実験中 何も苦に思わない何も彼(か)もおもしろい 僕はやりたいことをなすだけの研究者 絡まっているこの世の核心と目が合いそう あと一歩でもう僕が宇宙を統べちゃいそう 一日じゃ自分しか分からない 二日経ったら身内が嗅ぎ取る 三日を経て皆もおのずと悟る ファイト・オアー・フライト 至上の快楽が欲しい 相応の苦悩も求める 期待した通り戦略通り 今日も溢れるアドレナリン 気になっている彼奴(あいつ)の核心に手が触れそう 小聡明(あざと)いこの策士めも策に溺れちゃいそう 人目に守られる君はアイドル 上目を跳ね返す君こそスター 色目も捩じ伏せる君だけがカリスマ アイ・ハブ・ノー・ウェイ・アウト ずるいよ到底敵わぬ 龕灯返(どんでんがえ)しも侭ならぬ 規格外のあの人の圏内 何奴(どいつ)も狙えばアドレナリン ノーリスク=ノーリターン ハイリスク=ハイリターン 美しさってほんとうは無自覚なもの 人類をその仮説で解いていくのなら 半ば獣の値打ちを尊ぶべしと思うの 須く僕は生涯自然に生きる 本来の知性の役目は 自分を被験者としたこの実験 そう今正に僕は悪魔の証明中  | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 何も苦に思わない何も彼(か)もおもしろい 僕はやりたいことをなすだけの研究者 絡まっているこの世の核心と目が合いそう あと一歩でもう僕が宇宙を統べちゃいそう 一日じゃ自分しか分からない 二日経ったら身内が嗅ぎ取る 三日を経て皆もおのずと悟る ファイト・オアー・フライト 至上の快楽が欲しい 相応の苦悩も求める 期待した通り戦略通り 今日も溢れるアドレナリン 気になっている彼奴(あいつ)の核心に手が触れそう 小聡明(あざと)いこの策士めも策に溺れちゃいそう 人目に守られる君はアイドル 上目を跳ね返す君こそスター 色目も捩じ伏せる君だけがカリスマ アイ・ハブ・ノー・ウェイ・アウト ずるいよ到底敵わぬ 龕灯返(どんでんがえ)しも侭ならぬ 規格外のあの人の圏内 何奴(どいつ)も狙えばアドレナリン ノーリスク=ノーリターン ハイリスク=ハイリターン 美しさってほんとうは無自覚なもの 人類をその仮説で解いていくのなら 半ば獣の値打ちを尊ぶべしと思うの 須く僕は生涯自然に生きる 本来の知性の役目は 自分を被験者としたこの実験 そう今正に僕は悪魔の証明中 |
白日のもと ただ歩いている案山子(かかし)。北東へ向かって二駅三駅と。 何一つ欠いていない。急にふとそう思えて、東京を踏み締めている。 染井吉野の木立。中央線沿いに根差し開(はだ)かる。ほら、目を瞑っても、 射し込んで滲(し)みて来る嫩葉(どんよう)。青々と酸っぱい太陽。 いまという未来。 私がイメージしたことあったっけ。いいえ、まだ新緑の眩しささえ、 愛せずにいる。 土曜の正午過ぎ。神保町と後楽園は弾(はじ)き合う。上下六車線の大通り、 暗黙の国境をなぞっている。ねえ、どうしたいの。過去に帰りたい。 かつては全知全能だったっけ。いいえ、いまも。私の胸に唯一の愛、 姿だけ変える。最初は深海。やがて夜空を経て洞窟まで。転身の度、 肥大する存在。砕けそうだ。あなたはもういないと、この身を抉って 丸めたとして。 体自体が記憶を遺すデバイス。投げ捨てたいのを堪えて生き存えている。 この世の果てに一人のあなたを宿したまま覚えたままでいたい。 静かなる攻防。  | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | ただ歩いている案山子(かかし)。北東へ向かって二駅三駅と。 何一つ欠いていない。急にふとそう思えて、東京を踏み締めている。 染井吉野の木立。中央線沿いに根差し開(はだ)かる。ほら、目を瞑っても、 射し込んで滲(し)みて来る嫩葉(どんよう)。青々と酸っぱい太陽。 いまという未来。 私がイメージしたことあったっけ。いいえ、まだ新緑の眩しささえ、 愛せずにいる。 土曜の正午過ぎ。神保町と後楽園は弾(はじ)き合う。上下六車線の大通り、 暗黙の国境をなぞっている。ねえ、どうしたいの。過去に帰りたい。 かつては全知全能だったっけ。いいえ、いまも。私の胸に唯一の愛、 姿だけ変える。最初は深海。やがて夜空を経て洞窟まで。転身の度、 肥大する存在。砕けそうだ。あなたはもういないと、この身を抉って 丸めたとして。 体自体が記憶を遺すデバイス。投げ捨てたいのを堪えて生き存えている。 この世の果てに一人のあなたを宿したまま覚えたままでいたい。 静かなる攻防。 |
愛妻家の朝食 昼過ぎに珍しくテレビをちょっとだけ観たわ 果物が煙草の害を少し防ぐと言うの それですぐこの間のお店へ買いに急いだわ 御出掛けになるのなら必ず召し上がってね 貴方はきっと外では違う顔なのでしょう? だから此の手は其の疲れを癒す為だけに在るの 今朝の様にお帰りが酷く遅い日も屡々 明け方の孤独にはピアノで舞踏曲(ポロネーズ)を 貴方はそっと指先で髪を撫でるでしょう? だからいま黒く揺蕩うまま伸ばす理由は只ひとつ 処でこんな情景をどう思われますか? 差し詰め勝手気儘な嘘を云いました 態とらしい空の色も全部疎ましくて だから右手に強く握る光など既に見えない… 「もう 何も要りません。」 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 森俊之 | 昼過ぎに珍しくテレビをちょっとだけ観たわ 果物が煙草の害を少し防ぐと言うの それですぐこの間のお店へ買いに急いだわ 御出掛けになるのなら必ず召し上がってね 貴方はきっと外では違う顔なのでしょう? だから此の手は其の疲れを癒す為だけに在るの 今朝の様にお帰りが酷く遅い日も屡々 明け方の孤独にはピアノで舞踏曲(ポロネーズ)を 貴方はそっと指先で髪を撫でるでしょう? だからいま黒く揺蕩うまま伸ばす理由は只ひとつ 処でこんな情景をどう思われますか? 差し詰め勝手気儘な嘘を云いました 態とらしい空の色も全部疎ましくて だから右手に強く握る光など既に見えない… 「もう 何も要りません。」 |
アイデンティティ 是程多くの眼がバラバラに何かを探すとなりゃあ其れなり 様々な言葉で各々の全てを見極めなくちゃあならない 正しいとか 間違いとか 黒だとか 白だとか 何処に行けば良いのですか 君を信じて良いのですか 愛してくれるのですか あたしは誰なのですか 怖くて仕方が無いだけなのに… 是迄多くの眼がちやほやとひたすらあたしを肯定した 様々な合図でてきぱきと姿を見破られなくちゃあならない 優れていて 劣っていて 数だとか レヴェルとか 此処に居れば良いのですか 誰が真実なのですか お金が欲しいのですか あたしは誰なのですか 何処に行けば良いのですか 君を信じて良いのですか 愛してくれるのですか あたしは誰なのですか 此の先も現在(いま)も無いだけなのに… | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治・椎名林檎 | 是程多くの眼がバラバラに何かを探すとなりゃあ其れなり 様々な言葉で各々の全てを見極めなくちゃあならない 正しいとか 間違いとか 黒だとか 白だとか 何処に行けば良いのですか 君を信じて良いのですか 愛してくれるのですか あたしは誰なのですか 怖くて仕方が無いだけなのに… 是迄多くの眼がちやほやとひたすらあたしを肯定した 様々な合図でてきぱきと姿を見破られなくちゃあならない 優れていて 劣っていて 数だとか レヴェルとか 此処に居れば良いのですか 誰が真実なのですか お金が欲しいのですか あたしは誰なのですか 何処に行けば良いのですか 君を信じて良いのですか 愛してくれるのですか あたしは誰なのですか 此の先も現在(いま)も無いだけなのに… |
i wanna be loved by youI wanna be loved by you Just you, and nobody else, but you I wanna be loved by you alone I wanna be kissed by you Just you, and nobody else, but you I wanna be kissed by you alone I couldn't aspire To anything higher Than To fill the desire To make you my own | 椎名林檎 | バート・カルマー | ハリー・ルビー、ハーバート・ストッタート | | I wanna be loved by you Just you, and nobody else, but you I wanna be loved by you alone I wanna be kissed by you Just you, and nobody else, but you I wanna be kissed by you alone I couldn't aspire To anything higher Than To fill the desire To make you my own |
