2026年1月28日に“鈴木実貴子ズ”がメジャー2ndアルバム『いばら』をリリースしました。今作は、先行配信シングル「ががが」を含む10曲入り。アートワークのディレクションは、藍坊主、sumika、FINLANDSといったアーティストのロゴやジャケット、MVを手がけるクリエイター・大川直也が、1stアルバム『あばら』に続いて担当しました。
さて、今日のうたでは“鈴木実貴子ズ”の鈴木実貴子による歌詞エッセイを3週連続でお届け。第2弾は、収録曲「ががが」にまつわるお話です。頑張ってね、というひと言に対して、余裕を持てないとき、前向きな感情を抱くことができないときもありませんか? そんなあなたへ。ぜひ、歌詞とあわせてエッセイを受け取ってください。
頑張ってね、て言われる。とてもありがたい、応援してくれている、味方って事やから。私も人に言う。だって相手になり代わって私が頑張ってあげることも出来ないから、頑張って!って言うしかできやんもん。他人だからね。頑張る、は本人しかできやんし、頑張ってね、は他人しか発せれない言葉よね。
でも、すごい限界ギリギリで、頑張ってもどーにもならん時、進まない時、進めない時、動けない時、つまり心に余裕がゼロの時、「頑張って」て言われると、は?て思う。頑張ってるよ、うちが1番頑張りたいって思っとるよ、て。
とてもわがままで相手の気持ちを無視したような歌なんやけど、こんな歌があってもいいと思う。自分の歌は考えすぎの歌が多いなーて思う。考えすぎの歌は結局「こんな風に思ってしまうのは私が未熟なせいなのだ」の結末しか無いから。
「頑張れ」て言われて、瞬時に、うるせえよ、って思った後、あーうちの事、心配や応援しとるからこそでてくる「頑張ってね」の言葉なんやもんね。ありがとうね。期待に応えられずごめんね。とは思うんやけど、言葉を受け取った時の第一段階の感情の歌。
音楽はいいよね、その時の瞬間の感情だけを、結末を用意しなくてもジップロックできるからね。うちはこの歌がすごく好きです。ラジオで流す時「殺すど」がNGな場合があるから「殴るど」バージョンも録音しました。前作「ファッキンミュージック」で学んだこと。放送禁止用語があること。
素直で単純ですごくこの曲が好きなんやけど、この曲だしてからグループラインで「頑張ってね!」の言葉から「応援してます!」に変わった気がして、少しの気まずさが出来た。笑
<鈴木実貴子ズ・鈴木実貴子>
◆メジャー2ndアルバム『いばら』
2026年1月28日発売
<収録曲>
01. ががが
02. ゆれる6弦
03. イッキ
04. 四月の風
05. ブルース
06. 0月0日
07. パンダ
08. 止まるな危険
09. ハックオフ
10. ちいさなうた






