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  • 家入レオ
    新しい、は、いつか古くなるから。
    新しい、は、いつか古くなるから。

    家入レオ

    新しい、は、いつか古くなるから。

     2024年5月22日にニューシングル「ワルツ」をリリース! 同曲は松本まりかの主演ドラマ『ミス・ターゲット』主題歌として書き下ろされました。作詞・作曲を家入が手がけた、真っ直ぐな恋愛ソング。愛することの切なさを歌いながらも、どこか芯の強さと光を内包したヴォーカル、アレンジのミディアムバラードとなっております。    さて、今日のうたではそんな“家入レオ”による歌詞エッセイを2ヶ月連続でお届け! 今回は第2弾です。約3年ぶりとなるCDという形でのシングルリリース。より“ぬくもり”を大切に届けるため、写真家・佐内正史に撮影を依頼したジャケ写とミュージックビデオについての想いを綴っていただきました。 CDシングルをリリースするのは2021年の「空と青」以降、約3年ぶり。新曲「ワルツ」はドラマ『ミス・ターゲット』の主題歌で、その初回放送に先駆けて既に4月から先行配信がスタートとなっている。形に残る盤として皆様の手元にお届けするのが5月22日。   私がデビューした2012年。CDが売れなくなったという声を耳にすることはあれど、今よりずっと街にCDショップがあったし、もうほとんど目にすることがなくなったレンタルビデオ店もたくさんあった。   歌詞カードの中面の写真を眺めたり、歌詞を読みながら好きな音楽を聴く時間は、紡がれた言葉とメロディが静かに心にプレスされていくようで大切だった。食べた物で体が作られるのと同じように、観た映画や聴いた音楽で目に見えない私は作られていくんだろうなーと渋谷のTSUTAYAに何時間でもいられた。   好きなものはなるだけ買ったけど、開拓にはCD、DVD10枚1000円のレンタルサービス。おすすめされたCDをカゴに入れ、DVDの裏面のあらすじを読み。あーこれは新作だから対象外だ…と泣く泣く棚に戻したりして。選りすぐった10枚を大事に家まで持って帰った。そんな記憶も愛おしい。     いつの間にか時は流れ、「普通」や「常識」と言われたものこそ1番はじめに変化していくんだなってことを知った。配信シングルをリリースすることが多かった昨今、CDをリリースするなら、今まで以上にぬくもりのあるものを作りたいと思った。   ジャケ写とミュージックビデオの撮影をお願いしたのは写真家の佐内正史さん。佐内さんが撮る写真はノスタルジックで。打ち合わせの時に、「なんだか、閉ざされた、すごく狭い空間にいる感じがする」という言葉は曲が纏っている雰囲気そのもので。   生活の影を感じる場所で撮影した。デジタルでもシャッターを切ってもらったけれど、CDジャケ写にはフィルムを選んだ。「もっと明るく…」っていつもだったらバランスを整えることが、フィルムだとできない。そのコントロールできない歯痒さも、終わった恋をまだ受け入れられずにいる気持ちとリンクするような気がして。先行配信のジャケ写もフィルムで撮影していただいた1枚にした。時代と心に逆行するように。   そのノスタルジックが、わからない、けどなんか良い、が届くと良いなと思う。時代に置いてけぼりになったものだけが、年を取らない。新しい、は、いつか古くなるから。   <家入レオ> ◆紹介曲「 ワルツ 」 作詞:Leo Ieiri 作曲:Leo Ieiri  ◆ニューシングル「ワルツ」 2024年5月22日発売  

    2024/05/24

  • 家入レオ
    恋は終わってしまったかもしれないけど、愛は続けていいんだよ。
    恋は終わってしまったかもしれないけど、愛は続けていいんだよ。

    家入レオ

    恋は終わってしまったかもしれないけど、愛は続けていいんだよ。

     2024年5月22日にニューシングル「ワルツ」をリリース! 同曲は松本まりかの主演ドラマ『ミス・ターゲット』主題歌として書き下ろされました。作詞・作曲を家入が手がけた、真っ直ぐな恋愛ソング。愛することの切なさを歌いながらも、どこか芯の強さと光を内包したヴォーカル、アレンジのミディアムバラードとなっております。    さて、今日のうたではそんな“家入レオ”による歌詞エッセイを2ヶ月連続でお届け! 今回は第1弾です。綴っていただいたのは、新曲「 ワルツ 」にまつわるお話。時間が薬になって解決してくれると言うけれど、今「過去の記憶」に悩まされているあなたへ…。 「時間薬」の意味を調べると、「どんなに大変な困難を抱えても時間が薬となって解決してくれること」とあった。忘れる、ということ。これは神様が人間に授けた愛であると同時に、恐ろしいくらい残酷なギフトだと思う。   辛く悲しい記憶を1秒でも早く消し去りたい。覚えていたいのに愛したあの人の声をもう思い出せない。新しい環境にいるのに過去の痛みがふとした瞬間にフラッシュバックしてしまう。私たち人間は今目の前にいる「相手」に悩まされているようで、実は「過去の記憶」に悩まされているのかもしれない、と考えてしまう日もある。もし神様が人間の心にすぐ忘れられるスイッチを付けてくれていたら、もっと楽に生きられたのに、なんて馬鹿みたいなことを想像してみたりして。   だけど、もしそのスイッチが人間の設計図に書き加えられていたとしたら、誰かの悲しみを自分のことの様に感じることも、赦すことで赦される深さを知ることも、喜びに声を上げ涙する心の機微も、全て世界からなくなってしまうのだろう。それでも、暗闇の中を歩いていると、もう感情なんてなくなってしまえばいいのにと本気で願ってしまうのは私の弱さだろうか。   新曲「ワルツ」はドラマ『ミス・ターゲット』の主題歌として書き下ろした。主人公・すみれは結婚詐欺師。恋をして、本当の愛を知ることで変わっていく女性の姿が描かれているこの作品と私の心がクロスした。   傷付いた恋だったけど、「出会わなかったら良かった」と、どうしても思えなくて。「あの指も声も」忘れたいのに、忘れたくなくて。苦しかったけど、でもこの人を好きになれてよかった、私前よりもやさしくなれたかもって。そんな気持ちで紡いだ言葉とメロディ。傷付いたのは、ちゃんと傷付けたのは、その人のことが好きだったってことだから胸を張っていよう、って。泣きながら笑って誇って馬鹿みたいだけど、こんな私も悪くないってやっと思えます。そして、大切な人とお別れしたあなた。恋は終わってしまったかもしれないけど、愛は続けていいんだよ、ってハグしたいです。   <家入レオ> ◆紹介曲「 ワルツ 」 作詞:Leo Ieiri 作曲:Leo Ieiri ◆ニューシングル「ワルツ」 2024年5月22日発売  

