eastern youth作曲の歌詞一覧リスト 43曲中 1-43曲を表示
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
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時計台の鐘eastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | 時計台の鐘が鳴っている俺のどん底には 喜びも悲しみも孤独もなんにもねえのさ 交差点に立たされて 証明を迫られる 灰のような雪が降ってくる 本当は雪なんて降っていなかった ただ吐息だけが降っていた 時計台の鐘なんて鳴っていなかった ただ鼓動だけが鳴っていた ただ鼓動だけを聴いていた 感傷必要ねえ 俺の感情回路を 夜の環状八号線が掻き消してゆく 感動は路肩の塵 明日は見えない 過去は朧げで触れられない ただ今だけが横たわっている 地平線に 去って行く今日を見送って 背中で夜明けを待っている 訪れる何かを待っている 本当は雪なんて降っていなかった 吐息だけが降っていた 時計台の鐘なんて鳴っていなかった 鼓動だけが鳴っていた 鼓動だけを聴いていた それだけを信じていた | |
循環バスeastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | 今日も俺は猫以上に猫背だったよ 一体何がどうなってこんな風な俺になった そっと触れることさえ出来た影たちも 日が落ちて黄昏に消えてゆく 一足飛び何処へも行ける でもこんがらがって縺れた足の もどかしさにふと諦めてしまうのさ 循環バスの窓には 誘って遠すぎる空が広がっている 循環バスの窓には 逃げ出したくて逃げられない街が広がっている あの時だって これからだって あの人だって 誰かだって 心がしんと静まり返る瞬間があるのさ カラスだって 野良猫だって 俺たちだって あいつらだって 押し黙って天を仰ぐ瞬間があるのさ 循環バスの窓には 泣きたくて泣けない空が広がっている 循環バスの窓には 消したくて消せない過去が広がっている こんがらがって縺れた日々の もどかしさにふと笑ってしまうのさ 循環バスの窓には 飛びたくて飛べない空が広がっている 循環バスの窓には 誘って遠すぎる空が広がっている | |
歩いた果てに何もなくてもeastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | また見飽きた景色の隙間から 妙に寂しくなるような風が吹く なんだってんだって なんか用かって 今日も無用の男に日が過ぎる 分かりきった話さ 行くか行かざるなら そうさ 行くだけさ 歩くだけさ 歩いた果てに何もなくても ほらまた涙が 悔し涙のにじむ時 真夜中過ぎの青い月 俺とお前だけさ青い月 避けえない話さ 行くか行かざるなら そうさ 行くだけさ 歩くだけさ 歩いた果てに何もなくても みんな通り過ぎて 取り残されて 追えば追うほどに 取り残されて 雨が降ってきた 風が吹いてきた 追えば追うほどに 取り残されても 行くだけさ 歩くだけさ 歩いた果てに何もなくても | |
グッドバイeastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 太陽に暈がかかっていた 歪んで水面に浮かんでいた 記号のような言葉だけが 次々と降り積もっていった どうして涙が出るんだろう? 夕立、バラバラと爆ぜるように 靴音、バラバラと爆ぜるように 褪せて汚れたビルの壁 打ち捨てられた傘の骨 角のメシ屋の壁時計 アバヨ サヨナラ 午後三時 灯りは滲む 地は歪む ぶつかり合って行き交う肩と肩 声は絶え間なく かしましく チクショウ バカヤロウ 泣くもんかよ 下り電車の暗い窓 疲れて微かに開いた口 いつも遅れる腕時計 アバヨ サヨナラ 真夜中 夢だったのか? 嘘だったのか? 面影が濡れてゆく 涙は乾いてゆく そこから 花を散らして風が吹く 兆して白む窓ガラス 見えぬ彼方で鳥が鳴く アバヨ サヨナラ 夜明け前 |
目眩の街eastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 歩き飽きた道をノロノロと 行き先なんかは決めてない 忘れかけてた横顔が ふと浮かんで消えた なにをどうしてきたのやら 今となっては遠すぎて 八月のスモッグの空の下 また振り出しに戻る 2012年 目眩の街 頭の上の環八雲 皮膚を伝って流れる汗 焼き付けられて震える影 愚かなヤツだと疎まれて 違いねえやと苦笑い 歩けば逃げ水は逃げてゆく また追いかけて歩く 歩けば 日が暮れる 街並に 灯が点る 立ち止まり 歩き出す 立ち止まり 歩き出す 2012年 目眩の街 |
