日食なつこ作詞の歌詞一覧リスト  94曲中 1-94曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
0821_a日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ・沼能友樹・仲俣和宏・komakiアルデバラン燃え盛る 太陽より遥か向こうにいる 赤く点滅する星たちは もうすぐ終わる定めにある 君が生きたその一生は 君自身に何を与えただろう オレンジにきらめくその熱は 何かを叶えたあとの光か  摂氏マイナス10を切る この冬はひどく饒舌である 銀色に弾ける電線が あらゆる言葉を切り刻む 僕が消えるその一瞬に 僕自身は何も感じぬだろう まっ黒く抉れる土の上 悲しみ 怒り いつかは果てる  この命が止まって ほどけ落ちゆく先で 巡り戻れぬとして それでいい それが正しい 出会えた者たちよ 出遭えなかった存在よ またいつか なんてない さよならだ  いまだ未観測の星たちよ 誰の目にも留まれない今日を リゲルよりも強く青く 瞬いて泣いて生きるがいい もう戻らぬ感情たちよ その名前も思い出せないままで 光よりももっと速く 燃え尽きて落ちて消え果てればいい  アルタイルが飛んでゆく 太陽より遥か向こうをゆく かつて対を成した鳥は今 笑われ堕ちる定めにある 誰が生きて死ぬ一生も この宇宙はどうでもいいのだろう 帰るべき方角照らし出す 北極星すら歳差で逃げる  日々観測史上初 この夏はひどく蒙昧である 金色に輝く太陽が 全ての思いを怯ませる 僕が描くどの一瞬も 僕が歌う一切合切も 何一つ残らず消えてゆく 何にも残せずこのまま果てる  それならば僕たちが生まれて死ぬ理由とは? 分かりきった答えの蓋を開くことが恐ろしい 出逢えた僕たちよ 願わくばまだもうちょっと 共にいたい なんてな 冗談さ  いまだ未観測の星たちよ 誰にも届かない声を よだかよりも強く高く 響かして叫んで生きるがいい もう戻らぬ感情たちよ 僕が潰えたこの未来で 光よりももっと速く 燃え尽きて落ちて消え果てればいい
天上猫と天下人めいちゃんめいちゃん日食なつこ日食なつこNuma浮世の宵病み 晴らすべく舞う 君影はくちなしの色 西へ東へと咲き乱れれば 右も左も絶景と成り果てる  憂き目に遭うとて 笑い飛ばせり その歌は和平の響き 遥かな天まで届く噂に 呼ばれるまんま雲をくぐったのです  アァ ウゥ ねうねう鳴く姿を借りて アァ ウゥ 今宵もいってらせませ  嗚呼 光 暗がり 襲いかかる孤独なステージへ ひとり立ち向かう背を 日々 日々 見守っているわ あなたのような御方こそが勝ち取ってゆくのね 天上猫 お待ち申し上げていましたわよ 天下人さま  まだまだ乱痴気 浮かれ酔え舞え 月影もくちなしの色 有耶無耶でよいよい 民を導く 天上猫と天下人  パッパラッパララッパラララ その歌を合言葉に 散りぢり散っては朝になる頃 眠りにつくのです そっとお隣へ  アァ ウゥ ねうねう鳴くは今はおよし アァ ウゥ 今宵もおやすみなさいませ  まどろむ夢でもきっと舞い踊っていることでしょう 毛並みを寄せ囁く まだ まだ 眠ってていいわ 強いあなたが 強がらなくていい場所でありたい 今日もでかけていくのね 日々 日々 見送ってゆくわ  嗚呼 光 暗がり 襲いかかる孤独なステージへ ひとり立ち向かう背を 日々 日々 見守っているわ あなたのような御方だから愛されてゆくのね 天上猫 お待ち申し上げていましたわよ 天下人さま 天上猫 お慕い申し上げていますことよ 天下人さま  浮世の宵病み 晴れてこの先 どこまでもくちなしの色ね
appetite日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ多くは望まないそんな僕でどうにかこうにかここまではやってきました ちょっぴり無理して手にした日常 今を幸福と思いたい ひっくり返る心配もない道 つまずく石くらいしかない 嗚呼 何かが足りない なんでか空しい 風が本音を転がしていく  多くを語らない君は僕とそんな風のなか出遭ってしまった 一体何を考えてるか分かんない同士で向かい合った どっちが先に蓋を開けるかかけ引きにも似た感情だ きっと今足りない何かがここで見つかると思った  平凡な世界は今日も美しく 昨日のままの僕らでもいいと笑う 明日になればもう遅いと知る 君の瞳も冒険を望んでいる さぁ  欲張っていこうじゃないか 饒舌でいようじゃないか 僕らしさなど僕が決めても変えてもいいはずだよ 裏切っていこうじゃないか 揺らめいていようじゃないか 想像もできない君を君が選んでもいいはずだよ もし迷ってしまってもご愛嬌でさ  多くは望まないなんてことが美と見なされる社会において ちょっぴり欲を出してみることでちっちゃなきっかけになってみたい ひっくり返る瞬間じゃないとさ 出せぬ自分もあるようで 君と僕でふたりそのドキドキを 平らげてしまおう  欲張っていこうじゃないか 饒舌でいようじゃないか 僕らしさなど今日はまだ決めなくてもいいはずだよ 裏切っていこうじゃないか 揺らめいていようじゃないか 誰も見たことない君が隠れててもいいはずだよ  欲張っていこうじゃないか 饒舌でいようじゃないか 僕らしさなど僕が決めても変えてもいいはずだよ 裏切っていこうじゃないか 揺らめいていようじゃないか 想像もできない君を君が選んでもいいはずだよ もし迷ってしまってもご愛嬌でさ
やえ日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ佐藤五魚話すことはないけど会いましょうって春の宵 排気ガスを浴びて終わらない夢を見る 巻き上げるダストが突き刺さって涙目 ちょうどよく覗き込む見知った顔がにじむ  行くあてもないまま歩きましょうって春の宵 境目をなくして淡い夢に落っこちる ほとんどもう破綻している世界において いまだ狂わずにいるその影が  揺らいでばっかのこの道の先で どれほど光だったか知れない  話せば話すほど溺れていく春の宵 ひと挿し早咲きの八重の桜眺む あれが枯れる頃答えも出るはず きっと僕は引き下がることを選ぶ  澱んでばっかのこの瞳の奥で どれほど思い浮かべたかなど言えない  せせらぐような声は喧騒を洗っていく 連れて行ってほしいと思う かがり火のような熱は掠った手を焦がしている 今終わってもいいと思う  春の陽気に耐えられずに散っていく 僕こそ八重の桜かもしれない  揺らいでばっかのこの道の先で どれほど救いだったか知れない どれほど名を呼んだかなど言えない  話すことはないけど会いましょうって春の宵 きっとこれが最後のひとひらになる
幽霊ヶ丘日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ山出和仁とうに見頃も過ぎ去りて寒空に穂を揺らす芒原 誰の面影を そこに重ねてる  孤独を望む逃げ場を探す必要のない命もあると知る 想い遂げられた とて続かぬだろう  風もなき 悠久の丘にて 綴ったいたずらな恋を 迎えに来る人ついぞ現れず 絵空事の朱い火燃ゆ  見渡せども幻影ばかりでどっちつかずの足場に吹き溜まる 野分裾濡らす 恋路よるべなく  風ゆらぎ 幽閉さるるここへ 吹いたうちひさす京の 謡い踊る息吹不意に胸を打つ 絵空事を望んでいる  風すさび 幽霊ヶ丘にて 願ったとこしえの愛を 迎えにゆくにはちょっと遅すぎた 絵空事と憂いて消ゆ
diagonal日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ君の涙は宝石になると言った あの日の貴方へ あたしの涙はまだ涙のままです  必死の抵抗も虚しく夕陽は落ちた あの日のあたしは 優しい夢じゃない 冷たくても現実  それがそれが欲しかった 慰めなんかいらなかった なのに貴方は連れ去った 優しい夢の向こうへ  しんしんと音もなく空に夜は降った 離れないでと貴方が握る左手を振り払った  必死に叫ぶ声 「君を守るために来たのに」 それじゃ駄目だって分からない人とこの橋は渡れない  追って来た人振り切って 渡って来た橋を焼き切った それできっと正しかった 貴方はそちらで生きて  守られてしか生き抜けないようじゃ辿り着けない場所へ あたしはゆきたい ひとりでゆきたい 闘い勝ちたい 対角線上の現実  ただそれが欲しかった 慰めなんかいらなかった なのに貴方は裏切った その手の温もり  あぁ愛も希望も併せ持った 貴方がひたすら好きだった からおんなじくらい邪魔だった どうかそのまま行って 消えて 優しい夢の向こうへ
ライオンヘッド日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこLA SENASライオンヘッドは風に揺られ 今日も孤高をたなびかす 遠方跳ねるガゼルの群れ 襲うのだって勇気がいる  「ライオンヘッドに近づくな」 その荒野の合言葉 逃げ出す一瞬誰の視線も恐怖以外の何かが光る  空腹でもないのに襲ったりするかいな 爪、たてがみ、牙が揃ってるだけでこの有様さ  ライオンヘッドは風に揺られ 今日も耳をそばだてる 遠方水辺ゼブラの群れ 笑った声で空気が割れる  ライオンヘッドの荒野にある日迷い込んだ人ひとり 「あいつは誰だ」「奇妙な奴だ」と寄ってたかって責め立てる  必要もないのに殺したりするな 爪、たてがみ、牙を光らせる時はまさに今  走れ 唸れ 蹴散らせ大地 そんな群れなら消えたらいい 何を守って是と成す大地 怯え 怯えた末に襲い掛かった愚かさ 飛び散る半端者たちの飛沫を浴びて なぜか酷く空が青く見えた  怒りや憎しみがお前を傷つけるのは お前もまた世界に牙を剥いているからだろう  ライオンヘッドは振り返った 「恐ろしいならゆくがいい」 遠方震える僕はそっと 金色の孤高に手を伸ばす
蜃気楼ガール日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ沼能友樹垣根からあふれた蝉の声 気を取られた一瞬で君は水蒸気のように変わっていく 立ち昇るいくつもの感情 隠せない本当の思い  加速する熱にやられ眩暈 気がつかない透明な君は蜃気楼のように遠い 立ち昇る毎日の向こうに 消えないでくれよ  乾いた喉を潤す言葉を僕は知ってるはず  ひとりぼっちの蜃気楼ガール 届かないまま夏が過ぎる 触れたいよ蜃気楼ガール 諦めれば夏は終わる 君もこの恋も幻にはしない  白い肌 遠のく蝉の声 満たされた安全な場所を逃げ出したいと語る目 蒸発しそうな微笑み 寂しいとは言えない唇  乾いた心潤す言葉も僕は知ってるはず  ひとりぼっちの蜃気楼ガール ほんとは叫びたいって知ってる 迷子になりそうな夜は 夏の星座を全部集めて 君の足元を照らし出すオーケストラ  ひとりぼっちの蜃気楼ガール けして消えない夏をあげる  ひとりぼっちの蜃気楼ガール 届かないまま夏が過ぎる 触れたいよ蜃気楼ガール 諦めれば夏は終わる 君もこの恋も幻にはしない  君もこの恋も幻にはしない
ダム底の春 feat.Sobs日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこSobsお気に入りの場所を誰にも教えないまま何度目の春 今日も水位はひどく低い無人のダム 干からびたダム  適宜適切な距離誰とも測れないまま快適な日々 こんなとこに一緒に来たい人も思い浮かべられない  昨日は確かどしゃ降りの雨だった 溢れ返るくらいを期待して来たってのに拍子抜けさ  そこらじゅうに花が咲いてて足の踏み場もないくらい春 こんなことになるなら買わなくたってよかったな  助手席に寝かせた花束 ぶら下げて向かう先はダム グリーンブルーの湖は見た目より深そうだ  どの花が喜ばれそうかなんて浮かれた店先で やめとけばよかった、とは言えなくて  渡せなかった花は即ち存在もしない愛にも等しいから 投げ捨てたって罪にならない いくつも浮かぶ言い訳も束ねて 振りかぶって水面に放つ 真っ赤なリボンがほどけ沈んでゆき あとにはもう波すら立たない いつか水底で咲くだろうか  ダム底に投げた花束 青空にその一瞬は焼きついて 花の名も覚えられない僕の目にただ残って消えない
夕闇絵画日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ沼能友樹グレイオレンジ街は夕暮れ 途絶える風 サイレン 覚えておきたい景色は多くはない そう今目の前の君以外にないのさ  グレイオレンジ街に通り雨 君が伸ばした手 叩きつけられて潰える2秒前の哀れな雨粒を受け止めた  あれが僕じゃないこと 妬んでしまうなんてどうしようもないな 気がふれてしまう前にもう 帰ろう  何ともなしに君が歩く風景に立ち入ることすら許されぬ僕 それじゃまたねと分つ三叉路で「また」などないって気がついて夕闇  グレイオレンジ街は多湿帯 よだつメランコリック 憂鬱な雨上がりの唯一の正しい扱い方知っているのもそう、君以外にない  あれは遠い夏のような ただ上空の飛翔体のような 手の触れてしまう日の来ない出会いさ  何ともなしに君が歌う旋律に交じることすらもできない僕 ずっと憧れてここまで来たのにね もう今目の前で君が終わる  何ともなしに君が歩く絶景に立ち入ることすら許されぬ僕 それじゃまたねと消えていく人に「また」などないって決めつけて それが誤ちだって今更気がついて夕闇  グレイオレンジ街は夕暮れ
シリアル日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ文字通りのアングラで 噛み砕いてる 味のないシリアル 炭酸も抜け切る頃 今日の獲物が 天上から降ってくんだ  真っ二つの伝書鳩 平和の象徴 神なんざいねぇよ 簡単に行き場をなくす 今日の獲物も また一撃でグンナイ  これで良いんだろ? 奪う側だろ? ヤれば良いんだろ? 躊躇いはない  ガス欠を恐れ法定速度で生き永らえるリーガルズよ メーター、ブレーキ、ハナッから無い この切っ先から逃げおおせてみろよ 「とんがったその指先もいつか愛を知る」なんて抜かすなfellow 反吐が出るぜ 嘘は嫌いなんだ さぁ見せてくれよ断末のリアル  文字が読めた試しはない 赤、青、ふやけきったブラックシリアル B6 俺のテリトリー と同時に檻? been in custody  マジでやるのか? お前分かるか? 抜け出せるのか この墓場から  断罪を恐れ従順なまま飼い慣らされるサクリファイシズよ ゲンカクなジャッジ?ラリッたデスサイズ? どっちで終わるかホラ選べよ 「何だって叶えてあげたじゃないか愛しておくれ」?笑わせんなdotty 程度が知れるぜ 御託並べたって 最期に残るは断末のリアル  ガス欠を恐れ法定速度で生き永らえたリーガルよ メーター、ブレーキ、ハナッから無いこの切っ先、俺のことをよく見ろよ 絶望で濁るその目がいつか愛を知ったら迎えに行くさfellow 胸が躍るぜ 満月の夜に現れる 俺こそはシリアル