    2024/04/24

  • 家入レオ
    ただ真っ直ぐに自分で生きていけばいい。
    ただ真っ直ぐに自分で生きていけばいい。

    家入レオ

    ただ真っ直ぐに自分で生きていけばいい。

     2023年2月15日に“家入レオ”が4年ぶりのニューアルバム『Naked』をリリースしました。2022年に配信リリースされた「レモンソーダ」「Pain」「かわいい人」の他、新曲を含む全12曲が収録。全収録曲のソングライティングに家入本人が携わっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“家入レオ”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回が最終回です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 I don't like you 」にまつわるお話。年齢を重ねるにつれ、景色に変化が訪れだした今、感じること、想うことは…。さらに、今回も第1弾・第2弾に引き続き“音声版”がございます。家入レオの言葉を本人の朗読でもお楽しみください。 20代後半。28になり、30という年齢も視野に入りはじめた最近。見慣れた景色に変化が訪れだした。   これまで地元福岡では早くに結婚しお母さんになった同級生もいることはいたけれど、どちらかと言えば少数派で。風の噂で聞くその子たちの様子も何処か現実味に欠けており、同じ制服を着ていたかつてのクラスメイトがミルクをあげている姿を上手く想像することができずにいたあの頃は、瞬く間に過ぎた。結婚、出産の報告も急激に増え、「久しぶりにご飯でも食べる?」と連絡を取り合い、先に待ち合わせ場所に着いていた友達2人が抱っこ紐をして娘を連れている姿は考えるものがあった。   そうか、28ってこういう現実もあり得るんだ、と遠いようでいて、近くて、近いようでいて、遠い。不思議な心地。だけどもう怖くない。私はアルバム『Naked』を作りながら私の道を選んだから。そして、そこで見えた答えがあって、その答えを更新していく為の「未来」がある。生きていけば良いんだ、思い切り。自分の人生を。   「I don't like you」は幸せの価値観について歌った1曲。 「今彼氏いるの?」「結婚してるの?」って質問にいいえで答えると、相手が少し気まずそうにする or 謎の明るい励ましが返ってくるあの感じ。気持ちは理解できるんだけど、同時にどうして? と疑問に思ったところから曲の構想が生まれた。   勿論恋愛も楽しいし、最高だけど、楽しくて最高なものは他にもある! 仕事に趣味、友達、ひとりの時間。幸せを感じる瞬間は人それぞれ。社会の声や他人の視線に押されなくて良い。自分の幸せを選ぶ権利が誰にでもある。   「恋愛がすべてじゃないでしょう」というサビの歌詞は、私はこう思う!と言い切っている訳ではなくて、この曲がディスカッションをするきっかけになればいいな、の願いを込めた。私はこれをしている時が幸せ!私はこれ!と話しているうちに、「常識がすべてじゃない」ことが分かってくる。だって人それぞれ幸せも常識も違うから。   自分の正しい、を相手に押し付けないこと。だからこそ、相手から自分の正しい、を否定された時も、ただ真っ直ぐに自分で生きていけばいい。そういうテーマを湿度なくカラッと歌いたいと思ってのバンドサウンド。私が裸の心で紡ぎ歌ったニューアルバム『Naked』。ライブで歌うのを楽しみにしてる。   <家入レオ> ◆紹介曲「 I don't like you 」 作詞:家入レオ・Kanata Okajima 作曲:久保田真悟(Jazzin'park)・栗原暁(Jazzin'park) ◆7th Album『Naked』 2023年2月15日発売 【初回限定盤A:CD +DVD】 VIZL-2146 ¥5,500(税込) 【初回限定盤B:CD+DVD】 VIZL-2147 ¥4,620(税込) 【通常盤:CD】 VICL-65773 ¥3,300(税込) 【ビクターオンラインストア限定盤:CD】 NZS-905 ¥4,180(税込)    <収録曲> 1. Winter 2. 悩みたいだけ 3. レモンソーダ 4. I don't like you 5. 奇跡が足りない 6. 嘘つき 7. Pain 8. Hikari 9. 愛は鎖じゃない 10. 君に未練はないけど、恋に未練がある 11. かわいい人 12. Boyfriend 配信サービス一覧: https://jvcmusic.lnk.to/leo_Naked

    2023/03/01

  • 家入レオ
    自分を守らず開いていくこと。
    自分を守らず開いていくこと。

    家入レオ

    自分を守らず開いていくこと。

     2023年2月15日に“家入レオ”が4年ぶりのニューアルバム『Naked』をリリースしました。2022年に配信リリースされた「レモンソーダ」「Pain」「かわいい人」の他、新曲を含む全12曲が収録。全収録曲のソングライティングに家入本人が携わっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“家入レオ”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は第2弾です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 Pain 」にまつわるお話。改めてデビュー曲「サブリナ」で学んだことに立ち返り、自分に真正面から挑んで作ったこの曲。ぜひ歌詞と併せてエッセイを受け取ってください。  さらに、今回も第1弾に引き続き“音声版”がございます。家入レオの言葉を本人の朗読でもお楽しみください。 小さい頃から歌うのが好きだった私が、曲を作り始めたのは13才の時。中高大まであるエスカレーター式の女子校に通っていた。そのシステムを理解した上で受験したはずなのに、入学したある日の朝、10年間同じ場所に通い続けること、人間関係に躓いてしまったら10年間友達がいないことに呆然とした。人とぶつかるのが怖くて表面的な会話しかできなくなり、本当の気持ちはノートに綴った。心を言葉にすることで自分を癒し、発見した。   デビュー曲の「サブリナ」も福岡で本当の愛が欲しい、と思って作った。なんでもないみたいに笑いながら1人に怯えて生きているのは自分だけだと思っていたけど、東京に来て貰った手紙やメールを読みながら、似たような気持ちを抱え生きている人がいることに驚いた。   その気持ちに、応援してくれている人に、応えたい。気負い過ぎもあって、少しずつ音楽が自分自身の心を発見する場所ではなくなっていった。苦しかった。だけど、それを口にしたら最後な気がして。でも無かったことにしようとすればするほど、その想いは赤く醜く膨らみ、冷静を奪った。   もう無理かもなーと思ったその時に、そうだ、だから私には音楽が必要なんじゃんと思った。起源を辿り出すと果てしない。忘れたい。忘れられない。誰も悪くないとか言わせない。自分だって悪い。そんな複雑に絡まり合う現実と感情のうねりのままに作った「Pain」。   確かに無理してた時期もあった。空回りしたことも、失敗したことも。でも届けたい、という気持ちに嘘はなかった。それに無理してでも応えたかった想いや人が人生の中にあることはとても幸せなことだと思う。そうやって人は強くなる。音楽活動は曲を作って、ツアーを回ることだけじゃない。生きることの矛盾や憤りの中で足掻き、それで諦めずに足を進めるってことが音楽なんだ、と気づいた。   「Pain」をリリースすることは正直怖かった。だけど「サブリナ」は、誰かの気持ちに寄り添いたい、なんて余裕はなくて、自分の心と真正面から向き合って書いた曲で。でもそれが結果的に、私と同じような気持ちで生きている人の心に確かに刺さった。誰かを大事にする。それは、まず自分を大事にすることなんだ、と私は学んだ。   自分に真正面から挑んで作った「Pain」。自分を守らず開いていくこと。それが最後には、会ったこともない誰かの心の叫びと本当の意味での繋がりを生み出してくれると思ったから。それに賭けてみようと思った。私は「Pain」をリリースした夜、ファンの人が「おかえり」と言ってくれたことを絶対に忘れないと思う。   大切なものに出会って、自分の弱さを知って、それを繰り返しながら強くなっていく。暗闇から見た一筋の光。私が裸の心で紡ぎ歌ったニューアルバム『Naked』。 <家入レオ> ◆紹介曲「 Pain 」 作詞:家入レオ 作曲:新井弘毅  ◆7th Album『Naked』 2023年2月15日発売 【初回限定盤A:CD +DVD】 VIZL-2146 ¥5,500(税込) 【初回限定盤B:CD+DVD】 VIZL-2147 ¥4,620(税込) 【通常盤:CD】 VICL-65773 ¥3,300(税込) 【ビクターオンラインストア限定盤:CD】 NZS-905 ¥4,180(税込)    <収録曲> 1. Winter 2. 悩みたいだけ 3. レモンソーダ 4. I don't like you 5. 奇跡が足りない 6. 嘘つき 7. Pain 8. Hikari 9. 愛は鎖じゃない 10. 君に未練はないけど、恋に未練がある 11. かわいい人 12. Boyfriend 配信サービス一覧: https://jvcmusic.lnk.to/leo_Naked