空に三日月 帰り道eastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 雨上がりのアスファルトが 湿った記憶を呼んで 口笛で誤魔化している 一足毎、移り変わる心の風景を 宵闇が塗込めてゆく 絶妙にズレてる 完璧に引き剥がされてる 明らかに狂ってる それでいてあまりにも ナチュラルな穏やかさ 燃えているように見える地平が 夏の終わりを告げるサインを 空に向かって投げ返している 何も知らぬ 何も言わぬ ただバスを待っている 次のバスを待っている 古い傷をシャツで隠し 呼吸を数えたり 爪先を眺めたり 関係は捩れてる 交信は閉ざされてる とっくに壊れてる それでいてあまりにも ナチュラルな立ち姿 濡れているように見える路面が ドブ川のように見える路面が 暗い明日を映し出している いずれ消えるか 消えざるか 空に三日月 帰り道 |
呼んでいるのは誰なんだ?eastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 僕を呼んでいるのは誰なんだ? 君を呼んでいるのは誰なんだ? 明日に待っているのは? そこで待っているのは? 真っ暗闇で何も見えなかった 喉が乾いて何も言えなかった 眠れぬ夜は窓辺に 君の名前をそっと呼んで 聴こえるだろ? 聴こえるはずさ 見ろよ 空は広がっている どこまでも空は広がっている あの街まで空は広がっている その窓まで空は広がっている 果てしなく空は広がって 悲しみを乗せた雲が 流れてゆく 流れてゆく そうさ どこまでも空は広がっている あの街まで空は広がっている その窓まで空は広がっている あの街まで 窓まで |
ひなげしが咲いているeastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 合鍵を持ってる 扉は見つからない 探し倦ねて汗ばんでいる 朝の陽を浴びながら ひなげしが咲いている 突っ立って全ての問いに答えながら そこで 今を生きている 独りぼっちで 雷鳴が近付いて また空が泣き出した 屋根が歌えば 街の色が滲む そこで 夜を待っている 傘に隠れて 腕時計の針が規則的に回る やって来る 去ってゆく 突っ立って待っている 待っているふりをして 立っているだけ 突っ立っているだけ 合鍵は錆びてる 鍵穴は見つからない ひなげしが咲いている 時計の針が回る そこで 今を生きている 今を生きている 明日を待っている 突っ立っている |
残像都市と私eastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 信号が変わる 人が押し寄せる 見事に擦れ違ってゆく 電車が滑り込む 人が押し寄せる 素早く入れ替わってゆく さっきの人の背中も影も 三つ数えたら見えなくなる ラララララララ 入り交じって色が混じってゆく やがて灰色になる 家をブッ壊す 空き地が現れる 一瞬空が広くなる クレーンがブッ立つ 人が押し寄せる 街の顔が変わる あの日の街の 地図も景色も 三日と経たずに忘れちまう ラララララララ 道が変わって顔が変わってゆく やがて違う街になる 私の影だけが取り残されてゆく |
長い登り坂eastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 土煙を上げて明け暮れが 軋む音を立ててこの日々が 長い登り坂 立ち止まり仰ぎ見る空 泣いちまえ 泣いちまえ 月明かり 思い出せぬ歌 遠い街 なんでもねえ なんでもねえ 星が降る ゆっくり ゆっくり 坂を登る 夜明けには再び兆すだろう 暗く澱む闇に架かる虹が 静かに現れるだろう |
地図のない旅eastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 背負っているその荷物が何であれ 持っているその力が何であれ やるしかねえ いつだって やるしかねえんだ 行くしかねえ いつだって 行くしかねえんだ 遠く稲妻走る 嵐が来る 猛スピードで雲が流れる 約束は何一つ為されていない 確証は何一つ得られていない やるしかねえ いつだって やるしかねえんだ 行くしかねえ いつだって 行くしかねえんだ いつか心に灯した小さな炎で 迷い道を照らしながら歩くんだ 一歩目は躓く足 二歩目には挫く足 雨に打たれて 風に吹かれて 一歩目は躓く足 二歩目には挫く足 三歩目を諦めるな 足踏み鳴らせ 地図のない旅 傷だらけの旅 地図のない旅 果てしない旅 傷だらけの旅 |
驢馬の素描eastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 描かれた自画像は酷く歪んでいた 描き損じばかり足の踏み場もない部屋 窓に映る姿が痩せた驢馬のようで 俯いてカーテンを静かに閉めてから 居眠り 目を覚まして、それから、 夕焼けを追いかけてゆく 朝焼けを携えてゆく 昼でもなく夜でもない お終いと始まりの繋がりを 破り捨てた自画像が 別の顔を作り出してゆく 夕焼けを追いかけてゆく 朝焼けを携えてゆく 昼でもなく夜でもない お終いと始まりの繋がりを 破り捨てた自画像が 別の顔を作り出して 破り捨てた昨日が 新しい素描を描いてゆく |
