東京銀座は他人町いいじゃないのよ そんなこと お国訛りが つい出ても かくし切れない 女の過去を いじめるもんじゃ なくってよ 銀座 銀座 銀座はふるさとのない そんな女の 他人町 さっきあなたに 遇ったとき もしやと胸を 押えたの 声も仕草も すてきに似てる わけありだった あの人に 銀座 銀座 銀座は思い出すてた そんな女の 他人町 あなた札幌 うち博多 それが銀座で ふれ合った 他人同志の 不思議な縁よ グラスをせめて 合わせてね 銀座 銀座 銀座は恋さえしない そんな女の 他人町 | 小林旭 | 能勢英男 | 米山正夫 | 小杉仁三 | いいじゃないのよ そんなこと お国訛りが つい出ても かくし切れない 女の過去を いじめるもんじゃ なくってよ 銀座 銀座 銀座はふるさとのない そんな女の 他人町 さっきあなたに 遇ったとき もしやと胸を 押えたの 声も仕草も すてきに似てる わけありだった あの人に 銀座 銀座 銀座は思い出すてた そんな女の 他人町 あなた札幌 うち博多 それが銀座で ふれ合った 他人同志の 不思議な縁よ グラスをせめて 合わせてね 銀座 銀座 銀座は恋さえしない そんな女の 他人町 |
東京の暴れん坊花のパリの シャンゼリゼで 銀座タッチの 啖呵を切って パリ野郎の 度肝を抜いた てやんでえ べらんめえ こちとら江戸っ子でい セーヌの川が どうしたい 凱旋門の くそくらえ 俺は 俺は東京の暴れん坊 恋のパリの モンマルトルで 銀座タッチの シャンソン歌い パリ娘の 心を引いた てやんでえ べらんめえ こちとら江戸っ子でい ブラッサンスが どうしたい ベコ モンタン くそくらえ 俺は 俺は東京の暴れん坊 | 小林旭 | 丹野雄三 | 小杉太一郎 | | 花のパリの シャンゼリゼで 銀座タッチの 啖呵を切って パリ野郎の 度肝を抜いた てやんでえ べらんめえ こちとら江戸っ子でい セーヌの川が どうしたい 凱旋門の くそくらえ 俺は 俺は東京の暴れん坊 恋のパリの モンマルトルで 銀座タッチの シャンソン歌い パリ娘の 心を引いた てやんでえ べらんめえ こちとら江戸っ子でい ブラッサンスが どうしたい ベコ モンタン くそくらえ 俺は 俺は東京の暴れん坊 |
東京の花売娘青い芽をふく 柳の辻に 花を召しませ 召しませ花を どこか寂しい 愁いを含む 瞳いじらし あの笑くぼ ああ東京の 花売娘 夢を見るよに 花篭抱いて 花を召しませ 召しませ花を 小首かしげりゃ 広重えがく 月も新たな 春の宵 ああ東京の 花売娘 ジャズが流れる ホールの灯かげ 花を召しませ 召しませ花を 粋なジャンバー アメリカ兵の 影を追うよな 甘い風 ああ東京の 花売娘 | 小林旭 | 佐々詩生 | 上原げんと | | 青い芽をふく 柳の辻に 花を召しませ 召しませ花を どこか寂しい 愁いを含む 瞳いじらし あの笑くぼ ああ東京の 花売娘 夢を見るよに 花篭抱いて 花を召しませ 召しませ花を 小首かしげりゃ 広重えがく 月も新たな 春の宵 ああ東京の 花売娘 ジャズが流れる ホールの灯かげ 花を召しませ 召しませ花を 粋なジャンバー アメリカ兵の 影を追うよな 甘い風 ああ東京の 花売娘 |
遠き昭和の…あの人 この人 あの顔 この顔 みんなどうして いるんだろう 酒とタバコと 遊びに暮れた やんちゃ時代の 仲間たち 元気でいるか 変わりはないか 遠き 昭和の まぶしい時代 あいつに こいつに あの恋 この恋 修羅場くぐった こともある 酔いどれ男 薄情おんな 俺もおまえも 泣かされた 思い出だけが こころを巡る 遠き 昭和の まぶしい時代 あの歌 この歌 あの夢 この夢 今も覚えて いるだろか 安い酒場で 酒酌み交わし 語り明かした 夜もある 喧嘩もしたさ 突っ張りもしたさ 遠き 昭和の まぶしい時代 遠き 昭和の 灯りが恋し | 小林旭 | 高田ひろお | 杉本眞人 | 宮崎慎二 | あの人 この人 あの顔 この顔 みんなどうして いるんだろう 酒とタバコと 遊びに暮れた やんちゃ時代の 仲間たち 元気でいるか 変わりはないか 遠き 昭和の まぶしい時代 あいつに こいつに あの恋 この恋 修羅場くぐった こともある 酔いどれ男 薄情おんな 俺もおまえも 泣かされた 思い出だけが こころを巡る 遠き 昭和の まぶしい時代 あの歌 この歌 あの夢 この夢 今も覚えて いるだろか 安い酒場で 酒酌み交わし 語り明かした 夜もある 喧嘩もしたさ 突っ張りもしたさ 遠き 昭和の まぶしい時代 遠き 昭和の 灯りが恋し |
時の旅人華やかに 色あせず 泣いたり はしゃいだり 振り向けば 長い道 いつしか 歩いて来た 時を追いこし 駆(か)け抜けた日々 時と共に 生きた時代(きせつ) 今 満開の桜の下で ふと思う しあわせ 急がずに ゆるやかに 人生はまだつづく 艶やかに 燃えつきず ひたすら 夢を追い 移りゆく ひとの世に 変わらぬ 愛を願う 仰ぐ夜空に 流れる星も 時を越えて 今宵光る 心のままに 明日(あす)へ向かおう 歌を うたいながら 急がずに ゆるやかに 人生はまだつづく あぁ あぁ… 時の旅人 | 小林旭 | さくらちさと | 鈴木キサブロー | 宮崎慎二 | 華やかに 色あせず 泣いたり はしゃいだり 振り向けば 長い道 いつしか 歩いて来た 時を追いこし 駆(か)け抜けた日々 時と共に 生きた時代(きせつ) 今 満開の桜の下で ふと思う しあわせ 急がずに ゆるやかに 人生はまだつづく 艶やかに 燃えつきず ひたすら 夢を追い 移りゆく ひとの世に 変わらぬ 愛を願う 仰ぐ夜空に 流れる星も 時を越えて 今宵光る 心のままに 明日(あす)へ向かおう 歌を うたいながら 急がずに ゆるやかに 人生はまだつづく あぁ あぁ… 時の旅人 |
どんでん金が命とり どじな事件に 今日も酒場は もちきりなのさ… てめえひとりだけ 楽ができれば 他人の痛みは お構いなしか… どんでん どんでん おかしいぜ日本中 どこに雲隠れ 心とやらは …どんでん 用もなてくせに かける携帯 端の迷惑 坊やの恋は… どうせ舵とりも できぬ国なら 思いやりでも 教えてやりな… どんでん どんでん ずれたのは俺なのか 風の重たさで 時代は廻る …どんでん 酒を浴びるほど 胸は尖って 空車ひろえば 白ける朝だ… ごみを漁るのは 街のカラスか どこか似てるぜ 人間どもに… どんでん どんでん 身の程を忘れたら しっぺ食らうのさ 人生なんて …どんでん どんでん どんでん 嗤ってろ踊ってろ しっぺ喰らうのさ みてろよ あんた …どんでん | 小林旭 | ちあき哲也 | 徳久広司 | 小野寺忠和 | 金が命とり どじな事件に 今日も酒場は もちきりなのさ… てめえひとりだけ 楽ができれば 他人の痛みは お構いなしか… どんでん どんでん おかしいぜ日本中 どこに雲隠れ 心とやらは …どんでん 用もなてくせに かける携帯 端の迷惑 坊やの恋は… どうせ舵とりも できぬ国なら 思いやりでも 教えてやりな… どんでん どんでん ずれたのは俺なのか 風の重たさで 時代は廻る …どんでん 酒を浴びるほど 胸は尖って 空車ひろえば 白ける朝だ… ごみを漁るのは 街のカラスか どこか似てるぜ 人間どもに… どんでん どんでん 身の程を忘れたら しっぺ食らうのさ 人生なんて …どんでん どんでん どんでん 嗤ってろ踊ってろ しっぺ喰らうのさ みてろよ あんた …どんでん |