    2023/02/22

  • 家入レオ
    この闇から一筋の光を見つけるまでの物語。
    この闇から一筋の光を見つけるまでの物語。

    家入レオ

    この闇から一筋の光を見つけるまでの物語。

     2023年2月15日に“家入レオ”が4年ぶりのニューアルバム『Naked』をリリースしました。2022年に配信リリースされた「レモンソーダ」「Pain」「かわいい人」の他、新曲を含む全12曲が収録。全収録曲のソングライティングに家入本人が携わっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“家入レオ”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は第1弾です。今作『Naked』をリリースした今、ここにたどり着くまでの4年間の想いを綴ってくださいました。    さらに、今日のうたコラムの“音声版”が本日からスタート! 記念すべき初回となります。家入レオの言葉を本人の“朗読”でもお楽しみください。 2023年2月15日。デビュー11周年を迎えた今日、私はニューアルバム『Naked』を約4年ぶりにリリースした。   ただの偶然だよ、と誰かに笑われても、私は今爽やかにこれは運命だと言い切りたい。だって、運命だと思った方が人生にドラマティックに挑めるから。嬉しいハプニングに私を連れて行ってあげられるのは、他の誰でもない私自身だから。推進力は鮮やかであればあるほど良い。閃光は悲しみと怒り、愛と幸福、そして楽しい勘違いで作られている。   4年…人生という大きな場所からその月日を見つめたら決して長くはない、取るに足らない一瞬の出来事なのかもしれない。それでも20代に入ってからの私は今振り返ると、ずっと迷い続けていたし、特にこの4年は果てしがなかった。全てから逃げたかったし、周囲の人とも上手くいかない。何から手を付ければいいのか分からなくて、私は一体どこで間違えたんだろう? とか、お母さんのお腹の中に戻りたいなとか、そんなことばかり考えていた。   そんな人生の冬の時期を曲にした「Winter」からはじまるニューアルバム。   社会でいくら自分を否定されても、せめてあなたの前でだけは強くありたいと笑っていたはずの自分が、いつの間にか上手に社会の中に溶け込み、あなたの前でしか弱さを曝け出せなくなっていたこと。そんな生き方が嫌で、嫌だと思う分だけ自分を誤魔化していたあの頃。澄んだ瞳のあなたに見つめられた時の、赤い恥ずかしさともう真っ白な自分には戻れないんだという恐怖。気づいたら、あなたを穢してしまっていた夜。乗り越えられない喪失、やりきれない後悔。「あなた」を失うことで、「獣になった僕」は再び人の心を取り戻すことができた痛みを綴った1曲。   「悩みたいだけ」も散々迷った私自身の20代を象徴する1曲。結婚、出産、仕事、転職、終わりの見えないコロナ。人生を決定し新しいフェーズへと進む同世代の背中。地下鉄の窓に映る自分がまるで他人みたいに思える。考えても何も変わらない。今ここにないものが未来にあるはずないのも知ってる。知っていても悩むことをやめられない。止められない。そんな仄暗さと皮肉と渇望のコントラストを楽しんでもらいたい1曲。   この闇から一筋の光を見つけるまでの物語。ニューアルバム『Naked』。 <家入レオ> ◆7th Album『Naked』 2023年2月15日発売 【初回限定盤A:CD +DVD】 VIZL-2146 ¥5,500(税込) 【初回限定盤B:CD+DVD】 VIZL-2147 ¥4,620(税込) 【通常盤:CD】 VICL-65773 ¥3,300(税込) 【ビクターオンラインストア限定盤:CD】 NZS-905 ¥4,180(税込)    <収録曲> 1. Winter 2. 悩みたいだけ 3. レモンソーダ 4. I don't like you 5. 奇跡が足りない 6. 嘘つき 7. Pain 8. Hikari 9. 愛は鎖じゃない 10. 君に未練はないけど、恋に未練がある 11. かわいい人 12. Boyfriend 配信サービス一覧: https://jvcmusic.lnk.to/leo_Naked 

    2023/02/15

  • 家入レオ
    たかが10年されど10年。
    たかが10年されど10年。

    家入レオ

    たかが10年されど10年。

     2022年2月16日に“家入レオ”が、10周年を記念し、ベストアルバム『10th Anniversary Best』をリリース!今作は、13thシングル「ずっと、ふたりで」以降にリリースされた全10曲の大型タイアップ曲と未発表新曲2曲を含む、家入のベストアルバム第2弾となっております。アルバムの1曲目に収録される新曲は「Borderless」。そして、アルバムの最後、14曲目に収録される新曲は「花束」です。    さて、今日のうたコラムではそんな“家入レオ”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回が最終回。綴っていただいたのは、今作のラストに収録される新曲「 花束 」のお話です。ストックフォルダのなか、時が来るのを待ち続けていたメロディーに、やっと綴ることができた想いとは…。歌詞と併せて、このエッセイを受け取ってください。 「花束」が「花束」になるまでには、とても長い時間を要した、と思う。曲のイメージを擦り合わせ、久保田さんが作るトラックに浮かんだメロディを乗せては精査し、ふたりで制作していた曲が形になった日。   スピーカーから流れ出すメロディに現場にいる全員が耳を傾けている光景を部屋の隅から見つめながら、私は私の鼓動が早まっていくのを感じていた。ピアノの音と歌声が途切れ、一瞬だけ部屋に降りる沈黙。   言葉よりも先に表情を読んでしまうのは、真実にしか人の心を動かす力がないと思っているから。率直な意見がより良い作品に近づく為には必要で、主観と客観のバランスがいつも難しい。だから、あったかくて大きくて何処か懐かしい気持ちになるメロディが出来たね、と口元に微笑みを浮かべながら家路に着きながらも、しばらくの間このメロディで私が歌いたいことは一体何だろう? と反芻しながら生活していた。   ストックフォルダに追加され、時が来るのを待ち続けていてたこのメロディと再会を果たしたのはその少し後。デビュー10周年のアニバーサリーライブが東京ガーデンシアターで決まった時、あのメロディにこれまでの想いを綴りたいと思った。   たかが10年されど10年。時間の捉え方は生きてきた年数やその時間に対する快楽度合いによっても変わってくるのだろうけれど、本当に色んなことがあった。   10代から20代になり、自分の中で自然に形を変えていったもの。知りたいと感じたものに心のまま手を伸ばすことの純粋な喜びと酸味。家入レオは何処に向かおうとしてるんだろう? と心配させてしまったり、驚かせてしまったり、私が私に迷ったりきっとお互いに思うことがあったはずだ。だけどそれも全て一緒にいるからこそ生まれるものであり、過ぎてしまえば、喧嘩したこと、涙したことの方が懐かしく語り合えたりするから、生きるって計り知れないな、と思う。   もう一度言う。本当に色んなことがあった。そして多分きっと、これからが本番なのだと思う。私は歌を歌う。その気持ちに正直に道を選んでいきたい。私の上を通り過ぎる日常や直面する困難や誰かを深く求める心が音になって言葉になって、聴いてくれる人の物語になること。私のドラマがあなたの人生と深く少しでも結びついたら、とまだ夢を見続けていたい。   数日前に花瓶にいけたラナンキュラスはもうすぐ見頃を終えるはずで、美しさに終わりがある、と眺めるから精一杯の黄色がこんなに目に鮮やかで。それは悲しみではなく、喜びなのだと私は知っている。   私が送り続ける音楽の「花束」があなたの胸に届くのか、それは分からない。分からないけれど、届くかもしれないし、届かないかもしれないから、音楽は人の心を掴んで離さないんだと思う。 <家入レオ> ◆紹介曲「 花束 」 作詞:家入レオ・Kanata Okajima 作曲:家入レオ・久保田真悟(Jazzin' park)  ◆『10th Anniversary Best』 2022年2月16日発売 初回限定盤A:2CD VIZL-1989 ¥4,950(税込) 初回限定盤B:CD+DVD VIZL-1990 ¥4,400(税込) 通常盤:CD VICL-65638 ¥3,300(税込) 10th Anniversary盤:CD+Blu-ray+Goods NZS-874 ¥11,000(税込) ※ビクターオンラインストア限定販売   <収録曲> 01. Borderless 02. 空と青 03. Answer 04. 未完成 05. Prime Numbers 06. この世界で 07. Spark 08. もし君を許せたら 09. あおぞら 10. 恋のはじまり 11. 春風 12. Relax 13. ずっと、ふたりで 14. 花束  

