死ぬほど愛してアモレ アモレ アモレ アモレミオ やさし君に抱かれるとき 悲しみ忘れ 愛の涙 永久に君よ いとし人 永久に君よ いとし人 アモレ アモレ 泣かないで 君の悲しみ消えるまで 私の胸にそっともたれて いとしい人よ いつまでも いとしい人よ いつまでも アモレ アモレ アモレ アモレミオ やさし君に抱かれるとき 悲しみ忘れ 愛の涙 永久に君よ いとし人 永久に君よ いとし人 アモレ アモレ 泣かないで 君の悲しみ消えるまで 私の胸にそっともたれて いとしい人よ いつまでも いとしい人よ いつまでも | 淡谷のり子 | Alfredo Giannetti・Pietro Germi・訳詞:水野汀子 | Carlo Rustichelli | | アモレ アモレ アモレ アモレミオ やさし君に抱かれるとき 悲しみ忘れ 愛の涙 永久に君よ いとし人 永久に君よ いとし人 アモレ アモレ 泣かないで 君の悲しみ消えるまで 私の胸にそっともたれて いとしい人よ いつまでも いとしい人よ いつまでも アモレ アモレ アモレ アモレミオ やさし君に抱かれるとき 悲しみ忘れ 愛の涙 永久に君よ いとし人 永久に君よ いとし人 アモレ アモレ 泣かないで 君の悲しみ消えるまで 私の胸にそっともたれて いとしい人よ いつまでも いとしい人よ いつまでも |
しばらくあなたしばらくあなた ごきげんよう 変りもなくて よかったわ 昔の軽さがなくなって 渋味が増して来たようね 一年 二年 三年と 月日が二人をこう変えた ワインはやはり白かしら 煙草もやはり細巻きね 覚えているのが しゃくだけど 惚れてた時もあったから 一年 二年 三年の 月日も消せないものがある それでは あなた さようなら たまには顔を見せに来て 今度は酔わずに迎えるわ お酒も少しつつしむわ 一年 二年 三年と 月日が二人をこう変えた | 淡谷のり子 | 阿久悠 | 三木たかし | | しばらくあなた ごきげんよう 変りもなくて よかったわ 昔の軽さがなくなって 渋味が増して来たようね 一年 二年 三年と 月日が二人をこう変えた ワインはやはり白かしら 煙草もやはり細巻きね 覚えているのが しゃくだけど 惚れてた時もあったから 一年 二年 三年の 月日も消せないものがある それでは あなた さようなら たまには顔を見せに来て 今度は酔わずに迎えるわ お酒も少しつつしむわ 一年 二年 三年と 月日が二人をこう変えた |
シャルメーヌあまく青い瞳 シャルメーヌ シャルメーヌ 花にも似た君のあのほほえみ わたしを見つめてる あのまなざし 忘れられぬ いとし君 シャルメーヌ シャルメーヌ セヴー わたしの心に今も歌う 思い出なつかし あの日の頃 今も浮ぶ 夢のロマン あまく青い瞳 シャルメーヌ シャルメーヌ 花にも似た君のあのほほえみ わたしを見つめてる あのまなざし 忘れられぬ いとし君 シャルメーヌ シャルメーヌ セヴー | 淡谷のり子 | Lew Pollack・訳詞:薩摩忠 | Erno Rapee | | あまく青い瞳 シャルメーヌ シャルメーヌ 花にも似た君のあのほほえみ わたしを見つめてる あのまなざし 忘れられぬ いとし君 シャルメーヌ シャルメーヌ セヴー わたしの心に今も歌う 思い出なつかし あの日の頃 今も浮ぶ 夢のロマン あまく青い瞳 シャルメーヌ シャルメーヌ 花にも似た君のあのほほえみ わたしを見つめてる あのまなざし 忘れられぬ いとし君 シャルメーヌ シャルメーヌ セヴー |
白樺の小径白樺の この径は 想い出の さみし径 雨にぬれ 風にゆれ 白い花が 咲いていた あの人は あの人は わたしひとりを おいてった 熱い吐息で やさし心で きっと 迎えにくるから 待っててと 夢の間に 夢のよに 春はゆき 夏もすぎ 何ゆえに 何ゆえに こんな哀しい 秋が来た あの人は あの人は わたしひとりを おいてった 忘られぬ あの言葉 きっと 迎えにくるから 待っててと | 淡谷のり子 | 佐伯孝夫 | 佐々木俊一 | | 白樺の この径は 想い出の さみし径 雨にぬれ 風にゆれ 白い花が 咲いていた あの人は あの人は わたしひとりを おいてった 熱い吐息で やさし心で きっと 迎えにくるから 待っててと 夢の間に 夢のよに 春はゆき 夏もすぎ 何ゆえに 何ゆえに こんな哀しい 秋が来た あの人は あの人は わたしひとりを おいてった 忘られぬ あの言葉 きっと 迎えにくるから 待っててと |
ジェラシー今ぞ ほのかに香る 夢の窓辺 風のささやきに 愛のともしび消えて わが悩み果てもなし 君待つひととき 月影白く 胸に忍びよる 悲しき夜の静寂(しじま)よ 変らぬ誓い やさしい言葉 今宵も我に 与えたまえ いとしの君よ 今宵も我に 与えたまえ いとしの君よ | 淡谷のり子 | Jacob Gade | Jacob Gade | | 今ぞ ほのかに香る 夢の窓辺 風のささやきに 愛のともしび消えて わが悩み果てもなし 君待つひととき 月影白く 胸に忍びよる 悲しき夜の静寂(しじま)よ 変らぬ誓い やさしい言葉 今宵も我に 与えたまえ いとしの君よ 今宵も我に 与えたまえ いとしの君よ |
ジプシーの歎き祭は終りぬ 乱れし野もせよ いざや幌馬車 山を越えて行かん 誰が投げしすみれ花 今もしおれずに かおる 明日の日は浮草の 行方知らぬ旅路 祭は終りぬ 嘆きのピエロよ いざや幌馬車 明日の旅へ行かん 誰が吹くや笛の音に うるむ故郷の 歌よ 風のまま 浮草の 行方知らぬ旅路 あゝ | 淡谷のり子 | M.Grever・訳詩:桐山麗吉 | M.Grever | 仁木他喜雄 | 祭は終りぬ 乱れし野もせよ いざや幌馬車 山を越えて行かん 誰が投げしすみれ花 今もしおれずに かおる 明日の日は浮草の 行方知らぬ旅路 祭は終りぬ 嘆きのピエロよ いざや幌馬車 明日の旅へ行かん 誰が吹くや笛の音に うるむ故郷の 歌よ 風のまま 浮草の 行方知らぬ旅路 あゝ |
ジ−ラ・ジーラ山の端に日は落ちて 果てなき我が旅路 心にしみるは 異国の風よ いとしの君の名を呼びて さまよえば 微笑みて応えるは 緑の星影よ あの星影こそ まこと愛のみちしるべ 遠く導けよ 君がみもとへ 疲れしこの身を ジーラ・ジーラ 愛の光さす 君が窓辺 懐しき灯火 招くよ我を 遠く導けよ 君がみもとへ 疲れしこの身を ジーラ・ジーラ 愛の光さす 君が窓辺 懐しき灯火 招くよ我を | 淡谷のり子 | E.S.Discepolo | E.S.Discepolo | | 山の端に日は落ちて 果てなき我が旅路 心にしみるは 異国の風よ いとしの君の名を呼びて さまよえば 微笑みて応えるは 緑の星影よ あの星影こそ まこと愛のみちしるべ 遠く導けよ 君がみもとへ 疲れしこの身を ジーラ・ジーラ 愛の光さす 君が窓辺 懐しき灯火 招くよ我を 遠く導けよ 君がみもとへ 疲れしこの身を ジーラ・ジーラ 愛の光さす 君が窓辺 懐しき灯火 招くよ我を |