泣いた数だけ倖せにおまえの心の 小さな花びらが ほのかに 女の香りをつけて 疲れた この胸 いやす 紅ひく 仕草が 絵になる こんな夜 おまえは 空行く 雲になれ 俺は名もない 春の風 泣いた数だけ 倖せに なれるじゃないか 妬くのは およしよ やさしいおくれ毛に そっと触れたら 笑っておくれ えくぼが 可愛いい おまえ 心にぬくもりあるから 生きられる おまえは 旅ゆく 船になれ 俺は静かな 海になる 泣いた数だけ 倖せに なれるじゃないか 心にぬくもりあるから 生きられる おまえは 旅ゆく 船になれ 俺は静かな 海になる 泣いた数だけ 倖せに なれるじゃないか | 小林旭 | 中村泰士 | 中村泰士 | 馬飼野俊一 | おまえの心の 小さな花びらが ほのかに 女の香りをつけて 疲れた この胸 いやす 紅ひく 仕草が 絵になる こんな夜 おまえは 空行く 雲になれ 俺は名もない 春の風 泣いた数だけ 倖せに なれるじゃないか 妬くのは およしよ やさしいおくれ毛に そっと触れたら 笑っておくれ えくぼが 可愛いい おまえ 心にぬくもりあるから 生きられる おまえは 旅ゆく 船になれ 俺は静かな 海になる 泣いた数だけ 倖せに なれるじゃないか 心にぬくもりあるから 生きられる おまえは 旅ゆく 船になれ 俺は静かな 海になる 泣いた数だけ 倖せに なれるじゃないか |
泣いて昔が返るなら昔 恋しい 伊勢佐木町の 夜はあなたの おもいでばかり いまさら許される 私じゃないが 涙ぽろぽろ 涙ぽろぽろ 泣いて昔が 返るなら 酔って自分を 偽りながら 生きる私は 裏切り女 あなたに逢いたくて 戻ってきたが 風もひゅるひゅる 風もひゅるひゅる 肌につめたい 港町 そんな名前にゃ おぼえがないと きっとあなたは 電話を切るわ いまさら名乗っても 遅いでしょうが 涙ぽろぽろ 涙ぽろぽろ 泣いて昔が 返るなら | 小林旭 | 星野哲郎 | 叶弦大 | | 昔 恋しい 伊勢佐木町の 夜はあなたの おもいでばかり いまさら許される 私じゃないが 涙ぽろぽろ 涙ぽろぽろ 泣いて昔が 返るなら 酔って自分を 偽りながら 生きる私は 裏切り女 あなたに逢いたくて 戻ってきたが 風もひゅるひゅる 風もひゅるひゅる 肌につめたい 港町 そんな名前にゃ おぼえがないと きっとあなたは 電話を切るわ いまさら名乗っても 遅いでしょうが 涙ぽろぽろ 涙ぽろぽろ 泣いて昔が 返るなら |
長崎物語赤い花なら 曼珠沙華(まんじゅしゃげ) 阿蘭陀(オランダ)屋敷に 雨が降る 濡れて泣いてる じゃがたらお春 未練な出船の ああ鐘が鳴る ララ鐘が鳴る 坂の長崎 石畳 南京煙火(なんきんはなび)に 日が暮れて そぞろ恋しい 出島の沖に 母の精霊(しょうろ)が ああ流れ行く ララ流れ行く 平戸(ひらと)離れて 幾百里 つづる文さえ つくものを なぜに帰らぬ じゃがたらお春 サンタクルスの ああ鐘が鳴る ララ鐘が鳴る | 小林旭 | 梅木三郎 | 佐々木俊一 | | 赤い花なら 曼珠沙華(まんじゅしゃげ) 阿蘭陀(オランダ)屋敷に 雨が降る 濡れて泣いてる じゃがたらお春 未練な出船の ああ鐘が鳴る ララ鐘が鳴る 坂の長崎 石畳 南京煙火(なんきんはなび)に 日が暮れて そぞろ恋しい 出島の沖に 母の精霊(しょうろ)が ああ流れ行く ララ流れ行く 平戸(ひらと)離れて 幾百里 つづる文さえ つくものを なぜに帰らぬ じゃがたらお春 サンタクルスの ああ鐘が鳴る ララ鐘が鳴る |
流れ草の唄妻も子供も ある人に すがりついては あきらめて ひとり酒場で みれん酒 帰っちゃ来ない それでもいいの 私が いけないの 気まま気まぐれ 咲く花は パッと咲いては 散ってゆく 知っていながら みれん酒 妻にはなれぬ それでもいいの 独りで生きてゆく 恋の傷さえ 夜更けには たまらないほど 痛むのに 酔えばなおさら みれん酒 苦しいものね それでもいいの あなたを忘れます | 小林旭 | 山田孝雄 | 叶弦大 | | 妻も子供も ある人に すがりついては あきらめて ひとり酒場で みれん酒 帰っちゃ来ない それでもいいの 私が いけないの 気まま気まぐれ 咲く花は パッと咲いては 散ってゆく 知っていながら みれん酒 妻にはなれぬ それでもいいの 独りで生きてゆく 恋の傷さえ 夜更けには たまらないほど 痛むのに 酔えばなおさら みれん酒 苦しいものね それでもいいの あなたを忘れます |
女房きどりあなたは着物が 好きだから 着物にしたのと いう女 そんなに飲んでは だめですと 女房きどりで 涙ぐむ あの瞳(め)は信じて いるんだね 嘘の上手な このおれを あなたの故郷へ 行きたいと 夕陽をみながら いう女 別れがきたのも 知らないで 女房きどりで 肩よせる やさしい心に ふれるたび 罪の深さが 身をせめる あなたに好かれる ためならば なんでもしますと いう女 どうすりゃいいのよ 教えてと 女房きどりで すがりつく うなじの白さが 目にしみて なにも言えない おれなのさ | 小林旭 | 星野哲郎 | 叶弦大 | | あなたは着物が 好きだから 着物にしたのと いう女 そんなに飲んでは だめですと 女房きどりで 涙ぐむ あの瞳(め)は信じて いるんだね 嘘の上手な このおれを あなたの故郷へ 行きたいと 夕陽をみながら いう女 別れがきたのも 知らないで 女房きどりで 肩よせる やさしい心に ふれるたび 罪の深さが 身をせめる あなたに好かれる ためならば なんでもしますと いう女 どうすりゃいいのよ 教えてと 女房きどりで すがりつく うなじの白さが 目にしみて なにも言えない おれなのさ |
波浮の港磯のうの鳥や 日暮れにゃかえる 波浮の港は 夕やけ小やけ あすの日和は ヤレホンニサ なぎるやら 船もせかれりゃ 出船の仕度 島の娘たちゃ 御神火ぐらし なじょな心で ヤレホンニサ いるのやら 島で暮らすにゃ とぼしゅうてならぬ 伊豆の伊東とは 郵便たより 下田港とは ヤレホンニサ 風だより | 小林旭 | 野口雨情 | 中山晋平 | | 磯のうの鳥や 日暮れにゃかえる 波浮の港は 夕やけ小やけ あすの日和は ヤレホンニサ なぎるやら 船もせかれりゃ 出船の仕度 島の娘たちゃ 御神火ぐらし なじょな心で ヤレホンニサ いるのやら 島で暮らすにゃ とぼしゅうてならぬ 伊豆の伊東とは 郵便たより 下田港とは ヤレホンニサ 風だより |
ハーモニカの詩夕やけに 鉄棒の影がのび オルガンの 七つの子 遠く聞こえる 留守番のいやな子が ブランコを 鳥になれ 雲になれ 強くこいでる ガラス窓 光らせて 陽が沈む 黒板の白い文字 赤く色づく 赤く色づく 砂場には いろいろの忘れ物 ペシャンコのボールだけ 砂にうもれる 赤とんぼ 追いかける子のあとを コロコロと柴犬が 追って転がる ただひとり 赤い靴 はいた子は さよならも 云わないで 町をはなれる 泣きながら ハーモニカ 吹く日ぐれ 校庭の日もかげり 誰か呼んでる 誰か呼んでる 星空を 見上げつつ 歩いたら くちびるに 塩からい 涙ながれる くちびるに 塩からい 涙ながれる | 小林旭 | 阿久悠 | 吉田拓郎 | 若草恵 | 夕やけに 鉄棒の影がのび オルガンの 七つの子 遠く聞こえる 留守番のいやな子が ブランコを 鳥になれ 雲になれ 強くこいでる ガラス窓 光らせて 陽が沈む 黒板の白い文字 赤く色づく 赤く色づく 砂場には いろいろの忘れ物 ペシャンコのボールだけ 砂にうもれる 赤とんぼ 追いかける子のあとを コロコロと柴犬が 追って転がる ただひとり 赤い靴 はいた子は さよならも 云わないで 町をはなれる 泣きながら ハーモニカ 吹く日ぐれ 校庭の日もかげり 誰か呼んでる 誰か呼んでる 星空を 見上げつつ 歩いたら くちびるに 塩からい 涙ながれる くちびるに 塩からい 涙ながれる |