    2022/02/24

  • 家入レオ
    夢を叶える為の近道も魔法もない。
    夢を叶える為の近道も魔法もない。

    家入レオ

    夢を叶える為の近道も魔法もない。

     2022年2月16日に“家入レオ”が、10周年を記念し、ベストアルバム『10th Anniversary Best』をリリース!今作は、13thシングル「ずっと、ふたりで」以降にリリースされた全10曲の大型タイアップ曲と未発表新曲2曲を含む、家入のベストアルバム第2弾となっております。アルバムの1曲目に収録される新曲は「Borderless」。そして、アルバムの最後、14曲目に収録される新曲は「花束」です。    さて、今日のうたコラムではそんな“家入レオ”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は第2弾。綴っていただいたのは、今作に収録される新曲「 Borderless 」のお話です。1stアルバムから3rdアルバムまでの全ての作品を共にした音楽塾・ヴォイスの西尾芳彦氏との再タッグで生まれたこの曲。10周年を迎えるにあたり、西尾氏のもとを訪れた理由は…。是非、歌詞と併せてこのエッセイをお楽しみください。 1stアルバム『LEO』から3rdアルバム『20』まで二人三脚で音楽制作をしていたプロデューサーの西尾芳彦さん(13才の時出会って以来私は西尾先生と呼んでいるけれど)と約6年ぶりに再タッグを組んで生まれた「Borderless」を『10th Anniversary Best』に収録することは、私にとって大きな意味を持つ。   早かったような、長かったような、この10年間。デビューした時は17才だった私も年を重ね、20代後半に差しかかってくると同世代の友人が結婚したり、転職したり、子供を授かったり、故郷に帰ったりと新しい選択をして進んで行く彼女たちの背中を見送りながら、“自分はこれでいいのだろうか?”とざわつく心。   そんな疑問や迷いも忙しない毎日の中でなら見て見ぬ振りができた。歌を歌っていく自信を少しずつ失いはじめていた時、全世界が未曾有の事態に陥り、期せずして自分の今までとこれからに向き合うことになった。   擦り減らしていた心と体が徐々に回復し1人の人間とし息を吹き返していくような感覚がある一方で、音楽をやる人間としては予定していたライブも中止になり、雪だるま式に自信を失い続けているような状態だった。   迷えるだけ迷って、考えるだけ考えて、そんな想いも歌にした。だけど、自分から出てくるメロディや言葉になんだか自信が持てない。感覚でやっていることの先が見えた気がした。   音楽を学び続けたい気持ちを、数年ぶりに会った西尾先生に伝えたところから、この「Borderless」の制作は始まっていたのかも、と今思う。   やっぱり向いてないんだ、と思う夜もあるけれど、もう一度覚悟を決めたのだから、と形だけでも前を向いてみる。そうするといつの間にかブルーな気持ちが消え、また作業に没頭できる。   夢を叶える為の近道も魔法もない。そんなシンプルなことを、もうとっくに知っていたことを、どうして人は忘れてしまうんだろう。地道に一歩ずつやり続けるしかない。苦しい、辛いが襲ってきた時、“じゃあやめる?”と自分に尋ねると、“それは違う。やめたくない。”って答えが返ってくる。   私だけじゃない。長い道のりを、息を切らしながら走り続けている全ての人に届いて欲しい1曲になりました。必ず夜明けは来る。   そしてそんな私を隣で見てメロディにしてくれた西尾先生、そんな想いを受け止め言葉にしてくれた江刺愛梨さん。「Borderless」が生まれたのは必然で、まだはじまりにすぎない。今この気持ちを閉じ込めた1曲になりました。 <家入レオ> ◆紹介曲「 Borderless 」 作詞:江刺愛梨・西尾芳彦 作曲:西尾芳彦  ◆『10th Anniversary Best』 2022年2月16日発売 初回限定盤A:2CD VIZL-1989 ¥4,950(税込) 初回限定盤B:CD+DVD VIZL-1990 ¥4,400(税込) 通常盤:CD VICL-65638 ¥3,300(税込) 10th Anniversary盤:CD+Blu-ray+Goods NZS-874 ¥11,000(税込) ※ビクターオンラインストア限定販売   <収録曲> 01. Borderless 02. 空と青 03. Answer 04. 未完成 05. Prime Numbers 06. この世界で 07. Spark 08. もし君を許せたら 09. あおぞら 10. 恋のはじまり 11. 春風 12. Relax 13. ずっと、ふたりで 14. 花束  

    2022/02/17

  • 家入レオ
    私は心の中ではっきり『アルケミスト』と呟いていた。
    私は心の中ではっきり『アルケミスト』と呟いていた。

    家入レオ

    私は心の中ではっきり『アルケミスト』と呟いていた。

     2022年2月16日に“家入レオ”が、10周年を記念し、ベストアルバム『10th Anniversary Best』をリリース!今作は、13thシングル「ずっと、ふたりで」以降にリリースされた全10曲の大型タイアップ曲と未発表新曲2曲を含む、家入のベストアルバム第2弾となっております。アルバムの1曲目に収録される新曲は「Borderless」。そして、アルバムの最後、14曲目に収録される新曲は「花束」です。    さて、今日のうたコラムではそんな“家入レオ”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は第1弾です。みなさんは『アルケミスト 夢を旅した少年』という本をご存じですか? 家入レオが自身のデビュー10周年を思ったとき、この物語が浮かんだ理由とは…。今現在の想いを受け取ってください。 パウロ・コエーリョ著『アルケミスト 夢を旅した少年』をはじめて手に取ったのは…確か10代だったはず。何気なく「家入レオ アルケミスト」で検索してみると…2015年のブログがヒット。16才の時にある人に勧められ借りた本を4年越しに読んだと書いてあった。今現在自宅の本棚で完全私物化しているこの本が誰かの持ち物だった衝撃と、その“ある人”がどうしても思い出せないダブルの衝撃。   そして印象深いシーンや言葉があるとついページの端を折ってしまう私の癖が大いに反映されたドックイヤーだらけの『アルケミスト』を目の前にして暫く呆然としてしまった。今後もしこの本の所有者が分かったら勿論新品を買い求め、丁重に謝罪し、嫌がられなければ「数年越しですが本の感想を!」と何かご馳走しようと思う。   導入が随分と長くなってしまったけれど、『アルケミスト』を読み返そうと思ったのはデビュー10周年への想いを聞かれたことがきっかけだった。インタビュアーの方から「変わった部分は? また変わっていない部分は?」と質問され、私は心の中ではっきり『アルケミスト』と呟いていた。   本のあらすじはこうだ。羊飼いの少年・サンチャゴは、エジプトのピラミッドに向けて旅に出る。そこに、彼を待つ宝物が隠されているという夢を信じて。旅の途中での出会いや苦境を乗り越えることで彼は多くを学んでいく。物語の最後、彼が宝物を見つけたのは、とても意外な場所。読む度に新しい驚きを与えてくれる『アルケミスト』。   年齢や自分が置かれている状況によっても響いてくる言葉が違ってくるけれど、少年が自分の父親に、教会の神父になるための学校をやめて世界中を旅したい、と伝える場面はどんな時も私を励ましてくれる。   「彼らは金髪だったり、肌の色が黒かったりもする。だが、ここに住む人たちと、基本的には同じ人間なんだよ」と父親は優しく少年を諭す。「でも僕は、彼らが住む街の城を見たいんです」と少年は説明する。「旅人たちは私たちの土地を見て、自分もずっとここに住みたい、と言うんだよ」続ける父親。「でも僕は、彼らの住む土地を見たいんです。彼らがどうやって生活しているのかも見たいんです」と続ける息子。「いつかおまえにも、私たちの田舎が一番良い場所で、ここの女性が一番美しいとわかるだろう」という言葉を残し父親はスペイン金貨を息子に渡し、世界を旅をする羊飼いになるため羊を買いなさいと息子を祝福する。   もしかしたら、いや、きっと高い確率で父親が言っていた言葉の本当の意味を少年は理解することになる。だけど、「私たちの田舎が一番良い場所で、ここの女性が一番美しい」と外の世界を一度も見ずに言うのか、自分の足で行き自分の目で外の世界を眺めたのちに言うのか。どのようにしてその言葉まで辿り着いたのか、歳を重ねた時深みが違ってくると私は思う。   ある日の少年は神学校という安定を手放した自分を悔やむかもしれない。だけどそこから歩みを進めていれば必ず光は見えてくるし、本当に自分の運命を全うしていたら過去なんて振り返る暇もないほどの現在、今という瞬間から目が離せないはず。   挑戦する道には必ず困難があり、必ず光もある。それは安定の道を歩いても同じことで、人生は結局どの道を選んでも心を引き裂かれるような痛みがあるし、生まれてきて良かった喜びに頬を濡らす日がある。   それなら、私は音楽と共にありたい。宝物を探して、世界中を旅して、見たもの、聞いたもの、触れたもの、全てを歌にしたい。少年サンチャゴが宝物を見つけた場所が「あそこ」で、ちゃんと戻ってきたように。これから10周年以降で起こることで私がいくら変わっても、変わらない音楽があることが全て。 <家入レオ> ◆『10th Anniversary Best』 2022年2月16日発売 初回限定盤A:2CD VIZL-1989 ¥4,950(税込) 初回限定盤B:CD+DVD VIZL-1990 ¥4,400(税込) 通常盤:CD VICL-65638 ¥3,300(税込) 10th Anniversary盤:CD+Blu-ray+Goods NZS-874 ¥11,000(税込) ※ビクターオンラインストア限定販売   <収録曲> 01. Borderless 02. 空と青 03. Answer 04. 未完成 05. Prime Numbers 06. この世界で 07. Spark 08. もし君を許せたら 09. あおぞら 10. 恋のはじまり 11. 春風 12. Relax 13. ずっと、ふたりで 14. 花束  