√-1GOLD LYLIC日食なつこGOLD LYLIC日食なつこ日食なつこ日食なつこ沼能友樹まるで踊るかのように歩いていたんだ 好き勝手やられてやって並んでいたんだ あふれる思考才能とめどがなかった 似たようなお前じゃなきゃ張り合いもなかった  まるで踊るかのようにゆく足取りを 誰も止めらんねぇんだって笑いあったよな 一体あの日々のどこまでが本音で どっからが俺1人だったのかもう分かんねぇんだ  血色の悪い真っ青な手とひび割れそうな真っ赤な手で いくら手繰って寄せ合ったって存在しない数を それでも i や虚ろと呼んで知った気になったあの夏を 越えられなかった気付けなかったお前も、俺も、馬鹿だったんだ  拗らした理想、屁理屈、感情論だって その口からだったら聴いてやらんでもなかった 1発ぶん殴るぐらいしたかもしれないが、お互いに その方が今よりずっと救われたろう  節操もない闇をなぞらえて輪郭を持ったその足で いくら歩いて道を成したって 結局孤独だろう まどろみさえも恐怖するような夜がこの世にあることを まだ知らなかった気付けなかった俺が、俺が悪かったのか  何もしていないぜ、ただ歩いていただけ 先をゆく俺が気に食わなかったってんなら そうだったなら なぁ、そうだったなら  血色の悪い真っ青な手とひび割れそうな真っ赤な手が ようやく手繰った明日でも何でも奪っていけば良かったろ それでも i や虚ろにばっか夢中になった俺のこと 邪魔もしないで何も言わないでお前は、お前は、 血色の悪い真っ青な手とひび割れそうな真っ赤な手で いくら限りなく強くなったって、なんかダメらしいよ それでも i や虚ろのせいで歪みくさったあの夏を 否定できなかった捨てられなかった俺が、俺が、僕が馬鹿だったのさ
クロソイド曲線日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ体感速度よりずっと速くやってきた朝に打ちのめされつつ 急勾配を鈍牛の如く這い登る僕もっと遅い君  この坂を登り切ったらもう終わりでいいだろう もう歩けやしない 2人分の疲労  正しい速度でさっと僕ら追い抜いた影に打ちのめされつつ 急勾配あと少しだアルコホル残る僕もっと酷い君  この坂を登り切った先に続きがなくとも 明日を描くであろう 2人分の愚行  手を取り合って一直線 穴だらけの羽で飛んでいた 障害物避けられないで ぶつかった破片が弧を描く あの日の僕ら一直線 恐ろしさも知らずに飛んでいた ずっとずっと強くなった今 欲しがるものじゃないはずなのに  首都高速道を抜けた アクセル踏んで欠伸噛み殺す夜明け 目を開けたまま見た夢を奪い去るクロソイド曲線  にじむ太陽一直線 穴だらけの羽に透けていた 笑うしかもうないようなザマを指差しあっていた朝 あの日の僕ら何ひとつ手にできないまま並んでいた ずっとずっと強くなった今 どこにいるかさえ知りもしないのに  手を取り合って一直線 穴だらけの羽で飛んでいた 障害物避けられないで 飛び散って叫んでは弧を描いたんだ あの日の僕ら泣いていた 恐ろしさを振り切り飛んでいた ずっとずっと強くなった今 もう二度と手には入らない光
必需品 (album ver.)日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ○月××日 洗剤が切れました 買ってこなくちゃ ○月××日 歯磨き粉が切れました 買ってこなくちゃ ○月××日 牛乳が切れました 買ってこなくちゃ ○月××日 僕の電池が切れました  一生懸命やってると 足りなくなってくるのが人です やってもやっても追いつかない ゆける明日もないのです  ○月××日 サボテンが枯れました 買ってこなくちゃ ○月××日 ペンのインクが枯れました 買ってこなくちゃ ○月××日 才能が枯れました 買ってこなくちゃ 買ってこなくちゃ  一生懸命やってると 訳分かんなくなってくのが人です 吸っても吸っても吐き出せない なら沈んで待つのです  どれほど 使えど 君の手元から なくなる ことのない 必需品でいてみせるよ  一生懸命やってると 足りなくなってくるのが人です やってもやっても追いつかない だから明日が来るのです  全速力で走ってると 止まれなくなる時があります ほんとは泣きたい君がいて だから僕がいるのです だから明日が来るのです
夜間飛行便日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ幾星霜ぶりの感情です それは突然降り落ちた 11月、散って枯れる季節にひとり芽吹いて勝手に咲いた花  ずいぶん前に忘れていたんです 水を撒いて育んで めんどくさい手入れ必須な心 それでも僕ら抱えたがって 「叶うといいよね」「似合えばいいよね」 戯れの行く末 知る由もないよね  Much far taller than I am you are, I guess 意味のない背比べをしたい 12月、降って積もる季節にあなたの影だけが黒くて  視界の隅っこでその目を盗み見て 振り向くことを願えばほら許されない微熱 しょうがないじゃんか  どうせ どうせ 365日すれば忘れる くだらない些細な恋も丁重に運ぶ夜間飛行便 乾いた赤い目は 眠れぬ夜にすら夢を見る 凍えそうな雲の上 火照った身体で飛ぶ red-eyeflight  幾星霜ぶりの絶望です 花咲かすことなく悟った 翌1月、あっけなく思い知ったあなたの生活 それもそうか  予測できた話 ありふれた終わり それを今更な話 しょうがないじゃんか  ついに ついに 手に入らなかった愛を引きずって 救われない哀れな僕も乗っけてくれるか夜間飛行便 大洪水の赤い目を それでも凝らしてやっと見送る 暖かい春の向こう 愛なんてものはもう足りていた あなた凍えそうな雲の上 終わり方も分からず red-eyeflight
vip?日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこしゃろう吐いた息さえ氷点下 窓外で呼ぶ錆びた太陽 起き上がれそうにもないかい? やれることなら僕がしておくから  脈拍、体温、気圧、そんな話でもないのでしょう  吐いた嘘さえ氷点下 喉元で固まって溶けないと どこへ行こうにも厄介 迎えに行ける場所ならいくけど  一晩寝れば過ぎるような嵐でもないのでしょう  どうしようもなくダメな日は ふたりで一緒にダメになろうか 何一つ役に立たない 僕を隣にいさせてくれよ  世界がいつもより ズルくてちょっといじわるな夜は 多くはない幸福に 灯りともして暖まるんだよ  見えなくなりがちなその目のための僕なんでしょう  どうしようもなくダメな日は ふたりでどこまで堕ちてゆこうか 流れ星には程遠い 僕の背中で眠ったっていいよ  醒めたくなくなる夢をあげよう 醒めたい夢からは連れ出してあげるよ 僕が見る悪夢の裏側まで 君は見なくてもいいんだよ  どうしようもなくダメな日が いつか僕にも降り落ちてきた時は 何ひとつしてくれなくていい、 僕はただ君のためだけの僕だよ  どうしようもなくダメな日は ふたりで一緒にダメになろうか 何一つ役に立たない 僕を隣にいさせてくれよ ずっと隣にいさせてくれよ
小石のうた (Natsuko singing ver.)日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ不揃いな僕たちは 星になる夢を見る小石  水を跳ねて 飛び立つ灰色の鳥 揺らいで揺らいで 風を捉えて乗っかった  移ろう時代を 乗せて川は流れる 注いで注いで 記憶に水をやる  忙しない日々を転がりながら すれ違ったり 時に削りあったり まるで河原の小石みたい  不揃いな僕たちは それぞれ違う夢を見て とんがってとんがって 悲しい目にもあうけれど 弾き合う音は 楽しそうに宙を泳いでる 今夜もまた僕は 星になる夢を見る小石  影を伸ばして 始まる灯火の街 結んでひらいて 夢が花と咲く  狭い道の向こう 迷子になったら 耳をすまして ほら手の鳴る方へ お腹空かせて帰ろうよ  不揃いな僕たちは それぞれちょっぴり背伸びして つっかえて間違って ちっとも進めやしないけれど 大きな世界は そんな風に知ってゆくものでしょう いつか思い出して 星のように光ればドラマティック  不揃いな恋をして 同じ水の中で 転がって 笑い合って  不揃いな僕たちは それぞれ違う夢を見て とんがってとんがって 悲しい目にもあうけれど 弾き合う音は 楽しそうに宙を泳いでる 今夜もまた僕は 星になる夢を見る小石  Lai ...
最下層で日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこKin Leonn深い穴に落ちた 自業自得の日々を享受する 巧くことを運んだ誰かが追い抜いた音がする  無駄に使ってしまった時間が化石になり落ちている 「また来たのか お前」 骨になった指先が僕を指す 「一度で学べと言ったろう俺は言ったろう なのにまたやったのか」 注ぐ罵倒にかざすべき盾も 今はなく  正論の雨を体に浴びて 尊厳の類は流れ落ちて 何にも持ってない僕になって 清々しいほどの最下層で  深い穴に落ちた 僕以外にも誰かかがいると知る 聞こえる足音は僕が出す音と酷く似ている  同じような何かをきっとさ 俺も君もさ ここで償わなきゃ 遥か頭上 丸く切り取られた空を見る  天上の神様知ってるんです 案外俺ら嫌われちゃいないんです 追放するための罰じゃないんです もう1度飛ぶための慈悲深きチャンス  底無しの闇も照らすような声で 僕ら呼び合えばいい ただそれだけの話 底無しの闇も蹴散らすような歌で 僕ら生きていけばいい ただそれだけの話  正論の雨を体に浴びて 尊厳の類は流れ落ちて 何にも持ってない僕になって 清々しいほどの最下層で 正論の雨よもっと降れ降れ 尊厳の類よ暫しの別れ 何にも持ってない僕になれ 生まれかわれ 最下層で  深い穴に落ちた 今はもう少しまだここに居ることにする
水流のロックダズビーダズビー日食なつこ日食なつこ流れもしないよ停滞のさなか 景色は似たり寄ったりだね 変わってみろよと挑発したとこで 世界は今日も臆病だね  挑みもしないよ泥濘のさなか 僕らの尾ひれ胸びれは 逃げるためだけに生えたわけじゃない この身を捩って前にゆく  たった一呼吸分の 君のくれた酸素で その心の最深部 誰より速く行くから そこでいいよ  歌ってほしいよロックンロール 踊ってあげるよ screaming dance ここでふたり起こした逆流で 世界がどよめけばいいと思うんだよ水流のロック  視界はいまだ不透明のさなか 誰かの書いたマップだけじゃ いざって時に疑いたくなるの だから一緒に前にゆこう たくさん迷った君が たったひとつだけ 揺らがなかったものは 僕の答えかもしれないんだよさぁどうか  鳴らしてくれたらラッフィングポップ 泳いでいけるよ seems a back flow ここでふたり起こした逆流が 伝説になるさとうそぶいた  声を貸すからロックンロール 言葉を貸してよロックンロール 君のいつかのロックンロール 僕の声でもいいのならば  歌ってあげるよロックンロール 踊ってほしいよ scraming dance ここでふたり起こした逆流が 伝説になるさとうそぶいたことほんとにしようよ水流のロック
うつろぶね日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ考える事を辞めてしまった真っ黒い船が海に出た 廃棄物のような理想を積んで全速力で飛び出した 胸に掲げた金ぴかのドクトリン 只一つのそいつの誇り 風になびく心とかいうものは置いてこいと教えられていた  回る灯台 その光が照らさない道を 知らなすぎた 君も確かに悪かったのさ  またも1つおんなじ形の真っ黒い船が海に出た 沖で漂う奴らと混ざってすぐに分からなくなった それを見下す岸壁のヘッケルン 呆れ顔で吐き捨てた 「導くものはいつだって導いたその先に興味などない」  ああ僕ら 選んだのか選ばされたのか 考えたいのに未来は容赦なく押し寄せる うつろな舟のような僕の 空っぽなはずのこの体に 爆弾のような訴えを積んで転覆しそうな今日この頃  「何だっていいから使えそうな嘘を全部積んでさっさと行け」 振り向きかけた僕らの背を誰かが無理やり押し戻す 求められるは完璧のレッテル 剥がれかけてまた貼って 風になびく心とかいうもの、忘れちゃえばもう帰れない  ああ僕ら 望んだのか望まされたのか 奪い合う日々 果たして何人が生き延びる うつろな舟のような僕の 空っぽなはずのこの頭に ガソリンのような感情が満ちて炎上しそうな今日この頃  黒く巨大な流れに紛れられて こっそり安心しているそんなもんが幻だっていつ気づく?  ああ僕ら 選んだのか選はばされたのか 考えたいのさ 未来をようやく疑い出す うつろな舟のような僕の空っぽなはずのこの体に 爆弾のような訴えを積んで反逆起こす夜明けの鐘
hunch_A日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ曖昧な感触だけ掴んで乗っかる上昇気流 Higher 飛べるか 振り落とされるか 未来予知の結果は教えないでよ  blink, 瞬くサテライト zip, 擦過傷の痛み 何かが始まるのはいつも強い風の中 flip flop, はためく僕の憂いも嘆きもさらっていく 鳥のような予感  The hunch I'm grasping, It must be the hottest days  落雷に打たれたようなひらめきでかいくぐる手痛い敗北の気配 研ぎ澄まされていく 動物的勘 跳ね上げるグラウンド 鳴り止まないハートが指さす方へと舵切る 今はまだない絶景へ  still blink, 瞬くサテライト still zip, 擦過傷の痛み 曖昧な感触だけ掴んで乗っかる上昇気流  The hunch I'm grasping, It must be the hottest days
un-gentleman日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこやあお嬢さん旅の途中かい バックパックが重そうだね Un-gentleman I am. どうしたんだいそんな急いで 探し物が見つかんないのかい Un-gentleman I am.  ここは光を寄せつけぬ森 あんたは呼ばれてここに来たのさ なあ  空から降ってくる星ばっかり あんたは追い回しすぎだぜ 不機嫌な神様のために 踊るような真似はやめてくれ  やあお嬢さん怒ってるのかい ちょっぴり僕も言いすぎたね Un-gentleman I am. 傷つけないで傷つけることについて 話すって難しいな Un-gentleman I am.  いとも容易く手に入るものは おんなじ速さで消えちまうのさ なあ  空から降ってくる星ばっかり あんたは追い回しすぎだぜ 不自然な幸福欲しさに 踊るような真似はやめてくれ  空から降ってくる星ばっかり あんたは追い回しすぎだぜ 不機嫌な神様のために 踊るような真似はやめて 空から降ってくる星なんかより 光る僕たちになろうぜ 光のない森だったら声を上げ 呼び合いながらゆこうぜ  やあお嬢さんまだ探すのかい 僕はそろそろ先に行くね Un-gentleman I am. 色々言って悪かったね つまり何が言いたかったのかって Un-gentleman but I wish you a luck.
