2000年、テレビ番組のコーナー主題歌から福山雅治の「桜坂」、サザンオールスターズの「TSUNAMI」など記録的なメガヒットが生まれ、90年代に引き続き、宇多田ヒカルや浜崎あゆみも依然ヒット曲を量産する。その一方で90年代の空前ともいえる活況ぶりから一転して、ヒットチャートは次第に沈静化した動きを見せはじめる。
01年にはCHEMISTRYが、「ASAYAN」から誕生し、男性R&Bシーンを築いた。この頃、KICK THE CAN CREWがブレイクし、RIP SLYMEなど、
ヒップホップがJ-POPの音楽シーンの中心に躍り出る。また、モンゴル800やHY、175Rなどの
インディーズミュージシャンがチャートを賑わし次々にヒット曲を連発する。
同時に、 ゆず、19、レコード大賞を受賞したコブクロなど、
フォークデュオがブームになり、ストリートミュージシャンが急増する。また、「純愛ブーム」で平井堅やORANGE RANGEがロングヒットを放ち、「NANA」や「電車男」で映画とのメディアミックスでヒットが生まれる構図がこの頃から定着する。