    2022/02/10

  • 家入レオ
    私は私にひとりぼっちになる強さをプレゼントしようと思った。
    私は私にひとりぼっちになる強さをプレゼントしようと思った。

    家入レオ

    私は私にひとりぼっちになる強さをプレゼントしようと思った。

     2020年5月13日に“家入レオ”が自身初のEP『Answer』をリリース!今作に収録されるのは、NHK Eテレ『メジャーセカンド』第2シリーズのOPテーマとなる新曲「Answer」と、カバー5曲です。尚、カバー曲は昨年12月13日、家入レオ25歳の誕生日を記念した生配信で“家入レオに歌ってほしい、聴いてみたいカバー曲”を募集したリクエスト企画で集まった約1万通にも及ぶメールを元に、自らが厳選した5曲となっております。    新曲はもちろん。様々な名曲がどのように家入レオ色に染まるのか、お楽しみに…!さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放つ“家入レオ”本人による歌詞エッセイをお届けいたします。綴っていただいたのは新曲「 Answer 」に通ずる想い。とある取材の始まりから幕を開けるエッセイ。進んでゆくインタビューのなかで、ふと彼女が気づいたこととは…? ~歌詞エッセイ:「 Answer 」~ レコード会社の一室で新曲プロモーションの取材をしていた日だった。 媒体の方と挨拶をするスタッフの声に耳を傾けながら、目の前にあるペットボトルを手に取り、蓋を開け、水を口に含みながらリアクションだけでその会話に参加した。 誰もいなかった部屋に一気に人が集中した時に生み出される独特な熱量は、今でもわたしを不思議な形で高揚させてしまう。 脱いだコートの静電気、鞄を椅子に置く音。 更新版です、と手渡される紙資料、お茶を勧める声。 空気中を回旋しつづけているであろう微粒子のことをぼんやり思いながら、心のさざ波が落ち着くのを待っていると、はじめまして、といつの間にか対面上に座っていた男性が発音した。 色素の薄い白い肌に程よく散らばったそばかす、ちょうど良い感じにひび割れた唇。 わたしも慌ててはじめましてと頭を下げる。 顔を上げると辺りに漂う空気がその場にいる全員に馴染んでいたので、準備が整ったんだなと思った。 そして自分の声域にぴったりなテンポで話しはじめたその方は、過去の記事も読んで今日伺ったんですけど、という導入で取材をはじめた。 抜かり無い事前準備をして来てくださった真摯な姿勢に嬉しさを感じつつ、過去のインタビューで何を自分が言っているのかあんまり覚えていないなと申し訳なく思った。同時に「Answer」に込めた想いはこれだと思った。 数年前からなんとなくわたしは悩んでいた。 デビューしてから、果たして自分はこの壁を越えていけるのだろうか?と途方にくれる事もあったけど、まずやってみる、向き合ってみる。 そうしてシャカリキにやっていると、いつの間にか壁が次の場所に繋がる扉になっていた。でもある時から、壁が壁でしかなくなった。 ひとりで考えていると負のループに引き込まれていきそうで、必然的に誰かと一緒にいる時間が増えていき、そんなの誤魔化しだと叫ぶ自分に気づいた時、私は私にひとりぼっちになる強さをプレゼントしようと思った。 デビューして9年目。 あの日思い描いたことと、少し違う今があって、その今が愛おしい。 迷っているなら、また自分は何がしたいのか、いくらでも問いかけたらいい、探しに行けばいい。 そう思えた時、肩の力が抜け、口元に微笑みが戻ってきたのを感じた。 一度決めた答えを変えちゃいけないって誰が言ったの?「今」を一生懸命生きるからこそ、答えもその都度変わるし、自分も変わり続けていく。 答えをずっと探してきたけど、答えを出して、実践して、また新しい課題に頭を悩ませて、また考えて、答えを出して、生きていく。その繰り返し。 答えは瞬間を繋いでいくものであって、永遠なものではない気がする。 自分を縛ってしまう答えならいらない。 だから、インタビューで答えているのは、取材を受けている時点での答えであって、今同じ質問をされたらまた違う答えが出てくるかもしれない。変わり続ける答えを楽しみながら生きていきたい。 これからも、笑ってまた泣いて繰り返して、 そうして生きてゆく。 その時々の「あたらしい僕が」 <家入レオ> ◆紹介曲「 Answer 」 作詞:家入レオ・Kanata okajima 作曲:家入レオ・久保田真悟(Jazzin'park) ◆1st EP『Answer』 2020年5月13日発売 初回限定盤 VIZL-1766 ¥3,000+tax 通常盤 VICL-65372 ¥2,000+tax <収録曲> 01. Answer 02. 秋桜 03. Swallowtail Butterfly ~あいのうた~ 04. 悲しみの果て 05. POP STAR 06. 泣くかもしれない 07. Answer(instrumental)

    2020/04/20

  • 家入レオ
    真っ白な1行に辿り着く為には、綺麗じゃない過程を通る必要があった
    真っ白な1行に辿り着く為には、綺麗じゃない過程を通る必要があった

    家入レオ

    真っ白な1行に辿り着く為には、綺麗じゃない過程を通る必要があった

     2020年1月29日に“家入レオ”がニューシングル『未完成』をリリースしました。タイトル曲は、現在放送中の月9ドラマ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』主題歌です。同曲について彼女は「信じていた愛や正義が、時を経てただの執着になっていく様を描きました。人が人を想う時に生まれる大きなパワーを、持て余してしまう未完成な私だからこそ作れた曲です」とコメント。直情的で叫びにも似た歌詞と歌声をご堪能ください。  さて、今日のうたコラムでは特別に、そんな新曲を書き下ろした“家入レオ”による歌詞エッセイをお届けいたします。綴っていただいたのは「未完成」に込められている、ある“真っ赤”な感情について。今、これを読んでいるあなたの内側にも「それ」が渦巻いてはいませんか? 長い間「それ」から目を背け続けてはいませんか? 是非、歌詞と併せて、ご熟読を…! ~「 未完成 」歌詞エッセイ~ わたしの内側で渦巻いている「それ」は、身体を求めていた。宿る場所を探し求めていた。 自由に動かせる手足、この世界を見つめる瞳、ピアノの旋律を聴くための耳、透き通った言葉を話すくちびる、敬愛のしるしに相手の首筋に押し付ける鼻。「それ」が人間の姿に憧れ、名前を欲しがり、この世に誕生したいと願い暴れ回るたびに、わたしの心は弱り自分を見失っていった。 だからと言って静寂が続き過ぎるのもまた怖かった。休戦は「それ」がわたしの中で休息しエネルギーを取り戻していることを意味するからだ。昼夜関係なく突発的にはじまるそれは消耗戦と化していた。 1分1秒が永遠に感じられるようになった頃、思考がいよいよ停止しようとしているのが分かった。霞んでいく視界をなんとかクリアに保ちたくて、瞬きをしようと目に力を入れる。上手くいかない。皮膚が引きつって痙攣してしまうのだ。びっくりするくらい長い時間を要して、瞬きをすることができた。自分の体力の限界が近いことを知って少し笑う。その微かな笑いをもし他人が見たら、苦痛に顔を歪ませているように映るのだろうなと悲しく思った。 そして、喉の渇きを覚えた瞬間。自分の中でこれだと思った。分かった。どんな感情も、生理的な欲求には敵わないのだ、と。わたしは歯を食いしばり身体中から生きる力をかき集め「それ」にその閃きを叫び伝えた。 ねぇ!形!歌という形にする! すると、それまで荒れ狂っていた海が嘘のように落ち着き、横殴りの雨は止み、風はわたしの髪を優しく撫で、雲がひしめき合いグレーがかっていた空には虹さえ見つけることができた。 何が言いたいのか分からないけど、歌いたいと思った。歌にしたいと思った。 1月29日にリリースする「未完成」のコラムを書いてみませんか?と歌ネットさんからお声がけ頂き、どんなことを書こうかなぁと思っていたのですが従来通りのスタイルじゃない方がいい気がして。そして聴く人の解釈を限定し過ぎるのも違う気がするなぁと思い、分かるような、分からないような、だけど真っ赤なものを書きました。 「未完成」は、一言で言い表すのがとても難しい作品です。正直今でも、分からない。物語として、もしかしたら破綻してしまっているかも、とさえ思います。歌いながら、自分が「君」側に回っていたり、かと思えば、また「僕」側に舞い戻って来たりするから。定まらない感情たち。だけど、破綻してしまっていることこそが、人生のリアルな姿だと思います。思い描いた通りになんていかないから。そして、「未完成」は愛というものすごく大きなものに立ち向かった曲です。 ひとつの出来事をきっかけに、これまでの愛の記憶が一気に蘇って全身を駆け抜けていって。悲しくて、苦しくて、痛くて、情けなかった。上手に伝えられず私の中に残ってしまった普遍的な愛からずっと、何年も目を背けた結果、「それ」は、暴動を起こしたのだと思います。気づいてよっていう、もうひとりのわたしからの命がけのメッセージでした。 ラストサビの<「会えて良かった」と君が笑う>という真っ白な1行に辿り着く為には、綺麗じゃない過程を通る必要があった。どうして?なんで?って悲しみも後悔も憎しみも相手に投げかけて、痛みを覚えて、自分を恥じる時間が必要だったんです。だからこの<「会えて良かった」と君が笑う>は、本当にどんな言葉よりも美しいものです。 そして、その痛みと向き合った結果、それがわたしの魂の一部になっていくのを日々感じていて。多分もう少し時間が経てば、完全に同化してしまう。そしてもっと時間が経ったら境目が分からなくなってしまうんだろうと思います。 忘れることとは違うけど、どんな傷もどんな喜びもやっぱり薄れていくんだと改めて知りました。 だから、歌にする。この真っ赤な赤を出来るだけそのまま残しておきたいから。 <家入レオ> ◆紹介曲「 未完成 」 作詞:家入レオ・Kanata Okajima 作曲:久保田真悟(Jazzin'park) ◆16th Single『未完成』 2020年1月29日発売 初回限定盤A VIZL-1719 ¥1,800+tax 初回限定盤B VIZL-1720 ¥1,800+tax 通常盤 VICL-37518 ¥1,200+tax <収録曲> 01. 未完成 02. Unchain 03. Every Single Day(Acoustic Version) 04. 未完成(Instrumental) 05. Unchain(Instrumental)

