男の背中増位山太志郎 | 増位山太志郎 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 京建輔 | 男の肩と 背中には むかしの影が ゆれている 恋も 涙も 悲しみも だれにも言えない 傷あとも ゆらゆらゆら とまり木ゆれて グラスの底に 明日(あす)をみる おまえはそんな 男の姿 気付かないけど 男の胸の おくのおく そのときどきの 夢がある 過去も 未来も ぼんやりと 忘れてしまう ときがある ゆらゆらゆら タバコのけむり 見つめて愛に ゆれながら おまえのあまい かおりの中で 休む日もある ゆらゆらゆら とまり木ゆれて グラスの底に 明日(あす)をみる おまえはそんな 男の姿 気付かないけど |
春を待つ花テレサ・テン | テレサ・テン | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 竜崎孝路 | あなたのために 春待つ花を おぼえていますか あの日のままに 去年も咲いて 今年も咲いた 花びらは少しずつ 色を増します 涙も知りました 心の痛みも知りました 鏡の前で 化粧して だれのためと泣いてます 泣いてます 忘れないでね むかえに来てね 便りもとだえ うわさもとだえ 約束ひとつが ふるえています 信じてみても 私は女 あれこれと思うたび 夜がつらくて 涙も知りました 愛する悲しさ知りました それよりひとり 待つことの 苦しみだけを知りました 知りました 忘れないでね むかえに来てね 涙も知りました 今では二十才をすぎました 小窓をあけて ぼんやりと すごすときが 続きます 続きます 忘れないでね むかえに来てね |
もう泣かないわテレサ・テン | テレサ・テン | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 伊部晴美 | もう泣かないわ もう忘れるわ あなたとはもう お別れなのね あなたの汽車が行く 夜霧に消えて行く ここで 心を 決めておきます まちがいだけの ふたりの恋に さよなら さよならするのよ みじかい旅さ すぐ帰るよと 手をふりながら 出かけたあなた だまってうなずいて 見送る私にも 意地があるのよ 明日(あす)があるのよ 悲しみだけの ふたりの恋に 今日こそ 今日こそお別れね あなたにもう一人 愛する女(ひと)がいる 知っていたけど 耐えて来たけど もう泣かないわ もう忘れるわ 今日こそ 今日こそお別れね |
雪よ おまえは森進一 | 森進一 | 喜多条恵 | 中山大三郎 | | 北風が泣き始めると 君のこと想い出す 頭からかぶったマフラー 雪ん子のようだった 雪が降るたび 君に会いたい ただ歳月が会わせない どうして? どうして? どうして? 不倖せなら会うのはつらい 倖せならもっと会えない あのあどけない 疑いもない 笑顔がこわい 若いこと いいことにして 敵ばかり作ってた そんな俺 ひとりでかばって 淋しげな顔してた 雪よ お前は知っているのか このちっぽけな人生で めぐり逢う 哀しみを偽りを 不倖せなら会うのはつらい 倖せならもっと会えない あのあどけない 疑いもない 笑顔がこわい あのあどけない 疑いもない 笑顔がこわい |
君はひなぎく半田浩二 | 半田浩二 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 花の名前も知らず 生きて来たおれの 胸にちょっぴり 残る花がある あれがひなぎくだってね とてもきれいだね 別れたおもかげに 似ているね あの日のさよならは おれが悪かった 今も悔やんでいるよ 街の花屋に寄って きいた花ことば それは「無邪気」と 教えられたのさ どこでくらしているか 噂きかないが もう一度たまらなく 逢いたいよ 許してくれるなら 今もひとりなら せめてはなしがしたい あれがひなぎくだってね とてもきれいだね 別れたおもかげに 似ているね あの日のさよならは おれが悪かった 今も悔やんでいるよ |
済州エア・ポート2001 −デュエット・バージョン−半田浩二&チェウニ | 半田浩二&チェウニ | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 今朝のつばさは とくべつに いそいで空港 とびたつみたい あなたいつまた 逢えるのですか はるか東へ 消えゆく影よ 済州エア・ポート イスルピガ ネリネ あなた涙を ためながら おまえが好きだと だきしめたでしょ 私、何度も 恋したけれど あなたひとりが いのちと決めた 済州エア・ポート ネガスムル チョクシネ こんなすてきな 島に来て ふたりでくらすと 言ってたでしょう 待っていますよ いついつまでも 私すべてが あなたのものよ 済州エア・ポート イジュル ナリ オプタネ |
避暑地のホテル古都清乃・和田弘とマヒナスターズ | 古都清乃・和田弘とマヒナスターズ | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 寺岡真三 | 思いがけずめぐり逢う 避暑地のホテル それぞれ部屋を ぬけだして あの日をさがす あの小さな 花びらは そう さんざしさ いつもこころに 咲いてたわ 別れの花か ためらいながらも ほほよせて 時計をとめて 緑深い山あいの 小道をたどる むかしの恋の ふたりづれ あの日が帰る あの木立に もたれたわ 君は泣いてたね 急な別れが 悲しくて 僕も泣いたよ あれからずいぶん たったけど 胸がときめく 約束などできなくて ふりむきながら ホテルの庭を 横ぎって ゆっくり帰ろう ねえ ほんとに愛してた いのちがけだった みんなさだめの せいなのね そう くやしいね ふしぎな出会いの ひとときを 神様ありがとう |
