竹トンボ子守唄トンボになれない 竹トンボ トンボの真似して 飛ぶけれど 風向き次第で 竹トンボ キリモミしながら 舞い落ちる ああ 哀しいね 哀しいね… 飛ぶ羽根もたない もの同士 幸せ知らずの 子守唄 いっしょに歌おうか 竹トンボ 命が欲しかろ 竹トンボ 自由に空を 飛びたかろ 傷つくだけだと 知ってても 私もついつい 背伸びする ああ せつないね せつないね… お互い慰め 肩寄せて 幸せ知らずの 子守唄 いっしょに歌おうか 竹トンボ ああ さみしいね さみしいね… 頼りになるのは 自分だけ 幸せ知らずの 子守唄 いっしょに歌おうか 竹トンボ | あさみちゆき | 古野哲也 | 網倉一也 | | トンボになれない 竹トンボ トンボの真似して 飛ぶけれど 風向き次第で 竹トンボ キリモミしながら 舞い落ちる ああ 哀しいね 哀しいね… 飛ぶ羽根もたない もの同士 幸せ知らずの 子守唄 いっしょに歌おうか 竹トンボ 命が欲しかろ 竹トンボ 自由に空を 飛びたかろ 傷つくだけだと 知ってても 私もついつい 背伸びする ああ せつないね せつないね… お互い慰め 肩寄せて 幸せ知らずの 子守唄 いっしょに歌おうか 竹トンボ ああ さみしいね さみしいね… 頼りになるのは 自分だけ 幸せ知らずの 子守唄 いっしょに歌おうか 竹トンボ |
黄昏シネマ十年ぶりに 降りた駅 想い出たずねて ここへ来た 三本立ての 黄昏シネマ 学校帰りに 待ち合わせたね 硬い座席に もたれたら あなたが隣りに いるようで あなたの 遠い青春の 私はきっと エキストラ それでもいい それでもいい 同じ季節を生きた 十年ぶりの この町で あなたは誰かと 暮らしてる ハッピーエンドの 黄昏シネマ 涙がぽろりと こぼれて落ちた 私は今でも ひとりだと あなたに伝える 人もない 私の 遠い青春の あなたはずっと 主人公 まぶしすぎて まぶしすぎて 今も 瞳をそらす あなたの 遠い青春の 私はきっと エキストラ それでもいい それでもいい 同じ季節を生きた | あさみちゆき | 田久保真見 | 杉本眞人 | | 十年ぶりに 降りた駅 想い出たずねて ここへ来た 三本立ての 黄昏シネマ 学校帰りに 待ち合わせたね 硬い座席に もたれたら あなたが隣りに いるようで あなたの 遠い青春の 私はきっと エキストラ それでもいい それでもいい 同じ季節を生きた 十年ぶりの この町で あなたは誰かと 暮らしてる ハッピーエンドの 黄昏シネマ 涙がぽろりと こぼれて落ちた 私は今でも ひとりだと あなたに伝える 人もない 私の 遠い青春の あなたはずっと 主人公 まぶしすぎて まぶしすぎて 今も 瞳をそらす あなたの 遠い青春の 私はきっと エキストラ それでもいい それでもいい 同じ季節を生きた |
たそがれマイ・ラブ今は夏 そばにあなたの匂い しあわせな夢におぼれていたけれど 夕立ちが 白い稲妻つれて 悲しみ色の日ぐれにして行った しびれた指 すべり落ちた 珈琲カップ 砕け散って 私はただ あなたの目を 言葉もなく 見つめるだけ さだめといういたずらに ひきさかれそうな この愛 今は冬 そばにあなたはいない 石畳 白く粉雪が舞い踊る ひきさかれ 愛はかけらになって それでも胸で熱さをなくさない 凍える手で ひろげて読む 手紙の文字が赤く燃えて 私はもう あなたの背に もたれかかる夢を見てる さだめといういたずらに ひきさかれそうな この愛 | あさみちゆき | 阿久悠 | 筒美京平 | | 今は夏 そばにあなたの匂い しあわせな夢におぼれていたけれど 夕立ちが 白い稲妻つれて 悲しみ色の日ぐれにして行った しびれた指 すべり落ちた 珈琲カップ 砕け散って 私はただ あなたの目を 言葉もなく 見つめるだけ さだめといういたずらに ひきさかれそうな この愛 今は冬 そばにあなたはいない 石畳 白く粉雪が舞い踊る ひきさかれ 愛はかけらになって それでも胸で熱さをなくさない 凍える手で ひろげて読む 手紙の文字が赤く燃えて 私はもう あなたの背に もたれかかる夢を見てる さだめといういたずらに ひきさかれそうな この愛 |
出さない手紙を書いてます三軒茶屋から 引っ越しました 二匹の猫も 一緒です 猫好き大家の おばさんが 時々遊びに 来ています あんたと暮らして わかったことは いっぱいあった 気がします あんたが大嘘 つく時は いつでも小鼻が ふくらんだ それでも別れりゃ 淋しくて 出さない手紙を 書いてます 切手がわりに 口紅押しあてて 春夏秋冬(はるなつあきふゆ) よく笑ったね 桜を巡る 旅をして 夏には海辺の 灯台で 線香花火を 見つめてた 男と女は 永遠の謎 合鍵なんて ありゃしない どちらが悪いか 神様も わからぬまんまで 別れたね 今でも時々 あの頃の 夕陽に染まった 石段に 腰をおろせば ふたつの影法師 それでも別れりゃ 淋しくて 出さない手紙を 書いてます 切手がわりに 口紅押しあてて | あさみちゆき | 喜多條忠 | 岡千秋 | 石倉重信 | 三軒茶屋から 引っ越しました 二匹の猫も 一緒です 猫好き大家の おばさんが 時々遊びに 来ています あんたと暮らして わかったことは いっぱいあった 気がします あんたが大嘘 つく時は いつでも小鼻が ふくらんだ それでも別れりゃ 淋しくて 出さない手紙を 書いてます 切手がわりに 口紅押しあてて 春夏秋冬(はるなつあきふゆ) よく笑ったね 桜を巡る 旅をして 夏には海辺の 灯台で 線香花火を 見つめてた 男と女は 永遠の謎 合鍵なんて ありゃしない どちらが悪いか 神様も わからぬまんまで 別れたね 今でも時々 あの頃の 夕陽に染まった 石段に 腰をおろせば ふたつの影法師 それでも別れりゃ 淋しくて 出さない手紙を 書いてます 切手がわりに 口紅押しあてて |
蓄音機二人して 壁にもたれて 片膝立てたり だらりと伸ばしたり 言葉がなくなったから 林檎を食べながら 蓄音機で ショパンを聴く このままで いいかしら このままで 暮らしていて 未来に幸福が見えるかしら ふと 心をよぎる心配も いいえ いいえと首をふる あなたは やさしい ショパンよりも やさしい 壁ぞいに 場所を移して あなたの隣へ いつしか身を置いて 今夜も怒ったような 横顔盗み見て 蓄音機で ショパンを聴く だんまりで いいかしら 何かしら話さなくて たしかに愛したと云えるかしら また 囁きかける不安にも いいの いいのと嘘をつく あなたは やさしい ショパンよりも やさしい また 囁きかける不安にも いいの いいのと嘘をつく あなたは やさしい ショパンよりも やさしい | あさみちゆき | 阿久悠 | 大野克夫 | | 二人して 壁にもたれて 片膝立てたり だらりと伸ばしたり 言葉がなくなったから 林檎を食べながら 蓄音機で ショパンを聴く このままで いいかしら このままで 暮らしていて 未来に幸福が見えるかしら ふと 心をよぎる心配も いいえ いいえと首をふる あなたは やさしい ショパンよりも やさしい 壁ぞいに 場所を移して あなたの隣へ いつしか身を置いて 今夜も怒ったような 横顔盗み見て 蓄音機で ショパンを聴く だんまりで いいかしら 何かしら話さなくて たしかに愛したと云えるかしら また 囁きかける不安にも いいの いいのと嘘をつく あなたは やさしい ショパンよりも やさしい また 囁きかける不安にも いいの いいのと嘘をつく あなたは やさしい ショパンよりも やさしい |
ちゆきの夢は夜ひらく雲よ流れて どこへ行く 人は流れて どこへ行く 片道切符の 人生歌(たびうた)に …夢は夜ひらく うまれて来なけりゃ よかったと 寒い目をした おとうとよ 生きているよね 逢いたいよ …夢は夜ひらく ブランド鞄(バック)と ひきかえに あの娘が散らした 青い花 風の間に間に ヒラヒララ …夢は夜ひらく 花は蝶々に なりたがる 蝶々はカモメが いいという ないものねだりの 溜息に …夢は夜ひらく 墓標(ぼひょう)みたいな ビルの都会(まち) 人々(ひと)が忘れた やさしさが 迷い涕き涕き 陽は墜ちて …夢は夜ひらく 星よ流れて どこへ行く あたし 流れて どこへ行く 片道切符の 人生歌(たびうた)に …夢は夜ひらく | あさみちゆき | 吉田旺 | 曽根幸明 | | 雲よ流れて どこへ行く 人は流れて どこへ行く 片道切符の 人生歌(たびうた)に …夢は夜ひらく うまれて来なけりゃ よかったと 寒い目をした おとうとよ 生きているよね 逢いたいよ …夢は夜ひらく ブランド鞄(バック)と ひきかえに あの娘が散らした 青い花 風の間に間に ヒラヒララ …夢は夜ひらく 花は蝶々に なりたがる 蝶々はカモメが いいという ないものねだりの 溜息に …夢は夜ひらく 墓標(ぼひょう)みたいな ビルの都会(まち) 人々(ひと)が忘れた やさしさが 迷い涕き涕き 陽は墜ちて …夢は夜ひらく 星よ流れて どこへ行く あたし 流れて どこへ行く 片道切符の 人生歌(たびうた)に …夢は夜ひらく |