    2020/01/30

  • 家入レオ
    女の子だから、とか男の子だから、とかそろそろうるさいな。
    女の子だから、とか男の子だから、とかそろそろうるさいな。

    家入レオ

    女の子だから、とか男の子だから、とかそろそろうるさいな。

    青い海を見つめて 何を待つ? 返事をくれよ 僕は… 「Spark」/家入レオ  2019年1月30日に“家入レオ”が15thシングルをリリースしました。今日のうたコラムでは、その収録曲からNHK短編アニメ『アニ×パラ~あなたのヒーローは誰ですか~』の第3弾『車いすテニス』テーマ曲として書き下ろされた歌をご紹介いたします。まず『アニパラ』とは、パラリンピックの魅力を“アニメ”で世界に発信するプロジェクト。    日本を代表する漫画家たちが毎回、独自の視点でアスリートを見つめ、オリジナルアニメを書き下ろしているんです。そして、そのテーマ曲を書くにあたり“車いすテニス”界のレジェンドである国枝慎吾選手のドキュメント作品や試合映像を観た家入。彼女はそのときの自身の心の動きについて、オフィシャルブログで次のように綴っております。 青いテニスコートと車いすに乗ってプレーする国枝。 私には、それが青い海に漕ぎ出していく 一隻の船に乗っている姿に見えて。 サビの「青い海を見つめて 何を待つ?」という 言葉が生まれたんです。 (家入レオ Amebaオフィシャルブログより引用)  よく「大きな海を見つめていたら、自分の悩みなんて小さく感じられてきた」という言葉も耳にしますが、この歌詞はそうではありません。広大な海と同じくらいの世界へ、何が起こるかわからない未来へ、漕ぎ出しながら<青い海を見つめて>いる誰かがいるのです。その出航を目にして<僕>はここから自身の生きざまにも目を向けてゆきます。 女の子だから、とか 男の子だから、とか そろそろうるさいな 私は私だし 僕でもあるし 気分次第 答え合わせの毎日 思うように生きているの? 近道は探さずに 僕とさぁ旅しよう 「Spark」/家入レオ  女の子だから、男の子だから、健常者だから、障害があるから、国籍が年齢が境遇が…と、日々いろんな声に晒されているわたしたち。ときにはそれによって遠慮してしまったり、本音を伝えられなかったり、不当に扱われたりということもあるでしょう。でもきっと<青い海>を行く誰かの胸にあるのは<私は私>という想いと夢への意志だけ。    その“ひとりの人間”としての強さに揺さぶられたからこそ<僕>は<そろそろうるさいな>と、そんなことより自分もみんなも<思うように生きているの?>と、一緒に変わろうよと、声を届けているのです。ちなみに<女の子だから、とか 男の子だから、とか そろそろうるさいな>という思想に通じるような言葉を以前、家入レオは口にしておりました。 今、自分が一番興味を持っているテーマが“男女”についてなんですよ。私は出会った最初の頃ってあまり男性とか女性とか意識しないんですね。話していて面白いと思ったらご飯に誘ったり、どこかに行ったりして、だんだん「あ、好き」って瞬間がいっぱい重なっていって“愛”みたいなものになった時、初めて性別を自覚するんですよ。 そして、相手が女の子の場合、私は恋愛には発展しないので、その愛情が「一人の女性として幸せになってほしい」という気持ちに繋がります。そうやって同性だと“ずっと一緒”が叶いやすいじゃないですか。だけど、相手が男性の場合は“お付き合いをする”とかその先が望めてしまうからこそ「どんなに好きになってもこの人とはサヨナラがゴールなんだなぁ」って思ってしまうんですよね。 その人のことを中途半端に好きなのかと訊かれたらそれは違って、全力で好きなんです。ただ、現実的にこの年齢で自分がその人と結婚するかと訊かれても、多分違うし…。だからよく「あー、この人が女性だったら良かったのに」って思ったりもします。人間として「好き」という気持ちは同じなのに、どうして男性とか女性とか関係してくるんだろう…、とかそういうことを考える時間がとても多いですね。 (2018年 家入レオ・歌ネットインタビューより引用)  このインタビューの時点では『人間として「好き」という気持ちは同じなのに、どうして男性とか女性とか関係してくるんだろう…』というモヤモヤした気持ちまでを語ってくださっていますが、実は新曲「Spark」には“いや、そんなのは関係ないんだよな。私も相手もただの人と人なんだ”というひとつの結論も込められているのではないでしょうか。 女の子だから、とか 男の子だから、とか 私は私だし 僕は僕だし 同じような未来を 語るたび 絶望感 悩みはじめたときは 運動して よく遊ぼう 青い海の先には 君がいる 感じるだけで 強くなれるよ 生まれた意味が分かったんだ もう泣かない 青い海を見つめて 君を待つ 声が聞こえる 僕はここだよ 続けることで作り出せる 景色があるから 信じてる 今 「Spark」/家入レオ  まずは何より<私は私だし 僕は僕だし>どんな価値観にも縛られず、自由に旅に出ようと、この歌は伝えます。もちろん、行き先も手段も目的もそれぞれ異なりますし、孤独を感じることもあるはず。だけど<悩みはじめたときは>運動してよく遊べば、なんとなく元気を取り戻せることはきっとみんな同じ。そして、別々に広大な海に出航したとしても<青い海の先には 君がいる 感じるだけで 強くなれる>のです。離れたところにたくさんの“旅仲間”がいるのです。    地道にやり続けていくことでしか、見えてこない景色を見たいと思っているあなた。今はまだ、青い海を渡ってゆく誰かの背中を見つめているだけのあなた。自分らしく旅立ちたいと思っているあなた。是非、家入レオの「Spark」を聴いてみてください。もしかしたらこの歌が、その人生を変えるきっかけの“Spark(閃光)”になるかもしれません…! ◆紹介曲「 Spark 」 作詞:家入レオ 作曲:家入レオ ◆15thシングル「この世界で」 2019年1月30日発売 初回限定盤 VIZL-1517 ¥1,700(+tax) 完全生産限定盤 VIZL-1518 ¥2,900(+tax) アニメジャケット限定盤 VICL-37454 ¥1,400(+tax)