自慢じゃないが女だよ水前寺清子 | 水前寺清子 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 小杉仁三 | トシはいくつときかれたら 女とこたえるよ 酒はどうかときかれたら あびるとこたえるよ 世の中元気がいいのはオンナ 男たちを立てながらも いつも主役でいるの 風向きが変わったことを よくよく覚えておきなさいね あまてらす ひみこ 日本は女で夜があける ちょいとそこらのスナックで マイクをにぎりしめ 色気たっぷりうたうのは だれでしょ だれでしょう 男は ときどき手が焼けるけど いとしいもの かわいいもの 生きて行きましょ一緒に 世の中は 男と女 あんたも元気を 出しなさいね あまてらす ひみこ 日本は女で夜が あける 世の中元気がいいのはオンナ 男たちを立てながらも いつも主役でいるの 風向きが変わったことを よくよく覚えておきなさいね あまてらす ひみこ 日本は女で夜があける |
ハーバー・ヨコハマ半田浩二 | 半田浩二 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 若草恵 | 小雨の みなとヨコハマ 白い外国船が行く いままでふたりで みつめた景色でも 心をゆさぶる ものなど見えないね いつでも一緒に いたよ あたりまえのように いつかは結婚すると ひとりで決めていた わけも知らずに 君と別れた 潮風 ほほに感じて ふたり ここを歩いていた 思えばやさしい ことばもかけないで すごした時間が いまさらくやしいよ あしたを考えたいが いまはそれもつらい 男と女の 夢は 同じじゃないんだね わけも知らずに 君と別れた いままでふたりで みつめた景色でも 心をゆさぶる ものなど見えないね いつでも一緒に いたよ あたりまえのように いつかは結婚すると ひとりで決めていた わけも知らずに 君と別れた |
花らんぷ半田浩二 | 半田浩二 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 若草恵 | 男ひとりが 住んでる部屋に 何のかざりも ないさ 酒とグラスと 読みかけの 小説があるだけさ そぐわぬものは かべかけの花らんぷ うすむらさきに ぽつねんと点るのさ おまえからの贈りもの 見るたびに胸いたむ どこでどうしているんだろ もう一度逢いたいよ こんな部屋でも 半年あまり 夢があふれて いたよ あすと言う日を 信じたい そんな気になってたよ 別れのわけは 何もかもおれのせい おまえの愛に とまどっていたんだよ 今ならば正直に 何もかも話せるよ もしも一人でいるのなら もう一度逢いたいよ そぐわぬものは かべかけの花らんぷ うすむらさきに ぽつねんと点るのさ おまえからの贈りもの 見るたびに胸いたむ どこでどうしているんだろ もう一度逢いたいよ |
めざしのコンチェルト千昌夫 | 千昌夫 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 銀座で三軒、赤坂で一軒、六本木で飲み直して二軒、いつものように明方 近く屋敷に帰ったんです。屋敷は高級住宅街といわれる 田園調布にありますが門の近くで若い女をひろったんです。 よく見るとこれがいい女なんです。 そこからドラマは始まった 女は女は泣いていた 生まれもいいし、育ちもいいし、お付き合いするのがなんだかこわいわ なんていろんな女に言われます。 でもそれは私の扉ではないんです。おじいさまの代までハクシャクだった 家柄のせいなんです。そんな私がなぜかこの女と暮らす事にしたんです。 上流社会で暮らせると女は喜んだ あなたに似合いの上品な女に なれますでしょうかとふるえていたよ 本当の事言うと今迄の話はみんなでたらめなんです。 仕事に疲れてトボトボと錦糸町のアパートに帰る時 おなかをすかせて泣いていた 三毛猫を一匹ひろっただけなんです。 この猫が妙になついちゃってネ 三畳一間でよかったら おまえと一緒に暮らそうよ 東京っていう街は一人じゃさびしいし夜は寒いですからネ、 田舎から出てきてずいぶんたちますが 三毛猫一匹だって一緒にいるととってもあったかいですからネ。 何かこう心がかよってくるんですよ。 この三毛猫逃げなきゃいいんですがネ。 今夜もメザシでわるいけど お前と仲良くたべような 広い東京のかたすみで 心豊かに暮します 男が一人 |
望郷新相馬千昌夫 | 千昌夫 | 菅野さほ子 | 中山大三郎 | | やけで飲むなら およしなさいと ママは叱って くれるけど 逢えぬつらさを お酒でうすめ 酔えば故郷の うたがでる ハー遥か彼方は相馬の空かヨ 相馬恋しや目に浮かぶ かわいあの娘の涙顔 あなたひとりを 信じていると 長い手紙を くれたけど 親のゆるさぬ 男に惚れて 肩身せまかろ毎日が ハーギターひく手をしばらく止めてヨ 弱い身体を案じつつ かけた苦労のわびを言う 夜行列車が 鉄橋わたる あれは十和田か ゆうづるか 窓の灯りが ゆらゆらゆれて 汽笛尾をひく 隅田川 ハー荷物まとめて駅まできたがヨ 土産もたずにふるさとへ なんで男が戻れよう |
