最終便まで雪の札幌 公園通り 肩をたたいた 懐かしい奴 笑う目尻に 増えたなシワが おまえらしい いい顔さ 最終便まで つきあうよ 久しぶりに 話そう ちょっと翼をやすめて 夜のすすきの 馴染みの店に 腰をおろせば ほろ苦い味 いつもおまえと 飲んだな此処で 好きなあの娘を 誘っては 最終便まで 休まずに 飛び続ける 俺たち いつか飛べなくなるまで 帰る東京 おまえの暮らし 北の匂いを 忘れてないか 今度一箱 送ってやるよ 寒い街の ぬくいもの 最終便まで もう少し 飲み干そうよ 想い出 胸の翼をたたんで | 香田晋 | うえだもみじ | 田尾将実 | 竜崎孝路 | 雪の札幌 公園通り 肩をたたいた 懐かしい奴 笑う目尻に 増えたなシワが おまえらしい いい顔さ 最終便まで つきあうよ 久しぶりに 話そう ちょっと翼をやすめて 夜のすすきの 馴染みの店に 腰をおろせば ほろ苦い味 いつもおまえと 飲んだな此処で 好きなあの娘を 誘っては 最終便まで 休まずに 飛び続ける 俺たち いつか飛べなくなるまで 帰る東京 おまえの暮らし 北の匂いを 忘れてないか 今度一箱 送ってやるよ 寒い街の ぬくいもの 最終便まで もう少し 飲み干そうよ 想い出 胸の翼をたたんで |
酒場の金魚金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ 金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ 酒場の金魚 夜まで泳ぐ ひらひらと 眠りを忘れ あいつがだます あの娘が泣いた そんな話に聞き飽きて 今夜もゆっくり宙返り 金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ 金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ どなたが置いた いつからいるの ライトの下で ただ泳ぐだけ あいつが歌う あの娘が笑う たった一人の客だけで 退屈しのぎに宙返り 金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ 金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ あいつが逃げる あの娘がすがる 嘘か真実かわからずに あぶくを吹き吹き宙返り 金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ 金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ 金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ 金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ | 香田晋 | 阿久悠 | 三木たかし | | 金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ 金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ 酒場の金魚 夜まで泳ぐ ひらひらと 眠りを忘れ あいつがだます あの娘が泣いた そんな話に聞き飽きて 今夜もゆっくり宙返り 金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ 金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ どなたが置いた いつからいるの ライトの下で ただ泳ぐだけ あいつが歌う あの娘が笑う たった一人の客だけで 退屈しのぎに宙返り 金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ 金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ あいつが逃げる あの娘がすがる 嘘か真実かわからずに あぶくを吹き吹き宙返り 金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ 金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ 金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ 金魚 金魚… 酒場の隅でマッカッカ |
嵯峨野雨情これが最後と 我がまま言って あなたを誘った 古都の旅 日暮れの嵯峨野 肩寄せ行けば 罪なおんなを 責めるよに 竹の小径に あゝ 雨が降る 出来ることなら あなたを奪い いのちを絶ちたい この宿で やさしい腕に 手まくらされて 眠れないまま みる窓辺 泣いているよな あゝ 京の雨 悪いおんなと わかっています それでもあなたが 欲しかった 別れの傘を ふたりでさせば 恋の想い出 濡らすよに 苔(こけ)の庵(いおり)に あゝ 雨が降る | 香田晋 | 仁井谷俊也 | 市川昭介 | | これが最後と 我がまま言って あなたを誘った 古都の旅 日暮れの嵯峨野 肩寄せ行けば 罪なおんなを 責めるよに 竹の小径に あゝ 雨が降る 出来ることなら あなたを奪い いのちを絶ちたい この宿で やさしい腕に 手まくらされて 眠れないまま みる窓辺 泣いているよな あゝ 京の雨 悪いおんなと わかっています それでもあなたが 欲しかった 別れの傘を ふたりでさせば 恋の想い出 濡らすよに 苔(こけ)の庵(いおり)に あゝ 雨が降る |
さすらいの旅路おまえの面影 こころに抱いて 北の宗谷に ひとり来た 岬は途切れて 海になり さすらう旅路の 行き止まり 別れのつらさを 顔にもださず 無理に微笑(わら)った 片えくぼ 男の弱さと いくじなさ 今でも詫びてる 悔やんでる 群れからはぐれた 海鳥さえも 帰る故郷は あるものを 夕陽に染まった 海峡に おまえの倖せ 祈るだけ | 香田晋 | 仁井谷俊也 | 四方章人 | 南郷達也 | おまえの面影 こころに抱いて 北の宗谷に ひとり来た 岬は途切れて 海になり さすらう旅路の 行き止まり 別れのつらさを 顔にもださず 無理に微笑(わら)った 片えくぼ 男の弱さと いくじなさ 今でも詫びてる 悔やんでる 群れからはぐれた 海鳥さえも 帰る故郷は あるものを 夕陽に染まった 海峡に おまえの倖せ 祈るだけ |
