2024年4月3日に“ゴホウビ”が1st EP『GOHOBI QUATTRO -sweet-』をリリースしました。メジャー1作目となる本作は「一糸まとわぬアイを見せてよ」「なんぼのもんじゃい」「ラブシャッフル」「MOKE MOKE」など、全曲勝負曲の6曲入りEP。男女混声豆腐メンタル4人組バンド、ゴホウビの名刺がわりのような作品となっております。
さて、今日のうたでは“ゴホウビ”のスージーによる歌詞エッセイを3週連続でお届け! 最終回は収録曲「ヤコウチュウ」にまつわるお話です。常夜灯のなかで果てている虫に自身を重ねたその理由とは。そして、この曲に描いた想いは…。今回も音声版がございます。本人の朗読もお楽しみください!
寝るとき部屋真っ暗にするのが怖くて
常夜灯にするんですが、
ある日電気カバーの中にどっからともなくやってきた小さな虫が果てているのを見つけて。
それをボヤーっと眺めてたら、
わたしもこのコと一緒だなって思ったんです。
「好きなことをしながら生きていく」
そう決断して上京しました。
現実はそう簡単じゃない。
覚悟したつもりでも
やっぱり不安は
憧れや夢や、ときめきや自信を食べていく。
一時、
ただ誰かが何気なく放った一言や
偶然流れてきた情報に、踊らされまくっているときがありました。
この人の言うことさえ聞いてればうまくいく、
なんてありえないのに。
「現状を打破したい、
自分の音楽捻じ曲げてでも。」
いつしか<希望に見えるもの>に縋っていました。
でも他人に認めてもらえないことより、結局自分を否定することの方が私にとってはよほど辛かったみたいで、
ある日惨めで情けなくなって、大の大人が夜道で大泣きしながら帰りました(笑)。
そんな日々を経て、
この先思うような結果が出なかったとしても
「これが自分の作品だ」と、心から言えるものを貫き続けてしんだ方がいい。
と、今なら100%本気でそう言えます!
いつもは大切な人たちを浮かべて歌詞を書きますが、
これは間違いなく自分の歌。
救いたいわけでもなく、
庇いたいわけでもなく、
鼓舞したいわけでもなく、
ただ自分を自画像のように書きました。
泣きながら帰った帰り道、
この曲を書くきっかけになった
ノートにメモした言葉です。
“光に群がるんじゃなくて
光放ちたい”
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とゆうことで、あっという間に3週目。
今回はこれで終わりです。
早いですね、時が経つのは。
私の住む街はあっという間に桜が散ってしまいました。4月はありがたいことに、ホビ活がたくさんスケジュールに入っていて目まぐるしいです。きっとこれを読んでいる方も、新年度、新学期、日々忙しく過ごしていることと思います。
今回は新しいEP『GOHOBI QUATTRO -sweet-』の中から3曲ピックアップしてエッセイを書かせていただいております。
朗読にもチャレンジさせてもらって、
下手な小芝居挟んでみたりして。
楽しかったです!
エッセイ、ホッとひと息つく時間になってたらいいなぁ。
今回は重めで息が詰まっちゃうかな。
すんません!最後なのに!
でもこれからも全部歌にしていきます。
それがあなたの心に共鳴したとしたら
ひとりじゃないってちょっと思えます。
歌ネットのエッセイ担当者さま、
また新しい作品出たら是非是非お願いします☆
読んでいただきありがとうございました。
ゴホウビのスージーでした!
またね~。
<ゴホウビ・スージー>
◆紹介曲「ヤコウチュウ」作詞:スージー
作曲:スージー
◆1st EP『GOHOBI QUATTRO -sweet-』
2024年4月3日発売
<収録曲>
M1.「MOKE MOKE」
M2.「ラブシャッフル」
M3.「なんぼのもんじゃい」
M4.「ヤコウチュウ」
M5.「一糸まとわぬアイを見せてよ」
M6.「好きな服」