男の背中山川豊 | 山川豊 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 男の肩と 背中には むかしの影が ゆれている 恋も 涙も 悲しみも だれにも言えない 傷あとも ゆらゆらゆら とまり木ゆれて グラスの底に 明日をみる おまえはそんな 男の姿 気付かないけど 男の胸の おくのおく そのときどきの 夢がある 過去も 未来も ぼんやりと 忘れてしまう ときがある ゆらゆらゆら タバコのけむり 見つめて愛に ゆれながら おまえのあまい かおりの中で 休む日もある ゆらゆらゆら とまり木ゆれて グラスの底に 明日をみる おまえはそんな 男の姿 気付かないけど |
北のみずうみ物語半田浩二 | 半田浩二 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 竜崎孝路 | たずねて来たんだよ 忘れぬ面影を 君が生まれた ふるさとの 北の大地だよ すきとおる みずうみで あそんだむかし なつかしそうに なつかしそうに 話したね ここか洞爺湖(とうやこ)だよ あすは支笏湖(しこつこ)だね 然別(しかりべつ)のオショロコマ すがた見たいよね 半年前なのさ 別れたひとなのさ なんで今ごろ 気がついた 君がいのちだよ 地平線見わたせば 空行く雲も 花壇のリラも 花壇のリラも ほほえむよ マリモの阿寒湖(あかんこ)だよ 神秘の摩周湖(ましゅうこ)だね 屈斜路(くっしゃろ) 湖底の森よ 古代伝説よ 東へ行ったなら 知床五湖(しれとこごこ)がある 西へ向かえば 網走湖(あばしりこ) すぐに能取湖(のとろこ)さ さすらいはロマンかよ 逢えない君を 求める旅は 求める旅は 修羅なのか サロマ湖はるかかなた 国後(くなしり)淋しげだね 朱鞠内湖(しゅまりないこ) ウ卜ナイ湖 夢を求め行く |
花街三味線金田たつえ | 金田たつえ | 阿里あさみ | 中山大三郎 | 若草恵 | 芸は売り者 からだは自前 なんで捨てらりよ むざむざと 色と欲とがからまる裾を 粋にさばいて 生きていく わたし花街 女郎花[おみなえし] 胸に一途な 恋をだく きみを誰にもやりたくないと 泣いて私を 抱いたひと こころゆさぶる そのひとことの 殺し文句に つまずいて 横に倒したスタンドの 灯りまぶしい 片夜妻[かたよづま] わざと離れて 噂をよけりゃ 男ぎらいと ひとは言う どうせ私は 三味線草の 花のさだめとあきらめて あなた坐った 座布団の 温み両手で抱きしめる |
おそ松くん音頭細川たかし | 細川たかし | 森雪之丞 | 中山大三郎 | 宇野誠一郎・竜崎孝路 | おそ松のズボンを カラ松がはいて チョロ松のシューズを 一松 取っ替えて とど松の眉毛を 十四松に描いても シェー! やっぱり同なじ六つ子さ だよーん だよーん そんなもんだよーん だよーん だよーん そんなもんだよーん よく見りゃ地球は不思議のカタマリ おそ松音頭でヨヨイのヨイ チョチョイのチョイ ホホイのホイ! デカパンのパンツを ハタ坊がはいて チビ太のオデンを ニャロメに食べさせ イヤミの出っ歯をケムンパスにはめたら シェー! ぐちゃぐちゃ これまたオソマツ だ・じょー だ・じょー・そんなもんだ・じょー だ・じょー だ・じょー・そんなもんだ・じょー 僕らが主役さ 個性のカタマリ おそ松音頭でヨヨイのヨイ チョチョイのチョイ ホホイのホイ! ライオンのたてがみ チビ太にかぶせて 富士山の裾野に デカパンはかせて ドラキュラにイヤミの 丈夫な歯をあげたら ニャロメ……目出たく皆様 シアワセ ケケッ ケケッケ そんなもんだぜ ケケッ ケケッケ そんなもんだぜ 日本全国平和のカタマリ おそ松音頭でヨヨイのヨイ チョチョイのチョイ ホホイのホイ! おそ松音頭でヨヨイのヨイ チョチョイのチョイ ホホイのホイ! |
悲しき豆満江暁恵 | 暁恵 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 竜崎孝路 | 川をはさんで 目と目で話す 親子それぞれ 風が吹く 同じことばを はなすのに だれがどうして 引きさいた 逢いたいよ 逢いたいよ だきしめたいよ このごろの くらしなど ききたいよ 桜咲く あたたかい あのふるさとへ 手をとって 帰りたい 帰りたい 無理に渡れば いのちにかかる 声をかければ 身がちぢむ ここは国境 豆満江 小鳥も蝶々も 渡るのに よく見てよ よく見てよ 私が母よ からだから あふれ出る この思い なにひとつ してやれず くやしいけれど 夢だけは 捨てないで 捨てないで 同じことばを はなすのに だれがどうして 引きさいた 逢いたいよ 逢いたいよ だきしめたいよ このごろの くらしなど ききたいよ 桜咲く あたたかい あのふるさとへ 手をとって 帰りたい 帰りたい |
大連の街から城之内早苗 | 城之内早苗 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 竜崎孝路 | ここが大連の街, とてもきれいだね 駅前広場さえ こころときめく アカシアの道を歩けば なぜかしら 時がとまるよ 君のこと 思うたび この胸が ただ痛むよ ひとり旅 別れ旅 あきらめの旅なのに 君が恋しい 有軌電車に乗って 街をひとまわり 若者たちはみな とてもおしゃれさ 星海の 白い渚よ 老虎灘 海の青さよ 君は今 どこにいて 何をして すごすのだろう 港まで 行くバスが たそがれに消えて行く 星も泣いてる この海の はるかかなたに 君がいる 君が待ってる たまらなく 会いたいよ もう一度 だきしめたい さよならは あやまちさ 何もかも投げすてて とんで行きたい |