あおぞら 片付いた部屋が温かくて 曇り窓の外コントラスト 独りで居るのに慣れないまま ジャニスを聴いているセンチメンタル 此の世で一番輝いている人は努力しているって教えてくれたね ねえ 見ている? ほら 星が光っているのを 明日は心も空も素敵な青 堅苦しい言葉懐かしくて 貴方は小さなモンテスキュー 本当の自分に正直で飾らないあたしで良いのだって教えてくれたね ねえ 見ている? 此の 星が光っているのを 貴方の心の様な空を見ている ねえ 云える? いま 星が光っている理由(わけ) 貴方の心を映しているからだよ 明日は心も空も素敵な青 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治 | 片付いた部屋が温かくて 曇り窓の外コントラスト 独りで居るのに慣れないまま ジャニスを聴いているセンチメンタル 此の世で一番輝いている人は努力しているって教えてくれたね ねえ 見ている? ほら 星が光っているのを 明日は心も空も素敵な青 堅苦しい言葉懐かしくて 貴方は小さなモンテスキュー 本当の自分に正直で飾らないあたしで良いのだって教えてくれたね ねえ 見ている? 此の 星が光っているのを 貴方の心の様な空を見ている ねえ 云える? いま 星が光っている理由(わけ) 貴方の心を映しているからだよ 明日は心も空も素敵な青 |
茜さす 帰路照らされど… 何時もの交差点で彼は頬にキスする また約束も無く今日が海の彼方に沈む ヘッドフォンを耳に充(あ)てる アイルランドの少女が歌う 夕暮れには切な過ぎる 涙を誘い出しているの? 振り返る通りを渡るひとに見蕩(みと)れる また約束も無く彼がビルの彼方に消える ヘッドフォンを耳に充てる ファズの利いたベースが走る 夕焼けには切な過ぎる 涙を誘い出しているの? 今の二人には確かなものなど何も無い 偶(たま)には怖がらず明日を迎えてみたいのに I PLACE THE HEADPHONES ON MY EARS AND LISTEN SOMEONE SINGS A SONG. I FEEL SO BLUE NOW DARLIN' PROMISE ME PLEASE TELL ME SOMETHING WORDS TO SOOTHE I DON'T WANNA CRY  | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治 | 何時もの交差点で彼は頬にキスする また約束も無く今日が海の彼方に沈む ヘッドフォンを耳に充(あ)てる アイルランドの少女が歌う 夕暮れには切な過ぎる 涙を誘い出しているの? 振り返る通りを渡るひとに見蕩(みと)れる また約束も無く彼がビルの彼方に消える ヘッドフォンを耳に充てる ファズの利いたベースが走る 夕焼けには切な過ぎる 涙を誘い出しているの? 今の二人には確かなものなど何も無い 偶(たま)には怖がらず明日を迎えてみたいのに I PLACE THE HEADPHONES ON MY EARS AND LISTEN SOMEONE SINGS A SONG. I FEEL SO BLUE NOW DARLIN' PROMISE ME PLEASE TELL ME SOMETHING WORDS TO SOOTHE I DON'T WANNA CRY |
あの世の門It is neither dark here nor light I see a faint soft white, white, white Lacking all gradation Could such a source of light even exist? I'm alone, this I know No time flows, smell iron everywhere May be close or far from A crawling mass jagged and black, black, black Qualities are unclear So will it be tangible when it's here? I'm alone, there's no doubt No body, smell iron everywhere (There's no water or wind no fire or earth no water or fire no) With no light, no shadow falls Still the two don't touch at all Both conjoin in harmony, a perfect balance (And no hatred or greed no deluded mind no remedy there's no) Seeing broadly without eyes Independently comprised Yet conjoined in harmony, a perfect balance I take in all of time, endless space, eternal embrace Ideation unbounded is all, there's nothing beyond I myself am the spring and have roughly everything Eternity endlessly is one, its boundaries are none Knowing neither hunger nor thirst Omnipotent in perfect ease | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | It is neither dark here nor light I see a faint soft white, white, white Lacking all gradation Could such a source of light even exist? I'm alone, this I know No time flows, smell iron everywhere May be close or far from A crawling mass jagged and black, black, black Qualities are unclear So will it be tangible when it's here? I'm alone, there's no doubt No body, smell iron everywhere (There's no water or wind no fire or earth no water or fire no) With no light, no shadow falls Still the two don't touch at all Both conjoin in harmony, a perfect balance (And no hatred or greed no deluded mind no remedy there's no) Seeing broadly without eyes Independently comprised Yet conjoined in harmony, a perfect balance I take in all of time, endless space, eternal embrace Ideation unbounded is all, there's nothing beyond I myself am the spring and have roughly everything Eternity endlessly is one, its boundaries are none Knowing neither hunger nor thirst Omnipotent in perfect ease |
雨傘 Hey wait I think you feel what I say I think they're calling for rain Look at the signs, Don't leave with an empty hand I can't stand to think That you'll be swept up again So see, smell, touch, feel, listen I can't say enough, Just trust in yourself to know When I see your eyes And the darkness drift inside You always blame the air And the pressure building there And always we forget Remember how it used to be Remember life as free And if your hands can't bear the load, Get wet and come back home Hey look, look and see I think you hear what you need The rain beats loud as can be Where does it fall And where does it fall away? Hold on to your voice, The noise never leaves it alone Don't let your senses go dry You are your why, Just trust in yourself to know When I see your eyes And the tears, the fire inside You always blame the world And the times we're living through And always we neglect Remember how you played with fire Remember times before So if you choose to fight for