れば絶望的な気分になったりもしますし、席替えは死活問題。昼ごはんを誰と食べるか、放課後はどう過ごすか、帰りは誰と帰るか、毎日のささやかな時間作りさえ、大ごとな方も多いはず。  でも、大人になると誰もが気づきます。まさに<世界はもっと 想像より広くておかしくて カラフルだって>ことに。だから本当なら<教室が全て クラスが全て>と、無理して他人に合わせた自分作りをする必要はないんです。それで個性が死んでしまうほうがよほど寂しいことです。…とはいえ、そんなことを、今「教室」で生きている方は実感しにくいでしょうし、綺麗事に感じるかもしれません。どれだけ世界が広かろうが、やっぱり自分は“この小さな環境”を生き抜いていかなければならないのですから。 まだ出会ってない人や言葉があるさ 苦しみはすごい奇跡に変わるのさ 教室が狭いってことをわかったのは教室にいたからさ ちゃんと今があるからさ いつか笑い飛ばしてやろうぜ 「教室」/NakamuraEmi  では、ほんの少し考え方を変えて「教室」で生きる自分は、心身の“筋トレ中”だと思うのはいかがでしょうか。それは、教室やクラスのための筋トレではありません。いつか狭い教室を飛び出して<まだ出会ってない人や言葉>に出会うための筋トレです。大きな世界で<苦しみ>を<すごい奇跡に>変えるための筋トレです。今は目の前の人間関係や物事で精一杯だとしても、その先には「教室」が全てじゃない未来が広がっている。そう意識するだけでも、心の持ち様は変わるのではないでしょうか。 ラララ もう忘れないさ 教室が全て クラスが全て 生きてきちゃったけど ラララ 世界はもっと 想像より広くてカラフルで ラララ もう忘れないさ 皆好き勝手言うさ 言わせとけばいいさ ラララ 誰も知らないさ すごい奇跡が君の中に入ってるってこと 誰も知らないさ 「教室」/NakamuraEmi  また、たとえ大人であっても「教室」と同じように「職場がすべて」「家庭がすべて」と切羽つまってしまっている方もいると思います。そんなときにも聴いていただきたいのが、このNakamuraEmi「教室」です。世界はもっと想像より広くてカラフル。皆好き勝手言うさ、言わせとけばいいさ。しんどいときには、是非このフレーズを何度も口ずさんでみてください。このツライ今を<いつか笑い飛ばして>やりましょう…! ◆紹介曲「 教室 」 作詞:NakamuraEmi 作曲:NakamuraEmi ◆3rd Album『NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.5』 2018年3月21日発売 初回限定生産盤 COCP-40289 通常盤 COCP-40297 <収録曲> M1 Don’t(Album mix) M2 N M3 かかってこいよ M4 新聞 M5 波を待つのさ M6 星なんて言わず M7 教室 M8 モチベーション