日暮れ・行き暮れ恋の苦さをはじめて知って 酒に未練を流した日もあった 日暮れ 行き暮れ さすらいの道 果てしない旅よ 過去は過去は過去は嵐でも 俺には夢がある 意地を通して強がる俺の 心の涙をわけ合う友がいる 日暮れ 行き暮れ さすらいの道 果てしない旅よ 今は今は今はつらくても 俺には友がいる たとえもいちどやりなおせても 俺がえらんだこの道歩くだろう 日暮れ 行き暮れ さすらいの道 果てしない旅よ 明日を明日を明日を信じよう 俺には唄がある | 小林旭 | 村田幸子 | 寺内タケシ | | 恋の苦さをはじめて知って 酒に未練を流した日もあった 日暮れ 行き暮れ さすらいの道 果てしない旅よ 過去は過去は過去は嵐でも 俺には夢がある 意地を通して強がる俺の 心の涙をわけ合う友がいる 日暮れ 行き暮れ さすらいの道 果てしない旅よ 今は今は今はつらくても 俺には友がいる たとえもいちどやりなおせても 俺がえらんだこの道歩くだろう 日暮れ 行き暮れ さすらいの道 果てしない旅よ 明日を明日を明日を信じよう 俺には唄がある |
ひとり暮らしが淋しくておまえと別れて 一年過ぎた 元気でいるかい 変りはないかい 酒に酔ったり 独りになると 眼に浮かぶ 眼に浮かぶ 何もなくても‥‥ 幸せだった 二人の月日が たしかに荒れてた 昔の俺は おまえにずいぶん 苦労もさせたね 今も変らず ひとり暮らしさ あの部屋も あの部屋も もとのまんまさ…‥ おまえの植えた サルビアもそのまま 未練で云うのじゃ さらさらないが もいちど出なおす 気持はないかい そばでだまって 居てくれるだけ それでいい それでいい 俺の傷あと…‥ 縫える女は おまえしかいないよ | 小林旭 | 山口洋子 | 森田公一 | | おまえと別れて 一年過ぎた 元気でいるかい 変りはないかい 酒に酔ったり 独りになると 眼に浮かぶ 眼に浮かぶ 何もなくても‥‥ 幸せだった 二人の月日が たしかに荒れてた 昔の俺は おまえにずいぶん 苦労もさせたね 今も変らず ひとり暮らしさ あの部屋も あの部屋も もとのまんまさ…‥ おまえの植えた サルビアもそのまま 未練で云うのじゃ さらさらないが もいちど出なおす 気持はないかい そばでだまって 居てくれるだけ それでいい それでいい 俺の傷あと…‥ 縫える女は おまえしかいないよ |
ひとりの女にひとりの女に 心底惚れて 男は生まれ 変わるのさ 小鳥のように 胸ふるわせて 尽くしてくれた 可愛いおんな 俺は鎧を ぬぎ捨てたのさ ひとりの女に 出逢って惚れて 暮らした日々の 愛おしさ 季節の花を 部屋に飾って 慣れない料理 していた姿 俺は本当に 幸せだった ひとりの女に 心底惚れて あれから何年 経つだろうか おまえに恥じぬ 俺の生き方 遥かな空で 見ているだろうか 俺は今でも 熱いままだよ | 小林旭 | さくらちさと | 徳久広司 | 前田俊明 | ひとりの女に 心底惚れて 男は生まれ 変わるのさ 小鳥のように 胸ふるわせて 尽くしてくれた 可愛いおんな 俺は鎧を ぬぎ捨てたのさ ひとりの女に 出逢って惚れて 暮らした日々の 愛おしさ 季節の花を 部屋に飾って 慣れない料理 していた姿 俺は本当に 幸せだった ひとりの女に 心底惚れて あれから何年 経つだろうか おまえに恥じぬ 俺の生き方 遥かな空で 見ているだろうか 俺は今でも 熱いままだよ |
氷雪海峡サハリンの 女の血が混る おまえの素肌は あたたかかった 吹雪舞いこむ 岬の宿の 寝物語は 忘れないぜ 北の岬で 生きて行くには 抱いて抱かれて 眠るだけ あゝ白い暗やみ 氷雪海峡 窓から見えてた オホーツク おまえの昔に そっくりだった 胸のひびわれ 岬の春に 花が咲くのは いつのことか 北の岬で 生きて行くには 甘い恋など 邪魔なだけ あゝ恋を葬う 氷雪海峡 生きてる事すら 切なくて さすらう旅路で おまえに逢った 海鳴りきこえりゃ 抱きあうだけだよ 言ったおまえを 忘れないぜ 北の岬を 思い出すたび おれも死ぬ時ゃ きっと行く あゝおれとおまえの 氷雪海峡 | 小林旭 | 杉紀彦 | 徳久広司 | | サハリンの 女の血が混る おまえの素肌は あたたかかった 吹雪舞いこむ 岬の宿の 寝物語は 忘れないぜ 北の岬で 生きて行くには 抱いて抱かれて 眠るだけ あゝ白い暗やみ 氷雪海峡 窓から見えてた オホーツク おまえの昔に そっくりだった 胸のひびわれ 岬の春に 花が咲くのは いつのことか 北の岬で 生きて行くには 甘い恋など 邪魔なだけ あゝ恋を葬う 氷雪海峡 生きてる事すら 切なくて さすらう旅路で おまえに逢った 海鳴りきこえりゃ 抱きあうだけだよ 言ったおまえを 忘れないぜ 北の岬を 思い出すたび おれも死ぬ時ゃ きっと行く あゝおれとおまえの 氷雪海峡 |
琵琶湖周航の歌我は湖(うみ)の子 放浪(さすらい)の 旅にしあれば しみじみと 昇る狭霧や さざなみの 滋賀の都よ いざさらば 松は緑に 砂白き 雄松が里の 乙女子は 赤い椿の 森陰に はかない恋に 泣くとかや 波の間に間に 漂えば 赤い泊火 懐かしみ 行方定めぬ 浪枕 今日は今津か 長浜か 瑠璃の花園 珊瑚の宮 古い伝えの 竹生島 仏のみ手に 抱かれて 眠れ乙女子 安らけく | 小林旭 | 小口太郎 | 小口太郎 | | 我は湖(うみ)の子 放浪(さすらい)の 旅にしあれば しみじみと 昇る狭霧や さざなみの 滋賀の都よ いざさらば 松は緑に 砂白き 雄松が里の 乙女子は 赤い椿の 森陰に はかない恋に 泣くとかや 波の間に間に 漂えば 赤い泊火 懐かしみ 行方定めぬ 浪枕 今日は今津か 長浜か 瑠璃の花園 珊瑚の宮 古い伝えの 竹生島 仏のみ手に 抱かれて 眠れ乙女子 安らけく |
放浪の旅心のままに 行く俺を 何で止めるか 夜の風 生まれながらの さすらい鳥にゃ 明日という日が あれば良い 小川の岸に 立ち止まり 噛んだ葦の葉 ほろ苦い 水に映して ただよう月に 思い出すのは 恋じゃない 昨日は昔 今日は夢 行こうよ 露を踏みしめて どうせ死ぬまで 終らぬ旅を 泣いてどうなる 男なら | 小林旭 | 不詳 | 不詳 | | 心のままに 行く俺を 何で止めるか 夜の風 生まれながらの さすらい鳥にゃ 明日という日が あれば良い 小川の岸に 立ち止まり 噛んだ葦の葉 ほろ苦い 水に映して ただよう月に 思い出すのは 恋じゃない 昨日は昔 今日は夢 行こうよ 露を踏みしめて どうせ死ぬまで 終らぬ旅を 泣いてどうなる 男なら |
北流記流れ星…‥ ひとり見つめて 偲ぶのは まだうら若き ふるさとの君 あゝ抱いてもやれず 捨てゝきた さすらい遥か 旅ごころ 北の町…‥ 風も心も 凍るのに たゞ燃えるのは ひとすじの愛 あゝ斜むく月に 詫びて飲む 燗酒わびし ひざ枕 ふるさとへ…‥ 夢は飛ぶのに なお北へ 身はうらはらに また旅の空 あゝ想い出深き 山と川 いつの日帰る 我が運命 | 小林旭 | アベ・イチロー | 叶弦大 | | 流れ星…‥ ひとり見つめて 偲ぶのは まだうら若き ふるさとの君 あゝ抱いてもやれず 捨てゝきた さすらい遥か 旅ごころ 北の町…‥ 風も心も 凍るのに たゞ燃えるのは ひとすじの愛 あゝ斜むく月に 詫びて飲む 燗酒わびし ひざ枕 ふるさとへ…‥ 夢は飛ぶのに なお北へ 身はうらはらに また旅の空 あゝ想い出深き 山と川 いつの日帰る 我が運命 |
北帰行窓は 夜露に濡れて 都 すでに遠のく 北へ帰る 旅人ひとり 涙 流れてやまず 夢は むなしく消えて 今日も 闇をさすろう 遠き想い はかなき希望(のぞみ) 恩愛 我を去りぬ 今は 黙して行かん なにを 又語るべき さらば祖国 愛しき人よ 明日は いずこの町か 明日は いずこの町か | 小林旭 | 宇田博 | 宇田博 | 狛林正一・山田良夫 | 窓は 夜露に濡れて 都 すでに遠のく 北へ帰る 旅人ひとり 涙 流れてやまず 夢は むなしく消えて 今日も 闇をさすろう 遠き想い はかなき希望(のぞみ) 恩愛 我を去りぬ 今は 黙して行かん なにを 又語るべき さらば祖国 愛しき人よ 明日は いずこの町か 明日は いずこの町か |