月猫飼われもしない 捨てられ猫も 丸い月夜に 夢も見る この次もしも 生まれてきたら 甘え上手な チンチラがいい 灯り窓の その中なんか どうせ嘘だらけ きれい事 いつからだろうか 誰のせいだろうか ささくれだらけの この胸 撫でて 撫でてくれたなら 可愛い声して 鳴いてあげる 背中丸めて 寂しさ抱え 私 満ちない月猫 ブロック塀を 器用に渡り シャレた外車の パーキング しばらくここで 休んでみるか 爪を磨いて 幸せぶって 闇夜ばかり 歩いていると 夢のかけらすら 気付かない 思い出雨に ずぶ濡れる前に 合わない肌でも 重ねて 腹を見せて 寝ころべば どこまで本気で 惚れてくれる 置いてかないで ほっとかないで 私 あなたの月猫 撫でて 撫でてくれたなら 可愛い声して 鳴いてあげる 背中丸めて 寂しさ抱え 私 満ちない月猫 | あさみちゆき | 宮田純花 | 宮田純花 | 佐藤和豊 | 飼われもしない 捨てられ猫も 丸い月夜に 夢も見る この次もしも 生まれてきたら 甘え上手な チンチラがいい 灯り窓の その中なんか どうせ嘘だらけ きれい事 いつからだろうか 誰のせいだろうか ささくれだらけの この胸 撫でて 撫でてくれたなら 可愛い声して 鳴いてあげる 背中丸めて 寂しさ抱え 私 満ちない月猫 ブロック塀を 器用に渡り シャレた外車の パーキング しばらくここで 休んでみるか 爪を磨いて 幸せぶって 闇夜ばかり 歩いていると 夢のかけらすら 気付かない 思い出雨に ずぶ濡れる前に 合わない肌でも 重ねて 腹を見せて 寝ころべば どこまで本気で 惚れてくれる 置いてかないで ほっとかないで 私 あなたの月猫 撫でて 撫でてくれたなら 可愛い声して 鳴いてあげる 背中丸めて 寂しさ抱え 私 満ちない月猫 |
梅雨のあとさきどうぞお先に お通りなさい 傘を傾(かし)げて ほほえんだ 見知らぬお方(かた)の ちいさな会釈(えしゃく) 小路(こみち)を 譲(ゆず)った 築地塀(ついじべい) 傘傾(かさかし)げ 傘傾げ 梅雨のあとさき 日本の心 心… どこかあなたに 空似の人よ 傘が消えてく 宵の町 見知らぬお方の 背中がきえる やすらぎ 温もり うしろ影 傘傾げ 傘傾げ 梅雨のあとさき 日本の雨よ 雨よ… 淡(あわ)い思いを 抱かせて消えた 雨に仄(ほの)かな 恋心 見知らぬお方と にどとは会えぬ あじさい 濡(ぬ)れ竹 糸柳(いとやなぎ) 傘傾げ 傘傾げ 梅雨のあとさき 日本の心 心… | あさみちゆき | 高田ひろお | 新井利昌 | | どうぞお先に お通りなさい 傘を傾(かし)げて ほほえんだ 見知らぬお方(かた)の ちいさな会釈(えしゃく) 小路(こみち)を 譲(ゆず)った 築地塀(ついじべい) 傘傾(かさかし)げ 傘傾げ 梅雨のあとさき 日本の心 心… どこかあなたに 空似の人よ 傘が消えてく 宵の町 見知らぬお方の 背中がきえる やすらぎ 温もり うしろ影 傘傾げ 傘傾げ 梅雨のあとさき 日本の雨よ 雨よ… 淡(あわ)い思いを 抱かせて消えた 雨に仄(ほの)かな 恋心 見知らぬお方と にどとは会えぬ あじさい 濡(ぬ)れ竹 糸柳(いとやなぎ) 傘傾げ 傘傾げ 梅雨のあとさき 日本の心 心… |
東京迷子赤いリボンじゃ 隠せない 細い手首の まよい傷 放っておけよと ソッポむく 渋谷のマリヤは 十二・三歳(ジュウニサン) 両親(オヤ)の面(ツラ)など 忘れたサ ツバを吐くよに 言い捨てる 青いうなじの 幼な顔 ケン坊十六歳(ジュウロク) 池袋 あのコも孤独(ヒトリ) このコも孤独(ヒトリ) やさしさ迷子 東京迷子 風の新宿 ビル颪(オロシ) 寒さしのぎの 恋遊戯(ゴッコ) ゲーム・オーバー サヨナラじゃ ピアスも泣いてる あゝ今日子 夢を見るのは もう止(ヤ)めた! ナイフみたいな 冷(サ)めた目で 街の灯りに とけて行く ユウサク十七歳(ジュウシチ) 六本木 あのコも孤独(ヒトリ) このコも孤独(ヒトリ) 涙を抱いた 東京迷子 あのコも孤独(ヒトリ) このコも孤独(ヒトリ) この指とまれ 東京迷子 | あさみちゆき | 吉田旺 | 杉本眞人 | | 赤いリボンじゃ 隠せない 細い手首の まよい傷 放っておけよと ソッポむく 渋谷のマリヤは 十二・三歳(ジュウニサン) 両親(オヤ)の面(ツラ)など 忘れたサ ツバを吐くよに 言い捨てる 青いうなじの 幼な顔 ケン坊十六歳(ジュウロク) 池袋 あのコも孤独(ヒトリ) このコも孤独(ヒトリ) やさしさ迷子 東京迷子 風の新宿 ビル颪(オロシ) 寒さしのぎの 恋遊戯(ゴッコ) ゲーム・オーバー サヨナラじゃ ピアスも泣いてる あゝ今日子 夢を見るのは もう止(ヤ)めた! ナイフみたいな 冷(サ)めた目で 街の灯りに とけて行く ユウサク十七歳(ジュウシチ) 六本木 あのコも孤独(ヒトリ) このコも孤独(ヒトリ) 涙を抱いた 東京迷子 あのコも孤独(ヒトリ) このコも孤独(ヒトリ) この指とまれ 東京迷子 |
年の瀬・あさがお荘みぞれの 年の瀬に 帰る故郷が あるひとはいい ふるさと捨てて 過去も捨てた 私を待つ人 どこにもないわ 今さら 悔やんでも 元に戻れる 訳でもないし 私に似合う 倖せなんて そうね 身近な 温もりだけね どうすりゃいいの どうにかなるわ そんな心の 裏表 どうすりゃいいの どうにかなるわ 妙に 哀しげな 冬の月 東京の 片隅の ここが振り出し あさがお荘も 春には壊し ビルになれば きっと私も 途方にくれる 見果てぬ 夢だから あきらめるなら 今のうちがいい 年の瀬だもの ケリをつけて 新しい年 迎えればいい そう言うけれど そうも行かない 胸に想いが 行き交うわ そう言うけれど そうも行かない なぜか せつなさに 焦る夜 どうすりゃいいの どうにかなるわ 夢も希望も このままで どうすりゃいいの どうにかなるわ 妙に 哀しげな 冬の月 | あさみちゆき | 星川裕二 | 杉本眞人 | | みぞれの 年の瀬に 帰る故郷が あるひとはいい ふるさと捨てて 過去も捨てた 私を待つ人 どこにもないわ 今さら 悔やんでも 元に戻れる 訳でもないし 私に似合う 倖せなんて そうね 身近な 温もりだけね どうすりゃいいの どうにかなるわ そんな心の 裏表 どうすりゃいいの どうにかなるわ 妙に 哀しげな 冬の月 東京の 片隅の ここが振り出し あさがお荘も 春には壊し ビルになれば きっと私も 途方にくれる 見果てぬ 夢だから あきらめるなら 今のうちがいい 年の瀬だもの ケリをつけて 新しい年 迎えればいい そう言うけれど そうも行かない 胸に想いが 行き交うわ そう言うけれど そうも行かない なぜか せつなさに 焦る夜 どうすりゃいいの どうにかなるわ 夢も希望も このままで どうすりゃいいの どうにかなるわ 妙に 哀しげな 冬の月 |
ないない女の数え歌ひとつ 日陰のワンルーム ふたつ ふたりの恋終わり みっつ 見栄張ることもなく よっつ ようやく生きている ないないない なにもない 恋もお金も 夢もない ないないない なにもない だけど夜明けの 陽は昇る いつつ いつもの独り言 むっつ 虚しく酒を飲み ななつ 七色虹よ咲け やっつ 痩せてくことばかり ないないない なにもない わたし飛べない 籠の鳥 ないないない なにもない だけど明日も 陽は昇る ここのつ こつこつ生きていりゃ とおで 花咲くこともある ないないない なにもない なにもなくても 生きてゆく ないないない なにもない だけど夜明けの 陽は昇る ないないない なにもない 恋もお金も 夢もない ないないない なにもない だけど夜明けの 陽は昇る | あさみちゆき | 高田ひろお | 杉本眞人 | | ひとつ 日陰のワンルーム ふたつ ふたりの恋終わり みっつ 見栄張ることもなく よっつ ようやく生きている ないないない なにもない 恋もお金も 夢もない ないないない なにもない だけど夜明けの 陽は昇る いつつ いつもの独り言 むっつ 虚しく酒を飲み ななつ 七色虹よ咲け やっつ 痩せてくことばかり ないないない なにもない わたし飛べない 籠の鳥 ないないない なにもない だけど明日も 陽は昇る ここのつ こつこつ生きていりゃ とおで 花咲くこともある ないないない なにもない なにもなくても 生きてゆく ないないない なにもない だけど夜明けの 陽は昇る ないないない なにもない 恋もお金も 夢もない ないないない なにもない だけど夜明けの 陽は昇る |
泣かせ屋月に向かって 歩いたら 袋小路の ゆきどまり 焼肉やいてる 煙を抜けた 左隣に 店がある なじられたいなら なじりましょ 笑われたいなら 笑いましょ わかって欲しいと 言うのなら 話せばいいさ 何もかも ここは泣かせ屋 泣きたい人が 気のすむまで 気のすむまで 泣ける場所 うわさ話は やめとくれ 愛想笑いも しないから 誰にも言えない ほんとのことを ちいさな声で 話すのさ 許されたいなら 許しましょ 叱られたいなら 叱りましょ 愛されたいと 願うなら 愛せばいいさ 自分から ここは泣かせ屋 呑めない人も 気のすむまで 気のすむまで 酔える場所 ここは泣かせ屋 泣きたい人が 気のすむまで 気のすむまで 泣ける場所 | あさみちゆき | 田久保真見 | 杉本眞人 | | 月に向かって 歩いたら 袋小路の ゆきどまり 焼肉やいてる 煙を抜けた 左隣に 店がある なじられたいなら なじりましょ 笑われたいなら 笑いましょ わかって欲しいと 言うのなら 話せばいいさ 何もかも ここは泣かせ屋 泣きたい人が 気のすむまで 気のすむまで 泣ける場所 うわさ話は やめとくれ 愛想笑いも しないから 誰にも言えない ほんとのことを ちいさな声で 話すのさ 許されたいなら 許しましょ 叱られたいなら 叱りましょ 愛されたいと 願うなら 愛せばいいさ 自分から ここは泣かせ屋 呑めない人も 気のすむまで 気のすむまで 酔える場所 ここは泣かせ屋 泣きたい人が 気のすむまで 気のすむまで 泣ける場所 |
