居酒屋カウンターに 頬杖ついて あんたの横顔を 見ていたら なんだかみじめに なってきて 涙がしらずに あふれだす 袋小路の居酒屋は 淋しがりやの集まる所 悲しい話は もうやめて 今夜はとことん 付き合って ボトル一瓶 あけるまで 顔染みの 陽気な人に お似合いだねって 冷やかされ 笑ってごまかす 二人なら 嘘でもいいから このままで 袋小路の居酒屋は お人好しの集まる所 本当の話は やめにして 誰にも幸福 くるように 飲んで騒いで 夜明けまで 袋小路の居酒屋で 行き場なくした 男と女 明日の話はしないでよ 流行(はやり)歌など 口ずさむ 夢を肴に 酔えるまで… | 日吉ミミ | 吉田健美 | 杉本真人 | | カウンターに 頬杖ついて あんたの横顔を 見ていたら なんだかみじめに なってきて 涙がしらずに あふれだす 袋小路の居酒屋は 淋しがりやの集まる所 悲しい話は もうやめて 今夜はとことん 付き合って ボトル一瓶 あけるまで 顔染みの 陽気な人に お似合いだねって 冷やかされ 笑ってごまかす 二人なら 嘘でもいいから このままで 袋小路の居酒屋は お人好しの集まる所 本当の話は やめにして 誰にも幸福 くるように 飲んで騒いで 夜明けまで 袋小路の居酒屋で 行き場なくした 男と女 明日の話はしないでよ 流行(はやり)歌など 口ずさむ 夢を肴に 酔えるまで… |
いのちのしずく風のない おだやかな午後 ふと人生を ふり向いたら 私がこの世で 一番 愛した人は あなたでした 泣かせて… もう 心のまま 生きても いいでしょう 涙は いのちのしずく 泣くのは 生きてるあかし だから悲しくても だから苦しくても 涙は あたたかいの… 絶望は 終わりなどなく そう果てしない 闇のようで 私に小さな あかりを 灯した人は あなたでした 泣かせて… もう 強がらずに 生きても いいでしょう 涙は いのちのしずく 泣くのは 愛したあかし だから悲しくても だから苦しくても 泣くたび うまれ変わる… …いつか 大地に帰ったら そこから花が 咲くでしょう 心にうめた 想い出たちが たくさん花を 咲かすでしょう… 涙は いのちのしずく 泣くのは 愛したあかし だから悲しくても だから苦しくても 泣くたび うまれ変わる… だから悲しくても だから苦しくても 泣くたび うまれ変わる… | 日吉ミミ | 田久保真見 | 浅野佑悠輝 | 岩本正樹 | 風のない おだやかな午後 ふと人生を ふり向いたら 私がこの世で 一番 愛した人は あなたでした 泣かせて… もう 心のまま 生きても いいでしょう 涙は いのちのしずく 泣くのは 生きてるあかし だから悲しくても だから苦しくても 涙は あたたかいの… 絶望は 終わりなどなく そう果てしない 闇のようで 私に小さな あかりを 灯した人は あなたでした 泣かせて… もう 強がらずに 生きても いいでしょう 涙は いのちのしずく 泣くのは 愛したあかし だから悲しくても だから苦しくても 泣くたび うまれ変わる… …いつか 大地に帰ったら そこから花が 咲くでしょう 心にうめた 想い出たちが たくさん花を 咲かすでしょう… 涙は いのちのしずく 泣くのは 愛したあかし だから悲しくても だから苦しくても 泣くたび うまれ変わる… だから悲しくても だから苦しくても 泣くたび うまれ変わる… |
ウォーキング マイ ライフ花瓶の赤いバラ 一輪とって ぽけっとに差せば 青春にかえる 微笑みと泪しか知らなかった あの頃 平気でいえたよ 愛していると 恋もしたし 夢もみた 別離もあった それなりの愛に 出逢いながら 男女は 生きるのよ 歩くのよ Walking my life やせたり太ったり いろんな顔が 歌声と一緒に 青春にもどる ほどほどの幸せが はずかしくなる おたがい 勇気があったね 手ぶらのままで 星もみたし 月もみた 小雨もあった それなりの色に そまりながら 男女は 生きるのよ 歩くのよ Walking my life 夏もあるし 冬もある 嵐もあった それなりの刻を まといつけて 男女は 生きるのよ 歩くのよ Walking my life Walking my life Walking Walking my life | 日吉ミミ | 