life Stand up and say your name So with your pain, so with your night So deep you can't recall So with your dreams, so with your life So high they never fall Go out, go out and when the wild The Rain has made it through I'll come and meet you wherever you walk Just don't mistake where you are | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 根岸孝旨 | Hey wait I think you feel what I say I think they're calling for rain Look at the signs, Don't leave with an empty hand I can't stand to think That you'll be swept up again So see, smell, touch, feel, listen I can't say enough, Just trust in yourself to know When I see your eyes And the darkness drift inside You always blame the air And the pressure building there And always we forget Remember how it used to be Remember life as free And if your hands can't bear the load, Get wet and come back home Hey look, look and see I think you hear what you need The rain beats loud as can be Where does it fall And where does it fall away? Hold on to your voice, The noise never leaves it alone Don't let your senses go dry You are your why, Just trust in yourself to know When I see your eyes And the tears, the fire inside You always blame the world And the times we're living through And always we neglect Remember how you played with fire Remember times before So if you choose to fight for life Stand up and say your name So with your pain, so with your night So deep you can't recall So with your dreams, so with your life So high they never fall Go out, go out and when the wild The Rain has made it through I'll come and meet you wherever you walk Just don't mistake where you are |
ありあまる富 僕らが手にしている富は見えないよ 彼らは奪えないし壊すこともない 世界はただ妬むばっかり もしも彼らが君の何かを盗んだとして それはくだらないものだよ 返して貰うまでもない筈 何故なら価値は生命に従って付いている 彼らが手にしている富は買えるんだ 僕らは数えないし失くすこともない 世界はまだ不幸だってさ もしも君が彼らの言葉に嘆いたとして それはつまらないことだよ なみだ流すまでもない筈 何故ならいつも言葉は嘘を孕んでいる 君の影が揺れている 今日限り逢える日時計 何時もの夏がすぐそこにある証 君の喜ぶものはありあまるほどにある すべて君のもの 笑顔を見せて もしも彼らが君の何かを盗んだとして それはくだらないものだよ 返して貰うまでもない筈 何故なら価値は生命に従って付いている ほらね君には富が溢れている | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | いまみちともたか | 僕らが手にしている富は見えないよ 彼らは奪えないし壊すこともない 世界はただ妬むばっかり もしも彼らが君の何かを盗んだとして それはくだらないものだよ 返して貰うまでもない筈 何故なら価値は生命に従って付いている 彼らが手にしている富は買えるんだ 僕らは数えないし失くすこともない 世界はまだ不幸だってさ もしも君が彼らの言葉に嘆いたとして それはつまらないことだよ なみだ流すまでもない筈 何故ならいつも言葉は嘘を孕んでいる 君の影が揺れている 今日限り逢える日時計 何時もの夏がすぐそこにある証 君の喜ぶものはありあまるほどにある すべて君のもの 笑顔を見せて もしも彼らが君の何かを盗んだとして それはくだらないものだよ 返して貰うまでもない筈 何故なら価値は生命に従って付いている ほらね君には富が溢れている |
ありきたりな女 幼い頃から耳を澄ませば、ほんとうに小さな音も聴こえて来た。遠い雲 が雨を手放す間に、木々の笑う声。時と言う時はそう音楽になり、欲しい ものなどなかった。 どれほど強く望もうとも、どれほど深く祈ろうとも、もう聴こえない。 あなたの命を聴き取るため、代わりに失ったわたしのあの素晴らしき世界。 GOODBYE。 唯一の母親に、娘は漏れなく取って置きの魔法をかけられているのだ。 青い海が陽射しを抱擁する様に、それは護られていく。出会すシーンはす べてハイライトで、みな、掛け替えのないキャストだった。 どれほど強く悔やもうとも、どれほど深く嘆こうとも、帰れやしない。 わたしは今やただの女。さよなら、あなた不在のかつての素晴らしき世界。 GOODBYE。 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 幼い頃から耳を澄ませば、ほんとうに小さな音も聴こえて来た。遠い雲 が雨を手放す間に、木々の笑う声。時と言う時はそう音楽になり、欲しい ものなどなかった。 どれほど強く望もうとも、どれほど深く祈ろうとも、もう聴こえない。 あなたの命を聴き取るため、代わりに失ったわたしのあの素晴らしき世界。 GOODBYE。 唯一の母親に、娘は漏れなく取って置きの魔法をかけられているのだ。 青い海が陽射しを抱擁する様に、それは護られていく。出会すシーンはす べてハイライトで、みな、掛け替えのないキャストだった。 どれほど強く悔やもうとも、どれほど深く嘆こうとも、帰れやしない。 わたしは今やただの女。さよなら、あなた不在のかつての素晴らしき世界。 GOODBYE。 |
unconditional lovei wanna fall into you and i wanna be everything you want me to but i'm not sure i know how i lose faith and i lose ground when i see you i remember unconditional love it doesn't matter what i say cause it always seems you're taking me the wrong way but if you could read my mind you'd see, i fight myself all the time when i see you i surrender unconditional love standing on a wilder shore i got my head up in the clouds i ain't got no sense of direction now i wanna lie next to you and i wanna do everything you want me to but i'm not sure i know how put your arms around me now when i feel you i surrender unconditional love all you need is what the world needs now the word is love | 椎名林檎 | CYNDI LAUPER・BILLY STEINBERG | CYNDI・BILLY STEINBERG | 亀田誠治 | i wanna fall into you and i wanna be everything you want me to but i'm not sure i know how i lose faith and i lose ground when i see you i remember unconditional love it doesn't matter what i say cause it always seems you're taking me the wrong way but if you could read my mind you'd see, i fight myself all the time when i see you i surrender unconditional love standing on a wilder shore i got my head up in the clouds i ain't got no sense of direction now i wanna lie next to you and i wanna do everything you want me to but i'm not sure i know how put your arms around me now when i feel you i surrender unconditional love all you need is what the world needs now the word is love |