惚れた女が死んだ夜はなぐさめなんかは ほしくない 黙って酒だけ おいてゆけ 惚れた女が 死んだ夜は 俺はひとりで 酒をくむ わかりはしないさ この痛み どこへもやりばのない気持 惚れた女が 死んだ夜は 雨よ降れ降れ 泣いて降れ 酒よ 酒よ 俺を泣かすなよ 甘えてすがった さみしがり ふり向きゃいつでも そこにいた 惚れた女が 死んだ夜は 何を言っても ぐちになる いいやつばかりが 先にゆく どうでもいいのが 残される 惚れた女が 死んだ夜は 涙流れる ままでいい 酒よ 酒よ 俺を泣かすなよ 酒よ 酒よ 俺を泣かすなよ | 小林旭 | みなみ大介 | 杉本真人 | | なぐさめなんかは ほしくない 黙って酒だけ おいてゆけ 惚れた女が 死んだ夜は 俺はひとりで 酒をくむ わかりはしないさ この痛み どこへもやりばのない気持 惚れた女が 死んだ夜は 雨よ降れ降れ 泣いて降れ 酒よ 酒よ 俺を泣かすなよ 甘えてすがった さみしがり ふり向きゃいつでも そこにいた 惚れた女が 死んだ夜は 何を言っても ぐちになる いいやつばかりが 先にゆく どうでもいいのが 残される 惚れた女が 死んだ夜は 涙流れる ままでいい 酒よ 酒よ 俺を泣かすなよ 酒よ 酒よ 俺を泣かすなよ |
ホームシックブルース仔馬もブランコも みんなねむって 誰あれもいない 小さな公園 こわれたベンチに 腰かけて ちょっと口笛 ふいてみた アー ホームシック ホームシック ホームシック ブルース 可愛いいあの娘は 元気だろうか 瞼のむこうに ゆれてる浜なす 夜空に浮かべた 船の数 北の港は 波しぶき アー ホームシック ホームシック ホームシック ブルース なくなよ野良犬 俺も仲間さ はぐれて生きる 夢にも恋にも 強がる奴ほど ほんとうは 淋しがりやの 泣き虫さ アー ホームシック ホームシック ホームシック ブルース ほこりにまみれた 俺のこころに 流しの遠い ギターがしみるよ 駅前ネオンの 灯も消えて 故里(くに)と同んなじ 月あかり アー ホームシック ホームシック ホームシック ブルース | 小林旭 | 山口洋子 | 森田公一 | | 仔馬もブランコも みんなねむって 誰あれもいない 小さな公園 こわれたベンチに 腰かけて ちょっと口笛 ふいてみた アー ホームシック ホームシック ホームシック ブルース 可愛いいあの娘は 元気だろうか 瞼のむこうに ゆれてる浜なす 夜空に浮かべた 船の数 北の港は 波しぶき アー ホームシック ホームシック ホームシック ブルース なくなよ野良犬 俺も仲間さ はぐれて生きる 夢にも恋にも 強がる奴ほど ほんとうは 淋しがりやの 泣き虫さ アー ホームシック ホームシック ホームシック ブルース ほこりにまみれた 俺のこころに 流しの遠い ギターがしみるよ 駅前ネオンの 灯も消えて 故里(くに)と同んなじ 月あかり アー ホームシック ホームシック ホームシック ブルース |
望郷篇淋しくないと 笑顔で答えても 生きてきた足あとは 消せないもんだよ 男が一人 夜の酒場で飲み明かす 遠い遠い 故郷は遠い 苦労かけたが どうしているんだろう 故郷に置いてきた アイツを思うよ 待っていないで つかんで欲しい幸福を 遠い遠い 故郷は遠い 帰りたくなる 気持に背を向けて 口笛を吹きながら 流れてゆくのさ 男が一人 見果てぬ夢を追いかける 遠い遠い 故郷は遠い | 小林旭 | 宇崎竜童 | 宇崎竜童 | | 淋しくないと 笑顔で答えても 生きてきた足あとは 消せないもんだよ 男が一人 夜の酒場で飲み明かす 遠い遠い 故郷は遠い 苦労かけたが どうしているんだろう 故郷に置いてきた アイツを思うよ 待っていないで つかんで欲しい幸福を 遠い遠い 故郷は遠い 帰りたくなる 気持に背を向けて 口笛を吹きながら 流れてゆくのさ 男が一人 見果てぬ夢を追いかける 遠い遠い 故郷は遠い |
岬の秋愛するあまりに あなたの涙を 逃れて来たのは 誤りでした 時間がたてば うすれるはずの おもかげぬらす ああ初しぐれ 群からはなれた カモメの白が 無性にさみしい 岬の秋です いまさらあなたを 誘いはしません 心のダンロで もやすだけです ふりむくことは せつないけれど 人恋しさの ああ風の色 手紙にはさんだ このコスモスも 終りになりそな 岬の秋です | 小林旭 | 丹古晴己 | 中川博之 | | 愛するあまりに あなたの涙を 逃れて来たのは 誤りでした 時間がたてば うすれるはずの おもかげぬらす ああ初しぐれ 群からはなれた カモメの白が 無性にさみしい 岬の秋です いまさらあなたを 誘いはしません 心のダンロで もやすだけです ふりむくことは せつないけれど 人恋しさの ああ風の色 手紙にはさんだ このコスモスも 終りになりそな 岬の秋です |
水たまりまた胸ん中に水たまりが出来ちまった 夜になると想い出が ピチャンとはねてさ この胸がおまえを恋しがるんだ 男ってのは淋しがり屋なんだよな おまえは可憐な 俺の花 誰も汚せぬ 指させぬ 泣けば三日も 目を腫らし 泣かせた過去を せめている 水たまり 水たまり おまえの夢が 揺れる夜 夜更けに小石を 蹴るたびに すこし淋しい 水の音 胸におまえの ほほえみが 浮かんで消えて また浮かぶ 水たまり 水たまり 飛び越えながら 想う夜 ふと立ち停まるとさ 自分の影がやけに淋しそうでさ また おまえのところへ 戻りたくなっちまうんだ 男ってやつは勝手だよな さよなら言ったら くちびるに 黒髪噛んで ふるえてた 傘にかくれて 駆けだせば 小雨の街で 泣いていた 水たまり 水たまり 別れの顔が 浮かぶ夜 | 小林旭 | 高田ひろお | 杉本真人 | | また胸ん中に水たまりが出来ちまった 夜になると想い出が ピチャンとはねてさ この胸がおまえを恋しがるんだ 男ってのは淋しがり屋なんだよな おまえは可憐な 俺の花 誰も汚せぬ 指させぬ 泣けば三日も 目を腫らし 泣かせた過去を せめている 水たまり 水たまり おまえの夢が 揺れる夜 夜更けに小石を 蹴るたびに すこし淋しい 水の音 胸におまえの ほほえみが 浮かんで消えて また浮かぶ 水たまり 水たまり 飛び越えながら 想う夜 ふと立ち停まるとさ 自分の影がやけに淋しそうでさ また おまえのところへ 戻りたくなっちまうんだ 男ってやつは勝手だよな さよなら言ったら くちびるに 黒髪噛んで ふるえてた 傘にかくれて 駆けだせば 小雨の街で 泣いていた 水たまり 水たまり 別れの顔が 浮かぶ夜 |
みだれ雲淋しい女が 少なくなったと思わないかい 風に誘われ 旅に出て 男がくんだ 酒の味 一度のつもりが ほだされて 琥珀の情 深みにはまる 判じものだよ この世のことは つじつま合ったら 理がたたぬ 今日は流れて 今日は流れて みだれ雲 はかない女に 会えなくなったと思わないかい どうせと所詮が よく似合う 路地に咲いてる 花のよう ひっそり静かに 生きている そんな女に会えなくなった 追いかけごっこさ この世のことは 居なけりゃトコトン 探そうか 明日は何処の 明日は何処の みだれ雲 | 小林旭 | 阿木燿子 | 宇崎竜童 | | 淋しい女が 少なくなったと思わないかい 風に誘われ 旅に出て 男がくんだ 酒の味 一度のつもりが ほだされて 琥珀の情 深みにはまる 判じものだよ この世のことは つじつま合ったら 理がたたぬ 今日は流れて 今日は流れて みだれ雲 はかない女に 会えなくなったと思わないかい どうせと所詮が よく似合う 路地に咲いてる 花のよう ひっそり静かに 生きている そんな女に会えなくなった 追いかけごっこさ この世のことは 居なけりゃトコトン 探そうか 明日は何処の 明日は何処の みだれ雲 |