meridian日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ「明けない夜はない」 という高々掲げられた声 夜の闇に守られる誰かを震え上がらせる ひやりと日差しが陰ったどこかに 人目を忍んでは泣く場所が欲しい  meridian 光が空に満ちた日 それを望んではいなかった誰かの絶望 忘れるな 忘れるな 光を称えた君よ 忘れるな 私のことを  雲ひとつも残さない仰々しく染まった空 隠れ場所を見失い溶けた嘆き 今は見ない 迫る朝焼けに手を突き出して 何かを叫んだ君 何を止めようとしたんだ  meridian 痛みは知られたくはない それを隠したただひとつの場所も今はもう 光だけ 光だけが満ち足りて近づけない 希望だけじゃ生きてゆかれないよ  meridian 光が空に満ちた日 それを望んではいなかった誰かの絶望 消えるのか さよならだ 光に呑まれた君よ さよならだ 闇の私と
悪魔狩り日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ悪魔と化したあの子の心臓 真ん中で照準捉えてお前は ためらいもせず引き金を引く 災いを祓う言葉は銀色  街にはびこる恐怖とゴシップ 誰かれ疑い疑われ光らす目 言いつけを守れば救われる 破る奴に同情の余地はない  何百年前 つい最近だって おんなじことやっていたような まぁいっか ほらまた鳴った (Cough! cough!) 判決の時間  悪魔を狩れ 魔女を裁け 人の世を護り哀れみたまえ 夜警の火に駆り立てられ 翻弄されるだけのお前が 聖人君主を名乗るのかい  悪魔と化したあの子はさ 甘いものが好きな普通の少女だったんだぜ ためらいもせず引き金を引く お前の手には祈りの1つさえない  あらゆる立場 力 財 名声 すべては恐怖の前に消し飛び 真っ平ら これこそ理想的人類みな平等、さ  夜の闇に紛れ 何かが嗤っている 隣の家はこないだの晩からずっと空っぽだ 逃げ場などないんだって本当は気づいている さあ今夜も火を灯したら始めましょう  悪魔を狩れ 魔女を裁け 人の世を護り哀れみたまえ 夜警の火が街を照らす 最後の生贄はお前  「嫌だ!悪魔じゃない!魔女でもない! 人間だ俺は!指差さないで!」 銀色の言葉も今や虚しく 人間の絶えた街に響く 聖人君主なんかいなかった
なだれ日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ泥水をはねて前進すんだ 雪解けで走る川のように 凍る不安もかっさらって 瞳は過去を見ていようとも つま先が明日を向いている 帰ろうなんて考えるな  たとえば何百年前に 凍りついて終わったはずの桃源郷 今更やっと吹いてきた 春風に心をさらわれて もう雪崩落ちる寸前だ  泥水だろうが感情なんです 拭いもしないで僕はゆく 洗い落とす予定はない 君が失ったきらめきももうじきに息を吹き返す 覚えているかい あの歌を  ああそうさ何百年前に さよならして閉ざしたはずの感情が 今更目を覚ますからさ どうしようもなくなって溢れた僕 手を伸ばしてこじ開けてしまえよ  一問一答 100回やって 要か不要か 問うことすらもう必要はない  たとえば何百年前に 凍りついて終わったはずの桃源郷 今更やっと吹いてきた 春風が君にも分かるだろ? さあ雪崩れ落ちておいでよ
KANENNGOMI日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこやることやってさっさと未来に行けよ 人に言うのは簡単で 自分はどうだい? 部屋に溜まった積年の宝物 かき集めたらたったひと抱えの可燃ゴミになった  次の燃えるゴミの日は金曜日 忘れないように丸を書いたカレンダー それは1つの歴史の終わり  クソガキの僕 15の僕 21の僕 つい昨日の僕を 「勿体ない」なんて嘆きながら 足で押し込んで袋に詰める  やることなんてほんとは幾らもないんだ 忙しいほうが格好がついたかつての時代 部屋に溜まった積年の宝物 手入れもしないまんま いつの間にか粗大ゴミと化した  クソガキの僕 15の僕 21の僕 つい昨日の僕が 「勿体ないなんて嘆くのなら捨ててんじゃねえ」ってビニール越しに嗤う
HIKKOSHI日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこガリバー鈴木AM5:35 August 3rd Monday 最後の荷物を車に積み込んで よく住み慣れた部屋を後にした このドアの鍵を閉めるのも最後さ  さみしくなどない 恐ろしくなどない 本当のところはどうだかまだ分からないな 朝靄でちょっと蒸し返す空気 風が吹くのを待っている  退屈などない刺激的な文化圏 そこを離れた僕を知りたくて  さらば街よ思い出よ 離れたくないくらいで旅立ちは訪れる  カーステレオからくぐもったラジオ この夏最初の台風が来るんだってさ 低気圧のせいで重たい頭と 反比例する心  寂れたコンビニで新天地最初の 朝ごはんを買ったよ バターロール サラダチキン 苦いような甘いような僕の気持ちとカフェオレ 目的地はあと少し 暑くなりそうな日差し  遥か街は遠ざかり この涙ふたつでさよならとしようか さらば街よ思い出よ 離れたくないくらいで旅立ちはちょうどいい
99鬼夜行日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ苛立ちの窓辺に花火1つ 汗ばんで愛し合う夏の虫 惹き合う求愛のうた空高く 見事僕を打ちのめす  眠らん大通り時速60kmで夜は行く どうどうめぐりから抜け出せない 僕の存在などいざ知らず  コンビニで缶ビールバニラアイスの彼女はポケットにチョコレート ちょっぴり青いあんな頃があったかな 僕にも  夢よさよならどこへでもゆけ 四半世紀後にまた会いましょう それでもまだこの椅子の上 僕がいたならそれを未来と呼ぼう  いま何時? 時計は時空超えたかの如く微動だにしねぇ 朝よ来い もう2度と来るな 行方不明の僕に誰か  伝えて「さよなら」どこへでもゆけ 四畳半で足らないならやむなし 本日の僕は幾ばくか不足 出直そう 遥か遠い未来夢に見て  いざ吹け懺悔の笛の音 狂ったように舞え敗けを受け入れて 異形の行列の先頭を飾れば こんな宵も悪かないかな  なんてな あぁ もう 夜が明ける きょうもまた こたえられない  夢よさよならどこへでもゆけ 四半世紀後にまた会いましょう 割り切れないこの夏の先に 僕が行けたらそれを未来と呼ぼう
真夏のダイナソー日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ口を開けて 空を見ていた 視線の先に 巨大な雲 隣で君も おんなじような 顔をしていた 空を見ていた 「あんな大きい ものがひとりで 動いてんだぜ 信じられるかい?」 少年のように君は言う その瞳も染められて青い  言葉も 身体も 敵わない 世界に抱かれて  あとはただただ ただただ ただ笑うしかできない2人の背後で 止まることなくまだまだまだ 巨大化していく真夏のダイナソー 空が足りない  口を閉じて 考えてみた 視線の先の 巨大な雲 あのてっぺんに乗っかって 青すぎる世界で 手を繋ぐ夢 2人を乗せて ダイナソーは 動き出すのさ 夏のまんなか 咆哮を上げ どこまでもゆけ ご機嫌に笑う 2人と1匹  非科学的 現実逃避も甚だしい そんなの聞こえない  あたしこのままふわふわ終わらない 今日に飛んで消えてしまいそう 君はこの手を今いまイマ捕まえるべきさ 浮ついたアイロニー また言えない  君がまだまだ まだまだ まだ足りなくて でもそれが楽しくて 想いも更に さらさら 更に降りつもっちゃってさ まるでダイナソー  明日もただただ ただただ ただ笑うしかできない2人の背後で 止まることなくまだまだまだ 巨大化していく真夏のダイナソー 空が足りない
ワールドマーチ日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこワールドマーチ 高らかに声を上げて 世界は今日も行進を続ける 足並みを揃えて前を見据える 体と思いは食い違っていてもよしとする  ワールドマーチ 体と想いが一緒に動く君は 離れたところから見ている 「私は皆のように列に入れない出来損ない」 寂しそうに言って笑う  剥がれ落ちそうな靴底が 君の歩いた距離を語る なのにそれも隠して またそんな風に笑う だってそれは君が生きた証明なんだろ?  もういいからさ この世で一番 高い塔の上に2人で立って 世界の全てを見下そうよ それが許されるくらい 君はもう歩いたよ  ワールドマーチ よく見れば 誰も彼も見ている方向は バラバラのまま歩いてる 当たり前に姿も声も違うこと 何故か彼らはひどく怯える そのザマで?どの口で?君をなじる? もう滅茶苦茶にしてやりたい衝動に駆られる それすら羨ましそうに見つめる君に 僕は 一生 叶わないんだろうと知る  もういいからさ この世で一番 高い塔の上に2人で立って 世界の全てを見下そうよ それが許されるくらい 君はもう生きた  ワールドマーチ 高らかに声を上げて 世界は今日も行進を続ける その群れを外れて街を抜ける 僕らの未来を誰も知りはしない
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
泡沫の箱庭日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ夢から醒めるその刹那に 懐かしい人の匂いを嗅いだ 長らく焦がれたその影は まっすぐにこちらを向いていた  何も言わぬのは戒めか それとも言葉じゃ足りぬからか 答える術のない私は されるがままに手を引かれた  薄墨の空 やや雲走れば あられ地や  泡沫の箱庭 醒めるだなんて思いもせずに 貴方の手の温もりの その奇跡をただただ思い知る ねぇ現もこうであったのなら 触れたこともない腕の中に閉じ込められて箱庭 嗚呼 あかねさす  徒然歩く長い廊下に 名前も知らない花が咲く しおれてほどけたその蔓は あてどないふたりによく似てる  朧に霞んでゆく 透けるスカート 終わりのチャイム ただひとつ残りていと恋しきは あられ地や  泡沫の箱庭 何年ももう過ぎた今頃に 貴方またあの日の姿で 奇跡をもたらし戸惑わす ねぇ現もこうであったのなら こんな世界歌などいらない 全て揃った箱庭 もう出られない  泡沫の箱庭 醒めるだなんて思いもせずに 貴方の手の温もりの その奇跡をただただ思い知る ねぇ現もこうであってくれよ 触れたこともない腕の中に閉じ込められて箱庭 嗚呼 あかねさす  それは黄昏じゃない、暁 あとは取り残されたあたしひとり
音楽のすゝめ日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ武部聡志短い夢を 朝が来れば幻と化す夢を 後先もなくかき集めてしまう 馬鹿な僕らでいようぜ  一つ、知識や偏見をまず置いてくること 二つ、好きか嫌いかはあとで考えること 三つ、揺れて動いた心に従うこと いいから黙って飛び込んでくればいいのさ  短い夢を 朝が来れば幻と化す夢を 後先もなくかき集めてしまう 馬鹿な僕らでいようぜ  四つ、愛の深さを比べ合わないこと 五つ、神様みたいに信じすぎないこと 六つ、あんまり大事にしまい込まないこと 空に放り投げてみたっていいんだぜ  短い夢を 朝が来れば幻と化す夢を 後先もなくかき集めてしまう 馬鹿な僕らでいようぜ  七つ、どんな歌も終わりがあると知ること 八つ、泣いてもいいからちゃんと次に行くこと 九つ、即ち音楽これ人の心 絶やしちゃいけない人の命 そのものなんだよ  短い夢を 朝が来れば幻と化す夢を 後先もなくかき集めてしまう 馬鹿な僕らでいようぜ  失われた時間は2度とこない また会える約束もできやしない すぐに朝が来て 現実が来て 夢の冷める温度を知っちゃって 濁流のような渦の中 押し流れそうな記憶を 腕1本で 指1本で 保ち続けるお前に幸あれ  短い夢を 朝が来れば幻と化す夢を 後先もなくかき集めてしまう 馬鹿な僕らでいようぜ  また馬鹿な僕らで会おうぜ
ダンツァーレ日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ逃げ道を断ち切って 言い訳は捨て去って 新世界へ漕ぎ出した 僕の明日に光あれ 可能性は待つもんじゃなく 迎えにいくものなんだ フライングするくらいで丁度いいのさ  飛べよ 退屈な世の中と共に錆びることはないぜ 一石投じてあとはどうなれ踊るだけ  愛されて守って 守られて叶って報われて 届いて照らされてそうやって もう二度と踏み外せなくなる さよならさ 一寸の狂いも傷もなき宝石たち ダンツァーレ 今にでも崩落しそうなステージこそ僕の居場所  飛べよ 退屈な世の中を悼んで黙ることはないぜ 一石投じて指の一つでも差させとけ ごめんね 君の手のひら僕には少し狭すぎるんだ あの星までの距離だって伸びることすら祈るから  飛べよ 退屈な世の中と共に錆びることはないぜ 一石投じてあとはどうなれ踊るだけ ごめんね 君が望んだ僕じゃなくてももう止まれないや あの星までの距離なんてまるで見えないふりをして
日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ極東の太陽名乗る町で 持て余して追う木枯し 喉の奥で知る秋の終わり 人を愛せず季節を愛した  光だったら弱いのが好き 照らされることを得意とはしない そう例えばこのドアのように スモーキーなの 金属的なのがいい  出迎える声と くゆるシガーと 呼ばれるままたゆたう空気くぐって  煙に巻かれた峰を往く 誰を待つでもなくコーヒー冷ます ブロンズに鈍く光る峰を往く 崩れることのない足場を願う  極東の太陽いま子午線にステイ また持て余して 2度目の町 すくいとっては口に含む 真夏の雲 ビビッドグリーンチェリー  今日は 1日何にもない日 窓の反射に棲む魚たち数え  煙に巻かれた峰に居る 誰も思い浮かべずにパフェ溶かす ブロンズに磨かれた峰に居る 次もまた匿ってくれることを願う  あのドアをくぐれば夢 世界がどうしようもない日も そう まさに今日こそ  煙に巻かれた峰を探す 喉の奥 舌先に涙を溜める ブロンズに鈍く光る峰を探す 崩れることはないと信じていた  空っぽの峰を見ても信じていた まだ信じていた
