「路地」と「路地裏」と「裏路地」の違い。

 2023年2月1日に“Benlou”がキャリア初となるEP作品『煙』を配信リリース!収録曲にはフジテレビ系音楽番組『Love music』EDテーマソングとなった1stシングル「Ripple Mark」、忘れることのできない大切な記憶をテーマに歌った2ndシングル「ミラージュ」、J-POP全盛期の歌謡曲を彷彿とさせるエモーショナルな3rdシングル「路地裏」、そして本作のリードトラック「煙」を含む新曲3曲を加えた全6曲が収録されております。
 
 さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“Benlou”の仙田和輝による歌詞エッセイを2週連続でお届け!今回は第1弾。綴っていただいたのは、新曲「路地裏」にまつわるお話です。みなさんは「路地」と「路地裏」と「裏路地」の違いってご存じですか…? ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください!
 


こんにちは、Benlouの仙田和輝です。
先日3rd Single「路地裏」が配信リリースされました。
皆さんお聴きいただけましたでしょうか?
今回のコラムは、本作のテーマにちなんで「路地裏」についての思いをあれこれ語ります。
よろしくお願いします!
 
とても本質的な部分から入りますが、そもそも「路地裏」とは一体何なんでしょう?
「路地裏」と「路地」って何が違うんでしょう?
なんなら「裏路地」なんていう言葉もありますね。
ということで、それぞれ違いを調べてみました。
 
路地:建物と建物との間の狭い道。
路地裏:路地をはいり込んだ、表通りに面していない所。
裏路地:大通りの裏手などにある細い通路。目立たないところにある路地。
(weblio国語辞典より抜粋)
 
つまり、建物と建物の間の狭い道を「路地」、路地のうち目立たないところにあるものを「裏路地」、「路地」や「裏路地」を通ってさらに入り込んだ通路を「路地裏」と呼ぶようです。
狭い道ひとつとってもこんなに細分化されているんですね。
街を歩くとき、道の見え方が変わりそうです。
 
僕は普段、よく路地を散歩します。
それは、行き交う人々、建物の年季、植え込みの草花…等々、一つとして同じ表情を見せることのない路地に想いを馳せるのが好きだからです。
看板のフォントや質感から街の歴史を想像したり、一見何の変哲もない通路にかつて川だった痕跡が残っていたりと、街が持つさまざまな情報を汲み取れるのが路地散策の面白いところだと思っています。
 
そんな路地散策の最中、ふと目に飛び込んだワンシーンから作詞や作曲のインスピレーションを得ることも多々あります。
本作「路地裏」も、実際に街を歩いて出会った路地裏の光景を浮かべながら書き進めた楽曲です。
身体で感じる季節や感覚を大切にしながら、新しい発見を求めて今日も路地を巡ります。
 
というわけで、今回は「路地裏」についてのお話でした。
3rd Single「路地裏」はMusic Videoも公開中です。
「路地」「路地裏」「裏路地」全てのロケーションを網羅した、情緒たっぷりの街歩きムービーとなっていますので、BenlouオフィシャルYouTubeチャンネルからぜひご覧ください!
 
それではまた。

<Benlou・仙田和輝>



◆紹介曲「路地裏
作詞:仙田和輝
作曲:仙田和輝

◆3rd Digital Single「路地裏」
2022年12月21日発売
配信サービス一覧:https://benlou.lnk.to/kemuri

 
◆1st Digital EP『煙』
2023年2月1日発売