ゼロから全てが始まるeastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 広げた手のひらを隅に翳す 翳した手のひらに何もない 何にもない 手を翳せば空には空ばかり 手のひらにも空にも何もない カラッポだ それで全部だ そして ゼロから全てが始まる ゼロから全てを始める 道は始めは土だった 岩だった 風荒ぶ荒野だったはずさ 言葉は始めは音だった 呻きだった 泣き叫ぶ声だったはずさ 東の山並みが朱に染まる 翳した手のひらを染めてゆく 染めてよく 道は始めは土だった 岩だった 風荒ぶ荒野だったはずさ 言葉は始めは音だった 呻きだった 泣き叫ぶ声だったはずさ 人間は始めは泥だった 水だった 蠢く悲しみだった 歌は始めは音だった 呻きだった 泣き叫ぶ声だったはずさ ゼロから全てが始まる ゼロから全てを始める |
ドッコイ生キテル街ノ中eastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | 手にしたものはガラクタばかりであったが それ等は今もポケットの中で燃えている 越して来た日々は無価値なものであったか? 今朝も街は広がり続けている 辿り着く宛のないままこの人生は 風が吹く度にヒラヒラと震えるばかり 見果てぬ夢 途切れ途切れ 破れかぶれ 泣きながら笑って 笑いながら泣いて 彼方此方から聞こえてくるのは 押し殺したような溜息ばかりじゃないか 上辺をなぞって必死に燥いで消える 空騒ぎばかりじゃないか 雪と花弁と灰が降り積もって 風と交差点と背中が過ぎて行った 解ったようで解らなかった答えを 空に投げ返して 追いかけて走って 雲の切れ間から落ちて来たのは どうにでもなって構わない明日じゃないか 昨日を捨てて拾った今日じゃないのか? 心臓で刻む真昼の街 蹴飛ばし歩く午後の木漏れ日 | |
這いつくばったり空を飛んだりeastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | 椅子に座っている チャンスは此所にはない 鳴き交わす烏が 今朝はやけに騒いでいる 家を出て歩き出す 地図が何処にもない 行き交う自動車の 速度が襟を揺らしてゆく そして 逆光に浮かぶ万物の影 雑踏に沈む種々の影 魂のネジを一つ、二つ、もっと多く、 どこかへ落っことしてきた 俺の不正確な振り子時計 泣くな青き心 泣くな苦き心 届かざるを嘆くな その遠さを悲しむな 泣くな暗き心 泣くな弱き心 その一歩を恐れるな その一言を恥じるな 入り組む細い道 雲は浮かんでない 逆さまにぶら下がるようにも見える俺達 | |
靴紐直して走るeastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | 八月某日 床に寝そべって 眼を閉じている 建築現場の足場をバラす音が聞こえて来る 歌うような掛け声 定刻通りに時報が響く 空の上から あれからどうして此所まで来たか これから何処へゆくか 真夏の午後が燃えている いつだって あの時だって そうだっただろ? 今だって これからだって そうするだけさ 靴紐直して走るだけさ 遠雷 夕立 歪んだ足取り 『今なんて言ったんだ? 聞こえないぜ。』 踏切に快速がグラグラと通る時 「ダメだ」って言ったんだろ? 本当は聞こえてたんだ 知らん顔したままで遮断機は上がる いつだって あの時だって そうだっただろ? 今だって これからだって そうするだけさ 誰だって 何処にいたって 夜が明けたら 靴紐直して走るだけさ | |
東京westeastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | 進んでいるんだろうか? 戻っているんだろうか? 頭の上には通勤電車 足の下には汚れたアスファルト 同じ街 同じルート 同じ靴 同じ店からは いつもの匂いがする 花弁は枯葉のように見えるし 真夏は真冬のようにも見えるんだ 進んでるように見える景色は 戻ってるようにも見える景色 さ 東京west 西の外れ 歩く速度は昨日と同じさ 東京west さらば青春 go away 東京west 日暮れ前 赤く染まった巨大なロウソク 東京west 記憶と現実 行ってくれ それが何だったのか 君は誰だったのか 一歩毎に崩れて 一歩毎にこぼれて これが何であるのか 俺は誰であるのか 一歩毎に損なって 一歩毎に追いかけて 笑ってるように見える顔は 泣いてるようにも見える顔 さ 東京west 西の外れ 歩く速度は昨日と同じさ 東京west さらば青春 go away | |
