2024年11月27日に“SIX LOUNGE”がニューシングル「言葉にせずとも」をリリースしました。タイトル曲は、TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-相剋譚-』OP曲。さらに11月13日には『2024大分国際車いすマラソン』番組応援ソングとして制作された新曲「My Way」も配信リリース!
さて、今日のうたではそんな“SIX LOUNGE”のナガマツシンタロウによる歌詞エッセイを3回に渡りお届け! 第1弾は、今年9月にリリースされた楽曲であり、ドラマ『REAL 恋愛殺人捜査班』の主題歌「Madness」にまつわるお話です。意味より、真実より、何より今願うことは…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。
<SIX LOUNGE・ナガマツシンタロウ>
◆紹介曲「Madness」
作詞:ナガマツシンタロウ
作曲:ヤマグチユウモリ
好きは洗脳
愛は幻想
一人で生まれて一人で死んでいく
何でも無いこと
傷ついた分、人を傷つけていいわけない
もう疲れたから君で最後にしようと思っていた
それでもやっぱり壊れていく
どうしてこうなるんだ
もう誰にも触れたくない
誰も俺に触れてくれない
触れて欲しい。
このままでは気が触れそうだ
病気です。
しかし病名をつけられることが怖いのです
愛の前では理性や理屈なんてただのゴミです、
ただそのゴミを拾って今日を乗り越えるのです
それをポケットに大事にしまって、新しい1日が始まり、ほんの少しだけ安堵するのです。
首の皮一枚の俺を細い君の指が優しく撫でて笑った
ぶらぶら
揺れて涙がこぼれる
死人に口なし、
詩人に口なし。
自分を削ってでも書きたいと思えなくなったらそれまで。さようなら。
悩むほど、苦しむほど、言葉はあふれてくる
それで飯を食ってる
歌詞について語る事はあまり好きじゃない。
もう完成しているから、都合よく解釈してくれればそれでいい。
よくわからなければ別にそれでもいい。
もういっそのこと、言葉に意味なんてなければいいのに
いや、そもそもないんじゃないか?
芸術、恋愛、生活、うちゅう、意味がないから、自由に受け取ることができるのか、とか考えたりしてもうすぐ夜が来る
どうでもよくなってきた。
真実なんていらないから、君と生活していたい
ありふれた日常 あたりまえになって忘れたい
普通なんてどこにもないと、学校で教えて欲しかった
足りないところはお互い助け合っていきたい
安いお肉でもおいしければいい
お弁当は凝ったものじゃなくていい
嫌いな野菜は絶対に食べない
守れないかもしれないから約束はしない
お揃いのタトゥーもダサくない
生きてるだけで偉くない?
迷惑かけてないつもりです
正気でいることが狂気なんですよ
迷子にならないように、手をつなごう
きれいでしょ、とても。
<SIX LOUNGE・ナガマツシンタロウ>
◆紹介曲「Madness」
作詞:ナガマツシンタロウ
作曲:ヤマグチユウモリ