憧れの住む町丘を越え 山を越え あこがれの 住む町に 夢をだいて ゆくよ はるばると 鐘が鳴ります 遠い 遠い空で 旅ゆく身に やさしく しみじみと りんどうの花の道 白樺の つづく道 影を慕い ゆくよ はるばると 鳥も呼びます 山の 山の彼方 旅ゆく身に やさしく なつかしく 愛の町 日昏れ町 ともしびの 見える町 峠こえて ゆくよ はるばると 乙女ごころに 降るは星のしずく 旅ゆく身に やさしく はてしなく | 菅原都々子 | 清水みのる | 平川浪竜 | 長津義司 | 丘を越え 山を越え あこがれの 住む町に 夢をだいて ゆくよ はるばると 鐘が鳴ります 遠い 遠い空で 旅ゆく身に やさしく しみじみと りんどうの花の道 白樺の つづく道 影を慕い ゆくよ はるばると 鳥も呼びます 山の 山の彼方 旅ゆく身に やさしく なつかしく 愛の町 日昏れ町 ともしびの 見える町 峠こえて ゆくよ はるばると 乙女ごころに 降るは星のしずく 旅ゆく身に やさしく はてしなく |
憧れは馬車に乗って春の馬車が来る 淡い夢をのせて 花のかおる道を はるばると おどる胸を寄せて 行こう山のかなた わたしのあなた あなたのわたし どこまでも どこまでも 春の馬車が来る 楽し歌をのせて 虹がもえる丘を はるばると やさしい愛の調べ 君よともに歌おう わたしのあなた あなたのわたし いつまでも いつまでも 春の馬車が来る 銀の鈴を乗せて 風もかおる野辺を はるばると 空は青く澄みて のぞみ溢れくるよ わたしのあなた あなたのわたし 果てしなく 果てしなく | 菅原都々子 | 清水みのる | 平川浪竜 | 長津義司 | 春の馬車が来る 淡い夢をのせて 花のかおる道を はるばると おどる胸を寄せて 行こう山のかなた わたしのあなた あなたのわたし どこまでも どこまでも 春の馬車が来る 楽し歌をのせて 虹がもえる丘を はるばると やさしい愛の調べ 君よともに歌おう わたしのあなた あなたのわたし いつまでも いつまでも 春の馬車が来る 銀の鈴を乗せて 風もかおる野辺を はるばると 空は青く澄みて のぞみ溢れくるよ わたしのあなた あなたのわたし 果てしなく 果てしなく |
アリランアリラン アリラン アラリヨ アリラン コーゲル ノモカンダ 一夜の恋に いのちを賭けて 千夜を泣くのが 女のさだめ アリラン アリラン アラリヨ アリラン コーゲル ノモカンダ 私を捨てて 越えゆく峠 月も照るな 花も咲くな アリラン アリラン アラリヨ アリラン コーゲル ノモカンダ 恨みながらも 御無事を祈る 恋のあわれを 君は知らず アリラン アリラン アラリヨ アリラン コーゲル ノモカンダ 思い直して 戻りゃせぬか 幻ゆえに アリラン悲し | 菅原都々子 | 大高ひさを | 韓国民謡 | | アリラン アリラン アラリヨ アリラン コーゲル ノモカンダ 一夜の恋に いのちを賭けて 千夜を泣くのが 女のさだめ アリラン アリラン アラリヨ アリラン コーゲル ノモカンダ 私を捨てて 越えゆく峠 月も照るな 花も咲くな アリラン アリラン アラリヨ アリラン コーゲル ノモカンダ 恨みながらも 御無事を祈る 恋のあわれを 君は知らず アリラン アリラン アラリヨ アリラン コーゲル ノモカンダ 思い直して 戻りゃせぬか 幻ゆえに アリラン悲し |