泣きたいときは泣きたいときは 空を見るよ 涙 あふれてきても 落ちないように 泣きたいときは 思い出すよ 遠い ふるさとにいる 父や母を いつも 生きることが 下手だけど きっと 花を咲かす 時が来るから 泣きたいときは 泣いてしまおう いつか 見えてくるよ 青い空が… 泣きたいときは 海に来るよ 波の 打ち寄せる音 聴いていたい 泣きたいときは 歩き出すよ 風に 吹かれて 涙乾くように いつも 生きることは 夢の途中 きっと 花を咲かす 明日が来るから 泣きたいときは 泣いてしまおう いつか 見えてくるよ 青い空が… いつか 見えてくるよ 青い空が… | あさみちゆき | 田久保真見 | 杉本眞人 | | 泣きたいときは 空を見るよ 涙 あふれてきても 落ちないように 泣きたいときは 思い出すよ 遠い ふるさとにいる 父や母を いつも 生きることが 下手だけど きっと 花を咲かす 時が来るから 泣きたいときは 泣いてしまおう いつか 見えてくるよ 青い空が… 泣きたいときは 海に来るよ 波の 打ち寄せる音 聴いていたい 泣きたいときは 歩き出すよ 風に 吹かれて 涙乾くように いつも 生きることは 夢の途中 きっと 花を咲かす 明日が来るから 泣きたいときは 泣いてしまおう いつか 見えてくるよ 青い空が… いつか 見えてくるよ 青い空が… |
情島物語瀬戸内海の かたすみに ぽつんと浮かぶ 島がある なにもないので 旅人を もてなすことが できなくて 情けないので 村人が つけた名前が 情島 なんにもないと ゆうけれど きてみりゃ そこは 夢の島 とれたばかりの 小魚は 煮てよし 焼いて たべてよし 白い浜辺の お座敷で 飲めば うたうよ さざなみが ポストのような 灯台に かもめが運ぶ ラブレター そんな日暮れの 風景が 汚されないで 残ってる 情あふれる 情島 忘れられない 情島 忘れられない 情島 | あさみちゆき | 星野哲郎 | 網倉一也 | 宮崎慎二 | 瀬戸内海の かたすみに ぽつんと浮かぶ 島がある なにもないので 旅人を もてなすことが できなくて 情けないので 村人が つけた名前が 情島 なんにもないと ゆうけれど きてみりゃ そこは 夢の島 とれたばかりの 小魚は 煮てよし 焼いて たべてよし 白い浜辺の お座敷で 飲めば うたうよ さざなみが ポストのような 灯台に かもめが運ぶ ラブレター そんな日暮れの 風景が 汚されないで 残ってる 情あふれる 情島 忘れられない 情島 忘れられない 情島 |
ニッポン・春夏秋冬お正月がきて すこしばかり 襟を正して お雑煮を いただいて あけましておめでとう 桜が咲き誇り 春の陽気に 誘われながら くしゃみなど ひとつして ごきげんよう 春風さん 桃の節句に こいのぼり 梅雨に雨傘 待ちぼうけ 折々の暮らしのなかで 泣いて笑って 感謝して 過ぎゆく日々に ありがとう 日本人だね… 暑い夏がきて 暑中お見舞い そっと認め 打ち水で 涼をとる こんにちは 下駄の音 芒の穂がゆれ 十五夜ですね 今宵この夜 さみしさが ふとつのり こんはんは お月さん 月見団子に お母さん 雁が飛び立ち 秋祭り 折々の暮らしのなかで 泣いて笑って 感謝して 過ぎゆく日々に ありがとう 家族そろって 年越しに お蕎麦をいただく しあわせは 折々の暮らしのなかで 慎ましやかに ありがとう 過ぎゆく日々に ありがとう 日本人だね… | あさみちゆき | 高田ひろお | 網倉一也 | | お正月がきて すこしばかり 襟を正して お雑煮を いただいて あけましておめでとう 桜が咲き誇り 春の陽気に 誘われながら くしゃみなど ひとつして ごきげんよう 春風さん 桃の節句に こいのぼり 梅雨に雨傘 待ちぼうけ 折々の暮らしのなかで 泣いて笑って 感謝して 過ぎゆく日々に ありがとう 日本人だね… 暑い夏がきて 暑中お見舞い そっと認め 打ち水で 涼をとる こんにちは 下駄の音 芒の穂がゆれ 十五夜ですね 今宵この夜 さみしさが ふとつのり こんはんは お月さん 月見団子に お母さん 雁が飛び立ち 秋祭り 折々の暮らしのなかで 泣いて笑って 感謝して 過ぎゆく日々に ありがとう 家族そろって 年越しに お蕎麦をいただく しあわせは 折々の暮らしのなかで 慎ましやかに ありがとう 過ぎゆく日々に ありがとう 日本人だね… |
人間って何だろう?人間って何だろう? 失恋するたびに おまえは泣きながら 星に訊いていたね 誰にもわからない 人間はなぜ生まれるの? なんで生きているの? どうして愛するの? 神様が決めたこの人と おまえは結ばれる 神様が決めたこの人が おまえの神様になる 淋しいってなんだろう? 一人じゃない時も 誰かに逢いたくて 心が落ち着かない… 知っておいた方がいい 人間はみな弱虫だ 強くなりたいから 夢を見続ける 神様が決めたこの人が 負けそうになった時 神様が決めたこの人の おまえは神様になれ 神様が決めたこの人が 負けそうになった時 神様が決めたこの人の おまえは神様になれ | あさみちゆき | 岡田冨美子 | 杉本眞人 | | 人間って何だろう? 失恋するたびに おまえは泣きながら 星に訊いていたね 誰にもわからない 人間はなぜ生まれるの? なんで生きているの? どうして愛するの? 神様が決めたこの人と おまえは結ばれる 神様が決めたこの人が おまえの神様になる 淋しいってなんだろう? 一人じゃない時も 誰かに逢いたくて 心が落ち着かない… 知っておいた方がいい 人間はみな弱虫だ 強くなりたいから 夢を見続ける 神様が決めたこの人が 負けそうになった時 神様が決めたこの人の おまえは神様になれ 神様が決めたこの人が 負けそうになった時 神様が決めたこの人の おまえは神様になれ |
人間はひとりの方がいい人間はひとりの方がいい 人間はひとりの方がいい この街は広過ぎる 暗がりが見つからない もの想いに沈むには にぎやか過ぎる あなたは今 人を愛したあとの やり場のない悲しみに身もだえする 人間はひとりの方がいい 失う悲しみを知らなくてすむから 人間は愛さぬ方がいい 裏切るせつなさに泣かなくてすむから この川は汚れ過ぎ なぐさめの歌などない 涙の顔うつすには 薄情すぎる あなたは今 人をなくしたあとの 言葉のないさびしさにふるえている 人間はひとりの方がいい 失う悲しみを知らなくてすむから 人間は愛さぬ方がいい 裏切るせつなさに泣かなくてすむから 人間は愛さぬ方がいい 裏切るせつなさに泣かなくてすむから | あさみちゆき | 阿久悠 | 森田公一 | | 人間はひとりの方がいい 人間はひとりの方がいい この街は広過ぎる 暗がりが見つからない もの想いに沈むには にぎやか過ぎる あなたは今 人を愛したあとの やり場のない悲しみに身もだえする 人間はひとりの方がいい 失う悲しみを知らなくてすむから 人間は愛さぬ方がいい 裏切るせつなさに泣かなくてすむから この川は汚れ過ぎ なぐさめの歌などない 涙の顔うつすには 薄情すぎる あなたは今 人をなくしたあとの 言葉のないさびしさにふるえている 人間はひとりの方がいい 失う悲しみを知らなくてすむから 人間は愛さぬ方がいい 裏切るせつなさに泣かなくてすむから 人間は愛さぬ方がいい 裏切るせつなさに泣かなくてすむから |
濡れた瞳昨日 大人に扱われ 今日は 子供と捨てられる くやしい思いに 身を拗ねて 意地の言葉を 投げつける 夜は魔物で 生きる場所 朝は素顔の ただのひと 濡れた瞳を 見られたら 可哀相だと 思われる Ah… Ah… Ru… 重い吐息が 白く見え いつか季節も 冬もよう 凍えた両手を ポケットに 夜明け間近の 街を行く 苦いお酒も 甘いのも 酔ってしまえば 同じこと 濡れた瞳に うつるのは 妙にやさしい ひとの顔 Ah… Ah… Ru… 夜泣き 朝泣き 昼に泣き まぶた腫らした そのあとで 夢見た何夜を ちぎり捨て 無理な笑いの 顔になる 恋で泣くのは 愚か者 男追うのは なおのこと 濡れた瞳が 乾いたら もとの女に 戻りましょう Ah… Ah… Ru… | あさみちゆき | 阿久悠 | 杉本眞人 | | 昨日 大人に扱われ 今日は 子供と捨てられる くやしい思いに 身を拗ねて 意地の言葉を 投げつける 夜は魔物で 生きる場所 朝は素顔の ただのひと 濡れた瞳を 見られたら 可哀相だと 思われる Ah… Ah… Ru… 重い吐息が 白く見え いつか季節も 冬もよう 凍えた両手を ポケットに 夜明け間近の 街を行く 苦いお酒も 甘いのも 酔ってしまえば 同じこと 濡れた瞳に うつるのは 妙にやさしい ひとの顔 Ah… Ah… Ru… 夜泣き 朝泣き 昼に泣き まぶた腫らした そのあとで 夢見た何夜を ちぎり捨て 無理な笑いの 顔になる 恋で泣くのは 愚か者 男追うのは なおのこと 濡れた瞳が 乾いたら もとの女に 戻りましょう Ah… Ah… Ru… |