山口洋子 | 円広志 | 宮崎慎二 | 花瓶の赤いバラ 一輪とって ぽけっとに差せば 青春にかえる 微笑みと泪しか知らなかった あの頃 平気でいえたよ 愛していると 恋もしたし 夢もみた 別離もあった それなりの愛に 出逢いながら 男女は 生きるのよ 歩くのよ Walking my life やせたり太ったり いろんな顔が 歌声と一緒に 青春にもどる ほどほどの幸せが はずかしくなる おたがい 勇気があったね 手ぶらのままで 星もみたし 月もみた 小雨もあった それなりの色に そまりながら 男女は 生きるのよ 歩くのよ Walking my life 夏もあるし 冬もある 嵐もあった それなりの刻を まといつけて 男女は 生きるのよ 歩くのよ Walking my life Walking my life Walking Walking my life |
生まれてはみたけれど生まれてはみたけれど 父さん母さんいるじゃなし 洗濯干場のたそがれに ぼんやり見ていた 渡り鳥 生まれてはみたけれど 帰る故郷があるじゃなし やさしいことばほしくなり だまされにゆく 安酒場 生まれてはみたけれど 筋も掟も知りませぬ 妻も子もあるひとだけど おしたいします なみだ花 生まれてはみたけれど 妻という名にあこがれて あなたの家の表札を ぼんやり見ていた 赤とんぼ | 日吉ミミ | 寺山修司 | 田中未知 | 神保正明 | 生まれてはみたけれど 父さん母さんいるじゃなし 洗濯干場のたそがれに ぼんやり見ていた 渡り鳥 生まれてはみたけれど 帰る故郷があるじゃなし やさしいことばほしくなり だまされにゆく 安酒場 生まれてはみたけれど 筋も掟も知りませぬ 妻も子もあるひとだけど おしたいします なみだ花 生まれてはみたけれど 妻という名にあこがれて あなたの家の表札を ぼんやり見ていた 赤とんぼ |
男と女のお話恋人にふられたの よくある 話じゃないか 世の中 かわっているんだよ 人の心も かわるのさ 淋しいなら この僕が つきあって あげてもいいよ 涙なんかを みせるなよ 恋はおしゃれな ゲームだよ ベットで 泣いてると 涙が 耳に入るよ むかしを 忘れてしまうには 素敵な恋を することさ スマートに 恋をして 気ままに 暮らして行けよ 悪い女と 云われても それでいいのさ 恋なんて 男と女が ため息 ついているよ 夜が終れば さようならの はかない恋の くりかえし | 日吉ミミ | 久仁京介 | 水島正和 | 近藤進 | 恋人にふられたの よくある 話じゃないか 世の中 かわっているんだよ 人の心も かわるのさ 淋しいなら この僕が つきあって あげてもいいよ 涙なんかを みせるなよ 恋はおしゃれな ゲームだよ ベットで 泣いてると 涙が 耳に入るよ むかしを 忘れてしまうには 素敵な恋を することさ スマートに 恋をして 気ままに 暮らして行けよ 悪い女と 云われても それでいいのさ 恋なんて 男と女が ため息 ついているよ 夜が終れば さようならの はかない恋の くりかえし |
男と女の数え唄男とせ 顔がまずいと くやむじゃないよ ほれた女がいるならば それでいいじゃないか 女とせ 泣いてすがって 傷つくよりも 死んだ小鳥はすてるもの それでいいじゃないの 男とせ くやしまぎれに 別れのたんか 今じゃあいつも人の妻 それでいいじゃないか 女とせ 一度こりても またくりかえす 好きでえらんだ恋ならば それもいいじゃないの 一度目は キスの甘さにしびれたけれど 六度七度と知りつくし 今じゃほろにがい 恋の数え唄 | 日吉ミミ | 橋本淳 | 中村泰士 | | 男とせ 顔がまずいと くやむじゃないよ ほれた女がいるならば それでいいじゃないか 女とせ 泣いてすがって 傷つくよりも 死んだ小鳥はすてるもの それでいいじゃないの 男とせ くやしまぎれに 別れのたんか 今じゃあいつも人の妻 それでいいじゃないか 女とせ 一度こりても またくりかえす 好きでえらんだ恋ならば それもいいじゃないの 一度目は キスの甘さにしびれたけれど 六度七度と知りつくし 今じゃほろにがい 恋の数え唄 |