シャボン玉フワリフワリ フワ フワ フワフワ シャボン玉 プゥーッとふくれて フワフワ パチンと消える 軽く 高く 丸く 明るく やさしく 七色に輝く時がある フワリ フワ フワ フワフワ フワリ フワ フワ フワフワ シャボン玉 フワフワ フワリ フワ フワ フワフワ シャボン玉 スゥーッと流れて フワフワ フワリと止まる 軽く 高く 丸く 明るく やさしく 華やかに輝く時が来る フワリ フワ フワ フワフワ フワリ フワ フワ フワフワ シャボン玉 フワフワ フワリ フワ フワ フワフワ シャボン玉 フワーッと浮かんで フワフワ ふるえて光る 軽く 高く 丸く 明るく やさしく 美しく輝く時のため フワリ フワ フワ フワフワ フワリ フワ フワ フワフワ シャボン玉 フワフワ | 香田晋 | 青島幸男 | 三木たかし | | フワリ フワ フワ フワフワ シャボン玉 プゥーッとふくれて フワフワ パチンと消える 軽く 高く 丸く 明るく やさしく 七色に輝く時がある フワリ フワ フワ フワフワ フワリ フワ フワ フワフワ シャボン玉 フワフワ フワリ フワ フワ フワフワ シャボン玉 スゥーッと流れて フワフワ フワリと止まる 軽く 高く 丸く 明るく やさしく 華やかに輝く時が来る フワリ フワ フワ フワフワ フワリ フワ フワ フワフワ シャボン玉 フワフワ フワリ フワ フワ フワフワ シャボン玉 フワーッと浮かんで フワフワ ふるえて光る 軽く 高く 丸く 明るく やさしく 美しく輝く時のため フワリ フワ フワ フワフワ フワリ フワ フワ フワフワ シャボン玉 フワフワ |
修善寺しぐれひとりで倖せ 掴んでくれと なんで悲しい ことを云う 想い出訪ねる 伊豆の旅 このまま別れに なるのでしょうか こころ泣かせる… 修善寺しぐれ 笹の葉ゆらして そぼ降る雨が 胸の淋(さび)しさ つのらせる ふたりで歩いた 竹林(たけ)の道 あの日のやさしさ いつわりですか 傘を濡らして… 修善寺しぐれ 運命(さだめ)という名の おんなの川は どこへ流れる 桂川(かつらがわ) みれんが深まる 朱(あか)い橋 あきらめきれない あなたが欲しい 夢を見させて… 修善寺しぐれ | 香田晋 | 仁井谷俊也 | 四方章人 | 南郷達也 | ひとりで倖せ 掴んでくれと なんで悲しい ことを云う 想い出訪ねる 伊豆の旅 このまま別れに なるのでしょうか こころ泣かせる… 修善寺しぐれ 笹の葉ゆらして そぼ降る雨が 胸の淋(さび)しさ つのらせる ふたりで歩いた 竹林(たけ)の道 あの日のやさしさ いつわりですか 傘を濡らして… 修善寺しぐれ 運命(さだめ)という名の おんなの川は どこへ流れる 桂川(かつらがわ) みれんが深まる 朱(あか)い橋 あきらめきれない あなたが欲しい 夢を見させて… 修善寺しぐれ |
白川郷天生峠(あもうとうげ) あの人越えて 帰らぬままに ふた冬過ぎる 父の顔 知らない乳児(やや)を背におって 雪の白山(はくさん) 掌(て)を合わす 女哀しや 白川結(ゆい)の郷(さと) 春駒(はるこま)の お囃子空に あの人想えば 恋しさつのる であい橋 ふたりをなぜに逢わせたか 薄い緑に しのび泣く 女哀しや 白川結(ゆい)の郷(さと) 御母衣(みぼろ)ダム 湖底(こてい)の村よ 荘川桜(しょうかわざくら)が 涙に霞(かす)む まだ切れぬ 心の糸を信じつつ 雪の白山(はくさん) 掌(て)を合わす 女哀しや 白川結(ゆい)の郷(さと) | 香田晋 | たかたかし | 四方章人 | 南郷達也 | 天生峠(あもうとうげ) あの人越えて 帰らぬままに ふた冬過ぎる 父の顔 知らない乳児(やや)を背におって 雪の白山(はくさん) 掌(て)を合わす 女哀しや 白川結(ゆい)の郷(さと) 春駒(はるこま)の お囃子空に あの人想えば 恋しさつのる であい橋 ふたりをなぜに逢わせたか 薄い緑に しのび泣く 女哀しや 白川結(ゆい)の郷(さと) 御母衣(みぼろ)ダム 湖底(こてい)の村よ 荘川桜(しょうかわざくら)が 涙に霞(かす)む まだ切れぬ 心の糸を信じつつ 雪の白山(はくさん) 掌(て)を合わす 女哀しや 白川結(ゆい)の郷(さと) |
すまなかったね男の夢と 女の夢は 背中あわせと 泣くおまえ すまない ゝ すまなかったね 弱いからだに 無理をして 今日までついて 来てくれたのか 夢追いびとは 世渡り下手と いつもかばって くれたひと すまない ゝ すまなかったね いやなことだけ 押しつけて いい子になって いた俺だった 化粧を捨てた さびしい顔に のぞく疲れは 誰のせい? すまない ゝ すまなかったね かげで流した その涙 今度は俺が ふいてやろうよ | 香田晋 | 水木かおる | 遠藤実 | | 男の夢と 女の夢は 背中あわせと 泣くおまえ すまない ゝ すまなかったね 弱いからだに 無理をして 今日までついて 来てくれたのか 夢追いびとは 世渡り下手と いつもかばって くれたひと すまない ゝ すまなかったね いやなことだけ 押しつけて いい子になって いた俺だった 化粧を捨てた さびしい顔に のぞく疲れは 誰のせい? すまない ゝ すまなかったね かげで流した その涙 今度は俺が ふいてやろうよ |
炭焼き源造村の源造は 炭焼き小屋で ひとり息子を ふと思う 山を嫌って 飛び出たが 都会(まち)の暮らしに 馴染んだか 汗を両手で 拭っては ひとり息子を ふと思う(源さん~) 村の源造は 昼飯ひろげ 末の娘を 案じてる 悪い男に 騙されて 泣いていないか 街の隅 峠・吊り橋 手を振った 末の娘を 案じてる(源さん~) 村の源造は 鐘の音聞いて 炭を背に背負い 歩きだす 嬶(かかあ)いま頃 鉄瓶で 酒をかわして いるだろな 沈む夕陽の 山の道 炭を背に背負い 歩きだす(源さん~) | 香田晋 | 仁井谷俊也 | 市川昭介 | | 村の源造は 炭焼き小屋で ひとり息子を ふと思う 山を嫌って 飛び出たが 都会(まち)の暮らしに 馴染んだか 汗を両手で 拭っては ひとり息子を ふと思う(源さん~) 村の源造は 昼飯ひろげ 末の娘を 案じてる 悪い男に 騙されて 泣いていないか 街の隅 峠・吊り橋 手を振った 末の娘を 案じてる(源さん~) 村の源造は 鐘の音聞いて 炭を背に背負い 歩きだす 嬶(かかあ)いま頃 鉄瓶で 酒をかわして いるだろな 沈む夕陽の 山の道 炭を背に背負い 歩きだす(源さん~) |