砂を掴んで立ち上がれeastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | 白昼 馬鹿に景気良く打ち上がる花火は 色がない 味気もない じゃ やってられるかよ だが 虚しくなって足を止めるな 腐ってちゃ進まねえよ 砂を掴んで立ち上がれ 喰らわせてやりな 白昼 黒い石つぶて 物陰の悪意は 顔がない 姿もない じゃ 話になるかよ ほら 悲しくなって絶望するな 泣いてちゃ分からねえよ 砂を掴んで立ち上がれ 喰らわせてやりな 真っ黒な口を開けている 憎しみの墓穴 錆びた空洞が鈍く光っている 微かに震える大地に 膝をつき息を切らしては あふれそうになる何かに耐えている 「ちくしょう!」 それでいいのかよ? 「クソクラエ!」 それでいい 息を整えろ 濁る眼を狙え | |
尻を端折ってひと踊りeastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | 繰り返される俺達の泥に塗れた物語 甲斐性なし 性懲りもなし 足取り常に心許なし 何度も何度も諦めて 飽き飽きする程 へこたれて 白、上げて 赤、上げて 白、下げないで 赤、下げて 夢は夢のまた夢なんだろ? 日々は流れゆく 心には穴が空いてる 傷口を雨が洗う 尻を端折って ひと踊り 馬鹿を喰らって ひと踊り いつしか雨は止んでいた いつしかみんな消えていた ヘリコプターが飛んでゆく 馴染みの猫が振り返る 繰り返される俺達の汗に塗れた物語 涙の川 怒りの山 どっこらよいしょで踏み分けて 泥を被って俺達は尻を端折ってひと踊り 「ふざけんな 笑わせんな」 ふざけて 狂って ひと踊り そうさ 夢はまだ続いてる 暗くなっても 心には穴が空いている 傷口を雨が洗う 尻を端折って ひと踊り 馬鹿を喰らって ひと踊り エッサ ヤレサ ホイサ エッサ ヤレサ ホイサ | |
午前0時eastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | 睫毛が濡れているのはこの霧雨のせいさ 砂が降るようにそれはサラサラと軽く 寝静まっている路地で昼間見た猫が 一瞬、俺を見止めて物陰に消えた 何処を歩いて来た? 何を手に入れて来た? ポケットの中を探して取り出したものは 電球と 喧噪と そこに付随する諸々の影 笑う声 長い髪 ガラスに映った自分の顔 サラサラと雨が落ちてくる 砂が降るように落ちてくる 公園を斜めに通り抜け 昨日と今日が入れ替わる 見慣れたいつもの暗い道 見慣れて今も尚、迷う道 悲しみによく似たこの景色 寂しく懐かしきこの景色 昨日ヲ捨テル時刻 午前0時 真夜中 今日ヲ拾ウ時刻 午前0時 真夜中 睫毛が濡れているのはこの霧雨のせいさ そうじゃなくても今更もう気にするものか 睫毛に溜まった雨が頬を伝って ポタリと爪先を濡らす ポタリと小さく爪先に染みる サラサラと雨が落ちてくる 砂が降るように落ちてくる 公園を斜めに通り抜け 昨日と今日が入れ替わる 見慣れたいつもの暗い道 見慣れて今も尚、迷う道 悲しみによく似たこの景色 寂しく懐かしきこの景色 | |
雑踏eastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | 埃混じりの風が吹く 街は昨日のままさ 油模様にギラギラと 浮かぶ狂った決意の鼻唄 昼飯時の騒ぎと午後の人いきれ かわして歩く街路に春の陽が注ぐ 明日の墓場を誰が知ろ 俺は俺のままさ 無駄に踵を擦り減らし 歩き去るだけさ 宵待つ街の気配とその手足と顔 紛れて歩く街路に淡く灯がともる 埃混じりの風が吹く 空は黙ったままさ 誰が助けを呼ぶものか 強張った肩の木漏れ日 擦れ違うだけの朝のその光と影 はぐれて歩く街路に青く葉が茂る 立ち止まって後をふと振り返れば 似たような顔の誰かが俺の方を見ていた | |
直情バカ一代eastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | そんな事はどうでもいい事だ 肝心なのはそういう事じゃない筈だ 不確かなものを 不確かな足で 追いかけ回す 嘆きを吐き捨て眼を上げりゃ 血が滲むような月が出た そうか、そうだった なかなか良い感じ 気合いが走る 体勢を立て直してやり返せ 叫べ 今日を生きている その声で 白旗を降ろして染め直せ 我等 今日を生きている その色に 敗北を認めず反古にして 鼓動がゴトリと高く鳴る ジタバタするな 深呼吸ひとつ 間合いを保て 体勢を立て直してやり返せ 叫べ 今日を生きている その声で 白旗を降ろして染め直せ 我等 今日を生きている その色に そんな事はどうでもいい事だ 肝心なのはそういう事じゃない筈だ 不確かな足で 不確かな道を 転げて急ぐ 体勢を立て直してやり返せ 叫べ 今日を生きている その声で 白旗を降ろして染め直せ 我等 今日を生きている その色に | |