男の耳はロバの耳人の噂を 切符に変えて 北の駅から 逃げ出したのは 夏の終りの 螢が一つ ポカリポカリと またたく夜ふけ 男の耳はロバの耳 女の愛が きこえない ハラリ枯葉が 舞いちる夜に つらくなるねと 躰を寄せて 無茶を悔んで いるならいると いってほしいと 訊ねてみたが 男の耳はロバの耳 女の愛が きこえない 酒のボトルが 転がる部屋で 夢を見ようと 寝るのが無理よ 冬の間の あたため合いを ずっとつづけて みたいと思う 男の耳はロバの耳 女の愛が きこえない | 日吉ミミ | 阿久悠 | 猪俣公章 | | 人の噂を 切符に変えて 北の駅から 逃げ出したのは 夏の終りの 螢が一つ ポカリポカリと またたく夜ふけ 男の耳はロバの耳 女の愛が きこえない ハラリ枯葉が 舞いちる夜に つらくなるねと 躰を寄せて 無茶を悔んで いるならいると いってほしいと 訊ねてみたが 男の耳はロバの耳 女の愛が きこえない 酒のボトルが 転がる部屋で 夢を見ようと 寝るのが無理よ 冬の間の あたため合いを ずっとつづけて みたいと思う 男の耳はロバの耳 女の愛が きこえない |
悲しい女と呼ばれたいさみしい男がいたら どうぞ紹介して さみしい女にとって 恋は宝なの 一緒に映画を 見るもよし やすい酒場で 飲むもよし 男と二人で 涙を流したい 心の真中あたり 冷たい風が吹く 愛したつもりでいたら ただの友だちね 一緒に住もうと 云いながら 用事がすんだら すぐ帰る 男の嘘には 神様夢がない その時女の目には 光る涙がある 最後に男を抱いて そっと口づける 何がきれいと たずねても 女心が 一番よ 愛した男の ためなら身を投げる | 日吉ミミ | 橋本淳 | 中村泰士 | | さみしい男がいたら どうぞ紹介して さみしい女にとって 恋は宝なの 一緒に映画を 見るもよし やすい酒場で 飲むもよし 男と二人で 涙を流したい 心の真中あたり 冷たい風が吹く 愛したつもりでいたら ただの友だちね 一緒に住もうと 云いながら 用事がすんだら すぐ帰る 男の嘘には 神様夢がない その時女の目には 光る涙がある 最後に男を抱いて そっと口づける 何がきれいと たずねても 女心が 一番よ 愛した男の ためなら身を投げる |
壁の花ああどうして あんたは突然 こんな所に 呼んだのよ ポンパドールが ゆらゆらと 派手な舞踏会 造花みたい 壁のあたり へばりついてる このあたし 継ぎだらけのブルージーン 場違いよね どうぞ 踊りなさい あそこにいい娘が 居るじゃない ああつり会わないのよ もともと 恋の垣根が 高すぎて 安い酒場と 冷酒が 似合う私なの ワルツなんか 習う暇も なぜかなかった 人生よ ひと握りのお金ばかり 夢に見たわ どうぞ 踊りなさい あんたはあんたを 抱きしめて ああおんぼろ ベッドで今夜は 枕抱えて 泣きたいわ ひと眠りすりゃ すぐケロリ いつもそうだもの さげすみでも してるように 誰か煙草を 吹きかける 煙りなんか慣れっこでも 涙がでる どうぞ 踊りなさい あたしは一人で 大丈夫 | 日吉ミミ | 千明哲也 | 万代鹿之介 | | ああどうして あんたは突然 こんな所に 呼んだのよ ポンパドールが ゆらゆらと 派手な舞踏会 造花みたい 壁のあたり へばりついてる このあたし 継ぎだらけのブルージーン 場違いよね どうぞ 踊りなさい あそこにいい娘が 居るじゃない ああつり会わないのよ もともと 恋の垣根が 高すぎて 安い酒場と 冷酒が 似合う私なの ワルツなんか 習う暇も なぜかなかった 人生よ ひと握りのお金ばかり 夢に見たわ どうぞ 踊りなさい あんたはあんたを 抱きしめて ああおんぼろ ベッドで今夜は 枕抱えて 泣きたいわ ひと眠りすりゃ すぐケロリ いつもそうだもの さげすみでも してるように 誰か煙草を 吹きかける 煙りなんか慣れっこでも 涙がでる どうぞ 踊りなさい あたしは一人で 大丈夫 |