空飛ぶおたまじゃくしおいらは夢見るカエルの子 おたまじゃくしと申します 尾ひれをひらひら 振りながら 毎晩 空飛ぶ 夢を見る まんまる顔の お月様 必ずおいらは 逢いにゆく スイスイスイと この空を スイスイスイと 天高く カエルになって飛んでゆく おいらの渾名(アダナ)は玉ちゃんさ おたまじゃくしのアイドルさ 今夜もうっとり お月様 見上げて 空飛ぶ 夢を見る 飛んでは落ちる 池の中 あなたが笑って 見ていたよ スイスイスイと 信じれば スイスイスイと 飛べるのさ 輝く星の彼方まで こんなに好きでもダメなのか おたまじゃくしじゃ無理なのか 誰でもひとりじゃ 淋しいよ あなたもそうでしょ 雲の上 結婚しよう お月様 必ずおいらは 逢いにゆく スイスイスイと この空を スイスイスイと 天高く あなたに逢いに飛んでゆく カエルになって飛んでゆく | 香田晋 | 上田紅葉 | 花岡優平 | | おいらは夢見るカエルの子 おたまじゃくしと申します 尾ひれをひらひら 振りながら 毎晩 空飛ぶ 夢を見る まんまる顔の お月様 必ずおいらは 逢いにゆく スイスイスイと この空を スイスイスイと 天高く カエルになって飛んでゆく おいらの渾名(アダナ)は玉ちゃんさ おたまじゃくしのアイドルさ 今夜もうっとり お月様 見上げて 空飛ぶ 夢を見る 飛んでは落ちる 池の中 あなたが笑って 見ていたよ スイスイスイと 信じれば スイスイスイと 飛べるのさ 輝く星の彼方まで こんなに好きでもダメなのか おたまじゃくしじゃ無理なのか 誰でもひとりじゃ 淋しいよ あなたもそうでしょ 雲の上 結婚しよう お月様 必ずおいらは 逢いにゆく スイスイスイと この空を スイスイスイと 天高く あなたに逢いに飛んでゆく カエルになって飛んでゆく |
旅姿三人男清水港の 名物は お茶の香りと 男伊達 見たか聞いたか あの啖呵 粋な小政の 粋な小政の旅姿 富士の高嶺の 白雪が 解けて流れる 真清水(ましみず)で 男磨いた 勇み肌 なんで大政 なんで大政国を売る 腕と度胸じゃ 負けないが 人情からめば ついほろり 見えぬ片眼に 出る涙 森の石松 森の石松よい男 | 香田晋 | 宮本旅人 | 鈴木哲夫 | 池多孝春 | 清水港の 名物は お茶の香りと 男伊達 見たか聞いたか あの啖呵 粋な小政の 粋な小政の旅姿 富士の高嶺の 白雪が 解けて流れる 真清水(ましみず)で 男磨いた 勇み肌 なんで大政 なんで大政国を売る 腕と度胸じゃ 負けないが 人情からめば ついほろり 見えぬ片眼に 出る涙 森の石松 森の石松よい男 |
ちぎれ雲風の噂に 名前を聞けば いまでも ひとりで 暮らしていると 北国へ帰ろう 心を連れて ささやかな 倖せに 二度とはぐれずに ちぎれ雲 ちぎれ雲 お前を探しに 寒い心に 浮かべる笑顔 想い出 ばかりが 温かいから 北国へ帰ろう 昨日をすてて 苦労した その指を 二度と離さずに ちぎれ雲 ちぎれ雲 お前を探しに 生れ変わって お前の為に 泣かせた ぶんだけ 倖せきっと 北国へ帰ろう 悲しみ抱いて 遠まわり したけれど 二度とはぐれずに ちぎれ雲 ちぎれ雲 お前を探しに | 香田晋 | 荒木とよひさ | 深谷昭 | 前田俊明 | 風の噂に 名前を聞けば いまでも ひとりで 暮らしていると 北国へ帰ろう 心を連れて ささやかな 倖せに 二度とはぐれずに ちぎれ雲 ちぎれ雲 お前を探しに 寒い心に 浮かべる笑顔 想い出 ばかりが 温かいから 北国へ帰ろう 昨日をすてて 苦労した その指を 二度と離さずに ちぎれ雲 ちぎれ雲 お前を探しに 生れ変わって お前の為に 泣かせた ぶんだけ 倖せきっと 北国へ帰ろう 悲しみ抱いて 遠まわり したけれど 二度とはぐれずに ちぎれ雲 ちぎれ雲 お前を探しに |
手酌酒惚れちゃいけない 人でした 見てはいけない 夢でした 命まるごと 信じてた 信じてた 馬鹿よバカバカ 馬鹿なのね 馬鹿でした 女心の傷あとに 流す涙の 手酌酒 離さないよと 抱いた人 燃えて酔わせて 消えた人 男心も 知らないで 知らないで 馬鹿よバカバカ 馬鹿なのね 馬鹿でした にくい嘘さえ 恋しくて 未練悲しい 手酌酒 飲めば尚さら つらくなる 酔えば 逢いたく なるばかり 二度と帰らぬ恋なのに 恋なのに 馬鹿よバカバカ 馬鹿なのね 馬鹿でした 女ひとりの 淋しさに すがる夜更けの 手酌酒 | 香田晋 | 下地亜記子 | 岸本健介 | | 惚れちゃいけない 人でした 見てはいけない 夢でした 命まるごと 信じてた 信じてた 馬鹿よバカバカ 馬鹿なのね 馬鹿でした 女心の傷あとに 流す涙の 手酌酒 離さないよと 抱いた人 燃えて酔わせて 消えた人 男心も 知らないで 知らないで 馬鹿よバカバカ 馬鹿なのね 馬鹿でした にくい嘘さえ 恋しくて 未練悲しい 手酌酒 飲めば尚さら つらくなる 酔えば 逢いたく なるばかり 二度と帰らぬ恋なのに 恋なのに 馬鹿よバカバカ 馬鹿なのね 馬鹿でした 女ひとりの 淋しさに すがる夜更けの 手酌酒 |
東京ではめずらしい四月の雪東京ではめずらしい四月の雪 桜の花が身を縮め 嘘つく春を怨んでる ようやく二人に陽がさして 希望が少し見えたのに この大雪はなんだろう どういう占いか 春よ春よ春よここにいて 春よ春よ若い二人をあたためて 雪にまぎれて心の花を 春よ春よどうか散らさないで 東京ではめずらしい四月の雪 小犬のようにはしゃぐには からだが少しやせ過ぎた 小さな窓から見渡せば 眩しく光る銀世界 この明るさをどうしよう 夢見ていいだろか 春よ春よ春よ行かないで 春よ春よ花と緑を持って来て 雪の景色で心の色を 春よ春よ消してしまわないで 春よ春よ春よここにいて 春よ春よ若い二人をあたためて | 香田晋 | 阿久悠 | 三木たかし | 若草恵 | 東京ではめずらしい四月の雪 桜の花が身を縮め 嘘つく春を怨んでる ようやく二人に陽がさして 希望が少し見えたのに この大雪はなんだろう どういう占いか 春よ春よ春よここにいて 春よ春よ若い二人をあたためて 雪にまぎれて心の花を 春よ春よどうか散らさないで 東京ではめずらしい四月の雪 小犬のようにはしゃぐには からだが少しやせ過ぎた 小さな窓から見渡せば 眩しく光る銀世界 この明るさをどうしよう 夢見ていいだろか 春よ春よ春よ行かないで 春よ春よ花と緑を持って来て 雪の景色で心の色を 春よ春よ消してしまわないで 春よ春よ春よここにいて 春よ春よ若い二人をあたためて |