江の島悲歌(エレジー)恋の片瀬の 浜千鳥 泣けば未練の ますものを 今宵嘆きの 桟橋の 月にくずれる わが影よ 哀れ夢なき 青春を 海の暗さに 散らす夜 君は遥るけき 相模灘 漁(いさ)り灯よりも 遠き人 さらば情けの 江の島の みどり哀しき わが恋よ 南風(ハエ)の汐路の 流れ藻(も)に 明日は真白き 花と咲け | 菅原都々子 | 大高ひさを | 倉若晴生 | 山田栄一 | 恋の片瀬の 浜千鳥 泣けば未練の ますものを 今宵嘆きの 桟橋の 月にくずれる わが影よ 哀れ夢なき 青春を 海の暗さに 散らす夜 君は遥るけき 相模灘 漁(いさ)り灯よりも 遠き人 さらば情けの 江の島の みどり哀しき わが恋よ 南風(ハエ)の汐路の 流れ藻(も)に 明日は真白き 花と咲け |
お父さんの歌時計乙女の身なら 小鳥なら 泣いちゃ飛べない 街の空 私は父の歌時計 涙を秘めて 歌うのよ 母亡き後は 父さんの 命支える 杖なのよ 淋しい父の 手をひいて 細々こえる 浮世坂 病の床に 目が見えぬ たった一人の 父さんに 唇じっと 噛みしめて きかせちゃならぬ 涙声 形見か今は 呼びかける 父のやさしい あの声が 歌っているよ いつまでも ああ父さんの 歌時計 | 菅原都々子 | 島田磬也 | 大久保徳二郎 | | 乙女の身なら 小鳥なら 泣いちゃ飛べない 街の空 私は父の歌時計 涙を秘めて 歌うのよ 母亡き後は 父さんの 命支える 杖なのよ 淋しい父の 手をひいて 細々こえる 浮世坂 病の床に 目が見えぬ たった一人の 父さんに 唇じっと 噛みしめて きかせちゃならぬ 涙声 形見か今は 呼びかける 父のやさしい あの声が 歌っているよ いつまでも ああ父さんの 歌時計 |
風の又三郎どっどど どどうど どどうど どどう どっどど どどうど どどうど どどう 甘いリンゴも 吹き飛ばせ 酸っぱいリンゴも 吹き飛ばせ どっどど どどうど どどうど どどう どっどど どどうど どどうど どどう どっどど どどうど どどうど どどう どっどど どどうど どどうど どどう 青いくるみも 吹き飛ばせ 酸っぱいかりんも 吹き飛ばせ どっどど どどうど どどうど どどう どっどど どどうど どどうど どどう どっどど どどうど どどうど どどう どっどど どどうど どどうど どどう 甘いざくろも 吹き飛ばせ 酸っぱいざくろも 吹き飛ばせ どっどど どどうど どどうど どどう どっどど どどうど どどうど どどう | 菅原都々子 | 宮沢賢治 | 杉原泰藏 | | どっどど どどうど どどうど どどう どっどど どどうど どどうど どどう 甘いリンゴも 吹き飛ばせ 酸っぱいリンゴも 吹き飛ばせ どっどど どどうど どどうど どどう どっどど どどうど どどうど どどう どっどど どどうど どどうど どどう どっどど どどうど どどうど どどう 青いくるみも 吹き飛ばせ 酸っぱいかりんも 吹き飛ばせ どっどど どどうど どどうど どどう どっどど どどうど どどうど どどう どっどど どどうど どどうど どどう どっどど どどうど どどうど どどう 甘いざくろも 吹き飛ばせ 酸っぱいざくろも 吹き飛ばせ どっどど どどうど どどうど どどう どっどど どどうど どどうど どどう |
