青春の詩喫茶店に彼女とふたりで入って コーヒーを注文すること ああ それが青春 映画館に彼女とふたりで入って 彼女の手をにぎること ああ それが青春 繁華街で前を行く いかした女の娘をひっかけること ああ それが青春 すてきな女(ひと)に口もきけないで ラブレターを書いたりすること ああ それが青春 Go Go クラブで汗だくになって 踊り疲れること ああ それが青春 グループサウンズに熱中して 大声あげ 叫ぶこと ああ それが青春 フォークソングにしびれてしまって 反戦歌をうたうこと ああ それが青春 SEXを知りはじめて大人になったと 大よろこびすること ああ それが青春 親にかくれて酒・タバコ・睡眠薬 はては接着剤シンナー遊び ああ それも青春 アルバイトばっかりで学校へは行かず てきとうにやること ああ それが青春 飛行機のっとり革命叫び 血と汗にまみれること ああ それが青春 勉強一筋他には目もくれず わが道を行くこと ああ それが青春 スポーツこそ男の根性づくりだ やれサッカーやれ野球一年中まっ黒 それが青春 かっこいいスーツ かっこいい車 プレイボーイ プレイガールと呼ばれること ああ それが青春 パチンコ・マージャン・競輪・競馬 かけごと専門のギャンブラー ああ それが青春 一日中を規則通りに生きて 他に何んにもしないこと ああ それが青春 ジュリー! ショーケン! キンチャン! ああ それが青春 孤独になって ひとりで悩み ひとりで考えること ああ それが青春 自由気ままに思った通り 何んでもやってみること ああ それが青春 さて青春とはいったい何んだろう その答えは人それぞれでちがうだろう ただひとつこれだけは言えるだろう 僕たちは大人より時間が多い 大人よりたくさんの時間を持っている 大人があと30年生きるなら 僕たちはあと50年生きるだろう この貴重なひとときを僕たちは 何かをしないではいられない この貴重なひとときを僕たちは 青春と呼んでもいいだろう 青春は二度とは帰ってこない 皆さん青春を…… 今このひとときも 僕の青春 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | | 喫茶店に彼女とふたりで入って コーヒーを注文すること ああ それが青春 映画館に彼女とふたりで入って 彼女の手をにぎること ああ それが青春 繁華街で前を行く いかした女の娘をひっかけること ああ それが青春 すてきな女(ひと)に口もきけないで ラブレターを書いたりすること ああ それが青春 Go Go クラブで汗だくになって 踊り疲れること ああ それが青春 グループサウンズに熱中して 大声あげ 叫ぶこと ああ それが青春 フォークソングにしびれてしまって 反戦歌をうたうこと ああ それが青春 SEXを知りはじめて大人になったと 大よろこびすること ああ それが青春 親にかくれて酒・タバコ・睡眠薬 はては接着剤シンナー遊び ああ それも青春 アルバイトばっかりで学校へは行かず てきとうにやること ああ それが青春 飛行機のっとり革命叫び 血と汗にまみれること ああ それが青春 勉強一筋他には目もくれず わが道を行くこと ああ それが青春 スポーツこそ男の根性づくりだ やれサッカーやれ野球一年中まっ黒 それが青春 かっこいいスーツ かっこいい車 プレイボーイ プレイガールと呼ばれること ああ それが青春 パチンコ・マージャン・競輪・競馬 かけごと専門のギャンブラー ああ それが青春 一日中を規則通りに生きて 他に何んにもしないこと ああ それが青春 ジュリー! ショーケン! キンチャン! ああ それが青春 孤独になって ひとりで悩み ひとりで考えること ああ それが青春 自由気ままに思った通り 何んでもやってみること ああ それが青春 さて青春とはいったい何んだろう その答えは人それぞれでちがうだろう ただひとつこれだけは言えるだろう 僕たちは大人より時間が多い 大人よりたくさんの時間を持っている 大人があと30年生きるなら 僕たちはあと50年生きるだろう この貴重なひとときを僕たちは 何かをしないではいられない この貴重なひとときを僕たちは 青春と呼んでもいいだろう 青春は二度とは帰ってこない 皆さん青春を…… 今このひとときも 僕の青春 |
聖なる場所に祝福をああ、この至福の時が いつまで、続けばいい ああ、きみの夢と ぼくのたどった夢が 出会ったような気がするよ 今、この魂のすべてを燃やした この時に祝福を 聖なる場所に祝福を ああ、この希望の酒を 喉に注ぎこもう ああ、ぼくの夢が やがて消え去る前に 再び燃やす、そのために 今、この魂のすべてを燃やした この時に祝福を 聖なる場所に祝福を ああ、この一夜の夢を 酔って、語りあおう ああ、心ほぐし 身体ゆだねた夜に 見果てぬ夢をたどろうか 今、この魂のすべてを燃やした この時に祝福を 聖なる場所に祝福を 聖なる場所に祝福を | 吉田拓郎 | 岡本おさみ | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | ああ、この至福の時が いつまで、続けばいい ああ、きみの夢と ぼくのたどった夢が 出会ったような気がするよ 今、この魂のすべてを燃やした この時に祝福を 聖なる場所に祝福を ああ、この希望の酒を 喉に注ぎこもう ああ、ぼくの夢が やがて消え去る前に 再び燃やす、そのために 今、この魂のすべてを燃やした この時に祝福を 聖なる場所に祝福を ああ、この一夜の夢を 酔って、語りあおう ああ、心ほぐし 身体ゆだねた夜に 見果てぬ夢をたどろうか 今、この魂のすべてを燃やした この時に祝福を 聖なる場所に祝福を 聖なる場所に祝福を |
制服ラッシュ・アワーが疲れを吐き出してる 人の多さまでがものめずらしげに見えて 東京駅地下道の人ごみの中 ひと群れの制服の娘たちがいる 真新しいスーツ・ケースを提げて 集団就職で今着いたらしい 妙に腰の低い男が先頭にたって 何とか会社の旗など振りまわしている 家を出る前の晩は赤飯など食べて 家族揃って泣き笑いしたのかい 里心だけはまだ田舎の家に置き それでも家を出てくる魅力に負けて どうですか東京って奴に会ってみて とうですか東京って奴の御挨拶の仕方は みんな押し黙ったままのこの人ごみは そうこれが都会って奴の御挨拶の仕方なんだよ 初めから都会に出ていかなければ いつまでも都会でなくてすんだのに きれいに暮らしてゆけるところは どこか他のところのような気もするよ 今はまだ驚いていることだけですむけれど もうすぐ判るさ驚かなくてすむさ 駆け引きのうまい男ばかり出世して きれいな腹の男はもう拗ねてしまってる これからきみは日曜日だけを待つんだね 悲しみの唄がなぜ街に流れるかも判ってきて 使うのに容易く稼ぐのに辛い そんな給料の苦さも知ってしまうんだろうね 今度きみが故郷に帰ってゆくまでには 親に語れない秘密のひとつやふたつは できてしまって嘘もついてしまうんだね 騙された男のことはきっと話さないだろうね ぼくはこれから大阪へ行くところ いちばんきれいだった女の子の顔など思い出し 制服が人ごみの中に消えてゆくのを 振りかえりながらぼくは見送っている | 吉田拓郎 | 岡本おさみ | 吉田拓郎 | 村岡建・柳田ヒロ・吉田拓郎 | ラッシュ・アワーが疲れを吐き出してる 人の多さまでがものめずらしげに見えて 東京駅地下道の人ごみの中 ひと群れの制服の娘たちがいる 真新しいスーツ・ケースを提げて 集団就職で今着いたらしい 妙に腰の低い男が先頭にたって 何とか会社の旗など振りまわしている 家を出る前の晩は赤飯など食べて 家族揃って泣き笑いしたのかい 里心だけはまだ田舎の家に置き それでも家を出てくる魅力に負けて どうですか東京って奴に会ってみて とうですか東京って奴の御挨拶の仕方は みんな押し黙ったままのこの人ごみは そうこれが都会って奴の御挨拶の仕方なんだよ 初めから都会に出ていかなければ いつまでも都会でなくてすんだのに きれいに暮らしてゆけるところは どこか他のところのような気もするよ 今はまだ驚いていることだけですむけれど もうすぐ判るさ驚かなくてすむさ 駆け引きのうまい男ばかり出世して きれいな腹の男はもう拗ねてしまってる これからきみは日曜日だけを待つんだね 悲しみの唄がなぜ街に流れるかも判ってきて 使うのに容易く稼ぐのに辛い そんな給料の苦さも知ってしまうんだろうね 今度きみが故郷に帰ってゆくまでには 親に語れない秘密のひとつやふたつは できてしまって嘘もついてしまうんだね 騙された男のことはきっと話さないだろうね ぼくはこれから大阪へ行くところ いちばんきれいだった女の子の顔など思い出し 制服が人ごみの中に消えてゆくのを 振りかえりながらぼくは見送っている |
清流(父へ)あなたが 元気でいるならば 僕は正面にひざまづき 多くの無礼を 心から おわびしなければなりません この頃 やっと正直に 愚かな自分を声にして 時には 人目もはばからず 無念の涙を流します 今ここにいる僕は 何処からやってきたのか これから何処へ行けばいい あなたに逢いたい あなたの声が聴きたい 力が 永遠のものならば 僕は後悔をしないまま 若くて 選んだ激流を 今でも泳いでいるだろう あなたの 家族でいたことを 誇りに思える時だから 叶わぬ願いは 求めすぎず 運命の川を流れよう 今ここにいる僕は 何処からやってきたのか これから何処へ行けばいい あなたに逢いたい あなたの声が聴きたい | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | あなたが 元気でいるならば 僕は正面にひざまづき 多くの無礼を 心から おわびしなければなりません この頃 やっと正直に 愚かな自分を声にして 時には 人目もはばからず 無念の涙を流します 今ここにいる僕は 何処からやってきたのか これから何処へ行けばいい あなたに逢いたい あなたの声が聴きたい 力が 永遠のものならば 僕は後悔をしないまま 若くて 選んだ激流を 今でも泳いでいるだろう あなたの 家族でいたことを 誇りに思える時だから 叶わぬ願いは 求めすぎず 運命の川を流れよう 今ここにいる僕は 何処からやってきたのか これから何処へ行けばいい あなたに逢いたい あなたの声が聴きたい |
せんこう花火せんこう花火がほしいんです 海へ行こうと思います 誰かせんこう花火をください ひとりぼっちの私に 風が吹いていました ひとりで歩いていました 死に忘れたトンボが一匹 石ころにつまづきました なんでもないのに泣きました | 吉田拓郎 | 古沢信子 | 吉田拓郎 | | せんこう花火がほしいんです 海へ行こうと思います 誰かせんこう花火をください ひとりぼっちの私に 風が吹いていました ひとりで歩いていました 死に忘れたトンボが一匹 石ころにつまづきました なんでもないのに泣きました |