四十路日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこしゃがみ込む事を禁ずる 俺からの命令はそれだけさ あとは煮られ焼かれて泣いたっていいぜ 目も当てられぬ現状 ならば目を閉じてゆくまでさ これで迷うようならそこまで  俺たちに標識などない 俺たちに目安などない 俺たちに導きはない ○も×もこの手で付けて 間違った日は 立て直すための歌を歌うだけ  出来上がる事を禁ずる なぜかってそんなもの無いからさ もしも否定がしたいなら玉座を降りてさあ戻ってこい 床も天井もないとさ 気が狂いそうになるのも分かるよ それを飼い慣らしてからさ  俺たちに安定などない 俺たちに保障などない 俺たちに道はない 草を分け足跡を付けて 100年もすりゃ それもただ青い風になるだけ  真夜中の砂漠で揺らめくランタンの灯を 守るような かばうような そんなつもりで夢を見ていく  ちゃんと怖いかい?ちゃんと不安かい? 火傷した皮膚は前よりも強くなるぜ いつかこの砂漠が終わり 次の大地に向かう日も  俺たちに標識などない 俺たちに保障などない 俺たちに導きはない ○も×もこの手で付けて 間違った日は立て直すための歌を歌うだけ  間違わなかった日に辿りつくまで歌うだけ
百万里日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ途方もない時を 眠り続けた僕を揺り起こす声  心は無限じゃない あれもこれもじゃ足りない 耳を澄ませよ  高鳴る 心臓 だけが羅針盤 針よ 動け 示せ 揺らぐ一瞬  それだけで百万里も旅に出るのさ 僕らは 息を切らし駆ける 青い草の地平続く限り  漆黒の大地を伝う 同じ道ゆく者たちの足音  凍てつく冬も雪の下で 遠い遠い春を描く一瞬  それだけで百万里も越えていけるさ心は 待ちわびた日差しはまるで芽吹きを告げるファンファーレ  いつか君と出会う未来が来ますように そんなこと明日の僕も信じてますように  それだけで百万里も旅にでるのさ僕らは 息を切らし駆ける 青い草の地平が 憧れ湛えて揺れる限り
perennial日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ白妙の雲いざ高く昇れ 及ばない僕のことを攫え  白旗を揚げる暇もなく日々はゆく 一度二度のコースアウトはご愛嬌のうち  当たり前に起きて寝てたまに泣いて生きてる 称えられることのない目まぐるしき人生 花のように軽やか 渚のように晴れやか 今はまだ聞こえない 透明な喝采 いつの日にか届きますように  仕方のないことは笑ってしまえ 及ばない僕のままで進め  当たり前に光も不幸も時と共に去ってく 悲しがることはない それこそが人生 稲穂のようにしなやか 胡桃のように柔らか 溢れ返る季節をすり抜けるように 人は道を歩むんでしょう  What the colt learns in youth he continues in old age The same for me, and the same to you  当たり前に起きて寝てたまに泣いて生きてる 称えられることのない輝かしき人生 花のように軽やか 渚のように晴れやか 駆け抜けるその背に 降り注ぐ喝采 明日の僕が気づきますように  明日の君が気づきますように
vapor日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ霧雨の中に紛れ込んで 久々にまっすぐ立った気がした よく見えすぎる目 敏感すぎる指 hide in the vapor from the pain  張りつめすぎてきりきり鳴く 琴線 揺らすな それを隠す点と点 撫でるための距離 傷つけるための距離 見分けるのが上手いのも辛いんだぜ  雨粒にして降らすまででもないこの感情を 持て余した僕の空はずっと霧雨  世界一透明なガラスの向こう 宇宙一大事な人がいようとも 触れられないなら居ないのと同じさ hide in the vapor from the pain  傘を広げて避けるまででもないこんな感情で 君が何故ずぶ濡れなのか分からなくて  心が丸く抜け落ちた部分に 沁みる寂しさ 痛いな vapor 一体君はいつからこんな気持ちだったの?  雨粒にして降らすまででもないこの感情を 持て余した僕の空はずっと  雨粒にして降らすまででもないこの感情を もう少し浴びたら雲の切れ間へゆこう  さよなら霧雨
100日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ曇天に光の穴を開けるべく焦げる太陽は 図らずもあたしに似ていると思った  どんなに焦れたところで明日は明日にしか来ない 簡単なことに気づけず今日も今日を取り逃しました  出発点は同じ筈 なんであの子は前にいるんだ 蹴って蹴られる戦場で 君のペースでなんて抜かすのは誰だい  こんがらがってもつれた挙句倒れたこの両足は 転んだまままだ走る 言い訳するように  曇天は風にたぶらかされあたしを残し晴れ渡った 途方に暮れる爪先 次吹く風を見計らって  いつまで経ったって動き出さない この手を取り君が飛び込んだ モーターエンジンで動く街は 乍ぁこのあたしを受け入れるかい  帰る場所など無限にありそうでないこの街の只中 焦って一手二手出せるなら 気がすむまで焦りゃいいさ  いつまで経ったって目を開けない 真実よ 起きろ バレてるぞ モーターエンジンでがなる街に 張り合えよあたしの心拍数  いつでも革命を待ちわびてる この街もあたしと変わらないね 踏みつけるだけだったアスファルトよ いつか凱旋道に変えてやる  いつまで経ったって動き出さない この手を取り君が飛び込んだ モーターエンジンで動く街は 乍ぁこのあたしを受け入れるかい  乍ぁこのあたしを受け入れるかい
モア日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ天敵のいない楽園に生まれた鳥は 飛び方を忘れて羽根が退化した 僕もそうなりはしないだろうか?  我先にと皆が望む幸福というやつは 手に取ってよく見ればどれも終止符の形だ 僕も持ってたりしないだろうか?  幸せかもしれないが 満たされてはいないんだ うわごとばっかりの僕を誰か戒めて この命にふさわしきは 足跡や光ではないんだ 衝動で燃えて消えるための準備 それだけだ  安全を持て余すのにも飽きちゃった人生が その先で目指すべきはもう極楽か奈落だ 僕は指差して言えるだろうか?  幸せなんか欲しがんない ぎんぎらの瞳の日々だった Calm days brought me decay. どこに置いてきたのか 葛藤に終わりなどは無いんだ 勝手に辞めているだけなんだ 不安定、現在地不明、で丁度良いくらいだ  天敵のいない楽園に生まれた鳥のように もし僕がなっちゃった時は 息の根を止めてくれ  幸せかもしれないが 満たされてはいないんだ うわごとばっかりの僕を誰か戒めて この命にふさわしきは 足跡や光を超えてゆく 衝動で燃えて消えるための最期 それだけだ
seasoning日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこレシピどおりに作った筈のディナーを 最後の火加減で台無しにして泣いた 隠す間もなくフォークで刺して口に入れ 「死ぬほど不味いけど食べる」 と笑う君がいた  表は土砂降り予定は水の泡 あの場所も景色もこの天気では無理そうだ ひとり不機嫌な私の顔に 雨の飛沫を撥ね散らかして君は言う  完璧な人生を欲しがる前に 今日笑ったかどうかを確かめろよ まだ生まれてもいない未来に期待はすんなよ  レシピどおりになんていかない毎日を 嘆きそうな日はこっそりと思い出す 言いたくはないけど 立ち直らされることもある そんなこと君は知りもせず繰り返す  完璧な人生を欲しがる前に 今日笑ったかどうかを確かめろよ まだ生まれてもいない未来に期待はすんなよ  丸焦げのフライパン 雨で烟る観光地 悲惨な記憶がなんで 良い思い出になってんだ? 君の見ている景色はきっともっと鮮やかだ だから今日も僕は自分の声で繰り返す  完璧な人生を欲しがる前に 今日笑ったかどうかを確かめろよ まだ生まれてもいない未来に期待はすんなよ
メイフラワー日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ思考回路が渦を巻いてあふれ出す PM25:00 聞こえるはずのない汽笛に耳をすまし夜を泳ぐ  魔法なんて起きないことは重々に承知していた 分かりきっているからこそ人は余計にそれを欲しがる  憂い 笑い 僕の中身は形も知らず大波小波 この重荷で泳ぎ切れるかい 距離を図る余裕もなくて  通りすがりの船にしがみつくように乗り込んだ 柔らかい汽笛の音は人の声に似ている気がした  夢で膨れた荷物は 碇より時には重い 誰に預けるつもりもないんだ ただたまに思う 星が見たい  海原ゆくメイフラワーもいずれ大陸で止まる そこからは歩いてゆくから それまであとひとつ夢を見せて  誰にとって何が海か 何が助け船になるか 朝を告げる汽笛の音は君の声に似ている気がした  僕を乗せたメイフラワーもいずれ大陸で止まる そこからは歩いてゆくから それまであと、ひとつだけ  朝日を浴びてメイフラワーよ 沈まぬ君よ 愛しい船よ 僕は歩いていけそうだ 碇より重い夢を背負って
お役御免日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ神様の診断書によれば僕の人生は 残念ながら時既に遅し 手遅れなんだそうです  愛とか云う義務の 1つ碌に果たせない魂に 限りある肉体を貸し出すのは勿体無いんだそうです  完全無欠な世界が不完全な僕を厭う 安楽浄土の5秒前 お役に立てます まだ生きていたいよ  神様の診断書によれば僕は本当は 産まれるはずがないのに産まれちまった無性卵だったようです  完全無欠な世界が粗悪品の僕を厭う 圧縮廃棄の2秒前 いくらなんでも まだ生きているんだよ  完全無欠な世界が不完全な僕を厭う 安楽浄土はもう目の前 お役に立てますよって言ってんだろうが  完璧が故に知ることのない焦燥欠落の類いを 舐め腐る奴らの成れの果て 空しい可笑しい だから言ったのになぁ 「お役に立てます」 俺は生きてやるんだよ
8月32日日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ日が暮れて開け放った窓の外空気が表情を変える 狭い部屋 畳におちるオレンジが見る間に滲んでく  室内灯じりじり焦げて落ちる夕日に挑むみたいだ どちらが勝つどっちが負けると浮世離れをとげたふり  (またそんなこと言って) って笑う君の声を聞いたような だめだめ、  夜が来たら星を見ようと心決めてたはずなのに 外に出たらご覧の雨さ 僕の心の火が消える  どこに逃げても無駄 この街にはそこらじゅうに さよならした君の残像が 色濃く焼き付きすぎて  夏の月が照らす夜道をふらつく僕はかげろうみたいだ 泣き笑いを繰り返す心にとりあえずはついて歩く  何をしてみても無駄 この街じゅうを駆け巡る もう帰らぬ君の残響を また追いかけ回すだけ  日が暮れて開け放った窓の外空気が表情を変える 8月32日は辿りつけなかった夏の向こう  目が覚めたら今日はまだ夏の只中 隣には君 うだるような幸福に犯されて笑う 有り余る夏  そんなふたりの残像が色濃く焼き付きすぎて
white frost日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ君と青い空と白い雪は どうかそのまんまでいてくれ 押しのけ合うこの町で灰になるのは僕だけでいいんだから  針のようにそびえ立つ光と鉄の塔 誰がここで一番偉いか示し合う 皆が王様になれば もういいじゃない 誰の正義もここでは ナイフに変わってしまうな  こんな惨劇目にしても尚 真っ当でいたいんだ  君と青い空と白い雪は どうかそのまんまでいてくれ 押しのけ合うこの町で灰になるのは僕だけでいいんだから  いつかは必ず死んで土に還る ネオンの光でそれを忘れそうになる 誰もが揺らがない金字塔になりたがる 僕はちゃんと揺れてちゃんと枯れる木でありたいな  瞼の裏の余白まで埋めてしまう日が来ませんように  こんな惨劇目にしても尚 真っ当でいたいんだ  君と青い空と白い雪がこの声が続く唯一の術 見境のないこの町で、だから今日までやってこれたから  青い空と白い雪はどうかそのまんまでいてくれ 押しのけ合うこの町で灰になるのは僕だけでいいんだから
日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ煙のようにとめどもなく続いてく意味のない話 明日にはきっと覚えてないような中身のない話  ゴシップ誌のように節操もなく囃したてる滑稽な話 白濁した水中を抜けていくようなひそやかな話  積もるくらいいろんなこと喋って 互いを知ってる  だけど  きみがひとりじゃないことを知って あの日のあたしがどう迷ったか きみが知る朝は来ない 沈め 沈め 本当の話  レモンを絞るように新鮮な新しい話 埃をかぶった映画のような古い話  きみがひとりじゃないことを知って あのとき時間がどう流れたか きみが知ることはない 進め 進め 正しい時間  きみがひとりじゃないことを知った その後のあたしの話 きみにはずっと教えない 歩け 歩け こんなくだらない距離で  きみがひとりじゃないことを知って あの日のあたしがどう迷ったか きみが知る朝は来ない 沈め 沈め 本当の話  ねむれ ねむれ 本当のあたし
致死量の自由日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ風向きを見計らって飛んだ夜中の3時 怖いもの知らずの僕たちが最初に知った恐怖  果てなき自由は致死量の猛毒だった 正しい使い方を知らない奴は飲んじゃダメなんだ  風向きを見誤って見事に大惨事 大人になれたその瞬間に使いこなせると思っていた  果てなき自由は致命傷も引き連れてきやがった さばききれない量の希望と不安を見せ続けんだ  初めての自由で僕ら浮かれていただけなんです 知っていたら望まなかった 本当か? ごめん 全部 嘘 だ  果てなき自由は致死量の猛毒だった それでも欲しかったんだ そう叫んで飲み干したのさ
Misfire日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ同じような文字面を なぞるようなメールが途切れて どうどう巡りの夜 変わりない毎日は味気ない  真昼の太陽熱で からからに乾いた大地は 夜露で潤えばいいけど、あたしはどうすれば潤えるの?  Midnight Sun 光の輪 Midnight Sun 夜中の海 Hello, halo この体 星空の上へ投げ上げて  俗世間の雑音が貼りついて この身を腐らす 消毒薬を求めて心だけ飛んでく 遠くへ  Misfire 叫びさえ Misfire 出来損ない Hey, God! Step me! その足の 踏み場くらいにならなれるでしょ  誰も見つけられない あたしの隠れ場所 理念も周波数も すべてあたしのもの Oh, my dear world. I got a…