初雪昨日 初雪が 降りました こちらは もう冬支度です あなたと 別れて 二度目の冬を 愛しさ 堪(こら)えて 迎えます 二時間もあれば 逢いに行けるのに ふたりの距離は 遠くなるばかり 十年あまりの 東京暮らし あなたに逢えて しあわせでした 今はただ 残り少ない 母の人生に 寄りそって いたいのです あゝ 今は… 季節は 駆け足で 過ぎて行き すべては もう昔のようです あなたの 思いに 添えなかったこと 時折り 心が 痛みます 父が逝き二年 気落ちした母を 北国にひとり 放っておけなかった ささやかですが 野菜をつくり 母の笑顔に 救われてます 今はただ 残り少ない 母の人生を 見守って いたいのです あゝ 今は… 今はただ 残り少ない 母の人生に 寄り添って いたいのです あゝ 今は… | あさみちゆき | 星川裕二 | 杉本眞人 | 佐藤和豊 | 昨日 初雪が 降りました こちらは もう冬支度です あなたと 別れて 二度目の冬を 愛しさ 堪(こら)えて 迎えます 二時間もあれば 逢いに行けるのに ふたりの距離は 遠くなるばかり 十年あまりの 東京暮らし あなたに逢えて しあわせでした 今はただ 残り少ない 母の人生に 寄りそって いたいのです あゝ 今は… 季節は 駆け足で 過ぎて行き すべては もう昔のようです あなたの 思いに 添えなかったこと 時折り 心が 痛みます 父が逝き二年 気落ちした母を 北国にひとり 放っておけなかった ささやかですが 野菜をつくり 母の笑顔に 救われてます 今はただ 残り少ない 母の人生を 見守って いたいのです あゝ 今は… 今はただ 残り少ない 母の人生に 寄り添って いたいのです あゝ 今は… |
花のように鳥のようにそこにあるから 追いかけて 行けば はかない 逃げ水の それがしあわせ あるよでなくて だけど 夢見る 願かける 花のように鳥のように 世の中に 生まれたら いちずに あるがままの生き方が しあわせに近い 指の間を さらさらと いつの間にやら こぼれ落ち 拾い集めた 欠片を見つめ 恋の終わりを 知らされる 花のように鳥のように 晴れの日も 風の日も 人生 そんなふうに思えたら しあわせに近い 誰がわたしを 捨てるでしょう いつもこんなに 一筋に こころ捧げて なさけをかけて 愛をいっぱい あげたのに 花のように鳥のように 限りある一生を 信じて 生きることが何よりも しあわせに近い ラララ… ラララ… ラララララ… あるがままの生き方が しあわせに近い | あさみちゆき | 阿久悠 | 杉本眞人 | | そこにあるから 追いかけて 行けば はかない 逃げ水の それがしあわせ あるよでなくて だけど 夢見る 願かける 花のように鳥のように 世の中に 生まれたら いちずに あるがままの生き方が しあわせに近い 指の間を さらさらと いつの間にやら こぼれ落ち 拾い集めた 欠片を見つめ 恋の終わりを 知らされる 花のように鳥のように 晴れの日も 風の日も 人生 そんなふうに思えたら しあわせに近い 誰がわたしを 捨てるでしょう いつもこんなに 一筋に こころ捧げて なさけをかけて 愛をいっぱい あげたのに 花のように鳥のように 限りある一生を 信じて 生きることが何よりも しあわせに近い ラララ… ラララ… ラララララ… あるがままの生き方が しあわせに近い |
花火酒夜空に花の 満開を 眺めて暫し 花火酒 涼風渡る 縁側で 俳句を一句 ひと捻り ~玄関に 履く人なしの メッシュ靴~ あぁ… 日盛りやっと 遠のいて 金魚も跳ねた 鉢の中 西洋メロン 切りましょか 写真の人に 聞いてみる ~走る雲 籐椅子の上 雨近し~ あぁ… 髪切り虫の 鳴き声に 答えて暫し 夢見酒 畳の舞台 扇子持ち ちょっと気取って ひと踊り ~夏来ても 被る人なし パナマ帽~ あぁ… | あさみちゆき | 浅木しゅん | 杉本眞人 | | 夜空に花の 満開を 眺めて暫し 花火酒 涼風渡る 縁側で 俳句を一句 ひと捻り ~玄関に 履く人なしの メッシュ靴~ あぁ… 日盛りやっと 遠のいて 金魚も跳ねた 鉢の中 西洋メロン 切りましょか 写真の人に 聞いてみる ~走る雲 籐椅子の上 雨近し~ あぁ… 髪切り虫の 鳴き声に 答えて暫し 夢見酒 畳の舞台 扇子持ち ちょっと気取って ひと踊り ~夏来ても 被る人なし パナマ帽~ あぁ… |
ハーモニカの詩夕やけに 鉄棒の影がのび オルガンの 七つの子 遠く聞こえる 留守番のいやな子が ブランコを 鳥になれ 雲になれ 強くこいでる ガラス窓 光らせて 陽が沈む 黒板の白い文字 赤く色づく 赤く色づく 砂場には いろいろの忘れ物 ペシャンコのボールだけ 砂にうもれる 赤とんぼ 追いかける子のあとを コロコロと 柴犬が 追って転がる ただひとり 赤い靴 はいた子は さよならも 云わないで 町をはなれる 泣きながら ハーモニカ 吹く日ぐれ 校庭の日もかげり 誰か呼んでる 誰か呼んでる 星空を見上げつつ 歩いたら くちびるに 塩からい 涙ながれる くちびるに 塩からい 涙ながれる | あさみちゆき | 阿久悠 | 吉田拓郎 | | 夕やけに 鉄棒の影がのび オルガンの 七つの子 遠く聞こえる 留守番のいやな子が ブランコを 鳥になれ 雲になれ 強くこいでる ガラス窓 光らせて 陽が沈む 黒板の白い文字 赤く色づく 赤く色づく 砂場には いろいろの忘れ物 ペシャンコのボールだけ 砂にうもれる 赤とんぼ 追いかける子のあとを コロコロと 柴犬が 追って転がる ただひとり 赤い靴 はいた子は さよならも 云わないで 町をはなれる 泣きながら ハーモニカ 吹く日ぐれ 校庭の日もかげり 誰か呼んでる 誰か呼んでる 星空を見上げつつ 歩いたら くちびるに 塩からい 涙ながれる くちびるに 塩からい 涙ながれる |
聖橋であなたは売れない小説を ためいきついて 書いている 見果てぬ夢と知りながら わたしは横についている 大きな愛だと信じても ついうなだれてしまいそう 貧しいことは 平気でも このままここに いられない だから わたしは鬼になる あなたを捨てて よそへ行く 二年二ヶ月二日目に ここで逢いましょう 聖橋で あなたと暮らした 四畳半 きれいに掃除したあとに 涙のしみた手紙書き 机の上に置いておく 小説書くのもいいけれど あんたは少し 甘ったれ 自分で生きる気になって こういうわたし 見返して そうよ わたしは鬼になる 泣き泣き恐い顔をする 二年二ヶ月二日目に ここで逢いましょう 聖橋で そうよ わたしは鬼になる あなたを捨てて よそへ行く 二年二ヶ月二日目に ここで逢いましょう 聖橋で | あさみちゆき | 阿久悠 | 杉本眞人 | | あなたは売れない小説を ためいきついて 書いている 見果てぬ夢と知りながら わたしは横についている 大きな愛だと信じても ついうなだれてしまいそう 貧しいことは 平気でも このままここに いられない だから わたしは鬼になる あなたを捨てて よそへ行く 二年二ヶ月二日目に ここで逢いましょう 聖橋で あなたと暮らした 四畳半 きれいに掃除したあとに 涙のしみた手紙書き 机の上に置いておく 小説書くのもいいけれど あんたは少し 甘ったれ 自分で生きる気になって こういうわたし 見返して そうよ わたしは鬼になる 泣き泣き恐い顔をする 二年二ヶ月二日目に ここで逢いましょう 聖橋で そうよ わたしは鬼になる あなたを捨てて よそへ行く 二年二ヶ月二日目に ここで逢いましょう 聖橋で |
ひとり暮らし黄昏はむらさきに 風の流れも 染めて行く 街の孤独の ためいきが 重くただよい 嘆くよう 部屋の窓 開け放ち 濁った空気 入れかえて 街の灯り ともる頃の やりきれなさに ひとり想う ひとり暮らし 東京で ひとり暮らし 恋もなく 恋人は 既に去り ベビーカーなど 押し歩く 都心はずれた 小ぎれいな 街で明るく 暮らしてる 想い出の恋歌を 歌いに行くと部屋を出て にわか雨に 傘をさして 相合傘の頃を想う ひとり暮らし 東京で ひとり暮らし 恋もなく 少しだけ 酔ったふり 馬鹿にはしゃいで 楽しげに 行けば 都会の公園に 夜のブランコ 揺れている 雨上がり 誰がまた 遊んで行ったブランコか 夜に響く つらい音に 心の痛み 感じている ひとり暮らし 東京で ひとり暮らし 恋もなく ひとり暮らし 東京で ひとり暮らし 恋もなく | あさみちゆき | 阿久悠 | 宇崎竜童 | | 黄昏はむらさきに 風の流れも 染めて行く 街の孤独の ためいきが 重くただよい 嘆くよう 部屋の窓 開け放ち 濁った空気 入れかえて 街の灯り ともる頃の やりきれなさに ひとり想う ひとり暮らし 東京で ひとり暮らし 恋もなく 恋人は 既に去り ベビーカーなど 押し歩く 都心はずれた 小ぎれいな 街で明るく 暮らしてる 想い出の恋歌を 歌いに行くと部屋を出て にわか雨に 傘をさして 相合傘の頃を想う ひとり暮らし 東京で ひとり暮らし 恋もなく 少しだけ 酔ったふり 馬鹿にはしゃいで 楽しげに 行けば 都会の公園に 夜のブランコ 揺れている 雨上がり 誰がまた 遊んで行ったブランコか 夜に響く つらい音に 心の痛み 感じている ひとり暮らし 東京で ひとり暮らし 恋もなく ひとり暮らし 東京で ひとり暮らし 恋もなく |