ケのうたニッチモ&サッチモ | ニッチモ&サッチモ | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 僕の田舎の鹿児島じゃ 貝を買いに来いと言うのを ケをケケケ と言うんです つめて言えば ケケケ 貝はケで 買うのもケで 来いもケ 髪の毛やっぱりケ スネ毛も やっぱりケ まっくろけもケ あの気も やっぱりケ 僕の田舎の鹿児島じゃ 言葉の語尾が名詞であっても あら不思議 変わります 時計はどこかは トケラドコ 時計をとってとたのんでみましょか トケルトレ いろいろ ありますが 歌にはなりにくい このあと しゃべります 通訳いたします おごじょ おごじょ ちょのげがおてたど はら ちょのげが… はら おはんな…さひかぶいね。どきす ぼじょったっね。おはんがおらんごっなって からここもがっつい淋しゅしね。どこでなぬ しちょっとじゃろかいち、ほうら心配し ちょったとよ。 東京ンおったっじゃどんね。も、ほらあっ ちはおもしちとこじゃいもんじゃっでいっ ずいでんおっさね。ほっでこん畑にいたっさね。ほらあんつすや。 でこん畑でげんねこつしやんなよ。なんぶは めっけてんひとがみちよれば、がっついげんね がね。じょじょなこちひんなれば、わっぜぬさ んがね。 おはんげは ほら 豚やしねがじょじょな こっじゃろが。さっにんごろはまこちでしな こっじゃな。おいげもさっにんじゃっどん。 ほっでおいがでこんひっけいたっくるかい ちおもちょれば 妙なこつかんぐっでぬさんと。 はめっけんな いかんな。はめっけやんおど してんぬさんとかおいがもどっきてかし すっでな。ひっちぎっちゃなんこめ、若けむ んのしゃばじゃ!花は霧島、たばこは国分じゃ!! 僕の田舎の鹿児島じゃ 牛はベブで 牛の子供はベーブンコ と言うんです もひとつついでに言いますと 馬はウンマで 馬の子供はウンマン 美人は よかおごじょ ハンサムよかにせどん おしっこ しょんべん トイレは トイレット ああ ひんだれた |
ちえこ天知茂 | 天知茂 | 武田鉄矢 | 中山大三郎 | | ちえこが俺にくれたもの 白い小さな貝がらひとつ グラスの底に沈めて飲めば 暗い酒場も波音ばかり 夜の新宿降る雨が 遠いあの海思い出させる ちえこが消えたあの海を ちえこが俺にくれたもの 泪色した真珠の指輪 手のひらにのせて見つめていたら 小さな虹がうかんで消えた 夜の新宿降る雨が 遠いあの頃思い出させる ちえこがわらったあの頃を ちえこが俺にくれたもの さびしい胸にともしびひとつ ちえこに俺が与えたものは さよならもない別れがひとつ 夜の新宿降る雨が バカなこの俺またも責めてる ちえこの泪が肩を打つ |
酒天知茂 | 天知茂 | 山田孝雄 | 中山大三郎 | | 俺の目を見て 離さない 酒場の女の つぐ酒は 酒は涙で できていた 嘘もおせじも 言えないが その娘がそばに 居るだけで 酒は情の 味がした 飲んでばかりじゃ いけないわ 少しは食べなきゃ もたないわ そっと差し出す 細い指 こんなところに いるなんて おまえに何だか 似合わない 聞いてやろうか 身の上を 俺もいろいろ あったけど そろそろ欲しい ものがある それをおまえに 見つけたよ いいえ私に かまわずに 貴方に似合った いゝ人を 好きになってと 泣く女 過去はどうでも いいんだと コートに女を つつむよに 俺は二人で 街を出た |
暮坂峠中村美律子 | 中村美律子 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | この道ふたりで 歩いたわ ちょうど一年 前のこと 今日はひとりで 歩いてる 思い出あつめて たそがれに 白さを増して 野菊が咲いている 泣かないで もう追わないで 今日から明日へ行く 暮坂峠 女の胸には さまざまな むかしの秘密が かくれてる たまにこっそり とりだして 泣いたりするのよ ひとり旅 未練の旅が おわれば あなたさえ 思い出の一つにするわ 今日から明日へ行く 暮坂峠 たそがれに 白さを増して 野菊が咲いている 泣かないで もう追わないで 今日から明日へ行く 暮坂峠 |
片寄せ波香西かおり | 香西かおり | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 竜崎孝路 | 波は寄せても 返しはしない そんな悲しい 海がある ここは三陸 波板浜よ まるで私の 思いのように 寄せるだけです 寄せるだけです あなたへと 靴をぬぎすて はだしになって そっと渚を 歩くのよ こんなやさしい さざ波なのに だれが名付けた 片寄せ波よ なんで女に なんで女に 生まれたの いいの人生 どうでもいいと すねていたのよ 今日までは ここは三陸 なさけの海よ あすの希望を 未来の夢を 胸に広げて 胸に広げて 生きるのよ |
楽しい人が好き香西かおり | 香西かおり | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 竜崎孝路 | 星それぞれに語りかけるでしょう 星それぞれの個性もあるわ 祈りを捧げる願い星叶い星 涙に別れのキラリ星夢見星 恋する星ときめき星 いろいろあるわ あなたと私おたがいに好き 人それぞれに色があるでしょう 人それぞれに好みもあるわ たとえば私は季節なら秋が好き あなたは輝く海が好き夏が好き おしゃべり好き夜更かし好き お酒が好きよ あなたと私おたがいに好き たとえば私は季節なら秋が好き あなたは輝く海が好き夏が好き おしゃべり好き夜更かし好き お酒が好きよ あなたと私おたがいに好き |