ローカルミーハーのうた日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ商店街の真ん中を今日も猫が歩いていく 堂々とした足跡を残していく 街角に笑い声とパンの香りが漂っていく 香ばしい夢を作る秘密基地  お菓子屋のおじさんは実はとっても話し上手 その声が聞きたくてみんな寄っていく いなりとかんぴょう巻 その2つで続く歴史がある 握る手は変わってもずっとあの味  ローカルミーハー この街にあふれる物語の ローカルミーハー 1ページに僕もなれますように 今日もきらきら踊る  街の隅の道場で靴を揃えてお辞儀をして あの子は立派な大人になってゆく 上手くいかなかった日もいつか良い思い出になる 宝石みたいな駄菓子にはそんな魔法がかかってる  ローカルミーハー この街にあふれる物語の ローカルミーハー 1ページに僕もなれますように 花吹雪が駆け抜ける  この街のことを私何も知らなかった きらめく物語がこんなにいっぱいあった 終わる場所から始まる場所へ 未来を背負って魚が泳ぐ  ローカルミーハー この街にあふれる物語の ローカルミーハー 1ページに僕もなれますように 今日もきらきら踊る 花吹雪が駆け抜ける この街の物語は 今日も眩しく光る
空中裁判日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこずっと前から気になっていた 運命に逆らえばどうなるのか 試したことはないんだが 試す価値あるもんが無いんだが  圧倒的現実の前に僕らは立ち尽くすしかないのか 一切例外はない ずっとそんなレールの上  間違って君の手を握って飛び立って でも運命に負けて君の影を見失って 地上へ一直線 ぶつかる前に振り向いて 見上げた空は快晴 ただ快晴  悔い改めなさいという人 今なら許しますという人 許してもらうようなこと した覚えなんかないのにな  絶対的道徳が下した極刑とやらを頂戴しようか 一切弁解はしない だって後悔も何もねえ  見つかって逃げ出して欺いては笑って 走って走って 逃げ切れないって知ってたって 最低のジ・エンドまでの風景が どれもこれも絶景 すべて絶景で  間違って君の手を握って飛び立って でも運命に負けて君の影を見失って 地上へ一直線 ぶつかって飛び散って 砕けた空は快晴 ただ快晴
タイヨウモルフォ日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ午前5時の幻を金属音がつんざいた それは誰かがひねり潰した空き缶の悲鳴だったのかもしれない  毎夜隠せていたはずの傷を隠せなかったそんな夜 僕は誰かの夢を奪い取って自分の傷に塗りたくった  本当に憎いものなんて右と左の足で踏み倒せる分しかないのかもしれない  目に見えない太陽の熱を知った 今日も僕は照らされる資格があるのかい  午前5時の幻を金属音がつんざいた それは誰かがついに終わらした命の悲鳴だったのかもしれない  本当に大事なものなんて右と左の腕で抱えきれる分しかないのかもしれない  目に見えない太陽の熱を知った 今日も僕は照らされる資格があるのかい  目に見えない太陽の熱を知った 今日も僕は照らされる資格があるのかい
土佐野菜の歌日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ吸い込んだ空気は 青い青い草の匂い 朝露に濡れて弾ける いのちの匂い  風が騒ぐ声が聞こえるかい 帰る場所を思い出せるかい  ゆけ ゆけ 風をきって ゆけ ゆけ 山を越えて 雲を突き抜けてゆく
ギャングギャング日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこさえずり続ける世界の空は散らばる羽で窒息寸前 途切らすことなく言葉を紡げ 舌の根を乾かす間もなく歌え  倫理や道徳愛想を尽かしお前に残る秩序はなんだい? 手に汗握って言葉を紡ぐあの子はついぞや嘘まで歌う  Imitating Gang gang cockatoo's pink But never getting Gang gang cockatoo's pink  さえずり続ける世界の空は予想はしていたが今日も既視感 似たような感動ぐるぐる使い回してでも見つけてくれと歌う  Imitating Gang gang cockatoo's pink But never getting Gang gang cockatoo's pink  鸚鵡返し模倣の毎日全部を引っ剥がして 残るお前の本性が見たい 擦れっ枯らしたくらいで相応 ヤバい色してるはずさ ホントにお前が言いたいこと 乍ぁ、ギャングギャングコッカトゥーズピンクも黙るあり得ない色で  Must not get it, Gang gang cockatoo's pink Gang gang cockatoo's pink
座礁人魚日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ陸にも上れず、王子とも結ばれず、歌も歌えず、うたかたと消えた 童話の人魚の最期は純白すぎる理想像  甘い海水、魔女の小瓶、最期はナイフを手にした人魚と 生まれてから今日までずっと手ぶらのあたしとは大違いさ  儚く生きる人魚のようなあの子に恋したきみとそれに気づいたあたし  泡にすらなれそうもない きみを愛した現実は 焼け爛れるような高熱に苦しむだけの病だった  さざ波のようなレースのカーテンの向こうに、透けて見えてしまった 秘密の小箱をひっそり一緒に開いて笑うふたりは  水底で転がる真珠のようさ あたしの心に刺さる赤い珊瑚の棘  人魚だって人に逢瀬叶うものと叶わないものがいる  泡にすらなれそうもない きみを愛した現実は 焼け爛れるような高熱に苦しむだけの病だった  泡にすらならなくてもいい きみを愛した代償は焼け爛れるような幸福だ 蒸発していく座礁人魚
2099年日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ泣いてる君を連れ出してほら宇宙旅行に行こう 行き先は遥か遠い君の故郷の星 狭い部屋の窓を開けて夜を切り裂けトランジスタ 怖くないさ あれは君を迎えにきた電波  改札前で泣きだして電車の中でまた泣いて きっともう君は僕の秘密に気づいてる 何十年前君が 不時着した海岸沿いの荒野 ここで最期の打ち上げだ  2099年、君は出会った日のまんま少しも歳をとらない 僕だけが年老いたんだ 2099年、この命はもうすぐ終わるから どうせなら君と宇宙の果てを見たい  宇宙船の窓の外にもうもう立つ白い煙 その向こうに遠ざかる僕の故郷の星 さよならもう未練はない 黄金の大地 青い海 涙が落ちるのも最期の見納めだ  2099年、君はこの地球上で 自分の星の言葉を呑み込んで重力に耐えた 2099年、この命が終わるころになって気づいてごめんね 随分待たせてしまったね  形が違っても 言葉が通じなくても ここまで連れ添った ただそれだけが愛のすべてだった 2099年 僕だけが年老いたんだ  2099年、君は出会った日のまんま少しも歳をとらない 僕だけが年老いたんだ 2099年、この命はもうすぐ終わるから どうせなら君と宇宙の果てを見たい  どうせなら君の星で果てを迎えたい
廊下を走るなGOLD LYLIC日食なつこGOLD LYLIC日食なつこ日食なつこ日食なつこままならないことばかりをしているよ 問うてばっかで答えが欲しいよ 間に合わない後悔ばかりを知っていくよ 連れていけなかった君のこと  二度としないと誓ったことはまたいつかするんだろう 叱られるのは嫌うくせに導かれたいなんてエゴの極み  「廊下を走るな」「陰口叩くな」「飯は残すな」「挨拶忘れるな」 そういうことはあの頃誰もが教えられているはずなのに  許せない景色ばかりに出くわすよ 過ぎた正義は首を絞めるよ 気に入らない人ばかり目につくよ きっと似ているからなんだろう  ひゅるりひゅるりと夜風が耳元で何かを吐き捨てる 嫌われるのが怖いくせに優しくできないのはバカの極み  「廊下を走るな」「陰口叩くな」「飯は残すな」「挨拶忘れるな」 落書きだらけの机の上で全部覚えたはずなのに  目次すら見当たらない教科書を今日も開く こじらせたエゴのそもそもの始まりがどっか教えてよ ページをめくるごとに命も費えてゆく 全部を読み終えた頃に僕の命も終わるのだろう  「廊下を走るな」「陰口叩くな」「飯は残すな」「挨拶忘れるな」 そういうことはあの頃誰もが教えられているはずなのに  忘れて生きてる探して泣いてる大人の僕らが欲しい答えは 落書きだらけの机の上で全部覚えたはずなのに  そういうことはあの頃誰もが教えられているはずなのだ
LAO日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ花の香りとダストで淀む春霞の中で迷子 大都会はまるで獣道 狩るか獲物かそれで全部  純情を買って夢を売る店々が連なる街路 大都会じゃ物知らずで無垢な少女ほど高く売れるという  ビルの溝から立ち昇る誘惑の気配をふりきれ 自分の中で眠ってる少女の瞳に嘘をつくな  眩しい光にやられる時は 落ちる影を捕まえるのさ 誰にも見せない本当の顔を君が忘れちゃおしまいさ  花の香りとダストで噎せて目的地を探す迷子 大都会はいつだって試すのさ 僕らがなびくか歯向かうか  眩しい光のその正体は 憧れの裏返しなのさ 気づかず欲しがる 拗らせてしまう 僕もまだまだ凡人さ  眩しい光にやられる時は 落ちる影を捕まえるのさ 誰にも見せない本当の顔を君が忘れちゃおしまいさ  花の香りとダストで淀む春霞の中で迷子 大都会僕らゆく獣道 狩るか獲物かそれで全部
ハッカシロップ日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ大都会の空は狭いって歌が今日も増える世界 両手いっぱいの青空でなくちゃ感動できないかい  ハッカシロップの夕暮れ ひどく目の良い君は 一番星を誰より先に見つけて撃ち堕とす  僕の目で夕闇を見届け今日を終わらせるから 君の目で朝焼けを見つけて明日を呼んできてくれ ひとりで越えられない夜などありはしない僕ら それも強がりだって知るため一緒に居た方がいい  熟したピーチほとばしるライム 果汁が空に満ち満ちる ビタミン不足のこの恋は 明日を越せるかも分からない  僕の目で夕闇を見届け今日を終わらせるから 君の目で朝焼けを見つけて明日を呼んできてくれ 水晶体が映す景色はいつだって半分だけで 残りは君の持っている水晶体の景色だったらいい  僕の目で夕闇を見届け今日を終わらせるから 君の目で朝焼けを見つけて明日を呼んできてくれ ひとりで越えられない夜で本当ははち切れそうだ どんな強がりもバレる僕ら一緒に居た方がいい  依存し合って生きることがこれほど怖くて幸福だとは 依存し合って見る夕日がこれほどまでに瑞々しいとは
レーテンシー日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ待ち合わせで忙しいらしい君にさようなら 漠然とした大丈夫にもう騙される僕らじゃない  熟した果実 満開の花 収穫時間違えないで 僕の明日を君が枯らす権利与えた覚えはない  そりゃ待ってりゃいつかは来るさ痺れを切らした未来の方から 待ってるだけしか能の無い奴の面を拝みにさ  退屈な世界その真ん中に空いたブラックホール 味見のような人生を繰り返す誰かの残骸だよ  待ち合わせで忙しいらしい君にさようなら レンズの割れたぶっ壊れた望遠鏡ずっと覗いていろ  退屈な世界その真ん中を超えろブラックホール 味見のような人生を繰り返す奴は連れていけないよ  全知全能の君のはず待つ以外の策が無いわけがない 僕、被投資対象外ですか 吸い殺される気は毛頭ないこの  退屈な世界その真ん中に空いたブラックホール 味見のような人生を繰り返すお前の残骸だよ 退屈な世界その真ん中を超えろブラックホール 味見のような人生を繰り返してほしくはないんだよ  真っ暗闇に飛び込んだ 落下速度は隕石を超える 地獄の底を飲み干した もう騙される僕らじゃない
神様お願い抑えきれない衝動がいつまでも抑えきれないままでありますように日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ愛など顧みない振り切ってきみは前へゆけよ この星の上にあたしを置き去ってゆけよ  いつかふたりで見つけたあの彗星に向かって 今に追いつくぞって叫んだ声を忘れはしないよ  神様お願い 抑えきれない衝動が いつまでも抑えきれない ままでありますように  走ることを死ぬまでやめれない 僕らは冒険好きな流れ星 安全地帯に落ちれば死んでしまう、そんな気がする  愛など顧みるきみだったら愛しはしなかったよ だからほどいたその手で必ず星を掴めよ  神様お願い 抑えきれない衝動が 安らぎや温もりを 振り払って飛びますように  走ることを死ぬまでやめれない 僕らはひりひり焼ける流れ星 安全地帯に落ちれば死んでしまう感情がある  走ることを死ぬまでやめれない 僕らは冒険好きな流れ星 安全地帯に落ちれば死んでしまう、そんな気がする  走ることを死ぬまでやめれない 僕らはひりひり焼ける流れ星 安全地帯に落ちれば死んでしまう感情がある  きみもそうだとずっと前から知っていた さぁこの星の上にあたしを置き去ってゆけよ
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
大停電日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ規律は破るためにあるって 叫んで白い目で笑われた 歴史の異端者の言葉は あながち間違っちゃいなかった  不潔な知識をはねのける 潔癖症がちな学び舎で 活字をすする僕たちは 典型的な温室育ち  雷鳴 哮(な)ればすぐに分かる 僕らがいかにちっぽけか 真っ暗闇でたかがひとつの 知識も使えぬ僕がいた  大停電の夜にこのままじゃダメだと知ったんだ  規律を守って文武両道 心身共に健やかであれ 美しいスローガンの裏に なんだって隠せたんだ  雷鳴 哮(な)ればすぐに分かる 僕らが何をしてきたか 真っ暗闇で正義も悪も 隠れる場所はなくなった  大停電の夜に何もかもがバレてしまったんだ  チャイムが鳴ればすぐに終わる 僕らがいかにちっぽけでも 考えなくても生きてこれた 贅沢のツケを払え  雷鳴 哮(な)ればすぐに分かる 僕らがいかにちっぽけか  真っ暗闇でたかがひとつの 知識も使えぬ僕がいた  大停電の夜に何もかもがバレてしまったんだ 大停電の夜にこのままじゃダメだと知ったんだ  規律は破るためにあるって 叫んで白い目で笑われた 歴史の異端者の言葉は あながち間違っちゃいなかった