再生工場の朝eastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | モウ烏ガ騒ギ出ス頃 直ニ夜ハ明ケル 窓ガラスヲ震ワセテ 光ガ降ル 光ガ降ル 用意は出来たか? 扉が開くぞ! ギラリと差し込む朝日 ネジガ外レテ 部品ガ割レテモ ナルヨウニナル 時ハ来タル 時ハ来タル 理由も答えも 何処かへ紛れて 逆巻く世界の右往左往 用意は出来たか? 装置が動くぞ! グラリと回り出す歯車 あの時 本当は本当の事を言おうと 思ってたのに言えなかったよ 何年経っても 折れたり 萎えたり 拗ねたり 間違い探しは 間違いだらけ 用意は出来たか? 扉が開くぞ! ギラリと差し込む朝日 理由も答えも 何処かへ紛れて 逆巻く世界の右往左往 用意は出来たか? 装置が動くぞ! グラリと回り出す歯車 | |
一切合切太陽みたいに輝くeastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 多分、これで良いはず そうさ、これで良いはず きっとこれはどっかに 繋がっている、はず 絶対これで良いはず なんてそれで良いはずねえはず! きっと何かが変わるべき、な、はず みっともないほどぶっ壊れた 泣きっ面が 太陽みたいに輝く 電線の烏が太陽みたいに輝く 雨垂れの跡が太陽みたいに輝く 横断歩道が太陽みたいに輝く 銀杏の葉っぱが太陽みたいに輝く なんだ、もう終わりか? あっけないもんだな 奇跡なんて起こらねえもんだな そうか、それで、何か、 悟ったようなつもりだったが 案外そうでもねえもんなのかもな 救われないないほど放り出した 馬鹿っ面が 神様みたいに輝く 流行らないメシ屋が太陽みたいに輝く 潰れたスナックが太陽みたいに輝く ダサいTシャツが太陽みたいに輝く 手書きの看板が太陽みたいに輝く 空車のタクシーが太陽みたいに輝く 物干竿売りが太陽みたいに輝く 溢れたゴミ箱が太陽みたいに輝く 軒下のダルさが太陽みたいに輝く 何処に立ってたって一緒さ 俺達は 力一杯、泣いて笑って それが全てさ それが全てさ 青い作業着が太陽みたいに輝く 快速電車が太陽みたいに輝く 肉屋のばあさんが神様みたいに輝く 放置自転車が太陽みたいに輝く 項垂れた背中が太陽みたいに輝く くだらない日々が太陽みたいに輝く 一切合切この世の全てが 一切合切太陽みたいに輝く |
いつだってそれは簡単な事じゃないeastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 街はいつも僕を置き去りにするから 僕も街を置き去りにする事にしたのだ 誰が僕に正義を指し示し得るのか 僕は誰にそれの教えを乞えば良いのか 君はいつも僕に恐怖をもたらして 見えそうになっていたものを隠してしまうんだ だから僕は君の意地悪な目配せを ありったけの勇気を込めて無視する事にした いつだってそれは簡単な事じゃない 僕はいつも誰かを傷付けてばかりいて そんな事はずっと前から気付いているけれど 僕に出来る事は手を振る事だけだ 僕はずっと此所に立っているから構わず行ってくれ いつだってそれは簡単な事じゃない いつだってそれは簡単な事じゃない |
まともな世界eastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 目的も無しに生きていちゃ駄目かよ 行く先も無しに歩いてちゃ駄目かよ ここからは今日も夕焼けが見えるよ それよりもっとスゲェ事があるのかよ まともな世界があるという 誰と誰と誰がそこから来た? クソ喰らえだ!クソ喰らえだ!クソ喰らえだ! 震える空はひび割れて落ちるよ 折り重なって思い出に化けるよ 見飽きた感傷が壁に張り付いている 来る日も来る日もずっと張り付いている 正しい世界があるという どこの誰のどれがそれなのか? あいつなのか? お前なのか? 見せてくれ!見せてくれ!見せてくれ! クソ喰らえだ!クソ喰らえだ!クソ喰らえだ! |
明日を撃てeastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | メソメソすんな 泣いて世界が変わるかよ 涙はもっと大事な場面に取っておけ 事実は今日も鉄橋みたいにそこにある 握り拳はポケットの中に突っ込んどけ 傍目に見れば全く無惨な姿でも 冗談じゃねえぞ 勝負はまだまだこれからだ 浮き足立って色をなくした街の角 今更なんだ 生まれた時からこの通りさ そこで怒れ!明日を撃て! そこで走れ!明日を撃て! 恥じ入る思いが泡立つ度 消え入りそうになる明け暮れに 揮発する涙に火をつけて 閉じかける扉を抉じ開けろ 抑圧は逆巻き荒れ狂い 均衡は震えて保たれる 何がどうした?それがどうした? 百万回目の再生 そこで叫べ!明日を撃て! そこで超えろ!明日を撃て! |
