私は歌で祈ればいい。

 2024年8月7日に“みゆな”が新曲「きこえるまで」をリリースしました。2023年11月にリリースした「追いかけて」以来、約9ヶ月ぶりとなる新曲。抱きしめられたときのような温もりを感じられる1曲となっております。
 
 さて、今日のうたではそんな“みゆな”による歌詞エッセイを2週連続でお届け。今回は第1弾です。綴っていただいたのは、新曲「きこえるまで」にまつわるお話。自分は何のために歌っているのかを考え、リアルな思いを描いたこの歌。ぜひ歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。



曲を作り始めるきっかけは、喜怒哀楽でいうと“怒”が多くて、自分の弱さを隠す様に強い曲を作ってきました。
だけどそばにいる人が泣いていて
私はなんのために歌っているのか考えました。
それは、自分を知るのが怖くて避けてきたことでした。
 
私は歌で祈ればいい。
歌はきっかけを作るもので
その先、何をどうするかは聞く人次第。
私は歌い続けて、祈り続けることをしようと思いました。
 
そしてできたのが「笑って」という曲でした。
その後は「追いかけて」という曲を作りました。
人に優しさを贈りたい。
私も私に優しさを贈りたい。
そしてそばにいるあなたがあなたの速度で笑顔になってほしい。
 
夜。
ギターを弾きながら小さく歌っていました。
即興だからこそ私のリアルな思いを歌いました。
それが「きこえるまで」でした。
伸ばした手にこの曲が届くといいな。
祈り続けます。
 
ps.
この楽曲をリリースするにあたって
いろんな歴史がありました。
編曲してくださったknoakさん
レコーディングチームの皆様
MV撮影チームの皆様
そしてみゆなスタッフの皆様
そばいてくれたあなた。
皆様のおかげで生まれた曲です。
本当にありがとうございます。
来週は少し小説の様な小説じゃない様なものを書こうかなと思っております。
そちらも見てくださると嬉しいです。
 
<みゆな>



◆紹介曲「きこえるまで
作詞:みゆな
作曲:みゆな