全部だきしめて~toropical~きみのすべてをぼくの自由にしたくて ずっと大切にしてたわけじゃない だからなにも信じられなくなっても ぼくを試したりしなくていいんだよ いいさ落ち込んでだれかを傷つけたいなら 迷うことなくぼくを選べばいい さびしさの嵐のあとで きみの笑顔をさがしてあげるよ きみがいたから勇気を覚えて 知らない場所も目をつぶって走れた きみのためにできることを あれからずっと探してる 全部だきしめて きみと歩いて行こう きみが泣くのなら きみの涙まで 全部だきしめて きみと歩いて行こう きみが笑うなら きみの笑顔まで ひとりになるのは誰だって恐いから つまづいた夢に罰をあたえるけど 間抜けなことも人生の一部だと 今日のおろかさを笑い飛ばしたい なにかをひとつ失した時に 人は知らずになにかを手にする きみのためにできることを あれからずっと探してる 全部だきしめて きみの近くにいよう 星になった歌も 過ぎた想い出も 全部だきしめて きみの近くにいよう きみが黙るなら きみにささやいて 全部だきしめて きみと歩いていこう きみが泣くのなら きみの涙まで 全部だきしめて きみと歩いていこう きみが笑うなら きみの笑顔まで | 吉田拓郎 | 康珍化 | 吉田拓郎 | 吉田建 | きみのすべてをぼくの自由にしたくて ずっと大切にしてたわけじゃない だからなにも信じられなくなっても ぼくを試したりしなくていいんだよ いいさ落ち込んでだれかを傷つけたいなら 迷うことなくぼくを選べばいい さびしさの嵐のあとで きみの笑顔をさがしてあげるよ きみがいたから勇気を覚えて 知らない場所も目をつぶって走れた きみのためにできることを あれからずっと探してる 全部だきしめて きみと歩いて行こう きみが泣くのなら きみの涙まで 全部だきしめて きみと歩いて行こう きみが笑うなら きみの笑顔まで ひとりになるのは誰だって恐いから つまづいた夢に罰をあたえるけど 間抜けなことも人生の一部だと 今日のおろかさを笑い飛ばしたい なにかをひとつ失した時に 人は知らずになにかを手にする きみのためにできることを あれからずっと探してる 全部だきしめて きみの近くにいよう 星になった歌も 過ぎた想い出も 全部だきしめて きみの近くにいよう きみが黙るなら きみにささやいて 全部だきしめて きみと歩いていこう きみが泣くのなら きみの涙まで 全部だきしめて きみと歩いていこう きみが笑うなら きみの笑顔まで |
そうしなさいもぬけの殻でもいいじゃない 人は流れるものだから 後悔なんて 捨てなさい 風吹く路を 行きなさい 思えばつらい事だった でも悪いことばかり 続かない 新しい事を 始めよう 希望を抱いて 踏み出そう 新しい事を 始めよう 希望を抱いて 踏み出そう かなわぬ想いは 言いにくい 燃えては消える さだめでも 失望なんて やめなさい 涙をほほで 切りなさい 体の中に 誰かいる そんなに急いで どこへ行くんだい 描いた夢は そこにある 元気を出せば 見えてくる 描いた夢は そこにある 元気を出せば 見えてくる 描いた夢を つかむため 新しい事 始めよう 元気を出せば 見えてくる 勇気がそこに わいてくる | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | もぬけの殻でもいいじゃない 人は流れるものだから 後悔なんて 捨てなさい 風吹く路を 行きなさい 思えばつらい事だった でも悪いことばかり 続かない 新しい事を 始めよう 希望を抱いて 踏み出そう 新しい事を 始めよう 希望を抱いて 踏み出そう かなわぬ想いは 言いにくい 燃えては消える さだめでも 失望なんて やめなさい 涙をほほで 切りなさい 体の中に 誰かいる そんなに急いで どこへ行くんだい 描いた夢は そこにある 元気を出せば 見えてくる 描いた夢は そこにある 元気を出せば 見えてくる 描いた夢を つかむため 新しい事 始めよう 元気を出せば 見えてくる 勇気がそこに わいてくる |
外は白い雪の夜大事な話が君にあるんだ 本など読まずに 今聞いてくれ ぼくたち何年つきあったろうか 最初に出逢った場所もここだね 感のするどい 君だから 何を話すか わかっているね 傷つけあって 生きるより なぐさめあって 別れよう だから Bye-bye Love 外は白い雪の夜 Bye-bye Love 外は白い雪の夜 あなたが電話で この店の名を 教えた時からわかっていたの 今夜で別れと知っていながら シャワーを浴びたの哀しいでしょう サヨナラの文字を作るのに 煙草何本並べればいい せめて最後の一本を あなた喫うまで 居させてね だけど Bye-bye Love 外は白い雪の夜 Bye-bye Love 外は白い雪の夜 客さえまばらなテーブルの椅子 昔はあんなににぎわったのに ぼくたち知らない人から見れば 仲のいい恋人みたいじゃないか 女はいつでも ふた通りさ 男を縛る強い女と 男にすがる弱虫と 君は両方だったよね だけど Bye-bye Love 外は白い雪の夜 Bye-bye Love 外は白い雪の夜 あなたの瞳に私が映る 涙で汚れてひどい顔でしょう 最後の最後の化粧するから 私を綺麗な想い出にして 席を立つのはあなたから 後姿を見たいから いつもあなたの影を踏み 歩いた癖が 直らない だけど Bye-bye Love 外は白い雪の夜 Bye-bye Love 外は白い雪の夜 Bye-bye Love そして誰もいなくなった Bye-bye Love そして誰もいなくなった | 吉田拓郎 | 松本隆 | 吉田拓郎 | | 大事な話が君にあるんだ 本など読まずに 今聞いてくれ ぼくたち何年つきあったろうか 最初に出逢った場所もここだね 感のするどい 君だから 何を話すか わかっているね 傷つけあって 生きるより なぐさめあって 別れよう だから Bye-bye Love 外は白い雪の夜 Bye-bye Love 外は白い雪の夜 あなたが電話で この店の名を 教えた時からわかっていたの 今夜で別れと知っていながら シャワーを浴びたの哀しいでしょう サヨナラの文字を作るのに 煙草何本並べればいい せめて最後の一本を あなた喫うまで 居させてね だけど Bye-bye Love 外は白い雪の夜 Bye-bye Love 外は白い雪の夜 客さえまばらなテーブルの椅子 昔はあんなににぎわったのに ぼくたち知らない人から見れば 仲のいい恋人みたいじゃないか 女はいつでも ふた通りさ 男を縛る強い女と 男にすがる弱虫と 君は両方だったよね だけど Bye-bye Love 外は白い雪の夜 Bye-bye Love 外は白い雪の夜 あなたの瞳に私が映る 涙で汚れてひどい顔でしょう 最後の最後の化粧するから 私を綺麗な想い出にして 席を立つのはあなたから 後姿を見たいから いつもあなたの影を踏み 歩いた癖が 直らない だけど Bye-bye Love 外は白い雪の夜 Bye-bye Love 外は白い雪の夜 Bye-bye Love そして誰もいなくなった Bye-bye Love そして誰もいなくなった |
SORA足りないものがありました 私の中に 人を愛し傷つけて 恋しすくわれて 空よ 私より 大きな空よ あなたの大きさは すべてを許せますか 季節がいくつあったとしても どこへも行けず 私を連れて行ってください 旅するあなた 空よ 私より 大きな空よ あなたの大きさは すべてを知ってますか 行きましょうか 行きますか 生きましょうか 生きますか 心貧しい旅人は どこへたどりつく 泣いたふりでもしましょうか 疲れた顔で 空よ 私より 大きな空よ あなたの大きさは すべてを隠せますか 待つ日が来てもするあてどない 何も見えない 欲しいものは遠くないのに 目に写らない 空よ 私より 大きな空よ あなたの大きさは すべてを見てますか 行きましょうか 行きますか 生きましょうか 生きますか | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 足りないものがありました 私の中に 人を愛し傷つけて 恋しすくわれて 空よ 私より 大きな空よ あなたの大きさは すべてを許せますか 季節がいくつあったとしても どこへも行けず 私を連れて行ってください 旅するあなた 空よ 私より 大きな空よ あなたの大きさは すべてを知ってますか 行きましょうか 行きますか 生きましょうか 生きますか 心貧しい旅人は どこへたどりつく 泣いたふりでもしましょうか 疲れた顔で 空よ 私より 大きな空よ あなたの大きさは すべてを隠せますか 待つ日が来てもするあてどない 何も見えない 欲しいものは遠くないのに 目に写らない 空よ 私より 大きな空よ あなたの大きさは すべてを見てますか 行きましょうか 行きますか 生きましょうか 生きますか |
たえこMY LOVEたえこ MY LOVE 雨の中を 踊るように 消えていった 馬鹿な人ね あんたって男 たえこ 君の最後の言葉 一人で 生きてみせるなんて 君を許す 誰かがいても 若かった頃の自由さが 今も 僕に嘘をつくなと叫ぶ OH- だから たえこ MY LOVE 追いかけるんだ 君を たえこ MY LOVE すべてを捨てて 生きる為に 生きて欲しかった 君の胸を いつもよぎる昔 話相手は もういらなかったね 涙は きのう枯れてしまって 笑顔は 別れの為にあって 好きになった 僕の心をはねつける 愛を告げる愚かさが もどかしい だけど たえこ MY LOVE OH- 想い出になんかしないよ ある日 男と女が出会い 出会いだけで 恋に落ちても 男は明日を 女は昨日を それぞれの言葉の中で かみしめていた この世の果まで 行きつく事のない二人 たえこ MY LOVE 君を追って 雲の上に 僕も旅立つよ 事実が伝わらぬ世界 そうさ たえこ 僕も馬鹿な男 たえこ MY LOVE たえこ MY LOVE | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | | たえこ MY LOVE 雨の中を 踊るように 消えていった 馬鹿な人ね あんたって男 たえこ 君の最後の言葉 一人で 生きてみせるなんて 君を許す 誰かがいても 若かった頃の自由さが 今も 僕に嘘をつくなと叫ぶ OH- だから たえこ MY LOVE 追いかけるんだ 君を たえこ MY LOVE すべてを捨てて 生きる為に 生きて欲しかった 君の胸を いつもよぎる昔 話相手は もういらなかったね 涙は きのう枯れてしまって 笑顔は 別れの為にあって 好きになった 僕の心をはねつける 愛を告げる愚かさが もどかしい だけど たえこ MY LOVE OH- 想い出になんかしないよ ある日 男と女が出会い 出会いだけで 恋に落ちても 男は明日を 女は昨日を それぞれの言葉の中で かみしめていた この世の果まで 行きつく事のない二人 たえこ MY LOVE 君を追って 雲の上に 僕も旅立つよ 事実が伝わらぬ世界 そうさ たえこ 僕も馬鹿な男 たえこ MY LOVE たえこ MY LOVE |