    2018/04/02

  • NakamuraEmi
    立ち上がれ 、誰もそばにいなくたって。
    立ち上がれ 、誰もそばにいなくたって。

    NakamuraEmi

    立ち上がれ 、誰もそばにいなくたって。

     2018年3月21日に“NakamuraEmi”がニューアルバム『NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.5』をリリースします。そして今作のリード曲である「かかってこいよ」のMVがついに解禁。併せて歌詞先行公開もスタートです!今日のうたコラムでは、さっそくその新曲をご紹介!相手を挑発し、臨戦態勢に入るような「かかってこいよ」というタイトル。では、主人公にとって、私たちにとって、「かかってこいよ」と声を飛ばすべき<敵>とは…? 立ち上がれ  誰もそばにいなくたって 「かかってこいよ」/NakamuraEmi  まず冒頭から、彼女の凛と強い歌声が響きます。わりと応援歌には『誰かが必ず見ていてくれるから』や『僕が君の味方だから』といった“誰か”が綴られていることが多く、その存在が<立ち上がれ>のメッセージを支えているイメージが強いですよね。しかし「かかってこいよ」は逆に<誰もそばにいなくたって>というフレーズがあることがポイント。何故ならこの歌はとことん“自分”と向き合うための楽曲だから。だからこそ続く歌詞では、どう自分と向き合うかべきかを考えるために“現代”を見つめてゆきます。 殺気に満ちた勝手な言葉 会ったことなくても投げられる時代 「お前のかーちゃんデーベソ」 くらい無責任な言葉だらけ 目を合わせて争う厄介な痛み 相手を傷つけた嫌な余韻 そんなのも知らず戦争も知らず 電波に乗っけて傷つけるだけ Wah Wah お互いに Wah Wah 『痛い』ってこと   Wah Wah ちゃんと知ってる大人はどこにいる 「かかってこいよ」/NakamuraEmi  見えてくるのは、匿名でも文字だけでもコミニュケーションを取れるようになった、顔の見えないやりとりが当たり前になった、現代の姿です。SNSがあれば<会ったことなくても>友達になれるし、恋もできるし、居場所も出来る。その手軽さのプラス面もたくさんあるでしょう。ただ一方で<殺気に満ちた勝手な言葉>が簡単に見知らぬ他者に投げつけられるのも事実。良くも悪くも、言葉は武器になります。そう考えると<会ったことなくても>殺人を犯してしまっていることさえあり得るのです。  自分が<目を合わせて争う厄介な痛み>や<傷つけた嫌な余韻>を知らなくて済むということは、相手が<電波に乗っけて傷つけ>られてどんな状態であるのかもわからないということ。もしかしたら<殺気に満ちた勝手な言葉>で、その人が追い詰められて死を選んでしまう可能性だってあるんですよね。しかも、一人の対象を大勢で責めたてるなんてことも多々。【人の噂も七十五日】などと言いますが、大人数に“文字”という目に見える形で刺され続けたら、七十五日も平気でいられるでしょうか。少なくとも心は死んでしまうと思います。というより、自ら心を殺さないと耐えられないのではないでしょうか。 パワハラ モラハラ マタハラ 種類だけどんどん増えちまって 人の心おっかない部分 世代の違い 考えの違い 大事なのは上司も部下も 先生も生徒も 家族も恋人も 目に見えない小さな小さな積み重ねの『信頼』という宝物 Wah Wah お互いに Wah Wah 『痛い』ってこと Wah Wah ちゃんとわかり合える時代をとりもどすには 「かかってこいよ」/NakamuraEmi  さらに目を向けられるのは、たとえ顔と顔を合わせていたって<殺気に満ちた勝手な言葉>が投げつけられる現代の姿です。学校でも職場でも家庭でも<お互いに 『痛い』ってこと ちゃんと>知らない誰かがいれば<パワハラ モラハラ マタハラ>などの問題は生じてしまいます。こうして相手の心の傷を想像できない人が増えてゆく世の中…。しかしこの歌は決して、現代を嘆き、批判するためだけの楽曲ではありません。現実をしっかり受け止めた上で<ちゃんとわかり合える時代をとりもどす>ために“NakamuraEmi”はメッセージを放つのです。 かかってこいよ 敵はそいつじゃない かかってこいよ 敵は自分の弱さ かかってこいよ 敵は全部自分 かかってこいよ でも誰かにいてほしい 立ち上がるんだ 敵はそいつじゃない 立ち上がるんだ 傷が痛いけど 立ち上がるんだ 本当はおっかないけど もう少しなんだ 守るものができそうなんだ 汚い空気も吸ったから 人より鼻がよく利くんだ 人間らしい匂いのとこは 決まって花が咲いてるんだ かかってこいよ 「かかってこいよ」/NakamuraEmi  「かかってこいよ」と声を飛ばすべき相手は、他の誰でもない自分自身。いつだって<敵>は<全部自分>です。時には、毅然とした心に<でも誰かにいてほしい>や<本当はおっかない>という弱音や本音が揺れることもあるでしょう。だけどそんなとき、強くなるための魔法の言葉、おまもりになる言葉が「かかってこいよ」なのではないでしょうか。<誰もそばにいなくたって>自分に向けて口にする「かかってこいよ」が<立ち上がる>ためのエネルギーになるのです。  今、誰かからの<殺気に満ちた勝手な言葉>で傷ついているという方。現代を生きて、そのなかで<汚い空気も吸ったから>こそ、あなたもきっと<人より鼻がよく利く>はず。そして同時に“人間臭さ”の温もりや愛おしさもちゃんと知っているはず。NakamuraEmi「かかってこいよ」を聴いた私たちが、誰にも何にも流されず自分で自分を作り、少しずつ<ちゃんとわかり合える時代を>取り戻せますように…!