女の横顔増位山太志郎 | 増位山太志郎 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | なぜだかこのごろ ひとりで夜の街 さまよい歩く くせがついたよ はぐれ者のように 酔いしれ グラスゆすり またもあおって 別れまぎわの おまえの白い 横顔を 想い出す あの日の別れは 理由(わけ)などなかったさ 大人の恋の しゃれたさよなら やがて恋もしては みたけど こころもえず どこか悲しい 暗い酒場の とまり木ゆれて おまえだけ 想い出す 一度おれと飲んでみないか 言葉なんか なくていいのさ きっと最初の 出逢いのように ときめきを 知るだろう |
明日への扉草野仁 | 草野仁 | 小林篁次 | 中山大三郎 | 若草恵 | 朝の日射しも そよぐ風にも こころ動かず すごした日々よ そこであなたと めぐりあい 明日の扉を あけたのさ 黒いひとみの かがやきが 勇気をくれた 人生すねたら いけないね いつでも ほほえみ忘れずに やり直し出来るうち 気づいてよかったね あなたに感謝 若いころには ムチャをしてたよ 何のおそれも なかった日々よ 知らず知らずに つかれはて 夢のおもさを わすれてた 春のさくらも 夏のバラ 知らずにいたよ あなたがチャンスを くれたのさ もいちど若さを 感じよう これからの人生が まだまだ長いよね あなたに感謝 そこであなたと めぐりあい 明日の扉を あけたのさ 黒いひとみの かがやきが 勇気をくれた 人生すねたら いけないね いつでも ほほえみ忘れずに やり直し出来るうち 気づいてよかったね あなたに感謝 |
ヨコハマ・コンチェルト半田浩二 | 半田浩二 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 夕焼け空を見て 君はつぶやいた いつもあなたのことだけは 忘れなかったわ そんな言葉がなぜか 胸にひびくのさ きっとあのときは おれがわるかった 一度別れたふたりだね そして それぞれ 恋をして やがて季節がふたまわり なぜかまためぐり逢ったね 街のせいかも 知れないね ここは ヨコハマなんだもの 君の横顔 まぶしくて こころ せつないね この街の昼と夜 よそとちがうよね 風も道行く人たちも みんなヨコハマさ シャレのつもりの恋と キザに別れても 君のことだけは 胸に残ってた 二度と別れちゃ いけないね ちょとおそいが わかったよ 愛は一つでいいんだと 今夜どこかに 行きたいね むかしなじみの 本牧か 海を見おろす クラブだね 朝をふたりで むかえよう 君がすべてだよ 一度別れたふたりだね そして それぞれ 恋をして やがて季節がふたまわり なぜかまためぐり逢ったね 街のせいかも 知れないね ここは ヨコハマなんだもの 君の横顔 まぶしくて こころ せつないね |
いつか逢う日を夢みて増位山太志郎・長沢薫 | 増位山太志郎・長沢薫 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 涙にぬれた 目をあげて あきらめますと 君は言う ごめんね 何もかも おれがわるいのさ 君の肩先の ふるえが悲しい 私でよけりゃ 何もかも ささげて生きる はずでした あなたの行く道に もしもじゃまならば どうぞ気にせずに 私と別れて 若すぎたのさ 二人とも あまえてばかり いた私 涙をのりこえて 生きて行くんだよ 春を待ちますわ 一人で待ちます 愛していても 別れよう 愛されながら別れましょう はなれてくらしても こころそれぞれに いつか逢う日を夢みてさよなら |
サムライ街道落合博満 | 落合博満 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 薗広昭 | 一度男に 生まれたからにゃ 何かやらなきゃ もったいないぜ 前にはだかる 艱難辛苦(かんなんしんく) そこどけ そこどけ 男が通る 度胸免状の おれがゆく だれもわかっちゃ くれないだろう おれの心の いちずな夢を いいじゃないかと 西空みれば まっかに まっかに 夕陽がもえる 明日へ 明日へと 血がたぎる ひとに言えない 悩みや傷が こんなおれにも 山ほどあるさ 肩で風切る サムライ街道 そこどけ そこどけ 男が通る ちょっぴり涙も つれて行く |
ひばり…に恋して天童よしみ | 天童よしみ | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 春にみどりの 風が吹く秋に 野山が もえている 季節季節に 思い出す それはあのひと あるときは りんご畑を 佐渡の荒磯を唄っていたわ 髪の乱れも 流れる川も こころゆたかにしてくれたのよ そのひとは そのひとはそのひとの名は…ひばり 花をみつめて 涙ぐむ 雲にためいきついてみる どこか知らない遠くから 唄がきこえる赤々と もえる太陽 そして悲しいお酒もあった 夢よのぞみよあこがれたちよ 今もこころに生きてるひとよ そのひとは そのひとはそのひとの名は…ひばり あるときは りんご畑を 佐渡の荒磯を唄っていたわ 髪の乱れも 流れる川も こころゆたかにしてくれたのよ そのひとは そのひとはそのひとの名は…ひばり |
