2025年2月26日に“ガラクタ”が新作EP『雨のち君で晴れに変わる』をリリースしました。全6曲入りとなっており、映画『フグとタコと僕らのミライ』主題歌「ボーイズアンドガールズ」、山本舞香主演、堤幸彦原案&演出、中京テレビ開局55周年記念ドラマ『令和の三英傑!』主題歌「あくびがうつる」など、ガラクタ初の映画、ドラマ主題歌に加え、新曲2曲を含む全6曲を収録されています。
さて、今日のうたではそんな“ガラクタ”のはる(Vo&Gt)による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、収録曲「一目惚れ」「あくびがうつる」「ボーイズアンドガールズ」のお話です。それぞれの楽曲に込めた想いや、まつわるエピソードを歌詞と併せてお楽しみください。
自分の内面を書くことは好きではないです。
なぜなら恥ずかしいから!
自分がどんな人間なのか見透かされる気がして、歌詞にするのは大抵妄想上の誰か。
ペルソナを作って、そいつになりきって歌詞を書いてます。
・男子
・高校一年生
・帰宅部
・恋愛経験少なめ
・趣味に没頭
...
どんどん書き出していって、
いやこれ俺じゃね?
こうなってしまったからにはしょうがない。
と、「一生片思い」ぶりに、自分から素直に出てくる言葉で、「一目惚れ」の歌詞を書きました。
春のせいにしたり、未来でもう一度会いたいとか、逃げてばかりですが、いつか練りに練った脚本通り、話しかけれたらいいですね、、
EPのリリースが決まってから、納期の最後の最後まで作っていて、過去イチ自信がある、と言っていいほどの楽曲になっています。「一目惚れ」をEPの一曲目に持ってくることは、勇気のいる決断でしたが、6曲を通して、今のガラクタを知ってもらえる名刺的な1枚になったと思います。ぜひ6曲通してお楽しみください!
「両思いだとあくびがうつるらしいよ!」
って小学生のときの噂を思い出した。
恥ずかしながら、当時の自分は、無理矢理にでも好きな人と同じタイミングであくびしてやろうと思ってた時期もあるくらいで、、
実際に、あくびは、親しい人ほど、その相手に対する共感や関心が高ければ高いほど、うつりやすい、という研究結果が出ている、らしい。
これほど幸せな自然現象って他にある?
「あくびがうつる」というタイトルだけで幸せだ、と断定できるほど、素敵な言葉を思い出させてくれた小3の俺ありがとう。
ガラクタ初となるドラマ主題歌の書き下ろし楽曲で、メンバーと話した夢の一つでもありました。より一層、気の引き締まる思いで、楽曲制作に挑みました。イントロのギターリフなど、歌詞だけではない部分で、火照ってしまうくらい暖かい楽曲を作れたかな、と思います。
あくびがうつるくらい大切な人を思い浮かべて聴いてください!
3月で大学を卒業し、4月から晴れて正真正銘の「バンドマン」となる。今までは、両方の甘い蜜を吸って生活していた。
大学の卒業制作があるから、曲作らないといけないから、何をやるにしても自分の中で言い訳してた。
この春から、周りの友達はみんな就職して、「社会人」になる。
俺は「バンドマン」になれているのだろうか。
初めてエレキギターをアンプに繋げて、スタジオで歌った日
初めてオリジナルの曲を作って、メンバーに聴かせた日
初めてステージに立って、お客さんの目を見て歌った日
きっと側から見たら、バンドマン以外の何者でもないだろう。
輝ける場所は人それぞれ。
そんな場所に巡り会えるか、今ある環境をその場所にするか。
俺は今、巡り会えてる気がする、そんな幸せなことは他にない、正真正銘のバンドマンになれるよう、これからも曲を作り続けます!
<ガラクタ・はる(Vo&Gt)>
◆新作EP『雨のち君で晴れに変わる』
2025年2月26日発売
<収録曲>
01.一目惚れ
02.あくびがうつる
03.したいことリスト
04.デートしよ!
05.ボーイズアンドガールズ
06.愛してるだけ