    2018/03/09

  • NakamuraEmi
    おいおい子どもがお前を見てるぞ、自分の中の鬼退治はまだだ。
    おいおい子どもがお前を見てるぞ、自分の中の鬼退治はまだだ。

    NakamuraEmi

    おいおい子どもがお前を見てるぞ、自分の中の鬼退治はまだだ。

     みなさんは悩みやコンプレックスによる【心のスキマ】って、ありませんか? もしかしたらそんなあなたの前には突然、全身黒ずくめの謎の男“笑ゥせぇるすまん”が現れるかもしれません。彼はただのセールスマンではなく、取り扱っているのは人間の心。お金は一切もらわず、心寂しきお客さんの願望を叶えるのです。しかし、人はいい加減だったり、愚かだったり、ズルかったりする生き物。その弱さから、彼との約束を破ったり忠告を聞き入れなかったりした場合は、最後に「ドーン!!!!」とドン底に突き落とされてしまいます…。  そして、彼に「ドーン!!!!」されてしまう可能性は、ストレス社会に生きるOL、主婦、サラリーマン、学生などなど、現代を生きるすべての人にあるのです。さて、そのように誰にでも起こりうる物語が描かれたTVアニメ『笑ゥせぇるすまんNEW』が2017年4月からスタート!気になる主題歌を書き下ろしたのは“NakamuraEmi”で、タイトルは「Don't」です。笑ゥせぇるすまんに目を付けられるその前に、彼女が「Don't(ドーン!!!!)」と警鐘を鳴らしてくれるこの曲を、今日のうたコラムでご紹介! 歩け歩け歩けサラリーマン チャリが戦車だ主婦の皆様 己と戦え進めドリーマー ヒールが相棒オフィスレディー ほろ酔い位が丁度いいのにどんどん手が出る美味しいお酒 ナチュラル位が丁度いいのにどんどん濃くなる厚化粧 手に入れたい 満たされたい  気持ちがいい 一歩折れたらドツボ 昔話で教わった 欲張りは後で懲らしめられる 「Don't」/NakamuraEmi  他にも<こだわる位が丁度いいのにどんどん固まるいらない意固地>や<不器用位が丁度いいのにどんどん身につく女の計算>など、大人になればなるほど身についてしまうダメな“あるある”が歌詞に綴られております。ギクッとされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。昔話の「舌切りスズメ」や「花咲じいさん」で欲張りじいさんやばあさんが痛い目に遭うのは、大人あるあるを自覚することなくその年齢まで生き過ごしてしまった結果なのかもしれませんねぇ…。 「Don't Judge me! Don't Judge me!」 ちょっと待ってよ!天狗になってない? 「Don't Judge me! Don't Judge me!」 ダサい大人 ここでおしまい! 「Don't Judge me!」 Don't!! おいおい子どもがお前を見てるぞ 自分に首ったけになる前に おいおい子どもがお前を見てるぞ 自分の中の鬼退治はまだだ おいおい子どもがお前を見てるぞ うつつを抜かせばスキマは真っ黒 おいおい子どもがお前を見てるぞ スポットライトも良いけど木漏れ日は最高だろう 今日も歩き続けるサラリーマン 笑顔も戦車主婦の皆様 積み重ねは宝石だドリーマー 今日も美しいオフィスレディー 「Don't」/NakamuraEmi  <「Don't Judge me!」>とは、「勝手に決めつけないで!」「私を批判しないでよ!」と言った意味合いでしょう。歳を重ねるごとに、自分の正当性やプライドばかりを守るようになって、頭は固くなり、誰に何を指摘されても聞き入れる耳を持たなくなってしまうのです。そうすると【心のスキマ】もどんどん大きくなるばかり…。だからこそ、その人のためにもNakamuraEmiは<ダサい大人 ここでおしまい!>と歌い上げます。そして、注意をするだけではなく、頑張って生きている人々の背中をグッと押すのです。 自分がどこにいるか わからなくなった時に 呼んでくれる人が 誰も いないと 二度と戻れなくなる ことがあるからな (五十嵐大介「はなしっぱなし」より引用)  余談ですが、漫画家・五十嵐大介さんの紡いだ言葉にこのような一節がありました。きっと呼んでくれる人が誰もいなくて、二度と戻れなくなった結果、出会ってしまうのが“笑ゥせぇるすまん”なのでしょう…。しかし今ならまだ、NakamuraEmiが<おいおい子どもがお前を見てるぞ>、<スポットライトも良いけど木漏れ日は最高だろう>とあなたを呼んでくれています。自分の【心のスキマ】に気づいたときは是非、「Don't」を聴いて、今の姿と向き合ってみてください…! ◆ニューシングル「Don't」 2017年5月24日発売 COCC-17284 ¥1,200+税 <収録曲> 1.オープニングテーマ「Don’t」/歌:NakamuraEmi 2.エンディングテーマ「ドーン!やられちゃった節」/歌:高田純次 3.Don’(t Instrumental) 4.ドーン!やられちゃった節(Instrumental)