鈴蘭物語風薫るアカシヤの 青い並木 鐘鳴らすあの丘の 白いチャペル 思いも黄昏(たそが)るる トラピストの寺に 君と手をとり行きし 思い出の あの道 鈴蘭の花咲けば 思い出すよ かの長い細道の ほのかなりや 真白き手をとりて トラピストの寺に 身を捧げんと言いし 忘られぬ 夕月 | 淡谷のり子 | 藤浦洸 | 服部良一 | 服部良一 | 風薫るアカシヤの 青い並木 鐘鳴らすあの丘の 白いチャペル 思いも黄昏(たそが)るる トラピストの寺に 君と手をとり行きし 思い出の あの道 鈴蘭の花咲けば 思い出すよ かの長い細道の ほのかなりや 真白き手をとりて トラピストの寺に 身を捧げんと言いし 忘られぬ 夕月 |
たそがれのマニラあの あかねぐもの丘 燃ゆるような 夕焼の道 あの 真白き 御寺の 鐘の音の 静寂(しずけさ)よ 海辺のみち たそがれて カロマタ(馬車) 白き窓に むらさきの 花リボン そよ風に ひらひらと 島影を 行く 船の 笛の音も ささやかに 空に舞う うす煙 このみなと 暮れて行く | 淡谷のり子 | フィリピン民謡・訳詩:藤浦洸 | フィリピン民謡 | 服部良一 | あの あかねぐもの丘 燃ゆるような 夕焼の道 あの 真白き 御寺の 鐘の音の 静寂(しずけさ)よ 海辺のみち たそがれて カロマタ(馬車) 白き窓に むらさきの 花リボン そよ風に ひらひらと 島影を 行く 船の 笛の音も ささやかに 空に舞う うす煙 このみなと 暮れて行く |
東京ブルース雨が降るふる アパートの 窓の娘よ なに想う ああ 銀座は暮れゆく ネオンが濡れるよ パラソル貸しましょ 三味線堀を 青い上着で いそぐ君 ラッシュ・アワーの たそがれを 君といそいそ エレベーター ああ プラネタリウムの きれいな星空 二人で夢見る 楽しい船路(ふなじ) 仰ぐ南極 十字星 誰も知らない 浅草の 可愛ちいちゃな 喫茶店 ああ あの娘の瞳は フランス人形 わたしを待ち待ち 紅茶のかおり 絽刺しする夜を 鐘が鳴る 昔恋しい 武蔵野の 月はいずこぞ 映画街 ああ 青い灯赤い灯 フィルムは歌うよ 更けゆく新宿 小田急の窓で 君がわかれに 投げる花 | 淡谷のり子 | 西條八十 | 服部良一 | 服部良一 | 雨が降るふる アパートの 窓の娘よ なに想う ああ 銀座は暮れゆく ネオンが濡れるよ パラソル貸しましょ 三味線堀を 青い上着で いそぐ君 ラッシュ・アワーの たそがれを 君といそいそ エレベーター ああ プラネタリウムの きれいな星空 二人で夢見る 楽しい船路(ふなじ) 仰ぐ南極 十字星 誰も知らない 浅草の 可愛ちいちゃな 喫茶店 ああ あの娘の瞳は フランス人形 わたしを待ち待ち 紅茶のかおり 絽刺しする夜を 鐘が鳴る 昔恋しい 武蔵野の 月はいずこぞ 映画街 ああ 青い灯赤い灯 フィルムは歌うよ 更けゆく新宿 小田急の窓で 君がわかれに 投げる花 |
時は唄う愚(おろか)しくても 女の私には いつも恋しかないの…… 悲しみを手紙のように ひろげてみる夜更け どの思い出もみんな 悪くはないものよ あなたの気持がさめたわけも 今なら思いあたる そうよ 私らしくない恋も 月日は風にかえてくれるの 淋しさを氷で割って グラスをあげましょう 見て見ぬふりをしてる あなたの面影へ…… 何度も愛してきてるくせに 別れ際 いつも駄目ね だけど 数えきれぬかげりさえ 月日は唄にかえてくれるの そうよ 私らしくない恋も 月日は風にかえてくれるの | 淡谷のり子 | 有馬三恵子 | 川口真 | | 愚(おろか)しくても 女の私には いつも恋しかないの…… 悲しみを手紙のように ひろげてみる夜更け どの思い出もみんな 悪くはないものよ あなたの気持がさめたわけも 今なら思いあたる そうよ 私らしくない恋も 月日は風にかえてくれるの 淋しさを氷で割って グラスをあげましょう 見て見ぬふりをしてる あなたの面影へ…… 何度も愛してきてるくせに 別れ際 いつも駄目ね だけど 数えきれぬかげりさえ 月日は唄にかえてくれるの そうよ 私らしくない恋も 月日は風にかえてくれるの |
扉くちびるで 私の耳かざりを はずすのが 上手(じょうず)だったわね いいかげん 私を燃やしといて あなただけ 酔いつぶれたわね 別れしな うなじに手をすべらし 見つめてる 目がうるんでたわ 言葉など いらない二人だった くちづけも 交(かわ)さなかったわ 二重(ふたえ)まぶたの 男は嫌いよ いつも いつも 私を こんな目に会わせる どうせまた 戻って来るんでしょう 今度こそ ドアは あけてやらない…… 花畑 飛びかう蝶々なのね ひな菊に 飽(あ)きたらダリアヘ もうあなた 若くはないのだから しばらくは 羽(はね)を休めたら いつもなら こっそり戻って来て このドアを 小さく叩くの なのにもう 五日も過ぎてるのに 足音の 一つもしないわ 二重まぶたの 男は嫌いよ いつも いつも 私を こんな目に 会わせる どうしたの いつもと違うじゃない このドアはずっと あけてあるのに あけてあるのに あけてあるのに…… ラララ…………ラララ……… このドアはずっとあけてあるのに あけてあるのに…… | 淡谷のり子 | 藤公之介 | 服部克久 | | くちびるで 私の耳かざりを はずすのが 上手(じょうず)だったわね いいかげん 私を燃やしといて あなただけ 酔いつぶれたわね 別れしな うなじに手をすべらし 見つめてる 目がうるんでたわ 言葉など いらない二人だった くちづけも 交(かわ)さなかったわ 二重(ふたえ)まぶたの 男は嫌いよ いつも いつも 私を こんな目に会わせる どうせまた 戻って来るんでしょう 今度こそ ドアは あけてやらない…… 花畑 飛びかう蝶々なのね ひな菊に 飽(あ)きたらダリアヘ もうあなた 若くはないのだから しばらくは 羽(はね)を休めたら いつもなら こっそり戻って来て このドアを 小さく叩くの なのにもう 五日も過ぎてるのに 足音の 一つもしないわ 二重まぶたの 男は嫌いよ いつも いつも 私を こんな目に 会わせる どうしたの いつもと違うじゃない このドアはずっと あけてあるのに あけてあるのに あけてあるのに…… ラララ…………ラララ……… このドアはずっとあけてあるのに あけてあるのに…… |