たえなる時に今 君はあの人を 心から 好きですか 今 君はあの人を 心から 好きですか 愛でないものは あるはずがない 運命のように 時に思っても いくつかの雨が いきすぎたあとで 遠い日を一人 漂ってみれば ああ よころびを そっと ああ かなしみは ぐっと ああ 愛しき者よ たえなる時に たえなる時に ゆうべ 争って くだけた祈りが 世界の後ろに 落ちて行こうとも 今 休めばいい その次のために 燃ゆる想いは 激しすぎるから 今 君はあの人を 心から 好きですか 今 君はあの人を 心から 好きですか 今 君はあの人を 心から 好きですか 今 君はあの人を 心から 好きですか 今 抱いてるのは 真実でしょうか 大切なものは 魂でしょうか いくつかの夜が ささやきかけてくる 愛でないものは あるはずがない ああ よころびを そっと ああ かなしみは ぐっと ああ 愛しき者よ たえなる時に たえなる時に | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 今 君はあの人を 心から 好きですか 今 君はあの人を 心から 好きですか 愛でないものは あるはずがない 運命のように 時に思っても いくつかの雨が いきすぎたあとで 遠い日を一人 漂ってみれば ああ よころびを そっと ああ かなしみは ぐっと ああ 愛しき者よ たえなる時に たえなる時に ゆうべ 争って くだけた祈りが 世界の後ろに 落ちて行こうとも 今 休めばいい その次のために 燃ゆる想いは 激しすぎるから 今 君はあの人を 心から 好きですか 今 君はあの人を 心から 好きですか 今 君はあの人を 心から 好きですか 今 君はあの人を 心から 好きですか 今 抱いてるのは 真実でしょうか 大切なものは 魂でしょうか いくつかの夜が ささやきかけてくる 愛でないものは あるはずがない ああ よころびを そっと ああ かなしみは ぐっと ああ 愛しき者よ たえなる時に たえなる時に |
たくろうチャン僕は遠い星の国から一人で チョイト 地球へ遊びにやってきた ムロン魔法のツエに乗ってサ ほんのチョイト遊びに来ただけ かっこいいだろう どこかのボンボンみたいな たくろうチャン いつか僕の国から 迎えがやってきて 早くお帰りください王子様 なんてネ 魔法のツエをひとふりしましょう 地球に何かおみやげを残しましょう かっこいいだろう どこかのボンボンみたいな たくろうチャン | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | | 僕は遠い星の国から一人で チョイト 地球へ遊びにやってきた ムロン魔法のツエに乗ってサ ほんのチョイト遊びに来ただけ かっこいいだろう どこかのボンボンみたいな たくろうチャン いつか僕の国から 迎えがやってきて 早くお帰りください王子様 なんてネ 魔法のツエをひとふりしましょう 地球に何かおみやげを残しましょう かっこいいだろう どこかのボンボンみたいな たくろうチャン |
例えば犬の気持ちでなにもしないと眠っても 石ころにつまずくだろう あれから何年たっても また今日も同じ事するんだ 風を感じなくなっても 寒気がする時もある 年かさねた犬のように また今日も同じ事するのか ノーノーノーノー さあ 昨日より遅く だけど遠くまで 行けるかな 夕暮れを味方にして 西へと 今日 最初にした事は水を飲んで 横になって休んで いたんだ 半世紀生きた 犬の気持ちで 夕焼けを見てイタクテ 土埃胸いっぱいで 例えば犬の気持ちで また今日も走り続けるのか ヤーヤーヤーヤー ああ 昨日より若く なんてウソだろう お前らが そこでゴチャゴチャ言うから 急いで 今日 二度目にした事は砂を吐いて 横になって休んで みたんだ 半世紀生きた 犬の気持ちで さあ 昨日より遅く だけど遠くまで 行けるかな 夕暮れを味方にして 西へと 今日 最後にした事は水を飲んで 横になって休んで 寝たんだ 半世紀生きた 犬の気持ちで | 吉田拓郎 | 鈴木慶一 | 鈴木慶一 | 武部聡志 | なにもしないと眠っても 石ころにつまずくだろう あれから何年たっても また今日も同じ事するんだ 風を感じなくなっても 寒気がする時もある 年かさねた犬のように また今日も同じ事するのか ノーノーノーノー さあ 昨日より遅く だけど遠くまで 行けるかな 夕暮れを味方にして 西へと 今日 最初にした事は水を飲んで 横になって休んで いたんだ 半世紀生きた 犬の気持ちで 夕焼けを見てイタクテ 土埃胸いっぱいで 例えば犬の気持ちで また今日も走り続けるのか ヤーヤーヤーヤー ああ 昨日より若く なんてウソだろう お前らが そこでゴチャゴチャ言うから 急いで 今日 二度目にした事は砂を吐いて 横になって休んで みたんだ 半世紀生きた 犬の気持ちで さあ 昨日より遅く だけど遠くまで 行けるかな 夕暮れを味方にして 西へと 今日 最後にした事は水を飲んで 横になって休んで 寝たんだ 半世紀生きた 犬の気持ちで |
たどり着いたらいつも雨降り疲れ果てている事は 誰にも隠せはしないだろう ところが俺らは何の為に こんなに疲れてしまったのか 今日という日が そんなにも大きな一日とは思わないが それでもやっぱり考えてしまう あゝ このけだるさは何だ いつかは何処かへ落着こうと 心の置場を捜すだけ たどり着いたらいつも雨降り そんな事のくり返し やっとこれで俺らの旅も 終ったのかと思ったら いつもの事ではあるけれど あゝ ここもやっぱりどしゃ降りさ 心の中に傘をさして 裸足で歩いている自分が見える 人の言葉が右の耳から左の耳へと通りすぎる それ程頭の中はからっぽになっちまってる 今日は何故か穏かで 知らん顔してる自分が見える | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | | 疲れ果てている事は 誰にも隠せはしないだろう ところが俺らは何の為に こんなに疲れてしまったのか 今日という日が そんなにも大きな一日とは思わないが それでもやっぱり考えてしまう あゝ このけだるさは何だ いつかは何処かへ落着こうと 心の置場を捜すだけ たどり着いたらいつも雨降り そんな事のくり返し やっとこれで俺らの旅も 終ったのかと思ったら いつもの事ではあるけれど あゝ ここもやっぱりどしゃ降りさ 心の中に傘をさして 裸足で歩いている自分が見える 人の言葉が右の耳から左の耳へと通りすぎる それ程頭の中はからっぽになっちまってる 今日は何故か穏かで 知らん顔してる自分が見える |
旅の宿浴衣のきみは尾花の簪 熱燗徳利の首つまんで もういっぱいいかがなんて みょうに色っぽいね ぼくはぼくで趺坐をかいて きみの頬と耳はまっかっか あゝ風流だなんて ひとつ俳句でもひねって 部屋の灯をすっかり消して 風呂あがりの髪 いい香り 上弦の月だったっけ ひさしぶりだね月見るなんて ぼくはすっかり酔っちまって きみの膝枕にうっとり もう飲みすぎちまって きみを抱く気にもなれないみたい | 吉田拓郎 | 岡本おさみ | 吉田拓郎 | | 浴衣のきみは尾花の簪 熱燗徳利の首つまんで もういっぱいいかがなんて みょうに色っぽいね ぼくはぼくで趺坐をかいて きみの頬と耳はまっかっか あゝ風流だなんて ひとつ俳句でもひねって 部屋の灯をすっかり消して 風呂あがりの髪 いい香り 上弦の月だったっけ ひさしぶりだね月見るなんて ぼくはすっかり酔っちまって きみの膝枕にうっとり もう飲みすぎちまって きみを抱く気にもなれないみたい |
男子の場合どんな仲かと 聞かれれば ちょっと疲れて ヤボな感じと 答えるしかないだろう 忘れもしない 奴に会った日は 誰かの式で パーティーの夜 そんなとこから始まった 約束はない 束縛もない だから自由で 親友なんて とても言う気になれぬけど 奴はいったい 僕の何なんだろう 離れていても遠くで その存在が 気になって 向こうからすれば 僕は見えなくて 勝手に1人 こちらだけが 気をもむだけの事ばかり 人の心はどこを 旅してるのか 離れていても遠くで その行く先が 気になって どんな仲かと 聞かれたら 男なんて たわいなくて 語るほどないわけだけど 男子の事さ 放っておけばいい どこでどうして 生きているかも 聞かず 話さず じれたまま | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 鈴木茂 | どんな仲かと 聞かれれば ちょっと疲れて ヤボな感じと 答えるしかないだろう 忘れもしない 奴に会った日は 誰かの式で パーティーの夜 そんなとこから始まった 約束はない 束縛もない だから自由で 親友なんて とても言う気になれぬけど 奴はいったい 僕の何なんだろう 離れていても遠くで その存在が 気になって 向こうからすれば 僕は見えなくて 勝手に1人 こちらだけが 気をもむだけの事ばかり 人の心はどこを 旅してるのか 離れていても遠くで その行く先が 気になって どんな仲かと 聞かれたら 男なんて たわいなくて 語るほどないわけだけど 男子の事さ 放っておけばいい どこでどうして 生きているかも 聞かず 話さず じれたまま |
地下鉄にのってねぇ君 何を話してるの だからさ 聞きとれないよ もっと 大きな声で もっと 大きな声で でなけりゃ 次の駅にとまったら 走り出すまでの あの わずかな静けさに話そうか 今 赤坂見附を すぎたばかり 新宿までは まだまだ だね そう君 とてもよかったの 今日の 映画はとても もっと そばにおいで もっと そばにおいで 車輪の 悲鳴が何もかも こなごなに立ち切ってしまう もう おだやかな静けさにもどれない 今 四谷を通りすぎたばかり もう うんざりするほど いやだよ ねぇ君 もうおりてしまおう だからさ 次の駅でさ ここは どこの駅かな ここは どこの駅かな いいさ 次の駅にとまったら 何かを始めるように そこから歩いてみよう 次でおりるよ 君も もちろん おりるんだろうね でも 君はそのまま 行ってもいいよ | 吉田拓郎 | 岡本おさみ | 吉田拓郎 | | ねぇ君 何を話してるの だからさ 聞きとれないよ もっと 大きな声で もっと 大きな声で でなけりゃ 次の駅にとまったら 走り出すまでの あの わずかな静けさに話そうか 今 赤坂見附を すぎたばかり 新宿までは まだまだ だね そう君 とてもよかったの 今日の 映画はとても もっと そばにおいで もっと そばにおいで 車輪の 悲鳴が何もかも こなごなに立ち切ってしまう もう おだやかな静けさにもどれない 今 四谷を通りすぎたばかり もう うんざりするほど いやだよ ねぇ君 もうおりてしまおう だからさ 次の駅でさ ここは どこの駅かな ここは どこの駅かな いいさ 次の駅にとまったら 何かを始めるように そこから歩いてみよう 次でおりるよ 君も もちろん おりるんだろうね でも 君はそのまま 行ってもいいよ |
知識どこへいこうと勝手だし 何をしようと勝手なんだ 髪の毛を切るのもいいだろう 気疲れするのは自分なんだ うまくやるのもいいものだ おいしいものには味がある おしつけられたら逃げてやれ 気にする程の奴じゃない 人を語れば世を語る 語りつくしてみるがいいさ 理屈ばかりをブラ下げて 首が飛んでも血も出まい 言葉をみんな食い荒らし 知識のみがまかり通る 一人になるのに理由がいるか 理由があるから生きるのか 自由を語るな不自由な顔で 君は若いと言うつもりかい 年功序列は古いなどと かんばんだけの知識人よ 人を語れば世を語る 語りつくしてみるがいいさ 理屈ばかりをブラ下げて 首が飛んでも血も出まい | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | | どこへいこうと勝手だし 何をしようと勝手なんだ 髪の毛を切るのもいいだろう 気疲れするのは自分なんだ うまくやるのもいいものだ おいしいものには味がある おしつけられたら逃げてやれ 気にする程の奴じゃない 人を語れば世を語る 語りつくしてみるがいいさ 理屈ばかりをブラ下げて 首が飛んでも血も出まい 言葉をみんな食い荒らし 知識のみがまかり通る 一人になるのに理由がいるか 理由があるから生きるのか 自由を語るな不自由な顔で 君は若いと言うつもりかい 年功序列は古いなどと かんばんだけの知識人よ 人を語れば世を語る 語りつくしてみるがいいさ 理屈ばかりをブラ下げて 首が飛んでも血も出まい |