    2017/04/25

  • NakamuraEmi
    ありがとうとか伝えられたらいいけど、大人はやっぱり先に死ぬから。
    ありがとうとか伝えられたらいいけど、大人はやっぱり先に死ぬから。

    NakamuraEmi

    ありがとうとか伝えられたらいいけど、大人はやっぱり先に死ぬから。

    中学の時の先生がさ 「“やろうと思ってた”と“やる”の間には 実は大きな川が流れているんですよ」 って言いやがって。 当時、ウゼーなーと思って聞いてたけど 今ならわかる。 (映画『ボクたちの交換日記』より)  これは、売れないお笑いコンビの生きざまを描いた映画『ボクたちの交換日記』(伊藤淳史×小出恵介ダブル主演)で放たれたセリフです。みなさんも、先生や親や上司などの身近な“大人”から教訓めいたことを言われてイラッとしたり、見当違いに諭されてモヤッとしたり、聞く耳を持たなかったりした経験、一度はあるのではないでしょうか。「大人の言うことを聞け」なんて言われても、すんなり受け入れるのはなかなか難しいんですよね…。でも、だからこそ、聴いていただきたい新曲があるんです。  シンガーソングライター“NakamuraEmi”が2017年3月8日にリリースしたニューアルバム『NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.4』に収録されている新曲で、タイトルはずばり「大人の言うことを聞け」。彼女はこの曲についてまず『「そんなのやってみないとわかんないじゃん」「私の何がわかるんだ」と大人によく反発していた私。でも今は10代の方と話をしてると、「それは…」と私が口だししそうになります』とコメントしております。では何故、彼女自身が“口だししそう”な大人へと変わろうとしているのでしょうか。その理由を歌詞と共に追っていきましょう。 君達から見たら私はおばさん ちょっと気をつかってギリギリお姉さん でも世の中へ一歩出てみたら 先輩方ゴロゴロ私はまだ若造です 昔散々言われた「大人の言うことを聞け」 「は?聞けるか!そっちこそこっちの空気を読め!」 大人が正解なわけじゃない 国が変われば正解もかわる 「昔はあー 今はこー 政治はそー これだからもー」 かっこ良いかっこ悪い大人も 一望出来るのは君達だ 「大人の言うことを聞け」/NakamuraEmi  <君達から見たら私はおばさん>と、そんなフレーズで幕を開ける歌。現在35歳の“NakamuraEmi”が、35年間の経験を積んだからこその言葉で私たちに語りかけます。ときには「は?聞けるか!そっちこそこっちの空気を読め!」…って言いたくなること、ありますねぇ。「昔はあー 今はこー 政治はそー これだからもー」…って理屈ばっかりの大人にウンザリすること、ありますねぇ。でもそれはおそらく自分たちがまだ大人を<一望出来る>余裕のある、“仮入部”のような状態であるからなのでしょう。 