暗夜の心中立て好きと云はれりや誰にでも からだをひらくをんなだと 世間(ひと)がわちきを嘲笑(わら)ふのを 知らぬわけではありんせん だけどこの命 一思ひに投げ出した相手は唯(たった)一人だけ 噫こんな奥底を突き止めて置きながら 知らぬ存ぜぬぢや余り然(そ)で無いわいな 月に叢雲(むらくも)花に風酔わせておくんなんし 惚れて候 好いたお人にや何処までも 莫迦(ばか)になる様なをんなだと 世間がわちきを嘲笑へども 自棄(やけ)や勢(はず)みぢやありんせん だからこの心 破いて千切れる迄(まで)抱いてよ唯(たった)一度だけ 噫こんな痛みなんぞ明日の望みなんぞ 見えぬ聞こえぬ本当も嘘も無いわいな 指切拳万針千本呑ませておくんなんし 暗(く)れて候 無無(なけな)しの命の証を点(とぼ)しておくんなんし 判るざんせう | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 村田陽一 | 好きと云はれりや誰にでも からだをひらくをんなだと 世間(ひと)がわちきを嘲笑(わら)ふのを 知らぬわけではありんせん だけどこの命 一思ひに投げ出した相手は唯(たった)一人だけ 噫こんな奥底を突き止めて置きながら 知らぬ存ぜぬぢや余り然(そ)で無いわいな 月に叢雲(むらくも)花に風酔わせておくんなんし 惚れて候 好いたお人にや何処までも 莫迦(ばか)になる様なをんなだと 世間がわちきを嘲笑へども 自棄(やけ)や勢(はず)みぢやありんせん だからこの心 破いて千切れる迄(まで)抱いてよ唯(たった)一度だけ 噫こんな痛みなんぞ明日の望みなんぞ 見えぬ聞こえぬ本当も嘘も無いわいな 指切拳万針千本呑ませておくんなんし 暗(く)れて候 無無(なけな)しの命の証を点(とぼ)しておくんなんし 判るざんせう |
意識 頭が有れば要は簡単に片付いて 子供と呼べば汚されないで済むのさ 僕に少しの光合成 君に似合ふ遺伝子を ヒトは仕様の無いことが好きなのだらう 「嘘ヲ吐クナヨ」 泣いたら何だつて此の白い手に入りさうで 答へなら純粋だ 惹かれ合つてゐる こんな風に君を愛する 多分 幾つに成れば淋しさや恐怖は消へ得る 子供を持てば軈(やが)て苦痛も失せるのか 君が慕ふ思春期と 僕が用ゐる反抗期 最早語呂を合はすことが好きなのだらう 「嘘ヲ吐クナヨ」 泣いたらどんな法も覆して願望通り 答へなら残忍だ 騙し合つてゐる こんな風に君は愛する 多分 「嘘ヲ吐クナヨ」 もう是以上知つて 眠らない夜と心中未遂 思ひ出に酸化した此の含嗽薬(うがいやく) 迷彩(カムフラーヂュ) 無い物 頂戴なんて憤(むずか)つてゐる幼児同様 お母様 混紡の僕を恥ぢてゐらつしやいますか 君が愛した 僕 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | | 頭が有れば要は簡単に片付いて 子供と呼べば汚されないで済むのさ 僕に少しの光合成 君に似合ふ遺伝子を ヒトは仕様の無いことが好きなのだらう 「嘘ヲ吐クナヨ」 泣いたら何だつて此の白い手に入りさうで 答へなら純粋だ 惹かれ合つてゐる こんな風に君を愛する 多分 幾つに成れば淋しさや恐怖は消へ得る 子供を持てば軈(やが)て苦痛も失せるのか 君が慕ふ思春期と 僕が用ゐる反抗期 最早語呂を合はすことが好きなのだらう 「嘘ヲ吐クナヨ」 泣いたらどんな法も覆して願望通り 答へなら残忍だ 騙し合つてゐる こんな風に君は愛する 多分 「嘘ヲ吐クナヨ」 もう是以上知つて 眠らない夜と心中未遂 思ひ出に酸化した此の含嗽薬(うがいやく) 迷彩(カムフラーヂュ) 無い物 頂戴なんて憤(むずか)つてゐる幼児同様 お母様 混紡の僕を恥ぢてゐらつしやいますか 君が愛した 僕 |
依存症 急に只 寝息が欲しくなって 冷凍庫にキーを隠したのです 夢の隙に現を殺し 戦う不条理なレッグカフ …今朝の二時 シヤーベッツのロゴが溶けている 黄色い車の名は「 」 明け立ての夜を強請(ねだ)る品川埠頭に似合うのです …今朝の五時 あたしが此のまヽ海に沈んでも何一つ汚されることはありませぬ 其れすら知りながらあなたの相鎚だけ 望んでいるあたしは病気なのでしょう 甲州街道からの渋滞が激化して日本の朝を見ました 覚醒を要する今日と云う厳しい矛盾に惑うのです …つい先(さっき)も どれ程 若さの上に丸で雲切れの笑顔を並べど変わりませぬ 孤独を知る毎に あなたの相鎚だけ望んでいるあたしはあたしは あなたの其の瞳が頷く瞬間に初めて生命の音を聴くのです 天鵞絨(ビロード)の海にも 仕方のないことしか無かったら あたしはどう致しましょう 翻弄されているということは状態として 美しいでしょうか いいえ 綺麗な花は枯れ醜い過程が嘲笑(わら)うのです …何時の日も | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治・椎名林檎 | 急に只 寝息が欲しくなって 冷凍庫にキーを隠したのです 夢の隙に現を殺し 戦う不条理なレッグカフ …今朝の二時 シヤーベッツのロゴが溶けている 黄色い車の名は「 」 明け立ての夜を強請(ねだ)る品川埠頭に似合うのです …今朝の五時 あたしが此のまヽ海に沈んでも何一つ汚されることはありませぬ 其れすら知りながらあなたの相鎚だけ 望んでいるあたしは病気なのでしょう 甲州街道からの渋滞が激化して日本の朝を見ました 覚醒を要する今日と云う厳しい矛盾に惑うのです …つい先(さっき)も どれ程 若さの上に丸で雲切れの笑顔を並べど変わりませぬ 孤独を知る毎に あなたの相鎚だけ望んでいるあたしはあたしは あなたの其の瞳が頷く瞬間に初めて生命の音を聴くのです 天鵞絨(ビロード)の海にも 仕方のないことしか無かったら あたしはどう致しましょう 翻弄されているということは状態として 美しいでしょうか いいえ 綺麗な花は枯れ醜い過程が嘲笑(わら)うのです …何時の日も |
映日紅の花 「もしもし そろそろ逢ひたいな」 庭には 花菱草(はなびしそう) 何時何時(いついつ) 出やる 後ろの正面 振り返つて 振り返つて 彼(あ)の子は未(ま)だだよと 「もしもし お変わり無いですか」 庭には夏が帰(き)さう 何時何時 出やる 後ろの正面 待ち望むで 待ち望むで 彼の子にまう良いかいと 鳥渡(ちょつと)仰(あお)いで 戸惑(とまど)ひは太陽を隠す雲 置いて行かないで 空は金と朱色 互ひ違ひ 実の無い花は 枯れても永遠に愛(め)でらるる無実の罪 蕾に成つて魅せてくれ さあ 今日と明日を結べ 急度(きっと)祈つて 恥ぢらひが陶酔に負ける風 付いて来ないで 我は綿の混紡(こんぼう) 互ひ違ひ 花の咲かない実は 朽(く)ち永遠に忘らるる 無骨な罰 貳(ふた)ツに割つて召し上がれ さあ 今日も明日も 御覧 実の無い花が 枯れゆき永遠の名を貰(もら)ふよ 膨らむでゆく 衣纏(まと)ひし此(こ)の子は誰? 妙に甘く鮮やかな実 嗚呼(ああ) 哀しみ携(たずさ)えし子よ 眠れ  | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 浮雲 | | 「もしもし そろそろ逢ひたいな」 庭には 花菱草(はなびしそう) 何時何時(いついつ) 出やる 後ろの正面 振り返つて 振り返つて 彼(あ)の子は未(ま)だだよと 「もしもし お変わり無いですか」 庭には夏が帰(き)さう 何時何時 出やる 後ろの正面 待ち望むで 待ち望むで 彼の子にまう良いかいと 鳥渡(ちょつと)仰(あお)いで 戸惑(とまど)ひは太陽を隠す雲 置いて行かないで 空は金と朱色 互ひ違ひ 実の無い花は 枯れても永遠に愛(め)でらるる無実の罪 蕾に成つて魅せてくれ さあ 今日と明日を結べ 急度(きっと)祈つて 恥ぢらひが陶酔に負ける風 付いて来ないで 我は綿の混紡(こんぼう) 互ひ違ひ 花の咲かない実は 朽(く)ち永遠に忘らるる 無骨な罰 貳(ふた)ツに割つて召し上がれ さあ 今日も明日も 御覧 実の無い花が 枯れゆき永遠の名を貰(もら)ふよ 膨らむでゆく 衣纏(まと)ひし此(こ)の子は誰? 妙に甘く鮮やかな実 嗚呼(ああ) 哀しみ携(たずさ)えし子よ 眠れ |