It seems like a frog日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこあじさいの花咲く道を端から端までむしった ひどく機嫌の悪い夜 さっきまで大暴れしてた土砂降りもどこかに消えて 中途半端に蒸し返す6月の夜  いっそ町を叩き潰せよ 腹の虫が収まんないよ そんなことで怒るなよと驚く 君のようにはなれないよ  遊んでほしいあたしと寝てたい君の体温が 永遠に噛み合わない夜 些細なことでテンションは最高と最悪を行き来する まるで変温動物のようです  1時間待ち2時間待った どんどん機嫌は悪くなる 2時間5分で電話が鳴った すぐに機嫌は元通り  It seems like a frog 夜行性たちの恋物語 Frog, like a frog 仲良くしようよ It seems like a frog 夜行性たちの恋物語 Frog, like a frog 「今どこにいるの?」と焦ってる  あじさいの花咲く道を端から端まで走って 来た道を急いで帰る夜 パラレルからクロスまで混在同居 ひっくるめてなお愛せる直感的慕情 早く帰って遊んでもらわなきゃ  男も女もいくらだって 選りすぐれるこのご時世 逆立ちしたって多分出会っていたでしょう、 ご愁傷さま。  It seems like a frog 夜行性たちの恋物語 Frog, like a frog 喧嘩だってしようよ It seems like a frog 夜行性たちの恋物語 Frog, like a frog 「ポテチ買ってきて」って抜かしてる  思い上がりで結構です 一時の夢でもまた粋狂ですね  It seems like a frog 夜行性たちの恋物語 Frog, like a frog 仲良くしようよ It seems like a frog 夜行性たちの恋物語 Frog, like a frog 迎えに来た君に跳び付いた
グローネンダール日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこBlack dog is lying beside me When the sun rises, he gets sleep every morning I wish that he's being sound asleep till afternoon Black dog is lying beside me  Black dog is lying beside me When the sun rises, he gets sleep every morning I wish that he won't see a nightmare as possible Black dog is lying beside me  夜通し 吠える 吠える 只吠えて吠え続ける 朝が来るまで ゆけ 過去 こい 未来 何回吠えても不安で  眠れないグローネンダール 恐ろしい夜に追いかけられたら グローネンダール 負けずに吠えて朝を呼びなさい  Black dogs is snoring beside me It keeps on sounding really pleasantly and small I wish that he can always sleep like this Black dog is snoring beside me  あなたは気高きグローネンダール 黒く光る毛並みに隠した 消したい 過去 見えない 未来 ずっと抱えて怯えている  眠れないグローネンダール 恐ろしい夜に追いかけられたら グローネンダール 負けずに吠えて朝を呼びなさい  Good morning and night groenendael If you're chased by a something fearful, be sure to bark groenendael I'm sure a dawn will find you and take to tomorrow
Dig日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこなんでも出来ると思っている時が一番まずいと知ってるか うぬぼれることなかれ ほら123でどん底へゆけ  回る世界へのレジスタンスは止まることじゃない、自分で歩くこと 現状維持の事なかれ主義は何にも生み出しやしない  さぁ掘り当てろよ最高に尖んがった宝石を ポケットに入る石ばっか集める毎日は楽しいかい? 掘り当てろよ最高に迷惑な混乱を ポケットに入る夢くらいで喜んでる奴らを飛び越えろ  金属バットを振り回し声を荒げるほど弱く見えるぜ 打たれた杭は気付いてる 打った奴の力の無さを  さぁ掘り当てろよ最高に尖んがった宝石を ポケットに入る石ばっか集める毎日は楽しいかい? 掘り当てろよ最悪に面倒な展開を 片手で何とか出来るような未来なんぞたかが知れてんだ  たとえ今日までに幾つもの宝を掘ったスコップだって 今日使い物にならなかったら潔く捨てなきゃダメだよ 力も知恵も何も足りてないから一緒に探さなくちゃね ああ今日も 休めないトレジャーハント (Dig)  掘り当てろよ最高に尖んがった宝石を ポケットに入る石ばっか集める毎日は楽しいかい? 掘り当てろよ最高に迷惑な混乱を ポケットに入る夢くらいで喜んでる奴らを飛び越えろ
サイクル日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ明けて曇天 羽ばたくからす 明日と云う言葉は地雷 空けて飲み干す栄養剤 本日もつぎはぎだらけの延命  右左 意識は朦朧しても前に進めりゃ合格 まだ使える?もはや用済み?どうぞ賢明な取捨選択を  愛だ愉悦だ、幸福すらも只只消費するだけのガソリンに候、そうでしょう? どこもかしこも広告(アド)だらけ  働きに出よう飯を食らおう家に帰ろう妻を抱こう眠りにつこう 働きに出ようもう早いところ死んでしまおう  暮れて暁天 飛び発つピジョン 回顧回顧でまた地雷 転んだダルマ 起き上がれずに永劫夕闇の中  あの子が欲しい あの子じゃわからん この子が欲しい この子じゃわからん 花一匁で買える安い春、枯れりゃ棄て置き  いつかお迎えが来る朝に 願ふこと能わばひとつだけ 輪廻来世の通達は無用、お仕舞いください  明けて曇天 羽ばたくからす 明日と云う言葉は地雷 空けて飲み干す栄養剤 サイクルはそれでも辞められず延命
あのデパート日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこおさないころには母のくるまで かぞくででかけた大きなデパート ボタンでうごくちゅうしゃじょうのきかいが ひどくこわかった小さなじぶん エレベーターにのって6かいをめざす 町をみわたせるしょくどうにでる かならずだれかの知りあいがいて しょくごのソフトクリームをたべてた  あのデパートのさいじょうかいから見た この町のけしきがはてしなくおもえていた あのころのぼくらはきっとまだいるんだ つぎの夏になくなってしまうあのデパートに  大人になっても自分の車で たまにでかけた小さなデパート 特別な日しか行けなかったそこは 片道15分の場所だった  背伸びをしても見えなかったショーウィンドウの 一番上はビールとコーヒーって知った 苦い大人の味、今日は忘れて 大きなソフトクリームを食べよう  あのデパートの最上階に行けば この町じゅうに果てしない夢を散らかした あの頃の僕らにいつだって戻れた どこに行ってどんな大人に変わっていたとしても  あのデパートの最上階から見た この町の景色が果てしなく思えていた あの頃の僕らはずっとずっといるんだ 次の夏になくなってしまうあのデパートに  あのデパートに
ログマロープGOLD LYLIC日食なつこGOLD LYLIC日食なつこ日食なつこ日食なつこ断崖絶壁切り立った崖のその切っ先に立ってんだ もう1秒だって今の自分で居たくないんだ 目下に広がる大展望は未来の気配を孕んでいる 始めることも終わらすことも出来る  北風が強く吹いている 耳元でやたらと騒ぎ立てる 後にも先にも飛ぶなら今しかないんだ 刻一刻と削れていくこの足元はどのみち落ちてしまう このまんまここに居るのが一番まずい  最後に 歓声を 上げたのは いつだ?  考える時間をください背水の陣で言って気づく 考える時間なんて腐るほどあった 余裕ぶっこいて猶予にギリギリまで甘んじたらこんな結果 同情の余地などない 腹を決めろ まさに今、  鋼の心臓 打たれるたび熱くなる 矢印ばっかの世界を生意気に歩けばいい 鋼の心臓 生意気に歩こうぜ  そして絶賛落下中やっぱ最初は全然上手く飛べないな 身を切る風も思ったよりも冷たいな 一歩進んで二歩戻って三回転んでもう満身創痍 不可能が牙を剥く 無事でなどいたくない、  鋼の心臓 打たれるたび熱くなる 計画倒れの世界に呆れたなら導けばいい 鋼の心臓 呆れたなら導こうぜ  鋼の心臓 打たれるたび熱くなる 矢印ばっかの世界を生意気に歩けばいい  鋼の心臓 打たれるたび熱くなる 計画倒れの世界に呆れたなら導けばいい  断崖絶壁切り立った崖のその切っ先に立ってんだ もう1秒だって今の自分で居たくないんだ 目下に広がる大展望は未来の気配を孕んでいる ひっくり返して遊ぼうぜ
ヘールボップ日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ山口高始まるで自分で見て聞いたように 話す奴ばっか 画面の向こうの悲しみの 一体何を知ってるっていうんだ  ネットもニュースも僕らも 毎日忙しい ほんとか嘘かを放っぽって 騒ぎ立てる鳥の群れ  ヘールボップ進め単独飛行 ヘールボップ進め単独飛行 ヘールボップ進めヘールボップ あの電波の嘘を暴いてゆけよ  言葉はひどく罪深い 一番簡単な武器だ 名前のない怪物たち 名前が欲しくて振りかざすけど  ヘールボップ泣くな挽回軌道 ヘールボップ泣くな挽回軌道 ヘールボップ泣くなヘールボップ なびいてしまうような正義でもいいよ  巷にあふれる噂の陰で今日も死んでゆく誰かの名誉 晒し出すための光を呼ぶ さぁあの大きな星の名前は、  ヘールボップ、 復讐ならば幸福になれ  ヘールボップ進め単独飛行 ヘールボップ進め単独飛行 ヘールボップ君はヘールボップ あの電波の嘘を出し抜いてゆけよ
11年日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ1980年代に取り壊された建造物 物心つく前に最終回を迎えたドラマ  あと11年はやく生まれていたなら  大ヒットを記録したっていうサビさえ知らない歌謡曲 みんな一度は遊んだっていう製造中止になったゲーム  あと11年はやく生まれていたなら  そうか君は知らないかまだ生まれてないもんなって言う それがどんなに、もどかしかったか分かるかい  あと11年はやく生まれていたなら  整った時代に生まれ落ちて 逆らったりはしない良い子の僕と ずっと昔に大人になった君と君の隣の女  整った時代に生まれなけりゃ 欲しがって奪ったりもしたかしら 「きれいなひとね」って呟いたのが せめてもの抵抗だった
ハイウェイは気にも留めない日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこハイウェイとばせ夜の道 超特急に体を預け カーテンから漏れる光が 猛スピードで流れていく  ハイウェイとばせ外は寒そうだ 曇る窓の滴 イエローライト飛び去ってく光で 猛スピードの切なさを知る  告げたばかりのさよならも同じ速さで忘れていくのかな いたずらのように笑う残像がどんどん後ろへ遠ざかる ハイウェイは気にも留めない  時計の針の回転を カウントアップしては夜を仰ぐ 真夜中のサービスエリア あの日一緒に腰かけたベンチ  凍りついたようなさよならをもう一度呼んだら溶けて流れた 有り余るほどに笑った記憶を思い出しては泣いていた ハイウェイに雪が降る  香るオレンジ 口移しの微炭酸 睥睨さえ愛と呼んだ あふれかえる思い出にやられて 息が出来ないハイウェイ 最後部座席は眠らない  告げたばかりのさよならもおんなじ速さで忘れていくのかな いたずらのように笑う残像とすれちがった気がして振り向く  行かないで揺らいでさよなら もうこの道を走ることはないんだ 冬の夜 誰にも知られずに終わったひとつの恋など ハイウェイは気にも留めない
非売品少女日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ山口高始花は風に舞っては揺れるものそして少女はいつも清いもの 世界の水準からあぶれてしまって息をひそめているばかり  およそ表だって目立ったりはできない言うなら日蔭の小石 おどり出てみたい欲はなくもない したいことできないことせめぎ合い  火花散らして飛んでゆけ非売品少女 ご無礼散漫で上等、せいぜい高くまで飛べよ 火花散らして飛んでゆけ非売品少女 花束なんていらない ひた走るには邪魔くさいよ  何をするにもどこにゆくにもちょっと足らない気がしてる おどり出て笑う妄想の日々 のぼせちゃえよ理想がおどるまま  火花散らして飛んでゆけ非売品少女 身の丈に合うか合わないかとか事後報告でいいよ 火花散らして飛んでゆけ非売品少女 悪い幻なんて見る暇もない速さで生きてよ  咲いた 咲いた あの子の大輪の花 羨望 あたしはいつ花開くのか 嫉妬に濡れた夜の空を齧って過ごした苦い味 理解者など未だ不要 空を穿って花火をあげろ  火花散らして飛んでゆけ非売品少女 ご無礼散漫で上等、せいぜい高くまで飛べよ 火花散らして飛んでゆけ非売品少女 誰も知らないそのかけ値が幾らか思い知らしてよ
あしたあさって日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ今聴いてるレコードが いつかは割れてしまうこと 今生きてるあなたが いつかは死んでしまうこと 煌めいてるこの世が いつ終わったっておかしくないこと 分かってるよって笑って僕らは不安になってく  今生きてるあなたが 明日も生きてる保証はないこと あなどって あさってその先 見晴らしのいいすばらしい未来 現実だって思ってる今も 現実らしい夢かもしれない 信じたはずの全部に騙され 僕らは  明日何が起こるか1つ 予測すらできない有り様で もっとずっと先の未来のことを 見ようとしてもがいてんだ どうだろう  今ついさっきそれまで 心の底から愛せてたものを しょうもないきっかけで この上なく呪えたりするんだ Lo,あの空だって 一時として同じでいることはない まして永遠には程遠いよ 僕らは  あなただってまさか死ぬだなんて 考えてもいなかったんじゃない だから何も恐れず あんなにまっすぐに生きたんでしょう  明日何が起こるか1つ 予測すらできない有り様で もっとずっと先の未来のことを 見ようとしてもがいてんだ 悪くはないだろう  あしたあさってその次も 自分が生きてるだなんてさ想定して もっとずっと先の未来のことを 見えると信じてやまないで 生きてくんだ
10円ガム日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこかんから閑散土手河原 ゆらゆら夕日は夢でまた ひりひり敏感日焼けた素肌 今日も君と秘密1つ  もういいかい 帰ろうか あの頃に  何でもないような些細なことが 面白かったあの日の僕へ 何回だって笑えばいいさ 幼い君は特別な神さま  爽やか新鮮空の下 だんだん僕らは下を向き いつしか影しか見えなくなって 立派な大人になるのです  もういいよ 下らない日々を looking for  単純だった毎日の生き甲斐 過去から教えにきてほしい これからもっと時間をかけた 大人の僕が忘れていたなら  君がわざわざ送ってきてくれた 10円ガムの当たりは まだ交換せずにとってるんだ 思い出の方が大事でさ  何でもないような些細なことが 面白かったあの日の僕へ 泣いて怒って笑えばいいさ 幼い君は特別な神さま