ひらめきも ときめきも悲しいドラマにすっかり飽きてしまい コメディなんか 近ごろ好み よく笑う人になり 陽気にセーター 編んでいる 誰かに合わせて 大きさきめるよりは すっぽりはまる 誰かを探す それだって いいじゃない 孤独はわたしの 邪魔になる そろそろ仕上がりよ どなたが似合うかしら ひらめきも ときめきも いつだって 心しだい 大胆不敵なひとねといわれながら 想いのままに過ごして生きる 友だちも 恋人も 垣根を払って つき合うの 鏡にむかって セーターひろげながら 傑作だわと つぶやいている 運命は面白い その時誰かがやってきた あなたに着せたいわ 間(ま)のいい お客だから ひらめきも ときめきも いつだって 心しだい ひらめきも ときめきも いつだって 心しだい | あさみちゆき | 阿久悠 | 鈴木キサブロー | | 悲しいドラマにすっかり飽きてしまい コメディなんか 近ごろ好み よく笑う人になり 陽気にセーター 編んでいる 誰かに合わせて 大きさきめるよりは すっぽりはまる 誰かを探す それだって いいじゃない 孤独はわたしの 邪魔になる そろそろ仕上がりよ どなたが似合うかしら ひらめきも ときめきも いつだって 心しだい 大胆不敵なひとねといわれながら 想いのままに過ごして生きる 友だちも 恋人も 垣根を払って つき合うの 鏡にむかって セーターひろげながら 傑作だわと つぶやいている 運命は面白い その時誰かがやってきた あなたに着せたいわ 間(ま)のいい お客だから ひらめきも ときめきも いつだって 心しだい ひらめきも ときめきも いつだって 心しだい |
冬の花びら咲かない恋の 行く末を 愛(いと)しむような 冬の空 はらはら 恋しさ 降り積もる あなたと居れば 寒くはないわ どうぞ隠してよ このままふたり あぁ あぁ 雪が 雪が舞う 花には花の 咲く春が 蝶には蝶の 飛ぶ朝が ふたりの明日(あした)は いつ来るの この世に果てが あるならいっそ 越えて行きたいの 帳(とばり)の向こう あぁ あぁ 雪が 雪が舞う 角巻(かくま)きひとつ 身を寄せ合って 冬の花びらを 見上げるふたり あぁ あぁ 夢が 夢が舞う | あさみちゆき | さくらちさと | 鈴木キサブロー | | 咲かない恋の 行く末を 愛(いと)しむような 冬の空 はらはら 恋しさ 降り積もる あなたと居れば 寒くはないわ どうぞ隠してよ このままふたり あぁ あぁ 雪が 雪が舞う 花には花の 咲く春が 蝶には蝶の 飛ぶ朝が ふたりの明日(あした)は いつ来るの この世に果てが あるならいっそ 越えて行きたいの 帳(とばり)の向こう あぁ あぁ 雪が 雪が舞う 角巻(かくま)きひとつ 身を寄せ合って 冬の花びらを 見上げるふたり あぁ あぁ 夢が 夢が舞う |
ふるさとの木の下で…風に 吹かれ 花びらは どこへ 飛んで 行くのでしょう 白い 綿毛の 舞う丘か 雪解けの 小川のほとり… 時が流れ 気がつけば 哀しみ 隣に 歩いてる 果てない夢を 追いかけた あの日に 戻れたら… ふるさとの木の下で もういちど うたいましょう ふるさとの木の下で あの頃にかえって 今は ひとり 夢の途中 けして つらくないけど ふりかえれば あたたかい いつか あの木の下へ… あかね雲を 見上げれば おさげ髪の 少女がいる 若き昔日(きのう)の 父や母の 遠く 呼ぶ声が 聴こえ来る… 花は咲いて 風に散り 別れと 出会いを くりかえす ほほ笑みながら 泣きながら それでも ひたむきに… ふるさとの木の下で おもいでを 話しましょう ふるさとの木の下は 青春のひとコマ 今は きっと 夢の途中 明日も 歩きつづける ふりかえれば なつかしい いつか あの木の下へ… ふるさとの木の下で もういちど うたいましょう ふるさとの木の下で あの頃に かえって Lai Lai Lai La La Lai Lai Lai … Lai Lai Lai La La Lai Lai Lai … | あさみちゆき | さくらちさと | 鈴木キサブロー | 矢野立美 | 風に 吹かれ 花びらは どこへ 飛んで 行くのでしょう 白い 綿毛の 舞う丘か 雪解けの 小川のほとり… 時が流れ 気がつけば 哀しみ 隣に 歩いてる 果てない夢を 追いかけた あの日に 戻れたら… ふるさとの木の下で もういちど うたいましょう ふるさとの木の下で あの頃にかえって 今は ひとり 夢の途中 けして つらくないけど ふりかえれば あたたかい いつか あの木の下へ… あかね雲を 見上げれば おさげ髪の 少女がいる 若き昔日(きのう)の 父や母の 遠く 呼ぶ声が 聴こえ来る… 花は咲いて 風に散り 別れと 出会いを くりかえす ほほ笑みながら 泣きながら それでも ひたむきに… ふるさとの木の下で おもいでを 話しましょう ふるさとの木の下は 青春のひとコマ 今は きっと 夢の途中 明日も 歩きつづける ふりかえれば なつかしい いつか あの木の下へ… ふるさとの木の下で もういちど うたいましょう ふるさとの木の下で あの頃に かえって Lai Lai Lai La La Lai Lai Lai … Lai Lai Lai La La Lai Lai Lai … |
本牧時代たった一年 たたぬまに あのこもこのこも いなくなる コーヒーショップの片隅の なじんだ席も 空(から)になる おじさん 私も明日からは 来なくなるかもしれないわ なぜといわれて困るけど さよならする頃 本牧時代 好きといってた あのひとの 姿もとっくに 見えなくなり ジュークできいてたあの歌も 今では忘れてしまってる おじさん 迷惑かけたけれど これで終わりになりそうよ もしも誰かが来たならば よろしくいってね 本牧時代 おじさん 私も明日からは 来なくなるかもしれないわ なぜといわれて困るけど さよならする頃 本牧時代 | あさみちゆき | 阿久悠 | 杉本眞人 | | たった一年 たたぬまに あのこもこのこも いなくなる コーヒーショップの片隅の なじんだ席も 空(から)になる おじさん 私も明日からは 来なくなるかもしれないわ なぜといわれて困るけど さよならする頃 本牧時代 好きといってた あのひとの 姿もとっくに 見えなくなり ジュークできいてたあの歌も 今では忘れてしまってる おじさん 迷惑かけたけれど これで終わりになりそうよ もしも誰かが来たならば よろしくいってね 本牧時代 おじさん 私も明日からは 来なくなるかもしれないわ なぜといわれて困るけど さよならする頃 本牧時代 |
本牧ららばい想い出さえも 吹き飛ばす 本牧埠頭の 強い風 泣きたくなると ここへ来て 涙を海に 捨てたっけ 本牧ららばい 海鳴りが子守歌 本牧ららばい 哀しみが眠るまで… カモメが一羽 波の上 私を 見るようで 哀しすぎて 泣けない ああ… 青春なんて どこにある 飲み干した バドの空き缶を ひねりつぶして つぶやいた アイツは どこにいるのやら 本牧ららばい 波の音かぞえてる 本牧ららばい 淋しさが眠らない… コンテナだらけの 倉庫裏 想い出 探してる 淋しすぎて 笑った ああ… 本牧ららばい 海鳴りが子守歌 本牧ららばい 哀しみが眠るまで… 夜明けが間近の 水平線 小さな船が行く 淋しすぎて笑った ああ… | あさみちゆき | 田久保真見 | 杉本眞人 | | 想い出さえも 吹き飛ばす 本牧埠頭の 強い風 泣きたくなると ここへ来て 涙を海に 捨てたっけ 本牧ららばい 海鳴りが子守歌 本牧ららばい 哀しみが眠るまで… カモメが一羽 波の上 私を 見るようで 哀しすぎて 泣けない ああ… 青春なんて どこにある 飲み干した バドの空き缶を ひねりつぶして つぶやいた アイツは どこにいるのやら 本牧ららばい 波の音かぞえてる 本牧ららばい 淋しさが眠らない… コンテナだらけの 倉庫裏 想い出 探してる 淋しすぎて 笑った ああ… 本牧ららばい 海鳴りが子守歌 本牧ららばい 哀しみが眠るまで… 夜明けが間近の 水平線 小さな船が行く 淋しすぎて笑った ああ… |
まつり(祭)おさな子の 手にくるくると 風車(かざぐるま) まつりに急げ 転ばぬように 手土産を かかえておりる 人の群れ 花火の音に ふりあおぐ人 ふるさとの まつりを不意に 思い出し 汽車を遅らせ しばし眺むる 見上げれば あかねに燃える 鰯雲 赤いとんぼが スイと横切る まつりが あったなら 心にあったなら あすなろう… あすなろう… ああ ああ… 締込みが きりりと光る 若者の 肌に染まれば 日も昏れかかる 人波を 蹴立てるように 行く御輿 やんや やんやの 声も懐かし 人の世は まつりと同じ にぎわいの 陰にひっそり 暗がりもあり 声かけて みる人もない ふるさとの まつりは赤い 炎に見える まつりが あったなら 心にあったなら あすなろう… あすなろう… ああ ああ… まつりが あったなら 心にあったなら あすなろう… あすなろう… ああ ああ… | あさみちゆき | 阿久悠 | 杉本眞人 | 宮崎慎二 | おさな子の 手にくるくると 風車(かざぐるま) まつりに急げ 転ばぬように 手土産を かかえておりる 人の群れ 花火の音に ふりあおぐ人 ふるさとの まつりを不意に 思い出し 汽車を遅らせ しばし眺むる 見上げれば あかねに燃える 鰯雲 赤いとんぼが スイと横切る まつりが あったなら 心にあったなら あすなろう… あすなろう… ああ ああ… 締込みが きりりと光る 若者の 肌に染まれば 日も昏れかかる 人波を 蹴立てるように 行く御輿 やんや やんやの 声も懐かし 人の世は まつりと同じ にぎわいの 陰にひっそり 暗がりもあり 声かけて みる人もない ふるさとの まつりは赤い 炎に見える まつりが あったなら 心にあったなら あすなろう… あすなろう… ああ ああ… まつりが あったなら 心にあったなら あすなろう… あすなろう… ああ ああ… |