いとをかし夕映えにそっと懐えば古里遠い二親の顔父上母上よ会いたい 月並な価値ほどもっと幾らでも分かち合えて嬉しかったろう きょうは偲んでいます誰そ彼秋 雲が捷い擽ったい 皆が皆等しく満ち足りた場合にやっと心身が寛ぎ幸せを知る 絶世の価値ほどもっと独り占めした途端こう虚しかったろう きょうは祝っています海よ山よ 命はどうせ美しい 噫澄んでいます真冬は朝 空が大きい柔らかいあの移ろいも この恥じらいも涙に替えて全部背負い込んで熟そう 仕様がないとは決して考えないし不要不急と言う概念もない 万事便利なだけじゃ勿体ないし風情を重んじたい許して給も きょうは恋しています彼は誰春 命がずっと透明に 冴えていきます真夏は夜 いまが眩しい焦れったい | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 夕映えにそっと懐えば古里遠い二親の顔父上母上よ会いたい 月並な価値ほどもっと幾らでも分かち合えて嬉しかったろう きょうは偲んでいます誰そ彼秋 雲が捷い擽ったい 皆が皆等しく満ち足りた場合にやっと心身が寛ぎ幸せを知る 絶世の価値ほどもっと独り占めした途端こう虚しかったろう きょうは祝っています海よ山よ 命はどうせ美しい 噫澄んでいます真冬は朝 空が大きい柔らかいあの移ろいも この恥じらいも涙に替えて全部背負い込んで熟そう 仕様がないとは決して考えないし不要不急と言う概念もない 万事便利なだけじゃ勿体ないし風情を重んじたい許して給も きょうは恋しています彼は誰春 命がずっと透明に 冴えていきます真夏は夜 いまが眩しい焦れったい |
今 恐ろしくて堪んないの ただひとり黒々澱んでいる わたしの名は過去と言うのよ 迎えを待っている 恥ずかしくて堪んないの 仰いだら白々拡がっていた あなたがそう未来と言うのね 眩しく揺らいでいる 遠いようで近いようなあなたの正体を さあ見せてわたしを捕まえて頂戴ほら あなたはわたしを判っているんでしょ 悲しくて動けないわ 包(くる)んでもっとそっと さあ見ていて… 二人が出会う瞬間よ 嗚呼なんて美しいの これ以上は有り得ないわ わたし達は二つで一つ もう完成しているから 離れらんないの 如何したって 全てが揃ったわ 無彩色同士愛し合って 赤青黄色の永遠になった 嗚呼なんて果敢無いの | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 斎藤ネコ・椎名林檎 | 恐ろしくて堪んないの ただひとり黒々澱んでいる わたしの名は過去と言うのよ 迎えを待っている 恥ずかしくて堪んないの 仰いだら白々拡がっていた あなたがそう未来と言うのね 眩しく揺らいでいる 遠いようで近いようなあなたの正体を さあ見せてわたしを捕まえて頂戴ほら あなたはわたしを判っているんでしょ 悲しくて動けないわ 包(くる)んでもっとそっと さあ見ていて… 二人が出会う瞬間よ 嗚呼なんて美しいの これ以上は有り得ないわ わたし達は二つで一つ もう完成しているから 離れらんないの 如何したって 全てが揃ったわ 無彩色同士愛し合って 赤青黄色の永遠になった 嗚呼なんて果敢無いの |
色恋沙汰 空低く雲携え 木々の肌匂わせている 火照った頬に若葉が切絵を映して これっきりの日とあなた 空深く雲黙らせ 海の肌撫でつけている 翳った指に籠る温もりを隠して これっきりの夜とあなた 噫! 世界とまさに出会そうとしている 二度と来ないわたしの今日 二人と居ないあなたの所為 空遠く雲藍染め 今の肌通わせている 乾いた口に淀む言の葉を焦がして 潤んでは出合う眼差し 生きているわたしと これっきりの今日とあなた | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 服部隆之 | 空低く雲携え 木々の肌匂わせている 火照った頬に若葉が切絵を映して これっきりの日とあなた 空深く雲黙らせ 海の肌撫でつけている 翳った指に籠る温もりを隠して これっきりの夜とあなた 噫! 世界とまさに出会そうとしている 二度と来ないわたしの今日 二人と居ないあなたの所為 空遠く雲藍染め 今の肌通わせている 乾いた口に淀む言の葉を焦がして 潤んでは出合う眼差し 生きているわたしと これっきりの今日とあなた |
いろはにほへと 青い空よなぜ雲をかかえて走っていく 恋しいだれかをそっと追い掛けるの? 甘い果実よなぜ蜜を隠して黙っている 美味しい所をだれかに残しているの? おしえてよもう騙されないわ 仮初めの彩度だけぢゃ厭なの ‥色眼鏡割り棄てて‥ 赤い空よなぜ太陽なんて溶かしていく 敢えないなみだに今日を滲ませるの? 判るのよちゃんと見極めるわ モノクロの濃度だけで好いの ‥色仕掛取り止めて‥ 気高いあなたもこの大自然の一端ね わたしに見せてよ今尚未開拓の根源 生きているあなたいのちは無色透明 黄色い百合よなぜ別れ際に咲(わら)っている 万代不易(えいえん)を欲するのは無為と云うの? 丸い目をすかして求めた全部が愛(かな)しい 浅い夢見やしゃんせさあ見やしゃんせ | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 斎藤ネコ・椎名林檎 | 青い空よなぜ雲をかかえて走っていく 恋しいだれかをそっと追い掛けるの? 甘い果実よなぜ蜜を隠して黙っている 美味しい所をだれかに残しているの? おしえてよもう騙されないわ 仮初めの彩度だけぢゃ厭なの ‥色眼鏡割り棄てて‥ 赤い空よなぜ太陽なんて溶かしていく 敢えないなみだに今日を滲ませるの? 判るのよちゃんと見極めるわ モノクロの濃度だけで好いの ‥色仕掛取り止めて‥ 気高いあなたもこの大自然の一端ね わたしに見せてよ今尚未開拓の根源 生きているあなたいのちは無色透明 黄色い百合よなぜ別れ際に咲(わら)っている 万代不易(えいえん)を欲するのは無為と云うの? 丸い目をすかして求めた全部が愛(かな)しい 浅い夢見やしゃんせさあ見やしゃんせ |
薄ら氷心中 ねえ、如何して目を合わさうともしないの。何故。屹度 「直視に耐へない。」とでも云ふのでせう。だうせ。ぢやあ 一体誰よ。こんな女にしたのは誰。 ねえ、待つてゐたんだよ追つて来てくれるのをずつと。 やつと会へたつてのに抱いてもくれないのか。一寸。あゝ 人生ご破算。お前さんあんたの所為だつて。 分かんないの。仕合せつて何。何れが其れだつてのよ。 面倒臭いわ。脳味噌も腸もばら撒いて見せやうか。 骨の髄まで染め抜かれた女をご覧なさい。 好きよ大好き、皆あんたに上げる。いゝえ。嫌ひ大嫌ひよ、 矢つ張り返して今直ぐ。なんて。まう遅いわ南無三。 お前さんで出来てんだ、全部。 分かつてんの。仕合せも、不幸も、刻一刻消え失せる。 冷やこいやうで温かいこの手が、味わひ尽くしたわ。 これ以上は何にも無いと思ふの。憎く可愛い人よ。痛いやうで 気持ち良いお別れよ。過ぎ去つたあの日々。 留めてゐるまゝの生命ごと終はらせて仕舞ひたい。 薄らいで行くわ。私は独り法師。 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 斎藤ネコ | ねえ、如何して目を合わさうともしないの。何故。屹度 「直視に耐へない。」とでも云ふのでせう。だうせ。ぢやあ 一体誰よ。こんな女にしたのは誰。 ねえ、待つてゐたんだよ追つて来てくれるのをずつと。 やつと会へたつてのに抱いてもくれないのか。一寸。あゝ 人生ご破算。お前さんあんたの所為だつて。 分かんないの。仕合せつて何。何れが其れだつてのよ。 面倒臭いわ。脳味噌も腸もばら撒いて見せやうか。 骨の髄まで染め抜かれた女をご覧なさい。 好きよ大好き、皆あんたに上げる。いゝえ。嫌ひ大嫌ひよ、 矢つ張り返して今直ぐ。なんて。まう遅いわ南無三。 お前さんで出来てんだ、全部。 分かつてんの。仕合せも、不幸も、刻一刻消え失せる。 冷やこいやうで温かいこの手が、味わひ尽くしたわ。 これ以上は何にも無いと思ふの。憎く可愛い人よ。痛いやうで 気持ち良いお別れよ。過ぎ去つたあの日々。 留めてゐるまゝの生命ごと終はらせて仕舞ひたい。 薄らいで行くわ。私は独り法師。 |
唄Don't know why I'm even here getting old Think I may go crazy just to feel my own soul [Nerves shot, heart is pounding out ringing a bell of warning] Get lost chasing shadows then I call your name Can't escape anywhere Can't stop to catch my breath Hear my voice in the air I love you now or for eternity Won't you heat me up cause I'm getting cold Thought I'd swim there in you, but I may sink down low [Who doesn't want to be warm, cry out, unload their burden] With flesh sharing secrets, I shoot out your eye Being here is a breeze But not to be gets tough Take my hand and you'll see I love you now or for eternity (Properly dying) This world is as fresh as wonder (Erringly dying) Endless life is never bounded (Properly dying) This world is a rotten blunder (Erringly dying) Endless life is ever burning Don't know why I'm even here getting old Feels like I got to holler just to hear my own soul [Exalt mind and body both breathing like stormy weather] When