ヒーロー失踪日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ山口高始応答願う この星の空はSOSで飽和している シネマスクリーンで憧れたあのヒーローを待ってる  正義を名乗ったでくのぼうたちは今日も悲劇を待ちわびている 泣いてる君に伸ばされた手は見返りを求めてる  本当のヒーローは、幻のたぐいですか  応答願う この星は今日もSOSで飽和している 誰もいやしない空に放たれる救難信号  早くヒーロー 急いでヒーロー 間に合うわけがない ただ呆けて待つ退屈な人の群れ 小さな傷で大きな救いを欲しがった そんなことないと言い返す君の悲劇も随分とスキだらけだ  応答願う この星はいつもSOSで飽和している 掃いて捨ててもまた増える もうずっと曇り空  見ろよヒーロー 笑えよヒーロー 助けを求めて泣いて救われなければ怒り狂って まったくもって浮ついた喜怒哀楽だ 自分で掘った悲劇の穴に足をすべらして落ちてしまえ  希望的観測の極み そして今日も容易く叫ぶんだ  早くヒーロー 急いでヒーロー 間に合うわけがない ただ呆けて待つ退屈な人の群れ 小さな傷くらいでわめくなと切り捨てて ほんとの救いは目の前で悲劇と同じ姿をしていた
水流のロックGOLD LYLIC日食なつこGOLD LYLIC日食なつこ日食なつこ日食なつこ流れもしないよ停滞のさなか 景色は似たり寄ったりだね 変わってみろよと挑発したとこで 世界は今日も臆病だね  挑みもしないよ泥濘のさなか 僕らの尾ひれ胸びれは 逃げるためだけに生えたわけじゃない この身を捩って前にゆく  たった一呼吸分の 君のくれた酸素で その心の最深部 誰より速く行くから そこでいいよ  歌ってほしいよロックンロール 踊ってあげるよ screaming dance ここでふたり起こした逆流で 世界がどよめけばいいと思うんだよ水流のロック  視界はいまだ不透明のさなか 誰かの書いたマップだけじゃ いざって時に疑いたくなるの だから一緒に前にゆこう  たくさん迷った君が たったひとつだけ 揺らがなかったものは 僕の答えかもしれないんだよさぁどうか  鳴らしてくれたらラッフィングポップ 泳いでいけるよ seems a back flow ここでふたり起こした逆流が 伝説になるさとうそぶいた  声を貸すからロックンロール 言葉を貸してよロックンロール 君のいつかのロックンロール 僕の声でもいいのならば  歌ってあげるよロックンロール 踊ってほしいよ scraming dance ここでふたり起こした逆流が 伝説になるさとうそぶいたことほんとにしようよ水流のロック
竜巻のおどる日日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ冬の嵐 揺れる街 突き飛ばすような強い風 どんな声も飾りも 今日はただの木枯らし  冬の嵐 揺れるビル 竜巻の注意報 鉛色の乱気流 なすすべなく煽られて  飛ばされてきてしまえばいいのに 愛しいものがいますぐにでも せせこましい世界を越えて 目の覚めるような速度で  行き過ぎたり減らしたり 匙加減の難しい 僕らの愛だって日々乱気流 いっそあふれかえしてしまえばいい  飛ばされていってしまえたらいいのに 愛しいものに触れる距離まで 囁くようには愛しあえない 突風の中で怒鳴り合う  夜明けはまだ遠く、遥か456km Tubulances, please blow off boredoms on days somewhere さみしい距離とび越えて  飛ばされていってしまえたらいいのに 愛しい愛しい人のとこまで 叫ぶ 踊る 風の向こうに 君のいる街を見透かす  飛ばされてきてしまえばいいのに 愛しいものが今すぐにでも って虚言さえ飛ばされてゆく 目の眩むような高さまで 目の覚めるような速度で  竜巻のおどる日
雨雲と太陽日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ雨雲は恋をした 相手はきらきらの太陽 人気者の彼のこと いつでも遠くから見ていた  あたしが空に出たなら みんな逃げだして隠れちゃうの あなたがひとたび繰り出せば 誰もが笑って空を見るのに  好かれたいなあたしも 好かれたいなあなたにも  雨雲は決めたんだ 少しでも彼に近づこう 雨粒スカートひらめかせ 太陽光満ちる向こうの空へ  低気圧が広がった 彼もどこか消えてしまった 立ち尽くした彼女はやがて泣きだした  「あたしの恋なんていつもそうよ。 ためらい果てては逃すのよ。 所詮あたしは嫌われあなたは好かれ、 魔法はないのよ!」  weep, weep, やまない雨に soak, soak, 街はずぶ濡れ どうしたんだって顔を出した太陽が言う  「そんなに泣くなよrainy lady. 素敵な服が大無しさ。 僕だけじゃこの星は枯れてしまう。 君にいてほしいんだ!」  「あたしの恋なんていつもそうよ! 振り回されてばっかりよ! だけど時にそれすら愛おしいよ、 魔法みたいだよ!」  魔法が起きたよ
エピゴウネGOLD LYLIC日食なつこGOLD LYLIC日食なつこ日食なつこ日食なつこあの日夢を乗せて打ち上げた ロケットの軌道を今日も把握してるか 離陸に歓喜の声をあげて それっきり終わってはいないかな  半端な夢を乗せてひしめきあって どれが誰の何かも分かったもんじゃないね 何となく空でも飛んでいれば いつか奇跡に出会うのかい  Just you blab, お前の描いた夢物語を聞くのは飽きたんだ Just you blab, キャンバスはもういっぱいだろいい加減形にしてくれ  情熱だけで生き残れたらどいつもこいつもヒーローだよ 守りたいのならそれなりに飛べ 背伸び程度で届くような空ではない  あの日夢を乗せて打ち上げた ロケットの行方は今や軌道圏外 立派な理想像を描けた自分が 夢そのものより愛おしいかい  Just you blab, お前はうそぶく なくして初めて得るもんがあるなんて Just you blab, 何度あやかるんだい 次々なくしてはまた許されて  情熱だけで生き残れたらどいつもこいつもヒーローだよ 飾り立てたるマントの艶やかさ 「良かれ」仇成す、重たくって飛べやしない  同情してか空も青いフリ 追えば追うほど遠ざかる気がして、  怖気づくたんび思い出す お前が憧れたヒーローは 情熱だけで飛べたのか お前が誰より知っている  情熱だけで生き残れたらどいつもこいつもヒーローだよ 容易くないから追う価値がある 背伸び程度で届くような空ではない
青いシネマ日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ佐藤"Fisher"五魚音を立てて回転を続ける映写機はかたかた 半透明のフィルムはどれもこれも青い色だ お世辞にも面白いとはけして言い難いような中身だ 僕が生きた端っこから巻き取っていく青いシネマ  ここぞという時の救世主 悪役 ただの通行人 次々役は変わるけどいつも僕が主人公です 夢見がちな脚本は日々修正入れる始末です 今日という日は筋書きの 中か上か下かどこなのか  最善を尽くすように 努めることをここに誓います 最短経路になるような道は 選ばないこと誓います  いつか思い出と名付けて遠くから眺めることになる その青い時間の只中に今日の僕はまだいたいの  流れるように過ぎていた毎日はいつしかつっかかって 誰の思いも肩代わりするひまなんてなくなって 捨てたくなるよな脚本だって続きを書くこと 許されるんなら幸せだ 振り払ってよ青いシネマ  さっさと思い出と名付けて遠くから眺める日々で楽をしたい 誘惑のかけひきに今日の僕はまだ勝てるか  絶望するような陰りの日々さえ いつか思い出と名付けて遠くから眺める日が来たなら  この手は届かない 欲しがったって戻れない 痛い辛いと嘆いた夜にすら戻りたいとか抜かすだろう  だからいつか思い出と名付けて遠くから眺めることになる その青い時間の只中に今日の僕はまだいたいの  今日の僕はまだいたいの
数える日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ準備はできたかい 閉められない鞄の口 つっかえてるのは 入りきらない思いのたぐい  誰にも媚びずに 誰も取り残さないように あくまで時間は全てに他人の顔をする  朝もやが蒸発するまでの秒読みをそろそろ始めよう 記憶の微炭酸が抜けないようちゃんとここで蓋を閉めよう  バイバイ言えた数だけ僕らには 新しいハローが用意されると信じて  準備はできたかい 結びきれない靴の紐 ほどけた心じゃろくな場所にもゆけはしないさ  思い出を非常食に心の空腹をやりすごしていこう 記憶の微炭酸を飲み干してしまう頃に ねぇ、 また会えるかい  バイバイ言えたさみしさが僕らには また次のハローに出会うパスポートなんだよ 素敵じゃないかい  黙々歩く一人旅はいろんなもの拾っていくだろう ひとりとひとりで集めたものをふたりで持ち寄れたなら  準備はできたかい さみしさと手をつないでゆく 君も同じならそれで僕はさみしくなくなる  バイバイ言えた数だけ僕らには 新しいハローが用意されるんだよ See you next holiday,
三面鏡日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ佐藤"Fisher"五魚毎日おんなじ場所にいる猫は道行く人々に 思い思い好きに呼ばれる 全部の名前に返事をする  毎年おんなじ場所に咲花々は恋人たちに 「僕らのために咲く花だ」と 何回言われても揺れてみせる  見たことのない何かを全部 見れるレンズが欲しいだなんて あざける僕はいまだちっぽけ 明日の天気も分からない  世界 プリズム 万華鏡 次々百面相 知ってるものの知らない顔 One after another I get bedazzled by world  毎日おんなじ道をゆくあたしが見つけていないものを 初めて歩いた誰かが見つけたりしているのだろう  ちらちらどちらと揺れるピント 僕にレンズはいらないのかな 同じ日々の反芻と呼ぶけど 同じ日など一日もない  世界 イルミズム 三面鏡 ぐるり目が回りそう 君さえ今日は知らない顔 飽き足ることはないでしょう  世界 プリズム 万華鏡 次々百面相 知ってるものの知らない顔 One after another I get bedazzled by world
黒い天球儀日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ誰かの怒りを垂れ流したようなまっ黒い空のミッドナイト いつまで待っても出て来ない星に天球儀も黒いまま  のろのろ巡る鈍足の世界は言葉だけが俊足 ぶつからないように辺りを見ては止まって怯えて縮こまる  見たい星があるくせに 黙ってじっと動かない 回してくれる手がないと 動けないとか言い訳すんじゃない  回れ天球儀 その細い軸 出せる限りの速さで生きてけ あがく遠心力を見せてくれ 限界値を裏切れ  誰かの怒りに待ったをかけて動き始めたミッドナイト 真実だけを指し示していく天球儀で僕はいたい  見たい星があったのに 別の誰かに譲るんだ 優しさなんて言い張って 泣くぐらいならどうぞと言うんじゃない  回れ天球儀 その細い軸 出せる限りの速さで生きてけ 錆びる瞬間さえもひた拒め 捻じ切れるまで加速していけ  いつか吐き出す最後の一呼吸が ためいきで終わってしまわないように  天球儀 僕が見たいびつな天体を叩き出せ 黒い天球儀 その身体中 規格外の星座をぶちまいて  回れ天球儀 その細い軸 出せる限りの速さで生きてけ あがく遠心力を見せてくれ あの日自分で引いた 限界値を裏切れ
シーラカンス日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ水切の石みたいに 放り出されたあたしの体 一度水面を擦めるとそれは 段々と頻度を増して やがて水中に沈んでいく  水の中では鰭(ひれ)が生えた 泳ぎ回るあたしの体 だけど所詮地上の生き物 水の底は虚しすぎる  上を目指して泳ぎ始めた 水の上へ顔を出した途端 叩き付ける波があたしを 水中へ押し戻そうとしたけれど  お前が待ってくれてるから あたしは戻りたいと頑張れるの 今はこの姿見えずとも 必ずいつか地上に帰るから  幾度となく跳び跳ねては 再出発を試みるけど いつも失敗落ちては沈む 人はそのたび指さして笑う  下を目指して泳ぐのをやめた もはや跳ねる力も絶え果てた 笑われたくないという言い訳 希望は水圧で押し潰された  他の誰もが呆れて やがてみんな背中を向けても お前は待ってくれてたのか あたしにはそうとしか見えなかった ああ  このまま沈みこんだなら 伝説にだってなれそうね それを「許さない」と叫ぶ声  お前がいてくれるから あたしは戻りたいと頑張れるの 今はこの姿見えずとも 必ずいつか  お前が待ってる地上まで もう幾らもないあとひと泳ぎ 歪んでしか見えなかった太陽の 輪郭を今掴んだ
floating journey日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ非現実世界への 招待状はいつも突然に 私の頭の中へ放り入れられる よりによって今日は4時間目 数学パズルの途中 早退理由は 「空があたしを呼んでいる」  お昼時 12:42 のバスは 他の時間帯のバスより 少しだけ混んでいる 制服の子供が1人 乗り込んだもんだから (こんな時間になんなんだ)って ドライバーさんは顔をしかめる  終点まで乗っていこう 移り行くパノラマ焼き付けよう 街はやがて過ぎ去って 花だけが囲む一本道  ゆるゆるりと減速 やがてバスのエンジンがきれた 随分とまあ遠くまで 離れた場所にきたもんだ ふらふらりと歩き出す 目的もあてもないままに そうやって辿りついた 大草原に足を投げ出す  柔らかな草の匂い 高く高く遠い空 ひたすら安寧を 求めていた自分に気づいた  Floating journey,take me away. Take me away,where is utopia disphoria leads. Floating journey,Take me away. Take me away, where is like the sky.  夕焼けが落ちてくる 群青はやがて茜色 そろそろ帰ろうか、帰ろうよ  Floating journey,take me away. Take me away,where is utopia disphoria leads. Floating journey,Take me away. Take me away, where is like the sky.