歩く速度の風景eastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 焼けつく白い道には 焦げついた黒い影が 誰かが捨てた昨日が 置き去りにされた日々が 忘れたって良いんだぜ 捨てたって良いんだぜ 一歩一歩塗り替えて 変わってゆく 線路脇の細い道には 記憶を繋ぐ匂いが 壊れて消えそうな明日が 消えそうで消えない炎が 壊れたって良いんだぜ 消えたって良いんだぜ 一歩一歩甦って 現れる ガタゴトと 走る電車を見送って いつもだったら通らない 路地に入るよ 誰も皆そうなのか? 俺だけがそうなのか? 拾って捨てて拾って捨てて 歩いてゆく ノロノロと歩く速度で流れ去る 歩幅通りの風景に 日が暮れるよ |
デクノボーひとり旅ゆくeastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 石コロだって誰かの為に? まさかそんなつもりじゃないだろうが 転がって、在る 吹く風だって何かの為に? 止めろ! そんな事が一体何の足しになる? 歩幅の分だけ遠ざかる 遠ざかる程、彼所を頻りに恋しがり 自ら望んで背を向けて 背を向けるからこそ 背後の世界が気にかかる 1・2・3・4 旅の途中 5・6・7・8 立ち止まる 峠の道から見下ろせば 拒んで追われた街灯り 空から何かが落ちてきて 急いでそいつを追いかけて 見知らぬ場所までやって来た 突然悲しくなってきて 涙がどんどん湧いて出て そいつが枯れたら笑うだけ 1・2・3・4 旅の途中 5・6・7・8 まだ行ける 夕立 土砂降り 破れ傘 上がれば彼方に虹が出る 石コロが転がって 吹く風が転がって |
オオカミ少年eastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 嘘を持って来い 大切にしている嘘を 嘘をついて来い 嘘を打ち破る嘘を 嘘を持って来い 赤々と燃える嘘を 嘘をついて来い 嘘だらけの世界に オオカミ ガ 来ルゾ オオカミ ガ 来ルゾ ナリ振リ捨テロ 身モ世モ捨テロ ソノ足取リニ真実ガ宿ル 嘘が腐ってゆく 借りてきた台詞ばかり 嘘が死んでゆく 嘘みたいな世界で 逆さまに吊るされて 逆さまに地球が廻る 落っこちるみたいに空を飛んだり 笑ってるみたいに涙流したり 本当ガ本当ニ本当カヨ? オオカミ ガ ヤッテ来ル! オオカミ ガ ヤッテ来ル! オオカミ ガ ヤッテ来ル! オオカミ ガ ヤッテ来ル! 嘘を持って来い 大切にしている嘘を 嘘を持って来い 赤々と燃える嘘を 「オオカミ ガ ヤッテ来ル」 |
影達は陽炎と踊るeastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | パズルの欠片みたいに 小刻みに切り取られて 八月の空が 窓に嵌め込まれている 踵から溶け出すような 山手通り午後二時 汗を流しながら 口笛を吹いている ギラッときてグラッとくる太陽に 陽炎は踊るよ グラッときてフラッとくるステップで 陽炎と踊るよ 歪む八月の太陽に陽炎は踊る 彷徨える影達は陽炎と踊る 陸橋の上に立てば 手招きばかりが見える 向こう側を見せてくれ いつか辿り着けたら 高層ビルに反射する太陽に 陽炎は踊るよ 地鳴りする国道のグルーヴで 陽炎と踊るよ 歪む八月の太陽に陽炎は踊る 彷徨える影達は陽炎と踊る |
脱走兵の歌eastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 逃げて逃げて逃げまくれ 地平の果てまで逃げ回れ 海越え山越え砂漠越え この世の果てまで逃げ回れ 勲章なんていらねえよ お仕着せなんて着るもんか ヤレ、号令一つで右、左 ホレ、群集心理で左、右 スタコラサッサと走り出す 自由はいつでも聳え立つ壁の 向こう側にある 明日が来なくても走り出す 動物みたいに飼い馴らされて 死にたくないから イチ抜けて逃げるぜ 何処までも逃げるぜ 命を誰かに預けて 人生を何かに委ねて 安い満足で買い叩かれて 何と言われても逃げるぜ 泣きたいくらい晴れ渡る空が 呼んでいるから スタコラサッサと走り出す 自由はいつでも聳え立つ壁の 向こう側にある 明日が来なくても走り出す 動物みたいに飼い馴らされて 死にたくないから イチ抜けて逃げるぜ 何処までも逃げるぜ |
角を曲がれば人々のeastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 夕陽が照り返して 街中が真っ赤になっている 解らない事も それで良いとしとくぜ今は 空気が動き出して 季節が入れ替わってゆけば きっと見えてくる ゆっくりと見えてくるはずさ 遠くの方で雨が降り出したんだろう 微かに雨の匂いがする 伝わってくるのは雨の匂いだけじゃない 降っているのは雨だけじゃないはず 角を曲がれば人々の いつも通りの靴の音 街の外れの分かれ道 いつしか風の音ばかり 心はいつも此所に帰って来る 出口はどれも此所に通じている 遠くの方で雨が降り出したんだろう 微かに雨の匂いがする 訪れるものは過ぎて遠くなってゆく 遠くなって見えなくなって 角を曲がれば人々の いつも通りの靴の音 街の外れの分かれ道 いつしか風の音ばかり |
