醒めぬ夢のままで

 2024年4月17日に“アイビーカラー”が6th mini album『醒めぬ夢のままで』をリリースします。新体制以降、コンスタントなペースでの配信リリースを重ねてきましたが、ミニアルバム、流通音源として作品をリリースするのは2021年10月6日以来。バラエティに富みながらも、メロディ、歌詞、佐竹惇(Vo,Gt)が描きたい音楽、世界感が一貫している今作。じっくりとお楽しみください。
 
 さて、今日のうたではそんな“アイビーカラー”の佐竹惇による歌詞エッセイを3週連続でお届け! 今回が最終回。綴っていただいたのは、このアルバムリリースに至るまでの思いです。メンバー3人が脱退し、一人でアイビーカラーを背負う覚悟をした彼。そこから今に至るまでどのような気持ちを抱えてきたのか…。今作と併せて、エッセイを受け取ってください。



今回はエッセイを3作も取り上げてくださるということで、前の2作は「暮れる日の栞」「ice coffee」について書かせていただきました。
 
今回はこのアルバムリリースに至るまでの思いを書こうかなと思います。
 
2023年4月。
4人で活動していたアイビーカラー。
突然のメンバー3人脱退。
 
いつまでも、一生続くとは思ってない。
ただ終わってしまうとも思ってなかった。
 
アイビーカラーという名前は残して
居住を大阪から東京へ移した。
 
「一人でこれからもアイビーカラーを背負っていきます。」
 
自分がその時放った言葉。
思っている何倍も背負うものが大きかったと実感した1年だった。
 
名前は同じでもソロになるだけで急に何をしていいかわからなくなった。
 
 
がむしゃらに今とにかくやれることを。
 
ただただそれを胸に世に出した配信4曲。
 
1曲1曲にもちろん思いも自信もあった。
ただ少し、これでいいんだろうかという気持ちも少なからずあったことも事実。
 
 
ライブで答え合わせを重ねていってようやく自分で“自分の曲だ”と少しずつ認めることが出来るようになった。
 
音楽を好きな理由、続ける理由は沢山あるけど最終地点はライブ。
 
今になってもステージからそばにいてくれる人にとんでもなく力を貰えた1年。
 
 
そこから新曲3曲を加えてアルバムが出来て、
今ようやく自分の中で改めて今やるべきことが見えてきた気がする。
 
 
アルバムの内容としては
失恋の曲が比率として多くなったけど、
サウンドのバリエーションが豊富で絶対に飽きが来ない作品が出来たと思う。
 
 
皆さんの目の前で、アイビーカラーとして、
 
「醒めぬ夢のままで」の曲達を一緒に感じられる日を楽しみにしています。
 
<アイビーカラー・佐竹惇>


 
◆6th mini album『醒めぬ夢のままで』
2024年4月17日発売
 
<収録曲>
1.She's gone
2.tumbler
3.暮れる日の栞
4.bath towel
5.だけどさ、
6.ice coffee
7.AM2:00