片割れ月胸のともしび 冷たく消えて 明しかねては 涙にうるむ 乙女ごころも 三歳の昔 一つ一つの ああ 想い出淋し 夢がほんのり 訪れました 星の数程 訪れました 忘れようとて 忘られましょか 雲間雲間の ああ 片割れ月よ 港出船の 舳先で泣いた やるせないよな 片割れ月よ 今日もこのまま お別れしよか 想い想いの ああ 片割れ月よ | 菅原都々子 | 河合朗 | 陸奥明 | 長津義司 | 胸のともしび 冷たく消えて 明しかねては 涙にうるむ 乙女ごころも 三歳の昔 一つ一つの ああ 想い出淋し 夢がほんのり 訪れました 星の数程 訪れました 忘れようとて 忘られましょか 雲間雲間の ああ 片割れ月よ 港出船の 舳先で泣いた やるせないよな 片割れ月よ 今日もこのまま お別れしよか 想い想いの ああ 片割れ月よ |
広東エレジー想い出すほど 辛さがつのる 追われ追われた 北の国 あゝ あの日から 泣いて泣いて つぶれた目 今じゃ流れて 広東の 夜毎にひらく 水の花 生きているとは 名のみの命 ともし灯消えた 胸のうち あゝ こんな世は 泣いて泣いて 忘れたい だけど逢いたい ただ一度 顔さえ知らぬ お母さん 粉を挽き挽き 李を食べた 昔のあたし どこへ行った あゝ サンパンで 泣いて泣いて 弾く胡弓 人を待つ間の なぐさみに くずれた夢を そっと抱く | 菅原都々子 | 藤間哲郎 | 吉田矢健治 | | 想い出すほど 辛さがつのる 追われ追われた 北の国 あゝ あの日から 泣いて泣いて つぶれた目 今じゃ流れて 広東の 夜毎にひらく 水の花 生きているとは 名のみの命 ともし灯消えた 胸のうち あゝ こんな世は 泣いて泣いて 忘れたい だけど逢いたい ただ一度 顔さえ知らぬ お母さん 粉を挽き挽き 李を食べた 昔のあたし どこへ行った あゝ サンパンで 泣いて泣いて 弾く胡弓 人を待つ間の なぐさみに くずれた夢を そっと抱く |
北上川悲歌(エレジー)柳青める 北上の 河原にひとつ 名なし草 君が作りし 恋唄に 命哀しく 忍び咲く 君を都に 送る夜は 岩手の山も なみだ雲 生きてふたたび 逢える日を 女ごころの 空だのみ 風は光れど 囁けど 北上川に 君はなし せめて名残りの 唄声を 永遠に伝えよ さざ波に | 菅原都々子 | 大高ひさを | 陸奥明 | | 柳青める 北上の 河原にひとつ 名なし草 君が作りし 恋唄に 命哀しく 忍び咲く 君を都に 送る夜は 岩手の山も なみだ雲 生きてふたたび 逢える日を 女ごころの 空だのみ 風は光れど 囁けど 北上川に 君はなし せめて名残りの 唄声を 永遠に伝えよ さざ波に |
小楠公菊水の旗 風に哭き 暮れゆく空に 杜鵑(とけん)鳴く 父子訣別の 駒止めし 桜井駅の 夕まぐれ あゝ小楠公 まだうら若き 楠の 若葉に風は そよげども 父なき里に 母ときく 河内の秋の 小夜しぐれ あゝ小楠公 落花も深き 吉野山 如意輪堂の 板壁に かへらじものと 正行(まさつら)が 潰すもあはれ 歌がたみ あゝ小楠公 | 菅原都々子 | 島田磬也 | 古賀政男 | | 菊水の旗 風に哭き 暮れゆく空に 杜鵑(とけん)鳴く 父子訣別の 駒止めし 桜井駅の 夕まぐれ あゝ小楠公 まだうら若き 楠の 若葉に風は そよげども 父なき里に 母ときく 河内の秋の 小夜しぐれ あゝ小楠公 落花も深き 吉野山 如意輪堂の 板壁に かへらじものと 正行(まさつら)が 潰すもあはれ 歌がたみ あゝ小楠公 |