北風ぴゅうぴゅう肩こり損の くたびれ儲け それが人生と 言うけれど 急がば廻れ 泣き虫上手 なんて言うじゃない ぴゅうぴゅう 北風吹く夜は 湯気の向こうで かわいい妻が あんたの帰りを 待っている おかえりなさい 燗もついてる 鍋もあたたかい 付き合い酒や 寄り合い酒で 世間まわると 言うけれど 溜め息まじり ときめきまじり 街は唄まじり ぴゅうぴゅう 北風吹く夜は 流行り唄で ゆれるグラスに あんたの心が 溶けてゆく おかえりなさい 灯りも待ってる 外は急ぎ足 寄り道酒は 息抜き酒と 人は時々 言うけれど 付き合い上手 ことわり上手 なんて言うじゃない ぴゅうぴゅう 北風吹く夜は 未練盃 重ねるたびに あんたの夢が 積もってゆく おかえりなさい 終わり電車の ベルも呼んでいる | 日吉ミミ | 安保由夫 | 安保由夫 | 矢野立美 | 肩こり損の くたびれ儲け それが人生と 言うけれど 急がば廻れ 泣き虫上手 なんて言うじゃない ぴゅうぴゅう 北風吹く夜は 湯気の向こうで かわいい妻が あんたの帰りを 待っている おかえりなさい 燗もついてる 鍋もあたたかい 付き合い酒や 寄り合い酒で 世間まわると 言うけれど 溜め息まじり ときめきまじり 街は唄まじり ぴゅうぴゅう 北風吹く夜は 流行り唄で ゆれるグラスに あんたの心が 溶けてゆく おかえりなさい 灯りも待ってる 外は急ぎ足 寄り道酒は 息抜き酒と 人は時々 言うけれど 付き合い上手 ことわり上手 なんて言うじゃない ぴゅうぴゅう 北風吹く夜は 未練盃 重ねるたびに あんたの夢が 積もってゆく おかえりなさい 終わり電車の ベルも呼んでいる |
言の葉の夢あれも夢なら これも夢 触れてしまえば みんな夢 人は雪氷(みぞれ)か 粉雪か 積もって消える それだけか 若き日の美しさ 心にそっと秘めるけど 明日は明日が 手招きするよ 夢の続きの まだ続き 私は私の あなたはあなたの人生 人生だから あれも夢なら それも夢 過ぎてしまえば みんな夢 人は螢か 朝顔か 恋するために いきるのか 青春の忘れ物 時には一人手繰(たぐ)るけど 昨日は昨日に サヨナラするよ 夢の途中の まだ途中 私は私の あなたはあなたの人生 人生だから 夢の続きの まだ続き 私は私の あなたはあなたの人生 人生だから 人生だから 人生だから | 日吉ミミ | 荒木とよひさ | 平尾昌晃 | 溝淵新一郎 | あれも夢なら これも夢 触れてしまえば みんな夢 人は雪氷(みぞれ)か 粉雪か 積もって消える それだけか 若き日の美しさ 心にそっと秘めるけど 明日は明日が 手招きするよ 夢の続きの まだ続き 私は私の あなたはあなたの人生 人生だから あれも夢なら それも夢 過ぎてしまえば みんな夢 人は螢か 朝顔か 恋するために いきるのか 青春の忘れ物 時には一人手繰(たぐ)るけど 昨日は昨日に サヨナラするよ 夢の途中の まだ途中 私は私の あなたはあなたの人生 人生だから 夢の続きの まだ続き 私は私の あなたはあなたの人生 人生だから 人生だから 人生だから |
戯言浮気者だと あいつは言った それでも本気で 惚れてみた 噂話の 多い奴なら ふられたあとが 楽だもの 女は遊びじゃ 愛せない どうせ泣くよと あいつは言った それでも一途に 賭けて見た 別れ話を 恐れるよりも 今が大事な 恋心 女は気ままにゃ 暮らせない 元気だしなと あいつは言った いつかは涙も 乾くだろう 何度こりても すぐくり返す 嘘と真実(まこと)の すれ違い 女はひとりじゃ 歩けない | 日吉ミミ | 吉田健美 | 杉本真人 | | 浮気者だと あいつは言った それでも本気で 惚れてみた 噂話の 多い奴なら ふられたあとが 楽だもの 女は遊びじゃ 愛せない どうせ泣くよと あいつは言った それでも一途に 賭けて見た 別れ話を 恐れるよりも 今が大事な 恋心 女は気ままにゃ 暮らせない 元気だしなと あいつは言った いつかは涙も 乾くだろう 何度こりても すぐくり返す 嘘と真実(まこと)の すれ違い 女はひとりじゃ 歩けない |
失恋昨夜(ゆうべ) ふたり 今夜 ひとり 汽笛が 消えてく 背中が 冷える 灯りが うるむ 小指が 濡れる たった三月の 交際(つきあい)だけど 涙のぶんだけ あ…… 惚れました あなた ひとり わたし ひとり 酒場の かたすみ 窓打つ 小雨 おんぼろ ギター 火のない 煙草 きいてちょうだい つらいじゃないの 振られてわかった あ… 恋の味 あなた ふたり わたし ひとり 知らない 街角 つめたい 夜風 未練が かわく 指輪を すてる 今じゃ 男の心のすみに 可愛い 女で あ… 居たいだけ | 日吉ミミ | 山口洋子 | 平尾昌晃 | | 昨夜(ゆうべ) ふたり 今夜 ひとり 汽笛が 消えてく 背中が 冷える 灯りが うるむ 小指が 濡れる たった三月の 交際(つきあい)だけど 涙のぶんだけ あ…… 惚れました あなた ひとり わたし ひとり 酒場の かたすみ 窓打つ 小雨 おんぼろ ギター 火のない 煙草 きいてちょうだい つらいじゃないの 振られてわかった あ… 恋の味 あなた ふたり わたし ひとり 知らない 街角 つめたい 夜風 未練が かわく 指輪を すてる 今じゃ 男の心のすみに 可愛い 女で あ… 居たいだけ |