何処にあなた折れたルージュで イニシャルを 書けば鏡に あなたが映る 愛は哀しく なお美しく 胸を埋(うず)める 想い出達よ 何処にあなた 何処にあなた 風の奏でる 口笛に 星は流れる 夜空で踊る 夢は儚(はかな)く また果てしなく 頬に新たな 涙を運ぶ 何処にあなた 何処にあなた 巡る季節の 落書きか 道の落葉で あなたの似顔 人は去り行く ただ傷ついて いつも別離(わかれ)を 背中に乗せて 何処にあなた 何処にあなた 心に刻んだ 忘れ得ぬ人 | 淡谷のり子 | 千家和也 | すぎやまこういち | | 折れたルージュで イニシャルを 書けば鏡に あなたが映る 愛は哀しく なお美しく 胸を埋(うず)める 想い出達よ 何処にあなた 何処にあなた 風の奏でる 口笛に 星は流れる 夜空で踊る 夢は儚(はかな)く また果てしなく 頬に新たな 涙を運ぶ 何処にあなた 何処にあなた 巡る季節の 落書きか 道の落葉で あなたの似顔 人は去り行く ただ傷ついて いつも別離(わかれ)を 背中に乗せて 何処にあなた 何処にあなた 心に刻んだ 忘れ得ぬ人 |
ドニャ・マリキータ花咲けば 胸に浮かぶマドリード 聴こえてくるよ あの唄 牧場の歌 懐しマドリード 二人の恋の故郷 風吹けば 胸に浮かぶマドリード 匂ってくるよ あの花 カンナの花 懐しマドリード ドニャ・マリキータ 恋の唄 麗しのマドリード 今宵歌わん マリキータ マリキータ ドニャ・マリキータ ドニャ・マリキータ 恋の唄 花咲けば 胸に浮かぶマドリード 聴こえてくるよ あの唄 牧場の歌 懐しマドリード 二人の恋の故郷 風吹けば 胸に浮かぶマドリード 匂ってくるよ あの花 カンナの花 懐しマドリード ドニャ・マリキータ 恋の唄 麗しのマドリード 今宵歌わん マリキータ マリキータ ドニャ・マリキータ ドニャ・マリキータ 恋の唄 | 淡谷のり子 | Ardavin | J.Guerrero | | 花咲けば 胸に浮かぶマドリード 聴こえてくるよ あの唄 牧場の歌 懐しマドリード 二人の恋の故郷 風吹けば 胸に浮かぶマドリード 匂ってくるよ あの花 カンナの花 懐しマドリード ドニャ・マリキータ 恋の唄 麗しのマドリード 今宵歌わん マリキータ マリキータ ドニャ・マリキータ ドニャ・マリキータ 恋の唄 花咲けば 胸に浮かぶマドリード 聴こえてくるよ あの唄 牧場の歌 懐しマドリード 二人の恋の故郷 風吹けば 胸に浮かぶマドリード 匂ってくるよ あの花 カンナの花 懐しマドリード ドニャ・マリキータ 恋の唄 麗しのマドリード 今宵歌わん マリキータ マリキータ ドニャ・マリキータ ドニャ・マリキータ 恋の唄 |
ドンニャ・マリキータあのひとがいつも よくうたった むかしの唄 古い唄 日ぐれどきは 何時とはなく くちびるを もれて来るの 憧れと なやみとをうたった さびしい唄 甘い唄 忘れられぬ あのひとふし きかせてよ いまひとたび やわらかい メロディ 軽いリズム マリキタ マリキタ ドンニャ マリキタ ドンニャ マリキタ 愛の唄 あのひとがいつも よくうたった むかしの唄 古い唄 日ぐれどきは 何時とはなく くちびるを もれて来るの マリキタ マリキタ ドンニャ マリキタ ドンニャ マリキタ 愛の唄 | 淡谷のり子 | J.Guerrero・F.Ardavin・訳詩:瀬沼喜久雄 | J.Guerrero・F.Ardavin | 仁木他喜雄 | あのひとがいつも よくうたった むかしの唄 古い唄 日ぐれどきは 何時とはなく くちびるを もれて来るの 憧れと なやみとをうたった さびしい唄 甘い唄 忘れられぬ あのひとふし きかせてよ いまひとたび やわらかい メロディ 軽いリズム マリキタ マリキタ ドンニャ マリキタ ドンニャ マリキタ 愛の唄 あのひとがいつも よくうたった むかしの唄 古い唄 日ぐれどきは 何時とはなく くちびるを もれて来るの マリキタ マリキタ ドンニャ マリキタ ドンニャ マリキタ 愛の唄 |
涙の踊子あわれ恋に破れ おどり狂う處女(おとめ) 赤き薔薇(ばら)をさせどわびしや 胸せまる苦しさに 花びらの散るごとく ラ………… つきぬ涙に踊るよ マ………… 遠く去りし人の かげを追い慕うか 夜毎しのびよる悲しみ うたい踊り狂えど 色あせし我が恋の ラ………… あわれ散りゆくさびしさ | 淡谷のり子 | 藤浦洸 | 服部良一 | 服部良一 | あわれ恋に破れ おどり狂う處女(おとめ) 赤き薔薇(ばら)をさせどわびしや 胸せまる苦しさに 花びらの散るごとく ラ………… つきぬ涙に踊るよ マ………… 遠く去りし人の かげを追い慕うか 夜毎しのびよる悲しみ うたい踊り狂えど 色あせし我が恋の ラ………… あわれ散りゆくさびしさ |
虹のルンバ白バラの花に頬よせ 悲しみを星に歌えば あふれ湧く涙のしずく 水色のシェードににじむ ああ ルンバ ルンバ 女の祈り 想い出は 胸にさそうよ 喜びの夢は儚く 幸せは虹と消えゆく 呼べばとて甲斐なきものと 知りつつも面影慕う ああ ルンバ ルンバ 女の涙 夢去りし 胸を濡らすよ 白バラの花は香れど ひめやかに春は過ぎゆく 一人抱く空しき心 糸切れしギターの唄か ああ ルンバ ルンバ 女の嘆き 空ろなる 胸を揺するよ | 淡谷のり子 | 宮川哲夫 | 吉田正 | | 白バラの花に頬よせ 悲しみを星に歌えば あふれ湧く涙のしずく 水色のシェードににじむ ああ ルンバ ルンバ 女の祈り 想い出は 胸にさそうよ 喜びの夢は儚く 幸せは虹と消えゆく 呼べばとて甲斐なきものと 知りつつも面影慕う ああ ルンバ ルンバ 女の涙 夢去りし 胸を濡らすよ 白バラの花は香れど ひめやかに春は過ぎゆく 一人抱く空しき心 糸切れしギターの唄か ああ ルンバ ルンバ 女の嘆き 空ろなる 胸を揺するよ |
橋夜が私の手をひいて あなたのもとへ連れてゆく 男嫌いになったはず はずだけれども 急ぎ足 渡っても 渡っても 渡りきれない女の橋よ 何が流れる河なのでしょう 私を抱いた男たち 誰も教えてくれなかった いつか知らずに身についた 逃げる男を許すくせ 愛は淋しいお祭りね 祭りのあとに雨が降る 歩いても 歩いても いつかの道で迷って泣いて なんで女に生まれたのかと 遠いふるさと 思い出す どこへ帰れば眠れますか 歩いても 歩いても いつかの道で迷って泣いて なんで女に生まれたのかと 遠いふるさと 思い出す どこへ帰れば眠れますか | 淡谷のり子 | 岡田冨美子 | あかのたちお | | 夜が私の手をひいて あなたのもとへ連れてゆく 男嫌いになったはず はずだけれども 急ぎ足 渡っても 渡っても 渡りきれない女の橋よ 何が流れる河なのでしょう 私を抱いた男たち 誰も教えてくれなかった いつか知らずに身についた 逃げる男を許すくせ 愛は淋しいお祭りね 祭りのあとに雨が降る 歩いても 歩いても いつかの道で迷って泣いて なんで女に生まれたのかと 遠いふるさと 思い出す どこへ帰れば眠れますか 歩いても 歩いても いつかの道で迷って泣いて なんで女に生まれたのかと 遠いふるさと 思い出す どこへ帰れば眠れますか |