昔の名前で出ています京都にいるときゃ 忍と呼ばれたの 神戸じゃ渚と 名乗ったの 横浜(ハマ)の酒場に 戻ったその日から あなたがさがして くれるのを待つわ 昔の名前で 出ています 忘れたことなど 一度もなかったわ いろんな男を 知るたびに いつもこの胸 かすめる面影の あなたを信じて ここまできたわ 昔の名前で 出ています あなたの似顔を ボトルに書きました ひろみの命と 書きました 流れ女の さいごの止まり木に あなたが止まって くれるの待つわ 昔の名前で 出ています | 小林旭 | 星野哲郎 | 叶弦大 | | 京都にいるときゃ 忍と呼ばれたの 神戸じゃ渚と 名乗ったの 横浜(ハマ)の酒場に 戻ったその日から あなたがさがして くれるのを待つわ 昔の名前で 出ています 忘れたことなど 一度もなかったわ いろんな男を 知るたびに いつもこの胸 かすめる面影の あなたを信じて ここまできたわ 昔の名前で 出ています あなたの似顔を ボトルに書きました ひろみの命と 書きました 流れ女の さいごの止まり木に あなたが止まって くれるの待つわ 昔の名前で 出ています |
もう一度一から出なおします雨の長崎を あとにしたときは 夜の尾道で 降りるはずでした あなたを奪った あのひとの 笑顔を見るのが つらいから 遠くで暮らすのよ あき子はもう一度 一から出なおします 恋のくるしみを 逃れたいために もえたふりをして 心汚したの 伊勢佐木あたりで 酔いしれて あなたにもらった 首飾り ちぎってなげすてて あき子はもう一度 一から出なおします 舟で函館へ 着いたあの夜は 雪が降っていた 年の暮れでした 釧路の街まで 追いかけて おまえをさがして いたんだと 口説いてもらえたら あき子はもう一度 一から出なおします | 小林旭 | 星野哲郎 | 叶弦大 | | 雨の長崎を あとにしたときは 夜の尾道で 降りるはずでした あなたを奪った あのひとの 笑顔を見るのが つらいから 遠くで暮らすのよ あき子はもう一度 一から出なおします 恋のくるしみを 逃れたいために もえたふりをして 心汚したの 伊勢佐木あたりで 酔いしれて あなたにもらった 首飾り ちぎってなげすてて あき子はもう一度 一から出なおします 舟で函館へ 着いたあの夜は 雪が降っていた 年の暮れでした 釧路の街まで 追いかけて おまえをさがして いたんだと 口説いてもらえたら あき子はもう一度 一から出なおします |
野球小僧野球小僧に 逢ったかい 男らしくて 純情で もえるあこがれ スタンドで じっと見てたよ 背番号 僕の様だね 君のよう オオ マイボーイ 朗らかな 朗らかな 野球小僧 野球小僧は 腕自慢 凄いピッチャーで バッターで 街の空地じゃ 売れた顔 運が良ければ ルーキーに 僕の様だね 君のよう オオ マイボーイ 朗らかな 朗らかな 野球小僧 野球小僧が 何故くさる 泣くな野球の 神様も たまにゃ三振 エラーもする ゲーム捨てるな 頑張ろう 僕の様だね 君のよう オオ マイボーイ 朗らかな 朗らかな 野球小僧 | 小林旭 | 佐伯孝夫 | 佐々木俊一 | | 野球小僧に 逢ったかい 男らしくて 純情で もえるあこがれ スタンドで じっと見てたよ 背番号 僕の様だね 君のよう オオ マイボーイ 朗らかな 朗らかな 野球小僧 野球小僧は 腕自慢 凄いピッチャーで バッターで 街の空地じゃ 売れた顔 運が良ければ ルーキーに 僕の様だね 君のよう オオ マイボーイ 朗らかな 朗らかな 野球小僧 野球小僧が 何故くさる 泣くな野球の 神様も たまにゃ三振 エラーもする ゲーム捨てるな 頑張ろう 僕の様だね 君のよう オオ マイボーイ 朗らかな 朗らかな 野球小僧 |
野性よもどれ蒼白い顔の 弟たちよ 心まで 蒼ざめるな 男であることに 恥じて 生きることを ためらうな 野性よ もどれ 駆け巡る 血をたぎらせ 野性よ もどれ 愛するひとのために使えよ 大都会の屋根の上で 月の光 浴びていたら 風の匂いも 波のさわぎも 感じることが出来る 蒼白い顔の 弟たちよ 未来まで 閉じ込めるな 時代の落し子になって 背中向けて うろつくな 野性よ もどれ おおらかに 息吸い込み 野性よ もどれ 愛するひとを抱いて歌えよ 大都会のビルの谷を 靴をぬいで 走りながら 川の流れや 海のうねりに ときめくことが出来る 野性よ もどれ 駆け巡る 血をたぎらせ 野性よ もどれ 愛するひとのために使えよ 大都会の屋根の上で 月の光 浴びていたら 風の匂いも 波のさわぎも 感じることが出来る | 小林旭 | 阿久悠 | 宇崎竜童 | 宮崎慎二 | 蒼白い顔の 弟たちよ 心まで 蒼ざめるな 男であることに 恥じて 生きることを ためらうな 野性よ もどれ 駆け巡る 血をたぎらせ 野性よ もどれ 愛するひとのために使えよ 大都会の屋根の上で 月の光 浴びていたら 風の匂いも 波のさわぎも 感じることが出来る 蒼白い顔の 弟たちよ 未来まで 閉じ込めるな 時代の落し子になって 背中向けて うろつくな 野性よ もどれ おおらかに 息吸い込み 野性よ もどれ 愛するひとを抱いて歌えよ 大都会のビルの谷を 靴をぬいで 走りながら 川の流れや 海のうねりに ときめくことが出来る 野性よ もどれ 駆け巡る 血をたぎらせ 野性よ もどれ 愛するひとのために使えよ 大都会の屋根の上で 月の光 浴びていたら 風の匂いも 波のさわぎも 感じることが出来る |
やせがまん背中を向けた女には とげある言葉を投げるなよ 煙草を二本 灰にして やさしく送ってやるがいい 男が男に見えるのは いつでもそういうやせがまん 都会の風になぶられて 酒場で飲むのは その後さ 惚れたと思う女には めったに抱く気で誘うなよ 高嶺の花をあおぐよに 遠くで見つめているがいい 男が男に見えるのは いつでもそういうやせがまん つめたいだけの唇を やさしく愛でるは まだ後さ | 小林旭 | 阿久悠 | 小林亜星 | | 背中を向けた女には とげある言葉を投げるなよ 煙草を二本 灰にして やさしく送ってやるがいい 男が男に見えるのは いつでもそういうやせがまん 都会の風になぶられて 酒場で飲むのは その後さ 惚れたと思う女には めったに抱く気で誘うなよ 高嶺の花をあおぐよに 遠くで見つめているがいい 男が男に見えるのは いつでもそういうやせがまん つめたいだけの唇を やさしく愛でるは まだ後さ |
やどかりあとであの人が ここをのぞいたら どこか思い切り 遠くへ行くって……そう言って 十時の夜行に乗るには時間もないけど かすかに残ったボトルで もひとつ作ってよ マスター あたし大丈夫…… どうせ生れつき そうよやどかりよ あの日あの人を 好きにならなけりゃ たぶんひとなみに 暮らせたはずなの……この町で そんなに飲んだら駄目だよ身体にさわると やさしくグラスを取り上げ 叱ってくれたっけ マスター あたし嬉しくて…… どうせ生れつき そうよやどかりよ あんまりしんみりしてると涙が出るから お化粧なおしてくる間に チェックをしておいて マスター あたし忘れない…… どうせ生れつき そうよやどかりよ | 小林旭 | ちあき哲也 | 叶弦大 | 竜崎孝路 | あとであの人が ここをのぞいたら どこか思い切り 遠くへ行くって……そう言って 十時の夜行に乗るには時間もないけど かすかに残ったボトルで もひとつ作ってよ マスター あたし大丈夫…… どうせ生れつき そうよやどかりよ あの日あの人を 好きにならなけりゃ たぶんひとなみに 暮らせたはずなの……この町で そんなに飲んだら駄目だよ身体にさわると やさしくグラスを取り上げ 叱ってくれたっけ マスター あたし嬉しくて…… どうせ生れつき そうよやどかりよ あんまりしんみりしてると涙が出るから お化粧なおしてくる間に チェックをしておいて マスター あたし忘れない…… どうせ生れつき そうよやどかりよ |