red skin is sundered, I churn in your sea Possible not to be Impossible to be Take my hand and you'll see Can't escape anywhere Can't stop to catch my breath Hear my voice in the air I love you now or for eternity (Properly dying) This world is as fresh as wonder (Erringly dying) Endless life is never bounded (Properly dying) This world is rotten blunder (Erringly dying) Endless life is ever burning Can't escape, Hear my voice Can't escape, Hear my voice | 椎名林檎 | 櫻井敦司・英語訳詞:Robbie Clark・Sheena Ringo | 今井寿 | 椎名林檎 | Don't know why I'm even here getting old Think I may go crazy just to feel my own soul [Nerves shot, heart is pounding out ringing a bell of warning] Get lost chasing shadows then I call your name Can't escape anywhere Can't stop to catch my breath Hear my voice in the air I love you now or for eternity Won't you heat me up cause I'm getting cold Thought I'd swim there in you, but I may sink down low [Who doesn't want to be warm, cry out, unload their burden] With flesh sharing secrets, I shoot out your eye Being here is a breeze But not to be gets tough Take my hand and you'll see I love you now or for eternity (Properly dying) This world is as fresh as wonder (Erringly dying) Endless life is never bounded (Properly dying) This world is a rotten blunder (Erringly dying) Endless life is ever burning Don't know why I'm even here getting old Feels like I got to holler just to hear my own soul [Exalt mind and body both breathing like stormy weather] When red skin is sundered, I churn in your sea Possible not to be Impossible to be Take my hand and you'll see Can't escape anywhere Can't stop to catch my breath Hear my voice in the air I love you now or for eternity (Properly dying) This world is as fresh as wonder (Erringly dying) Endless life is never bounded (Properly dying) This world is rotten blunder (Erringly dying) Endless life is ever burning Can't escape, Hear my voice Can't escape, Hear my voice |
SG ~Superficial Gossip~何でもいいのさ 分別(しどけ)ない願望は何処? 文明の進歩へ 反比例していく自然 いつだって泳ぎ回る欲 性(セックス)と嫉妬が満ち干けば 知りたいのは仕掛けじゃない 割り高広告黙ってろってんだ 捏造して金儲けか 聡ずかしがっているヒトを視たいのに 安くていいのさ 邪心(あどけ)ない絶望は何処? どっちかと云えば 不幸せな方がいい だれかの取り乱した顔 嘘と秘密を剥がし取れ 知りたいのは釣り餌じゃない 手前の可愛さ誇張すなってんだ 見えそうでも見えない自我 鏡よ鏡、映して本性を 干上がっていく水面にて 言葉も忘れ苦悩しようもんか 知りたいのは真実(ほんとう)だけ 事実は小説よりも奇なり 明日は我が身 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 野崎良太 | 何でもいいのさ 分別(しどけ)ない願望は何処? 文明の進歩へ 反比例していく自然 いつだって泳ぎ回る欲 性(セックス)と嫉妬が満ち干けば 知りたいのは仕掛けじゃない 割り高広告黙ってろってんだ 捏造して金儲けか 聡ずかしがっているヒトを視たいのに 安くていいのさ 邪心(あどけ)ない絶望は何処? どっちかと云えば 不幸せな方がいい だれかの取り乱した顔 嘘と秘密を剥がし取れ 知りたいのは釣り餌じゃない 手前の可愛さ誇張すなってんだ 見えそうでも見えない自我 鏡よ鏡、映して本性を 干上がっていく水面にて 言葉も忘れ苦悩しようもんか 知りたいのは真実(ほんとう)だけ 事実は小説よりも奇なり 明日は我が身 |
おいしい季節 おいでここへ急いで 時間が溶けて無くなるよ 些細なこと褒めたり Your words wash over me 電波の向こう忙しい It's really funny 話題が継ぎ接ぎ 自然じゃないデザイン 早いとこ核心ついて I SCREAM 君は判っている 旬は流離う悪者 おいでここへ急いで 時間は食べるべきものさ いざ会っても隔たり You are slipping away 電話のおと騒がしい I'm feeling lonely 腑甲斐無い遣り取り 自然こそリファイン 硬い言葉よりそっと 1 TOUCH 君を誘っている SHORT CUT 冷たい素肌に 1 SCRATCH やさしい裏技 SHORT CUT… いけない? DON'T MIND I SCREAM 君は黙っている 旬は恥じらう生物(なまもの) おいでここへ急いで 時間が溶けて消えるなら 延長してこの賞味期限(best before) 美味しい侭 永遠を望んだ瞬間世界は滅亡あーあ 如何して君はひとりしかいないの? ICE, ICE, ICECREAM 楽園にようこそ 旬は正に今でしょ おいでここへ急いで 時間が溶けて無くなるよ | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 斎藤ネコ・椎名林檎 | おいでここへ急いで 時間が溶けて無くなるよ 些細なこと褒めたり Your words wash over me 電波の向こう忙しい It's really funny 話題が継ぎ接ぎ 自然じゃないデザイン 早いとこ核心ついて I SCREAM 君は判っている 旬は流離う悪者 おいでここへ急いで 時間は食べるべきものさ いざ会っても隔たり You are slipping away 電話のおと騒がしい I'm feeling lonely 腑甲斐無い遣り取り 自然こそリファイン 硬い言葉よりそっと 1 TOUCH 君を誘っている SHORT CUT 冷たい素肌に 1 SCRATCH やさしい裏技 SHORT CUT… いけない? DON'T MIND I SCREAM 君は黙っている 旬は恥じらう生物(なまもの) おいでここへ急いで 時間が溶けて消えるなら 延長してこの賞味期限(best before) 美味しい侭 永遠を望んだ瞬間世界は滅亡あーあ 如何して君はひとりしかいないの? ICE, ICE, ICECREAM 楽園にようこそ 旬は正に今でしょ おいでここへ急いで 時間が溶けて無くなるよ |