花宵闇おかしな人だね 恋の始めと終りには 両手一杯の白い バラを生ける癖がある 娘のようだね 強い香りに囲まれて 胸を熱くして むせているとあなたは言った 今宵 花宵闇 痛むのは何 別れを気配で悟る私の身の不幸 今宵 花宵闇 嘆くのは誰 いくつ 別れを重ねても さよならが下手な女の身の不幸 寂しい人だね 猫も飼わずに 一人切り バラに埋もれて 移り変わる時をどう過ごす やつれたみたいだ どうか体を大切に 無理をしないでと 頬に触れてあなたは言った 今宵 花宵闇 熱いのは何 涙をかくしてしまう私の身の不幸 今宵 花宵闇 辛いのは何故 いくつ別れを重ねても さよならが下手な女の身の不幸 | 淡谷のり子 | 阿木燿子 | 宇崎竜童 | | おかしな人だね 恋の始めと終りには 両手一杯の白い バラを生ける癖がある 娘のようだね 強い香りに囲まれて 胸を熱くして むせているとあなたは言った 今宵 花宵闇 痛むのは何 別れを気配で悟る私の身の不幸 今宵 花宵闇 嘆くのは誰 いくつ 別れを重ねても さよならが下手な女の身の不幸 寂しい人だね 猫も飼わずに 一人切り バラに埋もれて 移り変わる時をどう過ごす やつれたみたいだ どうか体を大切に 無理をしないでと 頬に触れてあなたは言った 今宵 花宵闇 熱いのは何 涙をかくしてしまう私の身の不幸 今宵 花宵闇 辛いのは何故 いくつ別れを重ねても さよならが下手な女の身の不幸 |
バラ色の人生心まどわす目 いつも熱き唇(くち) 私の思ってる あなたの面影 あなたの胸で 私は聞く やさしの言葉 いつも変らぬ 言葉なのに 私はうれしい 私の胸に幸のかげが ある日さしたの あなた故の私よ 私故のあなたなの あなたに逢うと 私の胸ときめく 私の胸に幸のかげが ある日さしたの あなた故の私よ 私故のあなたなの あなたに逢うと 私の胸ときめく | 淡谷のり子 | Edith Piaf | Lou Louigoy | | 心まどわす目 いつも熱き唇(くち) 私の思ってる あなたの面影 あなたの胸で 私は聞く やさしの言葉 いつも変らぬ 言葉なのに 私はうれしい 私の胸に幸のかげが ある日さしたの あなた故の私よ 私故のあなたなの あなたに逢うと 私の胸ときめく 私の胸に幸のかげが ある日さしたの あなた故の私よ 私故のあなたなの あなたに逢うと 私の胸ときめく |
バンドネオン寄せていつの日にも ただひとりの 慰めの友 膝に抱けば 音も低く 声はやさしく 唄につれて わが心も 暫し ときめく なつかしの友よ わがバンドネオン うれしい時の喜びよ 悲しい時には慰めよ 心に遣瀬(やるせ)のない時は 思わず知らず 手に取り上げるよ バンドネオン 日暮れ淋しい黄昏(たそがれ)は わけて憂いのある時は 灯りもともさず たゞひとり かなでる唄に 思いを寄せるよ バンドネオン | 淡谷のり子 | L.Amadori・E.S.Discepolo・訳詩:服部龍太郎 | L.Amadori・E.S.Discepolo | 仁木他喜雄 | いつの日にも ただひとりの 慰めの友 膝に抱けば 音も低く 声はやさしく 唄につれて わが心も 暫し ときめく なつかしの友よ わがバンドネオン うれしい時の喜びよ 悲しい時には慰めよ 心に遣瀬(やるせ)のない時は 思わず知らず 手に取り上げるよ バンドネオン 日暮れ淋しい黄昏(たそがれ)は わけて憂いのある時は 灯りもともさず たゞひとり かなでる唄に 思いを寄せるよ バンドネオン |
巴里祭巴里の街並みに マロニエそよげば 人の心も夢見がちよ よそおいこらして 日暮ともなれば 手を組みて歌い 人はいそぐよ 巴里に夜がくりゃ 巴里は恋の街 夢をば求め人はゆく よそおいこらして 日暮ともなれば 手を組みて歌い 人はいそぐよ 巴里に夜がくりゃ 巴里は恋の街 夢をば求め人はゆく | 淡谷のり子 | R.Clair・J.Gremillon・M.Jaubert・訳詩:松村又一 | R.Clair・J.Gremillon・M.Jaubert | 服部良一 | 巴里の街並みに マロニエそよげば 人の心も夢見がちよ よそおいこらして 日暮ともなれば 手を組みて歌い 人はいそぐよ 巴里に夜がくりゃ 巴里は恋の街 夢をば求め人はゆく よそおいこらして 日暮ともなれば 手を組みて歌い 人はいそぐよ 巴里に夜がくりゃ 巴里は恋の街 夢をば求め人はゆく |
パリの屋根の下パリの大空 うすみどり 春の花を胸に 歌にあるような男ぶり 惚れる方がむりか 頼しい意地と張り 思いこんだら 命がけ 女抱きよせ はなうたで スレトアド パリー ルボンナー 広いパリーに 二人切り 赤い屋根 愛の巣 接吻(せっぷん)するのよ 忘れちゃいや 気絶して死ぬほど かわいがるお前だよ 月がのぞく 恥かしい 恋に楽しい はなうたで スレ トアド パリー セコムサ | 淡谷のり子 | Rene Lucien Chomette・Rene Nazelles・訳詞:八の目源一 | Raoul Moretti | | パリの大空 うすみどり 春の花を胸に 歌にあるような男ぶり 惚れる方がむりか 頼しい意地と張り 思いこんだら 命がけ 女抱きよせ はなうたで スレトアド パリー ルボンナー 広いパリーに 二人切り 赤い屋根 愛の巣 接吻(せっぷん)するのよ 忘れちゃいや 気絶して死ぬほど かわいがるお前だよ 月がのぞく 恥かしい 恋に楽しい はなうたで スレ トアド パリー セコムサ |
悲歌おゝ去(い)にし春よ 恋しや 永久(とわ)にすぎ、心も悲し 百鳥(ももとり)のうた声さり わびしさ募る おう我が君 汝(な)も去(さ)りしか あはたゞし去(い)にし春 あゝ汝(なれ)と興(とも)に離(さか)りぬ 楽しき春は 忍び難くは我か あゝゆかし去(い)にし日の | 淡谷のり子 | J.Massenet・訳詩:二見孝平 | J.Massenet | 奥山貞吉 | おゝ去(い)にし春よ 恋しや 永久(とわ)にすぎ、心も悲し 百鳥(ももとり)のうた声さり わびしさ募る おう我が君 汝(な)も去(さ)りしか あはたゞし去(い)にし春 あゝ汝(なれ)と興(とも)に離(さか)りぬ 楽しき春は 忍び難くは我か あゝゆかし去(い)にし日の |
日暮の窓で小雨にぬれた 日暮の窓で ひとりながめる 遠い空 リンゴ花咲く ふるさとの 母のすがたが 眼にうかぶ 別れてはるか 都会(みやこ)の風に きょうもわびしい 物思い おもい心に ちらちらと 街のつばめよ なぜに飛ぶ はかないけれど いとしいものは 遠い昔の 夢のかず 呼んでみましょか 母さまと 雨の日暮の あの空に | 淡谷のり子 | 高橋掬太郎 | 池田不二男 | | 小雨にぬれた 日暮の窓で ひとりながめる 遠い空 リンゴ花咲く ふるさとの 母のすがたが 眼にうかぶ 別れてはるか 都会(みやこ)の風に きょうもわびしい 物思い おもい心に ちらちらと 街のつばめよ なぜに飛ぶ はかないけれど いとしいものは 遠い昔の 夢のかず 呼んでみましょか 母さまと 雨の日暮の あの空に |