東京eastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | 点滅を繰り返してそれは 遠くまで連なっている 笑っているように見えて 泣いているようにも見えるのは 輝く都市の栄光 戯れて退屈になって澱んだ光は 鳩の背中に乗って飛んでいった 午後の気取った憂鬱 借りて来たような台詞 開いて暴いて捨てて 路面に落として踏んで それを素手で拾って喰らう それの泥を払って喰らう そこで喉を鳴らして笑う 汗を流して笑う 東京 花と夢 走って止まって 止まって走って 廻って終わって 終わっても走れ 追いかけながら追われている 陽炎に歪む影達は 水をかけ合ってズブ濡れて 主張はもつれた知恵の輪 創造と消費と再生 今日も謎は謎のまま 反復するエナジー 廻る巨大な回転木馬 吊り革にぶら下がって彼は 未だ産まれていない もののような顔をして 市街地の方に運ばれて行く 花は落ちきって緑色 ベランダに布団は干されたまま 時は止まっている 止まったままで動き出す 東京 熱と風 どうにでもなれ どうにでもなる 何とでも言え 何にでもなれる 東京 花と夢 走って止まって 止まって走って 廻って終わって 終わっても走れ | |
沸点36℃eastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 後手にバタンとドアを閉めて もう後には退けないなんて 分かり切った事さ 生まれたくて生まれたんじゃないと 拗ねて世界に唾を吐いて 楽になったか? 相変わらずさ 風が人々を 連れ去るのを見てる 気付かないふりで 長く変わらない信号を待っている トンネルを抜け切ったと 思ったらそこは真夜中だった 一切合切、終わりか? 終わりでも何でも構わない 沸点は掌に 沸点は首筋に 沸点は足の裏 それだけがある 沸点は青い空 沸点は白い雲 沸点はビルの影 汗に塗れている 消えるから良いんだ 口笛も、面影も、 だから今日もここに立って 嘘と真実の風の中で 悪あがきを続ける だから今日もここに立って 肩に降り積もる月明りで 孤独を研いでいる 漸く夜が明けたと 思ったら辺りは砂漠だった ここらで旅路も終わりか? 道なんてどうでも構わない 沸点は掌に 沸点は首筋に 沸点は足の裏 それだけがある 沸点は青い空 沸点は白い雲 沸点はビルの影 汗に塗れている |
ばかやろう節eastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 不法投棄されて 夕陽を反射している 軽トラックみたいに 暮れ残って俺は 小さな橋の上で 風景を拒否する 首を傾げたり 足をブラブラさせたり 目を瞑ったり 俺は確かめる 俺だけのやり方で 世界の全てを 悲しい事などあるものか そうして何時でも生きて来た そうさ 闘う相手はいつだって 心の底から湧いて来て 崖っぷちに俺を追い詰める 「生きてる価値など何も無い 存在自体がクダラナイ 死ネ!死ネ!」 と俺を追い詰める 拗ねて甘えても 助けを叫んでも 誰も振り向かない 誰も振り向かない 死んだふりしても 生きているふりしても 事実は変わらない 事実は変わらない 孤独がどうして珍しい そうして此所まで生きて来た そうさ 闘う相手は何時だって ドブ河の底から湧いて来て 路地裏で俺を待ち伏せる 打ち据えられては、ばかやろう 引き倒されても、ばかやろう 孤立無援で、ばかやろう 満身創痍で、ばかやろう 此所までそうして生きて来た 此所からそうして生きて行く 不法投棄されて 夕陽を反射している 軽トラックみたいに 暮れ残って俺は 小さな橋の上で 風景を拒否する |
夜がまた来るeastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 坂の道を長く下る時 街灯りは遠く広がる この夜に二度目など無いから 想いの全てを込めて 口笛を 夜がまた来る 空が落ちて来る ゆっくりと色は褪せてゆく もう一度、静かに呼吸を 整えて 夜がまた来る 空が落ちて来る 頬を打てば凍てつく 吸い込んでは胸に沁む 冬の空気を引き連れて 夜の気配を身にまとい 歩く 夜がまた来る 空が落ちて来る |