月がとっても青いから月がとっても 青いから 遠廻りして 帰ろう あの鈴懸(すずかけ)の 並木路(じ)は 想い出の 小径よ 腕を優しく 組み合って 二人っきりで サ、帰ろう 月の雫に 濡れながら 遠廻りして 帰ろう ふとゆきずりに 知り合った 想い出の この径 夢をいとしく 抱きしめて 二人っきりで サ、帰ろう 月もあんなに うるむから 遠廻りして 帰ろう もう今日かぎり 逢えぬとも 想い出は 捨てずに 君と誓った 並木路(みち) 二人っきりで サ、帰ろう | 菅原都々子 | 清水みのる | 陸奥明 | 長津義司 | 月がとっても 青いから 遠廻りして 帰ろう あの鈴懸(すずかけ)の 並木路(じ)は 想い出の 小径よ 腕を優しく 組み合って 二人っきりで サ、帰ろう 月の雫に 濡れながら 遠廻りして 帰ろう ふとゆきずりに 知り合った 想い出の この径 夢をいとしく 抱きしめて 二人っきりで サ、帰ろう 月もあんなに うるむから 遠廻りして 帰ろう もう今日かぎり 逢えぬとも 想い出は 捨てずに 君と誓った 並木路(みち) 二人っきりで サ、帰ろう |
月の小道でホーイホイ村道小道を ホーイホイ (ホーイホイ) 月影たよりに ホーイホイ むすんだ手と手が ホーイホイ (ホーイホイ) 解けて悲しや ホーイホイ (ホーイホイ) 水の流れに ホーイホイ (ホーイホイ) 雲の流れに ホーイホイ 片割れ同士の ホーイホイ (ホーイホイ) 夢は散り散り ホーイホイ (ホーイホイ) 一度逢いたい ホーイホイ (ホーイホイ) 達者でいるやら ホーイホイ 別れて三年 ホーイホイ (ホーイホイ) 待っていたとて ホーイホイ (ホーイホイ) 村の噂じゃ ホーイホイ (ホーイホイ) 帰ってきたそな ホーイホイ 思い切れずに ホーイホイ (ホーイホイ) 別れてきたそな ホーイホイ (ホーイホイ) | 菅原都々子 | 河合弘氏 | 陸奥明 | | 村道小道を ホーイホイ (ホーイホイ) 月影たよりに ホーイホイ むすんだ手と手が ホーイホイ (ホーイホイ) 解けて悲しや ホーイホイ (ホーイホイ) 水の流れに ホーイホイ (ホーイホイ) 雲の流れに ホーイホイ 片割れ同士の ホーイホイ (ホーイホイ) 夢は散り散り ホーイホイ (ホーイホイ) 一度逢いたい ホーイホイ (ホーイホイ) 達者でいるやら ホーイホイ 別れて三年 ホーイホイ (ホーイホイ) 待っていたとて ホーイホイ (ホーイホイ) 村の噂じゃ ホーイホイ (ホーイホイ) 帰ってきたそな ホーイホイ 思い切れずに ホーイホイ (ホーイホイ) 別れてきたそな ホーイホイ (ホーイホイ) |
トラヂの花トラヂ トラヂ トラヂの花よ トラヂは 桔梗の 夢の花 誰も知らない あの山かげで 黄色く 淋しく 咲いている ええ そうよ 色はむらさき 君ゆえに 夢をささえて 揺れている トラヂ トラヂ トラヂの花よ トラヂは 桔梗の 夢の花 風よ散らすな やさしい姿 花は花ゆえ 人知れず ええ そうよ 白いチョッゴリに 紅の縞 花の乙女が 摘んでゆく トラヂ トラヂ トラヂの花よ トラヂは 桔梗の 夢の花 ゆうべ見た見た 京城の街で ドラヂかかえた あの娘 ええ そうよ 花もやっぱり 淋しいと ちょこっと 私に告げたもの | 菅原都々子 | 島田磬也 | 能代八郎 | | トラヂ トラヂ トラヂの花よ トラヂは 桔梗の 夢の花 誰も知らない あの山かげで 黄色く 淋しく 咲いている ええ そうよ 色はむらさき 君ゆえに 夢をささえて 揺れている トラヂ トラヂ トラヂの花よ トラヂは 桔梗の 夢の花 風よ散らすな やさしい姿 花は花ゆえ 人知れず ええ そうよ 白いチョッゴリに 紅の縞 花の乙女が 摘んでゆく トラヂ トラヂ トラヂの花よ トラヂは 桔梗の 夢の花 ゆうべ見た見た 京城の街で ドラヂかかえた あの娘 ええ そうよ 花もやっぱり 淋しいと ちょこっと 私に告げたもの |