チークを踊ろう君の両手を 僕の首にまわして ダンスを踊ろう 僕はチークが好き 君もチークが好き 離れて踊るなんて 僕達には似合わない 君の髪の毛が 口唇にふれるよ OH- 離さないからね 君 僕の両手を 君の腰にまわして ダンスを踊ろう 今夜は送ってあげる 一人にしたくないよ 囁いてみようかな かわいい君が好きさ 誰も見てないよ キスしてもいいかい OH- 恋がしたいんだ 君 君は今日まで 誰に恋をしてたの 気になる僕なんだ 僕の胸の中で くすくす笑ってるね 小さく動こうよ 僕達は二人きり 胸のたかまりが 君につたわるだろう OH- 夢を見ようよ 君 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | | 君の両手を 僕の首にまわして ダンスを踊ろう 僕はチークが好き 君もチークが好き 離れて踊るなんて 僕達には似合わない 君の髪の毛が 口唇にふれるよ OH- 離さないからね 君 僕の両手を 君の腰にまわして ダンスを踊ろう 今夜は送ってあげる 一人にしたくないよ 囁いてみようかな かわいい君が好きさ 誰も見てないよ キスしてもいいかい OH- 恋がしたいんだ 君 君は今日まで 誰に恋をしてたの 気になる僕なんだ 僕の胸の中で くすくす笑ってるね 小さく動こうよ 僕達は二人きり 胸のたかまりが 君につたわるだろう OH- 夢を見ようよ 君 |
月夜のカヌー話すことはいつも他愛ない 話しすぎて疲れてる 憂鬱のわけも気づかずに 魂の岸辺に寝転んで 月夜のカヌーで 夢のつづきへ、漕ぎ出そう 月夜のカヌーで 息をひそめ、漕ぎ出よう 冬の空で光る星屑に 指をのばす、触れたくて とどかない恋に疲れても 思い出の窓辺で嘆くなよ 月夜のカヌーで 夢のつづきへ、漕ぎ出そう 月夜のカヌーで 息をひそめ、漕ぎ出よう 老いた人が、揺れて漂うのは 家族の船 暗い海 かすかな光を輝かせ まなざし燃え尽き、閉ざすまで 月夜のカヌーで 夢のつづきへ、漕ぎ出そう 月夜のカヌーで 息をひそめ、漕ぎ出そう 月夜のカヌーで 夢のつづきへ、漕ぎ出よう 月夜のカヌーで 息をひそめ、漕ぎ出よう | 吉田拓郎 | 岡本おさみ | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 話すことはいつも他愛ない 話しすぎて疲れてる 憂鬱のわけも気づかずに 魂の岸辺に寝転んで 月夜のカヌーで 夢のつづきへ、漕ぎ出そう 月夜のカヌーで 息をひそめ、漕ぎ出よう 冬の空で光る星屑に 指をのばす、触れたくて とどかない恋に疲れても 思い出の窓辺で嘆くなよ 月夜のカヌーで 夢のつづきへ、漕ぎ出そう 月夜のカヌーで 息をひそめ、漕ぎ出よう 老いた人が、揺れて漂うのは 家族の船 暗い海 かすかな光を輝かせ まなざし燃え尽き、閉ざすまで 月夜のカヌーで 夢のつづきへ、漕ぎ出そう 月夜のカヌーで 息をひそめ、漕ぎ出そう 月夜のカヌーで 夢のつづきへ、漕ぎ出よう 月夜のカヌーで 息をひそめ、漕ぎ出よう |
都万の秋イカ釣り船が帰ると ちいさなおかみさんたちが エプロン姿で 防波堤を駆けてくるよ 都万の朝は 眠ったまま 向うの浜じゃ 大きなイカが手ですくえるんだよ おかみさんは待っている 亭主の自慢話をね 黙ってイカを洗う亭主に 相槌うってね 隠岐の島は 逃げるとこなし 盗人だって ここじゃどこにも隠れられない 海のきげんをとってきた 都万のおかみさんたち ひと荒れすりゃ ひと年も老けてきた 明日の朝は 去ってしまおう だって ぼくは怠けものの渡り鳥だから | 吉田拓郎 | 岡本おさみ | 吉田拓郎 | | イカ釣り船が帰ると ちいさなおかみさんたちが エプロン姿で 防波堤を駆けてくるよ 都万の朝は 眠ったまま 向うの浜じゃ 大きなイカが手ですくえるんだよ おかみさんは待っている 亭主の自慢話をね 黙ってイカを洗う亭主に 相槌うってね 隠岐の島は 逃げるとこなし 盗人だって ここじゃどこにも隠れられない 海のきげんをとってきた 都万のおかみさんたち ひと荒れすりゃ ひと年も老けてきた 明日の朝は 去ってしまおう だって ぼくは怠けものの渡り鳥だから |
爪夜の帳りも 冬枯れた部屋 君はプツリと 爪を切ってる 肩を丸めて まつ毛を伏せて 深爪したら あとで痛いよ 夜、爪切ると 不幸になると 旧い言わざ 聞いたことある 昔、女は身を守るため 爪をのばして いたんだってね 別れを切り出す一瞬前の 夜はこんなに静かなんです 別れを切り出す一瞬前の 夜の背中が こわいんです 音もたてない 電気時計は 馬鹿ていねいに 時を刻んで 狂いもしない 時計みたいに 君はだんだん つまらなくなる 無精なぼくを 床屋に行かせ 綺麗さっぱり 毒気を抜いた 君が磨いた ピカピカの床 愛が滑って 自業自得さ 別れを切り出す一瞬前の 夜はこんなに静かなんです 別れを切り出す一瞬前の 夜の背中が こわいんです | 吉田拓郎 | 松本隆 | 吉田拓郎 | | 夜の帳りも 冬枯れた部屋 君はプツリと 爪を切ってる 肩を丸めて まつ毛を伏せて 深爪したら あとで痛いよ 夜、爪切ると 不幸になると 旧い言わざ 聞いたことある 昔、女は身を守るため 爪をのばして いたんだってね 別れを切り出す一瞬前の 夜はこんなに静かなんです 別れを切り出す一瞬前の 夜の背中が こわいんです 音もたてない 電気時計は 馬鹿ていねいに 時を刻んで 狂いもしない 時計みたいに 君はだんだん つまらなくなる 無精なぼくを 床屋に行かせ 綺麗さっぱり 毒気を抜いた 君が磨いた ピカピカの床 愛が滑って 自業自得さ 別れを切り出す一瞬前の 夜はこんなに静かなんです 別れを切り出す一瞬前の 夜の背中が こわいんです |
冷たい雨が降っている冷たい雨が降っている 冷たい雨が降っている 指をふるわせ 髪を氷らせ 冷たい雨が降っている どの位歩いただろう 海岸線の縁取りを背に 夏色の船が岬へ沈むのを 君と見たよね 好きでも無いし嫌いでも無い ぼくたち 見知らぬ他人のようだ ねぇ 貝殻になりたいね 海の深くで眠りたい 殻が守ってくれるだろう ねぇ 貝殻になりたいね 君は少女の詩 ぼくのひざには男の詩集 君は言葉のナイフを深々と 胸に刺したね 好きでも無いし嫌いでも無い 心が痛いよ 楽にしてくれ 9月の海に雨が降る 波と雨とが入れ替わり 空と海とが溶けあって 9月の海に雨が降る ぼくがいまこのまま 荒れくるう海に抜き手きったら 君はこのボート小屋から「素敵よ」って 声をかけてよ 好きでも無いし嫌いでも無い フルだけフリなよ フラれてやるさ 冷たい雨が降っている 冷たい雨が降っている この世界中 びしょぬれにして 冷たい雨が降っている | 吉田拓郎 | 松本隆 | 吉田拓郎 | 松任谷正隆 | 冷たい雨が降っている 冷たい雨が降っている 指をふるわせ 髪を氷らせ 冷たい雨が降っている どの位歩いただろう 海岸線の縁取りを背に 夏色の船が岬へ沈むのを 君と見たよね 好きでも無いし嫌いでも無い ぼくたち 見知らぬ他人のようだ ねぇ 貝殻になりたいね 海の深くで眠りたい 殻が守ってくれるだろう ねぇ 貝殻になりたいね 君は少女の詩 ぼくのひざには男の詩集 君は言葉のナイフを深々と 胸に刺したね 好きでも無いし嫌いでも無い 心が痛いよ 楽にしてくれ 9月の海に雨が降る 波と雨とが入れ替わり 空と海とが溶けあって 9月の海に雨が降る ぼくがいまこのまま 荒れくるう海に抜き手きったら 君はこのボート小屋から「素敵よ」って 声をかけてよ 好きでも無いし嫌いでも無い フルだけフリなよ フラれてやるさ 冷たい雨が降っている 冷たい雨が降っている この世界中 びしょぬれにして 冷たい雨が降っている |
Together遠い星から地球にチョイとだけ 寄り道してる時間が長くなり ここも悪くはないけど友達が 淋しくないかと手招きしてる おーい シノハラ! 今どこにいるんだい? え~? まさか君 月で遊んでる? そこは争いごとなど無くって 皆んなが笑顔で過ごせるとこかい おーい 奈緒ちゃん! 今どこにいるの? え~? まさか君 火星で踊ってる? そこで心の仲間と一緒に 幸せな愛を歌っているのかい 美味しいスイーツ 小田と一緒に 食べに行くから待ってて ベタベタ写真をKinKiの二人と 撮りに行くから待ってて お土産買って荷物をまとめ 明日の便で飛んで行くからさ 君たちの星は 夢の中だよ きっと誰もが寄り添って 希望が消えない 傷つかない場所 想いがきっと届く空 チケット買って荷造りすんで 明日の便で逢いに行くからさ | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 鳥山雄二 | 遠い星から地球にチョイとだけ 寄り道してる時間が長くなり ここも悪くはないけど友達が 淋しくないかと手招きしてる おーい シノハラ! 今どこにいるんだい? え~? まさか君 月で遊んでる? そこは争いごとなど無くって 皆んなが笑顔で過ごせるとこかい おーい 奈緒ちゃん! 今どこにいるの? え~? まさか君 火星で踊ってる? そこで心の仲間と一緒に 幸せな愛を歌っているのかい 美味しいスイーツ 小田と一緒に 食べに行くから待ってて ベタベタ写真をKinKiの二人と 撮りに行くから待ってて お土産買って荷物をまとめ 明日の便で飛んで行くからさ 君たちの星は 夢の中だよ きっと誰もが寄り添って 希望が消えない 傷つかない場所 想いがきっと届く空 チケット買って荷造りすんで 明日の便で逢いに行くからさ |
To the Moon何も起こらずに 都会(まち)が暮れて行く しがみつくものは ほどほどの生活(くらし) とくに家族とは 諍いを避けて 話半分に 相槌を打つ 風のゆくえなど 誰も知らぬよう ましてや自分を 占いはしない 心とどまれと ビールつぎ足せば 胸にこぼれて 鳥の絵になる 幸福なのかと たずねられたら 答えようもなく いくつ計れば 俺にわかると 立ちつくすだろう ああ それでも月は輝いて ああ その身を明日へと急ぐ 生きながらえば 恥が多くなり 目立たなく生きる 術(すべ)を考える 平凡という字を てのひらに書いて のどに流し込み 胃薬にする どんな灯りの もとで暮らしても 愛と後悔は まとわりつくもの 着古したコート 振り払うように 些細な事だと 笑えたらいい 幸福なのかと たずねられたら 満ち足りてはなく 人は どこまで 求めるのだと 訊き返すだろう ああ それでも月は輝いて ああ その身を満月に変える ああ それでも月は輝いて ああ その身を明日へと急ぐ | 吉田拓郎 | 石原信一 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 何も起こらずに 都会(まち)が暮れて行く しがみつくものは ほどほどの生活(くらし) とくに家族とは 諍いを避けて 話半分に 相槌を打つ 風のゆくえなど 誰も知らぬよう ましてや自分を 占いはしない 心とどまれと ビールつぎ足せば 胸にこぼれて 鳥の絵になる 幸福なのかと たずねられたら 答えようもなく いくつ計れば 俺にわかると 立ちつくすだろう ああ それでも月は輝いて ああ その身を明日へと急ぐ 生きながらえば 恥が多くなり 目立たなく生きる 術(すべ)を考える 平凡という字を てのひらに書いて のどに流し込み 胃薬にする どんな灯りの もとで暮らしても 愛と後悔は まとわりつくもの 着古したコート 振り払うように 些細な事だと 笑えたらいい 幸福なのかと たずねられたら 満ち足りてはなく 人は どこまで 求めるのだと 訊き返すだろう ああ それでも月は輝いて ああ その身を満月に変える ああ それでも月は輝いて ああ その身を明日へと急ぐ |