萬年橋から清洲橋浴衣の柄の 赤とんぼ どこへ どこへ 飛んでった… 萬年橋から 清洲橋 夏の夕陽が 染めて行く 母の背中を 追いかけた 理由も知らない 幼い日 母さんあなたは お元気ですか 愛を貫き 生きていますか そのひとと 決して詫びたり しないでほしい 今のわたしは あなたの想い わかります 萬年橋から 清洲橋 路地の奥まで 川風が 風鈴鳴らして 吹きぬける 今も 昔と 同じです 母さんあなたは しあわせですか 風の噂も聞こえて来ない 今はもう 女としての そんな生き方 今のわたしの 胸にせつなく 沁みてくる 浴衣の柄の 赤とんぼ どこへ どこへ 飛んでった… | あさみちゆき | さくらちさと | 網倉一也 | 宮崎慎二 | 浴衣の柄の 赤とんぼ どこへ どこへ 飛んでった… 萬年橋から 清洲橋 夏の夕陽が 染めて行く 母の背中を 追いかけた 理由も知らない 幼い日 母さんあなたは お元気ですか 愛を貫き 生きていますか そのひとと 決して詫びたり しないでほしい 今のわたしは あなたの想い わかります 萬年橋から 清洲橋 路地の奥まで 川風が 風鈴鳴らして 吹きぬける 今も 昔と 同じです 母さんあなたは しあわせですか 風の噂も聞こえて来ない 今はもう 女としての そんな生き方 今のわたしの 胸にせつなく 沁みてくる 浴衣の柄の 赤とんぼ どこへ どこへ 飛んでった… |
港のカラス憎い恋しい あの人は わたしに何も 云わないで アラビア文字の 貨物船 日暮れに乗って 行っちゃった 港カモメの 群れのなか わたしはカラス 赤い目の 夕焼け色の 電柱で あのひとそっと 見送った 昔 異人さんに 連れられて 少女も船に 乗ってった 行ったら帰る あてもない 昔も今も 横浜は 山で暮らせば いいものを 街まで来たら 捨てられた 今夜もひとり 止まり木で カァーカァー泣いて 飲むだけさ | あさみちゆき | 高田ひろお | 杉本眞人 | 川口真 | 憎い恋しい あの人は わたしに何も 云わないで アラビア文字の 貨物船 日暮れに乗って 行っちゃった 港カモメの 群れのなか わたしはカラス 赤い目の 夕焼け色の 電柱で あのひとそっと 見送った 昔 異人さんに 連れられて 少女も船に 乗ってった 行ったら帰る あてもない 昔も今も 横浜は 山で暮らせば いいものを 街まで来たら 捨てられた 今夜もひとり 止まり木で カァーカァー泣いて 飲むだけさ |
耳飾りどこかで失(な)くした ピアスを探しながら 一人でそっと泣いていたのは 黄昏(たそがれ)に もう少し 小雨もバラつく午後でした 愛しているよとやさしく耳につけた あなたのことを思い返して 片方の耳飾り 半分こわれた愛でした やっぱり駄目なのね もとには戻れない 神様の占いね 耳飾り かくすなんて 十九と二十歳(はたち)の間の季節だった あなたに逢って とてもしあわせ いつの日も 眩(まぶ)しくて クラクラしていた日々(ひび)でした 季節が変わって心もちょっと変わり 二人の愛が ひび割れたのは おたがいの わがままが 小さくぶつかる時でした とうとう駄目なのね あの日は夢なのね 神様のいたずらね 耳飾り 一つかくし やっぱり駄目なのね もとには戻れない 神様の占いね 耳飾り かくすなんて | あさみちゆき | 阿久悠 | 網倉一也 | | どこかで失(な)くした ピアスを探しながら 一人でそっと泣いていたのは 黄昏(たそがれ)に もう少し 小雨もバラつく午後でした 愛しているよとやさしく耳につけた あなたのことを思い返して 片方の耳飾り 半分こわれた愛でした やっぱり駄目なのね もとには戻れない 神様の占いね 耳飾り かくすなんて 十九と二十歳(はたち)の間の季節だった あなたに逢って とてもしあわせ いつの日も 眩(まぶ)しくて クラクラしていた日々(ひび)でした 季節が変わって心もちょっと変わり 二人の愛が ひび割れたのは おたがいの わがままが 小さくぶつかる時でした とうとう駄目なのね あの日は夢なのね 神様のいたずらね 耳飾り 一つかくし やっぱり駄目なのね もとには戻れない 神様の占いね 耳飾り かくすなんて |
みんな夢の中恋はみじかい 夢のようなものだけど 女心は 夢をみるのが好きなの 夢のくちづけ 夢の涙 喜びも悲しみも みんな夢の中 やさしい言葉で 夢がはじまったのね いとしい人を 夢でつかまえたのね 身も心も あげてしまったけど なんで惜(お)しかろ どうせ夢だもの 冷たい言葉で 暗くなった夢の中 みえない姿を 追いかけてゆく私 泣かないで なげかないで 消えていった面影(おもかげ)も みんな夢の中 | あさみちゆき | 浜口庫之助 | 浜口庫之助 | | 恋はみじかい 夢のようなものだけど 女心は 夢をみるのが好きなの 夢のくちづけ 夢の涙 喜びも悲しみも みんな夢の中 やさしい言葉で 夢がはじまったのね いとしい人を 夢でつかまえたのね 身も心も あげてしまったけど なんで惜(お)しかろ どうせ夢だもの 冷たい言葉で 暗くなった夢の中 みえない姿を 追いかけてゆく私 泣かないで なげかないで 消えていった面影(おもかげ)も みんな夢の中 |
娘から愛をこめてお誕生日おめでとうございます いいえ 忘れる筈がありません どんなに月日が過ぎても どんなに遠く離れても わたしは娘ですから あなたたちの娘ですから 心の糸は繋がっています お元気ですか お元気でしょうね お元気でいて下さい 娘から愛をこめて おめでとう おめでとう 花を贈ります 親不孝ばかりして ごめんなさい そうね 詫びても遅すぎるでしょうね 気持ちはわかっていたのに 素直になればよかったのに わたし子どもでしたね 若いだけのヒヨコでしたね 一度は夢を見たかったのです お元気ですか お元気でしょうね お元気でいて下さい 娘から愛をこめて おめでとう おめでとう 歌をとどけます おめでとう おめでとう 歌をとどけます | あさみちゆき | 阿久悠 | 網倉一也 | | お誕生日おめでとうございます いいえ 忘れる筈がありません どんなに月日が過ぎても どんなに遠く離れても わたしは娘ですから あなたたちの娘ですから 心の糸は繋がっています お元気ですか お元気でしょうね お元気でいて下さい 娘から愛をこめて おめでとう おめでとう 花を贈ります 親不孝ばかりして ごめんなさい そうね 詫びても遅すぎるでしょうね 気持ちはわかっていたのに 素直になればよかったのに わたし子どもでしたね 若いだけのヒヨコでしたね 一度は夢を見たかったのです お元気ですか お元気でしょうね お元気でいて下さい 娘から愛をこめて おめでとう おめでとう 歌をとどけます おめでとう おめでとう 歌をとどけます |
室積海岸何年ぶりでしょう バスに揺られて ひとり訪ねた ふるさとの海 白い砂浜 松林 水平線に 夏の雲 思い出します あの夏休み 家族そろって 海の家 弟の 絵日記は 浮き輪 西瓜(すいか)に かき氷 室積海岸 光あふれて あの日と同じ 風が吹いてます 室積海岸 ひとりたたずみ あの日の私 探しています あの日の自分に ふと会いたくなって 何が何でも 帰りたかった 都会暮らしに 心が折れて 誰かの温もり ほしかった 思い出します 花火の夜を 家族そろって 浴衣(ゆかた)に団扇(うちわ) 湯上りの 父と母 ビール 枝豆 笑い声 室積海岸 ひとり歩けば あの日の声が 聴こえてきます 室積海岸 昔も今も やさしく私を 迎えてくれる 室積海岸 光あふれて あの日と同じ 風が吹いてます 室積海岸 昔も今も やさしく私を 迎えてくれる | あさみちゆき | 星川裕二 | 網倉一也 | 矢野立美 | 何年ぶりでしょう バスに揺られて ひとり訪ねた ふるさとの海 白い砂浜 松林 水平線に 夏の雲 思い出します あの夏休み 家族そろって 海の家 弟の 絵日記は 浮き輪 西瓜(すいか)に かき氷 室積海岸 光あふれて あの日と同じ 風が吹いてます 室積海岸 ひとりたたずみ あの日の私 探しています あの日の自分に ふと会いたくなって 何が何でも 帰りたかった 都会暮らしに 心が折れて 誰かの温もり ほしかった 思い出します 花火の夜を 家族そろって 浴衣(ゆかた)に団扇(うちわ) 湯上りの 父と母 ビール 枝豆 笑い声 室積海岸 ひとり歩けば あの日の声が 聴こえてきます 室積海岸 昔も今も やさしく私を 迎えてくれる 室積海岸 光あふれて あの日と同じ 風が吹いてます 室積海岸 昔も今も やさしく私を 迎えてくれる |