やどかりの歌背の荷物も おろさぬうちに またも旅かよ やどかりは 小石だらけの さみしい磯を 情ケ島とか 言うけれど 岩の割れ目を 一夜の宿に 住めば うつぼが じゃまをする どこへ逃げても 苦労とやらの 重い甲羅が ついてくる 泣くなやどかり つらいだろうが しょせん この世は 仮の宿 ころり ころりと ころがるたびに 角もとれます まるくなる 波を枕の 船頭さんも いわば この世の やどかりさ 百里 二百里 間切ってみても 狭い海から 抜けられぬ 狭い海から 抜けられぬ | 小林旭 | 星野哲郎 | 四方章人 | | 背の荷物も おろさぬうちに またも旅かよ やどかりは 小石だらけの さみしい磯を 情ケ島とか 言うけれど 岩の割れ目を 一夜の宿に 住めば うつぼが じゃまをする どこへ逃げても 苦労とやらの 重い甲羅が ついてくる 泣くなやどかり つらいだろうが しょせん この世は 仮の宿 ころり ころりと ころがるたびに 角もとれます まるくなる 波を枕の 船頭さんも いわば この世の やどかりさ 百里 二百里 間切ってみても 狭い海から 抜けられぬ 狭い海から 抜けられぬ |
夕子話してごらん 泣かないで 小さな胸に かなしみを 包んでひとり 夜汽車を待っている 野菊のように かれんな夕子 にくいあいつを 責めもせず 伏せたうなじに 霧がふる しあわせそうに 手をふって 俺から去った きみなのに 三日もたたず 戻ってきたけれど 落ち着く場所も ないのか夕子 今日は夜汽車の ひとり旅 だれか身よりは あるのかい | 小林旭 | 星野哲郎 | 叶弦大 | | 話してごらん 泣かないで 小さな胸に かなしみを 包んでひとり 夜汽車を待っている 野菊のように かれんな夕子 にくいあいつを 責めもせず 伏せたうなじに 霧がふる しあわせそうに 手をふって 俺から去った きみなのに 三日もたたず 戻ってきたけれど 落ち着く場所も ないのか夕子 今日は夜汽車の ひとり旅 だれか身よりは あるのかい |
夕映えだれもいない 浜辺の砂に こわれた舟と 夕映えがある 今さら恋を あさるのも いくらかおっくうな 気もするし…… 渡り鳥も さすらいやめて 昔のおんなの 夢でもみるさ ろくでなしの 漁師がひとり こわれた舟に 安酒かける 今さら飲んで ぐちるより ひとりで風にのり 出かけなよ…… 渡り鳥にきいたらわかる あばずれの女の 待ってる町が おちる夕陽 浜辺の砂は この世のことを 眺めてきたよ 今さら浮いた 沈んだと さわいで若い日が くるじゃなし…… 渡り鳥の淋しい夢を まっかに染めてる 夕映えみなよ | 小林旭 | 杉紀彦 | 服部克久 | | だれもいない 浜辺の砂に こわれた舟と 夕映えがある 今さら恋を あさるのも いくらかおっくうな 気もするし…… 渡り鳥も さすらいやめて 昔のおんなの 夢でもみるさ ろくでなしの 漁師がひとり こわれた舟に 安酒かける 今さら飲んで ぐちるより ひとりで風にのり 出かけなよ…… 渡り鳥にきいたらわかる あばずれの女の 待ってる町が おちる夕陽 浜辺の砂は この世のことを 眺めてきたよ 今さら浮いた 沈んだと さわいで若い日が くるじゃなし…… 渡り鳥の淋しい夢を まっかに染めてる 夕映えみなよ |
夕陽こわれた夢は小舟に 乗せて海へ流そう 夕焼け小焼 沈む陽メラメラ 夢を焼き去れ 夕陽は男に似ている 光のあとは暗闇 ああ叫べるのなら すがれるものならば 沈まないで夕陽よ あああ 心酔わせるものは 酒か沈む夕陽のはかない夢 夕焼けに 恋のかけらを浮かべ 男一人 砕けた恋はグラスに 浮かべ酒を注ごう 夕焼け小焼 街の灯チカチカ 恋を消し去れ 夕陽は男に似ている 沈むと知っていながら ああ燃えつきたくて すべてを染めたくて からだ焦がす虚しさ あああ 心酔わせるひとは 夜にくずれおちたい けだるい夢 夕焼けに 涙と明日沈め 男一人 あああ 心酔わせるものは 酒か沈む夕陽のはかない夢 夕焼けに 恋のかけらを浮かべ 男一人 | 小林旭 | 内館牧子 | ひうら一帆 | | こわれた夢は小舟に 乗せて海へ流そう 夕焼け小焼 沈む陽メラメラ 夢を焼き去れ 夕陽は男に似ている 光のあとは暗闇 ああ叫べるのなら すがれるものならば 沈まないで夕陽よ あああ 心酔わせるものは 酒か沈む夕陽のはかない夢 夕焼けに 恋のかけらを浮かべ 男一人 砕けた恋はグラスに 浮かべ酒を注ごう 夕焼け小焼 街の灯チカチカ 恋を消し去れ 夕陽は男に似ている 沈むと知っていながら ああ燃えつきたくて すべてを染めたくて からだ焦がす虚しさ あああ 心酔わせるひとは 夜にくずれおちたい けだるい夢 夕焼けに 涙と明日沈め 男一人 あああ 心酔わせるものは 酒か沈む夕陽のはかない夢 夕焼けに 恋のかけらを浮かべ 男一人 |
夕陽にささげる歌俺が招いた 悲しみは 俺のこの手で 拭いたい 浮気者だよ しあわせなんて おなじ枝には とまらない 小鳥によく似た 恋また恋よ 待っているわと いったけど 花のいのちにゃ きりがある しょせんあの娘も 他人のひとり つよい男に 抱かれたら 忘れて散るだろ 風また風に 海を渡って 吹いてくる 風の匂いが 泣かせるね いつか名をあげ 故郷へ帰る 夢を小さな 胸にだく 夕陽によく似た 花また花よ | 小林旭 | 星野哲郎 | 叶弦大 | | 俺が招いた 悲しみは 俺のこの手で 拭いたい 浮気者だよ しあわせなんて おなじ枝には とまらない 小鳥によく似た 恋また恋よ 待っているわと いったけど 花のいのちにゃ きりがある しょせんあの娘も 他人のひとり つよい男に 抱かれたら 忘れて散るだろ 風また風に 海を渡って 吹いてくる 風の匂いが 泣かせるね いつか名をあげ 故郷へ帰る 夢を小さな 胸にだく 夕陽によく似た 花また花よ |
ゆきこだれも知らない路地裏の 汚れなき花のような ゆきこは純な純な娘だったよ なれない手つきでセーターを あんでる姿が目に浮ぶ 今でもこの俺ゆきこがいのちさ お前にばかり苦労かけてすまなかった 俺がいくじがないばっかりに 指輪の一つも買ってやれないで みじめな想いをさせて本当にすまなかった それでもかぼそい身体でだまってつくしてくれた お前を想うと俺は今でも 今でもおもわず泣けてしまうぜ 暗い記憶のみちのくに 降りしきる雪のような ゆきこは純な純な娘だったよ 倖せひとつもあげられず あの夜二人は別れたが 今でもこの俺ゆきこがいのちさ | 小林旭 | 石坂まさを | 叶弦大 | | だれも知らない路地裏の 汚れなき花のような ゆきこは純な純な娘だったよ なれない手つきでセーターを あんでる姿が目に浮ぶ 今でもこの俺ゆきこがいのちさ お前にばかり苦労かけてすまなかった 俺がいくじがないばっかりに 指輪の一つも買ってやれないで みじめな想いをさせて本当にすまなかった それでもかぼそい身体でだまってつくしてくれた お前を想うと俺は今でも 今でもおもわず泣けてしまうぜ 暗い記憶のみちのくに 降りしきる雪のような ゆきこは純な純な娘だったよ 倖せひとつもあげられず あの夜二人は別れたが 今でもこの俺ゆきこがいのちさ |