殿がたよお戯れはなし殿がたよ お戯れはなし 殿がたよ お戯れはなし 正直言って わたしはゆらゆら あなたにかかれば ひとひねり 手玉に取られ 振り回されて 上から下まで 思うまま そもそも愛とは なんですか 心が先ですか 躰が先ですか それとも両方 一ぺんですか 殿がたよ お戯れはなし 殿がたよ お戯れはなし 口惜しいけれど わたしはくらくら あなたにすっかり まいってる たくみな嘘に 妖しい夢に ひかれて溺れて のめりこむ そもそも愛とは なんですか 男のせいですか 女のせいですか それとも両方 半々ですか 殿がたよ お戯れはなし 殿がたよ お戯れはなし そもそも愛とは なんですか 心が先ですか 躰が先ですか それとも両方 一ぺんですか 殿がたよ お戯れはなし 殿がたよ お戯れはなし | 香田晋 | 千家和也 | 幸耕平 | | 殿がたよ お戯れはなし 殿がたよ お戯れはなし 正直言って わたしはゆらゆら あなたにかかれば ひとひねり 手玉に取られ 振り回されて 上から下まで 思うまま そもそも愛とは なんですか 心が先ですか 躰が先ですか それとも両方 一ぺんですか 殿がたよ お戯れはなし 殿がたよ お戯れはなし 口惜しいけれど わたしはくらくら あなたにすっかり まいってる たくみな嘘に 妖しい夢に ひかれて溺れて のめりこむ そもそも愛とは なんですか 男のせいですか 女のせいですか それとも両方 半々ですか 殿がたよ お戯れはなし 殿がたよ お戯れはなし そもそも愛とは なんですか 心が先ですか 躰が先ですか それとも両方 一ぺんですか 殿がたよ お戯れはなし 殿がたよ お戯れはなし |
とまり木舟ふたりでいても 寒いのに 話し相手は お酒だけ ゆらりゆらゆら… とまり木舟で 酔えばこころに こぼれる未練 あなた今頃 誰と飲む 誰と飲む 強がり言えば 泣けてくる 無理に忘れりゃ なお辛(つら)い ゆらりゆらゆら… とまり木舟で グラス揺らせば 面影ばかり 酒よ今夜は なぐさめて なぐさめて 愛しい男(ひと)の ぬくもりを 抱いて待つ身の やるせなさ ゆらりゆらゆら… とまり木舟で 漕いでゆきたい あなたの胸に おんな一途の 恋だから 恋だから | 香田晋 | 仁井谷俊也 | 叶弦大 | 南郷達也 | ふたりでいても 寒いのに 話し相手は お酒だけ ゆらりゆらゆら… とまり木舟で 酔えばこころに こぼれる未練 あなた今頃 誰と飲む 誰と飲む 強がり言えば 泣けてくる 無理に忘れりゃ なお辛(つら)い ゆらりゆらゆら… とまり木舟で グラス揺らせば 面影ばかり 酒よ今夜は なぐさめて なぐさめて 愛しい男(ひと)の ぬくもりを 抱いて待つ身の やるせなさ ゆらりゆらゆら… とまり木舟で 漕いでゆきたい あなたの胸に おんな一途の 恋だから 恋だから |
何処へ旅の鴎が 探す港は 北の風が吹くところ 岬のはずれ 噂ばかりが 耳に届いて 追えば まぼろしのように かき消えている 何処へ 何処へ向う 紅いくちびる噛んで 何処へ 何処へつづく この旅のはては アアア アアア 何処へ 海は日ぐれて 漁火ゆれて 今宵夢を見る宿は 波音ばかり 胸を焦がした恋の想い出 抱けば ほろほろと泣けて 枕を濡らす 何処へ 何処へ向う 黒い瞳を燃やし 何処へ 何処へつづく この恋のみちは アアア アアア 何処へ 何処へ 何処へ向う 黒い瞳を燃やし 何処へ 何処へつづく この恋のみちは アアア アアア 何処へ | 香田晋 | 阿久悠 | 浜圭介 | 竜崎孝路 | 旅の鴎が 探す港は 北の風が吹くところ 岬のはずれ 噂ばかりが 耳に届いて 追えば まぼろしのように かき消えている 何処へ 何処へ向う 紅いくちびる噛んで 何処へ 何処へつづく この旅のはては アアア アアア 何処へ 海は日ぐれて 漁火ゆれて 今宵夢を見る宿は 波音ばかり 胸を焦がした恋の想い出 抱けば ほろほろと泣けて 枕を濡らす 何処へ 何処へ向う 黒い瞳を燃やし 何処へ 何処へつづく この恋のみちは アアア アアア 何処へ 何処へ 何処へ向う 黒い瞳を燃やし 何処へ 何処へつづく この恋のみちは アアア アアア 何処へ |
泣かせはしない体ひとつで 来てくれないか こんな俺でも よかったら 雪どけ水より きれいな愛情 俺には過ぎた お前だが 言えることばは ただひとつ 苦労はさせても 泣かせはしない すねる女の 可愛さよりも 尽くす女の いじらしさ 溜ったほこりは 叩いて捨てて お前とならば 出直せる 殺し文句じゃ ないけれど お前の明日を あずけてくれよ 三つ重ねた 盃ごとは 今の俺には 無理だけど 一緒に歩いて 行く気があれば この酒受けて くれないか 気障な台詞は 苦手だが 苦労はさせても 泣かせはしない | 香田晋 | 松井由利夫 | 岸本健介 | | 体ひとつで 来てくれないか こんな俺でも よかったら 雪どけ水より きれいな愛情 俺には過ぎた お前だが 言えることばは ただひとつ 苦労はさせても 泣かせはしない すねる女の 可愛さよりも 尽くす女の いじらしさ 溜ったほこりは 叩いて捨てて お前とならば 出直せる 殺し文句じゃ ないけれど お前の明日を あずけてくれよ 三つ重ねた 盃ごとは 今の俺には 無理だけど 一緒に歩いて 行く気があれば この酒受けて くれないか 気障な台詞は 苦手だが 苦労はさせても 泣かせはしない |
ネオン舟荷物まとめて ヒールを下げて あいそつかして 別れてきたが 時にはあなたの 無邪気な寝顔が じんとしみるよ なつかしい 東京へ 大阪へ 函館へ 妻という名の港から 遠くはぐれた ネオン舟 星の数より 涙の数が 多い世間に つめたくされりゃ 「戻って来いよ」と やさしいあなたの 声が聞こえる 夜もある 酔いどれの 嘘つきの ろくでなし 浮かれカモメにひきずられ 花の盛りを ネオン舟 十九、はたちの 若い子たちが 「男ぎらい」と あだ名をつける 淋しい恋なら ひとりでいるほが いっそ気楽と 笑うけど アイちゃんも ヒロちゃんも ケイちゃんも 女ごころのはかなさに 話合わせる ネオン舟 | 香田晋 | 喜多條忠 | 叶弦大 | 桜庭伸幸 | 荷物まとめて ヒールを下げて あいそつかして 別れてきたが 時にはあなたの 無邪気な寝顔が じんとしみるよ なつかしい 東京へ 大阪へ 函館へ 妻という名の港から 遠くはぐれた ネオン舟 星の数より 涙の数が 多い世間に つめたくされりゃ 「戻って来いよ」と やさしいあなたの 声が聞こえる 夜もある 酔いどれの 嘘つきの ろくでなし 浮かれカモメにひきずられ 花の盛りを ネオン舟 十九、はたちの 若い子たちが 「男ぎらい」と あだ名をつける 淋しい恋なら ひとりでいるほが いっそ気楽と 笑うけど アイちゃんも ヒロちゃんも ケイちゃんも 女ごころのはかなさに 話合わせる ネオン舟 |