夕刊十四の春に 教室で 机を並べた あのひとは はにかみながら 夢話す 瞳の澄んだ 少年(ひと)でした 花火の夜に うちあけた わた飴みたいな 恋心 あれから 時は過ぎて 想い出の ひとだけど 今 はじめて 知りました あのひとが ずっと ひとりで いたことを… 十八の春 校庭で 元気でいてねと 手を振った 散り行く桜に 行く背中 見送ったのが 最後です 時おり手紙 交わしても 真実(ほんと)の気持ちは 言えなくて あれから 時は過ぎて 想い出も 閉じ込めた 今 はじめて 知りました あのひとは もう どこにも いないのね… ふと 手に取った 夕刊に あのひとの 訃報が 載っていた… | あさみちゆき | さくらちさと | 網倉一也 | | 十四の春に 教室で 机を並べた あのひとは はにかみながら 夢話す 瞳の澄んだ 少年(ひと)でした 花火の夜に うちあけた わた飴みたいな 恋心 あれから 時は過ぎて 想い出の ひとだけど 今 はじめて 知りました あのひとが ずっと ひとりで いたことを… 十八の春 校庭で 元気でいてねと 手を振った 散り行く桜に 行く背中 見送ったのが 最後です 時おり手紙 交わしても 真実(ほんと)の気持ちは 言えなくて あれから 時は過ぎて 想い出も 閉じ込めた 今 はじめて 知りました あのひとは もう どこにも いないのね… ふと 手に取った 夕刊に あのひとの 訃報が 載っていた… |
夕焼けブランコさみしくなると ふと来てしまう 町のはずれの 公園のブランコ 幼いころ 天まで届けと 押してくれたね おじいちゃん 風になれたよ 鳥になれたよ おおきなその手が あたたかかった このごろ私 泣いてばかり 夢は 宙ぶらりんのまま 夕陽をあびて ひとり漕げば カラカラと カラカラと せつない音がする でも 明日はきっと 晴れるよね 川風吹いて イチョウを散らす ひとりぼっちの 影ぼうしゆれてる 叱ってくれる 人もいなくて このごろずっと うつむいてた 笑顔でいれば いいことあると いつも言っていた 髭づらのやさしい目 好きなひとなら いるにはいるけど なぜか すれ違いのまま 夕焼けの中 つよく漕げば カラカラと カラカラと はげます音がする そう 明日はきっと 晴れるよね そう 明日はきっと 晴れるよね | あさみちゆき | さくらちさと | 網倉一也 | | さみしくなると ふと来てしまう 町のはずれの 公園のブランコ 幼いころ 天まで届けと 押してくれたね おじいちゃん 風になれたよ 鳥になれたよ おおきなその手が あたたかかった このごろ私 泣いてばかり 夢は 宙ぶらりんのまま 夕陽をあびて ひとり漕げば カラカラと カラカラと せつない音がする でも 明日はきっと 晴れるよね 川風吹いて イチョウを散らす ひとりぼっちの 影ぼうしゆれてる 叱ってくれる 人もいなくて このごろずっと うつむいてた 笑顔でいれば いいことあると いつも言っていた 髭づらのやさしい目 好きなひとなら いるにはいるけど なぜか すれ違いのまま 夕焼けの中 つよく漕げば カラカラと カラカラと はげます音がする そう 明日はきっと 晴れるよね そう 明日はきっと 晴れるよね |
夜桜蝶々十五で覚えた ため息は 二十歳のときに 捨てました 悲しすぎると 泣けないと 知った二十五 夜明け前 大人になったら 汚れると 子供の頃は 思ってた 三十過ぎて 欲しいのは 純愛だけに なりました 夜桜蝶々 飛んでゆけ あなたのもとへ 飛んでゆけ 闇に咲いても 花は花 罪なさだめも 恋は恋 Ah Ah Ah …… 泣かない女が 泣くときは 愛するひとの 腕の中 たった一つの 幸せで 百の不幸も 消えてゆく 大きな桜の その下で あやしい夢を 見ています 無数の花よ 蝶になれ あなたに群がり つれてきて 夜桜蝶々 飛んでゆけ あなたのもとへ 飛んでゆけ かなわなくても 夢は夢 愛と呼んでも 嘘は嘘 Ah Ah Ah …… 夜桜蝶々 飛んでゆけ あなたのもとへ 飛んでゆけ 闇に咲いても 花は花 罪なさだめも 恋は恋 Ah Ah Ah …… | あさみちゆき | 田久保真見 | 杉本眞人 | | 十五で覚えた ため息は 二十歳のときに 捨てました 悲しすぎると 泣けないと 知った二十五 夜明け前 大人になったら 汚れると 子供の頃は 思ってた 三十過ぎて 欲しいのは 純愛だけに なりました 夜桜蝶々 飛んでゆけ あなたのもとへ 飛んでゆけ 闇に咲いても 花は花 罪なさだめも 恋は恋 Ah Ah Ah …… 泣かない女が 泣くときは 愛するひとの 腕の中 たった一つの 幸せで 百の不幸も 消えてゆく 大きな桜の その下で あやしい夢を 見ています 無数の花よ 蝶になれ あなたに群がり つれてきて 夜桜蝶々 飛んでゆけ あなたのもとへ 飛んでゆけ かなわなくても 夢は夢 愛と呼んでも 嘘は嘘 Ah Ah Ah …… 夜桜蝶々 飛んでゆけ あなたのもとへ 飛んでゆけ 闇に咲いても 花は花 罪なさだめも 恋は恋 Ah Ah Ah …… |
四畳半の蝉あなたに捨てられた 人生は 生きているのが 辛いから 電気も消して 布団にくるまり わたしは時々 死ぬのです 二日も三日も 何もせず 泣き声ひとつ あげないで 四畳半一間 じっとして 土に還った 蝉のように 二人の夏の日は 過ぎ去って 枯葉舞い散る 秋が来て 食事もせずに 心も置き去り 私はやっぱり 死ぬのです 朝から晩まで ひとりきり 訪ねてくれる 人もなく 四畳半一間 丸くなり 土に還った 蝉のように 羽ばたく羽さえ もうないの どこへも心 飛べないわ 四畳半一間 眠るのよ 土に還った 蝉のように | あさみちゆき | 結木瞳 | 山崎ハコ | 伊戸のりお | あなたに捨てられた 人生は 生きているのが 辛いから 電気も消して 布団にくるまり わたしは時々 死ぬのです 二日も三日も 何もせず 泣き声ひとつ あげないで 四畳半一間 じっとして 土に還った 蝉のように 二人の夏の日は 過ぎ去って 枯葉舞い散る 秋が来て 食事もせずに 心も置き去り 私はやっぱり 死ぬのです 朝から晩まで ひとりきり 訪ねてくれる 人もなく 四畳半一間 丸くなり 土に還った 蝉のように 羽ばたく羽さえ もうないの どこへも心 飛べないわ 四畳半一間 眠るのよ 土に還った 蝉のように |
世迷い言窓打つ木枯らし みぞれがまじる デジタル時計がカタリと変わる もしや あんたが帰って来たのかと ベッドをおりたら出るくしゃみ 変なくせだよ 男にふられたその後は なぜだかきまって風邪をひく 真夜中 世の中 よまいごと 上から読んでも下から読んでも ヨノナカバカナノヨ 蜜柑をむく指黄色く染まる 忘れたマニキュア はがれて落ちる とても あんたにゃついていけないわと 無理して笑えば出るくしゃみ いやなくせだよ せいせいしている筈なのに 背中を寒気が駈けぬける 真夜中 世の中 よまいごと 上から読んでも下から読んでも ヨノナカバカナノヨ 変なくせだよ 男にふられたその後は なぜだかきまって風邪をひく 真夜中 世の中 よまいごと 上から読んでも下から読んでも ヨノナカバカナノヨ | あさみちゆき | 阿久悠 | 中島みゆき | | 窓打つ木枯らし みぞれがまじる デジタル時計がカタリと変わる もしや あんたが帰って来たのかと ベッドをおりたら出るくしゃみ 変なくせだよ 男にふられたその後は なぜだかきまって風邪をひく 真夜中 世の中 よまいごと 上から読んでも下から読んでも ヨノナカバカナノヨ 蜜柑をむく指黄色く染まる 忘れたマニキュア はがれて落ちる とても あんたにゃついていけないわと 無理して笑えば出るくしゃみ いやなくせだよ せいせいしている筈なのに 背中を寒気が駈けぬける 真夜中 世の中 よまいごと 上から読んでも下から読んでも ヨノナカバカナノヨ 変なくせだよ 男にふられたその後は なぜだかきまって風邪をひく 真夜中 世の中 よまいごと 上から読んでも下から読んでも ヨノナカバカナノヨ |
夜祭り囃子祭りは火の色 笛太鼓 ぴいひゃら神楽(かぐら)が 風に舞う あやもにしきも 織り交ぜた 闇は一夜(ひとよ)の 万華鏡 遊べや遊べ みな遊べ おかめも般若も みな遊べ てれつく天狗も ひょっとこも 祭り囃子で 福が来る エー 福が来る 神代(かみよ)の時代の むかしから つづいた祭りだ 夜祭りだ お神酒(みき)徳利(とっくり) ころがれば 月も浮かれて 踊りだす 踊れや踊れ みな踊れ 赤鬼青鬼 みな踊れ あの世もこの世も 輪におさめ 祭り囃子で 夜が明ける エー 夜が明ける 笑えや笑え みな笑え 浮き世を忘れて みな笑え まやかしあやかし 世の習い 祭り囃子で 福が来る エー 福が来る | あさみちゆき | さくらちさと | 鈴木キサブロー | | 祭りは火の色 笛太鼓 ぴいひゃら神楽(かぐら)が 風に舞う あやもにしきも 織り交ぜた 闇は一夜(ひとよ)の 万華鏡 遊べや遊べ みな遊べ おかめも般若も みな遊べ てれつく天狗も ひょっとこも 祭り囃子で 福が来る エー 福が来る 神代(かみよ)の時代の むかしから つづいた祭りだ 夜祭りだ お神酒(みき)徳利(とっくり) ころがれば 月も浮かれて 踊りだす 踊れや踊れ みな踊れ 赤鬼青鬼 みな踊れ あの世もこの世も 輪におさめ 祭り囃子で 夜が明ける エー 夜が明ける 笑えや笑え みな笑え 浮き世を忘れて みな笑え まやかしあやかし 世の習い 祭り囃子で 福が来る エー 福が来る |
