全ては結局愛、なんだと。

 2024年7月17日に“湯木慧”が2年ぶりとなるニューアルバム『O』をリリース! 今作のキーワードとなっているのは<満足・満月・戦争・昔と現代・自己愛・輪>です。このアルバムを通じて、「満足」や「自己愛」といった“心層部”を描く楽曲から、「戦争」や「昔と現代」といった社会的なテーマを描く楽曲まで、一人(あなた)に向けたものから不特定多数に向けたものまで幅広いメッセージで構成されております。
 
 さて、今日のうたではそんな“湯木慧”による歌詞エッセイを3回に渡りお届け。今回が最終回です。綴っていただいたのは、収録曲「愛real life」にまつわるお話。仕事、恋愛、生活のなか、傷つけたり傷つけられたり、愛したり愛されたりしながら生きているあなたへ…。今回も音声版がございます。本人の朗読でもエッセイを受け取ってください。


湯木慧の朗読を聞く

皆様、初めまして。
湯木慧です。
 
今作最後のコラムはアルバム『O』から「愛real life」という曲について
言葉を書いてゆこうと思うのです。
 
初めて書いた英語の曲です。
色々思うことがあったり右往左往したりする仕事や生活の中で
心が解されてなんだか目が覚める、そんな曲
私、今後も、こういう曲、書いてゆきたいな、って気付かされるような曲になりました。
 
実はこの曲を作る前に、それ以外の曲をとある人に聞いてもらって
「これで、そうだな、もう1曲、目覚めのタイミングで聴きたい曲。
あと慧ちゃんのガッツリとして思いの入った曲があれば
私なら、よしこの曲たちでリリースしよう!と思うな」
と言葉をもらって。
そうして素直に作ったのがこの曲なのです。
 
傷つけたり傷つけられたり、愛したり愛されたり、色々大荒れの後の
曲です。鋭い重い言葉じゃなくて、ふわふわ包むような曲。
最後に愛は勝つ、じゃないけど、全ては結局愛、なんだと。
そう、うたって終わりたい。
いつだって。
 
 
 
というわけで今作アルバム『O』について3つコラムを書かせていただきました。
読んでくださった方、ありがとうございました。
2年ぶりにアルバムを出し、大きく私の気持ちも環境も変わりましたが
その全てが良い方向に向かっていると思います。
これからもより一層、“良い曲”書きます。
以後、お見知り置きを。
 
湯木慧でした。
 
<湯木慧>



◆紹介曲「愛real life
作詞:湯木慧
作曲:湯木慧

◆ニューアルバム『O』
2024年7月17日発売
 
<収録曲>
1.LOVE ME
2.輪
3.YOU
4.魚の僕には
5.331
6.春に僕はなくなる
7.愛real life