泣きました本当に好きだと 言ったわね 忘れはしないと 言ったわね 指切りしながら 小雨の駅で お別れした日の あなたの言葉 忘れられずに 泣きました かならず帰ると 言ったわね 待ってておくれと 言ったわね イヤゝしながら 小雨の駅で 心に刻んだ あなたの言葉 思い出しては 泣きました 涙をおふきと 言ったわね 笑ってごらんと 言ったわね さよならしながら 小雨の駅で 汽笛に消された あなたの言葉 涙こらえて 泣きました | 菅原都々子 | 湯村ひろし | 村沢良介 | | 本当に好きだと 言ったわね 忘れはしないと 言ったわね 指切りしながら 小雨の駅で お別れした日の あなたの言葉 忘れられずに 泣きました かならず帰ると 言ったわね 待ってておくれと 言ったわね イヤゝしながら 小雨の駅で 心に刻んだ あなたの言葉 思い出しては 泣きました 涙をおふきと 言ったわね 笑ってごらんと 言ったわね さよならしながら 小雨の駅で 汽笛に消された あなたの言葉 涙こらえて 泣きました |
泣き虫ギター泣くんじゃないの 泣くじゃない 町の灯影に そむいてすねて 夜ごと夜更けの 路地裏づたい 影も 影も しょんぼり 何であなたは 泣き虫ギター 泣くんじゃないの 泣いたとて 恋のつらさと 昔の夢は 誰も同じよ あきらめましょう なまじ なまじ ギターが 泣けば 私も 泣けるじゃないの 泣くんじゃないの 泣くじゃない どうせこの世は 涙の嵐 濡れて泣いてる 泣き虫ギター せめて せめて 今夜は 抱いてあげましょ 私の胸に | 菅原都々子 | 大高ひさを | 久我山明 | | 泣くんじゃないの 泣くじゃない 町の灯影に そむいてすねて 夜ごと夜更けの 路地裏づたい 影も 影も しょんぼり 何であなたは 泣き虫ギター 泣くんじゃないの 泣いたとて 恋のつらさと 昔の夢は 誰も同じよ あきらめましょう なまじ なまじ ギターが 泣けば 私も 泣けるじゃないの 泣くんじゃないの 泣くじゃない どうせこの世は 涙の嵐 濡れて泣いてる 泣き虫ギター せめて せめて 今夜は 抱いてあげましょ 私の胸に |
南海の月歌えよ 月を浮かべて 南の海は ゆりかご 夢みる 瞳に あこがれ 花と咲く 流れる 歌のそよ風 ただよう 月の花びら 南の 海辺は 乙女の ふるさとよ | 菅原都々子 | 島田磬也 | マライ民謡 | | 歌えよ 月を浮かべて 南の海は ゆりかご 夢みる 瞳に あこがれ 花と咲く 流れる 歌のそよ風 ただよう 月の花びら 南の 海辺は 乙女の ふるさとよ |
日暮れの駅で日暮れの駅で ふと逢った 昔命を かけた君 お元気ですかと なにげなく 聞いたつもりの 涙声 どうせ帰らぬ 夢なのに あきらめ切れず 捨て切れず 思い悩んだ ひと昔 しばらくでしたと さりげなく 君が言葉の やるせなさ どうせ帰らぬ 夢なのに あそこの店も この道も みんな昔の ままなのに お幸せにと 別れゆく 君は昔の 君じゃなし 胸に切ない 日が落ちる | 菅原都々子 | 大野義於 | 村沢良介 | | 日暮れの駅で ふと逢った 昔命を かけた君 お元気ですかと なにげなく 聞いたつもりの 涙声 どうせ帰らぬ 夢なのに あきらめ切れず 捨て切れず 思い悩んだ ひと昔 しばらくでしたと さりげなく 君が言葉の やるせなさ どうせ帰らぬ 夢なのに あそこの店も この道も みんな昔の ままなのに お幸せにと 別れゆく 君は昔の 君じゃなし 胸に切ない 日が落ちる |