流星タクシー誰もが一度は 思うこと 時をそっと もどせるなら 言えなかった あの言葉を あのひとに 届けたいと 流星タクシー 春の夢の中に あなたを 迎えにまいります 流星タクシー 夏の雨の後に あなたを 迎えにまいります Wow Wo Wow Wo 逢いたい人は 誰ですか Wow Wo Wow Wo あの頃に 帰りましょう すべての昨日を 思い出と 呼べば胸は 少しは痛む 思い出には できないほど 傷つけた ひともいたと 流星タクシー 秋の月の下に あなたを 迎えにまいります 流星タクシー 冬の曇る窓に あなたを 迎えにまいります Wow Wo Wow Wo 失くした夢は 何ですか Wow Wo Wow Wo あの頃に 帰りましょう Wow Wo Wow Wo 逢いたい人は 誰ですか Wow Wo Wow Wo あの頃に 帰りましょう | あさみちゆき | 田久保真見 | 杉本眞人 | | 誰もが一度は 思うこと 時をそっと もどせるなら 言えなかった あの言葉を あのひとに 届けたいと 流星タクシー 春の夢の中に あなたを 迎えにまいります 流星タクシー 夏の雨の後に あなたを 迎えにまいります Wow Wo Wow Wo 逢いたい人は 誰ですか Wow Wo Wow Wo あの頃に 帰りましょう すべての昨日を 思い出と 呼べば胸は 少しは痛む 思い出には できないほど 傷つけた ひともいたと 流星タクシー 秋の月の下に あなたを 迎えにまいります 流星タクシー 冬の曇る窓に あなたを 迎えにまいります Wow Wo Wow Wo 失くした夢は 何ですか Wow Wo Wow Wo あの頃に 帰りましょう Wow Wo Wow Wo 逢いたい人は 誰ですか Wow Wo Wow Wo あの頃に 帰りましょう |
旅行者~行ってらっしゃい~どちらへ お出掛けですか しあわせ探しですか 重い荷物 ここに置いて 行ってみたら 如何(いかが) 窓から逃げた小鳥は 戻ってこないでしょう あれのあとを追ってみても つらいばかりですよ ごめんなさい おせっかいね 人のこころ 覗き込んだり 行ってらっしゃい それも それも勇気 時には旅に出るのも だけど ちょっと 笑って 手紙は 預かりましょう 訪ねてくる人にも やがてここへ 帰る筈と きっと伝えましょう ごめんなさい おせっかいね 見ないふりが 出来なくなって いってらっしゃい 長い 長い夜も そろそろ 明ける時間よ ごめんなさい おせっかいね いつもここで 見送るばかり 行ってらっしゃい 愛の 愛の旅路 傷つくことに おそれず だけど ちょっと 笑って | あさみちゆき | 阿久悠 | 鈴木キサブロー | | どちらへ お出掛けですか しあわせ探しですか 重い荷物 ここに置いて 行ってみたら 如何(いかが) 窓から逃げた小鳥は 戻ってこないでしょう あれのあとを追ってみても つらいばかりですよ ごめんなさい おせっかいね 人のこころ 覗き込んだり 行ってらっしゃい それも それも勇気 時には旅に出るのも だけど ちょっと 笑って 手紙は 預かりましょう 訪ねてくる人にも やがてここへ 帰る筈と きっと伝えましょう ごめんなさい おせっかいね 見ないふりが 出来なくなって いってらっしゃい 長い 長い夜も そろそろ 明ける時間よ ごめんなさい おせっかいね いつもここで 見送るばかり 行ってらっしゃい 愛の 愛の旅路 傷つくことに おそれず だけど ちょっと 笑って |
林檎をかじりながら涙がポロリとこぼれて落ちた時に わたしの愛は終わってしまった 去年より二キロほど からだも細っておりました だまっているのが苦しく思えるから 林檎をひとつカリカリかじって おもいでをこなごなに 砕いてゴクンと呑みました さよなら 愛の日よ さよなら 二年半 後悔はしないけど まだ少し笑えない トランプ遊びで時間を潰しながら はずれた愛の占い怨んで 天井を見上げつつ ためいきばかりをつきました さよなら 愛の日よ さよなら 二年半 落胆はしないけど 元気まであと二日 さよなら 愛の日よ さよなら 二年半 後悔はしないけど まだ少し笑えない | あさみちゆき | 阿久悠 | 鈴木キサブロー | | 涙がポロリとこぼれて落ちた時に わたしの愛は終わってしまった 去年より二キロほど からだも細っておりました だまっているのが苦しく思えるから 林檎をひとつカリカリかじって おもいでをこなごなに 砕いてゴクンと呑みました さよなら 愛の日よ さよなら 二年半 後悔はしないけど まだ少し笑えない トランプ遊びで時間を潰しながら はずれた愛の占い怨んで 天井を見上げつつ ためいきばかりをつきました さよなら 愛の日よ さよなら 二年半 落胆はしないけど 元気まであと二日 さよなら 愛の日よ さよなら 二年半 後悔はしないけど まだ少し笑えない |
恋華草~おれとあたし~酔いどれて靴をぬぎ あなたの 背にもたれ どこへでも さらってと 泣き泣き いったのに クシャクシャにたたんだ コートを枕にさせ 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと見そこなうなよだって 若い日の 年月(としつき)は あまりに 早過ぎて 未来など 考える 時間も なかったわ ボロボロになるのは みじめと泣いていたら 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと見そこなうなよだって 恋の花 一つだけ ようやく 咲いたから いいことも あるでしょう 小さな ことならば ふらふらで歩いた 二人を嘲(わら)ってたら 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと見そこなうなよだって 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと見そこなうなよだって | あさみちゆき | 阿久悠 | 杉本眞人 | 川村栄二 | 酔いどれて靴をぬぎ あなたの 背にもたれ どこへでも さらってと 泣き泣き いったのに クシャクシャにたたんだ コートを枕にさせ 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと見そこなうなよだって 若い日の 年月(としつき)は あまりに 早過ぎて 未来など 考える 時間も なかったわ ボロボロになるのは みじめと泣いていたら 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと見そこなうなよだって 恋の花 一つだけ ようやく 咲いたから いいことも あるでしょう 小さな ことならば ふらふらで歩いた 二人を嘲(わら)ってたら 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと見そこなうなよだって 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと見そこなうなよだって |
恋々日記くちべにつけた 十六に こころ感わす ひとに会い 愛を信じて 苦しんで やせて二十歳を こえました 夢をみるなら ひろびろと 空を飛ぶよな ものがいい 背中ばかりを 追いながら 泣ける夢など 夢じゃない ルルル ルルル ルルル…… ルルル ルルル ルルル…… 嘘の上手な ひとだから 恋も上手と 気がついて やっとくちべに 拭きとって 生きるつもりに なりました 愛は一生 信じます 恋は三年 休みます こころ乱れる こともなく 今はいきいき しています ルルル ルルル ルルル…… ルルル 恋々日記 | あさみちゆき | 阿久悠 | 杉本眞人 | | くちべにつけた 十六に こころ感わす ひとに会い 愛を信じて 苦しんで やせて二十歳を こえました 夢をみるなら ひろびろと 空を飛ぶよな ものがいい 背中ばかりを 追いながら 泣ける夢など 夢じゃない ルルル ルルル ルルル…… ルルル ルルル ルルル…… 嘘の上手な ひとだから 恋も上手と 気がついて やっとくちべに 拭きとって 生きるつもりに なりました 愛は一生 信じます 恋は三年 休みます こころ乱れる こともなく 今はいきいき しています ルルル ルルル ルルル…… ルルル 恋々日記 |
円舞曲誰かが 円舞曲を 踊っています 幸せあふれた 二人です 私は飲めない お酒を飲んで 泣きたい気持を おさえます 海鳴り 漁火 海辺のホテル 一人に悲しい ワルツの調べ 別れの手紙を 綴っています 乱れた文字です ごめんなさい あれこれ理由を 並べてみても 切ない心は 変わりません 海鳴り 漁火 海辺のホテル 一人に悲しい ワルツの調べ 明日もこうして 泊まっています 涙が枯れたら 帰ります 知らない誰かと 踊ってみたり 楽しくなるよう 努めます 海鳴り 漁火 海辺のホテル 一人に悲しい ワルツの調べ | あさみちゆき | 阿久悠 | 川口真 | | 誰かが 円舞曲を 踊っています 幸せあふれた 二人です 私は飲めない お酒を飲んで 泣きたい気持を おさえます 海鳴り 漁火 海辺のホテル 一人に悲しい ワルツの調べ 別れの手紙を 綴っています 乱れた文字です ごめんなさい あれこれ理由を 並べてみても 切ない心は 変わりません 海鳴り 漁火 海辺のホテル 一人に悲しい ワルツの調べ 明日もこうして 泊まっています 涙が枯れたら 帰ります 知らない誰かと 踊ってみたり 楽しくなるよう 努めます 海鳴り 漁火 海辺のホテル 一人に悲しい ワルツの調べ |