たかが人生じゃないのあのひとが死んだわ 朝日が昇った あたしは文無しだけれど 何とかなるわ 鏡を拭いて 素顔をうつし たかが女の 人生じゃないの さみしくなったら じぶんの腕で じぶんを抱きしめて 口笛吹くわ かもめ来て啼く 裏町の川 ひとのあいだを 流れてゆくの あのひとが死んだわ 子猫が見てた かたみのセーターだけれど 洗わずおくは いつもあなたの においのそばで たかが女の 人生じゃないの | 日吉ミミ | 寺山修司 | 田中未知 | | あのひとが死んだわ 朝日が昇った あたしは文無しだけれど 何とかなるわ 鏡を拭いて 素顔をうつし たかが女の 人生じゃないの さみしくなったら じぶんの腕で じぶんを抱きしめて 口笛吹くわ かもめ来て啼く 裏町の川 ひとのあいだを 流れてゆくの あのひとが死んだわ 子猫が見てた かたみのセーターだけれど 洗わずおくは いつもあなたの においのそばで たかが女の 人生じゃないの |
天気雨待ってみようか あきらめましょか それとも後を 追いかけましょうか 夢のつづきは おしまいですか 背中を向けたまま あなたはいつも 天気雨 想い出だけを まき散らす 私の心は 今日も雨 しずくがポトポト 冷たいよ 私の心は 今日も雨 傘がほしいよ 話相手は 水割りグラス あなたの顔が ゆらゆら揺れる おひとりですかと なじみのマスター 気づかう声がする お酒を飲めば 飲むほどに 酔えないなんて せつないね 私の心は 今日も雨 しずくがポトポト 冷たいよ 私の心は 今日も雨 傘がほしいよ… | 日吉ミミ | たきのえいじ | たきのえいじ | | 待ってみようか あきらめましょか それとも後を 追いかけましょうか 夢のつづきは おしまいですか 背中を向けたまま あなたはいつも 天気雨 想い出だけを まき散らす 私の心は 今日も雨 しずくがポトポト 冷たいよ 私の心は 今日も雨 傘がほしいよ 話相手は 水割りグラス あなたの顔が ゆらゆら揺れる おひとりですかと なじみのマスター 気づかう声がする お酒を飲めば 飲むほどに 酔えないなんて せつないね 私の心は 今日も雨 しずくがポトポト 冷たいよ 私の心は 今日も雨 傘がほしいよ… |
東京チカチカ東京チカチカ 突っぱりシティ 肩がぶつかる 言葉が刺さる 郷里(くに)に残した梨果(リカ)ちゃんは 今もひとりでいるだろか それとも誰かに抱かれたら 東京チカチカ 心がサビる 東京チカチカ 根がくさる 帰ろかな 東京チカチカ 百万ボルト 美女と悪女と ぶりっ子ネオン 俺が愛した梨果ちゃんは 化粧ひとつもしないのに いつでも明るい目をしてた 東京チカチカ 心がサビる 東京チカチカ 根がくさる 帰ろかな 俺も男だ東京と 一度勝負をしたかった どうやら相手がセコすぎた 東京チカチカ 心がサビる 東京チカチカ 根がくさる 帰ろかな | 日吉ミミ | 伊藤アキラ | 市川昭介 | | 東京チカチカ 突っぱりシティ 肩がぶつかる 言葉が刺さる 郷里(くに)に残した梨果(リカ)ちゃんは 今もひとりでいるだろか それとも誰かに抱かれたら 東京チカチカ 心がサビる 東京チカチカ 根がくさる 帰ろかな 東京チカチカ 百万ボルト 美女と悪女と ぶりっ子ネオン 俺が愛した梨果ちゃんは 化粧ひとつもしないのに いつでも明るい目をしてた 東京チカチカ 心がサビる 東京チカチカ 根がくさる 帰ろかな 俺も男だ東京と 一度勝負をしたかった どうやら相手がセコすぎた 東京チカチカ 心がサビる 東京チカチカ 根がくさる 帰ろかな |