白昼の行方不明者eastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 纏わりついて来る蝿のように 何処までも寄り添って来る 安っぽい絶望が 安っぽい涙が 薄暗い何かが また一人、誰かを 何処かへ連れて行く サヨナラが今、 小さな声が 坂道を転げて行く 正直に生きれば生きる程 向かい風ばかりが強くなる 「踏み越えて楽になれ」と オーロラビジョンが喚き散らしている 薄暗い何かが また一人、誰かを 何処かへ連れて行く 行かないでくれ、 小さな声で 背中に投げかける 真昼の街で 息を殺して、耐えて、生きて、 繰り返すだけ 声を上げて、笑って、泣いて、 いたいだけ、さ 薄暗い何かが また一人、誰かを 何処かへ連れて行く サヨナラが今、 小さな声が 坂道を転げて行く 真昼の街で |
野良犬、走るeastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 立っているだけで精一杯でも 努めて何でもないような眼差しで 雨が降ったら 野良犬、濡れて走る 言葉など持たないが 悲しみなら溢れる程ある 雲間から差し込む陽の光 隔てられ慈悲無き陽の光の中 走り疲れて止まる時 破れて夢の終わる時 彼の空を引き裂いて バリバリと引き裂いて 新しい今日が顔を出す 必ずそれは動き出す 有無無く風は吹き付けて 留まる事は許されず 野良犬は走り出す 野良犬は走り出す 怯えて闇を映し出す 潤んだ二つの眼から 嬉しい涙、流れるか? 悲しい涙、流れるか? 野良犬、走る 足元が震えているのは 恐怖の故か 静かに滾り駆け巡る 赤き血潮の故か 雲間から差し込む陽の光 隔てられ慈悲無き陽の光 与えられ負わされ急き立てられ 生かされ立たされて陽の光の中 走り疲れて止まる時 破れて夢の終わる時 彼の空を引き裂いて バリバリと引き裂いて 新しい今日が顔を出す 必ずそれは動き出す 有無無く風は吹き付けて 留まる事は許されず 野良犬は走り出す 野良犬は走り出す 怯えて闇を映し出す 潤んだ二つの眼から 嬉しい涙、流れるか? 悲しい涙、流れるか? 野良犬、走る |
地球の裏から風が吹くeastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 六車線の朝に 霞む空に 窓に映る顔に 地球の裏から風が吹く また今日が手渡される 夜の暗闇なら 背中に背負ったままさ 赤くなった眼で探してる 謎を解く光る鍵 街を横切る 旅路は続く 靴音響く 旅路は続く 擦れ違いざまに少しだけ 交わされ合う鼓動 地球の裏まで投げかけろ 声にならない歌を |
サンセットマンeastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 湧き上がる悲しみを 恥じて殺さないでくれ 耐え切れない涙を 笑う奴等に負けないでくれ 転げ落ちる不安と 這い上がれない焦りと怒り 薄っぺらく笑う時 心の底まで冷たくなるのさ 何も言わぬ入り日が 明日に続く行方を示す 大丈夫だ 大丈夫だぜ 道は見えぬままで 傷は癒えぬままでも 震えている風は見えるぜ 心で見たものだけが 目に見えない答えを示す 大丈夫だ 大丈夫だぜ 真昼の月が見える さすらう詩が見える 大丈夫だ 大丈夫だぜ 悲しみを消さないでくれ 涙を捨てないでくれ 滲む入り日を 忘れないでくれ |
五月の空の下でeastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 狂い出した歯車が今、 加速を付けて廻る 笑い出して走り出す朝 高架下 白いシャツ 五月の空の下で 直射日光にメッキを剥がれて 地金を晒す午後 立ち尽くして聴こえないふり 時計を見てるふり 五月の空の下で 足に絡み付くアスファルト 古いお伽話のような 救いの光を待つのだが それらは遥か遠く 色淡く 地平の彼方に揺れている 狂い出した歯車が今、 加速を付けて廻る 構わねえさ 行くも戻るも背中の風に訊く 五月の空の下で 足に絡み付くアスファルト 五月の空の下で |
滑走路と人力飛行機eastern youth | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 空から落ちて来る 得体の知れない狂気は 45度の角度で 放り出してやれ 背後から付けて来る 陰険な影達は 路地を抜けた場所で 走って振り切れ 滑走路に立っている 翼は持ってない 雨ならザーッと降って来い 風ならドンと吹いて来い 前にも後ろにも どうせ何にも無いから 両手を広げて 飛べるつもりになって 一瞬よぎる恐怖と 踏み出す勇気 この淋しさが生きてる証さ 震える足元が生きてる証さ 時間は訪れて 今一度息を飲んで 見送る言葉など もう必要無いはず 死ぬ気で走り出して 駄目ならそれまでだ 死んでいるみたいに 生きていたくはないから 滑走路に立っている 翼は持ってない 滑走路に立っている 翼は持ってない |
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