ひとり寝涙 想い出 ぬくもり 未練 みんなあなたの 置土産(おきみやげ)です 今夜も 今夜も ひとり寝の 夢に出てきて 泣かせて消える 女いじめの 悪い人 つらい運命(さだめ)に もてあそばれて 何を支えに 生きたらいいの 今夜も 今夜も ひとり寝の 肩のすき間が あなたを呼ぶの 抱いて下さい もう一度 甘い言葉を あの優しさを 忘れさるには 百年かかる 今夜も 今夜も ひとり寝の 広い枕が 涙で重い 酒よ酔わせて ねむらせて | 香田晋 | 下地亜記子 | 杉原さとし | 池多孝春 | 涙 想い出 ぬくもり 未練 みんなあなたの 置土産(おきみやげ)です 今夜も 今夜も ひとり寝の 夢に出てきて 泣かせて消える 女いじめの 悪い人 つらい運命(さだめ)に もてあそばれて 何を支えに 生きたらいいの 今夜も 今夜も ひとり寝の 肩のすき間が あなたを呼ぶの 抱いて下さい もう一度 甘い言葉を あの優しさを 忘れさるには 百年かかる 今夜も 今夜も ひとり寝の 広い枕が 涙で重い 酒よ酔わせて ねむらせて |
北海おとこ船波を波をヨー 蹴散らしながら 夜明け間近の 海をゆく 親父ゆずりの 二代目船で 目指す漁場は オホーツク いのち元手に 度胸勝負だ 北海おとこ船 惚れて惚れてヨー 夫婦(めおと)になった 可愛い女房(おまえ)が 守護神(まもりがみ) 寄って来るなよ 知床カモメ 網を引く手に 邪魔になる 軋む船板 汗が飛び散る 北海おとこ船 浜で浜でヨー 篝火焚(かがりびた)いて 待っているだろ おふくろは 汐風(かぜ)にはためく 大漁旗が 俺の自慢さ 親孝行 夕陽背中に 帰る漁港(みなと)だ 北海おとこ船 | 香田晋 | 仁井谷俊也 | 大船わたる | | 波を波をヨー 蹴散らしながら 夜明け間近の 海をゆく 親父ゆずりの 二代目船で 目指す漁場は オホーツク いのち元手に 度胸勝負だ 北海おとこ船 惚れて惚れてヨー 夫婦(めおと)になった 可愛い女房(おまえ)が 守護神(まもりがみ) 寄って来るなよ 知床カモメ 網を引く手に 邪魔になる 軋む船板 汗が飛び散る 北海おとこ船 浜で浜でヨー 篝火焚(かがりびた)いて 待っているだろ おふくろは 汐風(かぜ)にはためく 大漁旗が 俺の自慢さ 親孝行 夕陽背中に 帰る漁港(みなと)だ 北海おとこ船 |
股旅ブルース待って 待ってと 追いすがる 初心(うぶ)な娘を ふりきって 風と一緒に 走ったら 野暮なとんびに 笑われた 何がおかしい なぜ笑う 意地を張るのがなぜ悪い シマの合羽を 羽にして 飛んで行ければいいけれど 股旅ブルース 二年ぶりなら 湯の宿で 無精髭など 剃り落とし 少しカタギの なりをして 村のはずれに 行ってみる 顔は見たいし 見ちゃならぬ あたりまえだよ 人の妻 三歩 歩いて 立ちどまり 空を仰げば 月も泣く 股旅ブルース (MATATABI MATATABI MATATABI) 花の季節も 笑わずに 月の見頃も 知らんふり 雪が舞い散る 時になり 人の情けを 思い出す 夜の冷たさ 身の寒さ 心凍らす 日の暮に 誰が歌うか 子守唄 せめて今夜は 夢を見る 股旅ブルース 何がおかしい なぜ笑う 意地を張るのがなぜ悪い シマの合羽を 羽にして 飛んで行ければいいけれど 股旅ブルース (MATATABI MATATABI) | 香田晋 | 阿久悠 | 三木たかし | 若草恵 | 待って 待ってと 追いすがる 初心(うぶ)な娘を ふりきって 風と一緒に 走ったら 野暮なとんびに 笑われた 何がおかしい なぜ笑う 意地を張るのがなぜ悪い シマの合羽を 羽にして 飛んで行ければいいけれど 股旅ブルース 二年ぶりなら 湯の宿で 無精髭など 剃り落とし 少しカタギの なりをして 村のはずれに 行ってみる 顔は見たいし 見ちゃならぬ あたりまえだよ 人の妻 三歩 歩いて 立ちどまり 空を仰げば 月も泣く 股旅ブルース (MATATABI MATATABI MATATABI) 花の季節も 笑わずに 月の見頃も 知らんふり 雪が舞い散る 時になり 人の情けを 思い出す 夜の冷たさ 身の寒さ 心凍らす 日の暮に 誰が歌うか 子守唄 せめて今夜は 夢を見る 股旅ブルース 何がおかしい なぜ笑う 意地を張るのがなぜ悪い シマの合羽を 羽にして 飛んで行ければいいけれど 股旅ブルース (MATATABI MATATABI) |
迷い道あなたについてきたわたし 急にさよなら言われたら 明日あさって西東 どこへ向かえばよいですか 北の岬で地図もなく ぬくもり思って すすり泣く 女18恋迷子 風に吹かれて凍えています 涙が凍って雪になり 二人歩いた足跡も消しました (おかけになった電話番号は 現在使われておりません) (おそれいりますが番号をお確かめになって おかけ直し下さい) あなたと見た夢の続き 探して続く一人旅 三日五ヶ月十五年 いつまで探せば会えますか 忘れるために恋をして 忘れられずに行き止まり 女22恋迷子 時の流れにおぼれています ため息こぼれて花が散り 二人が燃えた残り火を消しました ある日見かけた広い肩 あなたがつないだ小さな手 女25恋迷子 風に吹かれて凍えています いつまで幸せ迷い道 私の夢は木枯らしに散りました | 香田晋 | 澤本嘉光 | 海底二万哩 | 海底二万哩 | あなたについてきたわたし 急にさよなら言われたら 明日あさって西東 どこへ向かえばよいですか 北の岬で地図もなく ぬくもり思って すすり泣く 女18恋迷子 風に吹かれて凍えています 涙が凍って雪になり 二人歩いた足跡も消しました (おかけになった電話番号は 現在使われておりません) (おそれいりますが番号をお確かめになって おかけ直し下さい) あなたと見た夢の続き 探して続く一人旅 三日五ヶ月十五年 いつまで探せば会えますか 忘れるために恋をして 忘れられずに行き止まり 女22恋迷子 時の流れにおぼれています ため息こぼれて花が散り 二人が燃えた残り火を消しました ある日見かけた広い肩 あなたがつないだ小さな手 女25恋迷子 風に吹かれて凍えています いつまで幸せ迷い道 私の夢は木枯らしに散りました |