流れ星挽歌あんたおめでとう あの娘と結婚するそうね どうりで近頃 変だと思ってたわ あたしが寝た頃に いつでも帰って来るようだし お金も派手に使ってるようじゃない 皮肉に聞こえたら ごめんなさい いつかはこうなる 定めなの あんたが幸せだったら あたし嬉しいの あんた憶えてる 二人が始めて会ったのは 橋の袂(たもと)の いっぱい飲み屋だったわ お互い淋しいもん同志で 心が触れ合って 二人でたくさん とっくりを並べたわ そのあとメロメロに 酔っぱらって 気がつきゃ駅裏 安ホテル あの日は星降るような いい晩だった あの娘はあたしより はるかに器量のいい娘だし あんたの可愛い 奥さんになるでしょう 早く人並の幸せつかんで欲しいのよ あたしと一緒じゃろくなことありゃしない みっつもあんたより 年上だから 余計な心配 しないでね あたしは星降る街の ひとり流れ星 | 日吉ミミ | 竹田賢 | 竹田賢 | | あんたおめでとう あの娘と結婚するそうね どうりで近頃 変だと思ってたわ あたしが寝た頃に いつでも帰って来るようだし お金も派手に使ってるようじゃない 皮肉に聞こえたら ごめんなさい いつかはこうなる 定めなの あんたが幸せだったら あたし嬉しいの あんた憶えてる 二人が始めて会ったのは 橋の袂(たもと)の いっぱい飲み屋だったわ お互い淋しいもん同志で 心が触れ合って 二人でたくさん とっくりを並べたわ そのあとメロメロに 酔っぱらって 気がつきゃ駅裏 安ホテル あの日は星降るような いい晩だった あの娘はあたしより はるかに器量のいい娘だし あんたの可愛い 奥さんになるでしょう 早く人並の幸せつかんで欲しいのよ あたしと一緒じゃろくなことありゃしない みっつもあんたより 年上だから 余計な心配 しないでね あたしは星降る街の ひとり流れ星 |
二枚の落ち葉冬の日溜まり 夏には木陰 二枚に重なり 今日も肩寄せて 冷たいばかりの 他人の街で 夢のかけらをあたためる あんたとようやく 照れずにいえて 坂道人生 二人で生きる 雨を横切り 嵐を避けて 夜道の遠さに そっと手をにぎる 厳しさ続きの ネオンの底で 一杯二杯の酒の数 そろそろおよしと 眼だけで教え 苦労はあるけど 二人で生きる 秋は龍胆 春には椿 季節の折ふし いつも微笑んで 時間に追われる 暮らしのなかで つくる想い出花づくり 空いてるボトルに ひと枝差して 幸せたしかめ 二人で生きる | 日吉ミミ | 山口洋子 | 猪俣公章 | 前田俊明 | 冬の日溜まり 夏には木陰 二枚に重なり 今日も肩寄せて 冷たいばかりの 他人の街で 夢のかけらをあたためる あんたとようやく 照れずにいえて 坂道人生 二人で生きる 雨を横切り 嵐を避けて 夜道の遠さに そっと手をにぎる 厳しさ続きの ネオンの底で 一杯二杯の酒の数 そろそろおよしと 眼だけで教え 苦労はあるけど 二人で生きる 秋は龍胆 春には椿 季節の折ふし いつも微笑んで 時間に追われる 暮らしのなかで つくる想い出花づくり 空いてるボトルに ひと枝差して 幸せたしかめ 二人で生きる |
呑駄くれゆれる ゆれる ゆれる ゆれる 女心 泣いて 泣いて 泣いて 泣いて 泣いて どうなるの どうせ淋しがり屋 ああ呑駄くれ お酒をついで からまないから 何処で寝ようと 他人言 その日暮らしの あんたにだけは わかるはずだわ あたいの事 ふられて波止場 すてられ港 死ぬ気なんかないよ たかが恋愛 ゆれる ゆれる ゆれる ゆれる 女心 泣いて 泣いて 泣いて 泣いて 泣いて どうなるの どうせ淋しがり屋 ああ呑駄くれ 枕に抱かれ 夢にうなされ うつらうつらで むかえ酒 もう一杯だけ ついでおくれよ 心のつけも たまるばかり バカな話と 笑うがいいよ あたい舞上って たかが恋愛 ゆれる ゆれる ゆれる ゆれる 女心 泣いて 泣いて 泣いて 泣いて 泣いて どうなるの どうせ淋しがり屋 ああ呑駄くれ 若けりゃ甘い 年とりゃ寒い どうせみんな遊び たかが恋愛 ゆれる ゆれる ゆれる ゆれる 女心 泣いて 泣いて 泣いて 泣いて 泣いて どうなるの どうせ淋しがり屋 ああ呑駄くれ ゆれる ゆれる ゆれる ゆれる 女心 泣いて 泣いて 泣いて 泣いて 泣いて どうなるの どうせ淋しがり屋 ああ呑駄くれ | 日吉ミミ | 伊藤薫 | 伊藤薫 | | ゆれる ゆれる ゆれる ゆれる 女心 泣いて 泣いて 泣いて 泣いて 泣いて どうなるの