堀川運河瀬川瑛子 | 瀬川瑛子 | 山村廣義・補作詞中山大三郎 | 中山大三郎 | | 港まつりの 遠花火 誰に思いを 寄せて咲く あなたあなた どうして生きればいいの 毎晩待ってた 乙姫橋の 夜が恋しい ここは日南 ああ… 堀川運河 芽吹く柳に あの頃の 胸のときめき 思い出す あなたあなた どうして耐えればいいの 弁甲いかだを 見送りながら 今はなみだの 又もなみだの ああ… 堀川運河 風噂に 聞きました 今もあなたは ひとりだと あなたあなた もういちど夢みてみたい 出来れば昔の ふたりの暮らし 願うこころの 女ごころの ああ… 堀川運河 |
冬から春へ三笠優子 | 三笠優子 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 池多孝春 | おまえの流した 涙の数の 同じ数だけ しあわせを さがそうよ そんなあなたの 言葉を胸に 生きて来ました ひたすらに つめたい冬は まだ続くけど 一度つまずき 二度つまずいて 泣いてばかりの 暗い過去 忘れたい ここでくじけちゃ おしまいだよと いつもあなたに はげまされ 世間の目にも 耐えられました 私ようやく わかってきたの どんな時にも あきらめちゃいけないと きっと前みて 歩いて行くわ あなた信じて 生きてゆく 花咲く春が 来るその日まで |
雨の桟橋森進一 | 森進一 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | おまえは新しい 夢に生きてくれ おれなんか忘れて しあわせつかめと 雨の桟橋に 消えてゆく人よ 何もわかっちゃいないのよ 夢に生きろというなんて あなたと別れて しあわせになれましょうか あなたがはじめての 恋じゃないけれど その胸に終りたい 命の恋なの 雨の桟橋に ドラが鳴りひびく 女心も知らないで 何が男のいたわりよ あなたと別れて しあわせになれましょうか あなたの船が行く 雨は降りしきる 傘を抱き見送れば あふれる涙よ 雨の桟橋に 影がくずれたら それは女のなきがらよ あなた船から見えますか あなたと別れて しあわせになれましょうか |
むかい風天童よしみ | 天童よしみ | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 泣いた涙は 夜風が払う いいえ女の 意地でふく 別れ潮時 背中を見せて にくみきれない 人が行く 夜の桟橋 船が出る そしてお酒を またあおるのよ 男みたいに 吼えるのよ 飲んでくずれて たおれたあとは 寒い夢みて 眠るのよ 夢であなたを さがすのよ 私ばかりが なぜ泣かされる めぐりあわせの 運不運 潮がかわれば また逢えるのに どこの港で 待てばいい 恋は悲しい むかい風 |
無錫旅情尾形大作 | 尾形大作 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 君の知らない 異国の街で 君を想えば 泣けてくる おれなど忘れて しあわせつかめと チャイナの旅路を 行くおれさ 上海 蘇州と 汽車に乗り 太湖のほとり 無錫の街へ 船にゆられて 運河を行けば ばかな別れが くやしいよ あんなに愛した あんなにもえてた いのちを賭けたら できたのに 涙の横顔 ちらついて 歴史の街も ぼやけて見える むかしながらの ジャンクが走る はるか小島は 三山か 鹿頂山から 太湖をのぞめば 心の中まで 広くなる ごめんよ も一度 出直そう 今度は君を はなしはしない |
やすらぎ根津甚八 | 根津甚八 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | あなたがその気なら しかたがないわねと おまえはうつむいて 静かに背をむけた 季節が変わって咲く花も変わり バラのつぼみがほころびる頃さ そうさ おれのせいでいいさ ほんとはおまえから 別れを言い出した おまえのことならば なんでも知っている 浮気な恋心 傷ある過去さえも 何かを求めてさまよってみても 悲しい想い出が ふえてゆくだけさ そうさ 夢はいつかさめる 待っててあげようか 目覚めるその日まで しばらく旅に出て あらってくるがいい 昔のことなんか 忘れてくるがいい あずけておくよこの部屋の鍵は きっといつかは使いたくなるさ そうさ そんな時が来るさ その時やすらぎを おまえは知るだろう |
六つの星細川たかし | 細川たかし | 能丸武・中山大三郎 | 中山大三郎 | 高田弘 | 汗と涙を流した数で 明日の勝負に賭けてみろ 運命の星はめぐるとも いのち燃やせよ男花 未来をつくる セントラル・リーグ 走れ青春 ペナント・レース 秘めた闘志と 見せる技 転んで起きて とびついて 見れば青空 ただ深い われらが護る セントラル・リーグ 夢をえがいた 少年時代 日夜きたえて 現在がある 泣きたかったら グランドの 砂をつかんで 立ちあがれ 栄光ある歴史 セントラル・リーグ 希望はるかな 男の世界 進めその時 その日まで 勝利の女神 ほほえめよ この手この足 この肩に 六つの星よ セントラル・リーグ |
夢酒場増位山太志郎 | 増位山太志郎 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | ここから逃げだしたなら しあわせだろう たとえば南の島で ひとりでくらせば だけど男の肩には 荷物が多い どこに置こうか だれにたのもう すべさえなくて 酒場で見果てぬ 夢追いかける 思えば少年のころのぞんだものを どれほど手にしただろう 指折りかぞえる グラス片手にしばしの 空想旅行 一つ悲しみ 二つみちたり 三つで泣いて ため息色した 夢かけめぐる だれにも言わないでいた 宝の箱を 男はこころの中に かくしているのさ 酔いがまわればときどき とりだしてみる やがていつかは たどりつくのさ きらめく星に 琥珀のかおりよ 夢はてしなく |