見返り花ひとりでだって 大丈夫よと 微笑ってみせた 別れぎわ そんな女の つよがりも 雨の街角 まがるまで 泣いていないか…… 見返り花よ わかってくれと 云うより先に この胸くんで くれたやつ つくすばかりで 痩せた肩 雨に打たせて どこへ行く 咲いて淋しい…… 見返り花よ おんな手ひとつ あの細腕に 巷の風は しみるだろ どんな生活(くらし)を しているか 雨の夕ぐれ しのび傘 行ってやりたい…… 見返り花よ | 香田晋 | 水木かおる | 遠藤実 | | ひとりでだって 大丈夫よと 微笑ってみせた 別れぎわ そんな女の つよがりも 雨の街角 まがるまで 泣いていないか…… 見返り花よ わかってくれと 云うより先に この胸くんで くれたやつ つくすばかりで 痩せた肩 雨に打たせて どこへ行く 咲いて淋しい…… 見返り花よ おんな手ひとつ あの細腕に 巷の風は しみるだろ どんな生活(くらし)を しているか 雨の夕ぐれ しのび傘 行ってやりたい…… 見返り花よ |
みちのく鯉次郎縞(しま)の合羽に 磐梯山(ばんだい)おろし 肌を突き刺す 猪苗代湖(いなわしろ) 義理のしがらみ 情けを捨てて 北へ流れる 流転笠 「ちょいとお待ちよ お若ぇの…」 男 みちのく 鯉次郎 蔵(くら)の喜多方(きたかた) 地酒を酌(く)めば 誰が唄うか 新相馬(しんそうま) 酔えば気になる 鳥追いおんな 惚れてどうなる 恋じゃなし 「ちょいとお待ちよ お若ぇの…」 男 みちのく 鯉次郎 月の月山(がっさん) いで湯の鳴子(なるこ) キラリ光るは 最上川 どうせ帰れぬ 故郷の空にゃ 明日(あす)も落葉と ふたりづれ 「ちょいとお待ちよ お若ぇの…」 男 みちのく 鯉次郎 | 香田晋 | 仁井谷俊也 | 叶弦大 | 南郷達也 | 縞(しま)の合羽に 磐梯山(ばんだい)おろし 肌を突き刺す 猪苗代湖(いなわしろ) 義理のしがらみ 情けを捨てて 北へ流れる 流転笠 「ちょいとお待ちよ お若ぇの…」 男 みちのく 鯉次郎 蔵(くら)の喜多方(きたかた) 地酒を酌(く)めば 誰が唄うか 新相馬(しんそうま) 酔えば気になる 鳥追いおんな 惚れてどうなる 恋じゃなし 「ちょいとお待ちよ お若ぇの…」 男 みちのく 鯉次郎 月の月山(がっさん) いで湯の鳴子(なるこ) キラリ光るは 最上川 どうせ帰れぬ 故郷の空にゃ 明日(あす)も落葉と ふたりづれ 「ちょいとお待ちよ お若ぇの…」 男 みちのく 鯉次郎 |
南の島~友へ~つらい顔するな 今夜はするな 「若い時は」なんて言わず 今を生きようぜ あの日の俺達に 伝えてやろうぜ まだまだ元気にしてると 20才の自分に 仕事に負けてなんかないよ 疲れてなんかいやしないよ だってこんな風に逢えるから 今夜も仲間と旨い酒を飲み 「頑張ろうな」と語り合う 今夜も仲間と南風感じ 「頑張ろうな」と唄い合う 今年も来れたな 南の島に 街のざわめきが緩やかに 波音に変わる 俺達は果てしない夢を まだ見続けるガキのままか 目だけ輝かせたガキのままか 今夜も仲間と旨い酒を飲み 「頑張ろうな」と語り合う 今夜も仲間と南風感じ 「頑張ろうな」と唄い合う また去年より1つだけ 年取ったなんて言うなよ 年取る分だけ絆が熱くなる 今夜は朝まで話そう ずっとずっと笑っていよう 仲間が戦場へ行く前に 今夜も仲間と旨い酒を飲み 「頑張ろうな」と語り合う 今夜も仲間と南風感じ 「頑張ろうな」と唄い合う 「頑張ろうな」と唄い合う | 香田晋 | 島田紳助 | 高原兄 | 岩室晶子 | つらい顔するな 今夜はするな 「若い時は」なんて言わず 今を生きようぜ あの日の俺達に 伝えてやろうぜ まだまだ元気にしてると 20才の自分に 仕事に負けてなんかないよ 疲れてなんかいやしないよ だってこんな風に逢えるから 今夜も仲間と旨い酒を飲み 「頑張ろうな」と語り合う 今夜も仲間と南風感じ 「頑張ろうな」と唄い合う 今年も来れたな 南の島に 街のざわめきが緩やかに 波音に変わる 俺達は果てしない夢を まだ見続けるガキのままか 目だけ輝かせたガキのままか 今夜も仲間と旨い酒を飲み 「頑張ろうな」と語り合う 今夜も仲間と南風感じ 「頑張ろうな」と唄い合う また去年より1つだけ 年取ったなんて言うなよ 年取る分だけ絆が熱くなる 今夜は朝まで話そう ずっとずっと笑っていよう 仲間が戦場へ行く前に 今夜も仲間と旨い酒を飲み 「頑張ろうな」と語り合う 今夜も仲間と南風感じ 「頑張ろうな」と唄い合う 「頑張ろうな」と唄い合う |
名月赤城山男ごころに 男が惚れて 意気がとけ合う 赤城山 澄んだ夜空の まんまる月に 浮世横笛 誰が吹く 意地の筋金 度胸のよさも いつか落目の 三度笠 云われまいぞえ やくざの果てと さとるわらじに 散る落葉 渡る雁がね 乱れてないて 明日はいずこの ねぐらやら 心しみじみ 吹く横笛に またも騒ぐか 夜半(よわ)の風 | 香田晋 | 矢島寵児 | 菊地博 | 池多孝春 | 男ごころに 男が惚れて 意気がとけ合う 赤城山 澄んだ夜空の まんまる月に 浮世横笛 誰が吹く 意地の筋金 度胸のよさも いつか落目の 三度笠 云われまいぞえ やくざの果てと さとるわらじに 散る落葉 渡る雁がね 乱れてないて 明日はいずこの ねぐらやら 心しみじみ 吹く横笛に またも騒ぐか 夜半(よわ)の風 |
ヤン衆丸背中にしぶきの花を刺し 大漁越こしの 酒をまく 網も新品なら のぞみもサラだ 俺とおまえの 人生を 賭けた門出の ヤン衆丸だよ 鱗を飛ばして はねまわる ホッケの顔みりゃ 気が勇む ここはオホーツク 氷の海だ ゆれる命を 負けん気が ぐっと支える 独航船[どっこうせん]だよ しっかり稼いで 帰るから 浮気をしないで 待ってろよ かわいいあの娘を 夕陽に呼べば 波が小判に 見えてくる 宝船なら ヤン衆丸だよ | 香田晋 | 星野哲郎 | 船村徹 | | 背中にしぶきの花を刺し 大漁越こしの 酒をまく 網も新品なら のぞみもサラだ 俺とおまえの 人生を 賭けた門出の ヤン衆丸だよ 鱗を飛ばして はねまわる ホッケの顔みりゃ 気が勇む ここはオホーツク 氷の海だ ゆれる命を 負けん気が ぐっと支える 独航船[どっこうせん]だよ しっかり稼いで 帰るから 浮気をしないで 待ってろよ かわいいあの娘を 夕陽に呼べば 波が小判に 見えてくる 宝船なら ヤン衆丸だよ |