どうせ淋しがり屋 ああ呑駄くれ お酒をついで からまないから 何処で寝ようと 他人言 その日暮らしの あんたにだけは わかるはずだわ あたいの事 ふられて波止場 すてられ港 死ぬ気なんかないよ たかが恋愛 ゆれる ゆれる ゆれる ゆれる 女心 泣いて 泣いて 泣いて 泣いて 泣いて どうなるの どうせ淋しがり屋 ああ呑駄くれ 枕に抱かれ 夢にうなされ うつらうつらで むかえ酒 もう一杯だけ ついでおくれよ 心のつけも たまるばかり バカな話と 笑うがいいよ あたい舞上って たかが恋愛 ゆれる ゆれる ゆれる ゆれる 女心 泣いて 泣いて 泣いて 泣いて 泣いて どうなるの どうせ淋しがり屋 ああ呑駄くれ 若けりゃ甘い 年とりゃ寒い どうせみんな遊び たかが恋愛 ゆれる ゆれる ゆれる ゆれる 女心 泣いて 泣いて 泣いて 泣いて 泣いて どうなるの どうせ淋しがり屋 ああ呑駄くれ ゆれる ゆれる ゆれる ゆれる 女心 泣いて 泣いて 泣いて 泣いて 泣いて どうなるの どうせ淋しがり屋 ああ呑駄くれ |
ひとの一生かくれんぼひとの一生 かくれんぼ あたしはいつも 鬼ばかり 赤い夕日の 裏町で もういいかい まあだだよ 逃げてかくれた あのひとを さがしつづけて さすらいの 目かくしとけば 雪がふる もういいかい まあだだよ さがしあてれば あのひとは 今じゃ子もある 妻もある あたしは 鬼のままで泣く もういいかい まあだだよ ひとの一生 かくれんぼ 恋の片道 日がくれる 鬼のあたしに 夜がくる もういいかい まあだだよ もういいかい まあだだよ | 日吉ミミ | 寺山修司 | 田中未知 | | ひとの一生 かくれんぼ あたしはいつも 鬼ばかり 赤い夕日の 裏町で もういいかい まあだだよ 逃げてかくれた あのひとを さがしつづけて さすらいの 目かくしとけば 雪がふる もういいかい まあだだよ さがしあてれば あのひとは 今じゃ子もある 妻もある あたしは 鬼のままで泣く もういいかい まあだだよ ひとの一生 かくれんぼ 恋の片道 日がくれる 鬼のあたしに 夜がくる もういいかい まあだだよ もういいかい まあだだよ |
焔(ほのお)灯り落とした 枕辺は 寝物語の 夢がたり 紅の乱れも そのままに 口で移した しのび酒 ああ 抱かれて女は花になる 惚れりゃ誰でも初心になる 燃えて散れ散れ 胸で散れ 女ごころの 花舞台 泣けぬおんなの 写し絵が 窓の三日月 なぜ細る せめて解かれた 黒髪を 寝てるおとこの 腕に巻く ああ すがれば尚さら 仇になる 無理を通せば 駄目になる 燃えて散れ散れ 胸で散れ 女ごころの 花舞台 ああ 抱かれて女は花になる 惚れりゃ誰でも初心になる 燃えて散れ散れ 胸で散れ 女ごころの 花舞台 | 日吉ミミ | 坂口照幸 | 大谷明裕 | | 灯り落とした 枕辺は 寝物語の 夢がたり 紅の乱れも そのままに 口で移した しのび酒 ああ 抱かれて女は花になる 惚れりゃ誰でも初心になる 燃えて散れ散れ 胸で散れ 女ごころの 花舞台 泣けぬおんなの 写し絵が 窓の三日月 なぜ細る せめて解かれた 黒髪を 寝てるおとこの 腕に巻く ああ すがれば尚さら 仇になる 無理を通せば 駄目になる 燃えて散れ散れ 胸で散れ 女ごころの 花舞台 ああ 抱かれて女は花になる 惚れりゃ誰でも初心になる 燃えて散れ散れ 胸で散れ 女ごころの 花舞台 |
未練の女この目をみてと あの人に 云った私が 悪いのか それとも 二人は結ばれぬ 星を背負った 仲なのか さみしい さみしい さみしいと ため息まじりの 酒に酔う さめたあなたと 知りながら 知ってなおます 恋心 これが最後と 無理云って 踊りつづける いつまでも いやなの いやなの いやなのと 指をかんでも 夜は更ける 女心も知らないで やがて幸せ くるという 悪い大人ね あの人は なぐさめなんか いらないわ 好きなの 好きなの 好きなのと すがりつくのは 私だけ すがりつくのは 私だけ | 日吉ミミ | 橋本淳 | 吉田正 | | この目をみてと あの人に 云った私が 悪いのか それとも 二人は結ばれぬ 星を背負った 仲なのか さみしい さみしい さみしいと ため息まじりの 酒に酔う さめたあなたと 知りながら 知ってなおます 恋心 これが最後と 無理云って 踊りつづける いつまでも いやなの いやなの いやなのと 指をかんでも 夜は更ける 女心も知らないで やがて幸せ くるという 悪い大人ね あの人は なぐさめなんか いらないわ 好きなの 好きなの 好きなのと すがりつくのは 私だけ すがりつくのは 私だけ |