おこのみで 指と謂う指を貴方に委ね疎通 夢を見てゐる金色エナメルが伍本揃ふ 其処で 鳥渡(ちよつと)だけ 休憩を お口に合ひますか さあだうぞ 唯濃密な接吻を お口に合ひますか 生命さへ怪しき瞬きに過呼吸 貴方に塗つて戴いた金色エナメルが壱拾本揃ふ 此処で やつとこさ 完成品 お眼鏡は如何 さあだうぞ 唯従服の快感を お眼鏡は如何 「愛したひとは貴方だけ」善くも平氣で濡れし此の色目よ 似合ふのは さう 興味本位な 金色の爪(ネイル) そして燃ゆる頬令今宵は果実色に 無言(しじま)の意圖か熟れゆく鎖骨のお皿 注いで 銘酒の内の取つて置きなら 処變はればお相手も變はつて往きます 虚構みたいに真赤のエナメル弐拾本揃ふ 此処でも 矢張り 同様に 御顔色を窺ひつ さあだうぞ 唯恍惚と心中を 御顔色を窺ひつ 「愛と謂う言葉が嫌ひです」善くも平氣で抜かす此の色目よ 似合ふのは さう 鋭利で気丈な真赤の爪(ネイル) そして燃ゆる頬血液に似た色に 日向の意圖か熟れゆく羞恥心のお庭 注いで 銘酒の内の取つて置きなら だつて明日は如何生る身露知れず 果てはたつた一時先の未来 其れすら確かぢや無いもの 確かぢやないでせう 「愛するひとは貴方だけ」是がたつた一時の真事(まこと)で痛くもない 剥いではまた塗つて戴く爪(ネイル) 「愛と謂う言葉は不要です」いとも容易に濡れし此の色目を 新しく演出して さあ何方でも …お好きな様に | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | | 指と謂う指を貴方に委ね疎通 夢を見てゐる金色エナメルが伍本揃ふ 其処で 鳥渡(ちよつと)だけ 休憩を お口に合ひますか さあだうぞ 唯濃密な接吻を お口に合ひますか 生命さへ怪しき瞬きに過呼吸 貴方に塗つて戴いた金色エナメルが壱拾本揃ふ 此処で やつとこさ 完成品 お眼鏡は如何 さあだうぞ 唯従服の快感を お眼鏡は如何 「愛したひとは貴方だけ」善くも平氣で濡れし此の色目よ 似合ふのは さう 興味本位な 金色の爪(ネイル) そして燃ゆる頬令今宵は果実色に 無言(しじま)の意圖か熟れゆく鎖骨のお皿 注いで 銘酒の内の取つて置きなら 処變はればお相手も變はつて往きます 虚構みたいに真赤のエナメル弐拾本揃ふ 此処でも 矢張り 同様に 御顔色を窺ひつ さあだうぞ 唯恍惚と心中を 御顔色を窺ひつ 「愛と謂う言葉が嫌ひです」善くも平氣で抜かす此の色目よ 似合ふのは さう 鋭利で気丈な真赤の爪(ネイル) そして燃ゆる頬血液に似た色に 日向の意圖か熟れゆく羞恥心のお庭 注いで 銘酒の内の取つて置きなら だつて明日は如何生る身露知れず 果てはたつた一時先の未来 其れすら確かぢや無いもの 確かぢやないでせう 「愛するひとは貴方だけ」是がたつた一時の真事(まこと)で痛くもない 剥いではまた塗つて戴く爪(ネイル) 「愛と謂う言葉は不要です」いとも容易に濡れし此の色目を 新しく演出して さあ何方でも …お好きな様に |
おだいじに 氣持ちは晴れ 身体も未だ自由が利く 眼に映る良さ 映らぬ善さ 隣の芝 青く見えたら出来るだけ睡(ねむ)るのさ 肌を包むガーゼは白い嘘 甘い羂(わな) 自ら裏切るなら楽をするに限るさ 大人だから小さく唄ふ位 笑ふ位許してね 息が出来る頃迄 氣の果てまで同じ風が馨つたら善い 手にする貴さ 出来ぬ尊さ 覚えた儘 内緒の地圖で雨の中を出掛けやう 背中を湿らすのは赤い疑念 辛い罰 憂き世に居た堪れない悲劇が溢れたとしやう 大人だから今日はまう唄ふ位 笑う位許してね 守るものは護るさ | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | | 氣持ちは晴れ 身体も未だ自由が利く 眼に映る良さ 映らぬ善さ 隣の芝 青く見えたら出来るだけ睡(ねむ)るのさ 肌を包むガーゼは白い嘘 甘い羂(わな) 自ら裏切るなら楽をするに限るさ 大人だから小さく唄ふ位 笑ふ位許してね 息が出来る頃迄 氣の果てまで同じ風が馨つたら善い 手にする貴さ 出来ぬ尊さ 覚えた儘 内緒の地圖で雨の中を出掛けやう 背中を湿らすのは赤い疑念 辛い罰 憂き世に居た堪れない悲劇が溢れたとしやう 大人だから今日はまう唄ふ位 笑う位許してね 守るものは護るさ |
おとなの掟 Sighs in the blackest black abiding, as soon as one dies, one is rising with the night so dark and cold, the wishes I make are swallowed up and hidden away Breath of the whitest white is what I most with to say down deep now inside Can a voice so numb and cold have some song to sing? It could be false, or reality The things I like, or hate, or things I want to gain Whatever's feeling good is what my lines would say For setting off the black from white, it'd work perfectly Though like a chant of ruination it'd be Why did I think that since I'd studied the latest schoolbook I'd know clearly What's right from what's wrong, and which is which one, that I could choose, I could really know? I live according to stage-right, stage-left, exit Improvisation's not been in my bag of tricks So much of what I want to say pours out noisily But never when you're not here alone with me What I know that I hold in my hands I want to set free, think of how much lighter you and I would feel then Every word, every wall, every curse and sparing nothing, strip it, take it all away to once again see eye to eye The things I like, or hate, or things I want, expect, Though if I let them out, I think, what happens next? Well, setting off the white from black is fearful indeed It's even more so when you live honestly This life is long, so long, the world is wide, I say, And when we've freedom won, it all becomes one gray Yes, happiness, unhappiness, it's only the heart That knows no quietude that makes itself known While an adult can keep a secret alone | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 斎藤ネコ・椎名林檎 | Sighs in the blackest black abiding, as soon as one dies, one is rising with the night so dark and cold, the wishes I make are swallowed up and hidden away Breath of the whitest white is what I most with to say down deep now inside Can a voice so numb and cold have some song to sing? It could be false, or reality The things I like, or hate, or things I want to gain Whatever's feeling good is what my lines would say For setting off the black from white, it'd work perfectly Though like a chant of ruination it'd be Why did I think that since I'd studied the latest schoolbook I'd know clearly What's right from what's wrong, and which is which one, that I could choose, I could really know? I live according to stage-right, stage-left, exit Improvisation's not been in my bag of tricks So much of what I want to say pours out noisily But never when you're not here alone with me What I know that I hold in my hands I want to set free, think of how much lighter you and I would feel then Every word, every wall, every curse and sparing nothing, strip it, take it all away to once again see eye to eye The things I like, or hate, or things I want, expect, Though if I let them out, I think, what happens next? Well, setting off the white from black is fearful indeed It's even more so when you live honestly This life is long, so long, the world is wide, I say, And when we've freedom won, it all becomes one gray Yes, happiness, unhappiness, it's only the heart That knows no quietude that makes itself known While an adult can keep a secret alone |