ヒターナ・ヒターナ ―踊るジプシー―陽は中空(なかぞら)に 風さえ香る 森のほとりに 手を打ち鳴らし 踊り乱れるよ 流浪(さすらい)の民 怪しく騒ぎ 燃え立つ血潮 唄え、唄え、流浪(さすらい)の唄、唄えや 流れ流れて、憂いを知らぬ 唄え、唄え、流浪(さすらい)の唄、唄えや 楡の梢に 月さしのぼる かゞり火は燃え めぐる盃 笑いさゞめくよ 流浪(さすらい)の民 唄に踊りに 更けて行く夜 唄え、唄え、流浪(さすらい)の唄、唄えや 流れ流れて、つかれも知らぬ 唄え、唄え、流浪(さすらい)の唄、唄えや 唄え、唄え、流浪(さすらい)の唄、唄えや | 淡谷のり子 | F.Prado・M.Romero・訳詩:桐山麗吉 | F.Prado・M.Romero | 奥山貞吉 | 陽は中空(なかぞら)に 風さえ香る 森のほとりに 手を打ち鳴らし 踊り乱れるよ 流浪(さすらい)の民 怪しく騒ぎ 燃え立つ血潮 唄え、唄え、流浪(さすらい)の唄、唄えや 流れ流れて、憂いを知らぬ 唄え、唄え、流浪(さすらい)の唄、唄えや 楡の梢に 月さしのぼる かゞり火は燃え めぐる盃 笑いさゞめくよ 流浪(さすらい)の民 唄に踊りに 更けて行く夜 唄え、唄え、流浪(さすらい)の唄、唄えや 流れ流れて、つかれも知らぬ 唄え、唄え、流浪(さすらい)の唄、唄えや 唄え、唄え、流浪(さすらい)の唄、唄えや |
人の気も知らないで人の気も知らないで おんな泣かせ すがるに冷たい目の色 仕打ちのつれなさ 若いうちと言わぬばかり 花のかげ 灯のかげ 情け知らずほんとに ほんとに知らない | 淡谷のり子 | Maurice Aubret | Guy Zoka | | 人の気も知らないで おんな泣かせ すがるに冷たい目の色 仕打ちのつれなさ 若いうちと言わぬばかり 花のかげ 灯のかげ 情け知らずほんとに ほんとに知らない |
冬子のブルース冬子はひたすら 生きたのに 冬子のからだは 冬子をすてた だれかが操る 運命の糸に ひかれているとも 知らないで ああ 冬子は 銀座へきた女 冬子は負けない 女だと 冬子はきかせる 冬子の胸に ひとりで守った 女の城が 傾く夜更けの ネオン街 ああ 冬子のこころに 雪がふる 冬子はいけない 女だと 冬子の噂が 冬子を包む 曲っていたのは 世の中なのに 唇ひらけば しみる夜風 ああ 冬子は枯葉を 口ずさむ | 淡谷のり子 | 星野哲郎 | 鏑木創 | | 冬子はひたすら 生きたのに 冬子のからだは 冬子をすてた だれかが操る 運命の糸に ひかれているとも 知らないで ああ 冬子は 銀座へきた女 冬子は負けない 女だと 冬子はきかせる 冬子の胸に ひとりで守った 女の城が 傾く夜更けの ネオン街 ああ 冬子のこころに 雪がふる 冬子はいけない 女だと 冬子の噂が 冬子を包む 曲っていたのは 世の中なのに 唇ひらけば しみる夜風 ああ 冬子は枯葉を 口ずさむ |
星降る港のブルース星降る港の あの波止場で さよならも 言わずに別れたが ああ この胸に この腕に あの人の囁きは そっと残っているよ 愛しているのよ 忘れられぬ 呼んだとて 返るは波ばかり ああ この涙 渇くまで この嘆き消えるまで 泣いているだけよ 星降る港の あの波止場で 泣いていた 一人で泣いていた ああ あの人と別れたら 星も夜も夢うつつ 沖を見ているよ | 淡谷のり子 | 井田誠一 | 松井八郎 | | 星降る港の あの波止場で さよならも 言わずに別れたが ああ この胸に この腕に あの人の囁きは そっと残っているよ 愛しているのよ 忘れられぬ 呼んだとて 返るは波ばかり ああ この涙 渇くまで この嘆き消えるまで 泣いているだけよ 星降る港の あの波止場で 泣いていた 一人で泣いていた ああ あの人と別れたら 星も夜も夢うつつ 沖を見ているよ |
ボンジュール・パリやさしい昔の あのシャンソン いつの日もあたしの心に切なくよみ返る セエヌの岸辺で夢見る思い出 なつかしいあの町よ ボンジュールパリ 恋人 ボンジュールパリ いつまでも 夜の裏町に流れるアコルデオン あたしによびかける やさしいあの歌 | 淡谷のり子 | Francis Carco・訳詞:管美紗緒 | Joseph Kosma | | やさしい昔の あのシャンソン いつの日もあたしの心に切なくよみ返る セエヌの岸辺で夢見る思い出 なつかしいあの町よ ボンジュールパリ 恋人 ボンジュールパリ いつまでも 夜の裏町に流れるアコルデオン あたしによびかける やさしいあの歌 |
ポエマああ 遥かなる君よ 呼びてひとり偲ぶ ああ悲しき唄 たそがれ迫る窓よ ああ 胸に秘めし恋 永遠に尽きぬ涙 花咲けど 君は去りて帰らず ああ 胸に秘めし恋 永遠に尽きぬ涙 花咲けど 君は去りて帰らず | 淡谷のり子 | Eduardo Bianco | Mario Melfi | | ああ 遥かなる君よ 呼びてひとり偲ぶ ああ悲しき唄 たそがれ迫る窓よ ああ 胸に秘めし恋 永遠に尽きぬ涙 花咲けど 君は去りて帰らず ああ 胸に秘めし恋 永遠に尽きぬ涙 花咲けど 君は去りて帰らず |
マリア・ラ・オ月赤く 波白く もだえるような 笛の音に 何もかも 忘れ果て 夢見る恋の夜よ 水色の そよ風に 囁くようなセレナーデ 口づけに 溜息に 咲き香る 恋の花 マリア・ラ・オ キューバから マリア・ラ・オ 逢いに来た 星影によりそえば この胸に燃える炎 マリア・ラ・オ いつまでも マリア・ラ・オ ただ二人 島の恋唄 マリア・ラ・オ 歌おうよ マリア・ラ・オ いつまでも マリア・ラ・オ ただ二人 島の恋唄 マリア・ラ・オ 歌おうよ | 淡谷のり子 | Ernesto Lecuona | Ernesto Lecuona | | 月赤く 波白く もだえるような 笛の音に 何もかも 忘れ果て 夢見る恋の夜よ 水色の そよ風に 囁くようなセレナーデ 口づけに 溜息に 咲き香る 恋の花 マリア・ラ・オ キューバから マリア・ラ・オ 逢いに来た 星影によりそえば この胸に燃える炎 マリア・ラ・オ いつまでも マリア・ラ・オ ただ二人 島の恋唄 マリア・ラ・オ 歌おうよ マリア・ラ・オ いつまでも マリア・ラ・オ ただ二人 島の恋唄 マリア・ラ・オ 歌おうよ |
マリネラマリネラ 君よわが腕に 踊れ夜明けまで 愛のこのルンバ やさしのリズムに誘われ はるかゆくところ 青き夢の里 この身にもたれて 手に手を持ち添え 情けの眼差し 気を惹くいとし こころとこころと 相寄るこよなき幸よ マリネラ 君よわが腕に 踊れ夜明けまで 愛のこのルンバ ララララララ…… この身にもたれて 手に手を持ち添え 情けの眼差し 気を惹くいとし こころとこころと 相寄るこよなき幸よ マリネラ 君よわが腕に 踊れ夜明けまで 愛のこのルンバ | 淡谷のり子 | V.Scotto | E.Audiffred | | マリネラ 君よわが腕に 踊れ夜明けまで 愛のこのルンバ やさしのリズムに誘われ はるかゆくところ 青き夢の里 この身にもたれて 手に手を持ち添え 情けの眼差し 気を惹くいとし こころとこころと 相寄るこよなき幸よ マリネラ 君よわが腕に 踊れ夜明けまで 愛のこのルンバ ララララララ…… この身にもたれて 手に手を持ち添え 情けの眼差し 気を惹くいとし こころとこころと 相寄るこよなき幸よ マリネラ 君よわが腕に 踊れ夜明けまで 愛のこのルンバ |