ときめく時はうつむいて 心、曇らせるきみの 横顔を見ていると そんなこともあるよねと 言えなくて、言えなくて ことばをさがしてしまう 微笑んでくれ、やわらかい頬で あの頃のぼくたちの ときめく時は過ぎていても また春が 芽吹く樹々たちと花が 街角をうるおして そんなこともあったねと 言える日が、言える日が 必ず、必ず、来るよ 照れくさいけど、指先をからめ あの頃のぼくたちの ときめく時は過ぎていても 微笑んでくれ、やわらかい頬で あの頃のぼくたちの ときめく時は過ぎていても | 吉田拓郎 | 岡本おさみ | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | うつむいて 心、曇らせるきみの 横顔を見ていると そんなこともあるよねと 言えなくて、言えなくて ことばをさがしてしまう 微笑んでくれ、やわらかい頬で あの頃のぼくたちの ときめく時は過ぎていても また春が 芽吹く樹々たちと花が 街角をうるおして そんなこともあったねと 言える日が、言える日が 必ず、必ず、来るよ 照れくさいけど、指先をからめ あの頃のぼくたちの ときめく時は過ぎていても 微笑んでくれ、やわらかい頬で あの頃のぼくたちの ときめく時は過ぎていても |
とっぽい男のバラード何をやってもダメな うすのろだけの男 好きな女がいても 他の男にとられて とっぽくて とりえのない男 雨が降ろうと風吹こうと 一年中変らない 年がら年中すわってる ひまさえあればすわってる とっぽくて とりえのない男 生れる時代が違った 騒々しい世の中さ お前ひとりがとまると まわりがみんなおこりだす とっぽくて 街も歩けない 昔のお江戸に住めたなら もっと長生きできただろうに 長屋でゆっくり昼寝をしてから 夜になったらいっぱいやって 今の都会にゃお前が ゆっくりすわれる場所もない キャバレークラブへ行けば すわれるかわりに金がいる とっぽくて 遊べる金もない 男はとうとう自分の ゆっくりできるところを みつけるために旅に出た ところが汽車にもすわれない うすのろで すわる場所もない 最後に男は笑った これでゆっくりできるだろう この世じゃとっても住めない あの世へ行けばすわれる とっぽくて とりえのない男 あの世も今ではせまくなり なかなかゆっくりできない 男はあの世で今日も すわれるところをさがす とっぽくて とりえのない男 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | | 何をやってもダメな うすのろだけの男 好きな女がいても 他の男にとられて とっぽくて とりえのない男 雨が降ろうと風吹こうと 一年中変らない 年がら年中すわってる ひまさえあればすわってる とっぽくて とりえのない男 生れる時代が違った 騒々しい世の中さ お前ひとりがとまると まわりがみんなおこりだす とっぽくて 街も歩けない 昔のお江戸に住めたなら もっと長生きできただろうに 長屋でゆっくり昼寝をしてから 夜になったらいっぱいやって 今の都会にゃお前が ゆっくりすわれる場所もない キャバレークラブへ行けば すわれるかわりに金がいる とっぽくて 遊べる金もない 男はとうとう自分の ゆっくりできるところを みつけるために旅に出た ところが汽車にもすわれない うすのろで すわる場所もない 最後に男は笑った これでゆっくりできるだろう この世じゃとっても住めない あの世へ行けばすわれる とっぽくて とりえのない男 あの世も今ではせまくなり なかなかゆっくりできない 男はあの世で今日も すわれるところをさがす とっぽくて とりえのない男 |
となりの町のお嬢さんとなりの町のお嬢さんが 僕の故郷(くに)へやって来た 都会の香りふりまいて 夢を見させてくれたんだ 好きになっちまったんだよ はじめて知った口紅の味 僕の胸は はりさけそう 月夜の晩に誘われて 大人になると 決めたんだ 長い髪は 夜露にぬれて 蒼い月がかわいい女(ひと)の エクボの上でゆれてるよ となりの町のお嬢さんに 僕は心も 捧げたい 忘れることは出来ないよ 白い胸で 眠りたい 好きになっちまったんだよ すてきな君は町の人だ いつか帰ると知ってるさ 切符を二枚 買っちまえばいい 二人で恋の汽車ポッポ 夜風が君のうなじをみせる おもわず僕はかわいい女(ひと)の くびれた腰を抱きしめる となりの町のお嬢さんは 僕を残して行っちゃった 約束よりも早い汽車で 何も言わずに帰ったよ きらいになっちまったのかョ となりの町の風に乗って そんなうわさを耳にした お嫁に行って しまったんだね 娘心と秋の空 海辺の町は夏の終わりと すっぱい恋で ミカン色に 知らんふりして 暮れて行く となりの町のお嬢さんは 今年の夏の忘れ物 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 松任谷正隆 | となりの町のお嬢さんが 僕の故郷(くに)へやって来た 都会の香りふりまいて 夢を見させてくれたんだ 好きになっちまったんだよ はじめて知った口紅の味 僕の胸は はりさけそう 月夜の晩に誘われて 大人になると 決めたんだ 長い髪は 夜露にぬれて 蒼い月がかわいい女(ひと)の エクボの上でゆれてるよ となりの町のお嬢さんに 僕は心も 捧げたい 忘れることは出来ないよ 白い胸で 眠りたい 好きになっちまったんだよ すてきな君は町の人だ いつか帰ると知ってるさ 切符を二枚 買っちまえばいい 二人で恋の汽車ポッポ 夜風が君のうなじをみせる おもわず僕はかわいい女(ひと)の くびれた腰を抱きしめる となりの町のお嬢さんは 僕を残して行っちゃった 約束よりも早い汽車で 何も言わずに帰ったよ きらいになっちまったのかョ となりの町の風に乗って そんなうわさを耳にした お嫁に行って しまったんだね 娘心と秋の空 海辺の町は夏の終わりと すっぱい恋で ミカン色に 知らんふりして 暮れて行く となりの町のお嬢さんは 今年の夏の忘れ物 |
友あり生まれた時から 旅に出る 男に生まれたおれたちは 夢の途中で すれちがい あれから何年 たっただろう 飲め飲め友よ まだ夜はあけぬ 友あり友あり おれに友あり 時代の流れに棹差して なんにも恐れぬヒゲ面が 惚れた女に惚れてると どうして言えずに涙ぐむ 飲め飲め友よ まだガキでいい 友あり友あり おれに友あり 花火みたいに 生きる奴 黙って山をのぼる奴 誰かに道をゆずる奴 みんな夢追う 風になれ 飲め飲め友よ 月夜に吠えろ 友あり友あり おれに友あり 空の神さまよ 聞こえるか おれの頼みを聞いてるか おれの大事な友達を いつでも遠くで 見ててくれ 飲め飲め友よ まだ夜はあけぬ 友あり友あり おれに友あり 飲め飲め友よ 月夜に吠えろ 友あり友あり おれに友あり 友あり友あり おれに友あり | 吉田拓郎 | 康珍化 | 吉田拓郎 | | 生まれた時から 旅に出る 男に生まれたおれたちは 夢の途中で すれちがい あれから何年 たっただろう 飲め飲め友よ まだ夜はあけぬ 友あり友あり おれに友あり 時代の流れに棹差して なんにも恐れぬヒゲ面が 惚れた女に惚れてると どうして言えずに涙ぐむ 飲め飲め友よ まだガキでいい 友あり友あり おれに友あり 花火みたいに 生きる奴 黙って山をのぼる奴 誰かに道をゆずる奴 みんな夢追う 風になれ 飲め飲め友よ 月夜に吠えろ 友あり友あり おれに友あり 空の神さまよ 聞こえるか おれの頼みを聞いてるか おれの大事な友達を いつでも遠くで 見ててくれ 飲め飲め友よ まだ夜はあけぬ 友あり友あり おれに友あり 飲め飲め友よ 月夜に吠えろ 友あり友あり おれに友あり 友あり友あり おれに友あり |
ともだちやるせない 思いを胸に 友だちは 去りました 今日という 日のくることは さけられぬ ことだったのでしょう 友だちは 遥かな旅路に 今いちど たたないかと 手をとって ふるえる声で 言ったけど あきらめたのでしょう 果てしなく 広がる夢と 自由とが ほしかった あてのない 長い道でも 何かしら 信じてたのでしょう 今日の日は私にとっては 届かない 彼でした ふりかえる ことすら忘れて 友だちが こわかったのでしょう 汽車に乗る 後姿が 友だちを 語ってた いくたびか こみあげてくる 悲しみも こらえてたのでしょう 傷つけることはしたくない 優しさがわかりすぎて バカヤロウ って言ってほしかった それだけを 言い忘れたのでしょう | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | | やるせない 思いを胸に 友だちは 去りました 今日という 日のくることは さけられぬ ことだったのでしょう 友だちは 遥かな旅路に 今いちど たたないかと 手をとって ふるえる声で 言ったけど あきらめたのでしょう 果てしなく 広がる夢と 自由とが ほしかった あてのない 長い道でも 何かしら 信じてたのでしょう 今日の日は私にとっては 届かない 彼でした ふりかえる ことすら忘れて 友だちが こわかったのでしょう 汽車に乗る 後姿が 友だちを 語ってた いくたびか こみあげてくる 悲しみも こらえてたのでしょう 傷つけることはしたくない 優しさがわかりすぎて バカヤロウ って言ってほしかった それだけを 言い忘れたのでしょう |
トワイライト僕は今 身体いっぱい勇気を感じて 強がらず 生きて行けるだろう ありのままの自分を君に伝えたい 運命にさからう風に背を向けて 世界を敵にまわしてもひるんだりしない 永遠の愛は強いから 二人の行く手は海を行くはるかな旅路 嵐が来ようとも恐れはしなかった ある日僕は突然 行く先見失い 君を失う暗やみに落ち 傷つけ合うなら 船を止めた方がいい これ以上二人で進めない ごめんね 軽率につまずくなんて 星の降る夜なのに 小さなウソをつないで胸がつぶれる 情熱も日々にうずもれる 君が満たされないもの 僕が欲しいもの 正直すぎる夜息もつまっている 月に届くほどもっと愛されたいなら 星に届けと愛すればいい 君が苦しみの時 せつなさの時 僕はどこにいて何を見てたんだろう 人それぞれの心に かくされた出来事 いつか許されるはずもないけれど もう一度僕を見て 君をまた守らせて 二度と流されたりはしない ごめんね 軽率につまずくなんて 星の降る夜なのに 僕は今身体いっぱい勇気を感じて 命を燃やし時をいとおしむ 君から体温が伝わってくる 星の降る夜は二人で過ごそう | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田建・吉田拓郎 | 僕は今 身体いっぱい勇気を感じて 強がらず 生きて行けるだろう ありのままの自分を君に伝えたい 運命にさからう風に背を向けて 世界を敵にまわしてもひるんだりしない 永遠の愛は強いから 二人の行く手は海を行くはるかな旅路 嵐が来ようとも恐れはしなかった ある日僕は突然 行く先見失い 君を失う暗やみに落ち 傷つけ合うなら 船を止めた方がいい これ以上二人で進めない ごめんね 軽率につまずくなんて 星の降る夜なのに 小さなウソをつないで胸がつぶれる 情熱も日々にうずもれる 君が満たされないもの 僕が欲しいもの 正直すぎる夜息もつまっている 月に届くほどもっと愛されたいなら 星に届けと愛すればいい 君が苦しみの時 せつなさの時 僕はどこにいて何を見てたんだろう 人それぞれの心に かくされた出来事 いつか許されるはずもないけれど もう一度僕を見て 君をまた守らせて 二度と流されたりはしない ごめんね 軽率につまずくなんて 星の降る夜なのに 僕は今身体いっぱい勇気を感じて 命を燃やし時をいとおしむ 君から体温が伝わってくる 星の降る夜は二人で過ごそう |