世迷い言窓打つ木枯し みぞれがまじる デジタル時計がカタリと変る もしや あんたが帰って来たのかと ベットをおりたら出るくしゃみ 変なくせだよ 男にふられたその後は なぜだかきまって風邪をひく 真夜中 世の中 よまいごと 上から読んでも下から読んでも ヨノナカバカナノヨ 蜜柑(みかん)をむく指 黄色く染まる 忘れたマニキュア はがれて落ちる とても あんたにゃついていけないわと 無理して笑えば出るくしゃみ いやなくせだよ せいせいしている筈なのに 背中を寒気が駈けぬける 真夜中 世の中 よまいごと 上から読んでも下から読んでも ヨノナカバカナノヨ 変なくせだよ 男にふられたその後は なぜだかきまって風邪をひく 真夜中 世の中 よまいごと 上から読んでも下から読んでも ヨノナカバカナノヨ | 日吉ミミ | 阿久悠 | 中島みゆき | あかのたちお | 窓打つ木枯し みぞれがまじる デジタル時計がカタリと変る もしや あんたが帰って来たのかと ベットをおりたら出るくしゃみ 変なくせだよ 男にふられたその後は なぜだかきまって風邪をひく 真夜中 世の中 よまいごと 上から読んでも下から読んでも ヨノナカバカナノヨ 蜜柑(みかん)をむく指 黄色く染まる 忘れたマニキュア はがれて落ちる とても あんたにゃついていけないわと 無理して笑えば出るくしゃみ いやなくせだよ せいせいしている筈なのに 背中を寒気が駈けぬける 真夜中 世の中 よまいごと 上から読んでも下から読んでも ヨノナカバカナノヨ 変なくせだよ 男にふられたその後は なぜだかきまって風邪をひく 真夜中 世の中 よまいごと 上から読んでも下から読んでも ヨノナカバカナノヨ |
恋愛詩愛することは 人の坂道 登りきりたい 果てるまで 涙笑いに 汚れた顔も 九十九(つづら)折り行く 結び合い 日向の中で 花に身を寄す 人の世の夢 若き夢 花橘は 丘の上に咲く 清水を受けて 水車鳴る ひねもす風に 心包みて 夏紅の 中を行く どうせこの世は ひとつの命 嬉し悲しも ふたりなりゃ 四方山々が 夕焼けに 焼かれて消える 果てまでも | 日吉ミミ | たきのえいじ | たきのえいじ | | 愛することは 人の坂道 登りきりたい 果てるまで 涙笑いに 汚れた顔も 九十九(つづら)折り行く 結び合い 日向の中で 花に身を寄す 人の世の夢 若き夢 花橘は 丘の上に咲く 清水を受けて 水車鳴る ひねもす風に 心包みて 夏紅の 中を行く どうせこの世は ひとつの命 嬉し悲しも ふたりなりゃ 四方山々が 夕焼けに 焼かれて消える 果てまでも |
若者と小犬とクロアサン重いこころで 若者は わびしくひぐれの 町へ出た 長くてやせてる 影法師 ふりむく人など 誰もない ひとりぽっちの 靴音が 耳から胸へと 聞こえてる 柳に話を しかけたが からだをくねらせ 横向いた ハデな通りは ごめんだと 横町へはいって ひとやすみ 右手に持ってた クロアサン ガブリとかぢって 月をみた 足を何かに つつかれて ふとみりゃ巻毛の 犬がいる 見あげたその目は ぬれている 抱いたらたちまち キスときた キスをかえして 若者は 今日から二人と つぶやいた しっぽに合わせて うれしさと 泪がやたらに わいてきた | 日吉ミミ | サトウハチロー | クニ河内 | | 重いこころで 若者は わびしくひぐれの 町へ出た 長くてやせてる 影法師 ふりむく人など 誰もない ひとりぽっちの 靴音が 耳から胸へと 聞こえてる 柳に話を しかけたが からだをくねらせ 横向いた ハデな通りは ごめんだと 横町へはいって ひとやすみ 右手に持ってた クロアサン ガブリとかぢって 月をみた 足を何かに つつかれて ふとみりゃ巻毛の 犬がいる 見あげたその目は ぬれている 抱いたらたちまち キスときた キスをかえして 若者は 今日から二人と つぶやいた しっぽに合わせて うれしさと 泪がやたらに わいてきた |