満州ブルース楡(にれ)の並木の 夕月に 泣いたとて 泣いたとて 花は花ゆえ 風に散る 若い涙を 胡弓に寄せて 今宵歌おうよ 満州ブルース そよぐ高梁 野の涯に 呼んだとて 呼んだとて 夢は夢ゆえ 帰りゃせぬ 胸の嘆きを せつない夜を 泣いて歌おうよ 満州ブルース 嬉しなつかし ハルピンの 赤い灯よ 青い灯よ あすは別れて 旅の鳥 今度逢う日を 希望にかけて 歌い明かそうよ 満州ブルース | 淡谷のり子 | 久保田宵二 | 服部良一 | 服部良一 | 楡(にれ)の並木の 夕月に 泣いたとて 泣いたとて 花は花ゆえ 風に散る 若い涙を 胡弓に寄せて 今宵歌おうよ 満州ブルース そよぐ高梁 野の涯に 呼んだとて 呼んだとて 夢は夢ゆえ 帰りゃせぬ 胸の嘆きを せつない夜を 泣いて歌おうよ 満州ブルース 嬉しなつかし ハルピンの 赤い灯よ 青い灯よ あすは別れて 旅の鳥 今度逢う日を 希望にかけて 歌い明かそうよ 満州ブルース |
メランコリーむらさきの煙とグラスに溺れ うつろな胸淋しい心よ メランコリー しのびよる酒場の夜更けに 酒と煙草に酔いしれ むせび泣くこの胸は 望みも夢もなく 果てないうれいに 夜毎けだるい吐息に閉ざされて唄う 明日(あす)は恋もよろこびも きっとかえるだろう 夜の明けるまで グラスを幾度(いくたび)も重(かさ)ね メランコリー やるせない 女のため息 酒と煙草に酔いしれて 今宵も唄う | 淡谷のり子 | Pierre Dudan・訳詞:薩摩忠 | Alain Romans | | むらさきの煙とグラスに溺れ うつろな胸淋しい心よ メランコリー しのびよる酒場の夜更けに 酒と煙草に酔いしれ むせび泣くこの胸は 望みも夢もなく 果てないうれいに 夜毎けだるい吐息に閉ざされて唄う 明日(あす)は恋もよろこびも きっとかえるだろう 夜の明けるまで グラスを幾度(いくたび)も重(かさ)ね メランコリー やるせない 女のため息 酒と煙草に酔いしれて 今宵も唄う |
眼を閉じてやさしくシェリー 瞳を閉じ 低い声で囁やいて欲しいの ふるえる手に 支えられて しびれるように 悶える心よ ただ静かなやみに 愛の匂いがこぼれる 何故か この心は あなたに酔う 愛されてるよろこびに燃えて 暗いやみの世界に私は燃えるのよ むせるような 吐息と髪の毛の匂いは やさしくシェリー 瞳を閉じ 低い声で囁やいて欲しいの ふるえる手に 支えられて しびれるように 悶える心よ ただ静かなやみに 愛の匂いがこぼれる 何故か この心は あなたに酔う わたしのすべてまかせて 閉じましょう 瞳を | 淡谷のり子 | Henri Alexandre Contet・訳詞:薩摩忠 | Louis Ferrari Tean Pean Paynac | | やさしくシェリー 瞳を閉じ 低い声で囁やいて欲しいの ふるえる手に 支えられて しびれるように 悶える心よ ただ静かなやみに 愛の匂いがこぼれる 何故か この心は あなたに酔う 愛されてるよろこびに燃えて 暗いやみの世界に私は燃えるのよ むせるような 吐息と髪の毛の匂いは やさしくシェリー 瞳を閉じ 低い声で囁やいて欲しいの ふるえる手に 支えられて しびれるように 悶える心よ ただ静かなやみに 愛の匂いがこぼれる 何故か この心は あなたに酔う わたしのすべてまかせて 閉じましょう 瞳を |
モルーチャ南の国 恋のフェイスタ 君と逢える 欣びの宵 レモンの花 香れる野辺 湖水(いずみ)の畔(ほとり)で かたりし恋よ モルーチャ モルーチャ グラナダの花 楽しき想い出を秘めし 美わし ほゝ笑む 君の眸よ 忘れがたき まぼろしに むせぶわが胸 一夜の恋 夜毎もとめ 一人たどる 街の灯かげに ギターのしらべ 微笑むこび シェリーの香に 想いつのるは モルーチャ モルーチャ 恋のまぼろし なつかし 君のおも影も むなしく わびしき 過ぎし日の夢 いまは若き 想い出に 泣くわが心よ モルーチャ モルーチャ | 淡谷のり子 | J.Q.Munoz・J.Garcia・訳詩:奥山靉 | J.Q.Munoz・J.Garcia | 仁木他喜雄 | 南の国 恋のフェイスタ 君と逢える 欣びの宵 レモンの花 香れる野辺 湖水(いずみ)の畔(ほとり)で かたりし恋よ モルーチャ モルーチャ グラナダの花 楽しき想い出を秘めし 美わし ほゝ笑む 君の眸よ 忘れがたき まぼろしに むせぶわが胸 一夜の恋 夜毎もとめ 一人たどる 街の灯かげに ギターのしらべ 微笑むこび シェリーの香に 想いつのるは モルーチャ モルーチャ 恋のまぼろし なつかし 君のおも影も むなしく わびしき 過ぎし日の夢 いまは若き 想い出に 泣くわが心よ モルーチャ モルーチャ |
野球シャンソンあなた早稲田が好きなのね 妾しゃ慶應敵味方 もめる二人の恋の仲 ホンニ罪なはリーグ戦 ソレ リーグ戦 粋なピッチャーのモーションに ネット裏でも 逆モーション 見せに来たのか見に来たか ちょいと取出すコンパクト ソレ コンパクト 振られ振られて三度振り 恋のひじ鉄いやなもの 今度こそはと出てみたら デッドボールで又振られ ソレ 又振られ 早いランナーお気をつけ スチールホームはお手のもの 要心しないと心まで 知らぬ間に盗まれる ソレ 盗まれる とんだガールに目をくばり 一寸と恋人見つけ出し 思いを投げたい知らせたい うまくウインクとゞけたい それ とゞけたい | 淡谷のり子 | 菊田一夫 | 奥山貞吉 | 奥山貞吉 | あなた早稲田が好きなのね 妾しゃ慶應敵味方 もめる二人の恋の仲 ホンニ罪なはリーグ戦 ソレ リーグ戦 粋なピッチャーのモーションに ネット裏でも 逆モーション 見せに来たのか見に来たか ちょいと取出すコンパクト ソレ コンパクト 振られ振られて三度振り 恋のひじ鉄いやなもの 今度こそはと出てみたら デッドボールで又振られ ソレ 又振られ 早いランナーお気をつけ スチールホームはお手のもの 要心しないと心まで 知らぬ間に盗まれる ソレ 盗まれる とんだガールに目をくばり 一寸と恋人見つけ出し 思いを投げたい知らせたい うまくウインクとゞけたい それ とゞけたい |