吹雪の橇(そり)白樺の 林にかかる 吹雪の橇よ 遠い街の灯 まだ見えぬ 風あげて ハイヨー 高らに 鞭を振り鳴らす うとうとと もたれて眠る 吹雪の橇よ 旅に疲れた母の顔 励まして ハイヨー 急げと 手綱引き違える 振りかえる 果てなき荒野 吹雪の橇よ ちらと瞼を 重ねゆく ふるさとは ハイヨー どちらが空か 暗い空 鳴れよ鳴れよ 鈴の音高く 吹雪の橇よ ここは国境 北の果て 風あげて ハイヨー いななけ馬よ まだ遠い | 菅原都々子 | 石松秋二 | 陸奥明 | | 白樺の 林にかかる 吹雪の橇よ 遠い街の灯 まだ見えぬ 風あげて ハイヨー 高らに 鞭を振り鳴らす うとうとと もたれて眠る 吹雪の橇よ 旅に疲れた母の顔 励まして ハイヨー 急げと 手綱引き違える 振りかえる 果てなき荒野 吹雪の橇よ ちらと瞼を 重ねゆく ふるさとは ハイヨー どちらが空か 暗い空 鳴れよ鳴れよ 鈴の音高く 吹雪の橇よ ここは国境 北の果て 風あげて ハイヨー いななけ馬よ まだ遠い |
夜霧の連絡船生きてまた逢う夢も 思い出も 暗い波間に 捨ててゆく船 消えてゆく船 連絡船よ 泣けば 涙で なお見えぬ なお見えぬ あの人悲し 所詮叶わぬ恋の 投げテープ 切れて散り散り 泣いてゆく船 消えてゆく船 連絡船よ せめて もいちど 手をふれば 手をふれば 汽笛のつらさ これがこの世の 恋の運命やら むせぶ夜霧に 濡れてゆく船 消えてゆく船 連絡船よ 思いあふれて 泣き明かす 泣き明かす 女の情け | 菅原都々子 | 大高ひさを | 上條たけし | | 生きてまた逢う夢も 思い出も 暗い波間に 捨ててゆく船 消えてゆく船 連絡船よ 泣けば 涙で なお見えぬ なお見えぬ あの人悲し 所詮叶わぬ恋の 投げテープ 切れて散り散り 泣いてゆく船 消えてゆく船 連絡船よ せめて もいちど 手をふれば 手をふれば 汽笛のつらさ これがこの世の 恋の運命やら むせぶ夜霧に 濡れてゆく船 消えてゆく船 連絡船よ 思いあふれて 泣き明かす 泣き明かす 女の情け |
連絡船の唄思い切れない 未練のテープ 切れてせつない 女の恋ごころ 汽笛ひと声 汽笛ひと声 涙の波止場に わたし一人を 捨てて行く …連絡船よ お国なまりが 今さら悲し あれが形見か 別れの船唄よ 翼あるなら 翼あるなら 行きたい思いの わたし一人を 捨てて行く …連絡船よ 霧の海峡の 航海燈は いつか港に 返って来るものを 返るあてない 返るあてない 恋ゆえ身を焦く わたし一人を 捨てて行く …連絡船よ | 菅原都々子 | 大高ひさを | 金海松 | 長津義司 | 思い切れない 未練のテープ 切れてせつない 女の恋ごころ 汽笛ひと声 汽笛ひと声 涙の波止場に わたし一人を 捨てて行く …連絡船よ お国なまりが 今さら悲し あれが形見か 別れの船唄よ 翼あるなら 翼あるなら 行きたい思いの わたし一人を 捨てて行く …連絡船よ 霧の海峡の 航海燈は いつか港に 返って来るものを 返るあてない 返るあてない 恋ゆえ身を焦く わたし一人を 捨てて行く …連絡船よ |