LIVE REPORT

WANIMA ライヴレポート

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【WANIMA ライヴレポート】 『WANIMA Everybody!! Tour Final』2018年8月26日 at メットライフドーム

2018年08月26日@

撮影:瀧本 JON... 行秀、岸田哲平/取材:荒金良介

2018.08.31

ライヴ終盤“不器用でも、未完成でもいいので...ダメだったら、WANIMAのところに来てください!”とKENTA(Vo&Ba)が言ったあとに披露した「シグナル」の爆発感は凄まじかった。バンドとして、人間として、ひと回りもふた回りも成長を遂げた彼らは、もはや会場の規模に左右されない盤石のパフォーマンスを見せつけた。

35万枚を突破したメジャー1stフルアルバム『Everybody!!』に伴う全国ツアーは埼玉・メットライフドーム2デイズで7万人、ツアー全体で20万人という観客動員を記録。バンド初のドーム最終日は「OLE!!」で幕を開けるや否やアリーナに水が放出されるサプライズもあり、観客は早くも大興奮。巨大な3面スクリーンにメンバー3人が映されると、お祭り曲「BIG UP」を投下。“我々の夏がやってきた!”とKENTAが叫ぶと、花道でスイカ割りを成功させ、序盤から観客の心をギュッと掴む。親密なメロディーが胸を打つ「やってみよう」、大合唱が起きた「THANX」と続くと、普段のライヴと何ら変わらない活気を作り上げていた。

そして、ファンにはお馴染みのFUJI(Dr&Cho)のモノマネで沸かせつつ、ステージセット自体がアリーナ真ん中の花道まで移動し、さらにステージが360度回転する中でプレイした「いいから」も一段とカッコ良く響いた。「りんどう」をやり終えると、KO-SHIN(Gu&Cho)はメンバーも予期せぬトイレタイムで一旦消えて笑いを誘い、次はアコースティック編成で「ここから」をじっくり聴かせる。こうした流れもWANIMAのキャラゆえだろうか、観客はとても喜んでいた様子だった。後半は「ともに」「オドルヨル」「サブマリン」とアッパーなナンバーを畳み掛け、本編ラストは「Everybody!!」でドームを見事ひとつに束ねる。

アンコールに応えると、スクリーンにメンバー3人が足ツボマッサージや千本ノックに挑戦する映像が流れたあと「花火」へ。ドーム天上にライトで花火が映されたりと、極め細かな演出で曲のムードを盛り上げる。リクエストコーナーに入ると、男性ファンの要望を汲んで「TRACE」を披露。“これからもWANIMAとともに生きてください!”とKENTAが叫ぶと、最後に「これだけは」を放つ。ポジティブなエネルギーをドーム四隅に轟かせ、全22曲2時間半におよぶショーは盛大に幕を閉じた。WANIMAのライヴは観る者を心底笑顔にさせ、明日を生きるための活力を注いでくれる。絶賛し尽くしても足りないほど素晴らしいライヴだった。

撮影:瀧本 JON... 行秀、岸田哲平/取材:荒金良介

WANIMA

ワニマ:2010年結成。熊本出身の3ピースロックバンド。14年10月、1stミニアルバム『Can Not Behaved!!』リリース後、11月から全国ツアー『Can Not Behaved Tour』を33カ所で行なう。その後、大型フェスティバルへの出演を軒並み果たし、いくつもの入場規制を記録。15年8月に1stシングル「Think That...」を、同年11月には1stフルアルバム『Are You Coming?』を発表。17年5月にはワーナーミュージックのレーベルunBORDEよりシングル「Gotta Go!!」をリリースし、勢いよく駆け抜けた同年末、『NHK紅白歌合戦』の出演までも果たした。

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

  1. 11

    11.ここから(アコースティック)

  2. 20

    <ENCORE>

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