とんと御無沙汰慌ただしい時に追われ 孤独にさえ気付かない夜 人は嘘を自分につき 年のせいにしてみたりする とんと御無沙汰 どうしてました? 気にはしてても ついつい気後れ 臆病風 外は雨 外は雪 外は晴 外は鬼 とんと御無沙汰 ぼくの内なる恋心 春の猫は庭を駆けて 恋の相手 探しています 胸がチクリ疼いたなら ときめくこと してみましょうよ とんと御無沙汰 こちらの方は 運動不足 もともと生来(せいらい) 横着者 外は月 外は風 外は花 外は春 とんと御無沙汰 ぼくの内なる夢見人 ぼくの内なる恋心 | 吉田拓郎 | 阿木燿子 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 慌ただしい時に追われ 孤独にさえ気付かない夜 人は嘘を自分につき 年のせいにしてみたりする とんと御無沙汰 どうしてました? 気にはしてても ついつい気後れ 臆病風 外は雨 外は雪 外は晴 外は鬼 とんと御無沙汰 ぼくの内なる恋心 春の猫は庭を駆けて 恋の相手 探しています 胸がチクリ疼いたなら ときめくこと してみましょうよ とんと御無沙汰 こちらの方は 運動不足 もともと生来(せいらい) 横着者 外は月 外は風 外は花 外は春 とんと御無沙汰 ぼくの内なる夢見人 ぼくの内なる恋心 |
どうしてこんなに悲しいんだろう悲しいだろう みんな同じさ 同じ夜を むかえてる 風の中を 一人歩けば 枯葉が肩で ささやくョ どうしてだろう このむなしさは 誰かに逢えば しずまるかい こうして空を 見あげていると 生きてることさえ むなしいョ これが自由というものかしら 自由になると 淋しいのかい やっと一人になれたからって 涙が出たんじゃ困るのサ やっぱり僕は人にもまれて 皆の中で 生きるのサ 人の心は 暖かいのサ 明日はもう一度 ふれたいな 一人ごとです 気にとめないで ときには こんなに思うけど 明日になるといつもの様に 心を閉ざしている僕サ | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | | 悲しいだろう みんな同じさ 同じ夜を むかえてる 風の中を 一人歩けば 枯葉が肩で ささやくョ どうしてだろう このむなしさは 誰かに逢えば しずまるかい こうして空を 見あげていると 生きてることさえ むなしいョ これが自由というものかしら 自由になると 淋しいのかい やっと一人になれたからって 涙が出たんじゃ困るのサ やっぱり僕は人にもまれて 皆の中で 生きるのサ 人の心は 暖かいのサ 明日はもう一度 ふれたいな 一人ごとです 気にとめないで ときには こんなに思うけど 明日になるといつもの様に 心を閉ざしている僕サ |
長い雨の後にもう 何も言わなくていいよ 言葉は信じられないものだけど 君の言葉は僕のものだよ 愛にまどわされすぎた君は もう何も言わなくていいよ いつも君は僕だけの中にいる まもらせておくれ君を 聞こえるかい 僕の声が 冷たい氷を ひとつかじると 君のあたたかさがわかる 目がさめて ふと思う きのうまでの 人生を 悲しみを 水とともに 飲みこんで 笑顔になる 明日よりは 今日を見つめ 時計だけが 先をいそぐ 妻がみえる 彼女もまた 傷ついた 小鳥 涙もかれ 言葉だけが むなしく 愛を語る 僕のそばに 妻がすわる 傷だらけの 心ひらき 長い雨はもうすぐ終る 僕たちは肩をよせる | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | | もう 何も言わなくていいよ 言葉は信じられないものだけど 君の言葉は僕のものだよ 愛にまどわされすぎた君は もう何も言わなくていいよ いつも君は僕だけの中にいる まもらせておくれ君を 聞こえるかい 僕の声が 冷たい氷を ひとつかじると 君のあたたかさがわかる 目がさめて ふと思う きのうまでの 人生を 悲しみを 水とともに 飲みこんで 笑顔になる 明日よりは 今日を見つめ 時計だけが 先をいそぐ 妻がみえる 彼女もまた 傷ついた 小鳥 涙もかれ 言葉だけが むなしく 愛を語る 僕のそばに 妻がすわる 傷だらけの 心ひらき 長い雨はもうすぐ終る 僕たちは肩をよせる |
流れる今は黙って 風の音を聴け 木の葉の舞う季節を 季節を知れ 想い出すな 荒野の朝を 包みかくしてしまえ 静けさの中に 座り込んだ男を見よ つかみ取った夢をにぎり テレ笑いでウソだと言うのみ 立ち向えば言葉が荒れ始める 古き時代の強者(つわもの)どもが 生きるすべなど教えにやって来る 明日は今よりも 死せる時なんだと いずれはもとの闇の中へ 答えも無く 消え去るのみ 恥かしさを こらえられるか 今は黙って 風の音を聴け 今は黙って 水面(みなも)に浮かべ 今はただ 静けさを愛せばよい 今は黙って 風の音を聴け 今は黙って 水面(みなも)に浮かべ 今はただ 静けさを愛せばよい | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 松任谷正隆 | 今は黙って 風の音を聴け 木の葉の舞う季節を 季節を知れ 想い出すな 荒野の朝を 包みかくしてしまえ 静けさの中に 座り込んだ男を見よ つかみ取った夢をにぎり テレ笑いでウソだと言うのみ 立ち向えば言葉が荒れ始める 古き時代の強者(つわもの)どもが 生きるすべなど教えにやって来る 明日は今よりも 死せる時なんだと いずれはもとの闇の中へ 答えも無く 消え去るのみ 恥かしさを こらえられるか 今は黙って 風の音を聴け 今は黙って 水面(みなも)に浮かべ 今はただ 静けさを愛せばよい 今は黙って 風の音を聴け 今は黙って 水面(みなも)に浮かべ 今はただ 静けさを愛せばよい |
夏休み麦わら帽子は もう消えた たんぼの蛙は もう消えた それでも待ってる 夏休み 姉さん先生 もういない きれいな先生 もういない それでも待ってる 夏休み 絵日記つけてた 夏休み 花火を買ってた 夏休み 指おり待ってた 夏休み 畑のとんぼはどこ行った あの時逃がしてあげたのに ひとりで待ってた 夏休み 西瓜を食べてた 夏休み 水まきしたっけ 夏休み ひまわり 夕立 せみの声 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | | 麦わら帽子は もう消えた たんぼの蛙は もう消えた それでも待ってる 夏休み 姉さん先生 もういない きれいな先生 もういない それでも待ってる 夏休み 絵日記つけてた 夏休み 花火を買ってた 夏休み 指おり待ってた 夏休み 畑のとんぼはどこ行った あの時逃がしてあげたのに ひとりで待ってた 夏休み 西瓜を食べてた 夏休み 水まきしたっけ 夏休み ひまわり 夕立 せみの声 |
兄ちゃんが赤くなった兄ちゃんと 二人で 歩いていたな とっても きれいな 夕焼けだ 兄ちゃんは 毎日 働きに 顔も 強いウデも まっ黒だ だけど夕焼けの中で 黒い兄ちゃんが 赤くなったな あー 兄ちゃんは いつも 恥ずかしそうだな とっても きれいな 女(ひと)なんだ 兄ちゃんが ときどき 連れてくる きっとあの人が 好きなんだ だけど二人きりだと 黒い兄ちゃんが 赤くなったな あー 兄ちゃんは お酒を のんでいたな とっても 臭くて いやなんだ 兄ちゃんが一人で 泣いている 強い兄ちゃんが 弱くなる だから お酒はきらいだ 強い兄ちゃんが 弱くなるな あー | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | | 兄ちゃんと 二人で 歩いていたな とっても きれいな 夕焼けだ 兄ちゃんは 毎日 働きに 顔も 強いウデも まっ黒だ だけど夕焼けの中で 黒い兄ちゃんが 赤くなったな あー 兄ちゃんは いつも 恥ずかしそうだな とっても きれいな 女(ひと)なんだ 兄ちゃんが ときどき 連れてくる きっとあの人が 好きなんだ だけど二人きりだと 黒い兄ちゃんが 赤くなったな あー 兄ちゃんは お酒を のんでいたな とっても 臭くて いやなんだ 兄ちゃんが一人で 泣いている 強い兄ちゃんが 弱くなる だから お酒はきらいだ 強い兄ちゃんが 弱くなるな あー |
虹の魚枯れ葉ごしに山の道をたどってゆけば 水の音が涼しそうと背伸びする君 底の石が透ける水に 右手をひたせば 虹のように魚の影 君が指さす 虹鱒よ 身重の身体で 虹鱒よ 川を逆のぼり ほとばしる命を見せてくれるのか 青春とは時の流れ 激しい流れ 苦しくても 息切れても 泳ぐしかない 苦しくても 息切れても 泳ぐしかない 溪を渡る橋の下は養魚場だね 網で川を右左にせきとめてる 人は何てひどい仕打ちするのだろうか 魚たちはここで 長い旅終えるのか 虹鱒よ 身重の身体で 虹鱒よ 川を逆のぼり ほとばしる命がくやしいだろうね 青春とは 時の流れ 激しい流れ 打ちのめされ 傷ついても 生きるしかない 打ちのめされ 傷ついても 生きるしかない | 吉田拓郎 | 松本隆 | 吉田拓郎 | | 枯れ葉ごしに山の道をたどってゆけば 水の音が涼しそうと背伸びする君 底の石が透ける水に 右手をひたせば 虹のように魚の影 君が指さす 虹鱒よ 身重の身体で 虹鱒よ 川を逆のぼり ほとばしる命を見せてくれるのか 青春とは時の流れ 激しい流れ 苦しくても 息切れても 泳ぐしかない 苦しくても 息切れても 泳ぐしかない 溪を渡る橋の下は養魚場だね 網で川を右左にせきとめてる 人は何てひどい仕打ちするのだろうか 魚たちはここで 長い旅終えるのか 虹鱒よ 身重の身体で 虹鱒よ 川を逆のぼり ほとばしる命がくやしいだろうね 青春とは 時の流れ 激しい流れ 打ちのめされ 傷ついても 生きるしかない 打ちのめされ 傷ついても 生きるしかない |
人間なんて人間なんて ラララ ラララララ 人間なんて ラララ ラララララ 何かが欲しい オイラ それが何だかは わからない だけど 何かが たりないよ いまの 自分もおかしいよ 空に浮かぶ 雲は いつかどこかへ 飛んでゆく そこに 何かが あるんだろうか それは誰にも わからない 人間なんて ラララ ラララララ 人間なんて ラララ ラララララ | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | | 人間なんて ラララ ラララララ 人間なんて ラララ ラララララ 何かが欲しい オイラ それが何だかは わからない だけど 何かが たりないよ いまの 自分もおかしいよ 空に浮かぶ 雲は いつかどこかへ 飛んでゆく そこに 何かが あるんだろうか それは誰にも わからない 人間なんて ラララ ラララララ 人間なんて ラララ ラララララ |