雪散華傷つき破れた はぐれ舟 雪をかぶった 哀しい舟よ それでも海に へさきを向けて いまも大漁の 夢を見る 嵐でなくとも 出られぬわが身 泣いて涙に 暮れるなら せめて吹雪の なかで舞え 吹きぬく風の音 聞きながら いっそ吹雪の なかで散れ 涅槃 曼陀羅 それとも地獄 荒海渡る 鳥でさえ 枝をくわえて 行くという とまり木さえも 持てない俺に 夢のかけらも 砕け散る くずれた壁の 一つ一つに 惚れたおんなの 顔をみて せめて咲かせよ 雪の華 心の芯まで 凍る街 いっそ静かに 雪の舞い 涅槃曼陀羅 それとも地獄 せめて吹雪の なかで舞え 吹きぬく風の音 聞きながら いっそ吹雪の なかで散れ 涅槃 曼陀羅 それとも地獄 | 小林旭 | 西村賢三 | 西村賢三 | | 傷つき破れた はぐれ舟 雪をかぶった 哀しい舟よ それでも海に へさきを向けて いまも大漁の 夢を見る 嵐でなくとも 出られぬわが身 泣いて涙に 暮れるなら せめて吹雪の なかで舞え 吹きぬく風の音 聞きながら いっそ吹雪の なかで散れ 涅槃 曼陀羅 それとも地獄 荒海渡る 鳥でさえ 枝をくわえて 行くという とまり木さえも 持てない俺に 夢のかけらも 砕け散る くずれた壁の 一つ一つに 惚れたおんなの 顔をみて せめて咲かせよ 雪の華 心の芯まで 凍る街 いっそ静かに 雪の舞い 涅槃曼陀羅 それとも地獄 せめて吹雪の なかで舞え 吹きぬく風の音 聞きながら いっそ吹雪の なかで散れ 涅槃 曼陀羅 それとも地獄 |
雪の降る街を雪の降る街を 雪の降る街を 思い出だけが通りすぎてゆく 雪の降る街を 遠い国から落ちてくる この想い出を この想い出を いつの日かつつまん 温かき幸せのほほえみ 雪の降る街を 雪の降る街を 足音だけが追いかけてゆく 雪の降る街を ひとり心に充ちてくる この哀しみを この哀しみを いつの日かほぐさん 緑なす春の日のそよ風 雪の降る街を 雪の降る街を 息吹と共にこみあげてくる 雪の降る街を 誰もわからぬわが心 このむなしさを このむなしさを いつの日か祈らん 新しき光降る鐘の音 | 小林旭 | 内村直也 | 中田喜直 | | 雪の降る街を 雪の降る街を 思い出だけが通りすぎてゆく 雪の降る街を 遠い国から落ちてくる この想い出を この想い出を いつの日かつつまん 温かき幸せのほほえみ 雪の降る街を 雪の降る街を 足音だけが追いかけてゆく 雪の降る街を ひとり心に充ちてくる この哀しみを この哀しみを いつの日かほぐさん 緑なす春の日のそよ風 雪の降る街を 雪の降る街を 息吹と共にこみあげてくる 雪の降る街を 誰もわからぬわが心 このむなしさを このむなしさを いつの日か祈らん 新しき光降る鐘の音 |
夢のかたみに恋は近頃 流行らないから 本気になるのは およしなさい 傷はなかなか なおらないから 痛みのなかばで 身を退きましょう 夢のかたみに 言葉ひとつを ここに残して 背中を向ける これもすべてが あなたのためよ あなたのしあわせ 願うから 純な心は 返せないから きれいに見るのはおやめなさい 未練心は 邪魔になるから ひと泣きしたなら 旅立ちましょう 夢のかたみに 涙まじりの 青いインクの 手紙を残す 三日三晩は 恨んでごらん 四日の朝には 笑うから 夢のかたみに 涙まじりの 青いインクの 手紙を残す 三日三晩は 恨んでごらん 四日の朝には 笑うから | 小林旭 | 阿久悠 | 鈴木キサブロー | 川村栄二 | 恋は近頃 流行らないから 本気になるのは およしなさい 傷はなかなか なおらないから 痛みのなかばで 身を退きましょう 夢のかたみに 言葉ひとつを ここに残して 背中を向ける これもすべてが あなたのためよ あなたのしあわせ 願うから 純な心は 返せないから きれいに見るのはおやめなさい 未練心は 邪魔になるから ひと泣きしたなら 旅立ちましょう 夢のかたみに 涙まじりの 青いインクの 手紙を残す 三日三晩は 恨んでごらん 四日の朝には 笑うから 夢のかたみに 涙まじりの 青いインクの 手紙を残す 三日三晩は 恨んでごらん 四日の朝には 笑うから |
夢の切符おまえの寝顔を 今夜は 見つめて 夜明けを待とう 朝露にひかる いちばん列車で 明日 俺は旅立つ 男はだれも 胸のポケットに 夢の切符 持っている こころ誘う 見はてぬ未来(あす)を もいちど 探しにゆこうと 荒野の夕日を 追いかけ 銀河で この口すすぎ 時には嵐に 打ちのめされても 燃えていたよ あの頃 古びてきても 失くしはしないさ 夢の切符 ここにある 熱い想い たぎるよ胸に 遅くはないのさ 今でも 男はだれも 胸のポケットに 夢の切符 持っている きっと帰る おまえのもとへ 愛するおまえの もとへと 愛するおまえの もとへと | 小林旭 | さくらちさと | 浜圭介 | 矢野立美 | おまえの寝顔を 今夜は 見つめて 夜明けを待とう 朝露にひかる いちばん列車で 明日 俺は旅立つ 男はだれも 胸のポケットに 夢の切符 持っている こころ誘う 見はてぬ未来(あす)を もいちど 探しにゆこうと 荒野の夕日を 追いかけ 銀河で この口すすぎ 時には嵐に 打ちのめされても 燃えていたよ あの頃 古びてきても 失くしはしないさ 夢の切符 ここにある 熱い想い たぎるよ胸に 遅くはないのさ 今でも 男はだれも 胸のポケットに 夢の切符 持っている きっと帰る おまえのもとへ 愛するおまえの もとへと 愛するおまえの もとへと |
夢ん中指のつめたさ うなじの細さ 肩のはかなさ まつ毛の長さ すべて重たい悲しみつれて ひとりお前は生きている 男もつらいし 女もつらい 男と女は なおつらい だけど泣くなよ 泣くじゃない 酸いも甘いも 夢ん中 酒はにがいし 煙草はからい 紅はとけるし 寝床は寒い そんなお前の肩抱き寄せて 惚れたようだと俺はいう 男もつらいし 女もつらい 男と女は なおつらい それでいいのさ いいんだよ 逢うも別れも 夢ん中 男もつらいし 女もつらい 男と女は なおつらい それでいいのさ いいんだよ 逢うも別れも 夢ん中 | 小林旭 | 阿久悠 | 森田公一 | | 指のつめたさ うなじの細さ 肩のはかなさ まつ毛の長さ すべて重たい悲しみつれて ひとりお前は生きている 男もつらいし 女もつらい 男と女は なおつらい だけど泣くなよ 泣くじゃない 酸いも甘いも 夢ん中 酒はにがいし 煙草はからい 紅はとけるし 寝床は寒い そんなお前の肩抱き寄せて 惚れたようだと俺はいう 男もつらいし 女もつらい 男と女は なおつらい それでいいのさ いいんだよ 逢うも別れも 夢ん中 男もつらいし 女もつらい 男と女は なおつらい それでいいのさ いいんだよ 逢うも別れも 夢ん中 |
夜明けのうた夜明けのうたよ 私の心の きのうの悲しみ 流しておくれ 夜明けのうたよ 私の心に 若い力を 満たしておくれ 夜明けのうたよ 私の心の あふれる想いを わかっておくれ 夜明けのうたよ 私の心に 大きな望みを だかせておくれ 夜明けのうたよ 私の心の 小さな幸福(しあわせ) 守っておくれ 夜明けのうたよ 私の心に 想い出させる ふるさとの空 | 小林旭 | 岩谷時子 | いずみたく | | 夜明けのうたよ 私の心の きのうの悲しみ 流しておくれ 夜明けのうたよ 私の心に 若い力を 満たしておくれ 夜明けのうたよ 私の心の あふれる想いを わかっておくれ 夜明けのうたよ 私の心に 大きな望みを だかせておくれ 夜明けのうたよ 私の心の 小さな幸福(しあわせ) 守っておくれ 夜明けのうたよ 私の心に 想い出させる ふるさとの空 |
宵待歌宵待ちの 花ひとつ 面影似て 君が胸によみがえる やわ肌の 香しさ おさなさまだ残る しぐさいじらしく さすらいの宿に たどりつけば ひとりの枕 悲しくて 宵待ち 夜待ち 酔いどれ待ち 想い出だけを 口ずさむ 散る花に 吹く風の 嘆きに似て 恋はいつも儚くて たそがれの窓に 頬をよせて 盃だけが 恋しくて 宵待ち 夜待ち 酔いどれ待ち 想い出だけを 口ずさむ 流れ行く 川の水 季節はもういくつ 過ぎてしまったか | 小林旭 | 阿久悠 | 鈴木キサブロー | 若草恵 | 宵待ちの 花ひとつ 面影似て 君が胸によみがえる やわ肌の 香しさ おさなさまだ残る しぐさいじらしく さすらいの宿に たどりつけば ひとりの枕 悲しくて 宵待ち 夜待ち 酔いどれ待ち 想い出だけを 口ずさむ 散る花に 吹く風の 嘆きに似て 恋はいつも儚くて たそがれの窓に 頬をよせて 盃だけが 恋しくて 宵待ち 夜待ち 酔いどれ待ち 想い出だけを 口ずさむ 流れ行く 川の水 季節はもういくつ 過ぎてしまったか |