天井のない部屋日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ危ないと言われたから聞き入れた それまで 安全と言われたから着いて行った それまで 誘われた部屋の戸の鍵が閉まった  いつの間にやらつけた 鎖の先 鉄の玉 守ってやるって言ったけど なんかこれは ちょっと違くないか まんまと騙され捕まった  時計の針が1つ鳴る 合わせたる星が1つ光る 天井は抜け落ちてがらんどう 広がった満天 飛んだ声  明かりもない壊れかけた部屋で 抜け出す方法よりもあたしは その星々をどうやったら つかまえられるか考えた  あまりにも大それた空想家 手枷足枷つけた哲学者 近い未来あたしは空へ飛ぶ 誰にも見えはしない  開かずの扉の前で 腕組みして待ち受ける お前らよ いつまで経っても あたしは戸を叩かないよ  「どうか許してもうしません 言いつけもけして破りません 夢を追うなんて愚かな真似は もうしないからここから出して」  なんて掲げる白旗 そいつがお前らの予測か それじゃ勝ち目は万のうち 1つもないから諦めな  守るにしては固すぎた 閉じ込めるにしては甘すぎた 天井が抜け落ちてがらんどう 埋め尽くした満天 飛んだ声  先に扉を開けたのは 痺れ切らしたあんたがた さあ探せよあたしを 頭の上から見てるから  明かりもない壊れかけた部屋で 抜け出す方法よりもあたしは その星々をどうやったら つかまえられるか考えた  あまりにも大それた空想家 手枷足枷つけた哲学者 体を捨てて見事空へ飛ぶ あたしの勝ちなのです
レッドデータクリーチャー日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつことんだ茶番劇さ お前も人間だったとはね 脱皮した抜け殻から 出てきた姿に呆れたさ  冷血動物の演技 冷酷な目をしたふりをして 背後じゃ別の生き物を かくまっていただなんて  せっかく生き残りの仲間を 見つけたと思ってたのに ぬか喜びだったのだな 畜生 ちくしょう  こうして私はまたひとりぼっち レッドデータ 絶滅危惧種のはずが どうしてなかなか滅びないまま 残っちまったこの種の最後の一人  さみしいかなしいくるしいこわい 助けを請い手を伸ばす生き延び方 単独で生きたこの身なら 指差す権利くらいあるはずなのに  総じて慎ましく申し上げたって たった一個「弱者」のワードが抜けない 文字通り軟弱なお前らに向かい 私はなんでこうも怯えにゃならないの  「両手つないでさあ死ぬまでひとつ」 遠慮するよ つなぐための手がないから  こうして私はまたひとりぼっち レッドデータ 絶滅危惧種はいやだよ 本当はひたすら羨んでただけ 笑うお前を横目に明日も一人
夕立日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこほてったアスファルトが蒸発する匂い 止まった空間を掻き乱す虫取り網 終わってゆく夏の午後の気だるさから 人の気配が消えていく  至って陽気な向こう見ずの青空 すみっこ 押し遣られて積もり積もったもの 渡っていこうかあの入道雲  夕立がくる  雨音に紛れて死に絶えるほど泣くとき あなたが隣にいたことなど1度もない その掌の優しさには甘んじない 全部ひとりで背負うよ  決まって全て何1つ長くは続かない あさっての方へ飛んで消えた眩いもの 黙って見送る もはや悔やむ気さえもない  幸せは死に絶えた  土砂降りに捧げた貴重な大事な命 あなたに知らせる必要性は見い出さずに さよならの意味はきっと履き違えられる ならば いっそ もう 何も  終わってゆく 夏の午後の気だるさから 少女が夕立に消えた
Fly-by日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこあてにしないでね 最後は欺くつもりだから 人の痛みなんて知らない 体はこの1つしかない  今の状況下 ありがとうもありがとうにならない 君の痛みさえも知りたい 欲張ったから全てなくした  人肌恋しいな どうせ誰とも会いたくないけど 大気圏抜けて宇宙へと 繋がれ繋げろよ周波数  Fly-by 今送信完了です 出会うべき誰かの元に向けて 交点座標を定めない 出会いと別れ また1つ星がすれ違う  私の考え 誰にも見抜かれない自信がある その変わりこの視力じゃ 同じように誰のも見抜けない  黙っていなきゃならないのに 耐えきれなくて口を開く 何か言わなきゃならないのに 無性に悲しくて黙りこむ  重たい体を引きずって 身軽な言葉に振り回されて 疲労困憊 それでも人は 懲りずにまた誰かに会いに行く  対向車線をすれ違ったあの人とは もう出会わないだろう さよなら お元気で  Fly-by 今送信完了です 出会えた君のハートに向けて 交点座標に頼らない 分かりあえないことを恐れたりしない
ヒューマン日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ何千万もの生物種の中で ただひとり言葉を持つ 何千万もの生物種の中で 誰よりも高い知恵 僕らの名前は人間です  何回言っても伝わらないで 使いこなせもしない言葉の爪 手入れもせずに振りかざして つけた傷跡を消す薬はない  他のやつらは蝶や魚や鳥になって 身軽に生きることに成功してるのに どうして俺だけを人間にしたんだい? 1つの正義さえ続かないよ  神秘なる心を類まれに手にして 操るつもりが踊らされ 息切れの命はそれでも死ねない 三角の頂点にて虫の息のヒューマン  両手の指じゃ数え切れないほどに 長く続くこの寿命は 一度二度とふさがるこの道を 切り拓くところまでを見通してるらしい  何千万もの生物種の頂点に 本当に俺はふさわしいのかい? 行きづまる思いつめる ばかりが日々の仕事さ 止まっちまった君よ 今ここへ  痛い思いはしたくないし探り合いも疲れた ねえこれどうやって脱ぐの そろそろ終わりにします どうしたって教えないよ もう脱いでいいのかい 涙目はまだ何か探してるよ  神秘なる心を類まれに手にした さあ 光らすための鐘を鳴らせ 恨んでも憎んでもフィナーレじゃ笑ってる 三角の頂点のそれが強さだヒューマン  きっとこいつならば 人を割り当てても 生き抜いてくれると神様は 悩みに抜いた揚句に僕らを選んだ だから 今まで生き延びてきただろう
開拓者GOLD LYLIC日食なつこGOLD LYLIC日食なつこ日食なつこ日食なつこ一般的に普通1分で歩く距離を 3分4分かけて歩いてく人がいる 1歩踏み出すたびにその意味を考える ちゃんと確認してからじゃなきゃ 進めなくて遅くなる  何も考えない日々は いくら積もろうが星の瞬きほど 哲学を探るんじゃない 置き去りの真理から何か見出せ  いずれあたしも死んでいく 死に方はきっと選べない ならば生き方を選びましょう 前例がないような奇抜なのを  誰も真似できない これが最強の生き方だ  専門的にのめり込めばのめり込むほど 一般的な普遍性に気付けなくなってゆく  全て考えすぎるから いくら進もうが景色は変わらない 大事なものとそうじゃないもの 今はごちゃ混ぜで区別はしないの  口出す前にまず動いた 理由はあとから考えた 既存の運命があるのなら それを打ち壊して道を拓け  隙間という隙間に可能性を建てる開拓者  いずれあたしも死んでいく それが明日かも分からない だから生き方を選ぶのだ 前例がないような奇抜なのを  人は怒って泣いて笑って いろんな色して生きていく 所々汚れた黒は 涙で滲ませた苦い記憶  いつか重ねて青空で塗り潰すのさ
スペクタクル日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこOn that morning, I got up early. when the world was still covered with night blue. I've never seen such a beautiful sunrise. nor ever heard the sound of cloud's going up.  On my way home, chasing the time's tale, I saw wind merging gold into sky. Maybe we can't merge that color again. So great it was that I was made to stop chasing.  何も感じない振りをして 共鳴したがる心を押さえて 鳥も水も空も花も称えなくなるのか 君よ  明日すぐに出発しようか 当然一緒に来てもらおう 世界は既に色褪せたんだって 君に是非探させたいものがある  スペクタクルは今どこに  Something beautiful that are artificial, in fact, hinder us from realizing. They paralyze our sensation. Don't depend on. There are what's more marvelous.  奮い立つような息を呑むような 大仕掛けのショーに飢えてるんだって ならばそこを離れよう ブラウン管にはもう何も映らない  最大限の推測で予想、想像、してたより 世界は更に色鮮やかで 君の輪郭もにじませるほど  明日何も見つからなくてそろそろ泣き出す君の頭上 世界は空を光らすだろう 気づくだろうがそれが答えだ  明日すぐに出発しようか あとはひとりで帰れるだろ 世界が繰り広げる大ステージ 探すまでもなかったろ  スペクタクルは今ここに スペクタクルは君とともに
深夜潜水日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ夜になっても眠らない僕と街の灯りは ひっそり冷えた深海底をゆらりゆらす深海魚 遠く頭上にさぽっかり、そうしてひんやり浮かぶ満月は ひっそり冷えた深海底 その水面の目標点です  繁雑と享楽と遊泳する耳鳴りと 光を背負った残像と 思い出しては息ができない  夜闇の潜水艦 今夜僕はどこまで泣かずに記憶を追えるだろう  夜でもなきゃ気づけない 視力だけでは生きれない 今夜あんたが立てた低周波 大人しくあたしは呑まれてみよう  一瞬も永遠でまっさら平坦も抑揚で 突っ立ってるだけで世界の方が駆け巡っていく 全部聴いて具象化しただけ あんたの歌を  ここまできたならエンジンを止めて どこまで行けるか 後は任せよう  夜闇の潜水艦 今夜僕はどこまで泣かずに記憶を追えるだろう  夜闇の潜水艦 サーチライトじゃ照らし出しきれない世界がそこにある
あるエゴイストの冒険記日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ遥か遠く地平線の向こう 世界の全てがあるらしい 名誉か金かは分からない 何せ誰も見たことがない  ある国では皆に推され ひとりの男が立ち上がった 世界の全ては必ず 私がここに持ち帰る と  故郷の期待に見送られ旅立つ彼は呟いた “そう誰もが自己主義者彼らのため俺は行くのさ”  粋狂な名声 つまりは世界の全てを求めて 呆れるほど人は競い そして当たり前に争い出す  研かれた刀身は敵の希望を切り裂いた 彼は押し負けもせず向かい来る敵方に飛込んだ  居るべき場所があるから 守るべき人がいるからこそ 人は人を押し退けた 進め Mr.エゴイズム  彼の理論じゃ強さは 背負ったもののでかさで決まるから 一国の期待を背負った彼は 強さを自負して勝ち抜ける  1人また1人としとめては呟いた きっとこいつも自己主義者 貧欲ゆえ俺にゃ及ばないさ  戻るべき場所があるから 守るべき人がいるからこそ 風も空も差し置いて 進め Mr.エゴイズム  最後の相手を打ち負かし 彼はただ1人生きていた 死ぬ間際の戦士は誰もが空を見上げて “ごめんな”って言った  最後の相手を打ち負かし 彼の脳裏を疑問がよぎる “自分のためだけの戦いで こんなに綺麗に死ねるのか?”  焦燥に空見上げれば太陽が目を刺した 「お前こそ知るべきだ 優越にまみれたエゴイストよ」  さぁ浮かぶは戦士らが 最愛の人に誓った過去 “君のため必ず世界の全てを持ち帰る”と  太陽は閉口し彼は途方にくれた “俺こそが自己主義者 みんな誰かのため戦ったんだっていうのに…”  戻るべき場所があるから 守るべき人がいるからこそ 人は強くなれること 今さら気付くなよ  彼は世界の全てを 確かに 確かに手に入れた 物語はこれからだ 進め Mr.エゴイズム  泣くな Mr.エゴイズム
跳躍日食なつこ日食なつこ日食なつこ日食なつこ誰も傷付けたくないと 変な正義感を掲げてからは 相手を気にしすぎてか何でか 身動き1つ取れなくなったよ  便利なはずの千里眼で 余計なものまでが見え始めた あんたの笑顔さえも今は ただ恐ろしくて仕方がないのさ  一体全体何してんだ そんな場所で何を待ってるんだ 相手は人間なんだから 口に出さなきゃ分かりあえない 一進踏み出す勇気だったら そんなのは後からついてくんだ 今こそ人混みの中へ飛込め 尻込みさえ引き連れて  まっすぐすぎるあんたの夢 勇敢すぎるあんたの軌跡は すっかり歪んでひん曲がった この身にあまりに神々しくてさ  今更きっと遅いんだ 肥大化しきった理論を悔んでも 裸で打ち当たれよって 分かってんだよ できないんだよ  果てしなかった大空と大地が 今やこんなに形式ばってさ まるで誰かを笑ってるみたい 誰なんだ あたしのことか  一体全体何してんだ そんな場所で何を待ってるんだ 相手は人間なんだから 口に出さなきゃ分かりあえない  一進一退いつもいつでも こんな場所で風を待ってるんだ 今こそ人混みの中へ飛込む さあ あんたよ見ていて
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