夢見橋この橋で振り向く人は もう二度と逢えないと言う よそ見せずに渡るんだよと あの人は声をひそめた 初恋の夢は遙かに 春から秋へ夢見橋 よどみなく生きてきたのかと 流れくる川が聞いてます 二歩走り又立ち止まり 泣き顔で振り向いた時 雨雲が陽をさえぎって あの人を影にかえてた 初恋の夢もかすかに 夏から冬へ夢見橋 忘れずに戻って来たねと ほころんだ花が揺れてます 愛してた記憶もうすれ 恨んでた想いも去った 許す事忘れる事を ひとつずつ覚えたのです 初恋の夢のいろどり 色鮮やかに夢見橋 人生は浮き沈みだよと 水の上月が語ります | 淡谷のり子 | 松本隆 | 筒美京平 | | この橋で振り向く人は もう二度と逢えないと言う よそ見せずに渡るんだよと あの人は声をひそめた 初恋の夢は遙かに 春から秋へ夢見橋 よどみなく生きてきたのかと 流れくる川が聞いてます 二歩走り又立ち止まり 泣き顔で振り向いた時 雨雲が陽をさえぎって あの人を影にかえてた 初恋の夢もかすかに 夏から冬へ夢見橋 忘れずに戻って来たねと ほころんだ花が揺れてます 愛してた記憶もうすれ 恨んでた想いも去った 許す事忘れる事を ひとつずつ覚えたのです 初恋の夢のいろどり 色鮮やかに夢見橋 人生は浮き沈みだよと 水の上月が語ります |
夜が好きなのラ……… 夜が好きなの ふたりの夢が もえるから ラ……… 私は……… 夜が好きなの まぶしすぎるわ 朝のひかりは……… 悲しすぎるわ 苦しすぎるわ 朝のひかりは……… 夜が好きなの あなたの嘘が 消えるから ラ……… 私は……… 夜が好きなの まぶしすぎるわ 朝のひかりは……… 私は……… 夜が好きなの | 淡谷のり子 | 平田謙二 | 和田香苗 | 小谷充 | ラ……… 夜が好きなの ふたりの夢が もえるから ラ……… 私は……… 夜が好きなの まぶしすぎるわ 朝のひかりは……… 悲しすぎるわ 苦しすぎるわ 朝のひかりは……… 夜が好きなの あなたの嘘が 消えるから ラ……… 私は……… 夜が好きなの まぶしすぎるわ 朝のひかりは……… 私は……… 夜が好きなの |
夜のタンゴ胸に迫る 懐しのタンゴ ただ一人聴く 愛のメロディ 花の香り 月の溜息 熱き口づけ 哀れ夢か 今宵星は 遠く流れて 永遠に還らず 君よいずこ 一人聴けば 涙あふれて 胸はときめく 夜のタンゴ 風にむせび 狭霧にうるむ 街の灯りは 我を招く 忘れられぬ 若き日のタンゴ 君と踊りし 夜のタンゴ | 淡谷のり子 | H.F.beckmann | H.O.Bargmann | | 胸に迫る 懐しのタンゴ ただ一人聴く 愛のメロディ 花の香り 月の溜息 熱き口づけ 哀れ夢か 今宵星は 遠く流れて 永遠に還らず 君よいずこ 一人聴けば 涙あふれて 胸はときめく 夜のタンゴ 風にむせび 狭霧にうるむ 街の灯りは 我を招く 忘れられぬ 若き日のタンゴ 君と踊りし 夜のタンゴ |
夜のタンゴ夜のとばり 紫にゆれ バラの花咲き 甘く香る 白き夢に 心ふるわせ 悲しみ忘れて 愛を誓う 火花散らし 燃ゆる恋に 胸はときめき 狂おしく舞う 白き夢よ 儚なきよろこび 踊りつづける 夜のタンゴ 火花散らし 燃ゆる恋に 胸はときめき 狂おしく舞う 白き夢よ 儚なきよろこび 踊りつづける 夜のタンゴ | 淡谷のり子 | H.F.Beckmann・H.O.Borgmann・訳詩:淡谷のり子 | H.F.Beckmann・H.O.Borgmann | 大柿隆 | 夜のとばり 紫にゆれ バラの花咲き 甘く香る 白き夢に 心ふるわせ 悲しみ忘れて 愛を誓う 火花散らし 燃ゆる恋に 胸はときめき 狂おしく舞う 白き夢よ 儚なきよろこび 踊りつづける 夜のタンゴ 火花散らし 燃ゆる恋に 胸はときめき 狂おしく舞う 白き夢よ 儚なきよろこび 踊りつづける 夜のタンゴ |
夜のプラットホーム星はまたたき 夜ふかく 鳴りわたる 鳴りわたる プラットホームの 別れのベルよ さよなら さよなら 君いつかえる 人は散りはて ただひとり いつまでも いつまでも 柱によりそい たたずむわたし さよなら さよなら 君いつかえる 窓にのこした あの言葉 なかないで なかないで 瞼にやきつく 淋しい笑顔 さよなら さよなら 君いつかえる | 淡谷のり子 | 奥野椰子夫 | 服部良一 | 親泊正昇 | 星はまたたき 夜ふかく 鳴りわたる 鳴りわたる プラットホームの 別れのベルよ さよなら さよなら 君いつかえる 人は散りはて ただひとり いつまでも いつまでも 柱によりそい たたずむわたし さよなら さよなら 君いつかえる 窓にのこした あの言葉 なかないで なかないで 瞼にやきつく 淋しい笑顔 さよなら さよなら 君いつかえる |
ラ・クンパルシータタンゴ そははかなき なに香るバラの 花にもにて 静けき夜に 音もなく消えて ふりむく人なく 忘れられる 歌え ラ・クンパルシータ 燃える思いこめ 笑いも涙も 知るはこの歌 タンゴアルヘンティーノこそ 心もて歌う 偽りと夢の この世を アーアーゝゝ 流れるしらべ その後慕い 我らも歌およ ラ・クンパルシータ | 淡谷のり子 | G.M.Rodriguez・P.Contursi・E.Maroni・訳詩:高橋忠雄 | G.M.Rodriguez・P.Contursi・E.Maroni | 仁木他喜雄 | タンゴ そははかなき なに香るバラの 花にもにて 静けき夜に 音もなく消えて ふりむく人なく 忘れられる 歌え ラ・クンパルシータ 燃える思いこめ 笑いも涙も 知るはこの歌 タンゴアルヘンティーノこそ 心もて歌う 偽りと夢の この世を アーアーゝゝ 流れるしらべ その後慕い 我らも歌およ ラ・クンパルシータ |
ラ・メールラ・メール おどるよ入江にそい 銀色の影は変りゆく 小雨に ラ・メール 夏の空の綿雲 気高きエンジェルと涯しなく まじりあう ごらん 岸辺の ぬれた茸(あし)を ごらん かもめの竝ぶ家を ラ・メール 静かな愛の歌に 我が胸は和(なご)む 永久(とこしえ)に 我が胸 | 淡谷のり子 | C.Trenet・訳詞:渡辺和夫 | C.Trenet・Albert Lasry | | ラ・メール おどるよ入江にそい 銀色の影は変りゆく 小雨に ラ・メール 夏の空の綿雲 気高きエンジェルと涯しなく まじりあう ごらん 岸辺の ぬれた茸(あし)を ごらん かもめの竝ぶ家を ラ・メール 静かな愛の歌に 我が胸は和(なご)む 永久(とこしえ)に 我が胸 |