人間なんて人間なんて…… 何かが欲しいおいら それが何だかはわからない だけど何かが足りないよ 今の自分もおかしいよ 人間なんて 人間なんて 空に浮かぶ雲は いつかどこかへ飛んでゆく そこに何があるんだろか それは誰にもわからない 人間なんて 人間なんて 聞いてよおいらの話を 何がこうさせたのか いつのまにやら ひとりきりで 歌を唱っているおいら 人間なんて 故郷は愛すべき広島 そこには恋人もいたっけ いつのまにやらひとりきりで 毎日をすごしているおいら 人間なんて…… 何もかも捨ててしまったけれど 好きさ広島が 広島へかえろう 広島へかえろう 人間なんて 人間なんて ほんとの声を聞かせてよ 君のほんとの声を 人間なんて 人間なんて 何かが足りないよ 今の自分もおかしいよ 人間なんて やめてしまいたい 人間なんて……… | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | | 人間なんて…… 何かが欲しいおいら それが何だかはわからない だけど何かが足りないよ 今の自分もおかしいよ 人間なんて 人間なんて 空に浮かぶ雲は いつかどこかへ飛んでゆく そこに何があるんだろか それは誰にもわからない 人間なんて 人間なんて 聞いてよおいらの話を 何がこうさせたのか いつのまにやら ひとりきりで 歌を唱っているおいら 人間なんて 故郷は愛すべき広島 そこには恋人もいたっけ いつのまにやらひとりきりで 毎日をすごしているおいら 人間なんて…… 何もかも捨ててしまったけれど 好きさ広島が 広島へかえろう 広島へかえろう 人間なんて 人間なんて ほんとの声を聞かせてよ 君のほんとの声を 人間なんて 人間なんて 何かが足りないよ 今の自分もおかしいよ 人間なんて やめてしまいたい 人間なんて……… |
人間の「い」じれったい 抱きしめたい うしろめたい いとおしい 許せない いくじがない 信じていたい 心地よい ぎこちない 口づけたい やりきれない にべもない おこがましい 味気ない あられもない いさぎ良い 冗談じゃない うばいたい つめが甘い 人がいい やぶさかでない うかがいたい 正直じゃない もどかしい それが欲しい それがしたい それが 望まし うらやまし はしたない 恩きせがましい それが恥ずかし おくゆかし 人間の「い」 僕達の「い」 いつだって「い」 これからも「い」 さりげない 結ばれたい ふがいない そつがない みもふたもない いじらしい とりとめもない 古くさい そそっかしい 離れたい そこはかとない ういういしい 喜ばしい たわいない てっとり早い つつがない いさぎよい しらじらしい 心もとない こそばゆい 理屈っぽい つまらない 長ったらしい ゆるぎない まわりくどい おぞましい まぎらわしい ありがたい ふてぶてしい きなくさい 残り少ない 生きてたい それが欲しい それがしたい それが 望まし うらやまし はしたない 恩きせがましい それが恥ずかし おくゆかし 人間の「い」 僕達の「い」 いつだって「い」 これからも「い」 人間の「い」 僕達の「い」 永遠の「い」 命がけの「い」 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | じれったい 抱きしめたい うしろめたい いとおしい 許せない いくじがない 信じていたい 心地よい ぎこちない 口づけたい やりきれない にべもない おこがましい 味気ない あられもない いさぎ良い 冗談じゃない うばいたい つめが甘い 人がいい やぶさかでない うかがいたい 正直じゃない もどかしい それが欲しい それがしたい それが 望まし うらやまし はしたない 恩きせがましい それが恥ずかし おくゆかし 人間の「い」 僕達の「い」 いつだって「い」 これからも「い」 さりげない 結ばれたい ふがいない そつがない みもふたもない いじらしい とりとめもない 古くさい そそっかしい 離れたい そこはかとない ういういしい 喜ばしい たわいない てっとり早い つつがない いさぎよい しらじらしい 心もとない こそばゆい 理屈っぽい つまらない 長ったらしい ゆるぎない まわりくどい おぞましい まぎらわしい ありがたい ふてぶてしい きなくさい 残り少ない 生きてたい それが欲しい それがしたい それが 望まし うらやまし はしたない 恩きせがましい それが恥ずかし おくゆかし 人間の「い」 僕達の「い」 いつだって「い」 これからも「い」 人間の「い」 僕達の「い」 永遠の「い」 命がけの「い」 |
望みを捨てろひとりになれない ひとりだから ひとりになれない ひとりだから 妻と子だけは 暖めたいから 妻と子だけは 暖めたいから 望みを捨てろ 望みを捨てろ ひとりになれない ひとりだから ひとりになれない ひとりだから 我が家だけは 守りたいから 我が家だけは 守りたいから 望みを捨てろ 望みを捨てろ ふたりになりたい ひとりだから ふたりになりたい ひとりだから 年とることは さけられぬから 年とることは さけられぬから 望みを捨てろ 望みを捨てろ 望みを捨てろ 望みを捨てろ 望みを捨てろ 望みを捨てろ 最後はいやでも ひとりだから 最後はいやでも ひとりだから 望みを捨てろ 望みを捨てろ ひとりになりたい ひとりを捨てろ 望みを捨てろ ひとりを捨てろ ひとりになれない ひとりだから 望みを捨てろ 望みを捨てろ 年とることは さけられぬから ひとりになりたい ひとりを捨てろ 望みを捨てろ 望みを捨てろ ふたりになりたい ひとりだから | 吉田拓郎 | 岡本おさみ | 吉田拓郎 | | ひとりになれない ひとりだから ひとりになれない ひとりだから 妻と子だけは 暖めたいから 妻と子だけは 暖めたいから 望みを捨てろ 望みを捨てろ ひとりになれない ひとりだから ひとりになれない ひとりだから 我が家だけは 守りたいから 我が家だけは 守りたいから 望みを捨てろ 望みを捨てろ ふたりになりたい ひとりだから ふたりになりたい ひとりだから 年とることは さけられぬから 年とることは さけられぬから 望みを捨てろ 望みを捨てろ 望みを捨てろ 望みを捨てろ 望みを捨てろ 望みを捨てろ 最後はいやでも ひとりだから 最後はいやでも ひとりだから 望みを捨てろ 望みを捨てろ ひとりになりたい ひとりを捨てろ 望みを捨てろ ひとりを捨てろ ひとりになれない ひとりだから 望みを捨てろ 望みを捨てろ 年とることは さけられぬから ひとりになりたい ひとりを捨てろ 望みを捨てろ 望みを捨てろ ふたりになりたい ひとりだから |
Not too late今この瞬間に 深く堕ちている恋を 黙って聞いてくれるのは 君くらいと 雨の中を急に呼び出して 悪かったけれど 突き刺さるような 痛い言葉が 身にしみた 「バカな奴だ」とあきれ顔で空を見る 「お前の時代は終わってるじゃあないか」と Not too late for me この雨がやめば It's not too late for me 奇跡がおきる Not too late for me 僕に残された日々は 彼女ほど多くない でも空の果てまで この世の果てまでも 命を燃やして この力つきるまで愛したいと ただ誰かに 話してみたかった だけだった 悲しい思いをさせるだけになるかも知れない 幸福(しあわせ)という形の贈り物も無いし Not too late for me 時計を止めても It's not too late for me ここから始める Not too late for me わかってる事は 僕の方が先に 死んで行くことさ 彼女を残して Not too late for me 奇跡は無くても It's not too late for me 僕がいるかぎり Not too late for me | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 織田哲郎 | 吉田建 | 今この瞬間に 深く堕ちている恋を 黙って聞いてくれるのは 君くらいと 雨の中を急に呼び出して 悪かったけれど 突き刺さるような 痛い言葉が 身にしみた 「バカな奴だ」とあきれ顔で空を見る 「お前の時代は終わってるじゃあないか」と Not too late for me この雨がやめば It's not too late for me 奇跡がおきる Not too late for me 僕に残された日々は 彼女ほど多くない でも空の果てまで この世の果てまでも 命を燃やして この力つきるまで愛したいと ただ誰かに 話してみたかった だけだった 悲しい思いをさせるだけになるかも知れない 幸福(しあわせ)という形の贈り物も無いし Not too late for me 時計を止めても It's not too late for me ここから始める Not too late for me わかってる事は 僕の方が先に 死んで行くことさ 彼女を残して Not too late for me 奇跡は無くても It's not too late for me 僕がいるかぎり Not too late for me |
野良犬のブルース暗い街角に いつもの時間に のら犬が集まる ちんぴらたちが 悪い奴らと 人は言う だれもがきらってる のら犬だって 涙はあるさ 一度愛されれば 飼い主をわすれない わかる奴らがいないのさ わかってほしいのに 白いデニムが 夜霧にきえてゆく 後姿が さびしそうだぜ 夜のしじまにひびく のら犬のうた 悪い奴らと きめつけられて 行き場をなくした あいつらだけど 赤いネオンの海へ 明日も集まる | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | | 暗い街角に いつもの時間に のら犬が集まる ちんぴらたちが 悪い奴らと 人は言う だれもがきらってる のら犬だって 涙はあるさ 一度愛されれば 飼い主をわすれない わかる奴らがいないのさ わかってほしいのに 白いデニムが 夜霧にきえてゆく 後姿が さびしそうだぜ 夜のしじまにひびく のら犬のうた 悪い奴らと きめつけられて 行き場をなくした あいつらだけど 赤いネオンの海へ 明日も集まる |