    2019/02/06

  • 家入レオ
    こんなにだらしない自分の姿、見せられる人はたった一人だけ。
    こんなにだらしない自分の姿、見せられる人はたった一人だけ。

    家入レオ

    こんなにだらしない自分の姿、見せられる人はたった一人だけ。

    もし君を 許せたら また誰かを 愛せるかな? 閉ざしたはずの心なのに どうして まだ 夢見るんだろう? 生きてくんだろう? 「もし君を許せたら」/家入レオ  2018年8月1日に“家入レオ”がニューシングル「もし君を許せたら」をリリースしました。タイトル曲は、月9ドラマ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』の主題歌。誰かに裏切られても、憎み憎まれても、それでもまだ未来に夢見て、生きてゆく心の在り方を描いた1曲となっております。すでに<閉ざしたはずの心なのに>かすかな希望を捨てられないのは、きっと愛し愛されていた頃の記憶があるからです。    <僕>と<君>は元恋人同士だったと考えると、かつての二人にはこんな哀しい今なんて想像できないほど幸せな時間だってあったはず。たとえば、ニューシングルのカップリングとして収録されている新曲「めがね」の二人のように…。そこで今日のうたコラムでは、あたたかなラブソング「めがね」の歌詞もご紹介いたします!尚、この歌は家入レオ本人が作詞作曲。 今日は久しぶりのお休み でたらめ英語でビートルズを歌う 君の声が聞こえる そろそろ起きなきゃな 寝ぐせに パジャマに 分厚い眼鏡 こんなにだらしない自分の姿 見せられる人は たった一人だけ テレビはいつもの天気予報 飲みかけのコーヒー 打ちかけたままにしてるメール こんな毎日 「めがね」/家入レオ  もう冒頭から、穏やかで和やかな<久しぶりのお休み>の光景が浮かんできますよね。いつも忙しい主人公が、やっと同じ部屋で<君>と過ごせる大切な時間なのでしょう。それに普段は、髪型も服装もきちっとして、コンタクトをしているけれど<君>だけは<だらしない自分の姿 見せられる>唯一の存在。つまりここは、ただありのままの自分でいられるだけではなく、ありのままの自分を受け入れてくれる人がいる場所なんです。  また、歌詞には暮らしの基礎である【衣食住】をイメージさせるワードも多く登場し、すでに主人公は<君>と共に“生活”というものを共有しつつあるのだということが伝わってきます。ただし、ありのままの自分=<だらしない自分>とは、もちろんポジティブな意味合いばかりではありません。<飲みかけのコーヒー 打ちかけたままにしてるメール>…。この主人公には何事も“中途半端なまま”にするようなだらしないクセがありそう。 君が好き 当たり前に すぐそばで笑ってる人 探していた 幸せを 守りたいと思ってるけど 先週急に君の親友から これから会える?と連絡が来た ちょっと気になるけど めんどくさいな 仕事も君のことも最近サボりがちだしな 溜まったワイシャツ クリーニングに出さなきゃな こんな毎日 「めがね」/家入レオ  それゆえに<探していた 幸せを 守りたいと思ってるけど>と“けど”が続いてしまうのです。そして、これは想像ですが<先週急に君の親友から これから会える?と連絡が来た>その話の内容とは、恋人との関係をいつまでも“中途半端なまま”にしている主人公への叱咤、なのではないでしょうか。もしかしたら<君>は、いつまでダラダラ同棲が続くのか、結婚はいつなのかと、親友に相談していたのかもしれません。    さらに主人公自身も、その話をされることをうすうす気付いており<めんどくさいな>などと思っている気がしませんか…? でも、仕事をサボり続ければクビになるように、ワイシャツを溜めすぎれば着るものがなくなるように、大切な<君のこと>だって考えることをサボり続ければ、関係は終わってしまう。主人公はこれから<めんどくさいな>がクセになっている<だらしない自分>を越えて<こんな毎日>をクリーニングする“意志”が必要なのだと思います。 私のこと 今も好き? 不意に君が尋ねて 頷いて やわらかな その胸に 手を伸ばす 君が好き 当たり前に すぐそばで笑ってる人 探していた 幸せは 確かに ここにある 「めがね」/家入レオ  さて、こうして幕を閉じてゆく歌。主人公は、彼女からの<私のこと 今も好き?>という不安交じりの質問に対して<頷いて やわらかな その胸に 手を伸ばす>という反応をし、まだどこか“中途半端なまま”現状をはぐらかしているように感じなくもありません。だけど、たしかなのは<君が好き>という気持ちがちゃんとここにあることです。  だらしなくて、めんどくさいことは嫌いでも、その分、愛情の在り方はシンプルで濁りがない。だからサビで伝えるメッセージもストレート。それが主人公のありのままの魅力です。その自分の“ありのまま”と<君>の“ありのまま”をお互いに気持ち良い形で継続してゆくことが幸せであり、共に生活してゆく、ということなのではないでしょうか。  いつか「めがね」の主人公が「もし君を許せたら」の<僕>になってしまいませんように。逆に、いつか「もし君も許せたら」の<僕>が「めがね」の主人公のような日々をまた送ることができますように。そんな対比もできるのが、家入レオの今作です。是非、いろんな想像を膨らませながら歌詞をじっくりと堪能してみてください…!

    2018/08/03

  • 家入レオ
    あたしを全部知ってしまっても、変わらず好きでいてくれるかな?
    あたしを全部知ってしまっても、変わらず好きでいてくれるかな?

    家入レオ

    あたしを全部知ってしまっても、変わらず好きでいてくれるかな?

     デビュー5周年を迎えた家入レオが、2017年7月26日にニューシングル「ずっと、ふたりで」をリリース!タイトル曲は、ドラマ『愛してたって、秘密はある。』の主題歌。秋元康がドラマの企画原案を手がけ、物語は【愛する人の秘密をどこまで許せるか】ということがテーマになっております。みなさんは、愛する人についている嘘は一つもありませんか? 愛する人のすべてを知っていると断言できますか?ドラマの主人公(福士蒼汰)が抱えている“秘密”は、過去に父親を殺したこと。そして、その真実を愛する人(川口春奈)にさえ言えないことに苦しんでおります…。 “あたしを全部知ってしまっても 変わらず好きでいてくれるかな?” 君はまるで別れを告げるように 僕の頬にキスをした 言いたくないこと 言わなくて良いんだよ 僕にもそんな過去ならあるし だけど君を愛する気持ちには 何の曇りもないだろう ほら 「ずっと、ふたりで」/家入レオ  そのラブミステリーのエンディングを毎回彩るのが、家入レオ「ずっと、ふたりで」です。尚、歌ネットでは歌詞がジワジワと、デイリー&ウィークリーランキングを上昇中!この歌の“あたし”もまさに“秘密”という闇に怯えていますよね。きっと彼女は<あたしを全部知ってしまっても 変わらず好きでいてくれるかな?>と口にしたとき、大切な人に拒絶されるかもしれない不安の方がずっと大きく、だからこそ別れを覚悟して<キスをした>のだと思います。  一方で“僕”自身も何らかの“秘密”を抱えており、相手の気持ちが痛いほどよくわかるから<言いたくないこと 言わなくて良いんだよ>と語りかけるのです。このフレーズは一見、お互いの真実から目を背けているようにも感じますが、大切なのは“秘密”の内容でも、言う言わないでもありません。たとえどんな闇を抱えていたって、それを超えてゆける<愛する気持ち>という光があるから大丈夫。そんな胸の内を<ほら>と明かし、自分は絶対に味方であることを伝えているのではないでしょうか。 不器用で 生きるのが下手だって良いんだよ 一緒にころんで 笑い飛ばそう 愛してる 心から ずっとふたりで生きていこう いつでも 君が僕を照らすから あるがままの君でいて欲しい 僕がそばにいる つないだ手を離さなければ もう何も怖くない 信じよう 目の前の君以外 どうだって良いんだよ 涙の記憶は 僕にゆだねて 愛してる 心から ずっとふたりで生きていこう 微かな光さえ見えない時も 僕が君を照らすから 「ずっと、ふたりで」/家入レオ  そうして<あるがままの>自分を受け入れてもらえた上で<ずっとふたりで生きていこう>と言ってもらえることは、“あたし”にとってどれだけ幸せなことでしょう…。また、この歌やドラマの主人公に限らず、人は誰しも光と闇の部分を持っているはずです。でも<君が僕を照らすから>、<僕が君を照らすから>、お互いにそんな関係で在れる人と生きてゆけるのなら<微かな光さえ見えない時も>怖くないような気がしますね。ちなみに、7月30日に放送されたドラマの第3話では次のようなセリフがありました。 (彼女は)もう息が できなくなっていたのかもしれないな。 人間っていうのはツラいって思うことは 続けられないようにできてる。 自分がついた嘘に溺れちゃったのかもしれない。 (ドラマ『愛してたって、秘密はある。』より)  悲しい結末を迎えた一人の女性。暗闇の中で、自分の嘘に溺れていた“彼女”のそばに、もしも光となってくれる誰かがいたら、未来はまた違っていたのかもしれない…。エンディングで流れる「ずっと、ふたりで」を聴きながら、そんなことも考えさせられました。そして、自分も嘘に溺れるのだろうかと怯える主人公(福士蒼汰)。果たして『愛してたって、秘密はある。』のカップルは“ずっと、ふたりで”生きていくことができるのでしょうか…。家入レオの主題歌が、最終回の希望になりますように…! ◆紹介曲「 ずっと、ふたりで 」 作詞:杉山勝彦 作曲:杉山勝彦 ◆13thシングル「ずっと、ふたりで」 2017年7月26日発売 初回限定盤(CD+DVD) VIZL-1203 ¥1,700(+tax) 完全生産限定盤(CD+GOOGS) VIZL-1204 ¥2,200(+tax) 通常盤(CD) VICL-37299 ¥1,200(+tax) <収録曲> M-1, ずっと、ふたりで M-2, だってネコだから M-3, ヒーロー M-4, ずっと、ふたりで(Instrumental) M-5, だってネコだから(Instrumental) M-6, ヒーロー(Instrumental)