ゆうやけ湯気にくもる 富士を背に 気分は日本一 一人暮らしも慣れた せんとうの帰り道 きのう着いたばかり おふくろの小包には おせっかいのついでに 石けんひとつ 夕日赤い阿佐ヶ谷あたり 石けんのにおい 夕日赤い阿佐ヶ谷あたり 石けんのにおい 近所の子供が 自転車で 塾から帰るころ 一人暮らしも慣れた 酒屋へ向かう道 飲みすぎちゃ 駄目だと いつもおばさん 口癖 くにのおふくろと同じ 笑顔でほほえむ 夕日赤い阿佐ヶ谷あたり ふるさとのにおい 夕日赤い阿佐ヶ谷あたり ふるさとのにおい きのう着いたばかり おふくろの小包には おせっかいのついでに 石けんひとつ 夕日赤い阿佐ヶ谷あたり 石けんのにおい 夕日赤い阿佐ヶ谷あたり 石けんのにおい | 香田晋 | 疋田学 | 村下孝蔵 | | 湯気にくもる 富士を背に 気分は日本一 一人暮らしも慣れた せんとうの帰り道 きのう着いたばかり おふくろの小包には おせっかいのついでに 石けんひとつ 夕日赤い阿佐ヶ谷あたり 石けんのにおい 夕日赤い阿佐ヶ谷あたり 石けんのにおい 近所の子供が 自転車で 塾から帰るころ 一人暮らしも慣れた 酒屋へ向かう道 飲みすぎちゃ 駄目だと いつもおばさん 口癖 くにのおふくろと同じ 笑顔でほほえむ 夕日赤い阿佐ヶ谷あたり ふるさとのにおい 夕日赤い阿佐ヶ谷あたり ふるさとのにおい きのう着いたばかり おふくろの小包には おせっかいのついでに 石けんひとつ 夕日赤い阿佐ヶ谷あたり 石けんのにおい 夕日赤い阿佐ヶ谷あたり 石けんのにおい |
雪次郎鴉酒と女と 喧嘩が好きで ひとつおまけに お人好し 出世かみしも パラリと脱いで 羽もないのに 旅鴉 みぞれ舞い散る 甲州路 肩で風切る 雪次郎 バカは死ななきゃ アンア…アン直らねぇ 元(もと)をただせば 侍(さむらい)くずれ 野暮でござんす 言うじゃねぇ 可愛あの娘(こ)の 情けを蹴(け)って 捨てた故郷 両親(おや)の顔 脇差(どす)を抱き寝の 東海道 泣けてきやんす 雪次郎 バカは死ななきゃ アンア…アン直らねぇ 人の値うちを 表面(うわべ)で決める そんな世間は まっぴらさゆすり集(たかり)は 見棄(みす)てておけぬ 男一匹 暴れ旅 明日は木曽路か 中仙道 草鞋(わらじ)まかせの 雪次郎 バカは死ななきゃ アンア…アン直らねぇ オソマツ!! | 香田晋 | 下地亜記子 | 宮路オサム | | 酒と女と 喧嘩が好きで ひとつおまけに お人好し 出世かみしも パラリと脱いで 羽もないのに 旅鴉 みぞれ舞い散る 甲州路 肩で風切る 雪次郎 バカは死ななきゃ アンア…アン直らねぇ 元(もと)をただせば 侍(さむらい)くずれ 野暮でござんす 言うじゃねぇ 可愛あの娘(こ)の 情けを蹴(け)って 捨てた故郷 両親(おや)の顔 脇差(どす)を抱き寝の 東海道 泣けてきやんす 雪次郎 バカは死ななきゃ アンア…アン直らねぇ 人の値うちを 表面(うわべ)で決める そんな世間は まっぴらさゆすり集(たかり)は 見棄(みす)てておけぬ 男一匹 暴れ旅 明日は木曽路か 中仙道 草鞋(わらじ)まかせの 雪次郎 バカは死ななきゃ アンア…アン直らねぇ オソマツ!! |
雪次郎鴉(サーフィン・ヴァージョン)酒と女と 喧嘩が好きで ひとつおまけに お人好し 出世かみしも パラリと脱(ぬ)いで 羽もないのに 旅鴉 みぞれ舞い散る 甲州路 肩で風切る 雪次郎 バカは死ななきゃ アンア…アン直らねぇ 元(もと)をただせば 侍(さむらい)くずれ 野暮でござんす 言うじゃねぇ 可愛あの娘(こ)の 情けを蹴(け)って 捨てた故郷 両親(おや)の顔 脇差(どす)を抱き寝の 東海道 泣けてきやんす 雪次郎 バカは死ななきゃ アンア…アン直らねぇ 人の値うちを 表面(うわべ)で決める そんな世間は まっぴらさ ゆすり集(たかり)は 見棄(みす)てておけぬ 男一匹 暴れ旅 明日は木曽路か 中仙道 草鞋(わらじ)まかせの 雪次郎 バカは死ななきゃ アンア…アン直らねぇ サンキュー!! | 香田晋 | 下地亜記子 | 宮路オサム | | 酒と女と 喧嘩が好きで ひとつおまけに お人好し 出世かみしも パラリと脱(ぬ)いで 羽もないのに 旅鴉 みぞれ舞い散る 甲州路 肩で風切る 雪次郎 バカは死ななきゃ アンア…アン直らねぇ 元(もと)をただせば 侍(さむらい)くずれ 野暮でござんす 言うじゃねぇ 可愛あの娘(こ)の 情けを蹴(け)って 捨てた故郷 両親(おや)の顔 脇差(どす)を抱き寝の 東海道 泣けてきやんす 雪次郎 バカは死ななきゃ アンア…アン直らねぇ 人の値うちを 表面(うわべ)で決める そんな世間は まっぴらさ ゆすり集(たかり)は 見棄(みす)てておけぬ 男一匹 暴れ旅 明日は木曽路か 中仙道 草鞋(わらじ)まかせの 雪次郎 バカは死ななきゃ アンア…アン直らねぇ サンキュー!! |
夢いちどあなたと一緒に 暮らせたら わたしは死んでも 死んでもいいの ひとり紅ひく 夜ふけの酒場 逢いたいの… お酒にすがって ならべる愚痴は 馬鹿な女の 夢いちど あなたのやさしい 腕の中 もいちど甘えて 甘えてみたい 酔えばなおさら みれんがつのる 欲しいのよ… からだは冷えても こころが燃える 弱い女の 夢いちど あなたをどんなに うらんでも わたしは今でも 今でも好きよ 愛のかけらを つないでみても 辛いのよ… しあわせ信じて 涙を越えて 生きる女の 夢いちど | 香田晋 | 関口義明 | 花笠薫 | 前田俊明 | あなたと一緒に 暮らせたら わたしは死んでも 死んでもいいの ひとり紅ひく 夜ふけの酒場 逢いたいの… お酒にすがって ならべる愚痴は 馬鹿な女の 夢いちど あなたのやさしい 腕の中 もいちど甘えて 甘えてみたい 酔えばなおさら みれんがつのる 欲しいのよ… からだは冷えても こころが燃える 弱い女の 夢いちど あなたをどんなに うらんでも わたしは今でも 今でも好きよ 愛のかけらを つないでみても 辛いのよ… しあわせ信じて 涙を越えて 生きる女の 夢いちど |
酔うだけ酔わせてカスリ傷では なかったの 死ぬほどやせたの 悩んだの 淋しさせつなさ 哀しさを まぎらわす夜の ひとり酒 酔うだけ酔わせて 泣くだけ泣かせて 花から花への 憎い人 甘い想い出 ぬくもりで 抱かれたあの日が 胸をさす こんなに惚れさせ 燃えさせて 面影浮かぶ しのび酒 酔うだけ酔わせて 泣くだけ泣かせて 花から花への 罪な人 男心の 気まぐれを 信じた私が 馬鹿でした 恋などしないわ もう二度と 涙かつらい わかれ酒 酔うだけ酔わせて 泣くだけ泣かせて 花から花への 悪い人 | 香田晋 | 下地亜記子 | 岸本健介 | 前田俊明 | カスリ傷では なかったの 死ぬほどやせたの 悩んだの 淋しさせつなさ 哀しさを まぎらわす夜の ひとり酒 酔うだけ酔わせて 泣くだけ泣かせて 花から花への 憎い人 甘い想い出 ぬくもりで 抱かれたあの日が 胸をさす こんなに惚れさせ 燃えさせて 面影浮かぶ しのび酒 酔うだけ酔わせて 泣くだけ泣かせて 花から花への 罪な人 男心の 気まぐれを 信じた私が 馬鹿でした 恋などしないわ もう二度と 涙かつらい わかれ酒 酔うだけ酔わせて 泣くだけ泣かせて 花から花への 悪い人 |