大嫌いな先生のむかついた言葉が 二十年後になった今意味がわかった 言ってくれてありがとうとか伝えられたらいいけど 大人はやっぱり先に死ぬから 純粋にものを見れるから これをやりたいという君達 「頭ごなしー 反対かー 家出ていくよー それならばもー」 若い頃かいた恥を君に 味わわせたくはないのだろう 「大人の言うことを聞け」/NakamuraEmi  <大嫌いな先生のむかついた言葉が 二十年後になった今意味がわかった>…これは、冒頭でご紹介した映画のセリフに通じているようでもあります。大人に“本入部”した人々は、仮入部の後輩たちに自分が<若い頃かいた恥を>味わわせたくないのかもしれないですね。それゆえにお節介な教訓やアドバイスをしてくるのでしょう。でもその気持ちに気づけるのは、自分がちゃんと“大人”に入部できてから。そしてそのときに<ありがとうとか伝えられたらいいけど>、悲しいことに、<大人はやっぱり先に死ぬ>のです…。 でも大人の言うことを聞け 決して言う通りにしろじゃない 大人になったら逆に 誰も何も言ってくれない 大人の言うことを聞け 決して言う通りにしろじゃない 光っていたら信じて 腐っていたら反面教師 聞いて 流して 信じて 捨てて 良くも 悪くも お手本だ 眼鏡拭いても世界は変わんない まず若造が背筋正して 子どもと大人の真ん中のこの曲も聞いて捨てろ 「大人の言うことを聞け」/NakamuraEmi  だからこそ、NakamuraEmiは「大人の言うことを聞け」と歌います。その聞いた言葉を信じるも、捨てるも、自分次第。大人に入部してしまえばもう<誰も何も言ってくれない>から、とにかく“仮入部”の段階で、なるべくたくさんの<お手本>を知る必要があるのです。本入部したときに、自分が思うかっこ良い大人であるために…。尚、彼女が綴ったこの曲に対するコメントには次のような続きがあります。 「自分が経験した事で道案内をしてあげたくなっているのかもしれません。大人の言ってる事がただ自分勝手に言ってる事なのか、いつか君の為になると思って言ってる言葉なのか、受け止め方は君次第。でもどちらかわからないのもしょうがない。それならば大人の言う+「言葉」を沢山聞いた上で、納得したり、そんな風にはなりたくないと思ったり、いい見本も悪い見本も全部自分に蓄えて、何十年後に君らしいかっこいい大人になれますようにと思って書いた曲です」(NakamuraEmi)  このように、NakamuraEmiが道案内をしてくれているようでもあるのが新曲「大人の言うことを聞け」なんです。さて、まずは<子どもと大人の真ん中のこの曲も聞いて>ください。そして、この歌詞が伝えようとしている思いを<信じる>か<捨てる>かは、自分次第…です! ◆2nd Album『NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.4』 2017年3月8日発売 通常盤 COCP-39890 ¥2,700+tax <収録曲> M1 Rebirth M2 大人の言うことを聞け M3 晴人 M4 ボブ・ディラン M5 ヒマワリが咲く予定 M6 ハワイと日本 M7 めしあがれ M8 メジャーデビュー

    2017/03/15

  • NakamuraEmi
    音楽も聴けず、信号も見落としそうなほどの失恋をしてしまったら…?
    音楽も聴けず、信号も見落としそうなほどの失恋をしてしまったら…?