    2017/07/31

  • 家入レオ
    還る場所が あなたにはある はじめから知ってた でも欲しかった。
    還る場所が あなたにはある はじめから知ってた でも欲しかった。

    家入レオ

    還る場所が あなたにはある はじめから知ってた でも欲しかった。

    君がくれた夏 その奇跡 僕は忘れない oh 溢れそうな想い あの夕日に隠して so, why... 気づいていた true love true love 「君がくれた夏」/家入レオ  この曲を聴くと一瞬で淡く切ないモードに惹き込まれますよねぇ。家入レオ「君がくれた夏」は、昨年夏に放送されていた月9『恋仲』の大ヒット主題歌。歌ネットでもミリオンリリックとして歴代人気曲に認定されております。さて、そんな名曲が収録された待望のニューアルバム『WE』が、今年7月6日にリリースされましたが、みなさんもうゲットされましたか…!?今日のうたコラムではアルバム収録曲から「君がくれた夏」に加え、この夏オススメのサマーラブソングをご紹介いたします。 あなたは去った 何も言わず ひとり佇む 秘密の場所 ただ あなたを想うだけで どうしようもないくらい 心が波打つの 白く細い あの首筋 見とれてた 息をするのも忘れて 風が頬を撫でるように突き刺す あの人の香りで 永遠に 愛されたいと 私はいつも凍えてた ぬくもりの中で 「さよなら Summer Breeze」/家入レオ  <還る場所が あなたにはある はじめから知ってた でも欲しかった>…そんな哀しいフレーズも綴られているこの曲に登場するのは、“あなた”と“私”そして“あの人”です。つまりお相手にはずっと“私”ではない<還る場所>=“あの人”の存在があったということ。そして“私”はそれを知りながら、禁断の恋に身を委ねてしまっていました。  抱かれている時のぬくもりや彼を愛する思いは、まるで夏の太陽のように熱を帯びているのですが、その熱が高まれば高まるほど、心は凍えていくような気持ち、なんだかわかりますよね…。そして大切な人が去ってしまい、ひとり日常に放り出された今、外は暑いはずなのに一層、冷たい孤独に耐えている主人公の姿が目に浮かぶようで切ないです。ちなみに、竹内まりやのこんな楽曲はご存知ですか…? 何もいわずにあなたは消えた 何も出来ずに夏を失くした グッドバイ・サマーブリーズ 許されるものなら もう一度会いたい愛を告げるために グッドバイ・サマーブリーズ 許されるものなら もう一度会いたい愛を告げるために 「グッドバイ・サマーブリーズ」/竹内まりや  家入レオの「さよなら Summer Breeze」はこの曲とタイトルが似ており、さらに冒頭の<あなたは去った 何も言わず>というフレーズは「グッドバイ・サマーブリーズ」の<何もいわずにあなたは消えた>という表現にも通じています。そして、どちらもSummer Breeze(夏風)のように去っていったあなたを描いているのです。もしかしたら家入はオマージュソングとして「さよなら Summer Breeze」を描いたのかもしれませんね…!  竹内まりやの「グッドバイ・サマーブリーズ」は、“あの夏の日”“あの朝”といったワードも綴られていることから、恋を失ってからしばらく時間が経った状態での後悔や未練を綴っているような気がします。一方で、家入レオの「さよなら Summer Breeze」は今さっき恋を失ったばかりで、昨日のことのように思い出せる記憶や温もり、孤独を描いているようです。是非是非、どちらの楽曲も歌詞を読みながら聴いてみてください。そして、それぞれの“夏風”を感じてみてください。 ◆4thアルバム「WE」 2016年7月6日発売 初回限定盤(CD+DVD) VIZL-986 ¥3,400(+tax) 通常盤(CD) VICL-64588 ¥2,900(+tax) <CD> 01. 僕たちの未来 02. Brand New Tomorrow 03. 君がくれた夏 04. 恍惚 05. Party Girl 06. I Wish 07. we 08. Hello To The World 09. シティボーイなアイツ 10. さよなら Summer Breeze 11. そばにいて、ラジオ 12. Every Single Day bonus track 13. オバケのなみだ

    2016/07/14

  • 家入レオ
    「君がくれた夏」が返り咲きウィークリー1位!「恋仲」最終回もお見逃しなく…!
    「君がくれた夏」が返り咲きウィークリー1位!「恋仲」最終回もお見逃しなく…!

    家入レオ

    「君がくれた夏」が返り咲きウィークリー1位!「恋仲」最終回もお見逃しなく…!

    愛情の罠だって 気づいた時は遅すぎて 捻れた感情は 光求め彷徨う 叶わない願い 置き去りのままで 君がくれた夏 その奇跡 僕は忘れない oh 溢れそうな想い あの夕日に隠して so, why... 気づいていた true love true love 「君がくれた夏」/家入レオ  家入レオが8月19日にリリースした「君がくれた夏」が歌詞ウィークリーランキングの1位に返り咲きました!リリース後、8月23日、30日と首位。9月6日はmiwa「夜空。feat. ハジ→」が1位に輝いたものの、9月13日付けのランキングで「君がくれた夏」が再び首位に。この曲は、皆さんご存知、大人気月9「恋仲」の主題歌となっており、本日9月14日はついにドラマ最終回…!果たして“愛情の罠”にかかったあかり(本田翼)、葵(福士蒼汰)、翔太(野村周平)の捻じれあった感情はどんな結末を迎えるのでしょうか…。あかりと葵の恋は“叶わない願い”のままこの夏に置き去りのまま進んでいってしまうのでしょうか…。  ネットでは、最終回であかりが選ぶのが、葵か翔太かで盛り上がっておりますが、やはり圧倒的な支持を受けているのは、葵。ただ一部では翔太派の根強い声もあがっており、さらに「恋仲」の公式Twitterに投稿された最終回の撮影現場の写真では、なぜか翔太が子どもを抱いている写真が…。これはあかりと翔太の子どもなのでしょうか…?ちなみに、本田翼と福士蒼汰は今朝「めざましテレビ」に出演。軽部アナウンサーからの「本田さん自身はどちらを選びますか?」という質問に、「わたしは…公平君です!」とまさかの友人役をチョイス…!ドラマでは、そんな公平(太賀)と葵の妹・七海(大原櫻子)の恋(?)の行方も気になるところ…。  なお、最終回の「恋仲」にはなんとロックバンド・銀杏BOYZの峯田和伸が出演!ドラマの第一話で高校時代のあかりと葵を繋ぐ大切な曲として使われたのが銀杏BOYZの「BABY BABY」という楽曲。それから離ればなれになった2人が数年後、再会してたまたま観ることになった映画のエンディングでも別Versionのこの曲が流れ、あかりと葵があの頃を思い出すきっかけとなりました。 “永遠に生きられるだろうか 永遠に君のために BABY BABY 君を抱きしめていたい 何もかもが輝いて 手を振って BABY BABY 抱きしめてくれ かけがえのない愛しいひとよ” 「BABY BABY」/銀杏BOYZ  民放ドラマに初出演する峯田和伸にも注目の「恋仲」最終回は、放送時間が15分拡大され、ネットと連動したリアルタイムの演出としてドラマの一部が生放送されます!それぞれの恋の行方、そしてドラマ内で聴ける最後の「君がくれた夏」、最後の最後まで目も耳も離せませんね♪

    2015/09/14

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