夜の虹嘘でかざった やさしさだって 女にしたら いのち恋 憎めない 憎めない あなたのことは 信じたいのよあの夜の 火の恋を 胸から胸へ 胸から胸へ かけた女の あゝ夜の虹 背中あわせの ぬくもりだって あなたがいれば しあわせよ 忘れても 忘れても 恋しさつのる 泣いて甘えた腕まくら 夢ですか 秋から冬へ 秋から冬へ かけた女の あゝ夜の虹 遊びつかれた 子どものように 帰ればいいわ この胸に 生き甲斐よ 生き甲斐よ あなたのために つくしたいのよもう一度 愛いちず 胸から胸へ 胸から胸へ かけた女の あゝ夜の虹 | 香田晋 | 吉岡治 | 岡千秋 | 馬場良 | 嘘でかざった やさしさだって 女にしたら いのち恋 憎めない 憎めない あなたのことは 信じたいのよあの夜の 火の恋を 胸から胸へ 胸から胸へ かけた女の あゝ夜の虹 背中あわせの ぬくもりだって あなたがいれば しあわせよ 忘れても 忘れても 恋しさつのる 泣いて甘えた腕まくら 夢ですか 秋から冬へ 秋から冬へ かけた女の あゝ夜の虹 遊びつかれた 子どものように 帰ればいいわ この胸に 生き甲斐よ 生き甲斐よ あなたのために つくしたいのよもう一度 愛いちず 胸から胸へ 胸から胸へ かけた女の あゝ夜の虹 |
別れ化粧一度許した 素肌なら 外の人には 許しはしない 女のいのちは 操です 別れ化粧の 口紅は この世で添えない 名残(なごり)花 これが最後の 夜だから 酔うて情けに すがってみたい お酌をする手が 重くなる 別れ化粧の 裏側に 隠した涙を わかってね 妻と呼ばれる 夢も無く 仲を邪魔する 世間の憎さ どうして二人を いじめるの 別れ化粧の 切なさを あなたに抱かれて 忘れたい | 香田晋 | 石本美由起 | 岸本健介 | 馬場良 | 一度許した 素肌なら 外の人には 許しはしない 女のいのちは 操です 別れ化粧の 口紅は この世で添えない 名残(なごり)花 これが最後の 夜だから 酔うて情けに すがってみたい お酌をする手が 重くなる 別れ化粧の 裏側に 隠した涙を わかってね 妻と呼ばれる 夢も無く 仲を邪魔する 世間の憎さ どうして二人を いじめるの 別れ化粧の 切なさを あなたに抱かれて 忘れたい |
別れの海峡二度と後は ふりむかないわ 涙の区別(けじめ)も つきました 船が揺れれば こころも揺れる あれも夢なら これも夢 別れの海峡 海が哭(な)く すがりつくほど 遠くへ逃げる かぼそい女の 恋灯り 捨てて忘れた 面影なのに あれも夢なら これも夢 別れの海峡 海猫(ごめ)が哭く 髪のみだれを 押さえた指に 移り香かなしく にじむ紅 海は荒海 ちぎれる汽笛 あれも夢なら これも夢 別れの海峡 風が哭く | 香田晋 | 松井由利夫 | 市川昭介 | | 二度と後は ふりむかないわ 涙の区別(けじめ)も つきました 船が揺れれば こころも揺れる あれも夢なら これも夢 別れの海峡 海が哭(な)く すがりつくほど 遠くへ逃げる かぼそい女の 恋灯り 捨てて忘れた 面影なのに あれも夢なら これも夢 別れの海峡 海猫(ごめ)が哭く 髪のみだれを 押さえた指に 移り香かなしく にじむ紅 海は荒海 ちぎれる汽笛 あれも夢なら これも夢 別れの海峡 風が哭く |
私にだって私にだって いつかは来る来る 信じているの 女のしあわせ 傷つきよごれた この肌を 洗い清めて くれる人 そんな人が そんな人が きっと現われる 私にだって 私にだって この人こそは 私の命と すべてを賭けた 女の誠を わからずあなたは 去って行く すがりついたり するもんか! 泣きはしない 泣くもんか! 意地があるんだよ 私にだって 私にだって だまされながら いつしか夢見る 涙の彼方に 輝く星空 かくれて泣くのは つらいけど 空を仰いで 泣ける日が そんな時が そんな時が きっと訪れる 私にだって 私にだって | 香田晋 | 藤本卓也 | 藤本卓也 | 藤本卓也 | 私にだって いつかは来る来る 信じているの 女のしあわせ 傷つきよごれた この肌を 洗い清めて くれる人 そんな人が そんな人が きっと現われる 私にだって 私にだって この人こそは 私の命と すべてを賭けた 女の誠を わからずあなたは 去って行く すがりついたり するもんか! 泣きはしない 泣くもんか! 意地があるんだよ 私にだって 私にだって だまされながら いつしか夢見る 涙の彼方に 輝く星空 かくれて泣くのは つらいけど 空を仰いで 泣ける日が そんな時が そんな時が きっと訪れる 私にだって 私にだって |
渡り鳥 …北から南から…雨の札幌 女がひとり つららみたいに冷えた指 生まれさいはて稚内 十九過ぎから来たという あなたみたいな渡り鳥 惚れて苦労をしたという 雨の金沢 女がひとり 能登の匂いの汽車を待つ 輪島旅したあのひとが きっと帰りに寄るという あなたみたいな渡り鳥 だけど心があるという 雨の大阪 女がひとり 橋を渡って店に出る 雨の降る日は化粧して 紅も濃いめにひくという あなたみたいな渡り鳥 たまに惚れてもいいという 雨の倉敷 女がひとり 傘を斜めに川づたい はねの上った裾あげて 古い女とそっという あなたみたいな渡り鳥 泣いて待つのはいやという 雨の長崎 女がひとり 恋の迷路の石だたみ 白いコートの肩さえも ぬれて重たくなるという あなたみたいな渡り鳥 ついて行ってもいいという | 香田晋 | 阿久悠 | 三木たかし | | 雨の札幌 女がひとり つららみたいに冷えた指 生まれさいはて稚内 十九過ぎから来たという あなたみたいな渡り鳥 惚れて苦労をしたという 雨の金沢 女がひとり 能登の匂いの汽車を待つ 輪島旅したあのひとが きっと帰りに寄るという あなたみたいな渡り鳥 だけど心があるという 雨の大阪 女がひとり 橋を渡って店に出る 雨の降る日は化粧して 紅も濃いめにひくという あなたみたいな渡り鳥 たまに惚れてもいいという 雨の倉敷 女がひとり 傘を斜めに川づたい はねの上った裾あげて 古い女とそっという あなたみたいな渡り鳥 泣いて待つのはいやという 雨の長崎 女がひとり 恋の迷路の石だたみ 白いコートの肩さえも ぬれて重たくなるという あなたみたいな渡り鳥 ついて行ってもいいという |