君の嫌いな香りはいつかいつか消える。
平野莉玖
君の嫌いな香りはいつかいつか消える。
2024年12月18日に“平野莉玖”がメジャー1stアルバム『Just The Way We Are』をリリース! 音楽・演技・ファッション、そしてインフルエンサーとしてマルチに活躍する平野莉玖、初のアルバムリリースとなります。アルバム「Type-A」には新曲を含めた全16曲が収録。アーティストとしての新たなスタートを切る意欲的な作品に仕上がっております。 さて、今日のうたではそんな“平野莉玖”による歌詞エッセイを3週連続でお届け! 今回が最終回。綴っていただいたのは、収録曲「Re:Love」にまつわるお話です。失恋後、想いを引きずってしまう心模様をどのように描いたのか。そして歌唱時のこだわりについて明かしてくださいました。ぜひ楽曲と併せて、エッセイをお楽しみください。 平野莉玖です。 さぁアルバム『Just The Way We Are』からの曲紹介も今回で3回目、そして最終回です。 最後を飾るのは、「Re:Love」。 失恋引きずり系ラブソングなので、Re→Love。 うーん、女々しいですねぇ(笑)。 正直、この曲、めっちゃ気に入ってます(笑)。 ただ、息継ぎがなかなかできなかったり、歌うのがめっちゃ難しい曲でもあって(汗)。 まだライブで披露できてない(皆さんがこれを読んでくれてる時にはもう歌ってるはず)ですけど、とにかくボーカリストとしての力量が問われる曲です。 まずTrackは、かなりの時間をかけて作り上げてもらいました。 ピアノ・ギター・ストリングス、っていう王道バラードな楽器構成にしてもらっていて、同じくアルバムに収録されている「細胞レベルで恋してる」と似たタイプの曲なんだけど、「Re:Love」の方がよりJ-POPというか。 分かりやすさ・キャッチーさ、に重点を置いた、恋愛系の定番曲にしたかったんです。 コーラス(ハモりとか)もかなり多め(細胞レベルで恋してる、も多め)に考えてもらって、 アルバムの収録曲の中で、抜群に切ない曲に仕上がってると思っています。 歌詞は、特に2番がお気に入り。 タバコの煙が嫌いな(元)彼女に、「煙は消えて、そのうち匂いもしなくなるから戻ってきて~」って言ってるんですけど、 ここの歌詞、めちゃ駄々をこねた感じに仕上がってます(笑) 男の子あるあるというか、いつまでも引きずる感じを、あえてタバコで表現した、ということですね。 曲の後半では転調(キーが上がる)するんですけど、その前の<「さよなら」だよね>っていう歌詞。 ここはTrackが静かになるので、歌のニュアンスをものすごく意識しました。 少し弱く歌って、その後の転調で一気に感情が爆発するような、そんなイメージで歌っています。 実は「Re:Love」が、アルバム収録全16曲の中で、一番最後にレコーディングした曲なんです。 自分で言うのもなんなんですが、このアルバムのレコーディング期間に、歌がどんどん上手くなったと感じていて。 その集大成が、この最後の部分になるので、是非注目して聴いてみてください。 3回に渡って書いてきたこの楽曲解説シリーズ、ついに完結です。 ライブやテレビや雑誌では、あまり具体的な音楽の話はしていないので、そういう話を中心に書かせてもらえて、とても嬉しかったです。 本当は全曲書きたいくらい(笑)、それぞれの曲に想いがあります。 でも音楽って、作者がどうのこうの、というより、聴いてくれた人が何を感じたか?っていうことが重要だと思ってます。 記録より、記憶に残る。 そして聴いてくれた人の心を動かせる。 そんな音楽を、これからもたくさん作っていきますね。 またどこかで会いましょう! <平野莉玖> ◆紹介曲「Re:Love」 ◆メジャー1stアルバム『Just The Way We Are』 2024年12月18日発売 <収録曲> Intro feat.JUN from BANTY FOOT Stupid Just The Way We Are Re:Love Not yet Silence 君しか見えなくて 逢いたい feat.Crystal Boy VISION LIFE Doubt it 名古屋 Delight Cry Baby feat.SEAMO 細胞レベルで恋してる 逢いたい(リクOnly) Play Ball