夜の旅人夜が今夜も やってくる 街に酒場に この胸に 人は涙を流すから 夜はかくしに やって来る 口に出せない 淋しさは 誰にもあるのさ 二十世紀の終り頃 俺とお前に雨が降る びしょびしょぬれて歩こうか 生きていりゃ明日もみえるから 夜は今夜も 歌ってる 風に落葉に この肩に 人は別れて 生きて行く 夜はうしろで歌ってる 忘れられない 男が女がいるのさ 二十世紀の終わり頃 思い出行きの舟が出る ゆらゆらゆれて もう一度 つかみに行こうか あの夢を 二十世紀の終り頃 俺とお前に雨が降る びしょびしょぬれて歩こうか 生きていりゃ明日もみえるから | 小林旭 | さいとう大三 | 叶弦大 | 小杉仁三 | 夜が今夜も やってくる 街に酒場に この胸に 人は涙を流すから 夜はかくしに やって来る 口に出せない 淋しさは 誰にもあるのさ 二十世紀の終り頃 俺とお前に雨が降る びしょびしょぬれて歩こうか 生きていりゃ明日もみえるから 夜は今夜も 歌ってる 風に落葉に この肩に 人は別れて 生きて行く 夜はうしろで歌ってる 忘れられない 男が女がいるのさ 二十世紀の終わり頃 思い出行きの舟が出る ゆらゆらゆれて もう一度 つかみに行こうか あの夢を 二十世紀の終り頃 俺とお前に雨が降る びしょびしょぬれて歩こうか 生きていりゃ明日もみえるから |
落日うらぶれこの身に 吹く風悲し 金もなくした 恋もなくした 明日の行方が わからないから ままよ死のうと 思ったまでよ 生まれた時から この世のつらさ 知っているよで なにも知らずに 落ちてはじめて 痛さを知って 恋にすがって また傷ついた それでもこの身を つつんでくれる 赤い夕陽に 胸をあたため どうせ死ぬなら 死ぬ気で生きて 生きて見せると 自分に云った | 小林旭 | 川内康範 | 北原じゅん | | うらぶれこの身に 吹く風悲し 金もなくした 恋もなくした 明日の行方が わからないから ままよ死のうと 思ったまでよ 生まれた時から この世のつらさ 知っているよで なにも知らずに 落ちてはじめて 痛さを知って 恋にすがって また傷ついた それでもこの身を つつんでくれる 赤い夕陽に 胸をあたため どうせ死ぬなら 死ぬ気で生きて 生きて見せると 自分に云った |
ララバイを歌いつづけてきみは とても なみだ上手 ついつい負けた まるで いやいやしてる こどものようだね やせた裸の肩を 少しふるわせて わたし今夜はもっと 愛がほしいなんてささやく いいからお泣きよ 上手にお泣きよ この胸を水びたしにさせて きみの揺り籠みたいに 今夜はなるだろう ララバイを歌いつづけて きみは いつも なみだ上手 心を飾る すべて まごころみたい 撲りも出来ない 細い小指を噛んで 深いためいきを わたし道に迷い とても悪いなんて謝る いいからお泣きよ 上手にお泣きよ 涸れるまで何時間もつづけ ぼくは シャンペンの泡を 朝まで数える ララバイを歌いつづけて きみの揺り籠みたいに 今夜はなるだろう ララバイを歌いつづけて | 小林旭 | 阿久悠 | 鈴木キサブロー | | きみは とても なみだ上手 ついつい負けた まるで いやいやしてる こどものようだね やせた裸の肩を 少しふるわせて わたし今夜はもっと 愛がほしいなんてささやく いいからお泣きよ 上手にお泣きよ この胸を水びたしにさせて きみの揺り籠みたいに 今夜はなるだろう ララバイを歌いつづけて きみは いつも なみだ上手 心を飾る すべて まごころみたい 撲りも出来ない 細い小指を噛んで 深いためいきを わたし道に迷い とても悪いなんて謝る いいからお泣きよ 上手にお泣きよ 涸れるまで何時間もつづけ ぼくは シャンペンの泡を 朝まで数える ララバイを歌いつづけて きみの揺り籠みたいに 今夜はなるだろう ララバイを歌いつづけて |
わかれの演歌別れがすぐそばに 歩いてくるの 雨にぬれている 街灯の後ろから 気にしない 気にしない このまま流されちぎれても あなたは笑って西口へ 私は涙で東口 何処へゆくのよ あなた…あなた 遊びの恋ならば 別れはないと 甘い電話して 食事でもさそうけど 愛したら 愛したら せつない心が痛くなる 一人で酒場の裏窓に よりそうお酒はにがいけど 今でも好きよ あなた…あなた 未練はあるけれど 泣きたくないの 雲のきれまから また一つなみだ恋 気にしない 気にしない このまま運命にはてるとも あなたは笑ってさすらいに 私は涙で見送りに 今日でさよなら あなた…あなた | 小林旭 | 山田孝雄 | 叶弦大 | | 別れがすぐそばに 歩いてくるの 雨にぬれている 街灯の後ろから 気にしない 気にしない このまま流されちぎれても あなたは笑って西口へ 私は涙で東口 何処へゆくのよ あなた…あなた 遊びの恋ならば 別れはないと 甘い電話して 食事でもさそうけど 愛したら 愛したら せつない心が痛くなる 一人で酒場の裏窓に よりそうお酒はにがいけど 今でも好きよ あなた…あなた 未練はあるけれど 泣きたくないの 雲のきれまから また一つなみだ恋 気にしない 気にしない このまま運命にはてるとも あなたは笑ってさすらいに 私は涙で見送りに 今日でさよなら あなた…あなた |
私の名前が変わります忍とゆう名は ついてなかったわ 千草とゆう名も 不幸だったわ 遠い過去から 戻ってきたことを 明子とゆう名で お知らせします 私の名前が 変わります お店をやれよと 言ってくれたひと 田舎へ行こうと 誘ったひと すがりついては ころんで傷ついた あの人 あの街 忘れるために 私の名前が 変わります 自分の気持ちが やっとわかったの 無駄ではなかった まわり道 いつもあなたが坐って飲んでいた 港の酒場に 落着きました 私の名前が 変わります | 小林旭 | 星野哲郎 | 叶弦大 | | 忍とゆう名は ついてなかったわ 千草とゆう名も 不幸だったわ 遠い過去から 戻ってきたことを 明子とゆう名で お知らせします 私の名前が 変わります お店をやれよと 言ってくれたひと 田舎へ行こうと 誘ったひと すがりついては ころんで傷ついた あの人 あの街 忘れるために 私の名前が 変わります 自分の気持ちが やっとわかったの 無駄ではなかった まわり道 いつもあなたが坐って飲んでいた 港の酒場に 落着きました 私の名前が 変わります |
私もいろいろありました流れ流れて この世の人に なじんだつもりで いたこの私 だけどあなたに 逢った時 何故か心が とまったの 息をのむよな せつなさに 思わず言ったの あの言葉 あなたになにかを してあげたいの 遅くなったと あなたに言われ 昔の女に もどった私 思わずもらす 溜息に あなたは何を 感じたの ツンと横向き 知らん顔 あなたと同じ 私にも いろんな事が ありました すさぶ私の 心の中に 愛のあかしを ともしてくれた あなたを今夜も 目でさがす 私の心の情けなさ 言って聞かせて 酒を飲む こんな女の 真心を 教えてあげたい あの人に | 小林旭 | 野村浩二 | 野村浩二 | | 流れ流れて この世の人に なじんだつもりで いたこの私 だけどあなたに 逢った時 何故か心が とまったの 息をのむよな せつなさに 思わず言ったの あの言葉 あなたになにかを してあげたいの 遅くなったと あなたに言われ 昔の女に もどった私 思わずもらす 溜息に あなたは何を 感じたの ツンと横向き 知らん顔 あなたと同じ 私にも いろんな事が ありました すさぶ私の 心の中に 愛のあかしを ともしてくれた あなたを今夜も 目でさがす 私の心の情けなさ 言って聞かせて 酒を飲む こんな女の 真心を 教えてあげたい あの人に |