無錫旅情川中美幸 | 川中美幸 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 君の知らない 異国の街で 君を想えば 泣けてくる おれなど忘れて しあわせつかめと チャイナの旅路を 行くおれさ 上海 蘇州と 汽車に乗り 太湖のほとり 無錫の街へ 船にゆられて 運河を行けば ばかな別れが くやしいよ あんなに愛した あんなにもえてた いのちを賭けたら できたのに 涙の横顔 ちらついて 歴史の街も ぼやけて見える むかしながらの ジャンクが走る はるか小島は 三山か 鹿頂山から 太湖をのぞめば 心の中まで 広くなる ごめんよ も一度 出直そう 今度は君を はなしはしない |
女の灯台半田浩二 | 半田浩二 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 波止場に霧がふる 出て行く船もない 心に霧がふるふる あなたはまだ来ない 今ごろどこにいて 何してるんでしょう 女がひとりで コニャックを ゆらして泣いてるの 泣いてあなたの気をひく つもりじゃないけれど なぜか別れの予感が 私をつつむのよ ねぇ あなたこそ 私の灯台なのよ あなたがいなければ どこにも行けないの 酔うほど飲めなくて 扉に目をやって ダイスを床にころがし 一人でじゃれてみる マニュキュア落としたり またぬり直したり 女がひとりで 待つときは 悲しいものですね だけどあなたのすがたが ちらりと見えたとき すべて不安がとぶのよ しあわせあふれるの ねぇ あなたこそ 私の灯台なのよ あなたがいなければ どこにも行けないの だけどあなたのすがたが ちらりと見えたとき すべて不安がとぶのよ しあわせあふれるの ねぇ あなたこそ 私の灯台なのよ あなたがいなければ どこにも行けないの |
女の気持高田恭子 | 高田恭子 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 竜崎孝路 | あなたは あたらしい 恋人を みつけて 私から 逃げたわね そのくせ しばらくすると 帰って来たわね にくむことさえ うらむことさえ 許すことさえできずに いつもあなたと 同じくらしに もどるだけね そうよ私は あなたの海で ゆれてるだけの 小舟のようなものね あなたの気づかいは ひとつだけ きいても答えない 過去の恋 私も言葉を知らず だまってむかえる だけどこれだけ あなたわかって ひとり待つ身の つらさを 夢もつめたく こころつかれた 夜もあるわ だけど私はあなたの海を さまようだけの 小舟のようなものね 小舟のようなものね |
THE SHOCHU SONG上原敏郎 | 上原敏郎 | 山田孝雄 | 中山大三郎 | | あなたふられたね 顔に出ているね 日毎夜毎に悩んで 少しやつれたね だけど恋なんて 一度もつれたら いくら頑張り見せても だめなものなのさ 地球の歴史なら 何十億年さ どんな悩みも哀しみも 小さな暇つぶし こっちへおいでよ 一緒にやろうよ 本格的に腰すえて SHOCHUのもう ゆかいにやろう そば 麦 からいも 米 ごま とうきび あわ 栗 こんぶまで 神様ありがとう あなた惚れてるね それじゃだめなのよ 追えば追うほど逃げてく 女ごころなの 空を見てごらん あんなに星がある ホップ ステップ ジャンプさ 夢は果てしない 涙の数の分 幸せあるだろさ 恋は気まぐれ気づいても 心はまよい道 笑って許して 忘れてあげなよ 本格的に腰すえて SHOCHUのもう ゆかいにやろう そば 麦 からいも 米 ごま とうきび あわ 栗 こんぶまで 神様ありがとう 本格的に腰すえて SHOCHUのもう ゆかいにやろう そば 麦 からいも 米 ごま とうきび あわ 栗 こんぶまで 神様ありがとう 神様ありがとう 神様ありがとう… |
むかしの男上原敏郎 | 上原敏郎 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 女ひとりが 飲んでる酒は 背中あたりが 淋しいと キザなセリフに ふり返りゃ 昔くらした 人がいた 私を泣かせた にくい男が 昔とおんなじ やさしさで 私を みつめてた 君をさがして ここまで来たよ そこに座って いいかいと 女ごころを くすぐって 女ごころを 傷つける 殺してやりたい にくい男が 今でもお前が 好きだよと ポツンと つぶやいた 今におもえば あんたを知って 酒もおぼえた 泣きもした 夫婦みたいな しあわせと 他人みたいな ふしあわせ 行ったり来たりの にくい男が 今度はどっちを くれるやら もいちど 賭けてみる |
みやこんじょ上原敏郎 | 上原敏郎 | 山田孝雄 | 中山大三郎 | | 霧の袴を はいてそびえる あれが高千穂 神のふるさと どんな時にも 想い浮かべて 熱いときめき 胸におぼえる 負けてたまるかよ 泣いてたまるかよ なぜかそんな気に させてくれるよ まだまだ若いから 頑張り続けるよ 酒は焼酎 語り明かした 友は今頃 何処にいるのさ 議ばっかい言うなよ 故郷のなまりで きっと今でも のんでいるだろ こめんけこつ言うなよ へのよなこつするなよ こころぼっけもん 生きてゆくのさ 愛する人のため 命を賭けるのさ 花は母智丘さ 川は大淀 みんな武士さ そんな気持さ まだまだ若いから 頑張り続けるよ まだまだ若いから 頑張り続けるよ |