灰色の世界Iあしたをわすれた 若い男 愛を信じぬ 若い女 あきもしないで遊びだけの 恋をする 木かげはふたりに ムードをあたえ 夜はふたりに 勇気をあたえ そして青い星のひかりが 灰色にかわる 苦痛におわれた 若者たちは 自由をおわない 若者たちは 自信をもてずに 自分におわれ 去ってゆく 孤独をいつしか売りものにして さびしがりやと感違いして そして自分の白い未来を 灰色にかえる ねむりをおぼえた 若者たちは 四次の世界を求める者は 理性をすてて快楽だけに ひたってる 嵐の中では 太陽が燃え 風の中では 夕日がのぼる そして赤くゆがんだ月が 灰色になる | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | | あしたをわすれた 若い男 愛を信じぬ 若い女 あきもしないで遊びだけの 恋をする 木かげはふたりに ムードをあたえ 夜はふたりに 勇気をあたえ そして青い星のひかりが 灰色にかわる 苦痛におわれた 若者たちは 自由をおわない 若者たちは 自信をもてずに 自分におわれ 去ってゆく 孤独をいつしか売りものにして さびしがりやと感違いして そして自分の白い未来を 灰色にかえる ねむりをおぼえた 若者たちは 四次の世界を求める者は 理性をすてて快楽だけに ひたってる 嵐の中では 太陽が燃え 風の中では 夕日がのぼる そして赤くゆがんだ月が 灰色になる |
二十才のワルツ夏はこれ以上 待ってはくれない 君の返事を きかせておくれ いつも話したね 秋風の頃には この街捨てて 旅に出るんだと 友と別れても 歩くつもりだよ 帰る日あてどなく ただ君恋し たかが女というなよ おまえ すべてを捨てても 愛はついにふり切れず 君の言葉を ひとつだけください “元気でね”“待ってるわ” そして“サヨナラ” でもいいから 絶望などと 借りものはせず ただ夢を 見続けたあげくの事さ できることなら 疲れた時にでも 君をそばにして 少しでも眠りたい 長く居すぎた この街だけど 恋が時間を 止めてもくれたよ 男と女は どこかで違う たとえば男は あくまで夢に酔う 君の言葉を ひとつだけください “またいつか”“好きでした” そして“サヨナラ”でもいいから 旅にはしるべ無き 自由さもあるけど ある時は くち果てて野に倒れる事もある 未練がましいと言うなよおまえ あの人を愛し なお何かに胸こがす 街を出たなら 一人になるけれど 最後の願いこそ あの人のすべてさ 想い出は消える程に確かな 姿を 闇のかなたへ つつみこんでしまう 君の言葉を ひとつだけください “楽しかった”“許せない” そして“サヨナラ”でもいいから 言葉じゃいえない ただ胸さわぎ とにかく この街と 別れるつもりだ 旅立つ男には 甘くホロ苦い 女との話が つきものでもいいだろう 夏は雲に乗り 秋に逢えるけど この俺一人 誰に逢うあてもなし これで終わりさ そして何かが始まる 門出の男に 君はまだ口とざすのか 誰か言葉を ひとつだけください “行ってこいよ”“忘れちまえよ” そして“さよなら”でもいいから 誰か言葉を ひとつだけください “行ってこいよ”“忘れちまえよ” そして“さよなら”でもいいから | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 青山徹・大村雅朗 | 夏はこれ以上 待ってはくれない 君の返事を きかせておくれ いつも話したね 秋風の頃には この街捨てて 旅に出るんだと 友と別れても 歩くつもりだよ 帰る日あてどなく ただ君恋し たかが女というなよ おまえ すべてを捨てても 愛はついにふり切れず 君の言葉を ひとつだけください “元気でね”“待ってるわ” そして“サヨナラ” でもいいから 絶望などと 借りものはせず ただ夢を 見続けたあげくの事さ できることなら 疲れた時にでも 君をそばにして 少しでも眠りたい 長く居すぎた この街だけど 恋が時間を 止めてもくれたよ 男と女は どこかで違う たとえば男は あくまで夢に酔う 君の言葉を ひとつだけください “またいつか”“好きでした” そして“サヨナラ”でもいいから 旅にはしるべ無き 自由さもあるけど ある時は くち果てて野に倒れる事もある 未練がましいと言うなよおまえ あの人を愛し なお何かに胸こがす 街を出たなら 一人になるけれど 最後の願いこそ あの人のすべてさ 想い出は消える程に確かな 姿を 闇のかなたへ つつみこんでしまう 君の言葉を ひとつだけください “楽しかった”“許せない” そして“サヨナラ”でもいいから 言葉じゃいえない ただ胸さわぎ とにかく この街と 別れるつもりだ 旅立つ男には 甘くホロ苦い 女との話が つきものでもいいだろう 夏は雲に乗り 秋に逢えるけど この俺一人 誰に逢うあてもなし これで終わりさ そして何かが始まる 門出の男に 君はまだ口とざすのか 誰か言葉を ひとつだけください “行ってこいよ”“忘れちまえよ” そして“さよなら”でもいいから 誰か言葉を ひとつだけください “行ってこいよ”“忘れちまえよ” そして“さよなら”でもいいから |
花の店なだらかな坂の途中 花の店がある 長い雨もあがったらしい 淡い光がさしてきた ぼくはいつも窓側の 同じ椅子に座り コーヒーなど飲みながら 店の方を見ている 恋人らしく、はなやぐふたり 内気そうな少女もいて 花の店は坂の途中 花の店は坂の途中 夕陽射す、ビルの谷間 花の店の前 なぜか人は立ち止まって ほほえみながら花を見る 春は春の花々が 彩りをそえて 訪れる人も流れながら また、変わってゆく 照れくさそうな男たちや 杖をついた老人もくる 花の店は坂の途中 花の店は坂の途中 ぼくはいつも窓側の 同じ椅子に座る 誰か先に居るときは またあとで、といって 季節の風を、身体に感じ それからまた、いつもの椅子に 花の店は坂の途中 花の店は坂の途中 | 吉田拓郎 | 岡本おさみ | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | なだらかな坂の途中 花の店がある 長い雨もあがったらしい 淡い光がさしてきた ぼくはいつも窓側の 同じ椅子に座り コーヒーなど飲みながら 店の方を見ている 恋人らしく、はなやぐふたり 内気そうな少女もいて 花の店は坂の途中 花の店は坂の途中 夕陽射す、ビルの谷間 花の店の前 なぜか人は立ち止まって ほほえみながら花を見る 春は春の花々が 彩りをそえて 訪れる人も流れながら また、変わってゆく 照れくさそうな男たちや 杖をついた老人もくる 花の店は坂の途中 花の店は坂の途中 ぼくはいつも窓側の 同じ椅子に座る 誰か先に居るときは またあとで、といって 季節の風を、身体に感じ それからまた、いつもの椅子に 花の店は坂の途中 花の店は坂の途中 |
花嫁になる君に指がふれたら ぽつんと落ちてしまった 椿の花みたいに おそらく観念したんだネ 君はいつもの様に 電話に僕を呼びだし 僕を笑わせた後で その宣言をしたのだった お料理を習うのも まんざらすてたもんじゃないよ そちらから電話を切ったから 君はもっと他のことも 云おうとしてたんだろう 受話器をおいたら 終ってから初めて気づく 運命みたいに ぼくにも 悲しみが湧いてきた 君はこれから ぼくに 気軽に電話をしなくなり ぼくの退屈さをすくってくれる君は いなくなったのだ お料理を習うのも まんざらすてたもんじゃないよ とつぜん とても確かになったのは とり残されたのは 僕だったということなんだ | 吉田拓郎 | 岡本おさみ | 吉田拓郎 | 遠藤賢司・加藤和彦・木田高介・小室等・吉田拓郎 | 指がふれたら ぽつんと落ちてしまった 椿の花みたいに おそらく観念したんだネ 君はいつもの様に 電話に僕を呼びだし 僕を笑わせた後で その宣言をしたのだった お料理を習うのも まんざらすてたもんじゃないよ そちらから電話を切ったから 君はもっと他のことも 云おうとしてたんだろう 受話器をおいたら 終ってから初めて気づく 運命みたいに ぼくにも 悲しみが湧いてきた 君はこれから ぼくに 気軽に電話をしなくなり ぼくの退屈さをすくってくれる君は いなくなったのだ お料理を習うのも まんざらすてたもんじゃないよ とつぜん とても確かになったのは とり残されたのは 僕だったということなんだ |
ハネムーンへ今日から君は一人じゃないんだネ そうさ 楽しい事も二人で分け合ってネ だけど苦しい事も同じだよネ 重たい日々が始まっちまったよ 拍手を送る友人達は ただひたすらに祝いの言葉 夢にまでみた二人の暮らし 汝 生涯 夫と妻を誓うや 二人の行き先は海外ですか それは新婚旅行の話 二人の本当の行き先はネ 誰も知らない はるかな旅さ 笑顔の絶えない新戚家族 酔いしれる程に涙も浮かび お別れなのか結びつきなのか 汝 生涯 夫と妻を誓うや 新婚初夜をからかう儀式 男と女に生まれてきたんだもの 寄り道した事ぐらい 許されてもいいさ 生まれがどうとか 将来とかで花ざかり いずこも同じ大安の日に めでたく生まれたひとつがい 形式だけの指輪を送り 汝 生涯 夫と妻を誓うや | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | Booker T.Jones | 今日から君は一人じゃないんだネ そうさ 楽しい事も二人で分け合ってネ だけど苦しい事も同じだよネ 重たい日々が始まっちまったよ 拍手を送る友人達は ただひたすらに祝いの言葉 夢にまでみた二人の暮らし 汝 生涯 夫と妻を誓うや 二人の行き先は海外ですか それは新婚旅行の話 二人の本当の行き先はネ 誰も知らない はるかな旅さ 笑顔の絶えない新戚家族 酔いしれる程に涙も浮かび お別れなのか結びつきなのか 汝 生涯 夫と妻を誓うや 新婚初夜をからかう儀式 男と女に生まれてきたんだもの 寄り道した事ぐらい 許されてもいいさ 生まれがどうとか 将来とかで花ざかり いずこも同じ大安の日に めでたく生まれたひとつがい 形式だけの指輪を送り 汝 生涯 夫と妻を誓うや |
ハピネス長くて暗い坂道上っていこう 抱きしめたい想いを夜風に乗せて 夢まで待てない 君をはなしたくないよ 月の光は甘く揺れる 人を信じることなんてバカげたことさ そう信じてた昨日が嘘のようで ことばにならない 僕をわかって欲しいだけ 濡れた唇噛みしめてる 強く深く強く深く 君に届いてるのに 伝えきれないこの気持ち一体なんだろう? せつないよ細い肩 もっと感じさせて わがままな僕のハピネス ひとつになれる時間の短さを呪い できない次の約束に不安になるよ 二人はこれからどこへ行けば満たされる 夜明けの星は知ってるだろうか 愛してる愛してる ことばを使い果たしても 伝えきれないこの気持ち一体なんだろう? いとしいよ熱い息 もっと溢れさせて 心とこころつなぐ日まで 強く深く強く深く 僕が届いてるのに 伝えきれないこの気持ち一体なんだろう? せつないよ細い肩 もっと感じさせて わがままな僕のハピネス | 吉田拓郎 | 吉田建 | 井上慎二郎 | 武部聡志 | 長くて暗い坂道上っていこう 抱きしめたい想いを夜風に乗せて 夢まで待てない 君をはなしたくないよ 月の光は甘く揺れる 人を信じることなんてバカげたことさ そう信じてた昨日が嘘のようで ことばにならない 僕をわかって欲しいだけ 濡れた唇噛みしめてる 強く深く強く深く 君に届いてるのに 伝えきれないこの気持ち一体なんだろう? せつないよ細い肩 もっと感じさせて わがままな僕のハピネス ひとつになれる時間の短さを呪い できない次の約束に不安になるよ 二人はこれからどこへ行けば満たされる 夜明けの星は知ってるだろうか 愛してる愛してる ことばを使い果たしても 伝えきれないこの気持ち一体なんだろう? いとしいよ熱い息 もっと溢れさせて 心とこころつなぐ日まで 強く深く強く深く 僕が届いてるのに 伝えきれないこの気持ち一体なんだろう? せつないよ細い肩 もっと感じさせて わがままな僕のハピネス |