同じ夜 飛交う人の批評に自己実現を図り戸惑うこれの根源に尋ねる行為を忘れ 此の日々が訪れた窓の外には誤魔化しの無い夏 描かれている 吹き荒れる風に涙することも 幸せな君を只願うことも 同じ空は明日を始めてしまう 例え君が此処に居なくても 彷徨う夢の天神に生温さを望み行交う人の大半に素早く注目をさせ 其の欲が満たされたあたしの眼にも果てることない夢 映されるのか 泣き喚く海に立ち止まることも 触れられない君を只想うことも 同じ 空は明日を始めてしまう 例えあたしが息を止めても 吹き荒れる風に涙することも 幸せな君を只願うことも 泣き喚く海に立ち止まることも 触れられない君を只想うことも 同じ 空は明日を始めてしまう 例えあたしが息を止めても | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治 | 飛交う人の批評に自己実現を図り戸惑うこれの根源に尋ねる行為を忘れ 此の日々が訪れた窓の外には誤魔化しの無い夏 描かれている 吹き荒れる風に涙することも 幸せな君を只願うことも 同じ空は明日を始めてしまう 例え君が此処に居なくても 彷徨う夢の天神に生温さを望み行交う人の大半に素早く注目をさせ 其の欲が満たされたあたしの眼にも果てることない夢 映されるのか 泣き喚く海に立ち止まることも 触れられない君を只想うことも 同じ 空は明日を始めてしまう 例えあたしが息を止めても 吹き荒れる風に涙することも 幸せな君を只願うことも 泣き喚く海に立ち止まることも 触れられない君を只想うことも 同じ 空は明日を始めてしまう 例えあたしが息を止めても |
翳りゆく部屋窓辺に置いた椅子にもたれ あなたは夕陽見てた なげやりな別れの気配を 横顔に漂わせ 二人の言葉はあてもなく 過ぎた日々をさまよう ふりむけばドアの隙間から 宵闇がしのび込む どんな運命が愛を遠ざけたの 輝きはもどらない わたしが今死んでも ランプを灯せば街は沈み 窓には部屋が映る 冷たい壁に耳をあてて 靴音を追いかけた どんな運命が愛を遠ざけたの 輝きはもどらない わたしが今死んでも | 椎名林檎 | 荒井由実 | 荒井由実 | 亀田誠治 | 窓辺に置いた椅子にもたれ あなたは夕陽見てた なげやりな別れの気配を 横顔に漂わせ 二人の言葉はあてもなく 過ぎた日々をさまよう ふりむけばドアの隙間から 宵闇がしのび込む どんな運命が愛を遠ざけたの 輝きはもどらない わたしが今死んでも ランプを灯せば街は沈み 窓には部屋が映る 冷たい壁に耳をあてて 靴音を追いかけた どんな運命が愛を遠ざけたの 輝きはもどらない わたしが今死んでも |
渦中の男And when the evening comes a young girl is crying some I know you don't think it so wrong or impolite To say it more than twice, repeat it every night I know it must to you seem something I should know It may or may not come It hasn't happened but You talk and don't let go The world is moving slow You say it more than twice, repeat it every night I know it must to you seem something I should know I don't, don't want to know So so loud, so I say, oh and oh, that's enough for me If you would chase a fly don't look at some girl's life don't swat beyond your eyes Just turn and face your own And you may find it flew Into another room So go and chase it down And find yourself a home They say to speak your mind or else get passed in line I think it must to you seem something I should say I won't, won't say a word Everything is none of my concern Absolutely none of my concern Relative to you I'm hearing clear what is true Trying in vain to say something wastes a lifetime; it's halfway to noise Beautiful things must be something. They are the things that never can lie Here in my heart, the answer is clear It's always clear, and here I can fly Beautiful things must be something. They are the things that never can lie I don't, don't want to know None of my concern So oh and oh-oh, silently | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 上田剛士 | And when the evening comes a young girl is crying some I know you don't think it so wrong or impolite To say it more than twice, repeat it every night I know it must to you seem something I should know It may or may not come It hasn't happened but You talk and don't let go The world is moving slow You say it more than twice, repeat it every night I know it must to you seem something I should know I don't, don't want to know So so loud, so I say, oh and oh, that's enough for me If you would chase a fly don't look at some girl's life don't swat beyond your eyes Just turn and face your own And you may find it flew Into another room So go and chase it down And find yourself a home They say to speak your mind or else get passed in line I think it must to you seem something I should say I won't, won't say a word Everything is none of my concern Absolutely none of my concern Relative to you I'm hearing clear what is true Trying in vain to say something wastes a lifetime; it's halfway to noise Beautiful things must be something. They are the things that never can lie Here in my heart, the answer is clear It's always clear, and here I can fly Beautiful things must be something. They are the things that never can lie I don't, don't want to know None of my concern So oh and oh-oh, silently |