大連の街から尾形大作 | 尾形大作 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | ここが大連の街 とてもきれいだね 駅前広場さえ こころときめく アカシアの道を歩けば なぜかしら 時がとまるよ 君のこと 思うたび この胸が ただ痛むよ ひとり旅 別れ旅 あきらめの旅なのに 君が恋しい 有軌電車に乗って 街をひとまわり 若者たちはみな とてもおしゃれさ 星海(シンハイ)の 白い渚よ 老虎灘(ラオフータン) 海の青さよ 君は今 どこにいて 何をしてすごすのだろう 港まで行くバスがたそがれに消えて行く 星も泣いてる この海のはるかかなたに 君がいる 君が待ってる たまらなく会いたいよ もう一度 だきしめたい さよならはあやまちさ何もかも投げすてて とんで行きたい |
いやんなっちゃうなア尾形大作 | 尾形大作 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | すねているんじゃ ないけれど ひとり今夜も はしご酒 今もこんなに 好きなのに なぜかあの娘と 別れたよ あゝ…いやんなっちゃうなァ あゝ…いやんなっちゃうなァ 恋はいつでも 女が主役 悲しい役だけ おれがやらされる 同じ場所から 歩いても なぜかおれだけ おくれがち 街で出会った 友でさえ どこかまぶしい 顔してた あゝ…いやんなっちゃうなァ あゝ…いやんなっちゃうなァ これがさだめか 男の舞台 花咲く春は どこにあるんだよ もしも しあわせ 買えるなら なってみせるさ 金持ちに それじゃあんまり 淋しいぜ 人は人なり おれはおれ あゝ…いやんなっちゃうなァ あゝ…いやんなっちゃうなァ だれが決めたか 人生芝居 涙が似合うね おれの当たり役 |
恋の広小路落合博満・中村美律子 | 落合博満・中村美律子 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 君とよりそえば 街がきらめくよ そうね私も こころときめくわ 今夜はぜいたくな 夜をすごそうよ なんてすてきな 言葉でしょう まかせてくれよ きっと今夜は 何かありそうね それもまかせてくれよ NAGOYA 広小路 恋のフルコース 先ずはレストラン とてもおしゃれね パリを思い出す 君にはぜいたくな 夜が似合うのさ なんてやさしい 思いやり いつものことさ なぜかコニャックが 胸に火をつける あとは女子大小路で ナマのジャズを聴く 何も言わないで 何もきかないで かわくくちびる 胸に寄せる波 すべてはぜいたくな 夜にまかせよう なんて甘いの とけそうよ ささえてあげる こんなカンゲキ 私はじめてよ 恋もいのちも 燃える NAGOYA 広小路 |
ヨコハマめぐり逢い木谷力 | 木谷力 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 女のため息が 夜霧にかわるのよ 別れに涙を 見せたなら あなたにわるいもの おまえは小さな肩先を こきざみにふるわせた ヨコハマ青い灯りがゆれて 言葉もない俺だった 別れを望むのは おまえじゃなかったか おまえの心にまた一つ 芽生えた恋がある ためらいながらも流されて 傷ついて泣くだけさ ヨコハマやがて季節がめぐり またおまえに めぐり逢う 無意味な旅だと気がつけば さすらいも終るだろう ヨコハマ恋に疲れてそして いい女で帰るだろう |
それからの銀狐大平サブロー | 大平サブロー | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 淋しいものと 思わなかったの うわべの恋でも しあわせだったの ソーロ グリス デ・ラ・ノーチェ 今ならわかる あなたのほんとの やさしさが もう一度もう一度 あまえていいですか ひとりの部屋の 灯りをつけて つめたいベッドに もたれて泣くのよ ソーロ グリス デ・ラ・ノーチェ あなたがほしい このまますごせば ダメになる 今でも今でも 許してくれますか いろんな恋を してきたけれど ほんとの恋なら あなたがはじめて ソーロ グリス デ・ラ・ノーチェ 信じてほしい エプロンすがたが 似合うよな 女になります 愛してくれますか |
愛は愛によって… Amor con amor se paga松葉さちこ | 松葉さちこ | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 東京の 九月半ばは 夏の日の 傷あと癒やし あたらしい 恋人さがす ロマンティスト 街にあふれる わたしはあなたに めぐり逢えたの 秋冬春を もえてすごせそう 今夜またあの部屋に めくるめく時がくる アモール コナモール セパガ… 東京の 九月半ばに しあわせな あなたとわたし すぎ去った 時をそのまま 積み重ね おとなになって おたがいに 心をさらし まさぐるは 夢のかずかず わたしはあなたを 感じたいのよ 女としての 何かできそうよ 泣きたくて泣かせたい しどけなく乱れたい アモール コナモール セパガ… 東京の 九月半ばに しあわせな あなたとわたし 今夜またあの部屋に めくるめく時がくる アモール コナモール セパガ… 東京の 九月半ばに しあわせな あなたとわたし |