    NakamuraEmi

    音楽も聴けず、信号も見落としそうなほどの失恋をしてしまったら…?

    失恋したのに無理に元気を出そうとするのは まだ青いバナナをレンジに入れて黄色くするようなもの。  作家・吉本ばななの「ハチ公の最後の恋人」という作品にそんな一節があります。まだ青いバナナを無理やり温めたところでどうしようもないのと同じように、傷ついた心をごまかすための笑顔に効果がないことは失恋経験者なら誰でも痛いほどわかりますよね。それどころか見ないように空元気で蓋をしていた傷がいつのまにか膿んでいてもっと酷くなっていた…なんてことも(泣)。みなさんは、失恋をしたときどうやって前に進んでいますか?時の流れに身を任せますか?新しい恋を探しますか? “さよなら いろんな形があるけど そうなったって事はそういう事だ 口答えもせず 段ボールにつめて 埃をはらって シャンとしろ女の私よ 私を選ばなかった事が あなたにとって正解である為に 私は選ばれなかった事が 私にとって正解である為に” 「台風18号」/NakamuraEmi  この曲は、2016年1月20日にアルバム『NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST』でメジャーデビューを果たした新星女性ソロアーティスト“NakamuraEmi”の楽曲です。デビュー前から、全国のラジオ等でのパワープレイ・Apple Music「NEW ARTIST スポットライト」への選出・地上波音楽番組への出演など大きな話題となっている彼女は、小さな体から恐るべきパワフルボイスを放出させます…!アルバムに詰まっているのは、弱さも傷も涙も強さも曝け出した“日本の女”のココロ。そんな新作の5曲目に収録されているのが「台風18号」です。是非、歌詞をすべて読んでいただきたい1曲。    嵐のように少しずつ襲来を予感させながら近づいてきた<さよなら>。そしてついにその“台風の目”に飲み込まれ、吹き飛ばされ、荒れに荒れ、ズタズタになった末、<あなた>のいない日々にポツリ残された主人公を描いた失恋ソングです…。<No music, No lifeのつもりだったが 今どの音楽も聴けない><鮮やかな信号も今は見落としてしまいそう>といったフレーズから、ぽっかり穴が空いてしまった心の冷たさがひしひし伝わってきます。  しかし、歌詞の最後に綴られている<こんな想いを残したあなたを やっぱりすごいと思うけれど そんなことも忘れるほど 幸せになるんだろう 私は幸せになるんだろう>というフレーズに“女の強さ”も感じますよね。やっぱり失恋を乗り越えるためには、ただ次の恋をするだけではなく<幸せ>にならなければいけません。<幸せ>になれると信じなければいけません。何かに没頭することで傷を忘れようと折り紙や塗り絵、模様替え、スポーツ、お菓子作りなどにハマる方も多いそうですが、何にせよ失恋をした全ての方が、どうかあの頃より<幸せ>になれますように…! ◆Major Debut Album 『NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST』 2016年1月20日 【CD】 COCP-39398 ¥2,700+tax 【LP】 COJA-9301 ¥4,000+tax 【iTunes】 COCP-39398 ¥2,000 (tax in) <収録曲> 01. YAMABIKO 02. スケボーマン 03. All My Time 04. I 05. 台風18号 06. オネガイ 07. 女子達 08. プレゼント〜繋ぐ〜 09. 使命 10. 七夕

    2016/01/24

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