ルムバ・タンバ青い空に 輝く日よ マラカス打ち振り うたおうよルンバ やさし調べ 心こめて あの思い出のために うたおう 青い空に 輝く日よ マラカス打ち振り うたおうよルンバ やさし調べ 心こめて あの思い出のために うたおう 常夏の国に 生きる娘たちは 心も明るく 浜辺に呼ぶその声は オオオオ オオオオ オオオ キューバのきれいな娘さん みんなで楽しく このひととき 明日来る人に よせるこの歌 おおルンバネグラ 悩みの影は消えて おおルンバネグラ 燃えあがる若き楽しの歌よ おおルンバネグラ 悩みの影は消えて おおルンバネグラ 燃えあがる若き楽しの歌よ | 淡谷のり子 | R.Harnandez・訳詩:高橋忠雄 | R.Harnandez | 仁木他喜雄 | 青い空に 輝く日よ マラカス打ち振り うたおうよルンバ やさし調べ 心こめて あの思い出のために うたおう 青い空に 輝く日よ マラカス打ち振り うたおうよルンバ やさし調べ 心こめて あの思い出のために うたおう 常夏の国に 生きる娘たちは 心も明るく 浜辺に呼ぶその声は オオオオ オオオオ オオオ キューバのきれいな娘さん みんなで楽しく このひととき 明日来る人に よせるこの歌 おおルンバネグラ 悩みの影は消えて おおルンバネグラ 燃えあがる若き楽しの歌よ おおルンバネグラ 悩みの影は消えて おおルンバネグラ 燃えあがる若き楽しの歌よ |
別れの曲緑に赫(かがよ)う夢いずこ リラ散りぬ 両手に溢れし幸 はやも失せて ああ 霙(みぞれ)すすれば 還り来ぬ恋の詩 別れの言葉も 吹かれて ちぎれて ああ 落葉は汝が肩に 今ぞ かかれり ああ 今ぞ悲しき 我が胸の火の想い 別れの言葉も 吹かれて ちぎれて ああ 落葉は汝が肩も 我が頬に涙も 涙も | 淡谷のり子 | 大木惇夫・伊藤武雄 | F.Chopin | | 緑に赫(かがよ)う夢いずこ リラ散りぬ 両手に溢れし幸 はやも失せて ああ 霙(みぞれ)すすれば 還り来ぬ恋の詩 別れの言葉も 吹かれて ちぎれて ああ 落葉は汝が肩に 今ぞ かかれり ああ 今ぞ悲しき 我が胸の火の想い 別れの言葉も 吹かれて ちぎれて ああ 落葉は汝が肩も 我が頬に涙も 涙も |
別れのブルース窓を開ければ 港が見える メリケン波止場の 灯が見える 夜風 潮風 恋風のせて 今日の出船は どこへ行く むせぶ心よ はかない恋よ 踊るブルースの 切なさよ 腕にいかりの 入れずみほって やくざに強い マドロスの お国言葉は 違っていても 恋には弱い すすり泣き 二度と逢えない 心と心 踊るブルースの 切なさよ | 淡谷のり子 | 藤浦洸 | 服部良一 | | 窓を開ければ 港が見える メリケン波止場の 灯が見える 夜風 潮風 恋風のせて 今日の出船は どこへ行く むせぶ心よ はかない恋よ 踊るブルースの 切なさよ 腕にいかりの 入れずみほって やくざに強い マドロスの お国言葉は 違っていても 恋には弱い すすり泣き 二度と逢えない 心と心 踊るブルースの 切なさよ |
私此頃憂鬱よ情けの壺に咲いた花 涙の庭に散った花 命もうすく咲いて散る 花のこころを誰が知ろ あたし この頃 憂鬱よ 情けに死する恋もある 義理ゆえ背く恋もある はかなき運命(さだめ)うつし世の 恋の命を誰が知ろ あたし この頃 憂鬱よ 涙に秘めし恋のかげ うつろに似たるこの心 なやみはふかしあけくれの 暗い命を誰が知ろ あたし この頃 憂鬱よ | 淡谷のり子 | 高橋掬太郎 | 古賀政男 | 古賀政男 | 情けの壺に咲いた花 涙の庭に散った花 命もうすく咲いて散る 花のこころを誰が知ろ あたし この頃 憂鬱よ 情けに死する恋もある 義理ゆえ背く恋もある はかなき運命(さだめ)うつし世の 恋の命を誰が知ろ あたし この頃 憂鬱よ 涙に秘めし恋のかげ うつろに似たるこの心 なやみはふかしあけくれの 暗い命を誰が知ろ あたし この頃 憂鬱よ |
私の悲しい恋忘れられない 二人の恋は 花咲く五月に 芽ばえた恋よ あの人と ただ二人 暮らしてた あの頃 あの人の やさしさに 恋の夢 見てた日 甘い唄 聴きながら 幸せに胸ふるえ あの胸にほほ寄せて 歓びに燃えていた 今は昔の 二人の恋は 二度とは帰らぬ 悲しい恋よ 目を閉じて 思い出す 春の日の ささやき あの頃の 幸せを 今はもう 帰らず うたかたの恋の夢 はかなくも消え失せて 悲しみに閉ざされて 胸ぬらす涙よ | 淡谷のり子 | Samson | Samson | | 忘れられない 二人の恋は 花咲く五月に 芽ばえた恋よ あの人と ただ二人 暮らしてた あの頃 あの人の やさしさに 恋の夢 見てた日 甘い唄 聴きながら 幸せに胸ふるえ あの胸にほほ寄せて 歓びに燃えていた 今は昔の 二人の恋は 二度とは帰らぬ 悲しい恋よ 目を閉じて 思い出す 春の日の ささやき あの頃の 幸せを 今はもう 帰らず うたかたの恋の夢 はかなくも消え失せて 悲しみに閉ざされて 胸ぬらす涙よ |
私の心はフリージア今 私の心は 淡く黄色のフリージア ただ あなたの心に 優しく受けとめて 初恋の人を抱くように 私を包んで 今は 今 波うつ心に 迷い揺れているフリージア まだ 消せない過去を 恐がる私なの 初恋の人を抱くように 優しく包んで 今は 悲しい愛をくり返したくないの 子供じみた ためらいを許して とり戻せそうな幸せの中で 今 私の心は かすかに咲き初むフリージア もう あなたのためだけ におう花一さし 初恋の人を抱くように 私を包んで 今は 悲しい愛をくり返したくないの 子供じみた ためらいを許して とり戻せそうな幸せの中で | 淡谷のり子 | 小椋佳 | 小椋佳 | | 今 私の心は 淡く黄色のフリージア ただ あなたの心に 優しく受けとめて 初恋の人を抱くように 私を包んで 今は 今 波うつ心に 迷い揺れているフリージア まだ 消せない過去を 恐がる私なの 初恋の人を抱くように 優しく包んで 今は 悲しい愛をくり返したくないの 子供じみた ためらいを許して とり戻せそうな幸せの中で 今 私の心は かすかに咲き初むフリージア もう あなたのためだけ におう花一さし 初恋の人を抱くように 私を包んで 今は 悲しい愛をくり返したくないの 子供じみた ためらいを許して とり戻せそうな幸せの中で |
私のトランペット「トランペット!」 「トランペット!」 「おお 私のペット」 おおトランペット あたしの恋人 いつも悩ましく 甘い歌を唄う 可愛いペットよ いつもこの胸に スウィングを出して あたしを悩ます 美しい歌の調べに 心とられて 嬉しい時も 悲しい時も 慰められる あたしなの おおトランペット あたしの恋人 思い出の歌を あたしに聴かせて 美しい歌の調べに 心とられて 嬉しい時も 悲しい時も 慰められる あたしなの おおトランペット あたしの恋人 思い出の歌を あたしに聴かせて | 淡谷のり子 | 服部良一 | 服部良一 | 服部良一 | 「トランペット!」 「トランペット!」 「おお 私のペット」 おおトランペット あたしの恋人 いつも悩ましく 甘い歌を唄う 可愛いペットよ いつもこの胸に スウィングを出して あたしを悩ます 美しい歌の調べに 心とられて 嬉しい時も 悲しい時も 慰められる あたしなの おおトランペット あたしの恋人 思い出の歌を あたしに聴かせて 美しい歌の調べに 心とられて 嬉しい時も 悲しい時も 慰められる あたしなの おおトランペット あたしの恋人 思い出の歌を あたしに聴かせて |